JP3106190U - スピーカグリル、射出成形金型、及びテレビジョン受信機 - Google Patents

スピーカグリル、射出成形金型、及びテレビジョン受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の貫通孔を備えたスピーカグリルを樹脂形成する際に、貫通孔及びその周辺部に於けるバリの発生を防ぎ、スピーカグリル表面に於ける外観不良を防止する。
【解決手段】複数の貫通孔を有するスピーカグリルで、貫通孔は、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンを両方から押し合わせることによって樹脂成形されており、固定側型の金型ピンの長さと移動側型の金型ピンの長さは同一であり、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面の大きさは異なっており、金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、前記貫通孔は、金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置から両端の開口部までの長さが同一であり、先端押切り面が押し合わせられる位置に於いて、スピーカグリル表面側が裏面側よりも小さくなっており、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンによって形成される部分は、先端押切り面が押し合わせられる位置から貫通孔開口部に向かって徐々に太くなっている。
【選択図】図3

Description

本考案は、合成樹脂で射出成形され、複数の貫通孔を有するスピーカグリルと、該スピーカグリルを射出成形する金型構造と、該スピーカグリルを備えたテレビジョン受信機に関する。
一般的に、オーディオスピーカ等のスピーカの表面を覆うスピーカグリルには、多数の貫通孔が設けられている。こうしたスピーカグリルを射出成形により樹脂成形する際に、金型の固定側型に設置された金型ピンは、その先端押切り面を所定の圧力で移動側型の成形面に押し当てられ、成形品を取り出す際に該成形面から離される。貫通孔の大きさが小さい場合、金型ピンの長さはその径に比して長くなるので、樹脂を型に流し込む際や成形品を取り出す際に、金型ピンのずれや変形が発生して、貫通孔及びその周辺部にバリ等の外観不良が生じる。さらに、ピンの変形等に対応する為の修繕費用が嵩むというデメリットも生じる。こうした問題に対処すべく、種々の発明が提案されている。
特許文献1には、断面が略くの字を成すように連なる天壁部と側壁部とを有し、且つ、天壁部に対して傾斜する側壁部に複数の貫通孔が設けられた合成樹脂製品を射出成形する際に、貫通孔及びその近傍で発生するバリを防止する方法が記載されている。側壁が天壁に対して傾斜している場合には、貫通孔を形成するための金型ピンの先端押切り面と、移動側型との間に隙間が生じ、バリの発生が容易になる。該文献では、貫通孔の開口部周辺と、金型ピンの先端押切り面が押当てられる移動側型の部位を、貫通孔に対して直交するように階段状に形成し、金型ピンの押切り面と、この押切り面が押し当てられる移動側型との間に隙間をなくし、バリの発生を回避している。
特許文献2には、複数の貫通孔が設けられたフィルタ製品を樹脂成形する際に、貫通孔におけるバリや目詰まりの発生を防ぐ方法が記載されている。該文献では、金型の移動側型に成形品の貫通孔に相当する複数の突起を設け、固定側型に突起の外周面を隙間無く挿入できる差込み穴とガス抜き孔を設けており、この突起を差込み穴に挿入し、両方の金型を成形品の厚さだけ放して型締めして、その隙間に樹脂を注入することにより貫通孔のバリ、目詰まりを防いでいる。
特許文献3には、スピーカの表面を覆うスピーカグリルを成形する際に、フローマークやウェルド等の外観不良を防ぐ方法について記載されている。該文献に記載されているスピーカグリルは、複数の貫通孔を備えたグリル板と、その周囲に設けられた枠体とが一体に樹脂成形されており、グリル板と枠体の間に枠体の内周に沿ってリング状の溝が設けられている。この構造により、成形時に於ける金型内への樹脂の充填特性が向上し、フローマーク、ウェルドなどの外観不良の発生を防いでいる。また、スピーカグリル裏面に格子状の補強用リブを一体に形成することにより、グリル板の強度を高めている。
特開平5−50467号公報(段落0005乃至0021,第3図) 特開平7−117083号公報(段落0013乃至段035,第4図及び第6図) 特許第2887832号公報(段落0010乃至0030,第1図乃至第2図)
上述の通り、特許文献1では、移動側型と金型ピンの押切り面との間の隙間をなくした
