JP2853517B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2853517B2 JP15011993A JP15011993A JP2853517B2 JP 2853517 B2 JP2853517 B2 JP 2853517B2 JP 15011993 A JP15011993 A JP 15011993A JP 15011993 A JP15011993 A JP 15011993A JP 2853517 B2 JP2853517 B2 JP 2853517B2
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    • B41J2002/061Ejection by electric field of ink or of toner particles contained in ink

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電吸引型のインク
ジェット記録方法に関するものであり、先行して被記録
媒体又は中間記録体に付着したインクの先行ドットが次
に飛翔するインクの曳糸に影響するのを可及的に防止
し、常に正確な位置にインクを飛翔させて画質の良好な
画像を形成することができるようにしたインクジェット
記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、普通紙に直
接記録が可能なノンインパクト記録方式であり、高速で
あること、簡易な構成であること、高画質であること等
の特長を有することから注目されている。なかでも、静
電気によるクーロン力を利用してインクを電気信号に応
じて飛翔させて作像する静電吸引型のインクジェット記
録方式は、特にその記録ヘッドの構造が簡易であり、記
録紙の幅に応じた記録幅を有する記録ヘッドの構成が比
較的容易であり、しかも、パルス幅の変調によりドット
径の変調が可能であって多諧調作像が可能であることか
ら、特に注目されており、その記録ヘッドの構成から、
単ノズルを機械的に走査し記録する単ノズル方式、多数
のノズルを画素対応に並べて電子的な平面走査をして記
録するマルチノズル方式、隔壁のない単一のスリット状
開口内に画素対応の記録電極を配置して電子的な平面走
査をして記録するスリットジェット方式、画像に応じて
選択的に加熱・低粘度化した部分を一様電界で引き出す
サーマルスリットジェット方式等が提案されている。
【0003】そして、このような静電吸引型インクジェ
ット記録方式においては、記録ヘッドの記録電極と記録
紙等の被記録媒体や中間記録体の背面に配置した対向電
極との間に電圧パルスを印加し、これに起因するクーロ
ン力で記録ヘッド中のインクを被記録媒体や中間記録体
に向けて飛翔させ、これら被記録媒体や中間記録体上で
ドットを形成させて作像するようになっており、この際
にインクは曳糸を作って被記録媒体や中間記録体上に飛
翔する。
【0004】しかるに、この種の静電吸引型インクジェ
ット記録方式において、記録ヘッドから被記録媒体や中
間記録体に向けて飛翔するインクの曳糸の方向が何らか
の作用で曲げられ、被記録媒体や中間記録体の所定の位
置に確実にインクを飛翔させてドットを形成することが
できず、このために被記録媒体や中間記録体上に形成さ
れる画像の画質が著しく低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、この現象について鋭意検討した結果、飛翔するイン
クの曳糸の方向に大きな影響を与えるのは、被記録媒体
や中間記録体の誘電率や抵抗の大きさではなく、むし
ろ、インクの誘電率や体積抵抗率であることを突き止め
た。すなわち、記録ヘッドから被記録媒体や中間記録体
に向けて先に飛翔し、被記録媒体や中間記録体上で先に
形成されたドット(以下、「先行ドット」という)の帯
電状態が、次に被記録媒体や中間記録体に向けて飛翔す
るインクの曳糸に影響し、これによって次に飛翔するイ
ンクの曳糸が曲がって被記録媒体や中間記録体上に形成
