JP2885733B2 - 静電式インクジェット記録装置 - Google Patents

静電式インクジェット記録装置

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JP2885733B2 JP31043996A JP31043996A JP2885733B2 JP 2885733 B2 JP2885733 B2 JP 2885733B2 JP 31043996 A JP31043996 A JP 31043996A JP 31043996 A JP31043996 A JP 31043996A JP 2885733 B2 JP2885733 B2 JP 2885733B2
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仁史 峯本
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良広 萩原
徹 薬師寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電式インクジェッ
ト記録装置に関し、特に顔料系インク中の色材粒子を電
気泳動現象により制御するようにした静電式インクジェ
ット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の静電式インクジェット記録装置を
図3、図4および図5に示す。図3は電気泳動現象を利
用した静電式インクジェット記録装置の概略図、図4は
電気泳動現象を利用した静電式インクジェット記録装置
の平面図、図5は電気泳動電極と吐出電極への印加電圧
波形図である。
【0003】複数の吐出電極を持った静電式インクジェ
ット記録装置は、図3に示すように、顔料系インク13
2が満たされているインク室131と、この顔料系イン
ク132中の図4に示す色材粒子117をインク吐出口
102へ集中させるための電気泳動電極124と、イン
ク吐出口102へ集中した色材粒子117を吐出させ記
録媒体30上に飛翔させるための複数の吐出電極21
と、吐出電極21に対向し記録媒体30の背面に配設し
た対向電極22とを有している。インク吐出口102は
各吐出電極21の先端で凸状の顔料系インク132の図
4に示すメニスカス116ができるように、流路壁10
8により各吐出電極毎に仕切られている。インク室13
1は、インク供給口106とインク排出口107とで不
図示のインクタンクとチューブにより接続されており、
インク室131内のインクに背圧を付与するとともにイ
ンク室131内の顔料系インク132は強制的に循環さ
れている。
【0004】次に動作について説明する。本方式は帯電
している色材粒子を含んでいる顔料系インクに電界を加
えると色材粒子が電界の下で一方向に動くという電気泳
動現象を利用したものである。すなわち、電気泳動電極
124に図5に示す一定電圧V1の電圧を与え、顔料系
インク132が満たされているインク室131に電界を
加えると、顔料系インク132中の色材粒子117がイ
ンク吐出口102へある電気泳動速度で移動する。イン
ク吐出口102に色材粒子117が移動するとメニスカ
ス116が生じる。色材粒子117の吐出を行う吐出電
極21に図5に示す電圧V2、時間T2のパルス状の吐
出電圧Vejを印加すると、図4に示すドライバ103が
オンし、吐出電極21と対向電極22間に発生する静電
界によって色材粒子117は吐出電極21の先端部に移
動し集中する。粒子は静電気力によって顔料系インクの
表面張力や粘性力等に打ち勝って、このパルス状の吐出
電圧Vejに同期したタイミングで図4に示すように微少
な飛翔粒子群111となって吐出電極21の先端部から
飛翔し、記録媒体30上に付着する。その後色材粒子1
17の補給が行われ、このような動作が繰り返されて記
録媒体30上に画像が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の静電式
インクジェット記録装置において、図4に示す様な従来
の記録ヘッド駆動手段は、1つの吐出電極につき1つの
ドライバを必要としたため、例えば、数十列にも並ぶマ
ルチヘッドや数百から数千列にも連なるラインヘッド等
を駆動する場合、ドライバの数がそれに応じて増えてし
まい、駆動回路が大規模化してしまうという問題点があ
る。また、これにより装置が大型化し、ドライバの数が
増えることでコスト的にも高価なものとなってしまうと
いう問題点がある。
【0006】本発明の目的は、ドライバの数を低減し、
駆動回路の小規模化による装置の小型化と低コスト化を
図った静電式インクジェット記録装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の静電式インクジ
ェット記録装置は、帯電した色材粒子を含んだ顔料系イ
