JP2566731B2 - 射出成形方法、射出成形用金型、射出成形装置及び射出成形品 - Google Patents
射出成形方法、射出成形用金型、射出成形装置及び射出成形品Info
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- JP2566731B2 JP2566731B2 JP26912493A JP26912493A JP2566731B2 JP 2566731 B2 JP2566731 B2 JP 2566731B2 JP 26912493 A JP26912493 A JP 26912493A JP 26912493 A JP26912493 A JP 26912493A JP 2566731 B2 JP2566731 B2 JP 2566731B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタなど同一面上
に多数の抜き孔を有する成形品の射出成形方法及び射出
成形装置に関する。
に多数の抜き孔を有する成形品の射出成形方法及び射出
成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機やエアコンなどの電気製品、自動
車、空気及び水処理機器などには各種のフィルタが使用
されている。これらのフィルタは用途によって目が粗い
ものから細かいものまで様々である。このうち目が細か
いフィルタは、射出成形によって樹脂で成形すると網目
が詰まってしまうので、網目を金網や布で形成するのが
普通であった。この場合、網目だけ金網としその周りの
枠部をインサート成形によって樹脂で成形することも可
能である。
車、空気及び水処理機器などには各種のフィルタが使用
されている。これらのフィルタは用途によって目が粗い
ものから細かいものまで様々である。このうち目が細か
いフィルタは、射出成形によって樹脂で成形すると網目
が詰まってしまうので、網目を金網や布で形成するのが
普通であった。この場合、網目だけ金網としその周りの
枠部をインサート成形によって樹脂で成形することも可
能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インサート成
形では金網を別途製造し、これを金型内に配置するなど
手間がかかり高価になるという問題があった。また、布
製のフィルタでは強度が弱い上に、金網のフィルタと同
様に枠部を別途取り付けなければならないという問題が
あった。
形では金網を別途製造し、これを金型内に配置するなど
手間がかかり高価になるという問題があった。また、布
製のフィルタでは強度が弱い上に、金網のフィルタと同
様に枠部を別途取り付けなければならないという問題が
あった。
【0004】これに対して、枠部と網目部を樹脂で一体
成形したフィルタもあるが、上述のように従来の射出成
形方法及び射出成形装置では、網目部を細かくすると目
詰まりしてしまい歩留まりが非常に悪いので、専ら目の
粗いフィルタしか成形できなかった。
成形したフィルタもあるが、上述のように従来の射出成
形方法及び射出成形装置では、網目部を細かくすると目
詰まりしてしまい歩留まりが非常に悪いので、専ら目の
粗いフィルタしか成形できなかった。
【0005】そこで、本発明は上述のような課題を解決
したものであって、細かい網目を有する成形品を歩留ま
りよく成形することが可能な射出成形方法及び射出成形
装置を提案するものである。
したものであって、細かい網目を有する成形品を歩留ま
りよく成形することが可能な射出成形方法及び射出成形
装置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め請求項1に記載の発明においては、同一面上に複数の
抜き孔を有する成形品を射出成形するための射出成形方
法において、抜き孔を形成するための突起を可動側金型
に設け、固定側金型の可動側金型との合わせ面に突起の
外周面を隙間なく挿入することが可能な差込み穴を設
け、成形時にガスが溜まりやすい位置にある差込み穴を
外部と導通するためのガス抜き孔を設け、突起を差込み
穴に挿入して固定側金型と可動側金型を成形品の厚さだ
け離して型締めした後、固定側金型と可動側金型との間
に溶融樹脂を注入して成形品を成形するようにしたこと
を特徴とするものである。
め請求項1に記載の発明においては、同一面上に複数の
抜き孔を有する成形品を射出成形するための射出成形方
法において、抜き孔を形成するための突起を可動側金型
に設け、固定側金型の可動側金型との合わせ面に突起の
外周面を隙間なく挿入することが可能な差込み穴を設
け、成形時にガスが溜まりやすい位置にある差込み穴を
外部と導通するためのガス抜き孔を設け、突起を差込み
穴に挿入して固定側金型と可動側金型を成形品の厚さだ
け離して型締めした後、固定側金型と可動側金型との間
に溶融樹脂を注入して成形品を成形するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明においては、同一面
