JPH08258270A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置および画像形成方法Info
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- JPH08258270A JPH08258270A JP7064488A JP6448895A JPH08258270A JP H08258270 A JPH08258270 A JP H08258270A JP 7064488 A JP7064488 A JP 7064488A JP 6448895 A JP6448895 A JP 6448895A JP H08258270 A JPH08258270 A JP H08258270A
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Abstract
を形成でき高い記録周波数を有する画像形成装置を提供
することにある。 【構成】記録ヘッド1は、絶縁性の基材4と、基材4の
上面4aに形成された複数本の吐出電極2と、吐出電極2
を覆うように基材4の上面4aに配置されたインクタンク
6と、を有している。吐出電極2の先端の吐出ポイント
3は、インクタンク6のスリット8を介してインクタン
ク6の外に突出している。吐出電極2との間で用紙Pを
挟む位置には接地された対向電極16が設けられている。
吐出電極2の後端には、画像信号に応じて選択された吐
出電極2にバイアス電圧を印加するバイアス電源14と、
上記吐出電極2に記録電圧を印加する記録電圧発生部12
と、が接続されている。記録電圧は、選択された吐出電
極2に帯電された色剤粒子を集める凝集電圧と、上記吐
出電極から上記色剤粒子を飛翔する吐出電圧と、から成
る。
Description
を絶縁性液体中に分散させてなるインクを、記録媒体上
に飛翔して画像を形成する画像形成装置に関する。
録媒体に向ってインク滴を飛翔することにより記録媒体
上に画像を形成するインクジェット記録方式のプリンタ
が広く普及している。
解像度に応じて複数並べて設けられた吐出電極と、各吐
出電極先端の吐出ポイントに帯電された色剤粒子を絶縁
性液体中に分散させてなるインクを供給するインク供給
装置と、を備えている。また、記録ヘッドには、記録信
号に応じて各吐出電極に選択的に記録電圧(色剤粒子と
同極性の電圧)を印加するための記録電源が接続されて
いる。吐出電極の先端の吐出ポイントと対向する位置に
は、接地された対向電極が設けられ、この対向電極と吐
出電極との間に記録媒体が配置されている。
を形成する場合、まずインク供給装置により記録ヘッド
の各吐出ポイントにインクを供給し、各吐出電極に色剤
粒子と同極性の所定のバイアス電圧を印加する。バイア
ス電圧を印加することにより、色剤粒子が吐出電極から
反発されて各電極間に移動されるとともに吐出ポイント
に向って移動される。続いて、記録信号に応じて選択さ
れた吐出電極に記録電圧を印加し、この吐出電極と対向
電極との間に、インク滴を飛翔可能な大きさの電界を形
成する。これにより、選択された吐出電極の吐出ポイン
トに色剤粒子が更に移動され、移動された色剤粒子の電
荷と記録電圧による電界との積からなる静電気力が発生
される。そして、この静電気力が吐出ポイントに形成さ
れたインク滴の表面張力より大きくなると、インク滴が
吐出ポイントから分離され、対向電極に向って飛翔され
る。従って、飛翔したインク滴が吐出ポイントと対向電
極との間に配置された記録媒体に付着し、画像を形成す
る。
インク滴内に含まれる色剤粒子の濃度は吐出電極に印加
されるバイアス電圧の印加時間に依存するため、バイア
ス電圧の印加時間の違いに起因してインク滴内の色剤粒
子の濃度にムラを生じる。このため、インク滴の濃度が
安定せず、形成される画像にムラを生じる問題がある。
圧を印加した場合、対向電極に向う電界が形成されると
ともに隣接した吐出電極に向う電界も形成され、選択さ
れた吐出電極の吐出ポイントに移動された色剤粒子の一
部が隣接した吐出電極に移動される。このため、飛翔さ
れるインク滴内の色剤粒子の濃度が低下してしまう問題
がある。更に、色剤粒子が隣接した吐出電極に移動して
しまうことから、選択された吐出電極の吐出ポイントに
飛翔に必要な十分な電荷量の色剤粒子を移動させるため
に多くの時間を必要とし、高い吐出周波数を得ることが
困難となる。
で、その目的は、高濃度で且つ安定した画像を形成でき
高い吐出周波数を有する画像形成装置を提供することに
ある。
め、この発明に係る画像形成装置は、帯電された色剤粒
子を絶縁性液体中に分散させてなるインクを、記録媒体
から所定距離離間して配置された吐出口へ供給する複数
のインク供給手段と、上記複数のインク供給手段から選
択された1つのインク供給手段内において、上記色剤粒
子を集めるための第1のバイアス電圧を上記選択された
インク供給手段に印加する第1の電圧印加手段と、上記
選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒体に
向って上記色剤粒子を飛翔させるための第1のバイアス
電圧と異なる第2のバイアス電圧を上記選択されたイン
ク供給手段に印加する第2の電圧印加手段と、を備えて
いる。
は、帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分散させてな
るインクを、記録媒体から所定距離離間して配置された
