JP3139364B2 - キャビネット - Google Patents
キャビネットInfo
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- JP3139364B2 JP3139364B2 JP08030282A JP3028296A JP3139364B2 JP 3139364 B2 JP3139364 B2 JP 3139364B2 JP 08030282 A JP08030282 A JP 08030282A JP 3028296 A JP3028296 A JP 3028296A JP 3139364 B2 JP3139364 B2 JP 3139364B2
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/02—Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/02—Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
- H04R1/023—Screens for loudspeakers
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
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- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受信
機、またはデスクトップ型パソコン等のディスプレイ、
またはオーディオ機器などを構成するキャビネットのス
ピーカ用放音孔（スピーカグリル）に関する。
機、またはデスクトップ型パソコン等のディスプレイ、
またはオーディオ機器などを構成するキャビネットのス
ピーカ用放音孔（スピーカグリル）に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スピーカ用放音孔（スピーカグリ
ル）は図３、図４に示す如く、スピーカ２の前面に位置
する空気を機器の外（キャビネット５１の外）に放出す
ることを目的として複数個の貫通穴１１が設けられてい
る。さらに、機器のデザイン上、前記貫通穴１１の周囲
に非貫通穴のダミー穴３１を複数個設けている。その場
合、図４に拡大して示す如く、ダミー穴３１の底面形状
（先端形状）３３は平坦な形状をなしている。上記構成
のスピーカグリル形状がＵ．Ｓ Ｐａｔｅｎｔ４，９１
９，２２７号公報に提案されている。
ル）は図３、図４に示す如く、スピーカ２の前面に位置
する空気を機器の外（キャビネット５１の外）に放出す
ることを目的として複数個の貫通穴１１が設けられてい
る。さらに、機器のデザイン上、前記貫通穴１１の周囲
に非貫通穴のダミー穴３１を複数個設けている。その場
合、図４に拡大して示す如く、ダミー穴３１の底面形状
（先端形状）３３は平坦な形状をなしている。上記構成
のスピーカグリル形状がＵ．Ｓ Ｐａｔｅｎｔ４，９１
９，２２７号公報に提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記スピーカグリルの
構成においては、デザイン的に優れ、かつ不自然さを感
じさせない様、貫通穴１１とダミー穴（非貫通穴３１）
との区別がつきにくいことが要求される。しかし、上記
従来の構成においては貫通穴１１とダミー穴（非貫通穴
３１）との差異が比較的明瞭となる。その理由を図４を
用いて説明する。すなわち、外光３がキャビネットの前
面５１Ａ側（視聴者側）より貫通穴１１に進入した場
合、外光３は穴内を通過し貫通穴１１は黒っぽく見え
る。これに対し、ダミー穴（非貫通穴３１）に入射した
外光３は穴先端の平坦な底面３３で反射し、視聴者にキ
ャビネット自体の色調が見えてしまう。前記反射光を少
なくするには非貫通穴３１の深さ寸法３２を大きくすれ
ばよい。
構成においては、デザイン的に優れ、かつ不自然さを感
じさせない様、貫通穴１１とダミー穴（非貫通穴３１）
との区別がつきにくいことが要求される。しかし、上記
従来の構成においては貫通穴１１とダミー穴（非貫通穴
３１）との差異が比較的明瞭となる。その理由を図４を
用いて説明する。すなわち、外光３がキャビネットの前
面５１Ａ側（視聴者側）より貫通穴１１に進入した場
合、外光３は穴内を通過し貫通穴１１は黒っぽく見え
る。これに対し、ダミー穴（非貫通穴３１）に入射した
外光３は穴先端の平坦な底面３３で反射し、視聴者にキ
ャビネット自体の色調が見えてしまう。前記反射光を少
なくするには非貫通穴３１の深さ寸法３２を大きくすれ
ばよい。
【０００４】しかし、一般的に、テレビジョン受信機な
どを構成するキャビネットは樹脂成形の等の手段で構成
される。さらに、放音孔の内径寸法はデザイン面あるい
はスピーカの保護などの理由から、丸穴径で３ｍｍ以下
の小さい穴が多い。従って、小径の深穴加工を樹脂成形
する場合、金型は細くて長いピンを要する。その結果、
