JPH1056850A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH1056850A
JPH1056850A JP23837996A JP23837996A JPH1056850A JP H1056850 A JPH1056850 A JP H1056850A JP 23837996 A JP23837996 A JP 23837996A JP 23837996 A JP23837996 A JP 23837996A JP H1056850 A JPH1056850 A JP H1056850A
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JP
Japan
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culm
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grain culm
deep
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Application number
JP23837996A
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English (en)
Inventor
Taiji Mizukura
倉 泰 治 水
Wataru Nakagawa
川 渉 中
Hiroshi Kawabuchi
渕 博 史 川
Hiroyuki Sasaura
浦 寛 之 笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取作業終了により自動的に深扱にな
って穀稈搬送挾持力の急激な低下を防いで穀稈の脱落を
低減させる。 【解決手段】 刈取穀稈の稈長を検出するセンサ(4
2)(43)と、穀稈を脱穀部(4)に送給させる搬送
部材(33)を位置調節して扱深さを自動的に変更する
扱深部材(45)を設けるコンバインにおいて、刈取作
業終了時に深扱側に搬送部材(33)を自動的に動作さ
せるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穀稈を連続的に刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、刈取穀稈の稈長
を検出するセンサと、穀稈を脱穀部に送給させる搬送部
材を位置調節して扱深さを自動的に変更する扱深部材を
設け、刈取穀稈の稈長に応じて扱深さ調節を自動的に行
わせ、脱穀深の増大防止並びに扱残し防止などを図って
いたが、圃場枕地で刈取作業を終了して機体を次工程位
置に方向転換させるとき、最後に刈取られた穀稈の挾持
搬送が不安定になり、刈取部及び脱穀部の搬送途中また
は受継部で穀稈が脱落し易い不具合がある。特に6条刈
り等の大型機種において、6条分の穀稈を搬送している
ときに急激に穀稈量が減少すると、穀稈の挾持力が不足
して脱落する問題がある。そこで、作業者が手動操作に
よって深扱側に調節して最終穀稈を搬送することによ
り、穀稈の株元側挾持によって挾持力の不足を補い、穀
稈の脱落を低減できるが、深扱側調節を適正タイミング
で容易に行い得ない。また、方向転換後、刈取作業を再
開すると、深扱で作業を行い易い不具合があり、扱深さ
を適正状態に戻す操作も必要になる等の取扱い上の問題
がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取
穀稈の稈長を検出するセンサと、穀稈を脱穀部に送給さ
せる搬送部材を位置調節して扱深さを自動的に変更する
扱深部材を設けるコンバインにおいて、刈取作業終了時
に深扱側に搬送部材を自動的に動作させるように構成し
たもので、刈取作業終了により自動的に深扱になって最
終搬送穀稈の株元側を挾持させるから、穀稈搬送挾持力
の急激な低下を防いで穀稈の脱落を容易に低減し得、圃
場枕地に穀稈が散乱したり脱穀藁屑が増える等の不具合
をなくし得ると共に、不確実な手動操作を不要にして取
扱い操作の簡略化などを容易に図り得るものである。
【0004】また、刈取作業再開時に前回の扱深位置に
搬送部材を自動的に戻すように構成したもので、圃場枕
地で方向転換して刈取作業を再開するとき、前工程の扱
深作業に戻す手動操作を省き得、深扱作業での再開防止
並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るもので
ある。
【0005】また、刈取部の穀稈掻込み位置に穀稈セン
サを設けて刈取作業の終了を検出するように構成したも
ので、穀稈センサによって検出された穀稈が脱穀部に送