上に複数の抜き孔を有する成形品を射出成形するための
射出成形用金型において、抜き孔を形成するための突起
を有する可動側金型と、可動側金型との合わせ面に突起
の外周面を隙間なく挿入することが可能な差し込み穴
と、ガスが溜まりやすい位置にある差し込み穴を外部と
導通するためのガス抜き孔を有し、型締め時に可動側金
型との間に成形品の厚さに相当する隙間が保持される固
定側金型とを備えたことを特徴とするものである。
上に複数の抜き孔を有する成形品を射出成形するための
射出成形用金型において、抜き孔を形成するための突起
を有する可動側金型と、可動側金型との合わせ面に突起
の外周面を隙間なく挿入することが可能な差し込み穴
と、ガスが溜まりやすい位置にある差し込み穴を外部と
導通するためのガス抜き孔を有し、型締め時に可動側金
型との間に成形品の厚さに相当する隙間が保持される固
定側金型とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明においては、同一面
上に複数の抜き孔を有する成形品を射出成形するための
射出成形装置において、抜き孔を形成するための突起を
有する可動側金型と、可動側金型との合わせ面に突起の
外周面を隙間なく挿入することが可能な差込み孔と、ガ
スが溜まりやすい位置にある差込み孔を外部と導通する
ためのガス抜き孔を有し、型締め時に可動側金型との間
に成形品の厚さに相当する隙間が保持される固定側金型
と、可動側金型と固定側金型を型締めする型締め手段
と、型締めされた可動側金型と固定側金型との間にある
隙間に溶融樹脂を注入する樹脂射出手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
上に複数の抜き孔を有する成形品を射出成形するための
射出成形装置において、抜き孔を形成するための突起を
有する可動側金型と、可動側金型との合わせ面に突起の
外周面を隙間なく挿入することが可能な差込み孔と、ガ
スが溜まりやすい位置にある差込み孔を外部と導通する
ためのガス抜き孔を有し、型締め時に可動側金型との間
に成形品の厚さに相当する隙間が保持される固定側金型
と、可動側金型と固定側金型を型締めする型締め手段
と、型締めされた可動側金型と固定側金型との間にある
隙間に溶融樹脂を注入する樹脂射出手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明においては、請求項
1に記載された射出成形方法によって成形した射出成形
品であって、同一面上には複数の抜き孔が設けられてい
ることを特徴とする。
1に記載された射出成形方法によって成形した射出成形
品であって、同一面上には複数の抜き孔が設けられてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明においては、請求項
3に記載された射出成形装置によって成形された射出成
型品であって、同一面上には複数の抜き孔が設けられて
いることを特徴とする。
3に記載された射出成形装置によって成形された射出成
型品であって、同一面上には複数の抜き孔が設けられて
いることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、図1に示すようなフィルタ1の枠
部11と網目部12とが、図2に示すような射出成形装
置2を用いて樹脂で一体成形される。射出成形装置2の
可動側金型49と固定側金型28との合わせ面には、図
4に示すようにそれぞれ突起60とその外周面を隙間な
く挿入可能な差込み穴61とが設けられている。
部11と網目部12とが、図2に示すような射出成形装
置2を用いて樹脂で一体成形される。射出成形装置2の
可動側金型49と固定側金型28との合わせ面には、図
4に示すようにそれぞれ突起60とその外周面を隙間な
く挿入可能な差込み穴61とが設けられている。
【0012】成形時には、突起60の外周面が差込み穴
61に隙間なく挿入されると共に、金型28,49との
間に枠部11用の溝58と網目部12用の溝59が設け
られて型締めされる。そして、この隙間に樹脂が注入さ
れて成形品、本例ではフィルタ1が成形される。このと
き内部に溜まったガスはガス抜き孔32から外部に放出
される。突起60及び差込み穴61の大きさ及びピッチ
は例えば0.5mm程度又はそれ以下にすることが可能
であり、これを適宜設定することによって用途に応じた
フィルタ1を一体成形することが可能になる。
61に隙間なく挿入されると共に、金型28,49との
間に枠部11用の溝58と網目部12用の溝59が設け
られて型締めされる。そして、この隙間に樹脂が注入さ
れて成形品、本例ではフィルタ1が成形される。このと
き内部に溜まったガスはガス抜き孔32から外部に放出
される。突起60及び差込み穴61の大きさ及びピッチ
は例えば0.5mm程度又はそれ以下にすることが可能
であり、これを適宜設定することによって用途に応じた
フィルタ1を一体成形することが可能になる。
【0013】
【実施例】続いて、本発明に係わる射出成形方法、射出
