JP4064313B2 - 立体イメージの形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は立体イメージの形成方法に関し、より詳細には、形成される立体の階調と立体形成速度との両立を図った、インクジェット方式による立体イメージの形成方法に関する。なお、本明細書中で、イメージという言葉は、いわゆる画像情報の他に文字等のテキスト情報を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、インクジェット方式は、カラー画像を出力するための、構造が簡単で、装置の小型化が容易な方式として広く利用されている。
【0003】
通常、インクジェット方式によるプリンタ(インクジェット・プリンタ)には、サーマルヘッド方式あるいは電気機械変換素子(ピエゾ素子)方式が用いられている。そして、このインクジェット・プリンタに使用される記録体としては、一般に、染料系インクが使用され、これらの記録方式上、記録用紙等の被記録体にインクを染み込ませることで、記録(印刷)が行われる。
【0004】
このインクジェット方式による立体イメージの形成方法については、例えば特許文献1に開示されているような、発泡インクを用いるインクジェット式のプリンタによる方法が知られている。このプリンタでは、発泡インクを用いることで、比較的容易に立体イメージを形成できるとしている。すなわち、発泡インクの吐出量を制御することで、図8に示すように、立体イメージを形成することができるとしている。なお、ここで、11,21,31は、それぞれ各色の発泡インクにより形成される像を示している。
【0005】
また、非特許文献1には、図9に示すように、吐出回数を重ねることにより、立体形成が可能な静電インクジェット技術が開示されている。この技術は、高解像度,高アスペクトの立体を形成することを目的とするもので、また、立体階調とは独立に、画像ドットサイズを制御可能とした技術であるとしている。なお、ここで、41は同一の色の粒子を示している。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−236086号公報
【非特許文献1】
村上他:「静電力を用いた超高精細インクジェット記録技術の開発」、日本画像学会誌、Vol.40.No.1(2001).pp.40-47
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、いずれも、インクジェット方式を用いて立体イメージを形成するという点では、後述する本発明と共通する点を有するものであるが、それぞれ、以下に説明するような問題点を有するものである。
【0008】
すなわち、特許文献1に開示されている発泡インクを用いる技術に関しては、発泡インクは記録媒体P上で等方的に膨張するため、図8からも明らかなように、アスペクト比が固定されてしまい、色画像と高さ階調を独立に制御することができないという致命的な問題がある。
【0009】
また、非特許文献1に開示されている技術は、色画像と高さ階調を独立に制御するというような、インクジェット方式を用いて立体イメージを形成するという技術の基本的な考え方は示しているが、任意の階調を得る階調設定方法,立体イメージ形成の高速化(図9の例では、4回の繰り返し記録が行われている)などに関しての具体的開示はない。
【0010】
従って、これらの、従来知られているインクジェット方式を用いる立体イメージ形成方法では、商業的に利用可能な速度、すなわち高度な生産性を以って、インクジェット方式により立体イメージを形成することは不可能であった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来の技術における問題を解消し、商業的に利用可能な速度、すなわち高度な生産性を以って、インクジェット方式により立体イメージを形成可能とすること、すなわち、形成される立体イメージの階調と立体イメージ形成速度との両立を図った立体イメージの形成方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、インクジェット方式により支持体上に立体イメージを形成する立体イメージの形成方法であって、それぞれ、径の異なる立体画像形成粒子を含む2種以上のインクを用い、形成する立体イメージの高さに基づいて前記立体画像形成粒子の組み合わせを決定し、決定に基づいて前記2種以上のインクをそれぞれ前記支持体上に吐出し、前記支持体上に少なくとも1つ以上の前記立体画像形成粒子を積層させて前記立体イメージを形成することを特徴とする立体イメージの形成方法を提供する。
