JPH02178055A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH02178055A
JPH02178055A JP33363788A JP33363788A JPH02178055A JP H02178055 A JPH02178055 A JP H02178055A JP 33363788 A JP33363788 A JP 33363788A JP 33363788 A JP33363788 A JP 33363788A JP H02178055 A JPH02178055 A JP H02178055A
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JP
Japan
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ink
nozzle
electrodes
recording
dot
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Pending
Application number
JP33363788A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Gomi
五味 靖仁
Satoshi Yokota
聡 横田
Jiro Nakanishi
次郎 中西
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯電させたインク粒子を記録情報に応じた電
界カーテン力によって滴状に吐出させて記録紙上にドツ
ト単位で記録を行うオンデマンドタイプの電界カーテン
式インクジェットプリンタに関する。
さらに詳しくは、インク中のインク粒子に電荷を帯びさ
せる帯電手段と、それによる帯電作用を受けたインクを
吐出するためのノズルとを設け、そのノズルの吐出口の
近傍に、交番電圧の印加により前記ノズルの先端部分内
のインクに吐出用の電界カーテン力を付与するための一
対の電極を、いずれも前記インクに接触する状態で、か
つ、前記インクの吐出方向に直交する方向で対向する状
態で配設し、それら一対の電極間に記録情報に応じたド
ツト単位の交番電圧を印加する吐出駆動手段を設けたイ
ンクジェットプリンタに関する。
〔従来の技術〕
上述したインクジェットプリンタは、記録ヘッドの小型
軽量化を達成することの可能な新規な構成として、先に
本出願人が提案したもので、電界中にある帯電インク粒
子が、電界の勾配に平行なグラディエント力と遠心力と
の合成で前記一対の電極から離れる方向への力を受ける
ことから、記録紙上に記録ドツトを形成する場合には、
一対の電極間への交番電圧の印加でそれら電極間の電界
の勾配を交番させることによって、前記電極間に位置す
る帯電インク粒子をジグザグに運動させ、全体として前
記一対の電極から離れる方向への電界カーテン力を付与
して吐出させるものである。そして、記録情報に応じて
ドツト単位で一対の電極間に交番電圧を印加する状態と
交番電圧の印加を停止する状態とを切り替えることによ
って、ドツト単位で二値再現された記録を得ることがで
きるように構成されている(例えば、特開昭62−11
1753号公報および特開昭62−111754号公報
参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この種のインクジェットプリンタをはじめと
して各種のプリンタにおいて、近年、二値再現で足りる
文字や図形等だけではなく、階調性のある写真等の画像
をも再現できる機能か要求されるようになってきている
。そこで、各種のプリンタにおいて、階調再現を可能に
する提案がなされているか、先に述へた従来の電界カー
テン式のインクジェットプリンタは、インクの吐出と吐
出停止とを切り替えるだけのものであったから、階調再
現のためには、解像度が低下することとなる面積階調法
、すなわち、ひとつひとつの画素に相当する一定面積内
に形成する記録ドツトの数を異ならせることで擬似的に
階調を再現する手法を採らざるを得なかった。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、前述した新規な方式
のインクジェットプリンタにおいて、解像度の低下を来
すことなく階調再現を行うことを可能にするインク吐出
