JP3108678B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3108678B2
JP3108678B2 JP10126758A JP12675898A JP3108678B2 JP 3108678 B2 JP3108678 B2 JP 3108678B2 JP 10126758 A JP10126758 A JP 10126758A JP 12675898 A JP12675898 A JP 12675898A JP 3108678 B2 JP3108678 B2 JP 3108678B2
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畦畔沿いの穀稈を
高刈り状態で刈取って脱穀処理することができるコンバ
インに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畦畔沿いでは畦畔が邪魔になって
コンバインでの通常の刈取りが困難であるから、畦畔沿
いの穀稈は手刈りし、これを停車させたコンバインに手
で供給して脱穀処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記手刈り方式の穀稈
処理方式は、多大の労力を要すると共に極めて低能率で
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置1を
有する機台上に、扱口に沿ってフィードチェン3と挟扼
レール5とからなる穀稈挟持搬送装置6を対設した自脱
型の脱穀装置2を搭載し、その前方に刈取装置12及び
穀稈搬送装置16を有する前処理装置Aを昇降調節可能
に装着したコンバインにおいて、前記脱穀装置2の穀稈
挟持搬送装置6の始端側にフィードチェン3と挟扼レー
ル5とが近接した挟持状態と離間した非挟持状態とに切
り換える挟持状態変更手段Bを設ける一方、前記前処理
装置Aの刈り高検出器25を設け、前記前処理装置Aが
上昇して刈り高検出器25が高刈り状態を検出すると
記挟持状態変更手段Bにより穀稈挟持搬送装置6の始
端側が非挟持状態に切り換わるように構成して前述の課
題を解決した。
【0005】
【作用】通常の畦畔に沿わない穀稈を刈取脱穀する場合
は、前処理装置Aを地面に接近した状態に下降させて刈
取作業を行う。一方、畦畔沿いでは、前処理装置Aを畦
畔よりもやや高くなる程度に上昇させて前処理装置Aが
畦畔に接触しない状態で高刈りを行う。一般に、従来の
自脱型の脱穀装置では、このように高刈りをすると刈取
った穀稈が短くなり扱ぎ残しが発生するが、本発明で
は、前処理装置Aが上昇すると、刈り高検出器25が高
刈り状態を検出し、それにより挟持状態変更手段Bが作
動して穀稈挟持搬送装置6の始端側のフィードチェン3
と挟扼レール5との間隔が拡大して両者が離間するの
で、その部分で穀稈挟持搬送装置6の挟持力は殆どない
状態となる。従って、上記のように刈取装置12が穀稈
を高刈りして搬送穀稈が短稈となっても、挟持状態変更
手段Bにより穀稈挟持搬送装置6の挟持力が解除されて
いる箇所で、扱胴の扱歯は、短くなっている穀稈を強力
に引き込み穀稈全体を扱室内の始端側に供給し、扱室内
で後方に移動させながら十分に脱穀処理する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面につ
いて説明すると、走行装置1を有する機台上の一側寄り
には自脱型の脱穀装置2を搭載し、他側には運転部、穀
粒タンク及びエンジンを配設してあり、前記脱穀装置2
の扱口に沿ってフィードチェーン3と挟扼レール5とか
らなる穀稈挟持搬送装置6を対設してある。脱穀装置2
の前方には、刈刃7、分草体8・・、穀稈引起体9・
・、掻込輪10、及び茎部掻込帯11からなる刈取装置
12と、穂側搬送体13及び株元挟持搬送体14にて構
成されていて後方上部の軸15を中心として上下傾動し
て扱深さ調節する穀稈搬送装置16とからなる前処理装
置Aを設けてある。また図示してないが穀稈搬送装置1
6には従来のもののように稈長検出センサーを付設し、
その検出結果により扱深さを自動調節することができる
ように構成されている。
【0007】そして、前記穀稈挟持搬送装置6の始端側
には以下のようにフィードチェン3と挟扼レール5との
挟持間隔を変更して穀稈挟持搬送装置6を挟持状態と非
挟持状態とに切り換える挟持状態変更手段Bが設けられ
ている。即ち、該挟持状態変更手段Bは、吊りロッド1
8,18、吊り板19、油圧シリンダ21等により構成
され、挟扼レール5の前端から2つのレール片5a,5
bの吊りロッド18,18を吊り板19に貫通して弾持
し、該吊り板19を支持腕20に装着した油圧シリンダ
21に連結することにより、油圧シリンダ21が縮小作
動すると、レール片5a,5bが引き上げられ、フィー
ドチェン3と挟扼レール5との挟持間隔が拡大して両者
が離間するようになっている。尚、他のレール片5c・
・の吊りロッド18・・はレールフレーム22に昇降可
能に弾持されている。また、前記軸15又はフレーム2
3上には、ロッド24を介して前処理装置昇降用のリフ
トシリンダ17の作動に連動するポテンショメータから
なる刈り高検出器25を装着してある。
【0008】前述のコンバインによる刈取脱穀作業につ