【0013】
ここで、本発明に係る立体イメージの形成方法においては、前記径の異なる立体画像形成粒子の内の、大サイズの立体画像形成粒子を含むインクにより大きな凹凸を形成し、小サイズの立体画像形成粒子のみを含むインクにより小さな凹凸を形成することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る立体イメージの形成方法においては、前記立体画像形成粒子により、画像形成と立体形成とを同時に行うことを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明に係る立体イメージの形成方法においては、前記インクは、少なくとも1色のインクを含み、前記少なくとも1色のインクが、それぞれ、径の異なる立体画像形成粒子を含む2種以上インクによって構成され、前記立体イメージの階調は、前記2種以上のインクに含まれる前記径の異なる立体画像形成粒子によって実現されることを特徴とする。
【0016】
なお、本発明に係る立体イメージの形成方法においては、前記インクは、複数色のインクを含み、前記複数色のインクの内の少なくとも1色のインクが大サイズの前記立体画像形成粒子を含み、他の色のインクが小サイズの前記立体画像形成粒子のみを含み、前記立体イメージの階調は、前記少なくとも1色のインクに含まれる大サイズの前記立体画像形成粒子および前記他の色のインクに含まれる小サイズの前記立体画像形成粒子によって実現されてもよい。
【0017】
また、本発明に係る立体イメージの形成方法においては、前記インクは、大サイズまたは小サイズの透明粒子を含むインクと、前記透明粒子とは異なるサイズの前記立体画像形成粒子を含む少なくとも1色のインクとからなり、前記立体イメージの階調は、前記透明粒子含有インクに含まれる前記大サイズまたは小サイズの透明粒子および前記少なくとも1色のインクに含まれる前記立体画像形成粒子によって実現されてもよい。
【0018】
さらに、前記立体画像形成粒子、シアン,マゼンタ,イエローおよびブラックの内の1色を司る粒子と透明粒子であり、これらの粒子により画像を形成するものであることが好ましい。
【0019】
またさらに、前記立体画像形成粒子、シアン,マゼンタ,イエローおよびブラックの内の1色を司る粒子であり、これらの粒子により反射観察用画像を形成するものであることも好ましい。
【0020】
なお、本発明において用いるインクについては、次のように定義される。
(1)大サイズ粒子を含むインク:これには、小サイズ粒子を含んでいてもよいが、含まないことが好ましい。
(2)小サイズ粒子を含むインク:これは小サイズ粒子のみを含み、大サイズ粒子を含まないものをいう。
【0021】
また、前記径の異なる立体画像形成粒子は、第1立体画像形成粒子と第2立体画像形成粒子とで構成され、前記第1立体画像形成粒子の粒径と前記第2立体画像形成粒子の粒径との比が、前記第1立体画像形成粒子の粒径:前記第2立体画像形成粒子の粒径=2:1であることも好ましい。
また、前記径の異なる立体画像形成粒子は、第1立体画像形成粒子と第2立体画像形成粒子と第3立体画像形成粒子とで構成され、前記第1立体画像形成粒子の粒径と前記第2立体画像形成粒子の粒径と前記第3立体画像形成粒子の粒径との比が、前記第1立体画像形成粒子の粒径:前記第2立体画像形成粒子の粒径:前記第3立体画像形成粒子の粒径=3:2:1であるも好ましい。
また、本発明に係る立体イメージの形成方法に用いるインクジェット方式としては、立体画像形成粒子を分散したインクから、静電力により前記粒子を濃縮した状態で吐出し、記録媒体上に付着させる静電インクジェット方式を用いることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に係る立体イメージの形成方法を実施するために用い得る、ライン走査型の静電方式インクジェットヘッド(以下、単に本実施形態に係るインクジェットヘッドともいう)を用いる記録装置の、記録ドットに対応する個別電極部分の要部を示す模式的断面図である。
【0024】