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるインクジェットプリンタの特徴構成は、イ
ンク中のインク粒子に電荷を帯びさせる帯電手段に、そ
れによる帯電作用を受けたインクを吐出するためのノズ
ル先端部分内のインクに対する帯電量を、記録情報に応
じて変更するための帯電制御手段を設けるとともに、前
記一対の電極よりもインク供給上流側に位置して帯電さ
れたインク粒子に静電的反発力を付与する反発力付与手
段および前記吐出口に対向する箇所に位置して帯電され
たインク粒子を静電的に吸引する吸引手段の少なくとも
一方を設けたことにある。
〔作 用〕
つまり、前述したように、電界カーテン式のインクジェ
ットプリンタが、帯電されたインク粒子それぞれを、電
界中で与えられる力によってジグザグに移動させること
によってインクを吐出させるものであることに着目し、
一定の体積中に含まれる帯電されたインク粒子の数を異
ならせることによって電界カーテン力で吐出されるイン
クの量が異なることを見出したことに基づいて、帯電制
御手段によるノズル先端部分内のインクに対する記録情
報に応じた帯電量の変更で帯電されたインク粒子の数を
異ならせ、記録紙上での記録ドツトの径に比例するイン
ク吐出量を、記録情報に応じてドツト単位で異ならせる
ことができるようにしである。
そして、反発力付与手段を設けることによって、帯電さ
れたインク粒子がインク供給上流側に移動することを防
止するとともに吐出力を強めることができる。また、吸
引手段を設けることによって、吐出されたインクを確実
に記録紙に付着させることができる。従ってそれら反発
力付与手段および吸引手段の少なくとも一方を設けるこ
とによって、記録が確実に行なえるようにしである。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
第1図に示すように、記録用のインクを吐出するための
ノズル(1)の吐出口(la)の近傍に、それぞれフッ
化炭素、アモルファスカーボン等からなるインク付着防
止用の保護膜(4a)を有するとともに、一方を接地し
、他方を吐出制御装置(2)を介して交流電源(3)に
接続した1対の電極(4A)、 (4B)を、ノズル(
1)内のインクに接触する状態で、かつ、ノズル(1)
の径方向で対向する状態で配設するとともに、この一対
の電極(4A)、 (4B)よりもインク供給上手側に
、吐出制御装置(2)を介して直流電源(5)に接続し
た補助電極(6)を、ノズル(1)の内周面の全周にわ
たって形成し、このノズル(1)をその吐出口(1a)
が図中上下方向に搬送される記録紙(P)側に向く状態
で、第2図に示すように複数個配設し、もって、ノズル
(1)の吐出口(la)からインクを滴状に吐出して前
記記録紙(P)上にドツト単位で記録を行うインクジェ
ットプリンタのマルチノズル記録ヘッドを構成しである
このマルチノズル記録ヘッドの作製手順を説明すると、
まず、シリコン基板[5i(1,O,O)](IA)の
表面に、マイクロマシーニング技術により、エツチング
加工して12本/rnmの複数の微細溝(溝幅は[40
μm]、ピッチは[80μmコ)を形成する。この微細
溝内に電極材料であるアルミニウム[Al1等を蒸着し
て電極(4A)、 (6)を形成した後、電極(4A)
の表面に、前記保護膜(4a)を形成する。一方、ガラ
ス基板(IB)の下面の、前記シリコン基板(IA)の
微細溝内の電極(4A)、 (6)に対向する位置に、
電極(4B)、 (6)を形成した後、電極(4B)の
表面に、前記保護膜(4a)を形成する。そして、それ
ら2枚の基板(IA)。
(IB)どうしを、ハーメチックシール法により接着す
ることにより、側基板(LA)、 (IB)の間の前記
複数の微細溝をそれぞれノズル(1)とするマルチノズ
ル記録ヘッドが作られる。
前記一対の電極(4A)、 (4B)は、そのうちの−
方(4A)が接地され、他方(4B)に吐出制御装置(
2)を介して交流電源(3)が接続されていることによ
って、それらの間に、交番電圧が印加される。
それにより、それら一対の電極(4A)、 (4B)の
近傍にあるインク粒子が振動され、ノズル(1)の内壁
に衝突して摩擦されることで帯電されるとともに、帯電
されたインク粒子には、電界カーテン力が作用する。
この電界カーテン力は、一対の電極(4A)、 (4B
