JP3108285B2 - 電子式金銭登録機 - Google Patents

電子式金銭登録機

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JP3108285B2
JP3108285B2 JP06219796A JP21979694A JP3108285B2 JP 3108285 B2 JP3108285 B2 JP 3108285B2 JP 06219796 A JP06219796 A JP 06219796A JP 21979694 A JP21979694 A JP 21979694A JP 3108285 B2 JP3108285 B2 JP 3108285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子式金銭登録機に関
し、より詳細には、入力間違いをした時、クリアキー又
は特定キーをキーインせずに、続けて先頭桁から入力し
直すことにより訂正することを可能とした電子式金銭登
録機に関する。例えば、店舗等に設置されて商品の売上
登録処理を行う電子式金銭登録機,POS(Point of S
ales:販売時点情報管理システム)等に適用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、従来の電子式金銭登
録機を説明するための図で、図9は従来のキーシーケン
ス、図10はフローチャートである。従来の電子式金銭
登録機では、担当者が設定を行う際、誤操作をしたと
き、図9に示すように、CL key(クリアキー)で誤入
力した数字をすべて消去し、「部門」キーの入力まで戻
り、「部門」キーを入力後、再度数字を入力する。或い
は、AC key(オールクリアキー)で誤入力した数字を
すべて消去し、「JOBコード」の入力まで戻り、再度
「JOBコード」,「部門キー」,数字を入力する方法
を採っている。その他、クリアキー(CL key)ですべ
て消去して最初から数字を入力する方法、或いは、入力
した数字の下位桁から誤った数字の桁まで順次消去して
誤入力以前の状態に戻って数字の再入力をする方法等が
ある。
【0003】従来の電子装置について記載した公知文献
としては、例えば、特開昭54−96928号公報があ
る。この公報のものは、数字,文字,図形等の誤入力を
容易に修正し得るようにするために、表示している数字
を消去して数字を再入力するのではなく、入力数字を表
示している上にさらに正しい数字を入力して、それを誤
数字の桁に転送して誤入力を修正するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
電子式金銭登録機においては、クリアキー(CL key)
ですべて消去して最初から数字を入力する方法、或い
は、入力した数字の下位桁から誤った数字の桁まで順次
消去して誤入力以前の状態に戻って数字の再入力をする
方法、入力数字を表示している上にさらに正しい数字を
入力して、それを誤数字の桁に転送して誤入力を修正す
る方法を採っているが、繁雑なキー操作、又は入力操作
の流れを大きく変える操作を必要としている。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、(1)繁雑な操作をなくし、入力操作の流れ
を大きく変えないような操作で訂正,修正できるように
すること、また、(2)操作に対する認識を高めると共
に、訂正モードに変化したことを知らせること、さら
に、(3)キー操作を途中で止めることにより、自動的
に訂正モードにし、キー操作を少なくするようにした電
子式金銭登録機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)電子式金銭登録機の単価設定を行
う際、キー入力間違いをしたとき、クリアキー又は特定
キーをキーインせず、続けて先頭桁から入力し直すこと
により訂正することが可能な機能を有する電子式金銭登
録機において、有効桁数以上に入力された場合、該有効
桁数を除く桁数より続けて入力された数字を表示するこ
とができる表示手段を具備したこと、或いは、(2)電
子式金銭登録機の単価設定を行う際、キー入力間違いを
したとき、クリアキー又は特定キーをキーインせず、続
けて先頭桁から入力し直すことにより訂正することが可
能な機能を有する電子式金銭登録機において、有効桁数
以上に入力された場合、該有効桁数を除く桁数より続け
て入力された時、音声を発することができる警報手段
と、有効桁数を表示する表示手段を具備したこと、或い
は、(3)電子式金銭登録機の単価設定を行う際、キー
