JP3867384B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、コンバインに係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来、実開昭61−175935号公報には、刈取穀稈を搬送する刈取前処理装置の搬送装置と脱穀装置に穀稈を搬送供給する穀稈供給搬送装置との間に、前記搬送装置との引継位置を変更して扱深さを調節しうる扱深さ調節装置を設けた構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、単に扱深さを調節するだけであるので、畦際等で行う高刈りによる短穀稈の処理はできないという課題がある。
本発明は、高刈りによる短穀稈の処理を実行できるようにすると共に、刈取前処理装置の上昇に伴う駆動停止等を自動でできるようにして、操作性を向上させ、作動を確実にしたものである。
【0004】
【発明の目的】
短穀稈の処理の可能化、刈取前処理装置の上昇に伴う駆動停止等の自動制御との両立、操作性の向上、作動の確実化。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】
本発明は、走行装置の前方には植立穀稈を刈取って後方へ搬送する刈取前処理装置を設け、前記走行装置の上方には、前記刈取前処理装置から搬送されてきた穀稈を引き継いでフィードチエンにて搬送しながら脱穀処理する脱穀装置を設け、前記刈取前処理装置には圃場の穀稈を感知する穀稈センサを設け、前記穀稈センサがオフなると、自動的に刈取前処理装置を前記刈取搬送停止制御となって停止させるように上昇させるオートリフト制御するように構成し、前記刈取前処理装置を所定値まで上昇させることに関連して、刈り取った穀稈を深扱ぎ側に移動、または、脱穀装置に全稈投入する高刈り制御手段を設け、前記刈取前処理装置を所定値まで上昇させることに関連して、刈取前処理装置と前記フィードチエンの駆動を停止する刈取搬送停止手段を設け、前記高刈り制御手段は刈取搬送停止手段に対して優先して実行するように構成し、もって、高刈り制御手段と刈取搬送停止手段の両方の制御が可能な状態では、刈取前処理装置を所定値まで上昇させて刈取搬送停止手段が制御される所定高さになっても、刈取搬送停止手段の制御を牽制し、高刈り制御手段を実行して刈取前処理装置の駆動を停止させないように構成すると共に、高刈り制御手段を刈取搬送停止手段に優先して制御中のとき、前記穀稈センサがオフになってから所定距離走行すると、前記刈取前処理装置を停止させるように構成したコンバインとしたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図により説明すると、1は機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方位置に設けた脱穀装置、5は前記脱穀装置3の前方位置に設けた刈取前処理装置である。刈取前処理装置5は、前後方向の縦支持フレーム6の基部(上部)を前記機体側に回動自在に取付け、縦支持フレーム6の先端に刈取前処理装置フレーム8を取付ける。刈取前処理装置フレーム8と機体フレーム1の間には刈取上下シリンダ9を設けて刈取前処理装置5を上下させる。刈取前処理装置5の最前方部には分草体10を設け、各分草体10の後方には分草した穀稈を引起す引起装置11をそれぞれ設け、引起装置11の後方にはスターホイル12を設け、スターホイル12の上方には掻込装置13を設け、スターホイル12の下方には刈刃14を設ける。15aは左側株元側搬送装置、15bは中央株元側搬送装置、15cは右側株元側搬送装置、16aは左側穂先側搬送装置、16bは中央穂先側搬送装置、16cは右側穂先側搬送装置であり、夫々により搬送された穀稈は合流部Aにて合流する。
【0007】
合流部Aには扱深さ調節装置17の調節用株元搬送装置18の始端部を臨ませ、調節用株元搬送装置18の終端部は前記脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置19に引き継ぐ株元側引継搬送装置25の始端部下方位置に臨ませ、扱深さ調節装置17は前記株元側引継搬送装置25へ穀稈を引継ぐ位置を、穀稈の稈身方向に変更し、脱穀装置3の脱穀室に供給するときの扱深さを調節する。
扱深さ調節装置17の調節用株元搬送装置18は搬送チエン26と挾扼杆(図示省略)を有して構成され、搬送チエン26はフレーム(図示省略)に設けた駆動歯車と案内ローラに掛け回し、前記フレームの終端部を縦支持フレーム6側に設けたアクチュエータ27により株元側引継搬送装置25に対して遠近位置変更するように構成する。
【0008】
なお、右側穂先側搬送装置16cの終端は前記株元側引継搬送装置25の上方位置まで延長し、株元側引継搬送装置25の終端は引継用穂先搬送装置を兼用構成にしているが、要件ではない。