成形用金型、射出成形装置及び射出成形品の実施例につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、説明
の都合上本発明による射出成形品を先に説明し、その後
射出成形方法、射出成形用金型及び射出成形装置につい
て説明する。
成形用金型、射出成形装置及び射出成形品の実施例につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、説明
の都合上本発明による射出成形品を先に説明し、その後
射出成形方法、射出成形用金型及び射出成形装置につい
て説明する。
【0014】図1は本発明による射出成形品の一例で、
樹脂で一体成形されたフィルタ1を示す。このフィルタ
1は、リング状の枠部11の片端側に網目部12が設け
られ、その中に多数の丸孔13が設けられている。丸孔
13の直径及びピッチは、例えば0.5mm程度に設定
されるが、それより小さくても成形可能である。網目部
12には補強用のリブ14が十字状に設けられている。
樹脂で一体成形されたフィルタ1を示す。このフィルタ
1は、リング状の枠部11の片端側に網目部12が設け
られ、その中に多数の丸孔13が設けられている。丸孔
13の直径及びピッチは、例えば0.5mm程度に設定
されるが、それより小さくても成形可能である。網目部
12には補強用のリブ14が十字状に設けられている。
【0015】このフィルタ1は、図2に示すような射出
成形装置2で成形される。射出成形装置2は固定部21
と可動部22で構成されており、同図は固定部21と可
動部22の型締め状態を示す。可動部22は図中の左右
方向に移動可能で、固定部21と可動部22は分離面2
3から分離される。固定部21は装置の全体ベース(図
示せず)に固定されており、可動部22との対向面側に
固定側取付板24が配置され、その後面側にロケートリ
ング25が取付けられている。そして、溶融樹脂を注入
するためのノズル26がこのロケートリング25に隙間
なく当てがわれている。ノズル26は、溶融樹脂の射出
装置(図示せず)に接続されている。
成形装置2で成形される。射出成形装置2は固定部21
と可動部22で構成されており、同図は固定部21と可
動部22の型締め状態を示す。可動部22は図中の左右
方向に移動可能で、固定部21と可動部22は分離面2
3から分離される。固定部21は装置の全体ベース(図
示せず)に固定されており、可動部22との対向面側に
固定側取付板24が配置され、その後面側にロケートリ
ング25が取付けられている。そして、溶融樹脂を注入
するためのノズル26がこのロケートリング25に隙間
なく当てがわれている。ノズル26は、溶融樹脂の射出
装置(図示せず)に接続されている。
【0016】固定側取付板24の前面側には固定側型板
27が固定され、更にその前面側には後述するような固
定側金型28が嵌め込まれて固定されている。また、固
定側取付板24の外周側には、複数のガイドブッシュ2
9が取付けられている。固定側取付板24と固定側型板
27には、樹脂の通路30,31が互いに整合するよう
に設けられている。また、固定側型板27と固定側金型
28には、ガスが溜まりやすい位置に複数のガス抜き孔
32,33が互いに整合するように設けられている。ガ
ス抜き孔32,33を通ってきたガスは、固定側型板2
7の横穴34から外部に放出される。
27が固定され、更にその前面側には後述するような固
定側金型28が嵌め込まれて固定されている。また、固
定側取付板24の外周側には、複数のガイドブッシュ2
9が取付けられている。固定側取付板24と固定側型板
27には、樹脂の通路30,31が互いに整合するよう
に設けられている。また、固定側型板27と固定側金型
28には、ガスが溜まりやすい位置に複数のガス抜き孔
32,33が互いに整合するように設けられている。ガ
ス抜き孔32,33を通ってきたガスは、固定側型板2
7の横穴34から外部に放出される。
【0017】固定側型板27の外周面側には、調整板3
5を介して位置規制板36が配置され、これがボルト3
7で固定されている。位置規制板36には適宜な長さの
長孔38が設けられ、ここに可動部22のストリッパプ
レート39に螺入されたボルト40が移動自在に挿入さ
れている。これによって、後述するごとく可動部22が
固定部21から離れたとき、ストリッパプレート39が
位置規制されて可動側金型49から成形品が離型され
る。
5を介して位置規制板36が配置され、これがボルト3
7で固定されている。位置規制板36には適宜な長さの
長孔38が設けられ、ここに可動部22のストリッパプ
レート39に螺入されたボルト40が移動自在に挿入さ
れている。これによって、後述するごとく可動部22が
固定部21から離れたとき、ストリッパプレート39が
位置規制されて可動側金型49から成形品が離型され
る。
【0018】さて、可動部22は水平移動可能な移動装
置41の前面側に可動側取付板42が固定され、その前
面に複数のスペーサブロック43を介して受け板44と