給されるまでの搬送時間を適正に予測可能で、作業終了
に伴う深扱制御に必要な時間を確保できるように、穀稈
センサを配置させ、刈取作業終了時の深扱制御を自動的
に行わせ得るものである。
【0006】また、搬送部材の深扱乃至浅扱位置を表示
する扱深表示部を運転操作部の表示パネルに設けると共
に、エンジンの燃料残量を扱深表示部を兼用して表示さ
せる表示切換スイッチを設けたもので、表示切換スイッ
チ操作により、表示パネルの扱深表示部を利用して搬送
部材の位置表示とエンジンの燃料残量を択一的に表示し
得、表示パネルのコンパクト化並びに表示機能の向上な
どを容易に図り得るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は刈刃(9)及
び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)
は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降さ
せる油圧シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端
を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部(4)からの
穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、
(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する
排出オーガ、(18)は運転操作部(19)及び運転席
(20)を備える運転キャビン、(21)は運転キャビ
ン(18)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈
を刈取って脱穀するように構成している。
【0008】さらに、図4及び図5に示す如く、分草板
(22)…を介し取入れられる未刈り穀稈を起立させる
引起タイン(23)…を有する6条分の引起ケース(2
4)…と、引起された穀稈の株元側を掻込む6条分のス
ターホイル(25)…及び掻込ベルト(26)…と、掻
込んだ穀稈株元を切断する刈刃(9)と、右側2条分の
刈取穀稈を左斜め後方に搬送する右下部搬送チェン(2
7)及び右上部搬送タイン(28)と、中央2条分の刈
取穀稈を後方の右下部搬送チェン(27)及び右上部搬
送タイン(28)の送り中間位置近傍に合流させる中央
下部搬送チェン(29)及び中央上部搬送タイン(3
0)と、左側2条分の刈取穀稈を右下部搬送チェン(2
7)及び右上部搬送体(28)の送り終端位置近傍に合
流させる左下部搬送チェン(31)及び左上部搬送タイ
ン(32)と、前記右下部搬送チェン(27)の送り終
端に合流する6条分の刈取穀稈の株元側を受継ぎ搬送す
る縦搬送チェン(33)と、前記右上部搬送タイン(2
8)の送り終端に合流する6条分の刈取穀稈の穂先側を
脱穀部(4)に搬送する後上部搬送タイン(34)と、
前記縦搬送チェン(33)の送り終端部に設けてフィー
ドチェン(5)に適正姿勢で刈取穀稈を受継ぎ搬送する
補助搬送チェン(35)を、6条刈り用の前記刈取部
(8)に備え、6条分の刈取穀稈を縦搬送チェン(3
3)に受継ぎ合流させてフィードチェン(5)に供給し
脱穀処理するように構成している。
【0009】また、前記刈取フレーム(12)基部を連
結させる刈取部(8)の昇降支点軸(36)上に刈取入
力軸(37)を設け、該入力軸(37)右端に刈取入力
プーリ(38)を軸支させ、該プーリ(38)を介して
エンジン(21)の駆動力を刈取部(8)各部に伝える
と共に、前記入力軸(37)左端にピックアップ型刈取
部回転センサ(39)を取付け、前記入力軸(37)の
回転によってセンサ(39)からパルス出力させて刈取
部(8)の回転を検出させるように構成している。
【0010】また、前記の左中右の掻込ベルト(26)
…上側の掻込カバー(40)…上面にリミットスイッチ
型の左中右の穀稈センサ(41)…を固定させ、刈刃
(9)によって株元を切断する直前まで掻込ベルト(2
6)に掻込まれた未刈り穀稈の中間部を前記センサ(4
1)によって感知し、左中右側の穀稈の有無によって刈
取作業中であるか否かを検出すると共に、脱穀部(4)
の扱胴(6)前方の扱口に長稈センサ(42)及び短稈
センサ(43)を設け、フィードチェン(5)の挾持搬
送によって扱胴(6)に送給される穀稈の稈長変化を各
センサ(42)(43)によって検出するように構成し
ている。なお、補助搬送チェン(35)の挾扼ガイド支
持部材に前記長稈センサ(42)及び短稈センサ(4
3)を取付けて吊下げている。
【0011】また、扱深調節支点軸を兼用する搬送入力
ケース(44)を介して前記縦搬送チェン(33)の送