)間に形成される電界中にある帯電粒子に電界の勾配に
沿ったグラディエント力と遠心力とが作用することでそ
れらの合力として生じる帯電粒子を電極対(4(4A、
 4B))  から遠ざける方向への力が、交番電圧の
印加で電界の勾配が交互に反転するのに伴って繰り返し
帯電粒子に作用することによって、全体として、電極対
(4(4A、 4B))から離れる方向に生じるもので
あって、この電界カーテン力によって、インク粒子に吐
出のためのエネルギーが付与されるのである。
このとき、電界カーテン力は、電極対(4(4A。
4B))から離れる方向の双方、すなわち、図中の左右
両方向に作用する。図中右方に作用する力は電極対(4
(4A、 4B))よりも右方にある帯電されたインク
粒子をノズル(1)の吐出口(la)から吐出させる駆
動力となるが、図中左方に作用する力は逆に、電極対(
4(4A、 4B))よりも左方にある帯電されたイン
ク粒子をノズル(1)の奥に押し込む力となる。そこで
、反発力付与手段としての補助電極(6)に直流電源(
5)からインク粒子の帯電極性と同じ極性の電圧を印加
することによって、帯電されたインク粒子との間に静電
的な反発力を生じさせ、電極対(4(4A、 4B))
よりも左方にある帯電されたインク粒子に対しては前記
図中左方に作用する電界カーテン力によってインク粒子
がインク供給上流側に移動することを防止し、かつ、電
極対(4(4A、 4B))よりも右方にある帯電され
たインク粒子に対しては、前記図中右方に作用する電界
カーテン力と相俟って強い吐出力で吐出口(1a)から
吐出させることができるように構成しである。
そして、前記吐出制御装置(2)は、入力される記録情
報に基づいて、記録紙(P)上に記録ドツトを形成する
必要がある場合には、電極(4A)を交流電源(3)に
接続させて一対の電極(4A)。
(4B)間に交番電圧を印加するとともに、電極(6)
を直流電源(5)に接続させるように構成されている。
その結果、前述したようにノズル(1)内の前記電極(
6)よりも右方の先端部分にあるインク粒子が帯電され
るとともにその帯電されたインク粒子を含むインクがノ
ズル(1)の吐出口(la)から吐出される。
すなわち、一対の電極(4A)、 (4B)・吐出制御
手段(2)・交流電源(3)によって、インク中のイン
ク粒子に電荷を帯びさせる帯電手段(CM)を構成して
いる。また、吐出制御装置(2)が、交番電圧の印加に
よりノズル(1)の先端部分内のインクに吐出用の電界
カーテン力を付与するための一対の電極(4A)、 (
4B)間に記録情報に応じたドツト単位の交番電圧を印
加する吐出駆動手段(JD)を構成している。
また、記録紙(P)の背面には、吸引手段としての対向
電極(7)を設け、この対向電極(7)を直流電源(8
)に接続してあり、対向電極(7)にインク粒子が帯電
される極性とは逆の極性の電圧を印加することによって
、ノズル(1)の吐出口(la)から吐出されたインク
を静電的に吸引力で引き寄せ、確実に記録紙(P)に付
着させることができるように構成しである。
さて、前述した電界カーテン力の付与によって吐出され
る滴状のインクは、記録紙(P)の表面に衝突し、紙面
に浸透吸収されてひとつひとつの記録ドツトを形成する
。各記録ドツトは、多数集まることによって全体の画像
を構成するものであり、各記録ドツトどうしの形成間隔
は決まっていてひとつひとつの画素に相当する一定面積
内にひとつの記録ドツトが含まれることとなるから、記
録ドツトの大きさを適宜変更することによって、画像全
体として階調性を出すことが可能になる。
記録ドツトの大きさは、吐出口(la)から吐出される
インクの量に比例する。先に述べたように、電界カーテ
ン式のインクジェットプリンタでは、一対の電極(4A
)、 (4B)間に交番電圧を印加することによって、
インク中に含まれる帯電されたインク粒子のひとつひと
つにエネルギーを付与してそれらのインク粒子が含まれ
る部分のインクを吐出させるものであるから、吐出され
るインクの量は、帯電されたインク粒子の数に比例する
。すなわち、電界カーテン式のインクジェットプリンタ
において階調再現を行うには、吐出対象部分のインク中
の帯電されたインク粒子の数をドツト単位で異ならせれ
ばよいのである。
前述のように、本実施例のインクジェットプリンタでは
、インク中のインク粒子に対する帯電を、一対の電極(