されるドット(以下、「後行ドット」という)が所定の
位置から外れてしまい、著しく画質が低下することを突
き止めた。
【0006】この現象を詳細に説明すると、先ず図1
(a)に示すように、記録ヘッドの記録電極1と記録紙
等の被記録媒体2の背面に配置した対向電極3との間に
電源4から所定の電圧パルスを印加すると、記録ヘッド
のオリフィス5内のインク6は曳糸を形成しながら被記
録媒体2に向けて飛翔し、そこにドット(先行ドット7
a)を形成する。
【0007】そしてこの時、インク6の抵抗が高すぎる
と、静電誘導により生成した正電荷が先行ドット7aに
乗った状態で曳糸が切断され、図1(b)に示すよう
に、先行ドット7aに正電荷が残留し、この状態で次の
ドット(後行ドット7b)を形成するためにインク6を
飛翔させると、この後行ドット7bのための曳糸は先行
ドット7aの正電荷に反発してこの先行ドット7aから
遠ざかる方向に曲げられ(いわゆる、「斥力」を受ける
ことになる)、所定の位置から先行ドット7aに対して
遠ざかる方向にずれた位置に後行ドット7bを形成す
る。
【0008】反対に、インク6の抵抗が低すぎると、図
2に示すように、先行ドット7aには上記図1の場合の
ように正電荷が残留することはないが、抵抗が低すぎる
ために先行ドット7aが形成された被記録媒体2の背面
の対向電極3の影響を受けてこの対向電極3と同じ極性
の電荷、この場合は負電荷が誘起され、この状態で次の
ドット(後行ドット7b)を形成するためにインク6を
飛翔させると、この後行ドット7bのための曳糸は先行
ドット7aの負電荷に吸引されてこの先行ドット7aに
近づく方向に曲げられ(いわゆる、「引力」を受けるこ
とになる)、所定の位置から先行ドット7aに対して近
づく方向にずれた位置に後行ドット7bを形成する。
【0009】このように、後行ドットを形成するための
インクの曳糸に対する先行ドットの影響は、先行ドット
の帯電状態に応じて、斥力にもまた引力にもなるもので
あるが、本発明者らの多くの実験の結果、インクの誘電
率と体積抵抗率とを乗じて計算されるインクの緩和時間
とインク飛翔周期との関係に着目した際に、先行ドット
が後行ドットを形成するためのインクの曳糸に実質的に
影響を与えず、後行ドットを所定の位置に形成すること
ができ、これによって画質の良好な画像を形成できる領
域が存在することを見出し、本発明を完成した。
【0010】従って、本発明の目的は、先行して被記録
媒体又は中間記録体に付着したインクの先行ドットが次
に飛翔するインクの曳糸の方向に影響するのを可及的に
防止し、常に正確な位置にインクを飛翔させて画質の良
好な画像を形成することができる静電吸引型インクジェ
ット記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、記
録ヘッドの記録電極と被記録媒体又は中間記録体側の対
向電極との間に電圧パルスを印加し、これに起因するク
ーロン力で記録ヘッドのオリフィスから被記録媒体又は
中間記録体上にインクを飛翔させて作像するインクジェ
ット記録方法において、インクジェット記録動作中にお
けるインクの誘電率と体積抵抗率とを乗じて計算される
インクの緩和時間がインク飛翔周期の0.01〜2倍の
範囲内となるようにしたインクジェット記録方法であ
る。
【0012】
【0013】本発明方法が適用されるインクジェット記
録方式は、それが静電吸引型のインクジェット記録方式
であれば、単ノズル方式、マルチノズル方式、スリット
ジェット方式、あるいはサーマルスリットジェット方式
等の何れであってもよく、また、本発明方法で使用され
るインクについても、それが静電吸引型のインクジェッ
ト記録方式で使用されるインクであれば、室温で固体で
あって加熱されると溶融して体積抵抗率が下がるホット
メルトインク、油性インク、水性インク等の何れであっ
てもよい。これらのインクジェット記録方式において、
普通紙に滲まずにドットを形成し、高い画像品位を得る
ことができるという観点から、好ましくは室温で固体の
熱可塑性インクを加熱溶融させて飛翔させるホットメル
ト方式であるのがよい。
