JP3107502B2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP3107502B2 JP07105595A JP10559595A JP3107502B2 JP 3107502 B2 JP3107502 B2 JP 3107502B2 JP 07105595 A JP07105595 A JP 07105595A JP 10559595 A JP10559595 A JP 10559595A JP 3107502 B2 JP3107502 B2 JP 3107502B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、筒状成形品を成形す
るに好適する射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】筒状成形品、例えば注射器のシリンジの
ように細長く、しかも薄肉の円筒体で、その一端部に底
部を有した成形品を成形する射出成形金型は、1台の成
形用金型に複数のキャビティを設け、溶融樹脂注入口か
ら注入された溶融樹脂を分配し、保温状態で前記キャビ
ティに連通するゲートに導くように構成されている。
【0003】この射出成形金型は、1回の射出成形によ
って複数個の成形品を同時に成形できるように構成した
もので、基本的には、中央部に設けられたスプルー部に
1つの溶融樹脂注入口と、これと連通して複数に分岐す
る分岐通路を有している。一方、金型本体には複数のキ
ャビティが設けられ、これらキャビティに連通するゲー
トを有した複数のノズルホルダユニットが設けられてい
る。さらに、前記スプルー部の分岐通路と前記各ノズル
ホルダユニットとを連通するために、ヒータを有したホ
ットランナーマニホールドが接続され、注入された溶融
樹脂を保温状態で導くように構成されている。
【0004】したがって、溶融樹脂注入口から注入され
た溶融樹脂は、分岐通路を介して複数のランナーに分配
され、これらランナーから複数のノズルホルダユニット
を介してゲートに導かれ、さらにゲートから各キャビテ
ィに注入される。
【0005】ところで、従来のマルチゲート式の射出成
形金型は、図10に示すように構成されている。すなわ
ち、1は金型本体であり、これは固定金型2と可動金型
3とから構成され、両金型2,3間にはキャビティプレ
ート4aとキャビティコア4bとによって複数(同一構
造であるため1個のみを示す)のキャビティ4が形成さ
れている。固定金型2は、上部にベースプレート10を
有している。このベースプレート10の下面側には空間
部aを形成する支持プレート11が接合されている。前
記空間部aには溶融樹脂の流通する樹脂通路12を有す
る円筒形状のホットランナーマニホールド13が設けら
れている。このホットランナーマニホールド13には図
示しないがヒータが設けられていると共に溶融樹脂の溶
融樹脂注入口(図示しない)が設けられている。
【0006】前記ホットランナーマニホールド13に
は、樹脂通路12と直角に、かつ端末部に連通する嵌合
穴12aが穿設されている。この嵌合穴12aは、ホッ
トランナーマニホールド13の上面に開口しており、前
記空間部aに連通している。
【0007】嵌合穴12aには上端部にフランジ20a
を有するバルブガイドブッシュ20が挿入され、フラン
ジ20aは前記ベースプレート10とホットランナーマ
ニホールド13との間で挟持されている。
【0008】バルブガイドブッシュ20の下端部には直
角に屈曲された樹脂連絡通路20bが穿設されている。
バルブガイドブッシュ20の側部に開口する樹脂連絡通
路20bの一端は前記樹脂通路12に連通しており、底
部に開口する樹脂連絡通路20bの他端は嵌合穴12a
の底部に穿設された樹脂通路12cに連通している。
【0009】樹脂通路12cに対向する前記支持プレー
ト11にはキャビティプレート4aまで延長したノズル
ホルダ25が設けられ、これらノズルホルダ25には上
端部が樹脂通路12cと連通し、下端がゲート26を介
してキャビティ4に連通する樹脂通路25aが設けられ
ている。さらに、ノズルホルダ25にはバンドヒータ2
7が巻装され、溶融樹脂を保温状態で成形品の底部の中
央部に位置して設けたゲート26に導くように構成され
ている。
【0010】また、前記バルブガイドブッシュ20の軸
心にはバルブ案内孔21が形成され、このバルブ案内孔
21にはニードルバルブ22が上下方向に摺動可能に支
持されている。このニードルバルブ22は、真直ぐな棒
状体で、ノズルホルダ25の樹脂通路25aを貫通して
前記ゲート26まで延長し、その下端にはゲート26を
開閉するバルブ部22aが形成されている。
【0011】前記ニードルバルブ22の上端部は前記ベ