4A)、 (4B)間への交番電圧の印加でインク粒子
を振動させてノズル(1)の内壁に接触させることによ
る摩擦帯電の手法で行うものであり、吐出対象となるノ
ズル先端部分内のインクに対する帯電量、すなわち、そ
の部分内の帯電されたインク粒子の数は、インク粒子を
摩擦帯電させるために一対の電極(4A)、 (4B)
間へ交番電圧を印加する時間に応じて変化する。
そこで、前記吐出制御装置(2)において、入力された
記録情報に基づいて、電極(4B)を交流電源(3)に
接続する時間をドツト単位で異ならせることによって、
一対の電極(4A)、 (4B)間への交番電圧の印加
時間を異ならせるようにしである。すなわち、吐出制御
装置(2)が、ノズル先端部分内のインクに対する帯電
量を記録情報に応じて変更するための帯電制御手段(C
C)を構成している。
次に、前記吐出制御装置(2)の構成と動作を説明する
第3図において、(4B)が電界カーテン力付与用の電
極、(6)が補助電極である。
ホストコンピュータ(図示せず)等から入力される記録
情報は、先ずノズル制御回路(10)において演算処理
されて画素ごとに階調を持ったディジタル信号として出
力され、D/A変換器(11)でアナログ信号に変換さ
れる。このアナログ信号は、シフトクロック[SC]に
同期してアナログシフトレジスタ(I2)に順次転送さ
れ、■ライン分のアナログ画像信号かアナログシフトレ
ジスタ(12)に保持される。アナログシフトレジスタ
(12)内の1ライン分のアナログ画像信号は、画素単
位で出力されて変換器(13)に入力され、変換器(1
3)において電圧に応じた時間幅のパルスデータに変換
される。そして、各別のアンドゲート(14)に対する
ノズル制御回路(lO)からのライン信号[LC]がl
ラインの記録中“H”レベルになることによって、交流
電圧(3)と複数の電極(4B)との間に介装された各
別のアナログスイッチ(15)と増幅器(16)のうち
、変換器(13)からのパルスデータに応じて必要なも
のが駆動され、対応する一対の電極(4A)、 (4B
)間に、各パルスデータの時間幅にわたって記録用の交
流電圧が印加される。
一方、D/A変換器(11)からのアナログ信号は、コ
ンパレータ(17)を通り、画像データが有るか無いか
のディジタル信号に変換された後、シフトクロック[S
C]に同期してシフトレジスタ(18月こ順次転送され
、■ライン分の画像有無信号がシフトレジスタ(18)
に保持される。シフトレジスタ(18)内の1ライン分
の画像有無信号は、ノズル制御回路(lO)からのラッ
チ信号[LS]に同期してラッチ回路(19)にラッチ
される。そして、各別のアンドゲート(20)に対する
ノズル制御回路(10)からのライン信号[LC]が1
ラインの記録中’H“レベルになることによって、直流
電源(5)から第1の基準電圧[vh、]が与えられる
各別のドライバ(21)のうちラッチ回路(19)から
の画像有無信号に応じて必要なものが駆動され、対応す
る補助電極(6)に、1ラインの記録中直流電圧が印加
される。
上述した各電極(4B)、 (6)への電圧印加タイミ
ングを、第4図のタイムチャートに示す。このタイムチ
ャートには、複数並設されたノズル(1)ごとの電極(
4B)への交番電圧印加時間を、ライン毎ならびにノズ
ル毎にドツト単位で異ならせである様子を示しである。
〔別実施例〕
次に、本発明の別の実施例を列記する。
〈1〉第5図および第6図に示す実施例は、先の実施例
の構成に加えて、一対の電極(4A)、 (4B)より
も吐出口(la)側に、吐出制御装置−(2)を介して
直流電源(9)に接続した第2補助電極(6A)を、ノ
ズル(1)の内周面の全周にわたって形成したものであ
る。なお、先の実施例と同一構成部分については、部品
に同一番号を付すのみとし、説明は省略する。
この実施例において、第2補助電極(6A)には、直流
電源(9)から、インクの帯電極性と同じ極性の電圧が
、一対の電極(4A)、 (4B)間に交番電圧が印加
される時間と同じ時間にわたって印加されるように構成
されている。この第2補助電極(6A)を用いての電圧
印加により、ノズル(1)内の補助電極(6)と第2補
助電極(6A)との間にあるインクに対して一対の電極
(4A)、 (4B)への交番電圧印加で帯電が行われ
ている間、帯電されたインク粒子との間で生じる静電的
な反発力でそのインク粒子を含むインク(以後、画電極
