JP3004256B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3004256B2
JP3004256B2 JP10201120A JP20112098A JP3004256B2 JP 3004256 B2 JP3004256 B2 JP 3004256B2 JP 10201120 A JP10201120 A JP 10201120A JP 20112098 A JP20112098 A JP 20112098A JP 3004256 B2 JP3004256 B2 JP 3004256B2
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畦畔沿いの穀稈を
高刈り状態で刈取って脱穀処理することができるコンバ
インに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畦畔沿いでは畦畔が邪魔になって
コンバインでの通常の刈取りが困難であるから、畦畔沿
いの穀稈は手刈りし、これを停車させたコンバインの脱
穀装置に手で供給して脱穀処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記手刈り方式の穀稈
処理方式は、多大の労力を要すると共に極めて低能率で
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置を有
する機台に脱穀装置を搭載し、該脱穀装置の前方に前
理装置を昇降可能に装着し、該前処理装置には扱深さ自
動制御スイッチが入り状態の時稈長検出器の検出値に基
づいて扱深さを自動調節する穀稈搬送装置を設け、前記
脱穀装置の扱口に沿ってフィードチェンと該フィードチ
ェンに対向近接する挟扼レールにより穀稈を挟持搬送す
る穀稈挟持搬送装置を配設したコンバインにおいて、上
記挟扼レールをフィードチェンに対して離間する方向に
強制移動させるアクチュエータと、該アクチュエータの
自動作動を司る高刈り自動制御スイッチを設け、該高刈
り自動制御スイッチが入り状態でしかも前記扱深さ自動
制御スイッチ入り状態において、前記前処理装置を上昇
させて高刈りをした時に、自動的に上記アクチュエータ
が作動して挟扼レールとフィードチェンとの間隙拡大
するように構成したものである。また、前処理装置の刈
高さを検出する刈高さ検出器を設け、該刈高さ検出器に
よる高刈り信号の検出に起因して、前記アクチュエータ
作動し、挟扼レールとフィードチェンとの間隙が拡大す
るように構成したものである。そして、かかる構成によ
り、前述の課題を解決するものである。
【0005】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。畦畔沿
いでコンバインの前処理装置を畦畔に接触しない程度に
上昇させ高刈りを行い刈取り穀稈が短くなると、レール
移動用のアクチュエータが作動して挟扼レールがフィー
ドチェンに対して離間する方向に移動し両者の間隙が拡
大するから、高刈りで短く刈った穀稈を上記間隙拡大部
位で挟持搬送させずに、穀稈全体を扱室に引き込んで扱
ぎ残しを極力防止した状態で脱穀処理することができ
る。従って、畦畔沿いでのコンバインによる刈取作業を
実質的に可能となし、手刈り作業を極力少なくすること
ができる。高刈り自動制御スイッチ及び扱深さ自動制
御スイッチが入りであれば、畦畔沿いで前処理装置を上
昇させて高刈りを行い刈取り穀稈が短くなると、自動的
にアクチュエータが作動して挟扼レールがフィードチェ
ンに対して離間する方向に移動するから、例えば、畦畔
沿いで刈取る度に作業者がわざわざ運転席から降りて挟
扼レールの取付け位置を変更してフィードチェンに対し
て離間させたりする必要がなく、畦畔沿いでのコンバイ
ンによる刈取作業を能率的に行うことができる。上記
のように扱深さ自動制御スイッチが入り状態の時にの
み、自動的にアクチュエータが作動して挟扼レールが移
動するようにしたから、高刈りにより刈取り穀稈が短く
なったとき、穀稈搬送装置が深扱ぎ姿勢になっても、通
常作業にもどれば、適正な扱深さ状態に自動的に復帰維
持できる。挟扼レールをアクチュエータで強制移動す