ので、バリの発生防止に役立つが、金型ピンの径に比して長さが長い形状、即ち、金型ピンが長細い形状となっているので、金型ピンの強度が改善されておらず、樹脂の流入時にずれや変形が生じる可能性がある。特許文献2では、金型の移動側型に成形品の貫通孔に相当する複数の突起を設け、固定側型に突起の外周面を隙間無く挿入できる差込み穴とガス抜き孔を設けている。この構造により、貫通孔の目詰まりを防ぐことは出来るが、小さな網目のフィルタを成形する際には、突起の径に対して長さが長くなるので、突起の強度を十分保つことが出来ず、樹脂の流入時にピンにずれや変形が生じる可能性がある。特許文献3では、フローマークやウェルドの外観不良を防ぐことは出来るが、スピーカグリルの裏面側に格子状に形成された補強用リブと貫通孔が重なる場合に、グリルの表側から見て目詰まりしているように見える点で外観不良が解消されていない。
また、上記文献に記載の方法以外に、金型ピンを金型の固定側型のみに設置するのではなく、同一形状の金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設置するという方法もある。しかし、この場合では、金型ピンを固定側型のみに設置した場合に比して、金型ピンの長さが半分になり、金型ピンの強度は改善されるが、両側から併せた金型ピンにずれが生じた場合、若しくは、金型ピンへの圧力が不十分な為に樹脂が接合面に流入する場合には、貫通孔及びその周辺部分でバリが発生し、外観不良を引き起こす。
したがって、本考案の目的は、複数の貫通孔を備えたスピーカグリルを樹脂成形する際に、貫通孔及びその周辺部に於けるバリの発生を防ぎ、スピーカグリル表面に於ける外観不良を防止することにある。
第1考案に係るスピーカグリルは、固定側型と移動側型を備える射出成形金型によって樹脂成形され、複数の貫通孔を有するスピーカグリルであって、貫通孔は、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンを両方から押し合わせることによって樹脂成形されており、固定側型と移動側型の夫々に金型ピンが設けられており、固定側型の金型ピンの長さと移動側型の金型ピンの長さは同一であり、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面の大きさは異なっており、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンは、先端押切り面に向かって徐々に細くなっており、貫通孔は、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わさる位置から両端の開口部までの長さが同一であり、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置に於いて、スピーカグリル表面側がスピーカグリルの裏面側よりも狭くなっており、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンによって形成される部分は、先端押切り面が押し合わせられる位置から貫通孔開口部に向かって徐々に太くなっており、貫通孔は、表面から見た場合、略円形であり、裏面から見た場合、略矩形であることを特徴とする。
金型ピンを固定側型だけに設けて複数の貫通孔を有するスピーカグリルを形成する場合、金型ピンの長さが径に対して長くなるので、金型ピンの形状が細長くなり、強い強度を保つことが困難になる。このため、樹脂を金型に流し込む際に金型ピンの変形や位置のずれが生じ、さらには金型と金型ピンの先端押切り面が押し合わされる部分に隙間が生じて、貫通孔の形状が均一ではなくなる不具合や、貫通孔にバリが形成される不具合等が生じる。本考案のスピーカグリルによれば、金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けることにより、金型ピンの長さを短くして強度を高めることが出来るので、こうした問題を回避することが出来る。
一方、同一形状の金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けた場合では、両金型ピンがずれると、貫通孔に於いて先端押切り面同士が押し合わされる部分にずれが生じて、こ
のずれた部分が貫通孔を部分的に塞いでいるように見える。したがって、スピーカグリルを表面側から見た場合、このずれがバリとして見えるので、外観に悪影響を及ぼすことになる。しかし、本考案のスピーカグリルによれば、貫通孔に於ける固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面同士が押し合わさる位置は、スピーカグリルの表面側の方がスピーカグリルの裏面側より小さいので、スピーカグリルを表面側から見た場合、貫通孔が部分的に塞がれて、この塞がれた部分がバリとなって見えることはない。したがって、こうした外観不良の問題を回避することが出来る。