【0014】本発明方法において、記録動作中における
インクの誘電率と体積抵抗率とを乗じて計算されるイン
クの緩和時間とインク飛翔時間との関係は、次のように
考えることができる。すなわち、誘電率ε及び体積抵抗
率ρを有するドットの上に初期電荷E0 が乗った場合、
時間tと共にドット上の電荷Eは次式に従って減衰す
る。 E=E0 exp(−t/ερ) そこで、このドット上の電荷Eに着目すると、次に飛翔
して形成されるインクの曳糸の方向にほとんど影響を与
えない領域、すなわち斥力も引力もあまり作用しない電
荷量の範囲が存在することが判明し、この領域を印字実
験と多数人(30人)の官能評価で求めた結果、図3に
示すように、時間tでみるとインクの誘電率εと体積抵
抗率ρとの積で表される緩和時間τの1/2から100
倍の領域であることを突き止めたものである。
【0015】従って、本発明方法においては、インクの
誘電率εと体積抵抗率ρとはインクジェット記録動作中
の装置内雰囲気温度、すなわちインクジェット記録動作
中の雰囲気温度、すなわちインクジェット記録動作中の
インクの温度により影響を受けるので、このインクジェ
ット記録動作中の温度におけるインクの誘電率εと体積
抵抗率ρとを乗じて計算されるインクの緩和時間τをも
とに、この緩和時間τがインク飛翔周期Tの0.01〜
2倍の範囲内となるようにこのインク飛翔周期Tを設定
することにより、先行ドットが次の後行ドットに及ぼす
影響を実質的に人の目に感じられない範囲内に抑制する
ことができ、言い換えれば、先行ドットに影響されるこ
となく次の後行ドットを形成するためのインクを正確な
方向に飛翔させることができる。
【0016】ここで、上記インクジェット記録動作中の
インクの温度については、例えば寒冷地で冬季において
インクジェット記録装置の立ち上げ早々の時にはその装
置内雰囲気温度が0℃近くで記録動作を行う必要が生じ
る場合があるほか、定着性を考慮して装置内雰囲気温度
を環境温度より高温に設定する場合もあって時として1
00℃近くまで昇温することもあり、好ましくはこのイ
ンクジェット記録動作中のインクの温度として0〜10
0℃の範囲を考慮するのがよい。
【0017】また、インク飛翔周期Tの設定は、そのイ
ンクジェット記録装置の印字速度と解像力とを考慮して
設定され、通常、飛翔時のインク表面張力と、記録ヘッ
ドと被記録媒体又は中間記録体との間の間隙とから決ま
る曳糸戻りに要する時間、電気的駆動回路の応答時間等
を基準にして設定する。
【0018】更に、本発明方法を実施する上で重要なこ
とは、先行して被記録媒体又は中間記録体上に飛翔し、
形成されたインクの先行ドットにおける電荷の状態がこ
の先行ドットに続いて飛翔するインクの曳糸の方向に如
何に影響を及ぼすかであるから、被記録媒体又は中間記
録体上に飛翔して付着したインクの緩和時間τについて
重要なのはインクが付着した直後の次の一回のインク飛
翔周期Tであり、このインクの緩和時間τは、少なくと
もそのインクが付着した直後の一回のインク飛翔周期T
の0.01〜2倍の範囲内であるのがよい。
【0019】そして、本発明方法において、使用するイ
ンクの緩和時間τをインク飛翔周期Tの0.01〜2倍
の範囲内とするための手段として、次のような方法を採
用することが考えられる。すなわち、 先にインク飛翔周期Tを設定し、使用するインクの
緩和時間τを変化させること、すなわちインクの誘電率
ε及び/又は体積抵抗率ρを変化させることにより、イ
ンクの緩和時間τをインク飛翔周期Tの0.01〜2倍
の範囲内とする方法。 先にインク飛翔周期Tを設定し、使用するインクの
体積抵抗率ρがインクの温度に大きく依存するので、被
記録媒体又は中間記録体側にその表面温度を制御する温
度制御手段を設け、記録ヘッドのオリフィスから飛翔し
て付着したインクの温度を制御することにより、インク
の緩和時間τをインク飛翔周期Tの0.01〜2倍の範
囲内とする方法。 使用するインクの緩和時間τを先に設定し、インク
の緩和時間τに合わせて駆動タイミングや回路定数を定
め、インク飛翔周期Tを変動させることにより、インク