また、前記株元側引継搬送装置25は引継搬送チエン30と引継挾扼杆31を有して構成する。引継搬送チエン30は、駆動歯車32と案内ローラ33に掛け回すが、案内ローラ33は前記穀稈供給搬送装置19の始端部に対して遠近位置変更自在にする。即ち、案内ローラ33はチエン案内レール34に取付け、チエン案内レール34の基部を支持フレーム35に回動自在に取付け、任意の固定部と支持フレーム35との間にアクチュエータ36を設ける。
前記穀稈供給搬送装置19は、公知構成であり、前後方向のチエン案内レールにフィードチエン39を掛け回し、該フィードチエン39の上方位置に挾扼杆40を設け、挾扼杆40は前記脱穀装置3の上部カバー41に設けている。
【0009】
前記フィードチエン39の始端部と前記株元側引継搬送装置25の終端側との間には、短穀稈を脱穀装置3の脱穀室に全稈投入用する補助供給装置45の全稈投入用チエン46を設ける。補助供給装置45は後述する畦際制御により刈り取った短穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給するものである。即ち、短穀稈が刈り取られて供給されると、株元側引継搬送装置25が深扱き位置に位置変更し、更に25の30の案内ローラ33が穀稈供給搬送装置19に対して退避し、これにより短穀稈の株元は穀稈供給搬送装置19に供給されず、補助供給装置45により全稈投入される。
しかして、前記刈取前処理装置5には圃場の穀稈を感知する穀稈センサ50と、穀稈の長さを感知する短穀稈識別センサ51とを夫々設け、また、刈取前処理装置5の高さを検知する刈取高さセンサ52を設ける。刈取高さセンサ52はポテンショメータあるいは超音波センサ等により構成する。
【0010】
そして、操縦部の所望位置には、前記刈取高さセンサ52により刈取前処理装置5が所定高さまで上昇したときは脱穀装置3は駆動させるが、刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19の駆動を停止させる刈取搬送停止手段(図中、刈停制御)の入切用の刈取搬送停止制御入切スイッチ55を設ける。また、操縦部の所望位置には、刈取前処理装置5が畦際に近付くに従い、刈取前処理装置5を徐々に上昇させて穀稈の穂先側を刈り取り、株元側引継搬送装置25が深扱き位置に位置変更し、更に株元側引継搬送装置25の引継搬送チエン30の案内ローラ33が穀稈供給搬送装置19に対して退避し、刈り取った短穀稈の株元は穀稈供給搬送装置19に供給されず、補助供給装置45により全稈投入する高刈り制御手段(図中、畦際制御)の入切用の高刈り制御スイッチ56を設ける。
しかして、刈取搬送停止制御と高刈り制御は、相反する関係にあるので、高刈り制御を刈取搬送停止制御に対して優先して実行するようにし、刈取前処理装置5が停止する高さに上昇しても刈取前処理装置5を停止させないように構成する。即ち、高刈り制御スイッチ56により高刈り制御中は、刈取搬送停止制御入切スイッチ55がオンで刈取搬送停止制御中であっても刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19を停止させない。
【0011】
また、図8は、他の制御の実施例であり、刈取搬送停止制御入切スイッチ55および高刈り制御スイッチ56が共にオンのとき、穀稈センサ50がオフになってから所定時間経過したら、刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19を停止するように構成する。即ち、畦際の刈取が終了すると、穀稈センサ50がオフになるが、畦際刈り終了前でも穀稈センサ50がオフになることがあり、畦際刈り終了後に刈取搬送停止制御するように、刈取搬送停止制御のタイミングを設定したものである。したがって、畦際刈りに要する時間を前記所定時間とすると、穀稈の供給が確実に行える。この場合、刈取搬送停止制御のタイミングは穀稈センサ50にオフディレーを設けて、穀稈センサ50の信号による作動を遅らせている。
【0012】
また、図9、図10は、他の制御の実施例であり、前記穀稈センサ50がオフなると、自動的に刈取前処理装置5を前記刈取搬送停止制御となって停止させるように上昇させるオートリフト制御するように構成し、オートリフト制御入切スイッチ60がオン、刈取搬送停止制御入切スイッチ55および高刈り制御スイッチ56がオンのとき、穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行したときは、畦際刈り終了と看做して刈取搬送停止制御するようにして、刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19を停止させる。