さらに、本考案のスピーカグリルによれば、固定側型のピンと移動側型のピンの長さを同一にすることにより、固定側型と移動側型の金型ピンにかかる圧力を均等にして貫通孔を形成する。これにより、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの変形を防止することが出来るので、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面に隙間が生じることや、両金型ピンがずれることを防止できる。つまり、両金型ピンが押し合わせられる位置に於けるバリの発生を防止することが出来るので、外観不良の問題のないスピーカグリルを形成することが可能となる。
また、本考案のスピーカグリルによれば、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンを、根元部分から先端押切り面に向かって細い形状にすることで、底面が先端押切り面と同一面積を有する円柱状の金型ピンよりも強度を高めることが出来る。これにより、型に樹脂が注入される際に金型ピンの変形を防ぐことが出来る。つまり、貫通孔に於いて、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わされる位置でのバリの発生を防止し、外観不良の問題を回避することが出来る。
そして、本考案のスピーカグリルによれば、スピーカグリルの裏面側に於いて、略矩形の貫通孔が格子状に形成されるので、スピーカグリルの強度を高めることが出来る。
また、本考案のスピーカグリルでは、スピーカグリルを裏面側から見た場合、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置に於いて、略矩形の領域内に略円形が収まった状態に見える。つまり、表面側から見た場合、略円形の貫通孔のみを見ることが出来る状態であり、両金型ピンが若干ずれて押し合わせられたとしても、このずれがバリとなって見えることはなく、外観不良の問題を回避することが出来る。
第2考案に係るスピーカグリルは、固定側型と移動側型を備える射出成形金型によって樹脂成形され、複数の貫通孔を有するスピーカグリルであって、貫通孔は、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンを両方から押し合わせることによって樹脂成形されており、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面は大きさが異なり、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わさる位置に於いて、スピーカグリル表面側がスピーカグリルの裏面側よりも狭いことを特徴とする。
金型ピンを固定側型だけに設けて複数の貫通孔を有するスピーカグリルを形成する場合、金型ピンの長さが径に対して長くなるので、金型ピンの形状が細長くなり、強い強度を保つことが困難になる。このため、樹脂を金型に流し込む際に金型ピンの変形や位置のずれが生じ、さらには金型と金型ピンの先端押切り面が押し合わされる部分に隙間が生じて、貫通孔の形状が均一ではなくなる不具合や、貫通孔にバリが形成される不具合等が生じる。本考案のスピーカグリルによれば、金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けることにより、金型ピンの長さを短くして強度を高めることが出来るので、こうした問題を回避することが出来る。
また、同一形状の金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けた場合では、両金型ピン
がずれると、貫通孔に於いて先端押切り面同士が押し合わされる部分にずれが生じて、このずれた部分が貫通孔を部分的に塞いでいるように見える。したがって、スピーカグリルを表から見た場合、このずれがバリとして見えるので、外観に悪影響を及ぼすことになる。本考案のスピーカグリルによれば、貫通孔に於ける固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの押切り面同士が押し合わさる位置は、スピーカグリルの表面側の方がスピーカグリルの裏面側より小さいので、スピーカグリルを表から見た場合、貫通孔のが部分的に塞がれて、この塞がれた部分がバリとなって見えることはない。したがって、こうした外観不良の問題を回避することが出来る。
第3考案に係るスピーカグリルは、第2乃至第3考案に係るスピーカグリルに於いて、固定側型の金型ピンの長さと移動側型の金型ピンの長さが同一であり、貫通孔は、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わさる位置を基準に、両端の開口部までの長さが同一であることを特徴とする。
