JPH10244672A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10244672A
JPH10244672A JP9053071A JP5307197A JPH10244672A JP H10244672 A JPH10244672 A JP H10244672A JP 9053071 A JP9053071 A JP 9053071A JP 5307197 A JP5307197 A JP 5307197A JP H10244672 A JPH10244672 A JP H10244672A
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pigment
meniscus
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仁史 峯本
Yoshihiro Hagiwara
良広 萩原
Junichi Suetsugu
淳一 末次
Tadashi Mizoguchi
忠志 溝口
Hitoshi Takemoto
人司 竹本
Kazuo Shima
和男 島
Toru Yakushiji
徹 薬師寺
Tomoya Saeki
智也 佐伯
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    • B41J2002/061Ejection by electric field of ink or of toner particles contained in ink

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パルス状の排出電圧なしに色材粒子の吐出が生
じる自発吐出を防止する。 【解決手段】このインクジェット記録装置は、顔料系イ
ンクが満たされているインク室と、この顔料系インク中
の色材粒子を電気泳動現象によりインク吐出口へ集中さ
せるための電気泳動電極と、インク吐出口へ集中した色
材粒子を排出させて記録媒体上に飛翔させるための複数
の排出電極と、電気泳動電極への印加電圧を制御する手
段とを設け、電気泳動電極印加電圧を目的電圧にするま
でに、顔料系インクのメニスカス変形時定数が常時顔料
系インク時定数ε/σよりも小さい電圧を階段状に印加
するように制御したり、顔料系インク時定数ε/σより
も大きい電圧を階段状に印加するように制御したり、ま
たは、顔料系インク時定数ε/σで立ち上がっていくよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に顔料系インク中の色材粒子を電気泳動
現象により制御するようにしたインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、最近関心を集めている。その中で、簡単な機
構で記録媒体上に直接高速記録が可能であり、しかも普
通紙に記録の行えるインクジェット記録法は極めて有力
な記録法であって、これまでにも様々な方式が提案され
ている。
【0003】従来、この種のインクジェット記録装置
は、例えば特開昭60ー228162号公報に示される
ように、記録媒体背面に設けた電極と、これに対向した
針状の排出電極間に電圧を印加し、発生した電界の静電
力により、インク等の色材を飛翔せしめ、記録を行う方
法がある。
【0004】図6はこの従来のインクジェット記録装置
の概略図である。図6を参照すると、この従来のインク
ジェット記録装置は顔料系インク10が満たされている
インク室1と、この顔料系インク10中の色材粒子を電
気泳動現象によりインク吐出口2へ集中させるための電
気泳動電極3と、インク吐出口2へ集中した色材粒子を
排出させ記録媒体4上に飛翔させるための複数の排出電
極5と、この排出電極5に対向し記録媒体4の背面に配
設した対向電極9とを有している。
【0005】インク吐出口2は各排出電極5の先端で凸
状の顔料系インク10のメニスカスができるように、流
路壁8により各排出電極5毎に仕切られている。インク
室1は、インク供給口6とインク排出口7とで不図示の
インクタンクとチューブとにより接続されており、イン
ク室1内のインクに背圧を付与するとともにインク室1
内の顔料系インク10は強制的に循環されている。
【0006】図7はこの従来のインクジェット記録装置
の電気泳動電極と排出電極への印加電圧波形図である。
図6および図7を参照して、この従来のインクジェット
記録装置の動作について説明する。このインクジェット
記録装置は帯電している色材粒子を含んでいる顔料系イ
ンクに電界を加えると色材粒子が電界の下で一方向に動
くという電気泳動現象を利用したものである。
【0007】すなわち、電気泳動電極3に一定電圧V1
を与え、顔料系インク10が満たされているインク室1
に電界を加えると顔料系インク10中の色材粒子がイン
ク吐出口2へある電気泳動速度で移動し、排出電極5先
端に凸状の顔料系インク10のメニスカスが形成され
る。色材粒子の排出を行う排出電極5に電圧V2、時間
T0のパルス状の排出電圧を印加すると、静電気力によ
って色材粒子は排出電極5の先端部に移動し集中する。
【0008】色材粒子は、静電気力によってメニスカス
力、顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝って、