いて説明すると、運転部に設けた手動式の刈り高制御ス
イッチ、扱深さ自動制御回路の扱深さ自動スイッチ、前
記刈り高検出器25を含む刈り高さ自動制御回路の刈り
高自動制御スイッチをそれぞれ入り操作する。そして、
脱穀クラッチレバーを入り位置にセットすると自脱作業
スイッチがONになり、前処理クラッチレバーを入り位
置にセットすると、前処理レバースイッチがONにな
り、走行変速レバーを所望の速度位置にセットするとそ
れを走行速度レバーポテンショメータが検出し、それら
の検出値はマイコンに入力される。
【0009】そして、畦畔近傍以外の場所での刈取作業
で前処理装置Aが下降しその分草体8・・が地面に近接
して進行している時は、刈り高検出器25がL信号を検
出しているので、穀稈搬送装置16は、稈長検出器の検
出値に基づいて扱深さが自動制御され、油圧シリンダ2
1は伸長してレール片5a,5bをフィードチェーン3
に接近させて正常な挟持搬送姿勢即ち挟持状態になって
いるので、通常の刈取脱穀作業を行うことができる。次
いで、畦畔に接近した時、リフトシリンダ17を作動さ
せて前処理装置Aを畦畔と略同じ高さまで上昇させる
と、刈り高検出器25はH信号(高刈り信号)を検出し
てマイコンに入力するので、それにより油圧シリンダ2
1は縮小してレール片5a,5bを引き上げ、同時に穀
稈搬送装置16を稈長検出器の検出結果とは関係なく最
深扱位置へ下降回動させ、高い位置で刈り取られた穀稈
は穀稈搬送装置16により後送されて脱穀装置2の供給
口に挿入される。その際、レール片5a,5bとフィー
ドチェーン3の間隔は拡大されて非挟持状態となり刈取
穀稈端部(株元部)は穀稈挟持搬送装置6の始端で挟
持されることがないので、全部の穀粒が付いている穂部
が扱胴の扱歯により引き込まれ、穀稈全体が扱室内に引
き込まれて扱室内で後方に移動されながら脱粒処理され
る。また、図5に示すよう 、畦畔沿いの刈取作業を終
了し前処理装置Aを下降させると、刈り高検出器25
(刈高さポテンション)がL信号を検出し、油圧シリン
ダ21は伸長してレール片5a,5bがフィードチェー
ン3に接近して正常な挟持搬送姿勢に復帰する。
【0010】
【発明の効果】本発明は、前述の構成により、前処理装
置Aを下降させると通常の刈取脱穀を行うことができる
ものでありながら、畦畔沿いで前処理装置Aを上昇させ
ると、刈り高検出器25が高刈り状態を検出し、それに
より穀稈挟持搬送装置6の始端側に設けた挟持状態変更
手段Bが作動してフィードチェン3と挟扼レール5とが
離間した非挟持状態となるから、畦畔沿いで高刈りされ
短くった穀稈を上記離間箇所で稈挟持搬送装置6に
挟持させずに穀稈全体を扱室内の始端側に引き込んで扱
ぎ残しのない状態で十分に脱穀処理することができる。
従って、畦畔沿いでのコンバインによる刈取作業を実質
的に可能となし、手刈り作業を極力少なくすることがで
きる。しかも、畦畔沿いで前処理装置Aを上昇させて高
刈りすれば、挟持状態変更手段Bが働いて穀稈挟持搬送
装置6の始端側が自動的に非挟持状態となるから、例え
ば、畦畔沿いで刈取る度に作業者がわざわざ運転席から
降りて挟扼レール5やフィードチェン3の取付け位置を
変更して両者を離間させたりする必要がなく、畦畔沿い
でのコンバインによる刈取作業を能率的に行うことがで
きる。また、前記前処理装置Aの上昇感知に基づいて前
記挟持状態変更手段Bが働くから、高刈りされた短稈が
穀稈搬送装置16で搬送されて穀稈挟持搬送装置6に至
る時に、該穀稈挟持搬送装置6の始端側をタイミングよ
く非挟持状態に切り換えることができ、短稈全体を確実
に扱室内の始端側に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】穀稈挟持搬送装置の始端部の平面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】入出力制御図である。
【図5】フローチャート図である。
【図6】刈り高検出器装着部の側面図である。
【符号の説明】
2 脱穀装置 3 フィードチェン 5 挟扼レール 6 穀稈挟持搬送装置 12 刈取装置 16 穀稈搬送装置 17 リフトシリンダ 21 油圧シリンダ 25 刈り高検出器 A 前処理装置 B 挟持状態変更手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置1を有する機台上に、扱口に沿
    ってフィードチェン3と挟扼レール5とからなる穀稈挟
    持搬送装置6を対設した自脱型の脱穀装置2を搭載し、
    その前方に刈取装置12及び穀稈搬送装置16を有する
    前処理装置Aを昇降調節可能に装着したコンバインにお
    いて、前記脱穀装置2の穀稈挟持搬送装置6の始端側
    フィードチェン3と挟扼レール5とが近接した挟持状態
    と離間した非挟持状態とに切り換える挟持状態変更手段
    Bを設ける一方、前記前処理装置Aの刈り高検出器25
    を設け、前記前処理装置Aが上昇して刈り高検出器25
    が高刈り状態を検出すると、前記挟持状態変更手段Bに
    より穀稈挟持搬送装置6の始端側が非挟持状態に切り換
    わるように構成したことを特徴とするコンバイン。
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