このスピーカグリルによれば、固定側型のピンと移動側型のピンの長さを同一にすることにより、固定側型と移動側型の金型ピンにかかる圧力を均等にして貫通孔を形成する。これにより、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの変形を防止することが出来るので、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わされる部分に隙間が生じることや、両金型ピンがずれることを防止できる。つまり、両金型ピンが押し合わせられる位置に於けるバリの発生を防止することが出来るので、外観不良の問題のないスピーカグリルを形成することが可能となる。
第4考案に係るスピーカグリルは、第2乃至第3考案に係るスピーカグリルに於いて、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、スピーカグリルの貫通孔は、表面から見た場合、略円形であり、裏面から見た場合、略矩形であることを特徴とする。
このスピーカグリルによれば、スピーカグリルの裏面側に於いて、略矩形の貫通孔が格子状に形成されるので、スピーカグリルの強度を高めることが出来る。また、スピーカグリルを裏面側から見た場合、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置に於いて、略矩形の領域内に略円形が収まった状態に見える。つまり、表面側から見た場合、略円形の貫通孔のみを見ることが出来る状態であり、両金型ピンが若干ずれて押し合わせられたとしても、このずれがバリとなって見えることはなく、外観不良の問題を回避することが出来る。
第5考案に係るスピーカグリルは、第2乃至第4考案に係るスピーカグリルに於いて、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンは、先端押切り面に向かって徐々に細くなっており、貫通孔に於いて先端押切り面の形状が略円形の金型ピンによって形成される部分は、先端押切り面が押し合わせられる位置から開口部に向かって徐々に太くなっていることを特徴とする。
このスピーカグリルによれば、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンを、根元部分から先端押切り面に向かって細い形状にすることで、底面が先端押切り面と同一面積を有する円柱状の金型ピンよりも強度を高めることが出来る。これにより、型に樹脂が注入される際に金型ピンの変形を防ぐことが出来る。つまり、貫通孔に於いて、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わされる位置でのバリの発生を防止し、外観不良の問題を回避することが出来る。
第6考案に係るテレビジョン受信機は、フロントキャビネットとリアキャビネットを有するテレビジョンキャビネットを備えたテレビジョン受信機であって、第2乃至第5考案の何れか一つに記載のスピーカグリルをフロントキャビネットに設けることを特徴とする。
このテレビジョン受信機によれば、第2乃至第5考案の何れか一つに記載のスピーカグリルを設けることによって、貫通孔に於けるバリの発生を回避した外観問題のないスピーカグリルを備えることができる。
第7考案に係る射出成形金型は、固定側型と移動側型を備え、複数の貫通孔を有するスピーカグリルを射出成形によって樹脂成形する射出成形金型であって、固定側型と移動側型の夫々に金型ピンが設けられており、固定側型の金型ピンの長さと移動側型の金型ピンの長さは同一であり、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面の大きさは異なっており、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、押切り面の形状が略円形の金型ピンは、先端押切り面に向かって徐々に細くなっており、型締め時に固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置で、固定側型と移動側型との間に前記スピーカグリルの厚さに相当する隙間を保持する構造を備えることを特徴とする。
金型ピンを固定側型だけに設けて複数の貫通孔を有するスピーカグリルを形成する場合、金型ピンの長さが径に対して長くなるので、金型ピンの形状が細長くなり、強い強度を保つことが困難になる。このため、樹脂を金型に流し込む際に金型ピンの変形や位置のずれが生じ、さらには金型と金型ピンの先端押切り面が押し合わされる部分に隙間が生じて、貫通孔の形状が均一ではなくなる不具合や、貫通孔にバリが形成される不具合等が生じる。本考案の射出成形金型によれば、金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けることにより、金型ピンの長さを短くして強度を高めることが出来るので、こうした問題を回避することが出来る。