(6)、 (6A)間にあるこのインクを封込インクと
称する)の吐出が禁止され、その後、第2補助電極(6
A)への電圧印加を停止することにより、補助電極(6
)への電圧印加の継続で封込インクがノズル(1)の奥
の方に戻ることを防止した状態で、一対の電極(4A)
、 (4B)への交番電圧印加で与えられた電界カーテ
ン力を以て、前記封込インクが吐出されることとなる。
そして、この実施例においても、吐出制御手段(2)に
よる一対の電極(4A)、 (4B)間への交番電圧印
加時間のドツト単位での変更で、インク吐出量を異なら
せての階調再現ができるように構成されている。
次に、この実施例における吐出制御装置(2)の構成と
動作とを、第7図のブロック図および第8図のタイムチ
ャートを用いて説明する。
な゛お、第7図および第8図において、先の実施例と同
一構成の部分については、同一番号を付すのみとし、そ
の構成ならびにその動作の説明は省略する。
第7図に示すように、交流電源(3)と複数の電極(4
B)との間に介装された各別のアナログスイッチ(15
)と増幅器(16)とを選択的に作動させてインク粒子
に対する帯電と電界カーテン力付与とを行わせるための
各別のアンドゲート(14)からの出力信号を用いて、
直流電源(9)から第2の基準電圧[vh21が与えら
れる各別のドライバ(22)のうち、変換器(13)か
らのパルスデータに応じて必要なものが駆動され、対応
する第2補助電極(6A)に、第8図に示すように、各
パルスデータの時間幅にわたって記録用の電圧が印加さ
れるように構成しである。
く2〉第9図に示す実施例は、ノズル先端部分内のイン
クに対する帯電量の記録情報に応じた変更を、帯電時間
の変更で行うことに替えて、対象となるインクの量を変
更することで行うものである。
すなわち、ノズル(1)内に、交番電圧印加用の電極対
(4(4A、 4B))の複数と、直流電圧印加用の補
助電極(6)の複数とを、長手方向に沿って交互に並べ
て形成しである。そして、両端の補助電極(6i)、 
(6n)に直流電圧を印加するとともに全ての電極対(
41)〜(4m)に交番電圧を印加して、両補助電極(
61)〜(6n)間の封込インク中のインク粒子に電荷
を帯びさせた場合には、多量のインク粒子が帯電され、
先に<1>で述べたように、先端の補助電極(61)へ
の直流電圧印加を停止することに伴って、多量の封込イ
ンクを吐出させることができ、一方、先端側の一対の補
助電極(6i)、 (6j)に直流電圧を印加するとと
もに、それらの間の1つの電極対(41)のみに交番電
圧を印加して両補助電極(6i)、 (6j)間の封込
インク中のインク粒子に電荷を帯びさせた場合には、少
量のインク粒子が帯電され、先端の補助電極(61)へ
の直流電圧印加を停止することに伴って、少量の封込イ
ンクを吐出させることができ、交番電圧を印加する電極
対(4)の数をドツト単位で異ならせることによって、
インク吐出量を異ならせることができる。
すなわち、電極対(4)ならびに補助電極(6)をそれ
ぞれ複数設け、それらを上述のように制御するための吐
出制御装置(2)を設けた構成が、ノズル先端部分内の
インクに対する帯電量を記録情報に応じて変更するため
の帯電制御手段(CC)を構成している。
なお、この構成において、交番電圧を印加する電極対(
4)の数をドツト単位で異ならせることに加えて、交番
電圧の印加時間を併せてドツト単位で異ならせることに
よって、より多段階にインク吐出量を異ならせて階調段
階数を増やすことも可能である。
また、電極対(4)ならびに補助電極(6)の数は任意
であり、さらに、電極対(4)を交流電源に接続してそ
れらの間に交番電圧を印加する状態と、電極対(4)を
ともに直流電源に接続して直流電圧を印加する状態とを
切り替えることができるように構成し、両端の補助電極
(6i)、 (6n)以外の補助電極(6j)〜(6m
)を省略してもよい。
〈3〉先の実施例ならびに上述の〈l〉および〈2〉で
説明した構成においては、インク中のインク粒子に対す
る帯電と帯電されたインク粒子に対する電界カーテン力
の付与とを、一対の電極(4A)、 (4B)間に交番
電圧を印加する構成により同時に行うようにしていたが
、それに替えて、図示はしないが、帯電されたインク粒
子に対して電界カーテン力を付与するための一対の電極
(4A)、 (4B)とは別に、交番電圧の印加により
