JP3110285B2 - 双ドラム式連鋳設備 - Google Patents

双ドラム式連鋳設備

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JP3110285B2
JP3110285B2 JP07126347A JP12634795A JP3110285B2 JP 3110285 B2 JP3110285 B2 JP 3110285B2 JP 07126347 A JP07126347 A JP 07126347A JP 12634795 A JP12634795 A JP 12634795A JP 3110285 B2 JP3110285 B2 JP 3110285B2
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drum
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side weir
continuous casting
weir
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洋一 脇山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する1対の冷却ド
ラムとこの双方の冷却ドラムの両端面に押圧シリンダに
よってサイド堰支持フレームを介してそれぞれ押圧され
た双方のサイド堰とでモールド部を形成してなる双ドラ
ム式連鋳設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の双ドラム式連鋳設備の構成を図4
及び図5に示す例によって説明する。図4は従来の双ド
ラム式連鋳設備の水冷ドラム及びサイド堰の一例の概略
構成を示す斜視図、図5はサイド堰及びその押圧、加振
装置を示す側面図である。
【0003】図4及び図5において、51は1対の水冷
ドラムであり、鋳片50aの板厚となる所要の間隔を形
成して横に並べられその軸部51aが図示しない軸受に
よって支持されており、その駆動側は図示しない駆動装
置及び排水管に、作業側は給水管にそれぞれ連結されて
いる。52はサイド堰であり、そのウエッジ52aがサ
イド堰支持フレーム53の支持プレート53aに上方か
ら嵌挿されて支持されている。この1対の水冷ドラム5
1とサイド堰52とによってモールド部60が形成され
ている。
【0004】54は押圧シリンダであり、半割れのスペ
ーサ58を介して固定スタンド57に装設され、そのロ
ッド部54aは固定スタンド57を貫通してサイド堰支
持フレーム53に連結されている。55は支持軸であ
り、スペーサ58を介して固定スタンド57に装着さ
れ、固定スタンド57を貫通して先端部がサイド堰支持
フレーム53に連結されている。
【0005】56は加振軸であり、スペーサ58を介し
て固定スタンド57に装着され、その先端部には偏心ロ
ーラ56aが嵌着されていて回転により加振力を発生す
る。そして、図示しない駆動装置によって回転し、偏心
ローラ56aの回転によって、サイド堰52及びサイド
堰支持フレーム53を支持軸55を中心にして振動させ
るようになっている。このサイド堰52に付属する押
圧、加振等の装置は、水冷ドラム51の図5に示す端面
とは反対側にも、図示と同様に装設されている。
【0006】双方の水冷ドラム51に冷却水を循環させ
ながら回転すると共に、双方のサイド堰52を押圧シリ
ンダ54によって双方の水冷ドラム51の両端面に押圧
し、加振軸56を回転して双方のサイド堰52を振動さ
せ、モールド部60に溶湯50を連続して供給し、水冷
ドラム51によって冷却して凝固させた帯状の鋳片50
aを下方から排出する。
【0007】双方の水冷ドラム51のドラム幅Wを変更
する場合は、押圧シリンダ54によるサイド堰52の押
圧を解除し、サイド堰52をサイド堰支持フレーム53
から上方に抜き取り、各々の半割れのスペーサ58を分
解して除去する。そして、このドラム幅Wに見合ったス
ペーサ58と組替えてサイド堰支持フレーム53、押圧
シリンダ54、支持軸55及び加振軸56を水平方向に
移動させて双方のサイド堰支持フレーム53の間隔を変
更し、双方の水冷ドラム51及びサイド堰52を装着し
て鋳片50aの連続鋳造を再開する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、水冷
ドラム51のドラム幅Wを変更する場合、このドラム幅
Wに見合った長さのスペーサ58に組替えることによっ