ンクに電界を与え、色材粒子に働くクーロン力によりイ
ンク滴を噴射して記録媒体上に印字を行う静電式インク
ジェット記録装置において、前記顔料系インク中の色材
粒子を電気泳動現象によりインク吐出口へ集中させるた
めの電気泳動電極と、前記インク吐出口へ集中した前記
色材粒子を吐出させるための複数の吐出電極と、前記記
録媒体を介して前記インク吐出口に対向した位置に配設
された対向電極とを有し、前記複数の吐出電極をm個ず
つからなるn組の吐出電極グループに集合化して前記吐
出電極グループ別に電圧を印加するn個の電圧印加手段
を有して制御する吐出電極制御手段と、前記対向電極を
n個ずつからなるm組の対向電極ブロックに分割して前
記対向電極ブロック別に電圧を印加するm個の電圧印加
手段を有して制御する対向電極制御手段とを設け、前記
色材粒子の吐出を行う記録周期を1/mまたは1/nに
時分割し、前記吐出電極制御手段と前記対向電極制御手
段とは前記時分割の中のそれぞれのタイミングに同期し
て駆動し制御し、m+nの値が最小になるようにmとn
の値を選択することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は吐出電極制御手段と対向電極制御手
段における記録ヘッド駆動手段の概略回路図である。
【0014】本発明の記録ヘッド制御手段は、大きく分
けて吐出電極制御手段と対向電極制御手段とに分けられ
る。本実施の形態では、800個の吐出電極を有するマ
ルチヘッドを例にして説明する。
【0015】吐出電極制御手段は、吐出電極21を吐出
電極No.1、9、17、……、793を第1グループ
とし、以下同様にNo.2、10、18、……、794
を第2グループ、そして、No.8、16、24、…
…、800の第8グループまでの8つのグループに分け
られ、それぞれのグループの吐出電極は同一の信号で接
続されている。第1グループは、吐出電極ドライバ3に
接続され、他端は吐出電極21に電圧を供給する吐出電
極電源5に接続される。これらドライバのスイッチ部は
吐出電極制御部6によってオン・オフ制御されることに
より、各グループの吐出電極に電圧を供給したり遮断し
たりする。
【0016】対向電極制御手段は、100個のブロック
に分けられた対向電極22に対向電極電源7を供給した
り遮断したりして制御を行う。対向電極グループ1は、
吐出電極No.1から8に対向する位置に設けられた対
向電極であり、これらは対向電極ドライバ1に接続さ
れ、その他端は対向電極電源7に接続される。同様に、
吐出電極の9から16に対向する位置に設けられた対向
電極グループ2、そしてこれ以降吐出電極の793から
800に対向する位置に設けられた対向電極グループ1
00まで、ブロック化された対向電極はそれぞれ個別に
設けられた対向電極ドライバに接続され、対向電極制御
部8によってオン・オフ制御されることにより、各ブロ
ックの対向電極に電圧を供給したり遮断したりする。
【0017】図2は複数の吐出電極と対向電極への印加
電圧波形図である。図2を参照して、吐出電極21から
色材粒子を吐出させる動作について説明する。
【0018】吐出電極制御部6は8個の吐出電極ドライ
バに対し、記録周期Tを8等分に時分割した吐出電極制
御信号を、D1からD8まで順次出力する。これによっ
て、吐出電極ドライバ3に出力される吐出電極制御信号
D1がオンする期間((1/8)×T時間、図中1部)
では、吐出電極No.1、9、17、……、793の第
1グループに吐出電極電圧が印加されることになる。同
様に順次、第2グループから第8グループの吐出電極に
吐出電極電圧が(1/8)×T時間の間供給される。こ
こで、この吐出電極電源5は、色材粒子が静電気力によ
って顔料系インクの表面張力や粘性等に打ち勝って吐出
するために十分ではない電圧値に設定されている。この
ため、色材粒子が吐出するために吐出電極21と対向電
極22間に発生させる静電界は対向電極電源7から供給
する必要がある。対向電極制御部8は、画像制御部(図
示せず)から吐出電極No.1に画像情報有りとして吐
出指令を受けた場合、対向制御信号Aを通じ、吐出制御
信号D1に同期して対向電極ドライバ1をオンする信号
を出力する(図中部)。これにより、対向電極グルー
プ1に対向電極電圧が印加されて、吐出電極No.1で
は、色材粒子が吐出するために十分な静電界が吐出電極
と対向電極間に発生して、色材粒子が吐出する。
【0019】吐出電極No.2から色材粒子を吐出させ
る場合も同様に、対向制御信号Aを通じ、吐出電極ドラ
イバ4に出力される吐出制御信号D2に同期して対向電
極ドライバ1をオンする信号を出力する(図中部)。
吐出電極No.10から色材粒子を吐出させる場合は、
対向制御信号Bを通じ、吐出制御信号D2に同期して対
向電極ドライバ2をオンする信号を出力する(図中'
部)。このように、画像データ有りとして吐出指令を受