吐出口へ供給する複数のインク供給手段と、上記複数の
インク供給手段に第1のバイアス電圧を印加する第1の
電圧印加手段と、上記複数のインク供給手段から選択さ
れた1つのインク供給手段内において、上記色剤粒子を
集めるため、上記第1のバイアス電圧より小さい第2の
バイアス電圧を上記選択されたインク供給手段に印加す
る第2の電圧印加手段と、上記選択されたインク供給手
段の吐出口から上記記録媒体に向って上記色剤粒子を飛
翔させるため、上記第1のバイアス電圧より大きい第3
のバイアス電圧を上記選択されたインク供給手段に印加
する第3の電圧印加手段と、を備えている。
は、記録媒体から所定距離離間して配置された吐出ポイ
ントをそれぞれ有し、互いに電気的に絶縁された複数の
吐出電極と、帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分散
させてなるインクを、上記各吐出ポイントへ供給するイ
ンク供給手段と、上記複数の吐出電極に上記色剤粒子と
同極性の第1のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段と、上記複数の吐出電極から選択された1つの吐
出電極に上記色剤粒子を集めるため、上記第1のバイア
ス電圧より小さい第2のバイアス電圧を所定のパルス幅
で印加した後、上記1つの吐出電極から上記記録媒体に
向って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1のバイ
アス電圧より大きい第3のバイアス電圧を所定のパルス
幅で上記選択された吐出電極に印加する記録電圧印加手
段と、を備えている。
は、帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分散させてな
るインクを、記録媒体から所定距離離間して配置された
吐出口へ供給する複数のインク供給手段と、上記複数の
インク供給手段内において上記色剤粒子を偏在させて上
記吐出口へ導く偏在手段と、上記複数のインク供給手段
に第1のバイアス電圧を印加する第1の電圧印加手段
と、上記複数のインク供給手段から選択された1つのイ
ンク供給手段内において、上記色剤粒子を集めるため、
上記第1のバイアス電圧より小さい第2のバイアス電圧
を上記選択されたインク供給手段に印加する第2の電圧
印加手段と、上記選択されたインク供給手段の吐出口か
ら上記記録媒体に向って上記色剤粒子を飛翔させるた
め、上記第1のバイアス電圧より大きい第3のバイアス
電圧を上記選択されたインク供給手段に印加する第3の
電圧印加手段と、を備えている。
粒子を絶縁性液体中に分散させてなるインクを、複数の
インク供給手段を介して、記録媒体から所定距離離間し
て配置された吐出口へ供給し、上記複数のインク供給手
段から選択された1つのインク供給手段内において、上
記色剤粒子を集めるための第1のバイアス電圧を上記選
択されたインク供給手段に印加し、上記選択されたイン
ク供給手段の吐出口から上記記録媒体に向って上記色剤
粒子を飛翔させるための第1のバイアス電圧と異なる第
2のバイアス電圧を上記選択されたインク供給手段に印
加する。
粒子を絶縁性液体中に分散させてなるインクを、複数の
インク供給手段を介して、記録媒体から所定距離離間し
て配置された吐出口へ供給し、上記複数のインク供給手
段に第1のバイアス電圧を印加し、上記複数のインク供
給手段から選択された1つのインク供給手段内におい
て、上記色剤粒子を集めるため、上記第1のバイアス電
圧より小さい第2のバイアス電圧を上記選択されたイン
ク供給手段に印加し、上記選択されたインク供給手段の
吐出口から上記記録媒体に向って上記色剤粒子を飛翔さ
せるため、上記第1のバイアス電圧より大きい第3のバ
イアス電圧を上記選択されたインク供給手段に印加す
る。
絶縁された複数の吐出電極にそれぞれ設けられ、記録媒
体から所定距離離間して配置された吐出ポイントに、帯
電された色剤粒子を絶縁性液体中に分散させてなるイン
クを供給し、上記複数の吐出電極に上記色剤粒子と同極
性の第1のバイアス電圧を印加し、上記複数の吐出電極
から選択された1つの吐出電極に、上記色剤粒子を集め
るため、上記第1のバイアス電圧より小さい第2のバイ
アス電圧を所定のパルス幅で印加し、この第2のバイア
ス電圧を印加した後、上記1つの吐出電極から上記記録
媒体に向って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1
のバイアス電圧より大きい第3のバイアス電圧を所定の
パルス幅で上記選択された吐出電極に印加する。
粒子を絶縁性液体中に分散させてなるインクを、複数の
インク供給手段を介して、記録媒体から所定距離離間し
て配置された吐出口へ供給し、上記複数のインク供給手
段内において上記色剤粒子を偏在させて上記吐出口へ導
き、上記複数のインク供給手段に第1のバイアス電圧を
印加し、上記複数のインク供給手段から選択された1つ
のインク供給手段内において、上記色剤粒子を集めるた
め、上記第1のバイアス電圧より小さい第2のバイアス
電圧を上記選択されたインク供給手段に印加し、上記選
択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒体に向
って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1のバイア
ス電圧より大きい第3のバイアス電圧を上記選択された