また、図11は、他の制御の実施例であり、前記穀稈センサ50にオフディレーを設け、穀稈センサ50がオフになってから所定時間経過すると、オートリフト制御する。即ち、高刈り制御の開始のとき、高刈りのため穀稈センサ50がオフになることがあるので、穀稈センサ50がオフになってすぐにオートリフト制御するのではなく、一旦オフになった穀稈センサ50がオンになると、高刈り制御とし、高刈り制御の確保し、穀稈センサ50がオフになってから所定時間経過したときは、畦際刈りではないと看做してオートリフト制御する。
【0013】
また、図12、図13は、他の制御の実施例であり、前記穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行すると、オートリフト制御するように構成する。即ち、高刈り制御の開始のとき、高刈りのため穀稈センサ50がオフになることがあるので、穀稈センサ50がオフになってすぐにオートリフト制御するのではなく、所定距離走行することにより畦際刈りではないと看做してオートリフト制御とし、所定距離走行する前に一旦オフになった穀稈センサ50がオンになると、オートリフト制御を無効にする。
また、図14、図15は、他の制御の実施例であり、高刈り制御スイッチ56によって高刈り制御中に、オートリフト制御入切スイッチ60によりオートリフト制御をオフにしたら、オートリフト制御をやめるように構成し、高刈り制御のときに確実に刈取前処理装置5の上昇を避けるようにしたものである。
70は扱深さセンサの株元側センサ、71は扱深さセンサ33の穂先側センサである。
【0014】
次に作用を述べる。
走行装置2により機体を前進させると、各分草体10により分草し、分草体10により分草された穀稈は引起装置11により引起され、スターホイル12により後方に掻込まれ、穀稈は、左側株元側搬送装置15aと、中央株元側搬送装置15bと、右側株元側搬送装置15cと、左側穂先側搬送装置16aと、中央穂先側搬送装置16bと、右側穂先側搬送装置16cとの夫々により搬送され、搬送中に刈刃14により切断され、搬送された穀稈は合流部高刈り制御手段にて合流する。合流部高刈り制御手段に合流した穀稈の株元側は扱深さ調節装置17の調節用株元搬送装置18に挾持され、穂先は右側穂先側搬送装置16cにより搬送され、穀稈の株元側は株元側引継搬送装置25に引き継がれ、株元側引継搬送装置25により穀稈供給搬送装置19に穀稈を引き継ぐ。
【0015】
この場合、株元側引継搬送装置25の始端部に対して扱深さ調節装置17の調節用株元搬送装置18の終端部は穀稈の稈身方向に遠近調節自在であるから、株元側センサ70および穂先側センサ71の信号により、調節用株元搬送装置18の終端部位置を調節することにより穀稈の挟持位置を変更して、脱穀室に供給する穀稈の扱深さが略一定になるように調節する。
即ち、扱深さ調節装置17の扱深調節作動機構は、搬送チエン26をフレームに取付け、フレームの終端をアクチュエータ27により回動させ、調節用株元搬送装置18の終端部と株元側引継搬送装置25の始端部との引継点を変更して扱深さを調節する。
【0016】
しかして、圃場において、方向変換のため、刈取前処理装置5を上昇させると、刈取高さセンサ52がこれを検知し、脱穀装置3の駆動は続行するが、自動的に刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19の駆動を停止させる。
この場合の刈取搬送を停止させるには、刈取搬送停止制御入切スイッチ55により入りにすると、実行するが、切りにすると実行しない。
しかして、方向変換に際して、方向変換前に畦際の穀稈の刈取が必要になるが、畦際では、刈取前処理装置5が畦に接触するのを防止するために、圃場の穀稈の穂先側を刈り取る高刈りを行う。そのため、刈取搬送停止制御入切スイッチ55が入りのまま刈取前処理装置5を上昇させると、刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19を停止させることになるので、畦際の高刈りするときは、高刈り制御スイッチ56により高刈り制御(畦際制御)することにし、高刈り制御スイッチ56と刈取搬送停止制御入切スイッチ55の両方がオンのときは、高刈り制御を優先実行させる。
【0017】
高刈り制御になると、刈取前処理装置5が上昇して、圃場の穀稈の穂先側を刈取り、左側株元側搬送装置15aと、中央株元側搬送装置15bと、右側株元側搬送装置15cと、左側穂先側搬送装置16aと、中央穂先側搬送装置16bと、右側穂先側搬送装置16cとの夫々により短い穀稈が搬送される。すると、穀稈センサ50は搬送中の穀稈によりオンになるが、短穀稈の穂先は短穀稈識別センサ51に接触しないので、制御部は短穀稈が刈取り搬送中であることを認識するので、扱深さ調節装置17の調節用株元搬送装置18の終端を株元側引継搬送装置25に対して遠くして、深扱き位置にし、次に、株元側引継搬送装置25の終端をアクチュエータ36により穀稈供給搬送装置19の始端部に対して遠くに退避させる。