図1に示すインクジェットヘッド60は、帯電された顔料等の微粒子成分(例えば、トナー等)を含むインクを静電力により吐出させて、画像データに応じて画像を記録媒体P上に記録するものであり、ヘッド基板62と、インクガイド64と、絶縁性基板66と、吐出電極68と、記録媒体Pを支持する対向電極70と、記録媒体Pの帯電ユニット72と、信号電圧源74と、浮遊導電板76とを備えている。
【0025】
図示例のインクジェットヘッド60においては、インクガイド64は、突状先端部64aを持つ所定厚みの絶縁性樹脂製平板からなり、個別電極毎にヘッド基板62の上に配置されている。また、絶縁性基板66には、インクガイド64の配置に対応する位置に、貫通孔78が開孔されている。インクガイド64は、絶縁性基板66に開孔された貫通孔78を通過し、その先端部分64aが絶縁性基板66の図中上側の表面、すなわち記録媒体P側の表面よりも上部に突き出している。
【0026】
なお、インクガイド64の先端部分64a側は、対向電極70側へ向かうに従って次第に細くなるよう、三角形または台形状に形成されている。また、インクガイド64の、インクQが吐出される先端部分(最先端部)64aには、金属が蒸着されていることが好ましい。この金属蒸着により、インクガイド64の先端部分64aの誘電率が実質的に無限大になり、強電界を生じさせ易くできるという効果がある。インクガイド64の形状は、インクQ、特に、インクQ内の帯電微粒子成分を絶縁性基板66の貫通孔78を通って先端部分に濃縮させることができれば、特に制限的ではない。
【0027】
ヘッド基板62と絶縁性基板66とは、所定間隔離間して配置されており、両者の間には、インクガイド64にインクQを供給するためのインクリザーバ(インク室)として機能するインク流路80が形成されている。なお、このインク流路80内のインクQは、吐出電極68に印加される電圧と同極性に帯電した微粒子成分を含み、記録時には、図示されていないインク循環機構によって、所定方向(図示例では、インク流路80内を右側から左側)に所定の速度(例えば、200mm/sのインク流)で循環される。以下、インク中の着色粒子が正帯電している場合を例にとって、説明を行う。
【0028】
また、吐出電極68は、図2に示すように、絶縁性基板66に開孔された貫通孔78の周囲を囲むように、絶縁性基板66の図中上側、すなわち記録媒体P側の表面に、個別電極毎にリング状に、つまり、円形電極68aとして配置されている。吐出電極68は、画像データや印字データ等の吐出データ(吐出信号)に応じたパルス信号(所定のパルス電圧)を発生する信号電圧源74に接続されている。
【0029】
対向電極70は、インクガイド64の先端部分64aに対向する位置に配置され、電極基板70aと、この電極基板70aの図中下側の表面、すなわちインクガイド64側の表面に配置される絶縁シート70bで構成され、電極基板70aは接地される。また、記録媒体Pは、対向電極70の図中下側の表面、すなわちインクガイド64側の表面、つまり絶縁シート70bの表面に支持され、例えば静電吸着されており、対向電極70(絶縁シート70b)は、記録媒体Pのプラテンとして機能する。
【0030】
ここで、少なくとも記録時には、帯電ユニット72によって、対向電極70の絶縁シート70bの表面、すなわち記録媒体Pは、吐出電極68に印加される高電圧(パルス電圧)と逆極性の、所定の負の高電圧に帯電された状態に維持される。その結果、記録媒体Pは、帯電ユニット72により負に帯電して、吐出電極68に対して負の高電圧に常時バイアスされるとともに、対向電極70の絶縁シート70bに静電吸着される。
【0031】
帯電ユニット72は、記録媒体Pを負の高電圧に帯電させるためのスコロトロン帯電器72aと、このスコロトロン帯電器72aに負の高電圧を供給するバイアス電源72bとを有している。なお、本発明に用いられる帯電ユニット72の帯電手段は、上述のスコロトロン帯電器72aに限定されず、コロトロン帯電器,固体チャージャ,放電針などの種々の放電手段を用いることができる。
なお、図示例においては、対向電極70を電極基板70aと絶縁シート70bとで構成し、記録媒体Pを、帯電ユニット72によって負の高電圧に帯電させることにより絶縁シート70bの表面に静電吸着させているが、対向電極70を電極基板70aのみで構成し、対向電極70(電極基板70a自体)を負の高電圧のバイアス電圧源に接続するように構成してもよい。
【0032】
