JP3108337B2 - Bpf装置 - Google Patents

Bpf装置

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JP3108337B2
JP3108337B2 JP07217789A JP21778995A JP3108337B2 JP 3108337 B2 JP3108337 B2 JP 3108337B2 JP 07217789 A JP07217789 A JP 07217789A JP 21778995 A JP21778995 A JP 21778995A JP 3108337 B2 JP3108337 B2 JP 3108337B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、必要な帯域の信号
は十分に通過させ、隣接する不要な帯域の信号は完全に
減衰させることができるBPF装置に関するもので、特
にフィルタのダイナミックレンジやS/Nを考慮したB
PF装置に関する。
【0002】
【従来の技術】8mmVTRでは、音声信号をLチャン
ネルは1.5MHZでFM変調して記録再生し、Rチャ
ンネルは1.7MHZでFM変調して記録再生してい
る。又、再生時にはLチャンネルとRチャンネルとで分
離してから信号処理をする必要があるので、Lチャンネ
ルとRチャンネルとを正確に分離する必要がある。
【0003】尚、LチャンネルとRチャンネル帯域幅
は、各々0.2MHZである。図2は、そのような分離
を行う(Lチャンネルを抽出)BPF装置に関するもの
で、第1及び第2BPF(1)(2)は、1.5MHZ
の中心周波数を有する。第1トラップ回路(3)は、約
1.2MHZの中心周波数を有する。又、第2トラップ
回路(4)は、約1.8MHZの中心周波数を有する。
【0004】その結果、図2の入力端子(5)と出力端
子(6)との間の総合的な周波数特性は、図3の実線A
のようになる。図2において、1.5MHZを中心とし
た左右のカーブは、群遅延特性などの関係からバランス
させる必要がある。その為、約1.2MHZの中心周波
数を有する第1トラップ回路(3)が配置されている。
【0005】従って、図2のBPF装置によれば、Lチ
ャンネルとRチャンネルとを分離することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
BPF装置では、Rチャンネル成分を十分に減衰させる
ことができないという問題がある。Rチャンネル成分を
十分に減衰させるには、図2の第2トラップ回路(4)
の約1.8MHZの中心周波数を低くし、1.7MHZに
すればよい。しかしながら、単純にそのようにすると、
Lチャンネル成分の一部が欠落してしまう、という問題
があった。
【0007】即ち、Lチャンネル成分は、1.4MHZ
から1.6MHZの帯域を持っている。そのため、前述
の如くすると、1.6MHZ付近の成分が減衰してしま
う。このため、必要な周波数帯域の信号は十分に通過さ
せるとともに、隣接した不要な周波数帯域の信号は十分
に減衰させることのできるBPF装置が求められてい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、第1の周波数帯域を占める第1の信
号と、前記第1の周波数帯域より高い又は低い第2の周
波数帯域を占める第2の信号とが印加され、前記第1の
信号を通過させ、前記第2の信号を遮断するBPF装置
であって、前記第1及び第2の信号が印加され、前記第
1の信号の全周波数帯域を十分に通過させるBPFと、
該BPFより十分にQが高く前記第2の信号を減衰させ
る第1トラップ回路と、前記BPFより十分にQが高く
前記第1の周波数帯域より低い又は高い第3の周波数帯
域を減衰させる第2トラップ回路とを備え、前記BPF
からの信号が印加される第1のトラップ手段と、前記第
1トラップ回路よりQが低く前記第1トラップ回路に起
因して生ずる不要成分を低下させる第3トラップ回路
と、前記第2トラップ回路よりQが低く前記第2トラッ
プ回路に起因して生ずる不要成分を低下させる第4トラ
ップ回路とを備え、前記第1のトラップ手段からの信号
が印加される第2のトラップ手段とを備えることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のBPF装置を示
すもので、(9)は、1.5MHZを中心に0.2MHZ
の帯域幅でFM変調されている信号と、1.7MHZを
中心に0.2MHZの帯域幅ででFM変調されている信
号が印加され、1.5MHZの信号の全周波数帯域を十
分に通過させるBPF、(10)はBPF(9)より十
分にQが高く前記1.7MHZを減衰させる第1トラッ
プ回路(11)と、BPF(9)より十分にQが高く
1.3MHZを減衰させる第2トラップ回路(12)と
を備え、前記BPF(9)からの信号が印加される第1
のトラップ手段、(13)は第1のトラップ手段(1
0)の出力信号が印加されるダイナミックレンジ調整用
の増幅器、(14)は前記第1トラップ回路(11)よ
りQが低く前記第1トラップ回路(11)に起因して生
ずる1.9MHZの不要成分を低下させる第3トラップ
回路(15)と、前記第2トラップ回路(12)よりQ
が低く前記第2トラップ回路(12)に起因して生ずる
1.1MHZの不要成分を低下させる第4トラップ回路
とを備え、前記増幅器(13)からの信号が印加される
第2のトラップ手段である。
【0010】BPF(9)は、1.5MHZの帯域成分
全体(1.4MHZから1.6MHZの帯域)を通過さ
せ、それ以外の帯域の信号を低下させるフィルタであ
る。このBPF(9)のQ(先鋭度)を高くすれば周波
数選択性をよくできるが、その分1.4MHZ付近や1.