るようにしたから、例えば、駆動するフィードチェンを
強制移動して両者の間隙を拡大する場合に比べ、移動構
成が簡単となる。また、前処理装置の刈高さを検出す
る刈高さ検出器を設け、刈高さ検出器が高刈り信号を検
出した時、それに起因してレール移動用のアクチュエー
タが作動するようにすれば、刈取り穀稈が短くなった
時、確実に挟扼レールを移動させて挟扼レールとフィー
ドチェンの間隙が拡大した非挟持搬送状態とすることが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面につ
いて説明すると、走行装置1を有する機台上の一側寄り
には自脱型の脱穀装置2を搭載し、他側には運転部、穀
粒タンク及びエンジンを配設してあり、前記脱穀装置2
の扱口に沿ってフィードチェン3と該フィードチェン3
に対向近接する挟扼レール5とからなる穀稈挟持搬送装
置6を対設してある。前記脱穀装置2の前方には、刈刃
7、分草体8・・、穀稈引起体9・・、掻込輪10、及
び茎部掻込帯11からなる刈取装置12と、穂側搬送体
13及び株元挟持搬送体14にて構成されていて、後方
上部の軸15を中心として駆動装置により上下傾動して
扱深さ調節する穀稈搬送装置16と、からなる前処理装
置を設けてあり、図示してないが穀稈搬送装置16には
従来のもののように稈長検出を付設し、その検出結果
により扱深さを自動調節することができるように構成さ
れている。
【0007】そして、前記穀稈挟持搬送装置6の挟扼レ
ール5の前端から2つのレール片5a,5bは、その吊
りロッド18,18を吊り板19に貫通して弾持し、該
吊り板19を支持腕20に装着した油圧シリンダ21
(アクチュエータ)に連結し、他のレール片5c・・の
吊りロッド18・・はレールフレーム22に昇降可能に
弾持されている。また、前記軸15又はフレーム23上
には、ロッド24を介して前処理装置昇降用のリフトシ
リンダ17の作動に連動するポテンショメータからなる
刈高さ検出器25を装着してあり、この刈高さ検出器2
5は、通常の刈取時(刈取装置が地面に近接して移動し
ている状態)、Lレベル信号(低刈り信号)を発し、畦
畔沿い等で前処理装置を刈取装置が畦畔の頂面より少し
高い位置まで上昇傾動させるとHレベル信号(高刈り信
号)を発する。
【0008】前述のコンバインによる刈取脱穀作業につ
いて説明すると、運転部に設けた手動式の高刈制御スイ
ッチ、扱深さ自動制御回路の扱深さ自動制御スイッチを
それぞれ入り操作し、脱穀クラッチレバーを入り位置に
セットすると自脱作業スイッチがONになり、前処理ク
ラッチレバーを入り位置にセットすると、前処理レバー
スイッチがONになり、走行変速レバーを所望の速度位
置にセットするとそれを走行速度レバーのポテンショメ
ータがそれを検出し、それらの検出値はマイコンに入力
される。
【0009】そして、畦畔近傍以外の場所では前処理装
置をその分草体8・・が地面に近接した状態にして進行
させ、その時、刈高さ検出器25がLレベル信号を発し
ているので、穀稈搬送装置16は、稈長検出器の検出値
に基づいて扱深さが自動制御され、油圧シリンダ21は
伸長し、スプリングはレール片5a,5bをフィードチ
ェン3に接近させて正常な挟持搬送姿勢になっているの
で、通常の刈取脱穀作業を行うことができる。
【0010】次いで、畦畔に接近した時、前進状態で、
前処理装置昇降用のリフトシリンダを作動させて前処理
装置を畦畔の頂面と略同じ高さまで上昇させると、高刈
制御スイッチ、扱深さ自動制御スイッチ、刈高さ自動制
御スイッチ、自脱作業スイッチ及び前処理レバースイッ
チがそれぞれONの状態で、前記刈高さ検出器25がH
レベルに変換されるので、穀稈搬送装置16は稈長検出
器の検出結果とは関係なく最深扱位置へ低刈り時よりも
高速作動(又はインチング制御の場合は連続作動)で急
速に下降回動し、高い位置で刈り取られた短い穀稈はそ
の株元寄りを穀稈搬送装置16により後方上方へ挟持搬
送される。また、前記穀稈搬送装置16が下降回動した
後、一定時間(穀稈搬送装置16中にあった穀稈が供給
され終る間)経過後に、油圧シリンダ21は縮小してレ
ール片5a,5bをスプリングに抗してフィードチェン
3と離間する方向即ち上方に引き上げる。