一方、同一形状の金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けた場合では、両金型ピンがずれると、貫通孔に於いて先端押切り面同士が押し合わされる部分にずれが生じて、このずれた部分が貫通孔を部分的に塞いでいるように見える。したがって、スピーカグリルを表面側から見た場合、このずれがバリとして見えるので、外観に悪影響を及ぼすことになる。本考案の射出成形金型によれば、スピーカグリル表面側の金型に設けられる金型ピンの先端押切り面が、スピーカグリル裏面側の金型に設けられた金型ピンより小さいので、スピーカグリルを表面側から見た場合、貫通孔が部分的に塞がれてバリとして見えることはない。したがって、こうした外観不良の問題を回避することが出来る。
さらに、本考案の射出成形金型によれば、固定側型のピンと移動側型のピンの長さを同一にすることにより、固定側型と移動側型の金型ピンにかかる圧力を均等にすることが出来る。これにより、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの変形を防止することが出来るので、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面に隙間が生じることや、両金型ピンがずれることを防止できる。つまり、両金型ピンが押し合わせられる位置に於けるバリの発生を防止することが出来るので、外観不良の問題のないスピーカグリルを形成することが可能となる。
そして、本考案の射出成形金型によれば、スピーカグリル裏面に略矩形の貫通孔を格子状に形成するので、スピーカグリルの強度を高めることが出来る。また、スピーカグリル裏面側の金型に設けられた金型ピンが略矩形であり、スピーカグリル表面側の金型に設けられた金型ピンが略円形であり、略円形の金型ピンの先端押切り面の大きさが略矩形の先端押切り面の大きさよりも小さいので、両金型ピンが押し合わせられる際に僅かにずれたとしても、バリが発生しにくい構造となっており、外観不良を引き起こしにくい。
また、本考案の射出成形金型によれば、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンを、根元部分から先端押切り面に向かって細い形状にすることで、底面が先端押切り面と同一面
積を有する円柱状の金型ピンよりも強度を高めることが出来る。これにより、型に樹脂が注入される際に金型ピンの変形を防ぐことが出来る。つまり、貫通孔に於いて、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わされる位置でのバリの発生を防止し、外観不良の問題を回避することが出来る。
第8考案に係る射出成形金型は、固定側型と移動側型を備え、複数の貫通孔を有するスピーカグリルを射出成形によって樹脂成形する射出成形金型であって、固定側型と移動側型の夫々に金型ピンが設けられており、固定側型の金型ピンの先端押切り面と移動側型の金型ピンの先端押切り面の大きさが異なっており、型締め時に固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置で、固定側型と移動側型との間にスピーカグリルの厚さに相当する隙間を保持する構造を備えることを特徴とする。
金型ピンを固定側型だけに設けて複数の貫通孔を有するスピーカグリルを形成する場合、金型ピンの長さが径に対して長くなるので、金型ピンの形状が細長くなり、強い強度を保つことが困難になる。このため、樹脂を金型に流し込む際に金型ピンの変形や位置のずれが生じ、さらには金型と金型ピンの先端押切り面が押し合わされる部分に隙間が生じて、貫通孔の形状が均一ではなくなる不具合や、貫通孔にバリが形成される不具合等が生じる。本考案の射出成形金型によれば、金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けることにより、金型ピンの長さを短くして強度を高めることが出来るので、こうした問題を回避することが出来る。
また、同一形状の金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けた場合では、両金型ピンがずれると、貫通孔に於いて先端押切り面同士が押し合わされる部分にずれが生じて、このずれた部分が貫通孔を部分的に塞いでいるように見える。したがって、スピーカグリルを表面側から見た場合、このずれがバリとして見えるので、外観に悪影響を及ぼすことになる。本考案の射出成形金型によれば、スピーカグリル表面側の金型に設けられる金型ピンの先端押切り面が、スピーカグリル裏面側の金型に設けられた金型ピンより小さいので、スピーカグリルを表面側から見た場合、貫通孔が部分的に塞がれてバリとして見えることはない。したがって、こうした外観不良の問題を回避することが出来る。
第9考案に係る射出成形金型は、第8考案に係る射出成形金型に於いて、固定側型の金型ピンの長さと移動側型の金型ピンの長さが同一であることを特徴とする。