り始端部を刈取フレーム(12)に取付けると共に、搬
送入力ケース(44)を中心に縦搬送チェン(33)の
送り終端部を扱深乃至浅扱位置に揺動させる電動扱深モ
ータ(45)を設け、扱深モータ(45)の正逆転制御
により、補助搬送チェン(35)の送り始端部に対し、
縦搬送チェン(33)の送り終端部を接離させ、扱胴
(6)による穀稈扱深さを変更させるように構成してい
る。
【0012】さらに、前記刈取部(8)を駆動する操作
でオンになる刈取スイッチ(46)と、前記脱穀部
(4)を駆動する操作でオンになる脱穀スイッチ(4
7)と、縦搬送チェン(33)の扱深調節位置を検出す
るポテンショメータ型扱深位置センサ(48)と、扱深
モータ(45)を自動制御する扱深自動スイッチ(4
9)及び自動入リレー(50)と、前記の左中右の各穀
稈センサ(41)…を並列接続させる自動入リレー(5
0)の自動入スイッチ(51)と、扱深モータ(45)
を深扱(正転)寝動作させる深扱回路(52)と、扱深
モータ(45)を圧扱(逆転)動作させる浅扱回路(5
3)と、前記各センサ(39)(42)(43)を、マ
イクロコンピュータで形成する扱深コントローラ(5
4)に接続させるもので、長稈及び短稈センサ(42)
(43)の検出結果に基づき扱深モータ(45)を自動
制御し、扱胴(6)に送給する刈取穀稈の扱深さを略一
定に保つと共に、左中右の穀稈センサ(41)…の少な
くともいずれか1つが掻込み穀稈によってオンになるこ
とにより刈取作業の開始が検出され、また左中右の穀稈
センサ(41)の全てがオフになることにより刈取作業
の終了が検出され、刈取作業の終了後に一定時間経過す
ることによって扱深モータ(45)を一定量だけ自動的
に深扱動作させ、かつ刈取終了直前の扱深位置を扱深デ
ータとして記憶させる一方、刈取作業の再開後に一定時
間経過することによって扱深モータ(45)を記憶扱深
データに基づき浅扱動作させ、前工程の扱深位置に自動
的に戻すように構成している。
【0013】上記から明らかなように、刈取穀稈の稈長
を検出する長稈及び短稈センサ(42)(43)と、穀
稈を脱穀部(4)に送給させる搬送部材である縦搬送チ
ェン(33)を位置調節して扱深さを自動的に変更する
扱深部材である扱深モータ(45)を設けるコンバイン
において、刈取作業終了時に深扱側に縦搬送チェン(3
3)を自動的に動作させるように構成し、刈取作業終了
により自動的に深扱になって最終搬送穀稈の株元側を挾
持させ、穀稈搬送挾持力の急激な低下を防いで穀稈の脱
落を低減させ、圃場枕地に穀稈が散乱したり脱穀藁屑が
増える等の不具合をなくすと共に、不確実な手動操作を
不要にして取扱い操作の簡略化などを図れる。また、刈
取作業再開時に前回の扱深位置に縦搬送チェン(33)
を自動的に戻すように構成し、圃場枕地で方向転換して
刈取作業を再開するとき、前工程の扱深作業に戻す手動
操作を省き、深扱作業での再開防止並びに取扱い操作性
の向上などを図れると共に、刈取部(8)の穀稈掻込み
位置に穀稈センサ(41)を設けて刈取作業の終了を検
出するように構成し、穀稈センサ(41)によって検出
された穀稈が脱穀部(4)に送給されるまでの搬送時間
を適正に予測可能で、作業終了に伴う深扱制御に必要な
時間を確保できるように、穀稈センサ(41)を配置さ
せ、刈取作業終了時の深扱制御を自動的に行わせるよう
に構成している。
【0014】また、前記した左中右の各穀稈センサ(4
1)…の少なくともいずれか1つがオンになって穀稈を
検出することにより、扱深モータ(45)の自動制御が
開始されるから、最終工程で畦際に残った1条分乃至4
条分の穀稈を刈取るときにも、扱深を略一定に保つ自動
扱深制御並びに刈取作業終了時の深扱制御を自動的に行
わせるように構成している。
【0015】さらに、前記深扱回路(52)または浅扱
回路(53)を択一的にオンにして扱深モータ(45)
を作動させる扱深手動スイッチ(55)を設け、扱深コ
ントローラ(54)を介することなく手動スイッチ(5
5)操作によって扱深モータ(45)を作動させる手動
扱深制御を行わせ、例えば扱深コントローラ(54)の
自動制御が故障によって中止されても、手動スイッチ
(55)操作によって扱深制御を行って収穫作業を継続
できると共に、手動スイッチ(55)による扱深モータ
(45)制御時に、縦搬送チェン(33)の扱深調節動
作を扱深コントローラ(54)によって監視させ、扱深
位置センサ(48)が縦搬送チェン(33)の深扱側ま
たは浅扱側のストロークエンド移動を検出したとき、扱
深コントローラ(54)の停止出力によって扱深モータ
(45)を自動的にオフし、手動スイッチ(55)が深
扱または浅扱に操作された状態が維持されても、縦搬送
チェン(33)のストロークエンド到達により扱深モー