入力間違いをしたとき、クリアキー又は特定キーをキー
インせず、続けて先頭桁から入力し直すことにより訂正
することが可能な機能を有する電子式金銭登録機におい
て、キー入力間隔を任意に設定できる設定手段と、該設
定手段により設定されたキー入力間隔を記憶するメモリ
と、該キー入力間隔データをオーバーする時間内にキー
入力されなかった時、直前のキー入力が誤ったことを自
動的に判断する判断手段と、自動的に訂正モードに変化
し、オペレータに訂正モードに変化したことを知らせる
警報手段とを有することを特徴としたものである。
【0007】
【作用】前記構成を有する本発明の電子式金銭登録機
は、(1)繁雑な操作をなくし、入力操作の流れを大き
く変えないような操作で訂正できるようにするために、
有効桁数以上に入力された場合、その有効桁数を除く桁
数より続けて入力された数字を表示することができる表
示手段を備えているので、入力操作の流れを大きく変え
ることなく続けて入力でき、表示で入力した正しい数字
が確認できる。(2)有効桁数以上に入力された場合、
その有効桁数を除く桁数より続けて入力された時、音声
を発することができる警報手段を備えているので、入力
操作の流れを大きく変えることなく続けて入力でき、有
効桁数をオーバーして入力して入力されたことを音声で
警告を発すると共に、有効桁数を表示することにより、
オペレータの意識的入力を促し、誤入力を低減すること
ができる。(3)KEY入力間隔を任意に設定できる設
定手段を有し、設定されたKEY入力間隔を記憶するメ
モリを備え、このKEY入力間隔データをオーバーする
時間内にKEY入力されなかった時、直前のKEY入力
が誤ったことを自動的に判断する判断手段を有している
ので、入力操作の流れを大きく変えることなく続けて入
力でき、誤入力に気付いたとき、入力の間隔を変えるこ
とで訂正モードに入ることができる。又、オペレータの
入力スピードに合わせた入力間隔が設定でき、オペレー
タの負担が軽減できる。
【0008】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による電子式金銭登録機の一実施
例を説明するための構成図で、図中、1はCPU(中央
処理装置)、1aは時計CLOCK、2はROM(Read
Only Memory)、3はRAM(Random Access Memor
y)、3aは入力桁数カウンタ、3bはエラー検出タイ
マ、3cはキー入力間隔データ、3dは表示バッファ、
4はキーボード、5はモードスイッチ、6はプリンタ、
7は表示器、8はドロワー、9はブザーである。
【0009】入力部4から操作キーに対応して出力され
るキーコード、また、モードスイッチ5の切り換え位置
に対応して出力されるモード設定位置データは、CPU
1に入力される。CPU1は、この電子式金銭登録機の
ROM2内の各種の動作を予め記憶されているマイクロ
命令に従って制御することによって、入力処理,部門登
録処理,締め登録処理,表示及び印字処理などを実行す
るもので、置数や演算等に用いられるレジスタを有して
いる他、制御部や演算部を有する構成となっている。そ
して、CPU1はRAM3との間でデータの授受を行う
ことによって、設定モードにおいては、それぞれの基準
金額を設定したり、各種設定を行うことができる。
【0010】登録モードにおいては、部門売上金額,数
量の入力やその累計を計算したり、各種の登録処理を実
行する。また、登録モード,点検精算モードにおいて
は、プリンタ6に対して印字データを供給して、レシー
ト印字やジャーナル印字用紙に売上データや売上合計デ
ータを印字する印字処理を実行し、更に、登録モードに
おいては、表示器7に対して表示データを供給して売上
データ等を表示する表示処理をする。時計CLOCK1
aは各種タイマの基になり、時間監視に使われ、ブザー
9はミスオペレーション他、警告等を音で知らせるため
の警報手段として使用される。
【0011】図2は、図1に示す電子式金銭登録機のキ
ーボードの平面図で、図中、10は金額を入力するため
の置数キー、11は商品を登録するための部門キー、1
2はキーボード上に設けられたモードスイッチ、13は
客の支払いを登録するための締めキー、14は売上金額
の表示や設定モードで入力確定に使われるためのキーで
ある。なお、モードスイッチ12は、設定モード,登録
モード,電源切モード,点検精算モードに切り換える回
転式のスイッチである。また、設定モードにおいては、
図2のKEYデバイスのTEN KEY10,小計KE
Y14,現KEY13を用いて部門の単価を設定する。
【0012】図2において、モードスイッチ12を設定