インク供給手段に印加する。
極性に帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて
なるインクが、複数のインク供給手段により、記録媒体
から所定距離離間して配置された吐出ポイントに供給さ
れる。そして、複数のインク供給手段から選択された1
つのインク供給手段に第1のバイアス電圧が印加され、
色剤粒子が集められる。その直後に、上記選択されたイ
ンク供給手段に第1のバイアス電圧より大きい第2のバ
イアス電圧が形成され、この選択されたインク供給手段
の吐出口から記録媒体に向って色剤粒子が飛翔される。
手段に色剤粒子を一旦集め、色剤粒子の濃度を十分に濃
くしてから色剤粒子を記録媒体に向って飛翔することに
より、記録媒体に形成される画像濃度が濃くなる。ま
た、色剤粒子を一旦集めてから飛翔することにより、必
要な電荷量の色剤粒子を短時間で集めることができ、高
い吐出周波数を得ることができる。
について詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例
に係る画像形成装置の要部を示している。画像形成装置
は記録ヘッド1を備え、この記録ヘッド1は、絶縁性の
基材4と、基材4の上面4aに形成された複数本の吐出
電極2と、吐出電極2を覆うように基材4の上面4aに
配置されたインクタンク6と、を有している。インクタ
ンク6は、その端面が基材4の端面に揃えられて基材4
の上面4aに接着され基材4とともにインク収容部6a
を構成している。インク収容部6aにはインク6bが収
容されている。
け設けられ、互いに電気的に独立された状態で基材4の
上面4aに平行に配列されている。吐出電極2は、それ
ぞれ吐出ポイント3を形成した先端を有し、これらの吐
出ポイント3が一列に並ぶように先端を揃えて配設され
ている。尚、図1においては、図示簡略化のため5本の
吐出電極2を図示したが、本実施例においては、1つの
基材4上に64本の吐出電極2が配置されている。
は、インクタンク6に形成された後述のスリット8を通
って基材4およびインクタンク6の先端面から突出し、
また、各吐出電極2の基端部は、インクタンク6を貫通
して基材4およびインクタンク6の後端面から突出して
いる。各吐出電極2の基端部には、電極に所定の電位を
与えるための記録電圧発生部12およびバイアス電源1
4が図示しないICを介して接続されている。尚、この
記録電圧発生部12は本発明の記録電圧印加手段として
作用し、バイアス電源14は本発明のバイアス電圧印加
手段として作用する。また、これら記録電圧発生部12
およびバイアス電源14と各吐出電極2との間の接続点
はインクタンク6の外側に配置されている。
向する位置には、各吐出電極2との間で電界を形成する
ための接地された対向電極16が設けられている。そし
て、この対向電極16に隣接した状態で対向電極6と吐
出ポイント3との間に記録媒体としての用紙Pが配置さ
れる。尚、本実施例においては、吐出電極2の先端部、
即ち吐出ポイント3と対向電極16との間の距離は0.
5mmに設定されている。
の先端部に適量のインクを供給するためのスリット8が
形成されている。また、インクタンク6には、図示しな
いインク供給装置からインクタンク6内にインクを補充
するための供給口(図示せず)およびインクを排出する
排出口(図示せず)が設けられている。スリット8は横
並びに整列された複数の吐出電極2の全幅を超える範囲
に渡って形成されている。従って、インクタンク6内の
インクは、スリット8を介して吐出電極2の先端部(吐
出ポイント3)に供給され、各先端部においてインクメ
ニスカス10を形成する。尚、インクタンク6およびス
リット8は、本発明のインク供給手段を構成している。
形成される。まず、電気的に絶縁性を有するポリイミド
フィルムを用意し、このポリイミドフィルムの略中央
(吐出電極2の先端部に対応する位置)に細長い孔を形
成する。このフィルム上に約18μm厚の銅箔膜を張り
付け、その上にフォトレジスト層を塗布し、所定の電極
パターンを有するマスクを介してフォトレジスト層を露
光する。露光したフォトレジスト層を現像して吐出電極
2のフォトレジストパターンを形成し、これをエッチン
グして吐出電極2に対応するストライプ状の電極パター
ンを形成する。そして、上記孔の長手方向中央に沿って
フィルムを切断し、複数の吐出電極2が配列された一対
の電極フィルムを形成する。
アルミナ板から形成された基材4上に載置し、吐出電極
2の先端部がこの基材4の端面から突出するように張り
付ける。本実施例においては、8本/mmの密度で64
本の吐出電極2(従って、電極の全幅は8mmになる)
を基材4上に形成した。
成されると、基材4上にインクタンク6が取り付けられ
て記録ヘッド1が形成される。この場合、インクタンク
6のスリット8のサイズは、吐出電極2の全幅(8m
m)に対応して決定され、本実施例においては、高さ約
0.1mmおよび幅約10mmに形成されている。
に基材4の端面から突出しなくとも良く、基材4の端面
に面一に揃えられても良い。このように吐出電極2の先
端部が基材4の端面に揃えられた記録ヘッドを形成する
場合、例えば、基材4を構成するアルミナ板上にアルミ
ニウム或いは金などの金属を所定の膜厚で真空蒸着し、
この上にフォトレジスト層を塗布し、所定の電極パター
ンを有するマスクを介してフォトレジスト層を露光す
る。次に、露光したフォトレジスト層を現像してフォト