また、浮遊導電板76は、インク流路80の下方に配置され、電気的に絶縁状態(ハイインピーダンス状態)となっている。図示例では、ヘッド基板62の内部に配置されている。この浮遊導電板76は、画像の記録時に、個別電極に印加された電圧値に応じて誘起された誘導電圧が発生し、インク流路80内のインクQにおいて、その微粒子成分を絶縁性基板66側へ泳動させて濃縮させるためのものである。従って、浮遊導電板76は、インク流路80よりもヘッド基板62側に配置される必要がある。また、浮遊導電板76は、個別電極の位置よりもインク流路80の上流側に配置されることが好ましい。
【0033】
上述の浮遊導電板76により、インク流路80内の上層の帯電粒子の濃度が高められるため、絶縁性基板66の貫通孔78を通過するインクQ内の帯電微粒子成分の濃度を高めることができ、インクガイド64の先端部分64aに濃縮させて、インク液滴Rとして吐出させるインクQ内の帯電微粒子成分の濃度を所定濃度に安定させることができる。
また、この浮遊導電板76を配置することにより、稼動チャンネル数に応じて誘導電圧が変化するため、浮遊導電板76への電圧を制御しなくても、吐出に必要な帯電粒子を供給するため、目詰まりを防止することができる。なお、浮遊導電板76に電源を接続し、所定の電圧を印加するようにしてもよい。
【0034】
本実施形態に係るインクジェットヘッド60は、基本的に以上のように構成されるが、以下に、その動作について説明する。
【0035】
図1に示すインクジェットヘッド60では、記録時に、図示されていないポンプ等を含むインク循環機構により、吐出電極68に印加される電圧と同極性(ここでは、正(+))に帯電した微粒子を含むインクQが、インク流路80の内部を図1中の矢印a方向、すなわち右側から左側へ向かって循環される。この時、対向電極70に静電吸着された記録媒体Pは、逆極性、すなわち負の高電圧、例えば−1500Vに帯電されている。また、浮遊導電板76は、絶縁状態(ハイインピーダンス状態)とされている。
【0036】
ここで、吐出電極68にパルス電圧が印加されていないか、または、印加されているパルス電圧が低電圧レベル(0V)である時、吐出電極68と対向電極70(記録媒体P)との間の電圧(電位差)は、例えばバイアス電圧分の1500Vで、インクガイド64の先端部分64a近傍の電界強度が低く、インクQは、インクガイド64の先端部分64aからは飛び出さず、すなわち、インク液滴Rとして吐出されない。しかし、この時、インク流路80内のインクQの一部、特にインクQ内に含まれる帯電微粒子成分は、泳動現象および毛細管現象などによって、絶縁性基板66の貫通孔78を通って、図1中の矢印b方向、すなわち絶縁性基板66の下側からその上側へ向かって濃縮される。
【0037】
一方、吐出電極68に高電圧レベル(例えば、400〜600V)のパルス電圧が印加されると、吐出電極68と対向電極70(記録媒体P)との間の電圧(電位差)は、例えば、バイアス電圧分の1500Vにパルス電圧分の400〜600Vが重畳され、1900〜2100Vと高くなるため、インクガイド64の先端部分64a近傍の電界強度が高くなる。この時、インクガイド64に沿って上昇し、絶縁性基板66の上方の先端部分64aに上昇したインクQ、特にインクQ内に濃縮された帯電微粒子成分は、静電力によってインクガイド64の先端部分64aから、帯電微粒子成分を含むインク液滴Rとして飛び出し、例えば−1500Vにバイアスされている対向電極70(記録媒体P)に引っ張られて、記録媒体P上に付着する。
【0038】
以上のようにして、本実施形態に係るインクジェットヘッド60と対向電極70上に支持された記録媒体Pとを相対的に移動させながら、画像データに応じたインク吐出によって、記録媒体Pにドットを形成して記録を行うことにより、記録媒体Pに、画像データに対応する画像を記録することができる。
【0039】
なお、以上説明した本実施形態に係るインクジェットヘッド60においては、絶縁性基板66の上面に、円形電極68aを1層構造で配置しているが、吐出電極68を絶縁性基板66の両面(上面および下面)に配置する、2層構造とすることも可能である。
【0040】
以上、本発明の一実施形態に係る立体イメージの形成方法を実施するために用いる、ライン走査型の静電方式インクジェットヘッドを用いる記録装置における基本的な記録動作を説明したが、次に、具体的な立体イメージの形成方法について説明する。