可動側型板45が固定されている。可動側型板45の前
面側には、上述のストリッパプレート39が可動側型板
45と分離可能に取付けられている。ストリッパプレー
ト39の周辺にはガイドブッシュ47が取付けられ、こ
こに受け板44のガイドロッド48が挿入される。これ
によって、ストリッパプレート39が位置決めされる。
ガイドロッド48は、型締め時に固定部21の固定側型
板27に取付けられたガイドブッシュ29に挿入され
る。これで、可動側金型49が位置規制される。また、
可動側型板45には可動側金型49が固定され、その先
端がストリッパプレート39から外部に突出している。
置41の前面側に可動側取付板42が固定され、その前
面に複数のスペーサブロック43を介して受け板44と
可動側型板45が固定されている。可動側型板45の前
面側には、上述のストリッパプレート39が可動側型板
45と分離可能に取付けられている。ストリッパプレー
ト39の周辺にはガイドブッシュ47が取付けられ、こ
こに受け板44のガイドロッド48が挿入される。これ
によって、ストリッパプレート39が位置決めされる。
ガイドロッド48は、型締め時に固定部21の固定側型
板27に取付けられたガイドブッシュ29に挿入され
る。これで、可動側金型49が位置規制される。また、
可動側型板45には可動側金型49が固定され、その先
端がストリッパプレート39から外部に突出している。
【0019】ストリッパプレート39の可動側金型49
との摺動部には、軸受け用のブッシュ50が嵌め込まれ
ており、可動側金型49がストリッパプレート39と滑
らかに摺動するようになっている。ストリッパプレート
39には、固定部21の通路31と整合するように通路
51が設けられている。また、通路31,51から固定
側金型28及び可動側金型49側に樹脂を導くための通
路52が、固定側型板27とストリッパプレート39と
の合わせ面に設けられている。
との摺動部には、軸受け用のブッシュ50が嵌め込まれ
ており、可動側金型49がストリッパプレート39と滑
らかに摺動するようになっている。ストリッパプレート
39には、固定部21の通路31と整合するように通路
51が設けられている。また、通路31,51から固定
側金型28及び可動側金型49側に樹脂を導くための通
路52が、固定側型板27とストリッパプレート39と
の合わせ面に設けられている。
【0020】ストリッパプレート39の前面には、図3
にも示すようにガイド用駒53がボルト54で取付けら
れており、型締め時にはこれが固定側型板27に設けら
れたガイド溝55に挿入される。ガイド用駒53及びガ
イド溝55の当接面は適宜な例えば1度程度の角度αで
傾斜している。これによって、可動側金型49を固定側
金型28に挿入するとき互いに位置ずれを起こすのを防
止でき、金型28,49が損傷するのを防止することが
できる。
にも示すようにガイド用駒53がボルト54で取付けら
れており、型締め時にはこれが固定側型板27に設けら
れたガイド溝55に挿入される。ガイド用駒53及びガ
イド溝55の当接面は適宜な例えば1度程度の角度αで
傾斜している。これによって、可動側金型49を固定側
金型28に挿入するとき互いに位置ずれを起こすのを防
止でき、金型28,49が損傷するのを防止することが
できる。
【0021】図2において、移動装置41内にはエジェ
クタプレート56が水平移動可能に取付けられており、
これに長尺なエジェクタピン57が固定されている。エ
ジェクタピン57の先端はZ字状に形成されており、ス
トリッパプレート39の通路51から樹脂が外部に洩れ
出ないように挿入される。型開き時には成形品、本例で
はフィルタ1のスプルーがエジェクタピン57の先端に
絡み付き、成形品が可動部22側に付着して取り出され
る。
クタプレート56が水平移動可能に取付けられており、
これに長尺なエジェクタピン57が固定されている。エ
ジェクタピン57の先端はZ字状に形成されており、ス
トリッパプレート39の通路51から樹脂が外部に洩れ
出ないように挿入される。型開き時には成形品、本例で
はフィルタ1のスプルーがエジェクタピン57の先端に
絡み付き、成形品が可動部22側に付着して取り出され
る。
【0022】さて、型締め時には図4にも示すように可
動部22が固定部21側に移動して、固定側金型28内
に可動側金型49が挿入される。このときには、金型2
8,49の間に成形品の肉厚分と樹脂の収縮分を合計し
た隙間ができ、通路52を流れてきた溶融樹脂がこの隙
間に注入される。本例では、金型28,49の外周面側
にフィルタ1の枠部11に相当する枠部用隙間58が設
けられ、金型28,49の対向面側に網目部12に相当
する網目部用隙間59が設けられている。
動部22が固定部21側に移動して、固定側金型28内
に可動側金型49が挿入される。このときには、金型2
8,49の間に成形品の肉厚分と樹脂の収縮分を合計し
た隙間ができ、通路52を流れてきた溶融樹脂がこの隙
間に注入される。本例では、金型28,49の外周面側
にフィルタ1の枠部11に相当する枠部用隙間58が設