この射出成形金型によれば、固定側型のピンと移動側型のピンの長さを同一にすることにより、固定側型と移動側型の金型ピンにかかる圧力を均等にすることが出来る。これにより、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの変形を防止することが出来るので、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面に隙間が生じることや、両金型ピンがずれることを防止できる。つまり、両金型ピンが押し合わせられる位置に於けるバリの発生を防止することが出来るので、外観不良の問題のないスピーカグリルを形成することが可能となる。
第10考案に係る射出成形金型は、第8乃至第9考案に係る射出成形金型に於いて、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であることを特徴とする。
この射出成形金型によれば、スピーカグリル裏面に略矩形の貫通孔を格子状に形成するので、スピーカグリルの強度を高めることが出来る。また、スピーカグリル裏面側の金型に設けられた金型ピンが略矩形であり、スピーカグリル表面側の金型に設けられた金型ピンが略円形であり、略円形の金型ピンの先端押切り面の大きさが略矩形の先端押切り面の大きさよりも小さいので、両金型ピンが押し合わせられる際に僅かにずれたとしても、バリが発生しにくい構造となっており、外観不良を引き起こしにくい。
第11考案に係る射出成形金型は、第8乃至第10考案に係る射出成形金型に於いて、押切り面の形状が略円形の金型ピンの形状が、先端押切り面に向かって徐々に細くなっていることを特徴とする。
この射出成形金型によれば、先端押切り面の形状が略円形の金型ピンを、根元部分から先端押切り面に向かって細い形状にすることで、底面が先端押切り面と同一面積を有する円柱状の金型ピンよりも強度を高めることが出来る。これにより、型に樹脂が注入される際に金型ピンの変形を防ぐことが出来る。つまり、貫通孔に於いて、固定側型の金型ピンと移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わされる位置でのバリの発生を防止し、外観不良の問題を回避することが出来る。
本考案によれば、スピーカグリルの貫通孔に於けるバリの発生を防ぎ、スピーカグリルの表面側の外観不良を防止することが出来る。
[スピーカグリル用射出成形金型]
本実施形態に係るスピーカグリル1は、移動側型11と固定側型13を備えたスピーカグリル用射出成形金型10によって樹脂成形される。
図5aは該スピーカグリル1を樹脂成形するための射出成形金型10を示した断面図である。射出成形金型10は移動側型11と固定側型13を備えており、移動側型11に金型ピン12が備えられ、固定側型13に金型ピン14が備えられている。金型ピン12は、先端押切り面の形状が略矩形である四角柱であり、金型ピン14は、根元部分から先端押切り面に向かって徐々に細くなる形状で、先端押切り面の形状は略円形である。また、金型ピン14の先端押切り面の大きさは、金型ピン12の先端押切り面の大きさよりも小さい。
スピーカグリル1の樹脂成形プロセスは、射出成形金型10に於いて、金型ピン12の先端押切り面と金型ピン14の先端押切り面が押し合わせられる位置で型締めを行い(図5b)、加熱溶融させた樹脂を金型内の樹脂注入部15に射出注入し、該樹脂を冷却・固化させた後、射出成形金型10から該樹脂を外すことによって実行される。
[スピーカグリル]
図1は、射出成形金型10の樹脂成形プロセスにより得られた本実施形態に係るスピーカグリル1の表面側の概略図であり、スピーカグリル1の表面側には複数の貫通孔2が形成されている。また、図2は該スピーカグリル1の裏面側の概略図であり、スピーカグリル1の裏面側には、貫通孔2に連通する複数の貫通孔3が形成されている。
そして、スピーカグリル1の表面側に形成された貫通孔の拡大図は図3(a)に示されており、裏面に形成された貫通孔の拡大図は図3(c)に示されている。また、スピーカグリル1の断面図は図3(b)に示された通りである。
スピーカグリル1に形成された貫通孔に於いて、金型ピン12と金型ピン14の先端押切り面が押し合わされる位置5では、スピーカグリル1の表面側は略円形であり、裏面側は略矩形であり、該略円形の大きさは該略矩形の大きさより小さい。したがって、図3(c)に示されているように、スピーカグリル1を裏面側から見ると、該矩形の中に該円形が含まれるように見えており、図3(a)に示されているように、スピーカグリル1を表面側から見ると、略矩形の形状は見えない状態になっている。そして、先端押切り面が押し合わされる位置5から、スピーカグリル1の表裏両面の貫通孔開口部までの距離、即ち、先端押切り面が押し合わされる位置5から開口部4までの距離と開口部6までの距離は等しい。さらに、金型ピン12と金型ピン14の先端開口部が押し合わせられる位置5からスピーカグリル1の開口部4に向かって、貫通孔の大きさは大きくなっている。
[作用効果]