ースプレート10に設けられたエアシリンダ23のバル
ブ作動用ピストン23aに連結され、進退駆動され、前
進時は図10(a)に示すようにゲート26は遮断さ
れ、後退時には同図(b)に示すようにゲート26が開
放され、溶融樹脂がキャビティ4に流れ込むようになっ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
た射出成形金型は、成形品の底部の中央部にゲート26
が設けられている。したがって、ニードルバルブ22が
後退してゲート26が開放すると同時に樹脂通路25a
から溶融樹脂がゲート26を介してキャビティ4内に流
れ込むが、ゲート26は単一のポートであり、キャビテ
ィ4は成形品の形状を象った空隙であるため、溶融樹脂
が均一にキャビティ4の隅々まで行き渡りにくい。
【0013】このため、キャビティ4を形成するキャビ
ティコア4bに偏った樹脂圧力が加わり、キャビティコ
ア4bが傾いて成形品に肉厚部分と肉薄部分が発生し、
特に注射器のシリンジのように細長い円筒状の成形品の
場合にはキャビティコア4bも細くなるため、キャビテ
ィコア4bが傾きやすく、成形品の品質にバラツキがで
きるという問題がある。また、成形品の底部にゲート2
6が位置しているため成形品の底部にゲート跡が残ると
いう問題がある。
【0014】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、溶融樹脂の注入によ
ってキャビティコアが傾くことがなく、また成形品のゲ
ート跡が残ることがなく、品質の高い成形品を成形でき
る射出成形金型を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、固定金型と、この固定金型に対して進
退可能な可動金型と、前記固定金型と可動金型との間に
形成されたキャビティと、前記固定金型に設けられた樹
脂注入口およびこれと連通する樹脂通路と、この樹脂通
路に連通して設けられ溶融樹脂を前記キャビティに導く
環状のゲートと、前記樹脂通路およびゲートに貫通して
設けられ先端部が前記キャビティを形成するキャビティ
コアに係合支持されたスリーブガイドニードルと、この
スリーブガイドニードルに軸方向に進退自在に嵌合され
前記ゲートを開閉するスリーブバルブとを具備したこと
を特徴とする。前記スリーブガイドニードルは、筒状に
形成され、内部に冷却媒体流通路が形成されていること
を特徴とする。また、前記スリーブバルブは、先端部の
テーパ外周面が形成され、前進時にこのテーパ外周面は
ノズルのテーパ内周面と密着するようにしたことを特徴
とする。また、前記スリーブガイドニードルは、その先
端部形状が成形品の一部を形成することを特徴とする。
さらに、前記スリーブガイドニードルは、少なくとも先
端部形状が成形品の内周面を形成する異形であり、この
スリーブガイドニードルに進退自在に嵌合するスリーブ
バルブの先端面は成形品の端面を形成することを特徴と
する。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】前述した構成の射出成形金型によれば、ゲート
が開放して溶融樹脂がゲートに流れ込み、キャビティコ
アに樹脂圧力が加わっても、キャビティコアがスリーブ
ガイドニードルによって係合支持されているため、キャ
ビティコアの傾きを防止できる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明するが、従来と同一構成部分は同一番号を付して説
明を省略する。図1および図2は第1の実施例を示し、
マルチゲート式の射出成形金型の要部を示す。図1に示
すように、ノズルホルダ25の樹脂通路25aには棒状
のスリーブガイドニードル31が貫通して設けられてい
る。このスリーブガイドニードル31は基端部は進退駆
動用のエアシリンダ23のバルブ作動用ピストン23a
に穿設された貫通孔32を貫通してベースプレート10
に固定され、先端部にはテーパ部を有する係合凸部31
aが形成されている。
【0021】前記スリーブガイドニードル31には円筒
状のスリーブバルブ33が軸方向に進退自在に嵌合され
ている。このスリーブバルブ33の基端部は進退駆動用
のエアシリンダ23のバルブ作動用ピストン23aに固
定され、先端部はゲート30まで延長していると共にテ
ーパ外周面33aが形成されている。
【0022】ゲート30は、円環状に形成されており、
図2に示すように、スリーブバルブ33の先端面でゲー
ト30を開閉するようになっている。さらに前記スリー
ブバルブ33のテーパ外周面33aの角度はキャビティ
プレート35aに形成されたノズル34のテーパ内周面
34aと同一角度に形成され、スリーブバルブ33の前
進時にはテーパ外周面33aとテーパ内周面34aとが