の緩和時間τをインク飛翔周期Tの0.01〜2倍の範
囲内とする方法。 上記〜の方法を複数組み合わせて実施すること
により、使用するインクの緩和時間τをインク飛翔周期
Tの0.01〜2倍の範囲内とする方法。
【0020】そして、本発明方法を上記の方法で実施
するうえで、好ましいインクジェット記録用インクとし
ては、インクジェット記録動作中のインクの温度、好ま
しくは0〜100℃の温度において、誘電率εが8.8
5×10-12 〜8.85×10-11 C/V・mであっ
て、インクの体積抵抗率ρが104 〜1012Ωmのもの
である。インクジェット記録用インクとしてこのような
誘電率εと体積抵抗率ρとを有するインクを選定するこ
とにより、インク飛翔周期Tの選択できる範囲が広くな
り、記録ヘッドの設計許容範囲が広くなるほか、インク
曳糸が安定して形成される、放電が起き難い等の利点が
ある。
【0021】このようなインクジェット記録用インクを
調製するためには、好ましくはインクの組成中に適当な
導電性物質あるいはこの導電性物質と界面活性剤とを添
加し、これによって主としてインクの体積抵抗率ρを変
化させるのがよい。ここで用いられるインクとしては、
特に限定されるものではなく、例えば油性インクや水性
インク等の種類のインクも使用できるが、普通紙に高品
位で印字できるという観点から好ましくは室温で固体の
熱可塑性インクであって加熱溶融させて飛翔させる、い
わゆるホットメルトインクである。
【0022】このようなホットメルトインクを例にして
その組成を説明すると、インクそれ自体としては、従来
公知のものを使用することができ、例えば、黒、赤、シ
アン色、マゼンタ色、黄色等の種々の色の油溶性染料
と、このような油溶性染料を溶解又は分散させる脂肪
酸、ポリエチレン等の有機溶剤あるいはこれらの混合物
からなる混合溶剤と、酸化防止剤、防腐剤、重合禁止剤
等からなるものを挙げることができる。
【0023】そして、このようなインクの緩和時間τを
調整するために添加する導電性物質としては、例えば、
黒色インクの場合に添加できるカーボンブラック、グラ
ファイト等の炭素系導電物質や、金粉、銀粉、白金、N
i、Cu等の金属系導電物質や、酸化スズ粉末、酸化イ
ンジウム粉末等の酸化金属系導電物質や、せっけん等で
代表される脂肪酸金属塩等の有機系導電物質等を挙げる
ことができる。
【0024】また、このような導電性物質と共に使用さ
れる界面活性剤については、好ましくは塩化ステアリル
・ジメチルベンジルアンモニウム等で代表される第四級
アンモニウム塩類、四級アンモニウム塩等のカチオン系
界面活性剤や、デュポン社製Duponol 189 等で代表され
るアルキルスルホン酸塩類、アルキルスルホン酸、ホス
フェート塩等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチ
レンアルキルアミンで代表されるノニオン系界面活性剤
を挙げることができる。
【0025】これら、インクの組成中にその緩和時間τ
を調整するために添加する導電性物質や界面活性剤の使
用量は、特に限定されるものではなく、インクに要求さ
れる物性を損なわずにこのインクに所定の緩和時間τ、
特に所定の体積抵抗率ρを与えることができる範囲でよ
い。そして、これらの導電性物質や界面活性剤は、それ
ぞれその1種のみを単独で使用できるほか、2種以上を
混合して使用することもできる。
【0026】また、本発明方法を上記の方法で実施す
るうえで好ましいのは、被記録媒体又は中間記録体側に
設けた温度制御手段によりこれら被記録媒体又は中間記
録体の表面温度を30〜200℃、好ましくは50〜1
00℃の範囲に制御するのがよい。インクの体積抵抗率
ρはそのインクの温度が上昇すると大幅に低下する傾向
があり、例えば、後述する実施例1に示す組成を有する
ポリエチレンワックスベースのホットメルトインクの場
合には、図4に示すように変化する。本発明方法ではこ
のインクの体積抵抗率ρの温度依存性を利用するのが有
利である。
【0027】
【作用】本発明方法においては、インクジェット記録動
作中におけるインクの緩和時間がインク飛翔周期の0.