けられ、金型28,49の対向面側に網目部12に相当
する網目部用隙間59が設けられている。
【0023】本発明では更に可動側金型49と固定側金
型28の合わせ面に、それぞれ多数の突起60と、突起
60の外周面を隙間なく挿入可能な差込み穴61が互い
に整合するように設けられている。突起60は、図5に
示すようにフィルタ1の丸孔13と同様に断面が円形に
なっており、差込み穴61も断面が円形になっている。
そして、型締め時には突起60の外周面に隙間ができな
いように、突起60が差込み穴61に挿入される。した
がって、溶融樹脂注入時に樹脂が差込み穴61に入り込
むことがなく、成形品の網目が目詰まりしたりバリが出
たりしないようになっている。この突起60及び差込み
穴61は、図1に示したフィルタ1の丸孔13の直径及
びピッチに合わせて設けられている。
型28の合わせ面に、それぞれ多数の突起60と、突起
60の外周面を隙間なく挿入可能な差込み穴61が互い
に整合するように設けられている。突起60は、図5に
示すようにフィルタ1の丸孔13と同様に断面が円形に
なっており、差込み穴61も断面が円形になっている。
そして、型締め時には突起60の外周面に隙間ができな
いように、突起60が差込み穴61に挿入される。した
がって、溶融樹脂注入時に樹脂が差込み穴61に入り込
むことがなく、成形品の網目が目詰まりしたりバリが出
たりしないようになっている。この突起60及び差込み
穴61は、図1に示したフィルタ1の丸孔13の直径及
びピッチに合わせて設けられている。
【0024】また、突起60及び差込み穴61の摺動面
は、上述のガイド用駒53の摺動面の傾斜角αより大き
な例えば3度程度の傾斜角βが設けられている。したが
って、型締め時には突起60及び差込み穴61が当接す
る前にガイド用駒53とガイド溝55が当接するので、
突起60及び差込み穴61が損傷するのを防止すること
ができる。
は、上述のガイド用駒53の摺動面の傾斜角αより大き
な例えば3度程度の傾斜角βが設けられている。したが
って、型締め時には突起60及び差込み穴61が当接す
る前にガイド用駒53とガイド溝55が当接するので、
突起60及び差込み穴61が損傷するのを防止すること
ができる。
【0025】可動側金型49には、図5にも示すように
フィルタ1のリブ14に相当するリブ用溝62が十字状
に設けられている。また、固定側金型28には図4に示
すように上述のガス抜き孔32と、このガス抜き孔32
と差込み孔61とを連結する連結孔63が設けられてい
る。
フィルタ1のリブ14に相当するリブ用溝62が十字状
に設けられている。また、固定側金型28には図4に示
すように上述のガス抜き孔32と、このガス抜き孔32
と差込み孔61とを連結する連結孔63が設けられてい
る。
【0026】可動側金型49は、例えば放電加工によっ
て形成される。放電加工は、図6に示すように放電マス
ター70を可動側金型49の素材71に近付けて、両者
に生じた放電で素材71を加工することによって行なわ
れる。放電マスター70には、突起60に対応する丸溝
72とリブ用溝62に対応する突起73とが設けられて
いる。丸溝72はエンドミル等で形成することができ
る。なお、放電マスター70はNC(数値制御)加工機
で形成することによって、手間を省くことが可能にな
る。
て形成される。放電加工は、図6に示すように放電マス
ター70を可動側金型49の素材71に近付けて、両者
に生じた放電で素材71を加工することによって行なわ
れる。放電マスター70には、突起60に対応する丸溝
72とリブ用溝62に対応する突起73とが設けられて
いる。丸溝72はエンドミル等で形成することができ
る。なお、放電マスター70はNC(数値制御)加工機
で形成することによって、手間を省くことが可能にな
る。
【0027】この射出成形装置2で成形する場合は、図
2のように可動部22が固定部21に型締めされた後、
ノズル26から射出された溶融樹脂が固定側金型28と
可動側金型49との隙間58,59内に注入される。そ
して、溶融樹脂が冷却されて硬化した後、図7に示すよ
うに可動部22が固定部21から離され、固定側金型2
8から可動部側金型49が抜き出される。このとき、上
述のようにエジェクタピン57に成形品、本例ではフィ
ルタ1のスプルー15が絡み付いてフィルタ1が可動部
22側に付着して固定側金型28から引き出される。
2のように可動部22が固定部21に型締めされた後、
ノズル26から射出された溶融樹脂が固定側金型28と
可動側金型49との隙間58,59内に注入される。そ
して、溶融樹脂が冷却されて硬化した後、図7に示すよ
うに可動部22が固定部21から離され、固定側金型2
8から可動部側金型49が抜き出される。このとき、上
述のようにエジェクタピン57に成形品、本例ではフィ
ルタ1のスプルー15が絡み付いてフィルタ1が可動部
22側に付着して固定側金型28から引き出される。
【0028】そして、可動部22が固定部21から寸法
L1だけ離れた位置で、ストリッパプレート39のボル