て双方のサイド堰52の幅寸法を変更し、組替えられる
水冷ドラム51のドラム幅Wに合わせていた。
【0009】従って、ドラム幅Wの変更の度に長さの異
なるスペーサ58と組替える必要があり、水冷ドラム5
1のドラム幅Wの変更時間が長くなり、設備のダウンタ
イムが増大する。また、多種類の鋳片幅Waの鋳片50
aが要求され水冷ドラム51のドラム幅Wの種類が多い
場合、各々のドラム幅Wの水冷ドラム51に対応するス
ペーサ58を製作及び保管しておく必要がある。
【0010】本発明は、ドラム幅の異る多種類の冷却ド
ラムを短時間に容易に変更可能な双ドラム式連鋳設備を
提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転する1対
の冷却ドラムとこの双方の冷却ドラムの両端面に押圧シ
リンダによってサイド堰支持フレームを介してそれぞれ
押圧された双方のサイド堰とでモールド部を形成した双
ドラム式連鋳設備における前記課題を解決するため、前
記サイド堰支持フレーム及び押圧シリンダに、冷却ドラ
ム軸方向に平行な水平方向の位置検出装置を具備した
動装置を設けた構成を採用する。
【0012】
【作用】本発明による双ドラム式連鋳設備は前記した構
成を有しており、通常の作動時には、双方の冷却ドラム
を互いに反対方向に回転すると共にサイド堰を押圧シリ
ンダによってサイド堰支持フレームを介して冷却ドラム
の両端面に押圧し、モールド部に溶湯を連続供給して冷
却し、凝固させた鋳片を下方に排出する。
【0013】一方、双方の冷却ドラムのドラム幅を変更
させる必要が起ったときは、まず、押圧シリンダによる
サイド堰の冷却ドラム両端面への押圧を解除し、サイド
堰をサイド堰支持フレームから除去し、冷却ドラムを除
去する。
【0014】次に、本発明の連鋳設備に設けられている
冷却ドラム軸方向に平行な水平方向の位置検出装置を具
備した移動装置によってサイド堰支持フレーム及び押圧
シリンダを移動して双方のサイド堰の幅寸法を、変更す
る冷却ドラムのドラム幅(鋳片幅)の幅寸法に対応して
設定し、前記鋳片幅に見合ったドラム幅の冷却ドラムを
装着し、サイド堰をサイド堰支持フレームに装着する。
このようにして双方の冷却ドラムを所望のドラム幅に設
定したのちサイド堰を双方の冷却ドラムの両端面に押圧
し、鋳片の連続鋳造を再開する。
【0015】
【実施例】以下、本発明による双ドラム式連鋳設備を図
1〜図3に示した一実施例に基づいて具体的に説明す
る。図1は、本発明の一実施例による双ドラム式連鋳設
備におけるサイド堰及びその押圧、加振装置を示す側面
図、図2はサイド堰幅替え用制御装置の構成を示すブロ
ック図、図3はサイド堰幅替えの手順を要約したフロー
図である。なお、図1において、図4及び図5に示した
従来の設備と同一の部材、部位及び機器には同一の符号
を付し、それらについての重複する説明を省略する。
【0016】図1において、1は移動スタンドであり、
押圧シリンダ4、支持軸5及び加振軸6が装着されてい
る。そして、各々の押圧シリンダ4のロッド部4aはサ
イド堰支持フレーム53に連結され、支持軸5の先端部
及び加振軸6の先端に設けられた加振用の偏心ローラ6
aはサイド堰支持フレーム53に回転自在に嵌挿されて
いる。
【0017】14はベースであり、その上面のレール1
5には移動スタンド1の下面のガイド2が摺動自在に嵌
挿され、移動スタンド1の下面のボールナット3と螺合
して回転角検出器12を備えたモータ11に連結された
ボールスクリュウ13が内装されている。
【0018】図2において、サイド堰幅替え用の制御装
置20は、水冷ドラム51の駆動側及び作業側の回転角
検出器12からそれぞれ受信するドラム幅寸法演算処理
部21と、ドラム幅寸法記憶部23と、ドラム幅寸法演
算処理部21から受信してドラム幅寸法記憶部23から
受信するドラム幅寸法比較演算部22と、ドラム幅寸法
比較演算部22から受信して双方のモータ11をそれぞ
れ作動させるモータ作動指示部24とによって構成され
ている。
【0019】次に、本装置の作用について説明する。双
方の水冷ドラム51を互いに反対方向に回転すると共に
サイド堰52を押圧シリンダ4によってサイド堰支持フ
レーム53を介して水冷ドラム51の両端面に押圧し、
この水冷ドラム51とサイド堰52とから成るモールド
部に溶湯を連続供給して冷却し、凝固させた鋳片50a
を下方に排出する。
【0020】双方の水冷ドラム51のドラム幅Wを変更
する場合は、押圧シリンダ4によるサイド堰52の水冷