密着し、ゲート30を確実に遮断するようになってい
る。
【0023】キャビティ35は、例えば薄肉円筒状の成
形品を成形するために形成されており、大径部35aと
小径部35bとからなり、両者は傾斜部35cによって
連続している。このキャビティ35を形成するキャビテ
ィコア36の頂部、つまりキャビティ35の小径部35
bに対応する部分には係合凹部36aが形成されてい
る。
【0024】そして、係合凹部36aにはスリーブガイ
ドニードル31の係合凸部31aが係合しており、スリ
ーブガイドニードル31によってキャビティコア36を
支持している。すなわち、キャビティコア36は成形品
の形状によって異なるが、細長い筒状成形品の場合には
細長い円柱体となり、しかも基端部が固定されているだ
けであるため、キャビティ35に注入される樹脂圧力に
よって傾く虞があるが、スリーブガイドニードル31に
よってこれを防止している。
【0025】次に、前述のように構成された射出成形金
型の作用について説明する。射出成形機のノズルから溶
融樹脂注入口に溶融樹脂を射出すると、溶融樹脂はホッ
トランナーマニホールド13の樹脂通路12を介して樹
脂通路25aに導かれ、さらにノズル34の順に導かれ
るが、ノズル34のテーパ内周面34aとスリーブバル
ブ33のテーパ外周面33aとが密着してゲート30が
遮断されているため溶融樹脂はノズル34部分で止まっ
ている。
【0026】そこで、バルブ作動用ピストン23aを作
動してスリーブガイドニードル31をガイドとしてスリ
ーブバルブ33を後退させると、バルブ部33aがゲー
ト30から離れ、円環状のゲート30が開口して樹脂通
路25aの内部の溶融樹脂はゲート30を介してキャビ
ティ35に充填される。このとき、キャビティ35に注
入される樹脂圧力が、キャビティコア36に加わるが、
ゲート30は円環状であり、しかもキャビティコア36
はスリーブガイドニードル31によって支持されている
ため、傾くことはなく、キャビティ35に均一に溶融樹
脂が流れる。
【0027】所定量の溶融樹脂の充填が完了すると、バ
ルブ作動用ピストン23aが作動してスリーブバルブ3
3が前進し、ノズル34のテーパ内周面34aとスリー
ブバルブ33のテーパ外周面33aとが密着してゲート
30が遮断される。
【0028】したがって、圧力損失がなく、成形サイク
ルを高めることができる。またゲート30が円環状であ
り、成形品の端面から注入しているために成形品のゲー
ト跡が残ることがなく、品質の高い成形品を成形できる
という効果がある。
【0029】図3は得られた成形品を示し、同図(a)
は注射器のシリンジであり、同図(b)は筒状体であ
る。これらの成形品Aはその端面から矢印で示すように
樹脂が注入されるため、成形品Aの外周面にはゲート跡
が残らない。成形品Aの端面Bには環状ゲートによる環
状ゲート跡がある程度残るが、端面Bであるため目立た
ないと共に、成形品Aの形状の一部に見える。同図
(c)はスリーブガイドニードル31の先端部がキャビ
ティコアの役目をして成形品Aの内周面を形成した成形
品Aを示したものであり、スリーブバルブ33の先端面
が成形品Aの端面を形成してゲート跡が残らないように
したものである。
【0030】図4は第2の実施例を示し、第1の実施例
と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。こ
の実施例はダイレクトゲート式射出成形金型の要部を示
す。ベースプレート10にはスプルーブッシュ37が設
けられ、このスプルーブッシュ37には溶融樹脂注入口
38が設けられている。そして、この溶融樹脂注入口3
8はウエッジガイドブロック39を貫通する樹脂流通ポ
ート40を介してノズルホルダ25の樹脂通路25aに
連通している。
【0031】また、前記ウエッジガイドブロック39に
は横穴41とこの横穴41に対して直交する縦穴42が
設けられている。横穴41には平行する2枚のウエッジ
43が進退自在に挿入されており、これは油圧または空
圧シリンダ(図示しない)によって駆動されるようにな
っている。ウエッジ43には傾斜したカム溝44が設け
られている。
【0032】2枚のウエッジ43間にはカムピン45が
介入されており、この両端部は前記カム溝44にスライ
ド自在に係合している。カムピン45の中間部は大径に
形成され、この大径部にはスリーブガイドニードル31
が貫通する貫通孔46が設けられている。さらに、前記
縦穴42には縦方向に進退自在な昇降ブロック47が挿
入されており、この昇降ブロック47の上端部には前記
カムピン45の大径部と嵌合する嵌合孔48が設けられ
ている。昇降ブロック47の下端部には内周面にねじ部
を有する凹陥部49が穿設され、この凹陥部49にはブ