モードに切り換えた状態での単価登録を例として説明す
る。図3の「1100」はJOB CODEと呼ばれ、
「1100・@」を入力した段階で単価登録のモードと
なり、図1のROM2に予め記憶されている設定モード
の項目及び続いて入力されるべきMAXの入力桁数が決
定される。図3の15にて単価の入力を図2のKEYデ
バイス10(TENKEY)で入力するのであるが、以
後、図4(a)〜(i)の表示例及び図6,図7のフロ
ーチャートに従って単価MAX4桁として説明する。
【0013】キーボード4,10よりJOB CODE
入力「1100・@」により、RAM3の表示バッファ
3dに「1100」が転送され、表示器7に図4(a)
のように表示される(S2)。ROM2に予め設定されて
いるMAX入力桁数テーブル2aによりMAXの入力桁
数が決定される(S3)。続いて、以後入力されるTEY
KEYの入力桁数をカウントするRAM3の入力桁数
カウンタをクリアし(S4)、TEY KEYの入力待ち
の状態を継続する(S5)。
【0014】1桁目のTEY KEYが入力されると、
入力された数字をRAM3の表示バッファ3dに「1」
が転送され、表示器7に図4(b)のように表示される
(S6)と共に、RAM3の入力桁数カウンタ3aを+1
カウントUPし(S7)、キー入力の間隔を測定し、直前
のTEY KEY入力が誤りであったことを判断するた
めのRAM3のエラー検出タイマ3bをクリアし(S
8)、キー入力待ち(S9)と共に、RAM3のエラー検
出タイマ3bのタイムアウトのチェックを行う(S1
8)。
【0015】エラー検出タイマ3bは、機器内部の時計
CLOCK1aを基にカウントUPし、RAM3に予め
オペレータのキー入力スピードに合わせて任意に設定し
たキー入力間隔データ(時間データ)3cと比較し、設
定されたキー入力間隔データをオーバーしたか否かを判
断する(S18)。設定されたキー入力間隔データをオー
バーしていなければ、キー入力待ち(S9)に戻る。キー
入力されれば、キー入力されたキーが数字キーか否か判
断し(S10)、数字キーでなければ、さらに「小計キ
ー」か否か判定し(S10)、「小計キー」でなければ、
エラー検出タイマ3bをクリアし(S8)、キー入力待ち
(S9)に戻る。
【0016】数字キーであれば、キー入力された数字を
RAM3の表示バッファ3dに「2」が転送され、表示
器7に図4(c)のように表示する(S11)と共に、入
力桁数カウンタを+1カウントUPする(S12)。2桁
目のキー入力が「2」とした場合、図4(c)のように
「12」の表示をする。そして、入力された数字キーが
MAX桁に達したか否かを判定する。この判定では、入
力釜数カウンタのデータとROM2に予め記憶されたM
AX入力桁数データ2aを比較し、入力桁数がMAX桁
数か否かを判断し(S13)、MAX桁数に達していなけ
れば、ステップS8に戻る。入力桁数カウンタのデータ
がMAX桁数に達していれば、RAM3のエラー検出タ
イマ3bをクリアし(S14)、「小計キー」の入力待ち
(S15)と共に、RAM3のエラー検出タイマ3bのタ
イムアウトのチェックを行う(S21)。
【0017】エラー検出タイマ3bは、機器内部の時計
CLOCK1aを基にカウントUPし、RAM3に予め
オペレータのキー入力スピードに合わせて任意に設定し
たキー入力間隔データ(時間データ)3cと比較し、設
定されたキー入力間隔データをオーバーしたか否かを判
断する(S21)。設定されキー入力間隔データをオーバ
ーしていなければ、キー入力待ち(S15)に戻る。キー
入力されれば、入力されたキーが「小計キー」か否かの
判定をする(S16)。「小計キー」が入力されれば、
「現キー」入力待ちとなり(S17)、「現キー」入力で
入力完了となる。ステップS15での「小計キー」待ち
のとき、TEN KEYが入力されると、有効桁数を越
えて入力された場合は、自動的に訂正モードを知らせる
ブザーを鳴らすと共に、有効桁数(入力MAX桁数)を
表示し、ステップS4に戻る。
【0018】次に、誤入力時の処理について説明する。
前記1桁目「1」,2桁目「2」をキー入力後、図5
(a)のように3桁目を「4」であるべきところ図5
(b)のように「3」をキー入力して、図4(d)のよ
うに誤入力と気付いた場合、入力桁数は3桁であること
から、MAX桁か否かの判定で(S13)、MAX桁の4
桁に達していないため(S8)に戻り、RAM3のエラー
検出タイマ3bをクリアし(S8)、キー入力待ち(S9)
と共に、エラー検出タイマ3bがタイムアウトか否かの
判定(S21)のルーチンをループする。オペレータは直