レジストパターンを形成し、このフォトレジストパター
ンを介して金属層をエッチングして複数の電極パターン
を形成する。そして、これら複数の電極パターンを横切
る所定位置でアルミナ板を切断し、各吐出電極2の先端
部がアルミナ板の端面に揃った一対の電極板を得る。こ
の電極板上にインクタンク6が取付けられ記録ヘッド1
が形成される。
たインク6bは、石油系溶媒などの絶縁性液体内に帯電
された色剤粒子を分散させて形成されている。このイン
クは、樹脂やワックスからなるバインダーの内部若しく
は表面に含有若しくは付着したカーボンブラック等の色
剤顔料、分散剤、帯電制御剤等を含んでいる。インク内
に分散された色剤粒子は、吐出電極2に与える電位と同
極性に帯電しているか若しくは帯電する粒子からなる。
本実施例においては、色剤粒子は正の極性に予め帯電さ
れている。
1の記録動作について図2乃至図4を用いて説明する。
正の極性に帯電された色剤粒子を含むインク6bは、イ
ンク供給装置(図示せず)から静水圧若しくは低圧ポン
プにより供給口(図示せず)を介してインクタンク6内
に供給される。インクタンク6内に収容されたインク6
bは、スリット8内に流入し、インクの流出圧力、スリ
ット8の開口径、インクの表面張力等の影響により、各
吐出電極2の先端部でインクメニスカス10が形成され
る。
出電極2にバイアス電圧Vbが印加される。すると、各
吐出電極2の先端部(吐出ポイント3)と対向電極16
との間の距離が最も近いことから、各吐出ポイント3で
は、対向電極16の表面に対して直角な方向、即ち図4
(a)に矢印で示す方向に最も強い電界を生じる。尚、
隣接した2つの吐出電極2間にも弱い電界を生じるが、
電極間距離に対して電極が十分薄いためこの電界は殆ど
無視できる。また、色剤粒子は、正極に帯電しているこ
とからバイアス電圧が与えられた吐出電極2との間で静
電的に反発し、隣り合う2つの電極間の領域で色剤粒子
が高濃度となる濃度勾配を生じる。
は、各吐出ポイント3で色剤粒子に作用する対向電極1
6からの静電吸引力が、インクの溶媒である絶縁性液体
の表面張力よりも小さくなるような値に設定されてい
る。このため、各吐出電極2にバイアス電圧を印加した
場合でも色剤粒子は絶縁性液体即ちインクから飛翔する
ことはない。
電圧Vbが印加された後、画像信号に応じて選択された
吐出電極2に記録電圧発生部12から記録電圧が印加さ
れる。選択された吐出電極2に記録電圧を与える場合、
図2にステップ1として示すように、まず、選択された
吐出電極2にバイアス電圧Vbより低い凝集電圧Vcが
所定のパルス幅で選択的に印加され、その直後に、ステ
ップ2として示すように、バイアス電圧Vbより高い吐
出電圧Vsが所定のパルス幅で印加される。
する方法により記録電圧発生部12にて形成され、画像
信号に応じて選択された吐出電極2に選択的に与えられ
る。この場合、凝集電圧Vcの印加時間Tcは吐出電圧
Vsの印加時間Ts以上(Tc≧Ts)であることが望
ましく、バイアス電圧Vbと凝集電圧Vcとの電圧差V
b−Vcはバイアス電圧Vbと吐出電圧Vsとの電圧差
Vs−Vb以上であることが望ましい。
電圧Vb=1KV、凝集電圧Vc=0.5KV、吐出電
圧Vs=1.5KV、凝集電圧の印加時間Tc=60μ
s、吐出電圧の印加時間Ts=40μs、に設定し、記
録電圧の通電周期を5KHzに設定している。従って、
凝集電圧Vcのパルス(凝集パルス)と吐出電圧Vsの
パルス(吐出パルス)とからなる記録電圧パルスの印加
時間は、記録電圧の1通電周期(200μs)の50%
となる。
3本の吐出電極2a、2b、2cの内、中央の吐出電極
2bに対して上述した記録電圧を選択的に印加する場合
を例にとって記録動作を説明する。まず、吐出電極2a
〜2cに1KVのバイアス電圧Vbが印加され、図4
(a)に示すように各吐出ポイント3から対向電極16
に向う電界(バイアス電界)が生じる。次に、吐出電極
2bに0.5KVの凝集電圧Vcが60μsのパルス幅
で印加されると、図4(b)に示すように、隣接した吐
出電極2aおよび2cから吐出電極2bへ向う電界(第
1の電界)が形成され、この電界に従って色剤粒子が移
動される。つまり、バイアス電圧Vb(1KV)より低
い凝集電圧Vc(0.5KV)が吐出電極2bに与えら
れると、吐出電極2bの電位が隣接した吐出電極2aま
たは2cより低くなり、隣接した吐出電極2aおよび2
cから中央の吐出電極2bに向う電界が生じる。このた
め、正極に帯電された色剤粒子は吐出電極2b方向に強
制的に移動され、吐出電極2bに色剤粒子が集められ
る。
圧Vs(1.5KV)が与えられると、図4(c)に示
すように吐出電極2bから対向電極16に向う強い電界
(第2の電界)を生じる。この強い電界により色剤粒子
が吐出電極2bの先端部に移動され、色剤粒子の電荷と
形成された電界との積からなる静電気力がインクの表面
張力より大きくなった時点で吐出ポイント3からインク
滴が分裂されて対向電極16に向って飛翔される。
は隣接した吐出電極2aおよび2cに向って移動される
が、本実施例においては凝集電圧Vcを与えることによ
り予め色剤粒子を吐出電極2bに凝集していることか
ら、吐出電極2bの色剤粒子濃度が低下することがな
く、飛翔されるインク滴内の色剤粒子濃度が高く維持さ
れる。特に、本実施例における凝集電圧Vcのバイアス
電圧Vbに対する電圧差Vb−Vcは、吐出電圧Vsの
バイアス電圧Vbに対する電圧差Vs−Vbと同じ或い
はそれ以上に設定され、凝集電圧Vcの印加時間Tc