【0041】
前述の通り、本発明に係る立体イメージの形成方法は、基本的に径の異なる立体画像形成粒子(以下、単に粒子ともいう)を含むインクを2種以上用いることを特徴とするものである。
具体的には、例えば1色のインクを用いる場合であっても、インクとしてはそれぞれが異なる径を有する粒子を含むインクを2種以上用意して、これらの2種以上のインクを用いて、順次、記録媒体上に「重ね打ち」を行うことで、記録媒体表面上における突出状態の異なる(つまり、立体形状が形成された)画像を形成するものである。
【0042】
ここで、例えば1色のインクを用いる場合に、2種の異なる径(ただし、小サイズ粒子mの径をS、大サイズ粒子nの径をLとするとき、S>(1/2)Lであるとする)を有する粒子を含む2種のインクを用いるものとすれば、上述の突出状態としては、少なくとも、下記の各高さに相当する突出状態を表現することが可能である(図3参照)。
【0043】
(a)高さ:0
(b)高さ:小サイズ粒子mの径に準ずる高さ(S)
(c)高さ:大サイズ粒子nの径に準ずる高さ(L)
(d)高さ:小サイズ粒子mを2個重ねた状態に準ずる高さ(2S)
(e)高さ:小サイズ粒子mと大サイズ粒子nとを重ねた状態に準ずる高さ(S+L)
(f)高さ:大サイズ粒子nを2個重ねた状態に準ずる高さ(2L)
【0044】
上述の例は、小サイズ粒子mを含むインク(m’)と大サイズ粒子nを含むインク(n’)とによる記録を、それぞれ2回(合計4回)行うことにより実現される状況である。ここでの記録の繰り返し回数は、画像データ中の、表現すべき高さ諧調の数に応じて決定すればよい。なお、表現すべき高さ諧調の数によっては、全ての組み合わせについて繰り返しを行う必要はなく、記録の繰り返し回数を低減することができる。これが、本発明の利点である。
【0045】
なお、3色以上の色インクを用いるカラー記録の場合には、各色について上述のような繰り返し記録を行うことになる。この場合における記録の順番、すなわち、1色を複数回繰り返した後に別の色の記録に移るか、粒子のサイズの順に各色の記録を行い、粒子のサイズを変えて行くか等は特に限定されず、適宜決定してよい。
【0046】
また、粒子として、透明な材料から構成される粒子(クリア粒子)を合わせて用い、このクリア粒子は、前述のような突出部の形成(すなわち、立体の形成)のみを行わせ、突出部が形成された後に、所定の色のインクにより色付け(すなわち、画像化)を行うことも可能である。このようにすると、比較的安価な材料により構成された粒子を用いることが可能になるという利点がある。
【0047】
以下、具体的な立体イメージの形成例を、各種説明する。なお、ここでは、いずれも大小2種類のサイズ(その比は、2:1であるとする)、または、大中小3種類のサイズ(その比は、3:2:1であるとする)の粒子をそれぞれ含む各色のインクが、2種類または3種類用意されているものとする。また、いずれも3色の色インクを用いるカラー記録の場合であり、図中左側から、第1の色,第2の色,第3の色を表わしている(以下の図についても、同様)。
【0048】
図4に示す例では、第1の色については小サイズの粒子13を含むインクのみが、第2の色については大サイズの粒子23を含むインクのみが、また、第3の色については大サイズの粒子33を含むインクと小サイズの粒子34を含むインクの両方が用いられることで、図のような高さ階調が表現される。
この例では、上述の4種類のインクを用いて、合計5回の記録(第2の色については、同一インクにより2回の記録を行っているため)を行うことにより、図4に示すような高さ階調が表現される。
【0049】
ちなみに、この高さ階調表現を、前述の、非特許文献1に開示されている方法で行った場合には、図9からも明らかなように、合計8回(第1の色:1回、第2の色:4回、第3の色:3回)の記録を行う必要がある。
このように記録回数が多くなるということは、それだけ記録時間がかかるということであり、立体イメージ形成の高速化に逆行するものである。
【0050】
次に、図5に示す例は、第1の色については小サイズの粒子13を含むインクのみが、第2の色については大サイズの粒子24を含むインクのみが、また、第3の色については中サイズの粒子33を含むインクのみがそれぞれ用いられることで、図のような高さ階調が表現される。