タ(45)を自動的に停止させ、扱深モータ(45)の
焼損などを未然に防ぎ、また連続過負荷稼動時間が短い
電動モータを扱深モータ(45)として使用できるよう
に構成している。
【0016】さらに、図5、図6に示す如く、搬送部材
である縦搬送チェン(33)の深扱乃至浅扱位置を表示
する扱深表示部(56)を運転操作部(19)の液晶形
表示パネル(57)に設けると共に、エンジン(21)
の燃料残量を扱深表示部(56)を兼用して表示させる
表示切換スイッチ(58)を設け、表示切換スイッチ
(58)操作により、表示パネル(57)の扱深表示部
(56)を利用し、縦搬送チェン(33)の位置表示
と、燃料センサ(59)が検出するエンジン(21)の
燃料残量を、択一的に表示させ、表示パネル(57)の
コンパクト化並びに表示機能の向上などを図れるように
構成している。
【0017】本実施例は上記の如く構成するもので、図
7のフローチャートに示す如く、自動扱深制御が行われ
る。刈取スイッチ(46)及び脱穀スイッチ(47)の
オンによって収穫作業の開始が検出され、扱深自動スイ
ッチ(49)のオンにより刈取部回転センサ(39)に
よって刈取部(8)の回転が検出され、扱深位置センサ
(48)から縦搬送チェン(33)の扱深位置が入力さ
れると共に、穀稈センサ(41)がオンになって刈取作
業の開始が検出され、刈取部回転センサ(39)が検出
する刈取部(8)の回転が一定時間経過し、穀稈センサ
(41)によって検出された刈始めの穀稈が縦搬送チェ
ン(33)に受継がれると、前工程の扱深データの記憶
がない最初の作業のとき、長稈センサ(42)及び短稈
センサ(43)から刈取穀稈の稈長を入力させ、長稈検
出によって扱深モータ(45)を浅扱動作させ、短稈検
出によって扱深モータ(45)を深扱動作させ、縦搬送
チェン(33)を深扱乃至浅扱位置に移動させ、扱胴
(6)と送給させる穀稈の扱深さを略一定に保つ。
【0018】また、前記刈取作業時、圃場枕地に到達し
て全ての穀稈センサ(41)…がオフになり、刈取作業
の終了が検出され、刈取部回転センサ(39)が検出す
る刈取部(8)の回転が一定時間経過し、穀稈センサ
(41)によって検出された刈取最終の穀稈が縦搬送チ
ェン(33)に受継がれると、扱深位置センサ(48)
が検出する縦搬送チェン(33)の扱深位置が扱深デー
タとして記憶され、かつ扱深モータ(45)を一定時間
深扱動作させ、縦搬送チェン(33)を一定量だけ深扱
側に移動させ、縦搬送チェン(33)から補助搬送チェ
ン(35)に刈取最終の穀稈を受継がせるとき、刈取最
終の穀稈の株元を補助搬送チェン(35)に挾持され、
穀稈の中間部よりも太い株元の挾持により穀稈量が減少
しても挾持力が低下するのを防ぎ、急激に減少する刈取
最終の穀稈が挾持力不足によって補助搬送チェン(3
5)始端受継部乃至フィードチェン(5)位置で脱落す
るのを防止する。
【0019】また、圃場枕地で機体を方向転換させて次
工程に移動し、利刈取作業を再開することにより、穀稈
センサ(41)が再びオンになって穀稈を検出し、刈取
部回転センサ(39)が検出する刈取部(8)の回転が
一定時間経過したとき、前工程の扱深データが記憶され
ているから、前工程の扱深データに基づき扱深モータ
(45)を作動させ、縦搬送チェン(33)を前回の扱
深位置に復帰させ、その後、長稈及び短稈センサ(4
2)(43)から刈取穀稈の稈長を入力させ、扱深モー
タ(45)自動制御によって縦搬送チェン(33)の扱
深位置を自動的に調節し、扱深さを略一定に保つ制御を
行わせる。
【0020】さらに、図8のフローチャートに示す如
く、手動扱深制御が行われるもので、扱深手動スイッチ
(55)の扱深操作または浅扱操作により、自動扱深制
御を中止させ、扱深モータ(45)を手動制御によって
深扱または浅扱動作させ、縦搬送チェン(33)を深扱
側または浅扱側に移動させると共に、扱深位置センサ
(48)によって検出する縦搬送チェン位置が深扱側ま
たは浅扱側ストロークエンドに到達すると、扱深コント
ローラ(54)の出力によって扱深モータ(45)が自
動的に停止され、手動スイッチ(55)の深扱または浅
扱操作が継続されていても扱深モータ(45)をオフに
して焼損を防ぐものである。
【0021】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取穀稈の稈長を検出するセンサ(42)(43)
と、穀稈を脱穀部(4)に送給させる搬送部材(33)
を位置調節して扱深さを自動的に変更する扱深部材(4
5)を設けるコンバインにおいて、刈取作業終了時に深
扱側に搬送部材(33)を自動的に動作させるように構
成したもので、刈取作業終了により自動的に深扱になっ