は、吐出電圧Vsの印加時間Tsと同じ或いはそれ以上
に設定されている。そのため、隣接した吐出電極2aお
よび2cから中央の吐出電極2bに凝集される色剤粒子
の量は吐出電極2bから吐出電極2aおよび2cに移動
される色剤粒子の量より多くなり、吐出されるインク滴
の色剤粒子濃度が高濃度に保持される。
印加する直前に凝集電圧Vcを印加することにより色剤
粒子が強制的に凝集されることから、吐出するに十分な
量の色剤粒子を短時間で得ることができ、比較的高い吐
出周波数で記録電圧を印加することができる。
る記録電圧の形成方法について図5および図6を用いて
説明する。記録電圧発生部12は、図示しない画像読取
部から供給される画像信号とイネーブル信号とから記録
信号を形成する信号変換回路12aと、信号変換回路1
2aにより形成された記録信号とバイアス電源14から
供給されるバイアス電圧とから記録電圧を形成する増幅
回路12bと、を備えている。
致したインク滴発生周波数(5KHz)に応じて図示し
ないイネーブル信号発生回路において形成され、各周期
(200μs)毎に−5Vのローレベルパルス(60μ
s)と+5Vのハイレベルパルス(40μs)とを含む
パルス信号から成る。画像信号は、記録時(例えば図6
に示すn周期)における+5Vのパルスと非記録時(例
えばn+1周期)における0Vとから成る。イネーブル
信号および画像信号は、同期をとって信号変換回路12
aに入力され、論理和の出力が記録信号Aとして増幅回
路12bに出力される。この記録信号Aは、例えば、画
像信号がハイレベル(+5V)のn周期においては−5
Vのローレベルパルスおよび+5Vのハイレベルパルス
を有するイネーブル信号に応じたパルス信号となり、画
像信号がローレベル(0V)のn+1周期においては0
Vとなる。
望の電圧に増幅する。この実施例では、−5Vのローレ
ベルパルスを−500Vに増幅し、+5Vのハイレベル
パルスを+500Vに増幅した。そして、増幅回路12
bは、この増幅した記録パルスをバイアス電圧Vb(1
KV)に重畳し、パルス幅60μs、電圧0.5KVの
凝集パルスと、パルス幅40μs、電圧1.5KVの吐
出パルスと、を有する記録電圧を出力する。
おけるインク滴の吐出周波数と記録ヘッド1により記録
した画像濃度との関係について図7を用いて説明する。
尚、比較のため、従来の記録方法によるインク滴の吐出
周波数と画像濃度との関係を調べた。
吐出条件は、バイアス電圧Vb=1KV、凝集電圧Vc
=0.5KV、吐出電圧Vs=1.5KVに設定し、凝
集電圧Vcおよび吐出電圧Vsからなる記録電圧の印加
時間をインク滴の吐出周期の50%に設定し、凝集電圧
Vcの印加時間Tcを吐出電圧Vsの印加時間Tsと同
じに設定した。また、従来の記録ヘッドによるインク滴
の吐出条件は、バイアス電圧Vb=1KV、記録電圧V
s=1.5KVに設定し、記録電圧の印加時間をインク
滴の吐出周期の50%に設定した。尚、各場合におい
て、吐出周波数を2KHzから8KHzまで変化させ、
オールマーク記録を行い、各吐出周波数における画像濃
度を調べた。
の関係を調べたところ、本実施例の記録ヘッド1におい
ては、吐出周波数を2KHzから7KHzまで変化させ
た際に画像濃度が緩やかに低下し、8KHzで低下の度
合いが僅かに大きくなった。2KHzから7KHzまで
の濃度の低下は記録電圧の通電時間に依存するものと判
断され、8KHzでの低下は不安定な吐出によるものと
判断される。従って、本実施例の記録ヘッド1における
最高吐出周波数は7KHzと判断される。
は、2KHzから5KHzまで変化させた際に本実施例
より大きな傾きで画像濃度が低下し、6KHzではイン
ク滴の吐出が不安定となり濃度が急激に低下し、7KH
zでは吐出しなくなった。従って、従来の記録ヘッドに
おける吐出周波数の限界は5KHzと判断される。
は、従来の記録ヘッドと比較して、より高い画像濃度を
有する画像形成が可能で、より高いインク滴の吐出周波
数を達成することができる。
形成装置について図8を用いて説明する。尚、基本的な
構成は上記第1の実施例と同じであるので、第1の実施
例と同一の部分については同一符号を用いて説明を省略
し、第1の実施例と異なる部分についてのみ説明する。
記録ヘッドの縦断側面、平面、正面である。記録ヘッド
21は、吐出電極22が形成された絶縁性基板24と、
共通電極26が形成された絶縁性天板28とを有してい
る。絶縁性基板24及び絶縁性天板28は吐出電極22
と共通電極26とが対向するように配置され、この間に
インク流路30となる高さ約1mmの空隙が形成されて
いる。インク流路30の後端側30aはインク供給装置
(図示せず)に接続され、この供給装置からインクがイ
ンク流路30に供給される。ここで用いるインクは、上
述した第1の実施例に用いたインクと同じである。イン
ク流路30の先端側前方には、接地電位にされた対向電
極(図示せず)が設置される。記録媒体(図示せず)は
対向電極の記録ヘッド21側の面上に配置される。尚、
吐出電極22と対向電極との間の距離は0.5mmに設
定されている。
おける吐出電極2と同様に形成されている。吐出電極2
2は、その先端部に形成された各吐出ポイント23に対
応するように横並びに且つ個々の電極が電気的に独立し
て配列される。各吐出電極22は、共通電極26と対向
する部分は一様な幅を有するが、これを越えた先端部に
おいては、漸次幅が細くなる収束形状を有する。共通電
