JP2885741B2 - 静電式インクジェット記録装置 - Google Patents

静電式インクジェット記録装置

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JP2885741B2 JP32189296A JP32189296A JP2885741B2 JP 2885741 B2 JP2885741 B2 JP 2885741B2 JP 32189296 A JP32189296 A JP 32189296A JP 32189296 A JP32189296 A JP 32189296A JP 2885741 B2 JP2885741 B2 JP 2885741B2
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仁史 峯本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は静電式インクジェ
ット記録装置に関し、特に顔料系インク中の色材粒子を
電気泳動現象によりインク吐出口に集中させた後、記録
媒体上に吐出させて印字させるようにする静電式インク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は電気泳動現象を利用した従来のイ
ンクジェット記録装置を一部破断して示す斜視図であ
る。この静電式インクジェット記録装置は、図に示すよ
うに、顔料系インク210が満たされているインク室1
01と、この顔料系インク210中の図5に示すような
色材粒子317を、電気泳動電極103によりインク吐
出口102へ集中させるための電気泳動電極103と、
インク吐出口102に集中した色材粒子317をそのイ
ンク吐出口102から吐出させて、記録媒体9に向って
飛翔させるための複数の吐出電極205と、これらの吐
出電極205に対向し記録媒体9の背面に配設した対向
電極10とを有している。
【0003】前記インク吐出口102は、各吐出電極2
05の先端で凸状の顔料系インク210のメニスカス3
16ができるように、流路壁208により各吐出電極2
05毎に仕切られている。インク室101は、インク供
給口206とインク吐出口207とを有し、こけらは図
示しないインクタンクとチューブとに接続されており、
インク室101内のインクに背圧を付与するとともにイ
ンク室101内の顔料系インク210を強制的に循環し
ている。
【0004】次に動作について説明する。この発明の記
録方式は、帯電している色材粒子317を含んでいる顔
料系インク210に電界を加えることにより、色材粒子
317が一方向に動くという電気泳動現象を利用したも
のである。すなわち、電気泳動電極103に図6(a)
に示すような一定値の電圧V1を与え、顔料系インク2
10が満たされているインク室101に電界を加える
と、顔料系インク210中の色材粒子317がインク吐
出口102へある電気泳動速度で移動する。そして、こ
のインク吐出口102に色材粒子317が移動するとメ
ニスカス316が生じる。
【0005】そこで、色材粒子317の吐出を行う吐出
電極205に対して、図6(b)に示すように、図5に
示すドライバ401をオンにすることによって、時間T
2のパルス状の吐出電圧V2を印加する。これにより、
吐出電極205と対向電極10間に発生する静電界によ
って、色材粒子317は吐出電極205の先端部に移動
して集中する。さらに、この色材粒子317は静電気力
によって顔料系インク210の表面張力や粘性力等に打
ち勝って、このパルス状の吐出電圧V2に同期したタイ
ミングで、微少の飛翔する色材粒子群111となって吐
出電極205の先端部から飛翔し、記録媒体9に付着す
る。その後、色材粒子317の補給が行われ、このよう
な動作が繰り返されて、記録媒体9上に画像が形成され
る。
【0006】図7は電気泳動現象を利用した従来の他の
インクジェット記録装置を示す平面図であり、これがゲ
ート電極を用いた場合の、色材粒子317の吐出動作状
態を示す。これは上述の吐出電極205と対向電極10
との間に発生する静電界を利用して色材粒子317を吐
出させる方式と類似しており、帯電している色材粒子3
17を含んでいる顔料系インク210に電界を加えると
色材粒子317が電界の下で一方向に動くという電気泳
動現象を利用している。そして、前記ゲート電極110
は、記録媒体9と、この記録媒体9を介してインク吐出
口102に対向する位置に配設された対向電極10との
間に位置し、インク吐出口102と対向した部分にはス
リット(またはノズル)112が設けられている。
【0007】従って、このインクジェット記録装置で
は、電気泳動電極103に図8(a)に示すような一定
電圧V1の電圧を与え、顔料系インク210が満たされ
ているインク室101に電界を加えると、顔料系インク
210中の色材粒子317がインク吐出口102へある
電気泳動速度で移動する。インク吐出口102にこの色
材粒子317が移動するとメニスカス316が生じる。
そこで、色材粒子317の吐出を行う吐出電極205
に、図8(b)に示すように、図7に示すドライバ40