このパルス状の排出電圧に同期したタイミングで微小な
飛翔粒子群11となって排出電極5の先端部から飛翔
し、記録媒体4上に付着する。色材粒子の補給が行わ
れ、この様な動作が繰り返されて記録媒体4上に画像が
形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
ト記録装置の問題点は、排出電極へのパルス状の排出電
圧なしに色材粒子が吐出するという自発吐出が生じてし
まい、画像の品質に影響を与える恐れがあるということ
である。
【0010】その理由について、説明する前に色材粒子
の移動度、電荷緩和時間、メニスカスの変形時定数につ
いて説明する。
【0011】色材粒子の移動度α[(m/s)/(V/
m)]は一般にα=εζ/6πμで与えられる。ここ
で、εは媒質の誘電率、ζはゼータ電位、μは粘度であ
る。この移動度αは顔料系インクが持つ特性値であり、
電気泳動電極へ印加した電圧によって生じる電界中で、
色材粒子がインク吐出口に向かってどれだけの速度で移
動し、集中するかを求めるために利用できる。
【0012】電荷緩和時間は電気泳動電極へ印加した電
圧によって顔料系インクに生じる電界の影響が平衡状態
になるまでの時間であり、顔料系インクの電気伝導度σ
と誘電率εの比、時定数ε/σが目安を与える。この時
定数ε/σも移動度αと同様に顔料系インクが持つ特性
値である。例として、時定数ε/σは純水で約1μsで
ある。
【0013】メニスカスの変形時定数はメニスカスの形
状変化の状態の目安となり、顔料系インクの表面張力や
粘性力、色材粒子の移動速度や集中度合等に関係する。
顔料系インクの表面張力や粘性力は顔料系インクの特性
値であるため、一定であるので、メニスカスの変形時定
数を決定する主な要因は電気泳動電極への印加電圧で決
定する色材粒子の移動速度や集中度合である。従って、
電気泳動電極への印加電圧の制御方法によって、メニス
カスの変形時定数を変化させることができる。
【0014】理由について説明する。電気泳動電極に目
的とする一定電圧V1を一気に印加した時に、顔料系イ
ンクに生じる電界の影響が平衡状態になるまでの様子を
示したものが図4であり、時定数ε/σで平衡状態に向
かう。目的とする一定電圧V1を一気に印加することに
よって、上述した移動度αから計算される速度で色材粒
子が一斉にインク吐出口に移動する。色材粒子が一斉に
インク吐出口に移動することによる色材粒子の急激な集
中によってメニスカスが形成され、そしてメニスカスの
形状が変化する。このメニスカスの形状の変化と何らか
の外的要因によって、色材粒子は吐出してしまう。この
時のメニスカスの形状変化の状態の目安となるメニスカ
スの変形時定数は図5に示すように時定数ε/σより小
さくなっている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、顔料系インクが満たされているインク室
と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
りインク吐出口へ集中させるための電気泳動電極と、前
記インク吐出口へ集中した前記色材粒子を排出させて記
録媒体上に飛翔させるための複数の排出電極とを備えた
インクジェット記録装置において、前記電気泳動電極へ
の印加電圧を制御する電圧制御手段を設けたことを特徴
とする。
【0016】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記電気泳動電極への前記印加電圧を目的とする電
圧にするまでに、前記顔料系インクのメニスカス変形時
定数が常時、顔料系インク時定数ε/σ(ここに、σは
顔料系インクの電気伝導度、εは顔料系インクの誘電
率)よりも小さくなるような電圧を階段状に印加するよ
うに制御する前記電圧制御手段を備える。
【0017】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記電気泳動電極への前記印加電圧を目的とする電
圧にするまでに、前記顔料系インクのメニスカス変形時
定数が常時、前記顔料系インク時定数ε/σよりも大き
くなるような電圧を階段状に印加するように制御する前
記電圧制御手段を備える。
【0018】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記電気泳動電極への前記印加電圧を目的とする電
圧にするまでに、前記電気泳動電極への印加電圧が前記
顔料系インク時定数ε/σで立ち上がっていくように制
御する前記電圧制御手段を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る電気泳動電極への印加電圧波形図および顔料系インク
の電圧波形図である。図1を参照すると、メニスカス変
形時定数(図1中の太線)が顔料系インク時定数ε/σ
よりも常時小さくなるように電気泳動電極への印加電圧
を階段状に変化させている。図中、電気泳動電極への印
加電圧を最初に電圧Vl1をT1時間印加し、次に電圧
をVl2に変化させ、T2時間印加する。最後に目的と
する電圧V1を印加するようにしている。
【0021】図2は、本発明の第2の実施の形態におけ
る電気泳動電極への印加電圧波形図および顔料系インク
の電圧波形図である。図2を参照すると、メニスカス変