この例では、上述の3種類のインクを用いて、合計3回の記録(各色について1回ずつの記録を行っているため)を行うことにより、図5に示すような高さ階調が表現される。
【0051】
この場合についても、この高さ階調表現を、前述の、非特許文献1に開示されている方法で行った場合には、図9から明らかなように、合計6回(第1の色:1回、第2の色:3回、第3の色:2回)の記録を行う必要がある。
それに対して、本実施例では3回の記録で済むわけで、立体イメージ形成の時間が約半分になり、高速化に大きく貢献できる。
【0052】
また、図6に示す例は、大サイズのクリア粒子を補助的に用いる例を示すものである。すなわち、図6に示す例では、最初に大サイズのクリア粒子54(を含むインク)を用いて大体の高さ階調を形成した後に、小サイズ粒子13,25,34(を含む各色のインク)を用いて、細かい高さ階調を形成するという方法である。
【0053】
ここでは、合計7回(クリア:2回、第1の色:1回、第2の色:2回、第3の色:2回)の記録を行うことにより、図6に示すような、非常に変化に富んだ高さ階調が表現される。
この高さ階調表現を、前述の、非特許文献1に開示されている方法で行った場合には、図9から明らかなように、合計9回(クリア:4回、第1の色:1回、第2の色:2回、第3の色:2回)の記録を行う必要がある。
【0054】
また、図7に示す例は、図6に示した例とは逆に、小サイズのクリア粒子を補助的に用いる例を示すものである。すなわち、図7に示す例では、最初に各色の大サイズ粒子14,23,33(を含むインク)を用いて高さ階調を形成した後に、小サイズのクリア粒子55(を含むインク)を用いて、細かい高さ階調を形成するという方法である。
【0055】
ここでは、合計5回(第1の色:1回、第2の色:1回、第3の色:2回、クリア:1回)の記録を行うことにより、図7に示すような、やはり非常に変化に富んだ高さ階調が表現される。
この高さ階調表現を、前述の、非特許文献1に開示されている方法で行った場合には、図9から明らかなように、合計9回(第1の色:2回、第2の色:2回、第3の色:4回、クリア:1回)の記録を行う必要がある。
【0056】
上記各実施例においては、いずれの場合も、記録回数が50%〜23%程度減少し、立体イメージ形成速度の向上が達成されている。また、サイズの異なる粒子を含むインクを用いるようにしたことで、立体イメージ形成速度を向上させつつ、形成される立体イメージの高さ階調においても好ましい表現が可能になるという利点もある。
【0057】
なお、上記実施形態ないし実施例は、いずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜の変更または改良を行ってもよいことはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、高度な生産性を以って、インクジェット方式により立体イメージを形成可能とすること、すなわち、形成される立体イメージの階調と立体イメージ形成速度との両立を図った立体イメージの形成方法を提供することができるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッドを用いる記録装置の、記録ドットに対応する個別電極部分の要部を示す模式的断面図である。
【図2】 実施形態に係るインクジェットヘッドの個別電極の概略構成を示す模式斜視図である。
【図3】 2種の異なる径を有する粒子を含む2種のインクを用いた場合に実現できる突出状態(高さ階調)を説明する図である。
【図4】 立体イメージ形成の具体的な実施例を示す図(その1)である。
【図5】 立体イメージ形成の具体的な実施例を示す図(その2)である。
【図6】 立体イメージ形成の具体的な実施例を示す図(その3)である。
【図7】 立体イメージ形成の具体的な実施例を示す図(その4)である。
【図8】 従来の立体イメージ形成の具体例を示す図(その1)である。
【図9】 従来の立体イメージ形成の具体例を示す図(その2)である。
【符号の説明】
13,25,34,55 小サイズ粒子
14,23,33,54 中サイズ粒子
24 大サイズ粒子
60 インクジェットヘッド
62 ヘッド基板
64 インクガイド
64a 先端部分
66 絶縁性基板
68 吐出電極
68a 円形電極
70 対向電極
70a 電極基板
70b 絶縁シート
72 帯電ユニット