穀稈供給搬送装置19の始端部には補助供給装置45の全稈投入用チエン46を並設させてあるから、短穀稈の株元は株元側引継搬送装置25より全稈投入用チエン46に引き継がれ、穀稈供給搬送装置19には挟持されないので、そのまま、全穀稈が脱穀室内に投入される。
【0018】
即ち、短穀稈は、調節用株元搬送装置18により深扱きになることにより、穀粒のある穂先側全部を株元側引継搬送装置25に引き継ぐことができ、更に、全穀稈を投入するから、扱残しのロスを防止する。
しかして、畦際の高刈りが終了すると、穀稈センサ50がオフになるから、刈取搬送停止手段を実行し、脱穀装置3の駆動を続行させたまま、刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19の駆動を停止させて、方向変換を行う。
次に、方向変換が終了すると、刈取前処理装置5を刈取り所定高さに戻るので、刈取搬送停止手段の刈取搬送制御を停止し、刈取り脱穀作業を再開する。
また、図8の実施例では、刈取搬送停止制御入切スイッチ55および高刈り制御スイッチ56が共にオンのとき、穀稈センサ50がオフになってから所定時間経過したら、刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19を停止するように構成しているから、畦際刈り中に穀稈センサ50がオフになっても、刈取搬送停止制御とならずに高刈り制御を完了できる。
【0019】
この場合、前記所定時間は刈取前処理装置5を上昇させてから畦際刈りに要する時間に設定してあるから、畦際の高刈りを確実に行える。また、刈取搬送停止制御への切替えのタイミングは穀稈センサ50にオフディレーを設けているので、簡素な構成でき、コストを上昇させない。
また、図9、図10の実施例では、刈取脱穀作業のために走行中に、圃場の穀稈群より出て旋回するのを容易にするため、穀稈センサ50がオフなると圃場の穀稈群より出たと認識し、自動的に刈取前処理装置5を上昇させせるオートリフト制御するように構成し、この刈取前処理装置5の上昇に伴って前記刈取搬送停止制御となるようにしたものにおいて、オートリフト制御入切スイッチ60がオン、刈取搬送停止制御入切スイッチ55および高刈り制御スイッチ56がオンのとき、穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行したときは、畦際刈り終了と看做して刈取搬送停止制御するようにしているから、穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行して刈取前処理装置5および穀稈供給搬送装置19を停止させる。したがって、穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行する間に畦際の高刈りを完了させ、次の方向変換に移行する際の操作を省略し、操作性を向上させる。
【0020】
また、図11の実施例では、穀稈センサ50にオフディレーを設け、穀稈センサ50がオフになってから所定時間経過すると、オートリフト制御するようにしているから、高刈り制御の開始のとき、高刈りのため穀稈センサ50がオフになることがあっても、穀稈センサ50がオフになってすぐにオートリフト制御するのではなく、一旦オフになった穀稈センサ50がオンになると、高刈り制御として高刈り制御の確保ができ、次に、穀稈センサ50がオフになってから所定時間経過したときは、畦際刈りではないと看做してオートリフト制御するので、畦際の高刈りを途中中断させることなく、操作性を向上させる。
また、図12、図13の実施例では、穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行すると、オートリフト制御するように構成しているから、高刈り制御の開始のとき、高刈りのため穀稈センサ50がオフになることがあっても、穀稈センサ50がオフになってすぐにオートリフト制御するのではなく、一旦オフになった穀稈センサ50がオンになると、高刈り制御として高刈り制御の確保ができ、次に、穀稈センサ50がオフになってから所定距離走行することにより畦際刈りではないと看做してオートリフト制御するので、畦際の高刈りを途中中断させることなく、操作性を向上させる。
【0021】