形時定数(図2中の太線)が顔料系インク時定数ε/σ
よりも常時大きくなるように電気泳動電極への印加電圧
を階段状に変化させている。図中で、電気泳動電極への
印加電圧を最初に電圧Vs1をT3時間印加し、次に電
圧をVs2に変化させ、T4時間印加する。最後に目的
とする電圧V1を印加するようにしている。但し、図
1、図2の中で、Vl1>Vs1、Vl2>Vs2であ
る。
【0022】初めに、図1に併せて図6を参照して、本
発明の第1の実施の形態の電気泳動電極への印加電圧波
形を用いた時の動作について説明する。
【0023】電気泳動電極3に一定電圧Vl1の電圧を
T1時間与え、顔料系インク10が満たされているイン
ク室1に電界を加える。顔料系インク10中の色材粒子
はインク吐出口2へ移動度αと一定電圧Vl1の電圧に
よって生じる電界とから決定される電気泳動速度で移動
する。色材粒子は一斉にインク吐出口2へ移動し始め、
電荷緩和時間よりも速くメニスカスは変形し始めようと
する。しかし、色材粒子がインク吐出口2から飛翔する
だけの電界強度はまだない。その後、時定数ε/σに従
う時間で顔料系インク10表面は平衡状態となり、色材
粒子は停止する(シーケンスa)。
【0024】次に、電気泳動電極3に一定電圧Vl1の
電圧印加後、一定電圧Vl2の電圧をT2時間与え、顔
料系インク10が満たされているインク室1に電界を加
える。顔料系インク10中の色材粒子はインク吐出口2
へ移動度αと一定電圧Vl2の電圧によって生じる電界
とから決定される電気泳動速度でシーケンスaの状態か
ら移動する。色材粒子は再度一斉にインク吐出口2へ移
動し始め、電荷緩和時間よりも速くメニスカスは変形し
始めようとする。しかし、この時点でも色材粒子がイン
ク吐出口2から飛翔するだけの電界強度はまだないがメ
ニスカスは徐々に形成されつつある。その後、時定数ε
/σに従う時間で顔料系インク表面は平衡状態となり、
色材粒子は停止する(シーケンスb)。
【0025】電気泳動電極3に一定電圧Vl2の電圧印
加後、目的とする電圧V1を印加し顔料系インク10が
満たされているインク室1に電界を加える。顔料系イン
ク10中の色材粒子はインク吐出口2へ移動度αと電圧
V1によって生じる電界とから決定される電気泳動速度
でシーケンスbの状態から移動する。色材粒子は再度一
斉にインク吐出口2へ移動し始め、電荷緩和時間よりも
速くメニスカスは変形し、排出電極先端に凸状の顔料系
インク10のメニスカスが形成される(シーケンス
c)。
【0026】この時、色材粒子の排出を行う排出電極5
に図7に示す電圧V2、時間T0のパルス状排出電圧を
印加する。色材粒子は、静電気力によってメニスカス
力、顔料系インク10の表面張力や粘性力等に打ち勝っ
て、このパルス状排出電圧に同期したタイミングで微小
な飛翔粒子群11となって排出電極5の先端部から飛翔
し、記録媒体4上に付着する。
【0027】次に、図2に併せて図6を参照して、本発
明の第2の実施の形態の電気泳動電極への印加電圧波形
を用いた時の動作について説明する。
【0028】電気泳動電極3に一定電圧Vs1の電圧を
T3時間与え、顔料系インク10が満たされているイン
ク室1に電界を加える。顔料系インク10中の色材粒子
はインク吐出口2へ移動度αと一定電圧Vs1の電圧に
よって生じる電界とから決定される電気泳動速度で移動
する。色材粒子は一斉にインク吐出口2へ移動し始め
る。しかし、メニスカス変形時定数が時定数ε/σより
も大きいため、顔料系インク10表面が平衡状態になっ
た時点で色材粒子は停止し、色材粒子のインク吐出口2
への集中によるメニスカスの形状変化は途中で停止して
しまう(シーケンスa)。
【0029】次に、電気泳動電極3に一定電圧Vs1の
電圧印加後、一定電圧Vs2の電圧をT4時間与え、顔
料系インク10が満たされているインク室1に電界を加
える。顔料系インク10中の色材粒子はインク吐出口2
へ移動度αと一定電圧Vs2の電圧によって生じる電界
とから決定される電気泳動速度でシーケンスaの状態か
ら移動する。色材粒子は再度一斉にインク吐出口2へ移
動し始める。しかし、メニスカス変形時定数が時定数ε
/σよりも大きいため、顔料系インク10表面が平衡状
態になった時点で色材粒子は再度停止し、色材粒子のイ
ンク吐出口2への集中によるメニスカスの形状変化は再
度途中で停止してしまう。しかし、メニスカスは徐々に
形成されつつある(シーケンスb)。
【0030】次に、電気泳動電極3に一定電圧Vs2の
電圧印加後、目的とする電圧V1を顔料系インクが満た
されているインク室1に電界を加える。顔料系インク1
0中の色材粒子はインク吐出口2へ移動度αと電圧V1
によって生じる電界とから決定される電気泳動速度でシ
ーケンスbの状態から移動する。色材粒子は再度一斉に
インク吐出口2へ移動し始める。しかし、メニスカスの
変形時定数が時定数ε/σよりも大きいため、顔料系イ
ンク10表面が平衡状態になった時点で色材粒子は再度
停止し、色材粒子のインク吐出口への集中によるメニス
カスの形状変化は再度途中で停止してしまう(シーケン
スc)。
【0031】しかし、この時点では、排出電極5先端に
色材粒子の排出に十分な凸状の顔料系インク10のメニ
スカスが形成されるているので、この時、色材粒子の排
出を行う排出電極5に図7に示す電圧V2、時間T0の
パルス状排出電圧を印加する。色材粒子は、静電気力に
よってメニスカス力、顔料系インクの表面張力や粘性力
等に打ち勝って、このパルス状排出電圧に同期したタイ
ミングで微小な飛翔粒子群11となって排出電極5の先
端部から飛翔し、記録媒体4上に付着する。このように
図2の電気泳動電極への印加電圧波形を用いた場合、イ
ンクメニスカスの形状変化は、ほぼ時定数ε/σに従う
のでメニスカスの形状変化の様子を予測できる。
【0032】図3は、本発明の第3の実施の形態におけ
る電気泳動電極への印加電圧波形図である。図3のよう
に電気泳動電極3への印加電圧を時定数ε/σで徐々に
立ち上がるように制御する方法もある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の効果は、
排出電極へのパルス状排出電圧なしに色材粒子が吐出す
るという自発吐出を防止でき、画像の品質を安定させる
ことができるということである。
【0034】その理由は、電気泳動電極への印加電圧を
制御する制御手段を設け、電気泳動電極への印加電圧を
目的とする電圧にするまでに、顔料系インクメニスカス
の変形時定数が常時、顔料系インク時定数ε/σよりも
小さくなるような電圧を階段状に印加するように制御し
たり、または電気泳動電極への印加電圧を目的とする電
圧にするまでに、顔料系インクのメニスカスの変形時定
数が常時、顔料系インクの時定数ε/σよりも大きくな
るような電圧を階段状に印加するように制御したり、ま
たは電気泳動電極への印加電圧を目的とする電圧にする
までに、電気泳動電極への印加電圧が顔料系インク時定
数ε/σで立ち上がっていくように制御するようにした
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電気泳動電
極への印加電圧波形図および顔料系インクの電圧波形図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における電気泳動電
極への印加電圧波形図および顔料系インクの電圧波形図
である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における電気泳動電
極への印加電圧波形図である。
【図4】電気泳動電極へ一定電圧を印加した時の顔料系
インクの電圧変化図である。
【図5】メニスカスの変形時定数の変化図である。
【図6】インクジェット記録装置の概略図である。
【図7】電気泳動電極と排出電極への印加電圧波形図で
ある。
【符号の説明】
1 インク室 2 インク吐出口 3 電気泳動電極 4 記録媒体 5 排出電極 6 インク供給口 7 インク排出口 8 流路壁 9 対向電極 10 顔料系インク 11 飛翔粒子群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 忠志 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 島 和男 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 佐伯 智也 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日本 電気株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料系インクが満たされているインク室
    と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
    りインク吐出口へ集中させるための電気泳動電極と、前
    記インク吐出口へ集中した前記色材粒子を排出させて記
    録媒体上に飛翔させるための複数の排出電極とを備えた
    インクジェット記録装置において、前記電気泳動電極へ
    の印加電圧を制御する電圧制御手段を設けたことを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記電気泳動電極への前記印加電圧を目
    的とする電圧にするまでに、前記顔料系インクのメニス
    カス変形時定数が常時、顔料系インク時定数ε/σ(こ
    こに、σは顔料系インクの電気伝導度、εは顔料系イン
    クの誘電率)よりも小さくなるような電圧を階段状に印
    加するように制御する前記電圧制御手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記電気泳動電極への前記印加電圧を目
    的とする電圧にするまでに、前記顔料系インクのメニス
    カス変形時定数が常時、前記顔料系インク時定数ε/σ
    よりも大きくなるような電圧を階段状に印加するように
    制御する前記電圧制御手段を備えることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記電気泳動電極への前記印加電圧を目
    的とする電圧にするまでに、前記電気泳動電極への印加
    電圧が前記顔料系インク時定数ε/σで立ち上がってい
    くように制御する前記電圧制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
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