金型ピンを固定側型だけに設けて複数の貫通孔を有するスピーカグリルを形成する場合、金型ピンの長さが径に対して長くなるので、金型ピンの形状が細長くなり、強い強度を保つことが困難になる。このため、樹脂を金型に流し込む際に金型ピンの変形や位置のずれが生じ、さらには金型と金型ピンの先端押切り面が押し合わされる部分に隙間が生じて、貫通孔の形状が均一ではなくなる不具合や、貫通孔にバリが形成される不具合等が生じる。本実施形態のスピーカグリル1によれば、金型ピン12と金型ピン14を固定側型13と移動側型11の両方に設けることにより、金型ピンの長さを短くして強度を高めることが出来るので、こうした問題を回避することが出来る。
一方、同一形状の金型ピンを固定側型と移動側型の両方に設けた場合では(図4(a)乃至4(b))、両金型ピンがずれると(図4(c)乃至4(d))、貫通孔に於いて先端押切り面同士が押し合わされる部分8にずれが生じて、このずれた部分が貫通孔を部分的に塞いでいるように見える。したがって、スピーカグリルを表面側から見た場合、このずれがバリ9として見えるので、外観に悪影響を及ぼすことになる。しかし、本実施形態のスピーカグリル1によれば、貫通孔に於いて金型ピン12と金型ピン14の先端押切り面が押し合わされる位置5は、スピーカグリルの表面側の方がスピーカグリルの裏面側より小さいので、スピーカグリルを表面側から見た場合、貫通孔が部分的に塞がれて、この塞がれた部分がバリとなって見えることはない。したがって、こうした外観不良の問題を回避することが出来る。
さらに、本実施形態のスピーカグリルによれば、金型ピン12と金型ピン14の長さを同一にすることにより、両金型ピンにかかる圧力を均等にして貫通孔を形成する。これにより、両金型ピンの変形を防止することが出来るので、両金型ピンの先端押切り面同士が押し合わされる部分に隙間が生じることや、両金型ピンがずれることを防止できる。つまり、両金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置5に於けるバリの発生を防止することが出来るので、外観不良の問題のないスピーカグリルを形成することが可能となる。
また、本実施形態のスピーカグリル1によれば、金型ピン14を、根元部分から先端押切り面に向かって徐々に細くする形状にしたので、金型ピン14の先端押切り面と同じ大きさの底面を有する円柱状の金型ピンよりも強度を高めることが出来る。これにより、型に樹脂が注入される際に金型ピン14の変形を防ぐことが出来る。つまり、貫通孔に於いて、先端押切り面が押し合わせられる位置5でのバリの発生を防止し、外観不良の問題を回避することが出来る。
そして、本実施形態のスピーカグリルによれば、スピーカグリルの裏面側に於いて、略矩形の貫通孔が格子状に形成されるので、スピーカグリルの強度を高めることが出来る。
また、本実施形態のスピーカグリルでは、スピーカグリルを裏面側から見た場合、先端押切り面が押し合わせられる位置5に於いて、略矩形の領域内に略円形が収まった状態に見える。つまり、表面から見た場合、略円形の貫通孔のみを見ることが出来る状態であり、両金型ピンが若干ずれて押し合わせられたとしても、このずれがバリとなって見えることはなく、外観不良の問題を回避することが出来る。
本実施形態によるスピーカグリル表面側の概略図 本実施形態によるスピーカグリル裏面側の概略図 本実施形態によるスピーカグリルの表裏両面に於ける貫通孔の拡大図、及びスピーカグリルの断面図 従来のスピーカグリルの表面側に於ける貫通孔の拡大図、及びスピーカグリルの断面図 本実施形態による射出成形金型の型締めプロセスに於ける断面図
符号の説明
1 スピーカグリル
2 スピーカグリル表面側の貫通孔
3 スピーカグリル裏面側の貫通孔
4 スピーカグリル表面側に於ける貫通孔の略円形開口部
5 金型の先端押切り面が押し合わせられる位置
6 スピーカグリル裏面側に於ける貫通孔の略矩形開口部
7 スピーカグリル表面側に於ける貫通孔の開口部
8 金型の先端押切り面が押し合わせられる位置
9 バリ
10 射出成形金型
11 移動側型
12 金型ピン
13 固定側型
14 金型ピン
15 樹脂注入部

Claims (11)

  1. 固定側型と移動側型を備える射出成形金型によって樹脂成形され、複数の貫通孔を有するスピーカグリルであって、前記貫通孔は、前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンを両方から押し合わせることによって樹脂成形されており、前記固定側型と前記移動側型の夫々に金型ピンが設けられており、前記固定側型の金型ピンの長さと前記移動側型の金型ピンの長さは同一であり、前記固定側型の金型ピンの先端押切り面と前記移動側型の金型ピンの先端押切り面の大きさは異なっており、前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、前記先端押切り面の形状が略円形の金型ピンは、前記先端押切り面に向かって徐々に細くなっており、スピーカグリルの前記貫通孔は、前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置から両端の開口部までの長さが同一であり、前記固定側型の金型ピンの先端押切り面と前記移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置に於いて、前記スピーカグリル表面側が前記スピーカグリルの裏面側よりも小さくなっており、前記先端押切り面の形状が略円形の金型ピンによって形成される部分は、前記先端押切り面が押し合わせられる位置から前記貫通孔開口部に向かって徐々に太くなっており、前記貫通孔は、表面側から見た場合、略円形であり、裏面側から見た場合、略矩形であることを特徴とするスピーカグリル。