01〜2倍の範囲内となるようにして、先行ドットがイ
ンクの曳糸の方向に斥力としてもまた引力としても影響
しない領域で次の後行ドットのためにインクを飛翔させ
るので、被記録媒体又は中間記録体上に打たれる各ドッ
トをその所定の位置に正確に位置させることができ、こ
れによって作像される画像の画質が乱れるのを未然に防
止することができる。
【0028】また、インクジェット記録動作中の温度に
おいてインクの誘電率が8.85×10-12 〜8.85
×10-11 C/V・mであって、インクの体積抵抗率が
10 4 〜1012Ωmであるインクジェット記録用インク
は、誘電率と体積抵抗率とを乗じて計算されるインクの
緩和時間が極めて短く、このインクの緩和時間をインク
飛翔周期の0.01〜2倍の範囲内に納めるのが容易で
あり、本発明方法を実施するうえでそのインクジェット
記録装置の設計が容易になる。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。
【0030】実施例1 図4に示すように、ステンレス細管の端面を研磨して作
成した記録電極1のオリフィス5にヒータ8を取り付
け、図示外の温度制御系でこのヒータ8を制御できるよ
うにすると共に、上記記録電極1に対向させて導電性の
中間記録体9を配置し、この記録電極1と中間記録体9
との間に電源4を接続して電圧パルスを印加できるよう
にインクジェット記録の試験装置を構成した。
【0031】一方、直鎖ポリエチレンワックス(BAS
F社製商品名:酸化ポリエチレンワックスOA2)にカ
ーボンブラック(キャボット社製商品名R330)6重
量%と界面活性剤のアルキルトリメチルアンモニウムク
ロライド(Armour and Co.社製商品名Arquard 12)4重
量%とを配合し、ボールミキサを用いて80℃で10分
間攪拌し、ホットメルトインク6aを調製した。このホ
ットメルトインク6aについて、その誘電率εと体積抵
抗率ρとを25℃で測定した結果、誘電率εが2×10
-11 C/V・mであって、体積抵抗率ρが5×109 Ω
mであり、計算される緩和時間は0.1秒であった。
【0032】このようにして調製したホットメルトイン
ク6aを上記試験装置のオリフィス5内に充填し、この
ホットメルトインク6aを110℃に加熱して溶融さ
せ、記録電極1と中間記録体9との間に1.8kVの電
圧パルスを印加してインク6aを飛翔させて中間転写体
9上にインクドットを形成させた。この時の中間記録体
9の表面温度は室温(25℃)と同じ温度であった。こ
の際に、先行ドット7aが形成されてから次の後行ドッ
ト7bを形成するインク6aを飛翔させるまでの電圧パ
ルスの周期(すなわち、印字周期又はインクの飛翔周
期)Tを変化させ、後行ドット7bを形成するためのイ
ンク6aの曳糸の方向の変位d(すなわち、後行ドット
位置変位d)を測定した。結果を図6に示す。この実施
例1において、インク6aの曳糸の方向の変位dが実質
的に画質に影響しない範囲が観察され、それを図6に記
入してみると、上記インク6aの緩和時間0.1秒の1
/2〜100倍の範囲であった。
【0033】実施例2 呉羽化学工業社製油性溶媒KMC113をベースに、カ
ーボンブラック(キャボット社製商品名R330)6重
量%を配合し、誘電率εが2×10-11 C/V・mであ
って、体積抵抗率ρが5×109 Ωmであり、計算され
る緩和時間が実施例1と同じ0.1秒の油性インクを調
製し、実施例1と同様にインクの飛翔周期Tと後行ドッ
ト位置変位dとの関係を測定し、緩和時間との関係を調
べた。結果を図7に示す。この図7の結果から明らかな
ように、この実施例2の油性インクの場合も、上記実施
例1のホットメルトインク6aとほとんど同じ結果を示
した。
【0034】実施例3 上記実施例1のホットメルトインクに、カーボンブラッ
クを追加してその添加量を12重量%とした以外は、実
施例1と同様にしてインクの飛翔周期Tと後行ドット位
置変位dとの関係を測定し、緩和時間との関係を調べ
た。この時の誘電率εは2×10-11 C/V・mで、体
積抵抗率ρは5×108 Ωmであり、計算される緩和時
間は10ミリ秒であって実施例1の場合の約1/10倍
であり、インクの曳糸の方向の変位dが実質的に画質に
影響しない領域が実施例1の場合に比べて約10倍だけ
短周期側にシフトした。
【0035】実施例4 上記実施例1のホットメルトインクに、酸化スズ粉末2
重量%を添加した以外は、実施例1と同様にしてインク
の飛翔周期Tと後行ドット位置変位dとの関係を測定
し、緩和時間との関係を調べた。この時の誘電率εは2
×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×108 Ω