インク中のインク粒子に電荷を帯びさせるための専用の
電極対を設けたり、或いは、機械的にインクを攪拌させ
てその中のインク粒子を摩擦帯電させる、といったよう
に別の手法によりインク中のインク粒子に電荷を帯びさ
せる専用の帯電手段を設けてもよい。
〈4〉インク中のインク粒子を帯電させるために一対の
電極(4A)、 (4B)間に印加する交番電圧の周波
数としては、[50Hz〜100KH2] 、好ましく
は[100Hz〜30KHz]のものを用いればよい。
また、交番電圧としては、正弦波に限らず、方形波や三
角波や鋸波等を用いてもよい。
く5〉記録ヘッドに設けるノズル(1)の本数は任意で
、高速記録が可能なマルチノズル構成に替えて、1本の
ノズル(1)を記録紙(P)の搬送方向に直交する方向
に往復移動させる構成としてもよい。また、ノズル(1
)の具体的な形状や寸法、設置状態での記録紙(P)と
の間隔等は適宜変更自在である。
〈6〉先の実施例では、一対の電極(4A)、 (4B
)よりインク供給上手側に補助電極(6)を設けたり、
記録紙(P)の背面に対向電極(7)を設けたり、さら
には、一対の電極(4A)、 (4B)よりも吐出口(
la)側に第2補助電極(6A)を設けたりして、イン
クの吐出力を強めて記録紙(P)への確実な付着を図っ
たものを説明したが、それらの電極(6)、 (6A)
、 (7)は、必要に応じて省略することが可能である
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によるインクジェットプ
リンタは、インク中で帯電させるインク粒子の数を記録
情報に応じてドツト単位で異ならせることで、インク吐
出量を異ならせることを可能にするものであるから、記
録紙上でひとつひとつの記録ドツトそれぞれの径を異な
らせることができるようになり、その結果、−定面積内
での記録ドツトの数を変えることなく、階調再現が可能
になった。
従って、二値再現のみが可能な従来構成と同じ解像度で
もって多階調での再現が可能になり、一方、一定面積内
の記録ドツトの数を異ならせる面積階調法に組み合わせ
ることにより、それ単独の場合よりも多くの階調度での
階調再現を行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に係るインクジェットプリ
ンタの実施例を示し、第1図は概略構成図、第2図は記
録ヘッドの分解斜視図、第3図は吐出制御装置のブロッ
ク図、第4図は吐出制御装置のタイムチャートである。 第5図ないし第9図は別の実施例を示し、第5図ないし
第8図はそれぞれ、第1図に相当する概略構成図、第2
図に相当する分解斜視図、第3図に相当するブロック図
、第4図に相当するタイムチャートであり、第9図はさ
らに別の実施例を示す第1図に相当する概略構成図であ
る。 (1)・・・・・・ノズル、(1a)・・・・・・吐出
口、(4A)、 (4B)・・・・・・電極、(CM)
・・・・・・帯電手段、(JD)・・・・・・吐出駆動
手段、(CC)・・・・・・帯電制御手段。 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. インク中のインク粒子に電荷を帯びさせる帯電手段と、
    それによる帯電作用を受けたインクを吐出するためのノ
    ズルとを設け、そのノズルの吐出口の近傍に、交番電圧
    の印加により前記ノズルの先端部分内のインクに吐出用
    の電界カーテン力を付与するための一対の電極を、いず
    れも前記インクに接触する状態で、かつ、前記インクの
    吐出方向に直交する方向で対向する状態で配設し、それ
    ら一対の電極間に記録情報に応じたドット単位の交番電
    圧を印加する吐出駆動手段を設けたインクジェットプリ
    ンタにおいて、前記帯電手段に、前記ノズル先端部分内
    のインクに対する帯電量を、前記記録情報に応じて変更
    するための帯電制御手段を設けるとともに、前記一対の
    電極よりもインク供給上流側に位置して帯電されたイン
    ク粒子に静電的反発力を付与する反発力付与手段および
    前記吐出口に対向する箇所に位置して帯電されたインク
    粒子を静電的に吸引する吸引手段の少なくとも一方を設
    けてあるインクジェットプリンタ。
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