前にキー入力した数字「3」が誤ったことに気付き、次
のキー入力を止める。
【0019】これにより、予も設定されたキー入力間隔
時間を経過した時点で、エラー検出タイマ3bのタイム
アウト判定(S18)により、自動的に訂正モードに移る
(S19)。直前のキー入力が誤りであったと判断された
ことから、入力訂正モードになったことをオペレータに
知らせるためのブザーを鳴らす(S19)。続いて、RA
M3の表示バッファ3dにROM2に予め記憶されたM
AX入力桁数データ「4」が転送され、図4(e)のよ
うに表示器7に表示される(S20)。次に、ステップS
4に戻る。以降、正しい数字を最初からキー入力する。
【0020】「1」を入力すると、RAM3の表示バッ
ファ3dに「1」が転送され、表示は「1231」とM
AX桁の範囲で最後に入力された数字を最下位桁に表示
し、図4(f)のように表示が桁シフトする。続いて、
「2」を入力すれば、図4(g)のように表示は「23
12」となり、「4」を入力すれば、図4(h)のよう
に「3124」を表示する。さらに、「5」を入力すれ
ば、図4(i)のように「1245」を表示する。以
上、正しい数字の入力を終えると、「小計」キー(S1
6)、「現」キー(S17)を入力し、設定が完了する。ま
た、最後の数字キー入力で誤った場合は、前述と同様に
「小計」キー入力待ち(S15)で「小計キー」の入力を
止める。これにより、エラー検出タイマ3bがタイムア
ウトとなり、訂正モードに入り、ステップS4に戻る。
【0021】図8は、本発明による電子式金銭登録機を
実現するための等価回路を示す図で、図中、21は表示
管、22は表示ドライバ、23はシフトレジスタ回路、
24はオーバーフロー桁設定レジスタである。表示管2
1は、入力されたTEY KEYのデータを表示する。
表示ドライバ22は、該表示管21を点灯させるための
ものである。シフトレジスタ回路(A1〜A12,B1〜B12,
C1〜C12,R1〜R12)23は、表示データの1桁毎に一時
的に記憶し、表示データの桁シフトするためのものであ
る。オーバーフロー桁設定レジスタ24は、有効桁数
(入力MAX桁数)以上に入力されたとき、有効桁数の
最上位桁のデータをオーバーフローさせるためのもので
ある。
【0022】前記図3,図5の操作及び図4の表示例に
従い、図8について説明する。機器の電源を入れると、
リセットRTによりシフトレジスタ回路23のR1〜R
12が初期化され、出力がブランクデータ(表示しない
データ)となる。また、オーバーフロー桁設定レジスタ
24も初期化され、出力OF1〜OF12はHIGH
(1)になる。キーボード4,10よりJOB COD
Eの1桁目「1」を入力すると、表示データDDに
「1」が入り、同時に桁シフトクロックSCが入る。A
ND回路A1の1つの入力であるOF1がHIGH
(1)であることから、AND回路A1の出力は表示デ
ータD1となり、OR回路B1の出力は表示データDD
となる。
【0023】OR回路B1の出力がレジスタR1のデー
タ入力端子に接続されており、レジスタR1はデータ入
力端子のデータをクロックの入力により記憶すると共
に、出力端子に記憶したデータを出力する。桁シフトク
ロックSCはOR回路C1を経由してレジスタR1のク
ロックに入力される。従って、桁シフトクロックSCが
入ることにより、JOB CODEの1桁目「1」がレ
ジスタR1に記憶されると共に、出力端子に「1」が出
力される。さらに、レジスタR1の出力端子が表示ドラ
イバ22,表示管21の1桁目に接続されていることか
ら、レジスタR1の出力データ「1」が表示管21の1
桁目に表示される。
【0024】1桁目の「1」がレジスタR1に記憶され
たとき、レジスタR1の出力はAND回路A2の1つの
入力に接続されている。また、AND回路A2のもう1
つの入力に接続されているOF2は、HIGH(1)と
なっているため、AND回路A2の出力にはレジスタR
1に記憶されたデータが現れ、OR回路B2を経由して
レジスタR2の出力にはレジスタR1に記憶されたデー
タが現れ、OR回路B2を経由してレジスタR2のデー
タ入力端子に入る。
【0025】続いて、JOB CODEの2桁目の
「1」が入力されると、1桁目と同様に表示データDD
に「1」が入り、同時に桁シフトクロックSCが入る。
この桁シフトクロックにより、レジスタR1の出力には
2桁目の「1」が、レジスタR2の出力には1桁目の
「1」が出力され、表示管21には1桁目に「1」、2
桁目に「1」が表示される。以下、JOB CODEの
3桁目「0」の入力で「110」、4桁目「0」の入力
で「1100」と表示される。次に、「・」「@」によ