mであり、計算される緩和時間は10ミリ秒であって実
施例1の場合の約1/10倍であり、インクの曳糸の方
向の変位dが実質的に画質に影響しない領域が実施例1
の場合に比べて約10倍だけ短周期側にシフトした。
【0036】実施例5 上記実施例1のホットメルトインクに、酸化インジウム
粉末10重量%を添加した以外は、実施例1と同様にし
てインクの飛翔周期Tと後行ドット位置変位dとの関係
を測定し、緩和時間との関係を調べた。この時の誘電率
εは2×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×1
6 Ωmであり、計算される緩和時間は100マイクロ
秒であって実施例1の場合の約1/1,000倍であ
り、インクの曳糸の方向の変位dが実質的に画質に影響
しない領域が実施例1の場合に比べて約1,000倍だ
け短周期側にシフトした。
【0037】実施例6 上記実施例1のホットメルトインクに、カチオン系界面
活性剤4重量%を添加した以外は、実施例1と同様にし
てインクの飛翔周期Tと後行ドット位置変位dとの関係
を測定し、緩和時間との関係を調べた。この時の誘電率
εは2×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×1
8 Ωmであり、計算される緩和時間は0.01秒であ
って実施例1の場合の約1/10倍であり、インクの曳
糸の方向の変位dが実質的に画質に影響しない領域が実
施例1の場合に比べて約10倍だけ短周期側にシフトし
た。
【0038】実施例7 上記実施例2の油性インクに、ステアリン酸アルミニウ
ム塩8重量%を添加した以外は、実施例1と同様にして
インクの飛翔周期Tと後行ドット位置変位dとの関係を
測定し、緩和時間との関係を調べた。この時の誘電率ε
は2×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×10
6 Ωmであり、計算される緩和時間は0.1ミリ秒であ
って実施例1の場合の約1/1,000倍であり、イン
クの曳糸の方向の変位dが実質的に画質に影響しない領
域が実施例1の場合に比べて約1,000倍だけ短周期
側にシフトした。
【0039】実施例8 上記実施例2の油性インクに、カチオン系界面活性剤で
あるテトラアルキル第四級アンモニウム塩4重量%を添
加した以外は、実施例1と同様にしてインクの飛翔周期
Tと後行ドット位置変位dとの関係を測定し、緩和時間
との関係を調べた。この時の誘電率εは2×10-11
/V・mで、体積抵抗率ρは5×106 Ωmであり、計
算される緩和時間は0.1ミリ秒であって実施例1の場
合の約1/1,000倍であり、インクの曳糸の方向の
変位dが実質的に画質に影響しない領域が実施例1の場
合に比べて約1,000倍だけ短周期側にシフトした。
【0040】実施例9 上記実施例2の油性インクに、アニオン系界面活性剤で
ある第二級高級アルキルスルホン酸塩(Dupont社製MP
189)3重量%を添加した以外は、実施例1と同様に
してインクの飛翔周期Tと後行ドット位置変位dとの関
係を測定し、緩和時間との関係を調べた。この時の誘電
率εは2×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×
107 Ωmであり、計算される緩和時間は1ミリ秒であ
って実施例1の場合の約1/100倍であり、インクの
曳糸の方向の変位dが実質的に画質に影響しない領域が
実施例1の場合に比べて約100倍だけ短周期側にシフ
トした。
【0041】実施例10 上記実施例2の油性インクに、酸化スズ粉末10重量%
を添加した以外は、実施例1と同様にしてインクの飛翔
周期Tと後行ドット位置変位dとの関係を測定し、緩和
時間との関係を調べた。この時の誘電率εは2×10
-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×106 Ωmであ
り、計算される緩和時間は0.1秒であって実施例1の
場合の約1/1,000倍であり、インクの曳糸の方向
の変位dが実質的に画質に影響しない領域が実施例1の
場合に比べて約1,000倍だけ短周期側にシフトし
た。
【0042】実施例11 上記実施例2の油性インクに、酸化インジウム粉末10
重量%を添加した以外は、実施例1と同様にしてインク
の飛翔周期Tと後行ドット位置変位dとの関係を測定
し、緩和時間との関係を調べた。この時の誘電率εは2
×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは5×106 Ω
mであり、計算される緩和時間は0.1ミリ秒であって
実施例1の場合の約1/1,000倍であり、インクの