極26は、絶縁性天板28上にアルミニウム若しくは金
等の金属を真空蒸着した一枚の金属膜電極として形成さ
れている。吐出電極22と共通電極26とは、吐出電極
22の収束先端部が共通電極26よりも前方に突出する
ように対向している。
て各電極に電位を与えるための記録電圧発生部12及び
バイアス電源14に接続され、共通電極26はIC(図
示せず)を介して直流電源27に接続される。尚、吐出
電極22、バイアス電源14、共通電極26、および直
流電源27により本発明の偏在手段を構成している。
出電極22及び共通電極26に与える電位と同極性に帯
電しているか若しくは帯電する粒子からなる。本実施例
においては、色剤粒子は正の極性に予め帯電されてい
る。
ように構成された記録ヘッド21の記録動作について説
明する。本実施例は、インクを吐出ポイント23に供給
する前にインク中で色剤粒子の偏在を生じさせることを
特徴とする。
するためのフローチャートを示す。この記録ヘッド21
では、記録動作が開始されると、まず、ステップ1に示
すように、流路30内に供給されたインク中の色剤粒子
を各吐出電極22の吐出ポイント23に偏在させ、次
に、ステップ2に示すように、画像信号に応じて選択さ
れた吐出電極22に色剤粒子を移動させ、最後に、ステ
ップ3に示すように、選択された吐出電極22の吐出ポ
イントからインク滴を飛翔させている。尚、ステップ2
およびステップ3は、上述した第1の実施例における色
剤粒子の凝集および吐出動作を示すものである。
まず、ステップ1(色剤粒子の偏在)について図10を
用いて詳細に説明する。図10(a)は、吐出電極22
及び共通電極26に電位が与えられていない場合の色剤
粒子のインク内での状態を示す。色剤粒子は、電界など
の外力が加わらない時は、分散剤等の作用及び色剤粒子
の粒子間の静電的反発力によりほぼ一様に絶縁性液体内
に分散する。
電圧Vbが与えられ、共通電極26にバイアス電圧Vb
より低い直流電圧Vpが与えられた場合の色剤粒子のイ
ンク内での状態を示す。本実施例においては、1.5K
Vのバイアス電圧Vbを吐出電極22に印加し、1.3
KVの直流電圧Vpを共通電極26に印加した。尚、バ
イアス電圧Vbおよび直流電圧Vpは、吐出電極22に
記録電圧が与えられていない場合であっても常に印加さ
れる。
電圧Vpを印加することにより、図11(a)に示すよ
うに、第1の実施例と同様なバイアス電界(図4a)が
各吐出ポイント23に形成されるとともに、吐出電極2
2と共通電極26との間に電位差が生じ、正の極性に帯
電された色剤粒子が電気泳動効果により電位の低い側
(共通電極26側)に移動される。
ら静水圧若しくは低圧ポンプによりインク流路30へ供
給される。そして、インクがインク流路30先端に向か
って押流される際、図10(b)図示の如く、色剤粒子
は吐出電極22及び共通電極26間の電界の影響により
共通電極26側に偏在して流れる。更に、共通電極26
先端より先では、色剤粒子は、対向電極9の影響を受け
る。このため、色剤粒子は、共通電極26先端と吐出電
極22先端との間に形成されるインク流路30先端のイ
ンクメニスカス32に沿って偏在して流れ、吐出ポイン
ト23に供給される。
6間に印加される電圧は、インク流路30の深さ方向に
色剤粒子の濃度差を形成するように作用する。このた
め、色剤粒子は、インク中において共通電極26側の濃
度が高い状態で効率よく搬送され、更に、共通電極26
先端より先ではインク表面側の濃度が高い状態で吐出ポ
イント23まで搬送される。
22の尖鋭な先端と接地電位の対向電極16との間の電
界集中のため、色剤粒子は対向電極16から静電吸引力
を受ける。このため、色剤粒子は吐出電極22先端の吐
出ポイント23へと集められ、吐出ポイント23におけ
る色剤粒子濃度が増加する。微小な吐出ポイント23に
集められた色剤粒子は、複数の色剤粒子が集まった凝集
物となる。
舞い、いわゆる偏在は、個々の吐出電極22に対応して
生じる。次に、ステップ2(色財粒子の移動)およびス
テップ3(色財粒子の飛翔)について図11を用いて説
明する。ここでは、隣接した3本の吐出電極22の中央
の吐出電極22bに記録電圧が選択的に印加された場合
を例にとって説明する。
において色剤粒子の偏在が達成されると、画像信号に応
じて選択された吐出電極2bに記録電圧発生部12から
記録電圧が与えられる。この場合、記録電圧は、バイア
ス電圧Vb=1.5KVに対し、凝集電圧Vc=1K
V、および吐出電圧Vs=2KVに設定し、凝集電圧の
印加時間Tcと吐出電圧の印加時間Tsとは同じにし
た。また、凝集電圧のパルス(凝集パルス)と吐出電圧
のパルス(吐出パルス)とからなる記録パルスの印加時
間は、記録電圧の1通電周期の50%となるように設定
した。
所定のパルス幅で与えられると、図11(b)に示すよ
うに隣接した吐出電極22aおよび22cから吐出電極
22bへ色剤粒子が移動される。つまり、バイアス電圧
Vb(1.5KV)より低い凝集電圧Vc(1KV)が
吐出電極22bに与えられると、吐出電極22bの電位
が隣接した吐出電極22aまたは22cより低くなり、
隣接した吐出電極22aおよび22cから中央の吐出電
極22bに向う電界が生じる。このため、正極に帯電さ
れた色剤粒子は吐出電極22b方向に強制的に移動さ
れ、吐出電極22bに色剤粒子が集められる。
電圧Vs(2KV)が与えられると、図11(c)に示
すように吐出電極22bから対向電極16に向う強い電
界を生じる。この強い電界により色剤粒子が吐出電極2