72a スコロトロン帯電器
72b バイアス電圧源
74 信号電圧源
76 浮遊導電板
78 貫通孔
80 インク流路

Claims (10)

  1. インクジェット方式により支持体上に立体イメージを形成する立体イメージの形成方法であって、
    それぞれ、径の異なる立体画像形成粒子を含む2種以上のインクを用い
    形成する立体イメージの高さに基づいて前記立体画像形成粒子の組み合わせを決定し、
    決定に基づいて前記2種以上のインクをそれぞれ前記支持体上に吐出し、前記支持体上に少なくとも1つ以上の前記立体画像形成粒子を積層させて前記立体イメージを形成することを特徴とする立体イメージの形成方法。
  2. 前記径の異なる立体画像形成粒子の内の、大サイズの立体画像形成粒子を含むインクにより大きな凹凸を形成し、小サイズの立体画像形成粒子のみを含むインクにより小さな凹凸を形成することを特徴とする請求項1に記載の立体イメージの形成方法。
  3. 前記立体画像形成粒子により、画像形成と立体形成とを同時に行うことを特徴とする請求項1または2に記載の立体イメージの形成方法。
  4. 前記インクは、少なくとも1色のインクを含み、前記少なくとも1色のインクが、それぞれ、径の異なる立体画像形成粒子を含む2種以上インクによって構成され、前記立体イメージの階調は、前記2種以上のインクに含まれる前記径の異なる立体画像形成粒子によって実現されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体イメージの形成方法。
  5. 前記インクは、複数色のインクを含み、前記複数色のインクの内の少なくとも1色のインクが大サイズの前記立体画像形成粒子を含み、他の色のインクが小サイズの前記立体画像形成粒子のみを含み、前記立体イメージの階調は、前記少なくとも1色のインクに含まれる大サイズの前記立体画像形成粒子および前記他の色のインクに含まれる小サイズの前記立体画像形成粒子によって実現されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体イメージの形成方法。
  6. 前記インクは、大サイズまたは小サイズの透明粒子を含むインクと、前記透明粒子とは異なるサイズの前記立体画像形成粒子を含む少なくとも1色のインクとからなり、前記立体イメージの階調は、前記透明粒子含有インクに含まれる前記大サイズまたは小サイズの透明粒子および前記少なくとも1色のインクに含まれる前記立体画像形成粒子によって実現されことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体イメージの形成方法。
  7. 前記立体画像形成粒子、シアン,マゼンタ,イエローおよびブラックの内の1色を司る粒子と透明粒子であり、これらの粒子により画像を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の立体イメージの形成方法。
  8. 前記立体画像形成粒子、シアン,マゼンタ,イエローおよびブラックの内の1色を司る粒子であり、これらの粒子により反射観察用画像を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の立体イメージの形成方法。
  9. 前記径の異なる立体画像形成粒子は、第1立体画像形成粒子と第2立体画像形成粒子とで構成され、前記第1立体画像形成粒子の粒径と前記第2立体画像形成粒子の粒径との比が、前記第1立体画像形成粒子の粒径:前記第2立体画像形成粒子の粒径=2:1であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の立体イメージの形成方法。
  10. 前記径の異なる立体画像形成粒子は、第1立体画像形成粒子と第2立体画像形成粒子と第3立体画像形成粒子とで構成され、前記第1立体画像形成粒子の粒径と前記第2立体画像形成粒子の粒径と前記第3立体画像形成粒子の粒径との比が、前記第1立体画像形成粒子の粒径:前記第2立体画像形成粒子の粒径:前記第3立体画像形成粒子の粒径=3:2:1であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の立体イメージの形成方法。
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