ト40が位置規制板36の長穴38の端部に当接して、
ストリッパプレート39が停止する。この状態でフィル
タ1のスプルー15が固定部21から完全に抜き出され
る。
L1だけ離れた位置で、ストリッパプレート39のボル
ト40が位置規制板36の長穴38の端部に当接して、
ストリッパプレート39が停止する。この状態でフィル
タ1のスプルー15が固定部21から完全に抜き出され
る。
【0029】この後、図8に示すように更に可動部22
が図中の右側に寸法L2だけ移動する。このときは、ス
トリッパプレート39が停止しているので、ストリッパ
プレート39のブッシュ50から可動側金型49が抜け
出ると共に、ストリッパプレート39の通路51からエ
ジェクタピン57が抜け出る。
が図中の右側に寸法L2だけ移動する。このときは、ス
トリッパプレート39が停止しているので、ストリッパ
プレート39のブッシュ50から可動側金型49が抜け
出ると共に、ストリッパプレート39の通路51からエ
ジェクタピン57が抜け出る。
【0030】次に、図9に示すようにエジェクタプレー
ト56が図中の左側に移動し、エジェクタピン57がス
トリッパプレート39の通路51に挿入される。これに
よって、フィルタ1及びスプルー15がストリッパプレ
ート39から押し出されて離型される。この後、フィル
ター1からスプルー15が切り離されて成形が終了す
る。
ト56が図中の左側に移動し、エジェクタピン57がス
トリッパプレート39の通路51に挿入される。これに
よって、フィルタ1及びスプルー15がストリッパプレ
ート39から押し出されて離型される。この後、フィル
ター1からスプルー15が切り離されて成形が終了す
る。
【0031】上述の実施例では、フィルタ1の網目部1
2に丸孔13が設けられている場合について説明した
が、図10に示すように網目部12に角孔16を設ける
ことも可能である。本例では、角孔16の一辺及びピッ
チは例えば0.5mm程度に設定されているが、これよ
り小さくても成形可能である。また、枠部11も矩形に
することが可能である。このように網目部12に角孔1
6を設ける場合は、図11に示すように可動側金型49
に角型の突起64を設け、固定側金型28に突起64を
隙間なく挿入することが可能な差込み孔61を設ければ
よい。
2に丸孔13が設けられている場合について説明した
が、図10に示すように網目部12に角孔16を設ける
ことも可能である。本例では、角孔16の一辺及びピッ
チは例えば0.5mm程度に設定されているが、これよ
り小さくても成形可能である。また、枠部11も矩形に
することが可能である。このように網目部12に角孔1
6を設ける場合は、図11に示すように可動側金型49
に角型の突起64を設け、固定側金型28に突起64を
隙間なく挿入することが可能な差込み孔61を設ければ
よい。
【0032】この場合の可動側金型49は、図12に示
すように放電マスター70に例えばNCミーリング加工
機によって碁盤の目状の溝72を設け、この放電マスタ
ー70で素材に放電加工することによって形成すること
ができる。また、固定側金型28の差込み穴61は放電
マスター70と同様にして形成することができる。
すように放電マスター70に例えばNCミーリング加工
機によって碁盤の目状の溝72を設け、この放電マスタ
ー70で素材に放電加工することによって形成すること
ができる。また、固定側金型28の差込み穴61は放電
マスター70と同様にして形成することができる。
【0033】なお、上述の実施例では、フィルタ1の網
目部12に同一大きさの丸孔13又は角孔16を設けた
場合について説明したが、図13に示すように例えば枠
部12から中心部にかけて丸孔13の直径が大きくなる
ようにしたり、それ以外にも各種のパターンの丸孔13
又は角孔16などを設けることが可能である。このよう
に枠部11と網目部12が一体成形されしかも目の細か
いフィルタ1は、図14に示すような各種の用途に有効
に使用することが可能である。そして、適用する機器に
応じて網目部の丸孔13又は角孔16の大きさ及びピッ
チを適宜変更することによって、その機器の機能を有効
に活用することが可能になる。
目部12に同一大きさの丸孔13又は角孔16を設けた
場合について説明したが、図13に示すように例えば枠
部12から中心部にかけて丸孔13の直径が大きくなる
ようにしたり、それ以外にも各種のパターンの丸孔13
又は角孔16などを設けることが可能である。このよう
に枠部11と網目部12が一体成形されしかも目の細か
いフィルタ1は、図14に示すような各種の用途に有効
に使用することが可能である。そして、適用する機器に
応じて網目部の丸孔13又は角孔16の大きさ及びピッ
チを適宜変更することによって、その機器の機能を有効
に活用することが可能になる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、可動側金
型に成形品の抜き孔に相当する複数の突起を設けると共
に、固定側金型に突起の外周面を隙間なく挿入可能な差