2bの先端部に更に移動され、色剤粒子の電荷と形成さ
れた電界との積からなる静電気力がインクの表面張力よ
り大きくなった時点でインク滴が分裂されて対向電極1
6に向って飛翔される。
部は隣接した吐出電極22aおよび22cに向って移動
されるが、凝集電圧Vcを与えることにより予め色剤粒
子を吐出電極22bに凝集していることから、吐出電極
22bの色剤粒子の濃度が薄くなることがない。特に、
本実施例においては、選択された吐出電極22bに記録
電圧を印加する前に吐出電極22bの吐出ポイント23
に色剤粒子を偏在させている。従って、上述した第1の
実施例と比較して、吐出されるインクの色剤粒子濃度が
より高濃度に保持される。尚、本実施例においても、上
述した第1の実施例と同様に高い吐出周波数を得ること
ができることは言うまでもない。
におけるインク滴の吐出周波数と記録ヘッド21により
記録した画像濃度との関係について図12を用いて説明
する。尚、比較のため、第1の実施例と同様に、従来の
記録方法によるインク滴の吐出周波数と画像濃度との関
係を調べた。
の吐出条件は、バイアス電圧Vb=1.5KV、凝集電
圧Vc=1KV、吐出電圧Vs=2KVに設定し、凝集
電圧Vcおよび吐出電圧Vsからなる記録電圧の印加時
間をインク滴の吐出周期の50%に設定し、凝集電圧V
cの印加時間Tcを吐出電圧Vsの印加時間Tsと同じ
に設定した。また、従来の記録ヘッドによるインク滴の
吐出条件は、第1の実施例と同じに設定した。尚、各場
合において、吐出周波数を2KHzから10KHzまで
変化させ、オールマーク記録を行い、各吐出周波数にお
ける画像濃度を調べた。
の関係を調べたところ、本実施例の記録ヘッド21にお
いては、吐出周波数を2KHzから8KHzまで変化さ
せた際に画像濃度が緩やかに低下し、10KHzで低下
の度合いが僅かに大きくなった。2KHzから8KHz
までの濃度の低下は記録電圧の通電時間に依存するもの
と判断され、10KHzでの低下は不安定な吐出による
ものと判断される。従って、本実施例の記録ヘッド21
における最高吐出周波数は8KHzと判断される。
は、2KHzから5KHzまで変化させた際に本実施例
より大きな傾きで画像濃度が低下し、6KHzではイン
ク滴の吐出が不安定となり濃度が急激に低下し、7KH
zでは吐出しなくなった。従って、従来の記録ヘッドに
おける吐出周波数の限界は5KHzと判断される。
1は、従来の記録ヘッドと比較して、より高い画像濃度
を有する画像形成が可能で、より高いインク滴の吐出周
波数を有する。
れるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、バイアス電圧は、必ずしも印加する必要
はなく、画像信号に応じて選択された吐出電極が対向電
極の電位より低い電位となるような凝集電圧を印加し、
その直後に凝集電圧より高く色剤粒子を飛翔可能な吐出
電圧を印加すれば良い。
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、高濃度で且つ安定した画像を形成でき、高い記録周
波数を得ることができる。
ッドおよびその周辺機器を示す概略図。
めのブロック図。
圧を示す図。
飛翔動作を説明するための図。
生部を示す概略図。
圧の形成方法を説明するための図。
と画像濃度との関係を示す図。
ッドおよびその周辺機器を示す概略図。
めのブロック図。
の図。
するための図。
波数と画像濃度との関係を示す図。
…基材、4a…上面、6…インクタンク、6a…インク
収容部、6b…インク、8…スリット、10…インクメ
ニスカス、12…記録電圧発生部、14…バイアス電
源、16…対向電極、P…用紙。
Claims (8)
- 【請求項1】 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分
散させてなるインクを、記録媒体から所定距離離間して
配置された吐出口へ供給する複数のインク供給手段と、 上記複数のインク供給手段から選択された1つのインク
供給手段内において、上記色剤粒子を集めるための第1
のバイアス電圧を上記選択されたインク供給手段に印加
する第1の電圧印加手段と、 上記選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒
体に向って上記色剤粒子を飛翔させるための第1のバイ
アス電圧と異なる第2のバイアス電圧を上記選択された
インク供給手段に印加する第2の電圧印加手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分
散させてなるインクを、記録媒体から所定距離離間して
配置された吐出口へ供給する複数のインク供給手段と、 上記複数のインク供給手段に第1のバイアス電圧を印加
する第1の電圧印加手段と、 上記複数のインク供給手段から選択された1つのインク
供給手段内において、上記色剤粒子を集めるため、上記
第1のバイアス電圧より小さい第2のバイアス電圧を上
記選択されたインク供給手段に印加する第2の電圧印加
手段と、 上記選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒
体に向って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1の
バイアス電圧より大きい第3のバイアス電圧を上記選択
されたインク供給手段に印加する第3の電圧印加手段