2をオンにして、時間T2のパルス状の吐出電圧V2を
印加する。
【0008】また、これに同期して、図8(c)に示す
ように、ゲート電極110に、図7に示すドライバ40
2をオンにして、時間T2のパルス状の吐出電圧−V3
を印加する。こうすると吐出電極205とゲート電極1
10間に、V2−(−3)の大きな電位差が発生する。
このような電位差にもとづいて発生する静電界によって
色材粒子317は吐出電極205の先端部に移動して集
中し、さらに、その色材粒子317は静電気力によって
顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝って、この
パルス状の吐出電圧V2に同期したタイミングで、図7
に示すように微少な色材粒子群111となって、吐出電
極205の先端部から飛翔し、記録媒体9上に付着す
る。その後、色材粒子317の補給が行われ、このよう
な動作が繰り返されて、記録媒体9上に画像が形成され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の静電式インクジェット記録装置においては、ゲー
ト電極110に対する吐出電極205の位置ずれなどに
よってヘッド製造プロセス上生じたギャップのばらつき
があるため、複数個並ぶ吐出電極205に同一の電圧を
印加しても吐出される色材粒子量(トナー量)が異な
り、このため記録媒体9上の画素形状が異なるという課
題があった。例えばゲート電極110に対する吐出電極
205の位置ずれについて考えると、同一の電圧を印加
した場合にであっても、ある吐出電極205とゲート電
極110との距離が、他の吐出電極205とゲート電極
110との距離より短ければ記録媒体9上の画素形状は
大きくなり、逆に、ある吐出電極205とゲート電極1
10との距離が他の吐出電極205とゲート電極110
との距離より長ければ、記録媒体9上の画素形状は小さ
くなることが避けられない。
【0010】
【0011】この発明は前記のような課題を解決するも
のであり、ゲート電極に対する吐出電極の位置ずれなど
によるヘッド製造プロセス上のギャップばらつきを吸収
することができ、これらにより複数個が並設されたいず
れの吐出電極からも均一量の色材粒子を吐出可能にし
て、記録媒体上の画素形状を均一にすることができ、さ
らに高品質な画像が得られる静電式インクジェット記録
装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明にかかる静電式インクジェット記録
装置は、顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
りインク吐出口へ集中させる電気泳動電極と、複数グル
ープにグループ化され、かつ前記インク吐出口に集中し
た前記色材粒子を吐出する複数の吐出電極と、記録媒体
を介して前記インク吐出口に対向配置された対向電極
と、前記各グループどうしで対応する各1つずつの前記
吐出電極にそれぞれ共通の吐出電圧を印加する吐出電極
制御部と、前記記録媒体と前記吐出電極との間に、該吐
出電極の各グループごとに対向配置されて、前記インク
吐出口と対向した部分が開口した複数のゲート電極と、
これらの各ゲート電極に対する電圧の印加、遮断を制御
するゲート電極制御部と、前記ゲート電極と前記吐出電
極との間の距離が異なる場合に、その距離に応じて前記
各ゲート電極に対する電圧の印加時間の長さを制御する
ゲート電極印加時間制御部とを備えたものである。
【0013】また、請求項2の発明にかかる静電式イン
クジェット記録装置は、顔料系インク中の色材粒子を電
気泳動現象によりインク吐出口へ集中させる電気泳動電
極と、複数グループにグループ化され、かつ前記インク
吐出口に集中した前記色材粒子を吐出する複数の吐出電
極と、記録媒体を介して前記インク吐出口に対向配置さ
れた対向電極と、前記各グループどうしで対応する各1
つずつの前記吐出電極にそれぞれ共通の吐出電圧を印加
する吐出電極制御部と、前記記録媒体と前記吐出電極と
の間に、該吐出電極の各グループごとに対向配置され
て、前記インク吐出口に対向した部分が開口した複数の
ゲート電極と、これらの各ゲート電極に対する電圧の印
加、遮断を制御するゲート電極制御部と、前記ゲート電
極と前記吐出電極との間の距離が異なる場合に、その距
離に応じて前記各ゲート電極に印加する電圧の大きさを
制御するゲート電極印加電圧制御部をとを備えたもので
ある。
【0014】また、請求項3の発明にかかる静電式イン
クジェット記録装置は、前記複数の吐出電極から色材粒
子の吐出を行う記録周期を時分割し、この時分割した各
タイミングに同期して前記グループ単位で各吐出電極お
よびゲート電極に吐出電圧およびゲート電圧を与えるよ
うにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。なお、ここでは800個の吐出電
極を持つマルチヘッドを例にして説明する。図1におい
て、205は複数の吐出電極であり、これらはNo.
1,101,201,…701を第1グループ、No.