6MHZ付近の成分が欠落する。そのため、BPF
(9)は、図4の実線aに示す比較的低いQの特性とす
る。
【0011】第1のトラップ手段(10)は、第1トラ
ップ回路(11)と第2トラップ回路(12)の直列接
続で構成されるが、この順番は逆でもよい。第1トラッ
プ回路(11)は、その中心周波数を約1.7MHZに
設定するとともに、そのQの値を図2の第2トラップ回
路(4)などに比べて高く設定する。すると、1.7M
HZ成分を十分に減衰できるとともに、1.6MHZ付
近の成分が欠落するのを防止できる。図4の実線bは、
第1トラップ回路(11)の特性を示す。
【0012】それについて、図5を用いて説明する。図
5の実線Aは、図1の第1トラップ回路(11)のQが
低い場合である。この場合には、1.7MHZの減衰
は、行えるが、1.6MHZでの信号減衰が生ずる。そ
こで、本発明では第1トラップ回路(11)のQを高く
設定して、図5の実線Bのようにしている。Qを高くす
ることで、フィルタ特性の肩の部分が盛り上がり、1.
6MHZでの信号減衰が少なくなる。
【0013】ところが、第1トラップ回路(11)のQ
を高く設定すると、図5に示すように跳ね返りが生じ、
この跳ね返りを原因として1.7MHZより高い周波数
成分が発生してしまうという問題がある。そこで、本発
明では第3トラップ回路(15)を設け、そのQを低く
設定して前記跳ね上がり部分で生じてしまう不要成分の
除去を行っている。
【0014】この第1トラップ回路(11)と第3トラ
ップ回路(15)との組み合わせにより、1.5MHZ
の帯域成分全体(1.4MHZから1.6MHZの帯域)
を通過させ、1.7MHZの帯域の信号を低下させるフ
ィルタ特性が得られる。図4において、1.5MHZを
中心とした左右のカーブは、群遅延特性などの関係から
バランスさせる必要がある。その為、約1.3MHZの
中心周波数を有する第2トラップ回路(12)が配置さ
れている。第2トラップ回路(12)の特性は、第1ト
ラップ回路(11)のそれと等しい。そのため、第2ト
ラップ回路(12)の跳ね上がりの影響を防止する目的
で第4トラップ回路(16)が設けられている。
【0015】図4の実線cは、第3トラップ回路(1
5)の特性を示し、図4の実線dは、第4トラップ回路
(16)の特性を示す。その結果、図1の全体的なフィ
ルタ特性は、図3の実線Bのようになる。図3の実線B
の特性であれば、1.5MHZの帯域成分全体を通過さ
せ、1.7MHZの帯域の信号を低下させるフィルタ特
性が得られる。
【0016】第2のトラップ手段(14)は、第3トラ
ップ回路(15)と第4トラップ回路(16)の直列接
続で構成されるが、この順番は逆でもよい。又、図1の
BPF(9)は、第1のトラップ手段(10)の後段で
もよい。その例を図6に示す。第1のトラップ手段(1
0)内のトラップ回路は、Qが高く設定されているの
で、回路のダイナミックレンジが狭くなってしまう。そ
こで、本発明では、第1のトラップ手段(10)を第2
のトラップ手段(14)の前段に置くとともに、増幅器
(13)を配置している。第2のトラップ手段(14)
は、Qが低いので、最終段に配置されていても問題はな
い。
【0017】従って、図1のBPF装置によれば、Lチ
ャンネルとRチャンネルとを精度よく分離することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明では、Qの低いBPF
特性を中心として、その左右にQが高いトラップ特性を
設け、更にその外側にQが低いトラップ特性を設けてい
る。その結果、必要な周波数帯域の信号は十分に通過さ
せるとともに、隣接した不要な周波数帯域の信号は十分
に減衰させることのできるBPF装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のBPF装置を示すブロック図である。
【図2】従来のBPF装置を示すブロック図である。
【図3】BPF装置の特性説明をするための特性図であ
る。
【図4】本発明のBPF装置の特性説明をするための特
性図である。