り、オーバーフロー桁設定レジスタの全て(OF1〜O
F12)がLOW(0)に設定され、レジスタR1〜レ
ジスタR4に記憶されたデータのそれぞれの次の桁のレ
ジスタR2〜R5へのデータ入力となることを禁止す
る。
【0026】この状態で、「1100」をダイレクトセ
ットデータ12(DD12)〜ダイレクトセットデータ
9(DD9)にセットし、残りのダイレクトセットデー
タ8〜1(DD8〜DD1)にブランクデータをセット
し、ダイレクトセットクロック(SC)を入力する。こ
のダイレクトセットクロック(SC)により、表示管2
1の4桁目〜1桁目に表示されていた「1100」が1
2桁目〜9桁目に移動する(図4(a))。
【0027】次の単価の入力を1桁目から表示するため
にオーバーフロー桁設定レジスタ24のOF1〜OF1
2をHIGH(1)にし、上位桁のレジスタへのシフト
を可能な状態にする。単価入力の1桁目「1」が入力さ
れると、レジスタR1に「1」が記憶され、同時に表示
管の1桁目に「1」を表示する。単価入力の2桁目
「2」が入力されると、レジスタR1に「2」が記憶さ
れると同時に、レジスタR1の「1」がレジスタR2に
シフトし、表示は図4(c)のように2桁目が「1」、
1桁目が「2」となる。
【0028】単価入力の3桁目「3」が入力されると、
表示は図4(d)のように3桁目が「1」、2桁目が
「2」、1桁目が「3」となる。ここで、単価入力の3
桁目「3」を入力したとき、入力誤りしたことに気付
き、入力を止めると、予め設定されたキー入力間隔のタ
イマのタイムアウトによりブザーが鳴ると共に、自動的
に訂正モードに入る。
【0029】この訂正モードに入ったとき、ROMに予
め設定された単価の有効桁数(入力MAX桁数)を表示
管21の6桁目に表示するために、オーバーフロー桁設
定レジスタ24のOF1〜OF12に現在表示されてい
るデータをセットし、さらにダイレクトセットデータ6
(DD6)に単価の有効桁数(入力MAX桁数)を上書
きのセットをする。このセット状態で、ダイレクトセッ
トクロック(DC)を入れる。これにより、図4(e)
のように6桁目に単価の有効桁数(入力MAX桁数)
「4」を表示し、他の桁は変化しない。
【0030】次に、オーバーフロー桁設定レジスタのO
F5のみをLOW(0)にセットする。このセットによ
りレジスタR4に記憶されたデータが、次に入力される
TEN KEYによってレジスタR5にシフトされるこ
とが禁止される。訂正モードに入った状態で、訂正デー
タ(正しい単価)の1桁目「1」が入力されると、図4
(f)のように、4桁目に「1」、3桁目に「2」、2
桁目に「3」、1桁目に「1」が表示される。
【0031】続いて、訂正データの2桁目が入力される
と、オーバーフロー桁設定レジスタ24のOF5のLO
W(0)設定により、単価の最上位桁の「1」が桁シフ
トクロック(SC)によりレジスタR5に記憶されず、
3桁目〜1桁目のデータがそれぞれ上位のレジスタにシ
フトし、記憶され、表示は図4(g)のように、4桁目
に「2」、3桁目に「3」、2桁目に「1」、1桁目に
「2」となる。同様に以降入力される訂正データの
「4」,「5」により、図4(h),(i)のように、訂
正データの入力が完了する。なお、本実施例では、誤っ
たデータをそのまま表示するようにしたが、訂正モード
に自動的に入ったとき、誤ったデータを消すことも可能
である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:クリアキー(CL K
ey)を押す際、発生しうるオールクリアキー(AC
Key)を押す等の誤入力を防止し、改めて最初のアイ
テムより入力しなければならなくなるような誤りをなく
し、同一入力項目をループすることにより、入力時間の
削減になると共に、入力操作の流れを大きく変えること
なく続けて入力できる。 (2)請求項2に対応する効果:入力操作の流れを大き
く変えることなく続けて入力でき、有効桁数をオーバー
して入力して入力されたことを音声で警告を発すると共
に、有効桁数を表示することにより、オペレータの意識
的入力を促し、再度の誤入力を防止することができる。 (3)請求項3に対応する効果:入力操作の流れを大き
く変えることなく続けて入力でき、また、オペレータの
入力スピードに合わせたキー入力間隔の設定が可能で、
直前までの入力したデータの一部を表示していることに
より、オペレータに意識的な入力を促し、再度の誤入力
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子式金銭登録機の一実施例を説
明するための概略システム構成図である。