2,102,202,…702を第2グループ、そして
No.100,200,…800を第100グループと
して全部で100グループ設けられている。そして、第
1グループの各吐出電極205は、吐出電極ドライバJ
1のスイッチ部の一端に接続され、そのスイッチ部の他
端には吐出電極電源6が接続されている。他のグループ
の吐出電極205も、吐出電極ドライバJ2〜J100
を介した同様な接続形態をなす。これらのドライバJ1
〜J100のスイッチ部は吐出電極制御部7によってオ
ン・オフ制御されることにより、各グループの吐出電極
205に対し電圧を供給したり遮断したりする。
【0016】また、第1のゲート電極グループはNo.
1〜No.100の吐出電極205に対向しており、こ
れはゲート電極ドライバG1のスイッチ部の一端に接続
され、そのスイッチ部の他端はゲート電極電源8に接続
されている。同様に、No.101〜No.200の吐
出電極205に対向したゲート電極110を第2ゲート
電極グループとして、これらがゲート電極ドライバG8
に接続されている。また、No.201〜No.300
の吐出電極205に対向したゲート電極110を第3ゲ
ート電極グループとして、これらがゲート電極ドライバ
G8に接続されている。すなわち第8ゲート電極グルー
プまで、ブロック化された各ゲート電極110は、それ
ぞれ個別に設けられたゲート電極ドライバG1〜G8に
接続されている。
【0017】さらに、ゲート電極印加時間制御部11は
各ゲート電極グループにゲート電極電源8から電圧を供
給する印加時間の長さを決定し制御する。ゲート電極制
御部12は、ゲート電極印加時間制御部11を介して各
ゲート電極ドライバG1〜G8をオン・オフ制御するこ
とにより、8個のグループに分けられたゲート電極11
0に電圧を供給したり遮断したりする。
【0018】次に、図2の印加電圧波形図を用いて、図
4に示すような吐出電極205から色材粒子317を吐
出させる動作について説明する。図1に示すようにゲー
ト電極110に対する吐出電極205の位置ずれなどに
よるヘッド製造プロセスのバラツキによって、複数個に
並ぶ前記吐出電極205の両端でL1とL2なる距離の
差が生じた場合、ゲート電極制御部12からの制御信号
にもとづき、8個のゲート電極ドライバG1〜G8に対
し、ゲート電極印加時間制御部11が記録周期Tを8等
分に時分割したタイミング期間内で、図2に示すような
ゲート電極制御信号を、AからHまで順次出力する。こ
れらのゲート電極制御信号A〜Hはゲート電極印加時間
制御部11により制御されて、T1<T2<T3<T4
<T5<T6<T7<T8のようにそれぞれ異なった時
間幅(T1〜T8)を持つ。
【0019】従って、ゲート電極ドライバG1に出力さ
れるゲート電極制御信号Aがオンする期間T1では、N
o.1〜No.100の吐出電極205に対向する第1
ゲート電極グループのゲート電極110にゲート電極電
源8から電圧が印加される。さらに、第2ゲート電極グ
ループから第8ゲート電極グループまでの各ゲート電極
110に前記T2〜T8なる時間幅で、ゲート電極電源
8から電圧が印加される。
【0020】今、ゲート電極制御信号Aがオンしている
タイミングにおいて、吐出電極制御部7が、図示しない
画像制御部よりNo.1の吐出電極205に画像情報有
りとして吐出指令を受けた場合、吐出電極制御信号D1
を出力し、これにより吐出電極ドライバJ1をオンさせ
(図中部)、第1グループのNo.1,101,20
1,…701の各吐出電極205に吐出電極電圧が印加
される。この場合、第1ゲート電極グループのゲート電
極110とNo.1の吐出電極205には電圧が印加さ
れているため、色材粒子317が吐出することにより十
分な静電界が発生し、図7に示すように微少な色材粒子
群111がNo.1の吐出電極205の先端部から飛翔
し、ゲート電極110に設けられたスリット112を潜
り抜けて、記録媒体9上に付着する。ここで、No.1
の吐出電極205と同様に吐出電圧が印加された第1グ
ループのNo.101,201,…701の各吐出電極
205では、ゲート電極電圧が印加されてないため、色
材粒子317が吐出することはない。
【0021】一方、画像情報が無く色材粒子317の吐
出を行わない場合について、No.2の吐出電極205
を例にとって説明する。まず、吐出電極制御部7が図示
しない画像制御部よりNo.2の吐出電極205に画像
情報無しとの吐出指令を受けた場合、これが吐出電極制
御信号D2を出力して、吐出電極ドライバJ2をオフさ
せ、第2グループのNo.2,102,202,…70
2の吐出電極205に吐出電極電圧を印加しないように
する。この場合、第1ゲート電極グループとNo.2の
吐出電極205との間には色材粒子317が吐出するた
めの十分な静電界が発生しないため、No.2の吐出電
極205から吐出は行わない。
【0022】また、図2において、No.100の吐出
電極205から色材粒子317を吐出させる場合は、ゲ
ート電極制御信号Aによって第1ゲート電極グループに
ゲート電極電圧が印加されている区間(図中T1部)
で、吐出電極制御信号D100をオンさせて吐出電極電
圧をNo.100の吐出電極205に印加することで
(図中[1]部)、色材粒子317を吐出させることが
できる。このように、画像データ有りとして吐出指令を
受けて任意の吐出電極205から色材粒子317を吐出
させるには、順次分割して電圧が印加されるゲート電極
110に対応する区間において、その任意の吐出電極2
05に吐出電極電圧を印加すればよい。よって、図2に
示すようにゲート電極制御信号A〜Hをオンした場合、
例えば図中部ではNo.1の吐出電極205から吐出
され、図中(1)部ではNo.2の吐出電極205から
は不吐出となり、図中[1]部ではNo.100の吐出
電極205から吐出され、図中部ではNo.101の
吐出電極205から吐出され、図中(2)部ではNo.