て最終搬送穀稈の株元側を挾持させるから、穀稈搬送挾
持力の急激な低下を防いで穀稈の脱落を容易に低減で
き、圃場枕地に穀稈が散乱したり脱穀藁屑が増える等の
不具合をなくすことができると共に、不確実な手動操作
を不要にして取扱い操作の簡略化などを容易に図ること
ができるものである。
【0022】また、刈取作業再開時に前回の扱深位置に
搬送部材(33)を自動的に戻すように構成したもの
で、圃場枕地で方向転換して刈取作業を再開するとき、
前工程の扱深作業に戻す手動操作を省くことができ、深
扱作業での再開防止並びに取扱い操作性の向上などを容
易に図ることができるものである。
【0023】また、刈取部(8)の穀稈掻込み位置に穀
稈センサ(41)を設けて刈取作業の終了を検出するよ
うに構成したもので、穀稈センサ(41)によって検出
された穀稈が脱穀部(4)に送給されるまでの搬送時間
を適正に予測可能で、作業終了に伴う深扱制御に必要な
時間を確保できるように、穀稈センサ(41)を配置さ
せ、刈取作業終了時の深扱制御を自動的に行わせること
ができるものである。
【0024】また、搬送部材(33)の深扱乃至浅扱位
置を表示する扱深表示部(56)を運転操作部(19)
の表示パネル(57)に設けると共に、エンジン(2
1)の燃料残量を扱深表示部(56)を兼用して表示さ
せる表示切換スイッチ(58)を設けたもので、表示切
換スイッチ(58)操作により、表示パネル(57)の
扱深表示部(56)を利用して搬送部材(33)の位置
表示とエンジン(21)の燃料残量を択一的に表示で
き、表示パネル(57)のコンパクト化並びに表示機能
の向上などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】コンバインの全体平面図。
【図3】刈取部の側面説明図。
【図4】刈取部の平面説明図。
【図5】扱深制御回路図。
【図6】表示パネルの説明図。
【図7】自動扱深制御フローチャート。
【図8】手動扱深制御フローチャート。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (8) 刈取部 (19) 運転操作部 (21) エンジン (33) 縦搬送チェン(搬送部材) (41) 穀稈センサ (42) 長稈センサ (43) 短稈センサ (45) 扱深モータ(扱深部材) (56) 扱深表示部 (57) 表示パネル (58) 表示切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 渕 博 史 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 笹 浦 寛 之 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取穀稈の稈長を検出するセンサと、穀
    稈を脱穀部に送給させる搬送部材を位置調節して扱深さ
    を自動的に変更する扱深部材を設けるコンバインにおい
    て、刈取作業終了時に深扱側に搬送部材を自動的に動作
    させるように構成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 刈取作業再開時に前回の扱深位置に搬送
    部材を自動的に戻すように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 刈取部の穀稈掻込み位置に穀稈センサを
    設けて刈取作業の終了を検出するように構成したことを
    特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 搬送部材の深扱乃至浅扱位置を表示する
    扱深表示部を運転操作部の表示パネルに設けると共に、
    エンジンの燃料残量を扱深表示部を兼用して表示させる
    表示切換スイッチを設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のコンバイン。
JP23837996A 1996-08-20 1996-08-20 コンバイン Pending JPH1056850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258365A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Iseki & Co Ltd コンバイン等の畦際制御装置
JP2017093406A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 ヤンマー株式会社 コンバイン

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