曳糸の方向の変位dが実質的に画質に影響しない領域が
実施例1の場合に比べて約1,000倍だけ短周期側に
シフトした。
【0043】実施例12 上記実施例1で使用した図5の試験装置において、その
中間転写体9の背面に、図示外のヒータとこの中間転写
体9の表面温度を検知してヒータの動作を制御する温度
制御装置とを設置し、この中間転写体9の表面温度を8
0℃に保ちながら、実施例1と同じホットメルトインク
6aを用いて実施例1と同様にインクの飛翔周期Tと後
行ドット位置変位dとの関係を測定し、緩和時間との関
係を調べた。80℃におけるホットメルトインク6aの
誘電率εは2×10-11 C/V・mで、体積抵抗率ρは
5×106 Ωmであり、計算される緩和時間は0.1ミ
リ秒であって実施例1の場合の約1/1,000倍であ
り、インクの曳糸の方向の変位dが実質的に画質に影響
しない領域が実施例1の場合に比べて約1,000倍だ
け短周期側にシフトした。
【0044】
【発明の効果】本発明の静電吸引型インクジェット記録
方法によれば、先行して被記録媒体又は中間記録体に付
着したインクの先行ドットが次に飛翔するインクの曳糸
の方向に影響するのを可及的に防止することができ、常
に正確な位置にインクを飛翔させて画質の良好な画像を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、静電吸引型のインクジェット記録方
法における先行ドットと後行ドットを形成するためのイ
ンクの曳糸の方向との関係を示す説明図である。
【図2】 図2は、図1と同様に、静電吸引型のインク
ジェット記録方法における先行ドットと後行ドットを形
成するためのインクの曳糸の方向との関係を示す説明図
である。
【図3】 図3は、インクの緩和時間と先行ドットの電
荷量との関係を説明するための説明用グラフ図である。
【図4】 図4は、ポリエチレンワックスベースのホッ
トメルトインクにおける体積抵抗率の温度依存性をグラ
フ図である。
【図5】 図5は、本発明の実施例で用いた静電吸引型
インクジェット記録の試験装置の説明図である。
【図6】 図6は、実施例1で得られたインクの飛翔周
期Tと後行ドット位置変位dとの関係を説明するための
説明用グラフ図である。
【図7】 図7は、実施例2で得られたインクの飛翔周
期Tと後行ドット位置変位dとの関係を説明するための
説明用グラフ図である。
【符号の説明】
1…記録電極、2…記録紙等の被記録媒体、3…対向電
極、4…電源、5…オリフィス、6…インク、6a…ホ
ットメルトインク、7a…先行ドット、7b…後行ドッ
ト、8…ヒータ、9…中間記録体、d…インクの曳糸の
方向の変位(後行ドット位置変位)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/06 B41J 2/015 C09D 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドの記録電極と被記録媒体又は
    中間記録体側の対向電極との間に電圧パルスを印加し、
    これに起因するクーロン力で記録ヘッドのオリフィスか
    ら被記録媒体又は中間記録体上にインクを飛翔させて作
    像する静電吸引型のインクジェット記録方法において、
    インクジェット記録動作中におけるインクの誘電率と体
    積抵抗率とを乗じて計算されるインクの緩和時間がイン
    ク飛翔周期の0.01〜2倍の範囲内となるようにした
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 インクジェット記録方式が、室温で固体
    の熱可塑性インクを加熱溶融させて飛翔させるホットメ
    ルト方式である請求項1記載のインクジェット記録方
    法。
  3. 【請求項3】 被記録媒体又は中間記録体上に飛翔して
    付着したインクの緩和時間が、少なくともそのインクが
    付着した直後の一回のインク飛翔周期において、インク
    飛翔周期の0.01〜2倍の範囲内である請求項1又は
    2記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 被記録媒体又は中間記録体側にその表面
    温度を制御する温度制御手段を設け、記録ヘッドのオリ
    フィスから飛翔して付着したインクの温度を少なくとも
    その直後の一回のインク飛翔周期の間30〜200℃に
    維持する請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録方法。
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