込み穴とガス抜き孔を設け、突起を差込み穴に挿入して
両方の金型を成形品の厚さだけ離して型締めし、その隙
間に溶融樹脂を注入するようにしたものである。
型に成形品の抜き孔に相当する複数の突起を設けると共
に、固定側金型に突起の外周面を隙間なく挿入可能な差
込み穴とガス抜き孔を設け、突起を差込み穴に挿入して
両方の金型を成形品の厚さだけ離して型締めし、その隙
間に溶融樹脂を注入するようにしたものである。
【0035】したがって、本発明によれば、例えばフィ
ルタの網目部の目を非常に細かくしても目詰まりするこ
とがないので、フィルタの歩留まりを上げることが可能
になり、これによってコストダウンが可能になる。ま
た、ガスが溜まりやすい位置にガス抜き孔があるので、
ガスを抜くための真空吸引装置などを使用する必要がな
いので、装置が簡単になる。その上、網目部の目の大き
さ及びピッチを適宜変えることによって、用途を広げる
ことが可能になるなどの効果がある。さらに、この発明
に係る射出成型品であるフィルタは、その網目を細かく
しても目詰まりを起こすことがないので、非常に細かな
網目を有するフィルタを提供できる。そのため、この発
明は洗濯機やエアコンなどの電気製品、自動車、空気清
浄器、水処理機器などのように、網目の粗いものから非
常に細かな網目までを用意する必要のある濾過用フィル
タに適用して極めて好適である。
ルタの網目部の目を非常に細かくしても目詰まりするこ
とがないので、フィルタの歩留まりを上げることが可能
になり、これによってコストダウンが可能になる。ま
た、ガスが溜まりやすい位置にガス抜き孔があるので、
ガスを抜くための真空吸引装置などを使用する必要がな
いので、装置が簡単になる。その上、網目部の目の大き
さ及びピッチを適宜変えることによって、用途を広げる
ことが可能になるなどの効果がある。さらに、この発明
に係る射出成型品であるフィルタは、その網目を細かく
しても目詰まりを起こすことがないので、非常に細かな
網目を有するフィルタを提供できる。そのため、この発
明は洗濯機やエアコンなどの電気製品、自動車、空気清
浄器、水処理機器などのように、網目の粗いものから非
常に細かな網目までを用意する必要のある濾過用フィル
タに適用して極めて好適である。
【図1】本発明に係わる射出成形品の斜視図である。
【図2】本発明に係わる射出成形装置2の構成図であ
る。
る。
【図3】ガイド用駒53及びガイド溝55の断面図であ
る。
る。
【図4】金型28,49の合わせ面の断面図である。
【図5】可動側金型49の突起60及びリブ用溝62の
斜視図である。
斜視図である。
【図6】可動側金型49の形成方法を説明する図であ
る。
る。
【図7】射出成形装置2の成形手順(1/3)を説明す
る図である。
る図である。
【図8】射出成形装置2の成形手順(2/3)を説明す
る図である。
る図である。
【図9】射出成形装置2の成形手順(3/3)を説明す
る図である。
る図である。
【図10】フィルタ1の別の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】可動側金型49の別の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図12】図11の可動側金型49に対する放電マスタ
ー70の形成方法を説明する図である。
ー70の形成方法を説明する図である。
【図13】丸孔13のパターン例を説明する図である。
【図14】フィルタ1の用途例を説明する図である。
1 フィルタ 2 射出成形装置 11 枠部 12 網目部 13 丸孔 16 角孔 21 固定部 22 可動部 28 固定側金型 32 ガス抜き孔 34 横孔 49 可動側金型 60,64 突起 61 差込み穴
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−320581(JP,A) 特開 平5−169569(JP,A) 特開 平4−246509(JP,A) 実開 昭56−14010(JP,U) 実開 平1−106220(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】 同一面上に複数の抜き孔を有する成形品
を射出成形するための射出成形方法において、 上記抜き孔を形成するための突起を可動側金型に設け、 固定側金型の上記可動側金型との合わせ面に上記突起の
外周面を隙間なく挿入することが可能な差込み穴を設
け、 成形時にガスが溜まりやすい位置にある上記差込み穴を
外部と導通するためのガス抜き孔を設け、 上記突起を上記差込み穴に挿入して上記固定側金型と上
記可動側金型を上記成形品の厚さだけ離して型締めした
後、上記固定側金型と上記可動側金型との間に溶融樹脂
を注入して上記成形品を成形するようにしたことを特徴
とする射出成形方法。 - 【請求項2】 同一面上に複数の抜き孔を有する成形品
を射出成形するための射出成形用金型において、 上記抜き孔を形成するための突起を有する可動側金型
と、 上記可動側金型との合わせ面に上記突起の外周面を隙間