102の吐出電極から吐出され、図中[2]部ではN
o.100の吐出電極205からは不吐出となり、図中
部ではNo.701の吐出電極205から吐出され、
図中(8)ではNo.702の吐出電極205からは不
吐出となり、図中[8]部ではNo.800の吐出電極
205から吐出される。
【0023】このように第1ゲート電極グループに対向
する吐出電極205からは最も短いT1時間吐出させ、
第2ゲート電極グループから第8ゲート電極グループに
それぞれ対向する吐出電極205では順次吐出時間が長
くなり、第8ゲート電極グループに対向する吐出電極2
05からは最も長い時間吐出させる。これにより、吐出
電極205とゲート電極110との間の距離が短いほど
電界集中が大きくなるため吐出時間を短くし、距離が長
いほど電界集中が小さくなるため吐出時間を長くするこ
とができ、各吐出電極205とゲート電極110との間
の距離のバラツキが補われ、各吐出電極205からほぼ
均一な量の色材粒子が吐出される。なお、この実施の形
態ではあらかじめゲート電極110と吐出電極205と
の間の距離によって色材粒子量がどのように変化するか
が求められており、これに従って、第1〜第8の各ゲー
ト電極グループへの電圧印加時間が決定される。
【0024】次にこの発明の実施の他の形態を図3を用
いて説明する。ここでは、第1〜第8の各ゲート電極グ
ループに印加する電圧値を変化させる例を示している。
図3では、図1のゲート電極印加時間制御部11に替え
てゲート電極印加電圧制御部13が設けられ、ゲート電
極110および吐出電極205間の電位差が高いほど発
生する電界が強くなり、吐出する色材粒子量が増えるこ
とを利用している。従って、第1ゲート電極グループに
は最も高い電圧であるゲート電極電源電圧V1を印加
し、さらにゲート電極グループ番号が大きくなるほど、
抵抗Rで順次分圧した電圧をそれぞれ印加し、第8ゲー
ト電極グループには最も低い電圧V8を印加する。ここ
で、前記分圧した各電圧は、V1>V2>V3>V4>
V5>V6>V7>V8とする。
【0025】これにより、第1ゲート電極グループのゲ
ート電極110およびこれに対向する吐出電極205間
の電位差が最も小さくなり、第8ゲート電極グループの
ゲート電極110およびこれに対向する吐出電極205
間の電位差が最も大きくなり、従って、各グループでの
電界分布が一様になる。なお、この実施の形態ではあら
かじめゲート電極110および吐出電極205間の距離
によって色材粒子量がどのように変化するかが求められ
ており、これに従って第1〜第8の各ゲート電極グルー
プへの印加電圧が決定される。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、顔料
系インク中の色材粒子を電気泳動現象によりインク吐出
口へ集中させる電気泳動電極と、複数グループにグルー
プ化され、かつ前記インク吐出口に集中した前記色材粒
子を吐出する複数の吐出電極と、記録媒体を介して前記
インク吐出口に対向配置された対向電極と、前記各グル
ープどうしで対応する各1つずつの前記吐出電極にそれ
ぞれ共通の吐出電圧を印加する吐出電極制御部と、前記
記録媒体と前記吐出電極との間に、該吐出電極の各グル
ープごとに対向配置されて、前記インク吐出口と対向し
た部分が開口した複数のゲート電極と、これらの各ゲー
ト電極に対する電圧の印加、遮断を制御するゲート電極
制御部とから構成された静電式インクジェット記録装置
において、前記ゲート電極と前記吐出電極との間の距離
が異なる場合に、その距離に応じて前記各ゲート電極に
対する電圧の印加時間の長さあるいは印加電圧を制御す
るようにしたから、ゲート電極に対する吐出電極の位置
ずれなどによるヘッド製造プロセス上のばらつきを吸収
して、ほぼ均一な粒子径および量の色材粒子を吐出する
ことができ、以て記録媒体上のが素形状を均一にして高
品質の画像出力を実現することができるという効果が得
られる。
【0027】また、この発明によれば、前記複数の吐出
電極から色材粒子の吐出を行う記録周期を時分割し、こ
の時分割した各タイミングに同期して前記グループ単位
で各吐出電極およびゲート電極に吐出電圧およびゲート
電圧を与えるように構成したので、複数組のゲート電極
グループを単位として全ての吐出電極から均等量の色材
粒子を時分割にて吐出させることができ、従って、これ