  2. 固定側型と移動側型を備える射出成形金型によって樹脂成形され、複数の貫通孔を有するスピーカグリルであって、前記貫通孔は、前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンを両方から押し合わせることによって樹脂成形されており、前記固定側型の金型ピンの先端押切り面と前記移動側型の金型ピンの先端押切り面は大きさが異なり、前記貫通孔は、前記固定側型の金型ピンの先端押切り面と前記移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置に於いて、前記スピーカグリル表面側が前記スピーカグリルの裏面側よりも小さいことを特徴とするスピーカグリル。
  3. 前記固定側型の金型ピンの長さと前記移動側型の金型ピンの長さが同一であり、前記貫通孔は、前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置から両端の開口部までの長さが同一であることを特徴とする請求項2に記載のスピーカグリル。
  4. 前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、前記スピーカグリルの貫通孔は、表面側から見た場合、略円形であり、裏面側から見た場合、略矩形であることを特徴とする請求項2乃至3の何れか一つに記載のスピーカグリル。
  5. 前記先端押切り面が略円形の金型ピンは、先端押切り面に向かって徐々に細くなっており、前記貫通孔に於いて、前記先端押切り面の形状が略円形の金型ピンによって形成される部分は、前記先端押切り面が押し合わせられる位置から開口部に向かって徐々に太くなっていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一つに記載のスピーカグリル。
  6. フロントキャビネットとリアキャビネットを有するテレビジョンキャビネットを備えたテレビジョン受信機であって、請求項2乃至5の何れか一つに記載のスピーカグリルをフロントキャビネットに設けることを特徴とするテレビジョン受信機。
  7. 固定側型と移動側型を備え、複数の貫通孔を有するスピーカグリルを射出成形によって樹脂成形する射出成形金型であって、前記固定側型と前記移動側型の夫々に金型ピンが設けられており、前記固定側型の金型ピンの長さと前記移動側型の金型ピンの長さは同一であり、前記固定側型の金型ピンの先端押切り面と前記移動側型の金型ピンの先端押切り面
    の大きさは異なっており、前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であり、前記押切り面の形状が略円形の金型ピンは、前記先端押切り面に向かって徐々に細くなっており、型締め時に前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置で、前記固定側型と前記移動側型との間に前記スピーカグリルの厚さに相当する隙間を保持する構造を備えることを特徴とする射出成形金型。
  8. 固定側型と移動側型を備え、複数の貫通孔を有するスピーカグリルを射出成形によって樹脂成形する射出成形金型であって、前記固定側型と前記移動側型の夫々に金型ピンが設けられており、前記固定側型の金型ピンの先端押切り面と前記移動側型の金型ピンの先端押切り面の大きさが異なっており、型締め時に前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの先端押切り面が押し合わせられる位置で、前記固定側型と前記移動側型との間に前記スピーカグリルの厚さに相当する隙間を保持する構造を備えることを特徴とする射出成形金型。
  9. 前記固定側型の金型ピンの長さと前記移動側型の金型ピンの長さが同一であることを特徴とする請求項8に記載の射出成形金型。
  10. 前記固定側型の金型ピンと前記移動側型の金型ピンの何れか一方の先端押切り面の形状が略円形であり、他方の先端押切り面の形状が略矩形であることを特徴とする請求項8乃至9の何れか一つに記載の射出成形金型。
  11. 前記押切り面の形状が略円形の金型ピンは、前記先端押切り面に向かって徐々に細くなっていることを特徴とする請求項8乃至10に記載の射出成形金型。
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