なく挿入することが可能な差し込み穴と、ガスが溜まり
やすい位置にある上記差し込み穴を外部と導通するため
のガス抜き孔を有し、型締め時に上記可動側金型との間
に上記成形品の厚さに相当する隙間が保持される固定側
金型とを備えたことを特徴とする射出成形用金型。 - 【請求項3】 同一面上に複数の抜き孔を有する成形品
を射出成形するための射出成形装置において、 上記抜き孔を形成するための突起を有する可動側金型
と、 上記可動側金型との合わせ面に上記突起の外周面を隙間
なく挿入することが可能な差込み孔と、ガスが溜まりや
すい位置にある上記差込み孔を外部と導通するためのガ
ス抜き孔を有し、型締め時に上記可動側金型との間に上
記成形品の厚さに相当する隙間が保持される固定側金型
と、 上記可動側金型と上記固定側金型を型締めする型締め手
段と、 型締めされた上記可動側金型と上記固定側金型との間に
ある上記隙間に溶融樹脂を注入する樹脂射出手段とを備
えたことを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項4】請求項1に記載された射出成形方法によっ
て成形した射出成形品であって、同一面上には複数の抜
き孔が設けられていることを特徴とする射出成形品。 - 【請求項5】請求項3に記載された射出成形装置によっ
て成形された射出成型品であって、同一面上には複数の
抜き孔が設けられていることを特徴とする射出成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26912493A JP2566731B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 射出成形方法、射出成形用金型、射出成形装置及び射出成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26912493A JP2566731B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 射出成形方法、射出成形用金型、射出成形装置及び射出成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07117083A JPH07117083A (ja) | 1995-05-09 |
JP2566731B2 true JP2566731B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=17468025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26912493A Expired - Fee Related JP2566731B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 射出成形方法、射出成形用金型、射出成形装置及び射出成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566731B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3106190U (ja) | 2004-06-25 | 2004-12-16 | 船井電機株式会社 | スピーカグリル、射出成形金型、及びテレビジョン受信機 |
JP4634106B2 (ja) * | 2004-09-14 | 2011-02-16 | リコープリンティングシステムズ株式会社 | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
JP2007050627A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Karuman Kogyosho:Kk | 射出成形用型構造 |
JP4920765B2 (ja) * | 2010-05-21 | 2012-04-18 | 株式会社朝日工業社 | ガラス基板温調用ノズル構造 |
JP5877090B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2016-03-02 | 共和ゴム株式会社 | メッシュ製造方法、メッシュ製造装置 |
TWI614113B (zh) * | 2014-09-30 | 2018-02-11 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | 射出成型用模具與濾網成型品 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP26912493A patent/JP2566731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07117083A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |