JP2868473B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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良介 上松
忠志 溝口
淳一 末次
人司 竹本
和男 島
徹 薬師寺
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に顔料系インク中の色材粒子を電気泳動
現象により制御するようにしたインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、最近関心を集めている。その中で、簡単な機
構で記録媒体上に直接高速記録が可能であり、しかも普
通紙に記録の行えるインクジェット記録法は極めて有力
な記録法であって、これまでにも様々な方式が提案され
ている。
【0003】従来、この種のインクジェット記録装置
は、例えば特開昭60−228162号公報に示される
ように、記録紙背面に設けた電極と、これに対向した針
状の排出電極間に電圧を印加し、発生した電界の静電力
によりインク等の色材を飛翔せしめ、記録を行う方法が
ある。
【0004】図6はこの従来のインクジェット記録装置
の概略図である。図6を参照すると、この従来のインク
ジェット記録装置は、顔料系インク210が満たされて
いるインク室201と、この顔料系インク210中の色
材粒子を電気泳動現象によりインク吐出口202へ集中
させるための電気泳動電極203と、インク吐出口20
2へ集中した色材粒子を排出させ記録媒体204上に飛
翔させるための複数の排出電極205と、この排出電極
205に対向し記録媒体204の背面に配設した対向電
極209を有している。
【0005】インク吐出口202は各排出電極205の
先端で凸状の顔料系インク210のメニスカスができる
ように、流路壁208により各排出電極205毎に仕切
られている。インク室201は、インク供給口206と
インク排出口207とで不図示のインクタンクとチュー
ブにより接続されており、インク室201内のインクに
背圧を付与するとともにインク室201内の顔料系イン
ク210は強制的に循環されている。
【0006】図7はこの従来のインクジェット記録装置
の平面図、図4は電気泳動電極と排出電極への印加電圧
波形図である。図6に併せて図7および図4を参照し
て、この従来のインクジェット記録装置の動作について
説明する。このインクジェット記録装置は帯電している
色材粒子を含んでいる顔料系インクに電界を加えると色
材粒子が電界の下で一方向に動くという電気泳動現象を
利用したものである。
【0007】すなわち、電気泳動電極203に図4に示
す一定電圧V1を与え、顔料系インク210が満たされ
ているインク室201に電界を加えると顔料系インク2
10中の色材粒子がインク吐出口202へある電気泳動
速度で移動し、排出電極205先端に凸状の顔料系イン
ク210のメニスカスが形成される。色材粒子の排出を
行う排出電極205に図4に示す電圧V2、時間T2の
パルス状の排出電圧Vejを印加すると、静電気力によ
って色材粒子は排出電極205の先端部に移動し集中す
る。
【0008】色材粒子は、静電気力によってメニスカス
力、顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝って、
このパルス状の排出電圧Vejに同期したタイミングで
微小な飛翔粒子群211となって排出電極205の先端
部から飛翔し、記録媒体204上に付着する。色材粒子
の補給が行われ、この様な動作が繰り返されて記録媒体
204上に画像が形成される。一方、図7に示すように
色材粒子の排出を行う任意の排出電極205の両端に位
置する色材粒子の排出を行わない排出電極は0Vとなっ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したイン
クジェット記録装置において、図5に示すように色材粒
子の排出を行う排出電極(A)215とそれの両端に位
置する色材粒子の排出を行わない排出電極(B)225
への電圧の印加方法が上述した方法では、排出電極
(A)215から排出電極(B)225に矢印Bの示す
方向に電界が発生するため、排出電極(A)215から
色材粒子が遠のいてしまい、排出電極(A)215には
集中せず、排出電極(A)215の両端の排出電極
(B)225から色材粒子が吐出してしまうという問題
点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、顔料系インクが満たされているインク室
と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
りインク吐出口へ集中させるための電気泳動電極と、イ
ンク吐出口へ集中した色材粒子を排出させて記録媒体上
に飛翔させるための複数の排出電極とを備えるインクジ
ェット記録装置において、各々の前記排出電極を非接地
浮遊状態にする手段と、各々の前記排出電極の両端に色
材粒子排出制御用の非突出の制御電極とを備える。
【0011】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記色材粒子の排出を行う際に前記色材粒子の排出
を目的とする前記排出電極を非接地浮遊状態とし、前記
色材粒子の排出を目的とする前記排出電極の両端に設け
た前記制御電極に電圧を印加することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態の基本構造図
(平面図)、図2はこの実施の形態の制御電極への印加
電圧波形図、図3はこの実施の形態の排出電極近傍の等
電位線図、図4は電気泳動電極と排出電極への印加電圧
波形図である。
【0015】図1を参照すると、この実施の形態のイン
クジェット記録装置は、顔料系インクが満たされている
インク室1と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳
動現象によりインク吐出口2へ集中させるための電気泳
動電極3と、インク吐出口2へ集中した色材粒子を排出
させて記録媒体4上に飛翔させるための複数の排出電極
5と、各々の排出電極5の両端に設け色材粒子排出制御
用の非突出の制御電極16と、各々の排出電極5を非接
地浮遊状態にし、色材粒子の排出を目的とする排出電極
5の両端に設けた制御電極16に電圧を印加する電極電
圧制御部15とから構成される。
【0016】電気泳動電極3に図4に示す一定電圧V1
を与え、顔料系インクが満たされているインク室1に電
界を加えると顔料系インク中の色材粒子がインク吐出口
2へある電気泳動速度で移動し、排出電極5先端に凸状
の顔料系インクのメニスカスが形成される。
【0017】制御部14は、コンピュータ等から入力イ
ンターフェース13を経由して入力される印字データお
よび印字制御信号に応じて色材粒子の排出を行う排出電
極5と排出電極5の両端に位置する制御電極16に与え
るべき電圧信号を決定し、電極電圧制御部15に信号を
送出する。電極電圧制御部15は制御部14からの信号
を検出すると排出電極5を端子2に接続し、排出電極5
を非接地浮遊状態にし、制御電極16には図2に示す制
御電圧Vcを印加する。非接地浮遊状態になっている排
出電極5の両端に位置する制御電極16には図2に示す
電圧Vcが印加されているため、排出電極5の先端部の
電位分布は、図3に示すような等電位線17になる。
【0018】従って、制御電極16に図2に示す電圧V
c、時間Tcのパルス状電圧が印加されたとき、色材粒
子排出を目的とする排出電極5先端部には、図3に示す
矢印Aの向きに静電気力が働く。排出電極5の先端部に
移動し集中した色材粒子はこの静電気力によってメニス
カス力、顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝っ
て、このパルス状の制御電圧Vcに同期したタイミング
で微小な飛翔粒子群11となって排出電極5の先端部か
ら飛翔し、記録媒体4上に付着する。色材粒子の補給が
行われ、この様な動作が繰り返されて記録媒体4上に画
像が形成される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各々の
排出電極を非接地浮遊状態にする手段と、各々の排出電
極の両端に色材粒子排出制御用の非突出の制御電極とを
設け、色材粒子排出を行う際に色材粒子排出を行う排出
電極を非接地浮遊状態とし、排出電極の両端に設けた制
御電極に電圧を印加するように制御したので、色材粒子
排出を行う排出電極の両端の色材粒子排出を行わない排
出電極から色材粒子が排出するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の基本構造図(平面図)
である。
【図2】この実施の形態の制御電極への印加電圧波形図
である。
【図3】この実施の形態の排出電極近傍の等電位線図で
ある。
【図4】電気泳動電極と排出電極への印加電圧波形図で
ある。
【図5】従来例の排出電極近傍の電界の方向図である。
【図6】従来例のインクジェット記録装置の概略図であ
る。
【図7】従来例のインクジェット記録装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 インク室 2 インク吐出口 3 電気泳動電極 4 記録媒体 5 排出電極 9 対向電極 11 飛翔粒子群 13 入力インターフェース 14 制御部 15 電極電圧制御部 16 制御電極 17 等電位線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 忠志 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 末次 淳一 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 島 和男 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料系インクが満たされているインク室
    と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
    りインク吐出口へ集中させるための電気泳動電極と、イ
    ンク吐出口へ集中した色材粒子を排出させて記録媒体上
    に飛翔させるための複数の排出電極とを備えるインクジ
    ェット記録装置において、各々の前記排出電極を非接地
    浮遊状態にする手段と、各々の前記排出電極の両端に色
    材粒子排出制御用の非突出の制御電極とを備えることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記色材粒子の排出を行う際に前記色材
    粒子の排出を目的とする前記排出電極を非接地浮遊状態
    とし、前記色材粒子の排出を目的とする前記排出電極の
    両端に設けた前記制御電極に電圧を印加することを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
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