【図5】トラップ回路の特性説明をするための特性図で
ある。
【図6】本発明のBPF装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
(9) BPF (10) 第1のトラップ手段 (11) 第1トラップ回路 (12) 第2トラップ回路 (14) 第2のトラップ手段 (15) 第3トラップ回路 (16) 第4トラップ回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数帯域を占める第1の信号
    と、前記第1の周波数帯域より高い又は低い第2の周波
    数帯域を占める第2の信号とが印加され、前記第1の信
    号を通過させ、前記第2の信号を遮断するBPF装置で
    あって、 前記第1及び第2の信号が印加され、前記第1の信号の
    全周波数帯域を十分に通過させるBPFと、 該BPFより十分にQが高く前記第2の信号を減衰させ
    る第1トラップ回路と、前記BPFより十分にQが高く
    前記第1の周波数帯域より低い又は高い第3の周波数帯
    域を減衰させる第2トラップ回路とを備え、前記BPF
    からの信号が印加される第1のトラップ手段と、 前記第1トラップ回路よりQが低く前記第1トラップ回
    路に起因して生ずる不要成分を低下させる第3トラップ
    回路と、前記第2トラップ回路よりQが低く前記第2ト
    ラップ回路に起因して生ずる不要成分を低下させる第4
    トラップ回路とを備え、前記第1のトラップ手段からの
    信号が印加される第2のトラップ手段と、を備えること
    を特徴とするBPF装置。
  2. 【請求項2】 第1の周波数帯域を占める第1の信号
    と、前記第1の周波数帯域より高い又は低い第2の周波
    数帯域を占める第2の信号とが印加され、前記第1の信
    号を通過させ、前記第2の信号を遮断するBPF装置で
    あって、 前記第2の信号を減衰させる第1トラップ回路と、前記
    第1の周波数帯域より低い又は高い第3の周波数帯域を
    減衰させる第2トラップ回路とを備え、前記第1及び第
    2の信号が印加される第1のトラップ手段と、 該第1のトラップ手段の出力信号が印加され前記第1の
    信号の全周波数帯域を十分に通過させるBPFと、 前記第1トラップ回路よりQが低く前記第1トラップ回
    路に起因して生ずる不要成分を低下させる第3トラップ
    回路と、前記第2トラップ回路よりQが低く前記第2ト
    ラップ回路に起因して生ずる不要成分を低下させる第4
    トラップ回路とを備え、前記第1のトラップ手段からの
    信号が印加される第2のトラップ手段と、を備えること
    を特徴とするBPF装置。
  3. 【請求項3】 第1の周波数帯域を占める第1の信号
    と、前記第1の周波数帯域より高い又は低い第2の周波
    数帯域を占める第2の信号とが印加され、前記第1の信
    号を通過させ、前記第2の信号を遮断するBPF装置で
    あって、 前記第1及び第2の信号が印加され、前記第1の信号の
    全周波数帯域を十分に通過させるBPFと、 該BPFより十分にQが高く前記第2の信号を減衰させ
    る第1トラップ回路と、前記BPFより十分にQが高く
    前記第1の周波数帯域より低い又は高い第3の周波数帯
    域を減衰させる第2トラップ回路とを備え、前記BPF
    からの信号が印加される第1のトラップ手段と、 該第1のトラップ手段の出力信号が印加される増幅器
    と、 前記第1トラップ回路よりQが低く前記第1トラップ回
    路に起因して生ずる不要成分を低下させる第3トラップ
    回路と、前記第2トラップ回路よりQが低く前記第2ト
    ラップ回路に起因して生ずる不要成分を低下させる第4
    トラップ回路とを備え、前記増幅器からの信号が印加さ
    れる第2のトラップ手段と、を備えることを特徴とする
    BPF装置。
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