ッシュ50がねじ込まれている。
【0033】ブッシュ50には縦方向に嵌合孔51が穿
設されており、この嵌合孔51にはスリーブガイドニー
ドル31およびこのスリーブガイドニードル31に嵌合
されたスリーブバルブ33が挿入されている。このスリ
ーブバルブ33の基端部には鍔部52が設けられ、この
鍔部52がブッシュ50に掛止されている。
【0034】図4の状態はゲート30が遮断された状態
であるが、油圧または空圧シリンダによってウエッジ4
3を前進させると、傾斜したカム溝44に係合している
カムピン45が押し上げられ、これに伴って昇降ブロッ
ク47が上昇する。したがって、昇降ブロック47に固
定されているブッシュ50が上昇し、スリーブバルブ3
3が一体に上昇する。そして、バルブ部33aがゲート
30から離れ、円環状のゲート30が開口して樹脂通路
25aの内部の溶融樹脂はゲート30を介してキャビテ
ィ35に充填される。このとき、キャビティ35に注入
される樹脂圧力が、キャビティコア36に加わるが、キ
ャビティコア36はスリーブガイドニードル31によっ
て支持されているため、傾くことはなく、キャビティ3
5に均一に溶融樹脂が流れ、第1の実施例と同様の作用
効果がある。
【0035】図5は第3の実施例を示し、第1の実施例
と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。同
図(a)はマルチゲート式射出成形金型の要部を示し、
同図(b)はダイレクトゲート式射出成形金型の要部を
示す。この実施例は、スリーブガイドニードル53を筒
状に形成し、内部に冷却媒体流通路54を形成したもの
である。
【0036】同図(a)に示すマルチゲート式射出成形
金型のスリーブガイドニードル53には軸方向全体に亘
って貫通する冷却媒体流通路54が設けられ、スリーブ
ガイドニードル53の基端部はベースプレート10に固
定されている。ベースプレート10には冷却水または冷
却エアー等の冷却媒体ポート55が設けられ、スリーブ
ガイドニードル53の冷却媒体流通路54に連通してい
る。また、スリーブガイドニードル53の先端部の係合
凸部53aはキャビティコア36の係合凹部36aに係
合しており、冷却媒体が冷却媒体流通路54を介してキ
ャビティコア36の係合凹部36aまで流通するように
なっている。
【0037】同図(b)に示すダイレクトゲート式射出
成形金型のスリーブガイドニードル53にも同様に冷却
媒体流通路54が設けられ、スリーブガイドニードル5
3の基端部はスプルーブッシュ37に固定されている。
スプルーブッシュ37には冷却水または冷却エアー等の
冷却媒体ポート56が設けられ、スリーブガイドニード
ル53の冷却媒体流通路54に連通している。その他の
構成はマルチゲート式射出成形金型と同一であり、説明
を省略する。
【0038】図6は第4の実施例であり、第3の実施例
においては、スリーブガイドニードル53およびスリー
ブバルブ33を円筒状に形成したが、これに限定され
ず、次のように構成してもよい。すなわち、同図(a)
は断面が長方形状のスリーブガイドニードル53に、断
面が長方形状の内腔を有するスリーブバルブ33を嵌合
したものである。同図(b)は断面が正方形状のスリー
ブガイドニードル53に、断面が正方形状の内腔を有す
るスリーブバルブ33を嵌合したものである。同図
(c)は断面が楕円形状のスリーブガイドニードル53
に、断面が楕円形状の内腔を有するスリーブバルブ33
を嵌合したものである。
【0039】図7は第5の実施例であり、前記実施例に
おいては、スリーブバルブ33の先端部にテーパ外周面
33aを形成し、遮断時にノズル34のテーパ内周面3
4aと密着するようにしたが、スリーブバルブ33の先
端部の外周にテーパ面33bとストレート面33cを形
成する一方、ノズル34の内周に前記テーパ面33bと
ストレート面33cと密着するテーパ面34bとストレ
ート面34cを形成したものである。
【0040】図8は第6の実施例であり、前記実施例に
おいては、スリーブガイドニードル53の先端部に係合
凸部53aを設け、キャビティコア36に係合凹部36
aを設け、係合凸部53aと係合凹部36aとを係合さ
せることにより、キャビティコア36を支持したが、こ
の実施例は、スリーブガイドニードル53の先端部に係
合凹部5bを設け、キャビティコア36に係合凸部3
6bを設け、係合凸部36bと係合凹部5bとを係合
させることにより、キャビティコア36を支持したもの
である。また、この実施例は、スリーブガイドニードル
53に冷却媒体流通路54を設けた場合について説明し
たが、第1および第2の実施例のように冷却媒体流通路
を有しないスリーブガイドニードル31においても採用
できることは勿論である。