と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 記録媒体から所定距離離間して配置され
た吐出ポイントをそれぞれ有し、互いに電気的に絶縁さ
れた複数の吐出電極と、 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分散させてなるイ
ンクを、上記各吐出ポイントへ供給するインク供給手段
と、 上記複数の吐出電極に上記色剤粒子と同極性の第1のバ
イアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、 上記複数の吐出電極から選択された1つの吐出電極に上
記色剤粒子を集めるため、上記第1のバイアス電圧より
小さい第2のバイアス電圧を所定のパルス幅で印加した
後、上記1つの吐出電極から上記記録媒体に向って上記
色剤粒子を飛翔させるため、上記第1のバイアス電圧よ
り大きい第3のバイアス電圧を所定のパルス幅で上記選
択された吐出電極に印加する記録電圧印加手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分
散させてなるインクを、記録媒体から所定距離離間して
配置された吐出口へ供給する複数のインク供給手段と、 上記複数のインク供給手段内において上記色剤粒子を偏
在させて上記吐出口へ導く偏在手段と、 上記複数のインク供給手段に第1のバイアス電圧を印加
する第1の電圧印加手段と、 上記複数のインク供給手段から選択された1つのインク
供給手段内において、上記色剤粒子を集めるため、上記
第1のバイアス電圧より小さい第2のバイアス電圧を上
記選択されたインク供給手段に印加する第2の電圧印加
手段と、 上記選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒
体に向って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1の
バイアス電圧より大きい第3のバイアス電圧を上記選択
されたインク供給手段に印加する第3の電圧印加手段
と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分
散させてなるインクを、複数のインク供給手段を介し
て、記録媒体から所定距離離間して配置された吐出口へ
供給し、 上記複数のインク供給手段から選択された1つのインク
供給手段内において、上記色剤粒子を集めるための第1
のバイアス電圧を上記選択されたインク供給手段に印加
し、 上記選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒
体に向って上記色剤粒子を飛翔させるための第1のバイ
アス電圧と異なる第2のバイアス電圧を上記選択された
インク供給手段に印加する画像形成方法。 - 【請求項6】 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分
散させてなるインクを、複数のインク供給手段を介し
て、記録媒体から所定距離離間して配置された吐出口へ
供給し、 上記複数のインク供給手段に第1のバイアス電圧を印加
し、 上記複数のインク供給手段から選択された1つのインク
供給手段内において、上記色剤粒子を集めるため、上記
第1のバイアス電圧より小さい第2のバイアス電圧を上
記選択されたインク供給手段に印加し、 上記選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒
体に向って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1の
バイアス電圧より大きい第3のバイアス電圧を上記選択
されたインク供給手段に印加する画像形成方法。 - 【請求項7】 互いに電気的に絶縁された複数の吐出電
極にそれぞれ設けられ、記録媒体から所定距離離間して
配置された吐出ポイントに、帯電された色剤粒子を絶縁
性液体中に分散させてなるインクを供給し、 上記複数の吐出電極に上記色剤粒子と同極性の第1のバ
イアス電圧を印加し、 上記複数の吐出電極から選択された1つの吐出電極に、
上記色剤粒子を集めるため、上記第1のバイアス電圧よ
り小さい第2のバイアス電圧を所定のパルス幅で印加
し、 この第2のバイアス電圧を印加した後、上記1つの吐出
電極から上記記録媒体に向って上記色剤粒子を飛翔させ
るため、上記第1のバイアス電圧より大きい第3のバイ
アス電圧を所定のパルス幅で上記選択された吐出電極に
印加する画像形成方法。 - 【請求項8】 帯電された色剤粒子を絶縁性液体中に分
散させてなるインクを、複数のインク供給手段を介し
て、記録媒体から所定距離離間して配置された吐出口へ
供給し、 上記複数のインク供給手段内において上記色剤粒子を偏
在させて上記吐出口へ導き、 上記複数のインク供給手段に第1のバイアス電圧を印加
し、 上記複数のインク供給手段から選択された1つのインク
供給手段内において、上記色剤粒子を集めるため、上記
第1のバイアス電圧より小さい第2のバイアス電圧を上
記選択されたインク供給手段に印加し、 上記選択されたインク供給手段の吐出口から上記記録媒
体に向って上記色剤粒子を飛翔させるため、上記第1の
バイアス電圧より大きい第3のバイアス電圧を上記選択
されたインク供給手段に印加する画像形成方法。
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