また、図14、図15の実施例では、高刈り制御スイッチ56によって高刈り制御中に、オートリフト制御入切スイッチ60によりオートリフト制御をオフにしたら、オートリフト制御をやめるように構成しているから、穀稈センサ50等に不具合があっても、高刈り制御のときに確実に刈取前処理装置5の上昇を避け、畦際の高刈り行える。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、走行装置の前方には植立穀稈を刈取って後方へ搬送する刈取前処理装置を設け、前記走行装置の上方には、前記刈取前処理装置から搬送されてきた穀稈を引き継いでフィードチエンにて搬送しながら脱穀処理する脱穀装置を設け、前記刈取前処理装置には圃場の穀稈を感知する穀稈センサを設け、前記穀稈センサがオフなると、自動的に刈取前処理装置を前記刈取搬送停止制御となって停止させるように上昇させるオートリフト制御するように構成し、前記刈取前処理装置を所定値まで上昇させることに関連して、刈り取った穀稈を深扱ぎ側に移動、または、脱穀装置に全稈投入する高刈り制御手段を設け、前記刈取前処理装置を所定値まで上昇させることに関連して、刈取前処理装置と前記フィードチエンの駆動を停止する刈取搬送停止手段を設け、前記高刈り制御手段は刈取搬送停止手段に対して優先して実行するように構成し、もって、高刈り制御手段と刈取搬送停止手段の両方の制御が可能な状態では、刈取前処理装置を所定値まで上昇させて刈取搬送停止手段が制御される所定高さになっても、刈取搬送停止手段の制御を牽制し、高刈り制御手段を実行して刈取前処理装置の駆動を停止させないように構成すると共に、高刈り制御手段を刈取搬送停止手段に優先して制御中のとき、前記穀稈センサがオフになってから所定距離走行すると、前記刈取前処理装置を停止させるように構成したコンバインとしたものであるから、高刈り制御手段は刈取搬送停止手段に対して優先して実行するので、畦際等における高刈りを確実に行え、操作性を向上させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 刈取前処理装置の側面図。
【図3】 同一部省略した平面図。
【図4】 補助供給装置部分の平面図。
【図5】 引継装置の作用状態平面図。
【図6】 ブロック図。
【図7】 フロー図。
【図8】 他の実施例のフロー図。
【図9】 他の実施例のフロー図。
【図10】 同ブロック図。
【図11】 他の実施例のフロー図。
【図12】 他の実施例のフロー図。
【図13】 同ブロック図。
【図14】 他の実施例のフロー図。
【図15】 同ブロック図。
【符号の説明】
1…機体、2…走行装置、3…脱穀装置、4…操縦部、5…刈取前処理装置、6…支持伝動筒、8…刈取前処理装置フレーム、9…刈取上下シリンダ、10…分草体、11…引起装置、12…スターホイル、13…掻込装置、14…刈刃、15…株元側搬送装置、16…穂先側搬送装置、17…扱深さ調節装置、18…調節用株元搬送装置、19…穀稈供給搬送装置、25…株元側引継搬送装置、26…搬送チエン、27…アクチュエータ、30…引継搬送チエン、31…引継挾扼杆、33…案内ローラ、34…チエン案内レール、35…支持フレーム、36…アクチュエータ、39…フィードチエン、40…挾扼杆、41…上部カバー、45…補助供給装置、46…全稈投入用チエン、50…穀稈センサ、51…短穀稈識別センサ、52…刈取高さセンサ、55…刈取搬送停止制御入切スイッチ、56…高刈り制御スイッチ、60…オートリフト制御入切スイッチ、70…株元側センサ、71…穂先側センサ。
Claims (1)
- 走行装置の前方には植立穀稈を刈取って後方へ搬送する刈取前処理装置を設け、前記走行装置の上方には、前記刈取前処理装置から搬送されてきた穀稈を引き継いでフィードチエンにて搬送しながら脱穀処理する脱穀装置を設け、前記刈取前処理装置には圃場の穀稈を感知する穀稈センサを設け、前記穀稈センサがオフなると、自動的に刈取前処理装置を前記刈取搬送停止制御となって停止させるように上昇させるオートリフト制御するように構成し、前記刈取前処理装置を所定値まで上昇させることに関連して、刈り取った穀稈を深扱ぎ側に移動、または、脱穀装置に全稈投入する高刈り制御手段を設け、前記刈取前処理装置を所定値まで上昇させることに関連して、刈取前処理装置と前記フィードチエンの駆動を停止する刈取搬送停止手段を設け、前記高刈り制御手段は刈取搬送停止手段に対して優先して実行するように構成し、もって、高刈り制御手段と刈取搬送停止手段の両方の制御が可能な状態では、刈取前処理装置を所定値まで上昇させて刈取搬送停止手段が制御される所定高さになっても、刈取搬送停止手段の制御を牽制し、高刈り制御手段を実行して刈取前処理装置の駆動を停止させないように構成すると共に、高刈り制御手段を刈取搬送停止手段に優先して制御中のとき、前記穀稈センサがオフになってから所定距離走行すると、前記刈取前処理装置を停止させるように構成したコンバイン。
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-
1997
- 1997-12-30 JP JP36771397A patent/JP3867384B2/ja not_active Expired - Lifetime
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