を実現する回路構成および組付工程の簡素化を図れると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による静電式インクジ
ェット記録装置の要部を示す回路図である。
【図2】図1における吐出電極およびゲート電極の各制
御信号を示すタイミングチャートである。
【図3】この発明の実施の他の形態による静電式インク
ジェット記録装置の要部を示す回路図である。
【図4】従来のインクジェット記録装置を一部破断して
示す斜視図である。
【図5】図4に示す静電式インクジェット記録装置を一
部破断して示す平面図である。
【図6】図5における電気泳動電極および吐出電極の各
制御信号電圧を示すタイミングチャートである。
【図7】従来の他のインクジェット記録装置を一部破断
して示す平面図である。
【図8】図7における電気泳動電極,吐出電極およびゲ
ート電極の各制御信号電圧を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
7 吐出電極制御部 9 記録媒体 10 対向電極 11 ゲート電極印加時間制御部 12 ゲート電極制御部 13 ゲート電極印加電圧制御部 102 インク吐出口 103 電気泳動電極 110 ゲート電極 205 吐出電極 210 顔料系インク 317 色材粒子
フロントページの続き (72)発明者 峯本 仁史 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 島 和男 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 萩原 良広 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現
    象によりインク吐出口へ集中させる電気泳動電極と、 複数グループにグループ化され、かつ前記インク吐出口
    に集中した前記色材粒子を吐出する複数の吐出電極と、 記録媒体を介して前記インク吐出口に対向配置された対
    向電極と、 前記各グループどうしで対応する各1つずつの前記吐出
    電極にそれぞれ共通の吐出電圧を印加する吐出電極制御
    部と、 前記記録媒体と前記吐出電極との間に、該吐出電極の各
    グループごとに対向配置されて、前記インク吐出口と対
    向した部分が開口した複数のゲート電極と、 これらの各ゲート電極に対する電圧の印加、遮断を制御
    するゲート電極制御部と、前記ゲート電極と前記吐出電極との間の距離が異なる場
    合に、その距離に応じて前記各ゲート電極に対する電圧
    の印加時間の長さを制御するゲート電極印加時間制御部
    を備えたことを特徴とする静電式インクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現
    象によりインク吐出口へ集中させる電気泳動電極と、 複数グループにグループ化され、かつ前記インク吐出口
    に集中した前記色材粒子を吐出する複数の吐出電極と、 記録媒体を介して前記インク吐出口に対向配置された対
    向電極と、 前記各グループどうしで対応する各1つずつの前記吐出
    電極にそれぞれ共通の吐出電圧を印加する吐出電極制御
    部と、 前記記録媒体と前記吐出電極との間に、該吐出電極の各
    グループごとに対向配置されて、前記インク吐出口に対
    向した部分が開口した複数のゲート電極と、 これらの各ゲート電極に対する電圧の印加、遮断を制御
    するゲート電極制御部と、前記ゲート電極と前記吐出電極との間の距離が異なる場
    合に、その距離に応じて前記各ゲート電極に印加する電
    圧の大きさを制御するゲート電極印加電圧制御部をとを
    備えたことを特徴とする静電式インクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の吐出電極から色材粒子の吐出
    を行う記録周期を時分割し、この時分割した各タイミン
    グに同期して前記グループ単位で各吐出電極およびゲー
    ト電極に吐出電圧およびゲート電圧を与えることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の静電式インクジ
    ェット記録装置。
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