【図2】図1における入力手段であるキーボードの平面
図である。
【図3】本発明による電子式金銭登録機のキーシーケン
スを示す図である。
【図4】本発明による電子式金銭登録機のディスプレイ
表示例を示す図である。
【図5】本発明における正しい入力例と誤った入力例を
示す図である。
【図6】本発明による電子金銭登録機の動作を説明する
ためのフローチャート(その1)である。
【図7】本発明による電子金銭登録機の動作を説明する
ためのフローチャート(その2)である。
【図8】本発明による電子式金銭登録機を実現するため
の等価回路を示す図である。
【図9】従来の電子式金銭登録機におけるキーシーケン
スを示す図である。
【図10】従来の電子式金銭登録機のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…CPU(中央処理装置)、2…ROM(Read Only
Memory)、3…RAM(Random Access Memory)、3a
…入力桁数カウンタ、3b…エラー検出タイマ、3c…
キー入力間隔データ、3d…表示バッファ、4…キーボ
ード、5…モードスイッチ、6…プリンタ、7…表示
器、8…ドロワー、9…ブザー、10…置数キー、11
…部門キー、12…モードスイッチ、13…締めキー、
14…入力確定に使われるためのキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−797(JP,A) 特開 昭62−190594(JP,A) 特開 昭55−124858(JP,A) 特開 昭55−159267(JP,A) 特開 昭57−23137(JP,A) 特開 昭53−51940(JP,A) 特開 昭54−96928(JP,A) 特開 平2−21368(JP,A) 特開 昭53−79449(JP,A) 特開 平1−126713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/00 - 5/00 G07B 1/00 - 9/02 G07B 11/00 - 17/04 G06F 17/00 G06F 19/00 G06F 17/60 G07C 1/00 - 15/00 G07F 5/00 - 9/10 102 G07F 17/00 - 17/42 G06F 3/02 - 3/027 G06K 15/00 - 15/22 G06F 1/00 - 1/00 320 G06F 1/00 410 G06F 17/20 - 17/26 G06F 15/02 - 15/02 360 G06F 15/04 - 15/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子式金銭登録機の単価設定を行う際、
    キー入力間違いをしたとき、クリアキー又は特定キーを
    キーインせず、続けて先頭桁から入力し直すことにより
    訂正することが可能な機能を有する電子式金銭登録機に
    おいて、有効桁数以上に入力された場合、該有効桁数を
    除く桁数より続けて入力された数字を表示することがで
    きる表示手段を具備したことを特徴とする電子式金銭登
    録機。
  2. 【請求項2】 電子式金銭登録機の単価設定を行う際、
    キー入力間違いをしたとき、クリアキー又は特定キーを
    キーインせず、続けて先頭桁から入力し直すことにより
    訂正することが可能な機能を有する電子式金銭登録機に
    おいて、有効桁数以上に入力された場合、該有効桁数を
    除く桁数より続けて入力された時、音声を発することが
    できる警報手段と、有効桁数を表示する表示手段を具備
    したことを特徴とする電子式金銭登録機。
  3. 【請求項3】 電子式金銭登録機の単価設定を行う際、
    キー入力間違いをしたとき、クリアキー又は特定キーを
    キーインせず、続けて先頭桁から入力し直すことにより
    訂正することが可能な機能を有する電子式金銭登録機に
    おいて、キー入力間隔を任意に設定できる設定手段と、
    該設定手段により設定されたキー入力間隔を記憶するメ
    モリと、該キー入力間隔データをオーバーする時間内に
    キー入力されなかった時、直前のキー入力が誤ったこと
    を自動的に判断する判断手段と、自動的に訂正モードに
    変化し、オペレータに訂正モードに変化したことを知ら
    せる警報手段とを有することを特徴とする電子式金銭登
    録機。
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