ドラム51の両端面への押圧を解除し、ウエッジ52a
をサイド堰支持フレーム53の支持プレート53aから
上方に引き抜いてサイド堰52をサイド堰支持フレーム
53から除去し、さらに双方の冷却ドラム51を除去す
る。
【0021】次に、予め各々のドラム幅Wの寸法が記憶
されているドラム幅寸法記憶部23に対し、変更する所
要のドラム幅Wを指示する。そして、モータ作動指示部
24によってモータ11を作動させてボールスクリュウ
13を回転し、ボールナット3を水平方向に移動させて
移動スタンド1をレール15上で移動させることで、水
冷ドラム51の駆動側及び作業側の各々の押圧シリンダ
4、支持軸5、加振軸6及びサイド堰支持フレーム53
を移動する。
【0022】駆動側及び作業側の回転角検出器12は、
双方のモータ11の回転角を検出してドラム幅寸法演算
処理部21にそれぞれ送信し、ドラム幅変動寸法に換算
する。ドラム幅寸法比較演算部22は以前に指示されて
いたドラム幅寸法と新たに指示されたドラム幅寸法とに
よってドラム幅要変動寸法を算出し、この算出寸法と前
記検出寸法とを比較し、この両寸法を等しくするのに必
要なモータ11の所要作動量を算出してモータ作動指示
部24に送信する。
【0023】モータ作動指示部24はこの寸法差が零に
なるまで、駆動側及び作業側のモータ11を回転させ
る。以上のサイド堰幅替え手順の要約を図3のフロー図
に示している。
【0024】このようにして所要の幅寸法に設定した双
方のサイド堰支持フレーム53の間に、変更しようとす
る鋳片幅Waに見合ったドラム幅Wの水冷ドラム51を
装着し、さらに双方のサイド堰52及びウェッジ52a
をサイド堰支持フレーム53にそれぞれ装着し、押圧シ
リンダ4によってサイド堰52をサイド堰支持フレーム
53を介して双方の水冷ドラム51の両端面に押圧し、
鋳片50aの連鋳を再開する。
【0025】
【発明の効果】本発明による双ドラム式連鋳設備では、
双方のサイド堰を支持するサイド堰支持フレーム及び押
圧シリンダに、冷却ドラム軸方向に平行な水平方向の位
置検出装置を具備した移動装置を設けたことにより、冷
却ドラムを多種類のドラム幅のものに変更しても、双方
のサイド堰間の寸法を短時間に無段階で容易に変更して
対応することが可能になり、冷却ドラムのドラム幅変更
の時間を短くして設備のダウンタイムを短縮することが
できる。また、多種類のドラム幅の変更に対応する幅調
節部材(スペーサ)が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による双ドラム式連鋳設備に
おけるサイド堰及びその押圧、加振装置を示す側面図。
【図2】本発明の一実施例による双ドラム式連鋳設備に
おけるサイド堰幅替え用制御装置の構成を示すブロック
図。
【図3】本発明の一実施例による双ドラム式連鋳設備に
おけるサイド堰幅替えの手順を要約したフロー図。
【図4】従来の双ドラム式連鋳設備の水冷ドラム及びサ
イド堰の一例の概略構成を示す斜視図。
【図5】従来の双ドラム式連鋳設備におけるサイド堰及
びその押圧、加振装置を示す側面図。
【符号の説明】
1 移動スタンド 2 ガイド 3 ボールナット 4 押圧シリンダ 5 支持軸 6 加振軸 11 モータ 12 回転角検出器 13 ボールスクリュウ 15 レール 50a 鋳片 51 水冷ドラム 52 サイド堰 53 サイド堰支持フレーム W ドラム幅 Wa 鋳片幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する1対の冷却ドラムとこの双方の
    冷却ドラムの両端面に押圧シリンダによってサイド堰支
    持フレームを介してそれぞれ押圧された双方のサイド堰
    とでモールド部を形成し、前記サイド堰支持フレーム及
    び押圧シリンダに、冷却ドラム軸方向に平行な水平方向
    の位置検出装置を具備した移動装置を設けたことを特徴
    とする双ドラム式連鋳設備。
JP07126347A 1995-05-25 1995-05-25 双ドラム式連鋳設備 Expired - Lifetime JP3110285B2 (ja)

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KR100674616B1 (ko) * 2005-09-30 2007-01-29 주식회사 포스코 쌍롤식 박판 주조 장치
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