【0041】図9は第7の実施例であり、スリーブガイ
ドニードル60は外周面が波状の断面を有する異形であ
り、成形品61の内周面を形成するキャビティコア62
を形成している。スリーブガイドニードル60に進退自
在に嵌合するスリーブバルブ63も基本的にスリーブガ
イドニードル60と同一形状の筒体であり、その先端面
64は成形品61の端面を形成している。この実施例に
よれば、スリーブバルブ63が後退して樹脂を注入した
後、スリーブバルブ63が前進して成形品61の端面を
押し付けることにより、ゲート跡がまったく残らない成
形品61を成形できるという効果がある。
【0042】
【発明の効果】この発明は、前述の如く構成したから、
溶融樹脂の注入によってキャビティコアに樹脂注入圧力
が加わってもキャビティコアが傾くことがなく、樹脂が
均一にキャビティ内に流入し、圧力損失も少なく、バラ
ツキのない品質の高い成形品を得ることができる。しか
も成形品のゲート跡が残ることがなく、またキャビティ
コアに冷却媒体を流入することにより成形サイクルタイ
ムを短縮でき、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す射出成形金型の
要部の縦断正面図。
【図2】同実施例のゲート部分を拡大して示し、(a)
は縦断正面図、(b)はA−A線の沿う断面図。
【図3】得られた成形品の縦断正面図。
【図4】この発明の第2の実施例を示す射出成形金型の
要部の縦断正面図および縦断側面図。
【図5】この発明の第3の実施例を示し、(a)はマル
チゲート式射出成形金型の要部の縦断正面図、(b)は
ダイレクトゲート式射出成形金型の要部の縦断正面図。
【図6】この発明の第4の実施例を示し、(a)(b)
(c)は異なる形状のバルブガイドニードルおよびスリ
ーブバルブの横断平面図。
【図7】この発明の第5の実施例を示すゲート部分を拡
大した縦断正面図。
【図8】この発明の第6の実施例のゲート部分を拡大し
て示し、(a)は遮断状態の縦断正面図、(b)は開放
状態の縦断正面図。
【図9】この発明の第7の実施例のゲート部分を示し、
(a)は縦断正面図、(b)は横断平面図。
【図10】従来の射出成形金型を示し、(a)は遮断状
態の縦断正面図、(b)は開放状態の縦断正面図。
【符号の説明】
2…固定金型、3…可動金型、25a…樹脂通路、30
…ゲート、31…バルブガイドニードル、33…スリー
ブバルブ、35…キャビティ、36…キャビティコア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 45/73

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型と、この固定金型に対して進退
    可能な可動金型と、前記固定金型と可動金型との間に形
    成されたキャビティと、前記固定金型に設けられた樹脂
    注入口およびこれと連通する樹脂通路と、この樹脂通路
    に連通して設けられ溶融樹脂を前記キャビティに導く環
    状のゲートと、前記樹脂通路およびゲートに貫通して設
    けられ先端部が前記キャビティを形成するキャビティコ
    アに係合支持されたスリーブガイドニードルと、このス
    リーブガイドニードルに軸方向に進退自在に嵌合され前
    記ゲートを開閉するスリーブバルブとを具備したことを
    特徴とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 前記スリーブガイドニードルは、筒状に
    形成され、内部に冷却媒体流通路が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の射出成形金型。
  3. 【請求項3】 前記スリーブバルブは、先端部のテーパ
    外周面が形成され、前進時にこのテーパ外周面はノズル
    のテーパ内周面と密着するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の射出成形金型。
  4. 【請求項4】 前記スリーブガイドニードルは、その先
    端部形状が金型の一部を形成することを特徴とする請求
    項1記載の射出成形金型。
  5. 【請求項5】 前記スリーブガイドニードルは、少なく
    とも先端部形状が成形品の内周面を形成する異形であ
    り、このスリーブガイドニードルに進退自在に嵌合する
    スリーブバルブの先端面は成形品の端面を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の射出成形金型。
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