けて任意の吐出電極から色材粒子を吐出させたい場合、
対向制御信号をその吐出電極に対応した吐出制御信号に
同期してオンさせることで可能となる。
【0020】本実施の形態によると、800個の吐出電
極を有するマルチヘッドにおいて、従来は、1吐出電極
に対し1ドライバで駆動を行い、合計800個のドライ
バを必要としたところを、100個+8個、すなわち1
08個のドライバで駆動できる。
【0021】なお、本実施の形態では108個でドライ
バを構成した例を説明したが、対向電極ドライバと吐出
電極ドライバを任意に組み合わせることによって、ドラ
イバの個数をより低減することも可能である。例えば、
対向電極ドライバ50+吐出電極ドライバ16個=66
個、あるいは、対向電極ドライバ25個+吐出電極ドラ
イバ32個=57個の構成も可能である。すなわち、吐
出電極のグループ数と対向電極の分割数を最適に選択す
ることによりドライバの個数を最小化することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、色材粒
子を吐出させるための複数の吐出電極を、複数に集合化
して電圧を個別に印加し制御する吐出電極制御手段と、
記録媒体を介してインク吐出口に対向した位置に配設さ
れた対向電極を、複数に分割化して電圧を個別に印加し
制御する対向電極制御手段とを有する記録ヘッド駆動手
段を設けた。これによって、ドライバの数が低減でき、
駆動回路の小規模化による装置の小型化と、低コスト化
が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吐出電極制御手段と対向電極制御手段
における記録ヘッド駆動手段の概略回路図である。
【図2】本発明の複数の吐出電極と対向電極への印加電
圧波形図である。
【図3】従来の電気泳動現象を利用した静電式インクジ
ェット記録装置の概略図である。
【図4】従来の静電式インクジェット記録装置の簡単な
基本構造図(平面図)である。
【図5】従来の吐出電極と電気泳動電極への印加電圧波
形図である。
【符号の説明】
1 対向電極ドライバ 2 対向電極ドライバ 3 吐出電極ドライバ 4 吐出電極ドライバ 5 吐出電極電源 6 吐出電極制御部 7 対向電極電源 8 対向電極制御部 21 吐出電極 22 対向電極 30 記録媒体 102 インク吐出口 103 ドライバ 106 インク供給口 107 インク排出口 108 流路壁 111 飛翔粒子群 116 メニスカス 117 色材粒子 124 電気泳動電極 131 インク室 132 顔料系インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯本 仁史 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 島 和男 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 萩原 良広 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−197724(JP,A) 特開 昭58−49266(JP,A) 特開 昭58−96571(JP,A) 特開 昭59−22762(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電した色材粒子を含んだ顔料系インク
    に電界を与え、色材粒子に働くクーロン力によりインク
    滴を噴射して記録媒体上に印字を行う静電式インクジェ
    ット記録装置において、前記顔料系インク中の色材粒子
    を電気泳動現象によりインク吐出口へ集中させるための
    電気泳動電極と、前記インク吐出口へ集中した前記色材
    粒子を吐出させるための複数の吐出電極と、前記記録媒
    体を介して前記インク吐出口に対向した位置に配設され
    た対向電極とを有し、前記複数の吐出電極をm個ずつか
    らなるn組の吐出電極グループに集合化して前記吐出電
    極グループ別に電圧を印加するn個の電圧印加手段を有
    して制御する吐出電極制御手段と、前記対向電極をn個
    ずつからなるm組の対向電極ブロックに分割して前記対
    向電極ブロック別に電圧を印加するm個の電圧印加手段
    を有して制御する対向電極制御手段とを設け、前記色材
    粒子の吐出を行う記録周期を1/mまたは1/nに時分
    割し、前記吐出電極制御手段と前記対向電極制御手段と
    は前記時分割の中のそれぞれのタイミングに同期して駆
    動し制御し、m+nの値が最小になるようにmとnの値
    を選択することを特徴とする静電式インクジェット記録
    装置。
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