【0011】上記高い位置で刈り取られた短い穀稈はそ
の株元寄りを穀稈搬送装置16により挟持されて後送さ
れ、穂側は脱穀装置2の供給口に挿入され、株元側はフ
ィードチェン3の始端に載って掻き揚げられるが、その
際、前記株元搬送体14の支持枠14aには弾性杆から
なるガイド杆27の基部を螺着により固定し、このガイ
ド杆27をフィードチェン3の始端上昇部のチェンロー
ラに圧接し、先端部を前記昇降する複数のレール片5a
・・と対応する部位まで延出させてあるので、継送され
た穀稈の株元部は軽く挟持された状態で搬送される。そ
して前述のように、レール片5a,5bは上昇していて
フィードチェン3に対する間隙が拡大した離間状態とな
っているので、全部の穀粒が付いている穂部が扱胴の扱
歯により強く引き込まれることとなり、株元端部は穀稈
挟持搬送装置6の始端部で挟持されることがなく、穀稈
全体が扱室内に容易に引き込まれてスレッシャータイプ
のものと同様に脱粒処理される。但し、畦畔沿いの穀稈
を刈取脱穀する場合は、扱胴に対する負荷が大になるの
で、供給穀稈量を少なくすべく走行速度を多少遅くする
ことが望ましい。また、最深扱状態から扱深さを浅くす
る方向に調節する場合もレール片5a,5bが下降する
のを一定時間遅くする。
【0012】畦畔沿いの穀稈を高刈りした後、通常の低
刈りを行うべく機体を後進させるか、又は、前処理装置
を下降させ通常の刈取高さになって刈高さ検出器25が
Lレベル信号を発すると、それにより扱深さ調節装置の
駆動装置は高速作動又は連続作動し穀稈搬送装置16は
元の位置に戻され、油圧シリンダ21は伸長してレール
片5a,5bがフィードチェン3に対向近接する正常な
挟持搬送姿勢に復帰し、以後、稈長検出の検出結果に
より駆動装置は低速作動又は断続作動して穀稈搬送装置
16はゆっくり扱深さ調節される。また、自動手動切換
スイッチ(扱深さ自動制御スイッチ)を手動に切り替え
て手動扱深さ調節スイッチにより扱深さ調節すると、前
記駆動装置は高速作動、又は連続作動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】穀稈挟持搬送装置の始端の側面図である。
【図3】入出力制御図である。
【図4】フローチャート図である。
【図5】刈り高検出器装着部の側面図である。
【符号の説明】
1 走行装置 2 脱穀装置 3 フィードチェン 5 挟扼レール 6 穀稈挟持搬送装置16 穀稈搬送装置 21 油圧シリンダ(アクチュエータ) 25 刈高さ検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置を有する機台に脱穀装置を搭載
    し、該脱穀装置の前方に前処理装置を昇降可能に装着
    し、該前処理装置には扱深さ自動制御スイッチが入り状
    態の時稈長検出器の検出値に基づいて扱深さを自動調節
    する穀稈搬送装置を設け、前記脱穀装置の扱口に沿って
    フィードチェンと該フィードチェンに対向近接する挟扼
    レールにより穀稈を挟持搬送する穀稈挟持搬送装置を配
    設したコンバインにおいて、上記挟扼レールをフィード
    チェンに対して離間する方向に強制移動させるアクチュ
    エータと、該アクチュエータの自動作動を司る高刈り自
    動制御スイッチを設け、該高刈り自動制御スイッチが入
    り状態でしかも前記扱深さ自動制御スイッチ入り状態に
    おいて、前記前処理装置を上昇させて高刈りをした時
    に、自動的に上記アクチュエータが作動して挟扼レール
    とフィードチェンとの間隙拡大するように構成したこ
    とを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 前処理装置の刈高さを検出する刈高さ検
    出器を設け、該刈高さ検出器による高刈り信号の検出に
    起因して、前記アクチュエータ作動し、挟扼レールとフ
    ィードチェンとの間隙が拡大するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載のコンバイン。
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