前記金型ピンの強度が低下し折損しやすくなる。また、
成形時にも樹脂が収縮してピンにくらいつき、樹脂とピ
ンとの離形が悪くなって成形不良の原因となる。従っ
て、前記金型ピンをむやみに深くできないという課題を
有していた。
どを構成するキャビネットは樹脂成形の等の手段で構成
される。さらに、放音孔の内径寸法はデザイン面あるい
はスピーカの保護などの理由から、丸穴径で３ｍｍ以下
の小さい穴が多い。従って、小径の深穴加工を樹脂成形
する場合、金型は細くて長いピンを要する。その結果、
前記金型ピンの強度が低下し折損しやすくなる。また、
成形時にも樹脂が収縮してピンにくらいつき、樹脂とピ
ンとの離形が悪くなって成形不良の原因となる。従っ
て、前記金型ピンをむやみに深くできないという課題を
有していた。
【０００５】本発明は外観上、貫通穴（放音孔）とダミ
ー穴（有底の非貫通穴）との区別をつけにくくするとと
もに、樹脂成形の困難さを解消することを目的とする。
ー穴（有底の非貫通穴）との区別をつけにくくするとと
もに、樹脂成形の困難さを解消することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ダミー穴内に入ってきた直進光が真直ぐに
反射されず、乱反射を起こす底面形状としている。即
ち、ダミー穴の先端に位置する底面形状をフラットにせ
ず、乱反射を起こす凹状、または凸状、または凹凸状の
内いずれか一つの形状に構成したものである。具体的に
は、錐形凹状、または半球形凹状、または台形凹状、ま
たはそれらの組合せ形状、または傾斜面、または球面や
錐面などを備えた凸状、または凹凸状の内いずれか一つ
の形状に構成したものである。これにより、細くて長い
金型ピンを不要にし、安定かつサイクルの短い成形を可
能にする。また、外観上も貫通穴とダミー穴との区別を
困難にでき、デザイン的に優れる。勿論、デザインの自
由度も向上する。
に本発明は、ダミー穴内に入ってきた直進光が真直ぐに
反射されず、乱反射を起こす底面形状としている。即
ち、ダミー穴の先端に位置する底面形状をフラットにせ
ず、乱反射を起こす凹状、または凸状、または凹凸状の
内いずれか一つの形状に構成したものである。具体的に
は、錐形凹状、または半球形凹状、または台形凹状、ま
たはそれらの組合せ形状、または傾斜面、または球面や
錐面などを備えた凸状、または凹凸状の内いずれか一つ
の形状に構成したものである。これにより、細くて長い
金型ピンを不要にし、安定かつサイクルの短い成形を可
能にする。また、外観上も貫通穴とダミー穴との区別を
困難にでき、デザイン的に優れる。勿論、デザインの自
由度も向上する。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、スピーカ用放音孔を形成する貫通穴の近傍に有底の
ダミー穴を複数個配設し、前記ダミー穴の底面形状を直
進光が乱反射を起こす円錐形凹状、または角錐形凹状の
内いずれか一方としたことを特徴とするキャビネットと
したもので、ダミー穴の内壁に平行して真直ぐに入って
きた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との光の反射
による見え方の差を少なくするという作用を有する。
は、スピーカ用放音孔を形成する貫通穴の近傍に有底の
ダミー穴を複数個配設し、前記ダミー穴の底面形状を直
進光が乱反射を起こす円錐形凹状、または角錐形凹状の
内いずれか一方としたことを特徴とするキャビネットと
したもので、ダミー穴の内壁に平行して真直ぐに入って
きた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との光の反射
による見え方の差を少なくするという作用を有する。
【０００８】請求項２に記載の発明は、有底のダミー穴
形状寸法を、直径寸法が３ｍｍ以下の丸穴または一辺が
３ｍｍ以下の多角形穴の内いずれか一方とし、穴の深さ
寸法が０．５ｍｍ以上としたことを特徴とする請求項１
に記載のキャビネットとしたもので、ダミー穴に真直ぐ
に入ってきた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との
光の反射による見え方の差を少なくするという作用を有
する。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
形状寸法を、直径寸法が３ｍｍ以下の丸穴または一辺が
３ｍｍ以下の多角形穴の内いずれか一方とし、穴の深さ
寸法が０．５ｍｍ以上としたことを特徴とする請求項１
に記載のキャビネットとしたもので、ダミー穴に真直ぐ
に入ってきた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との
光の反射による見え方の差を少なくするという作用を有
する。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
【０００９】請求項３に記載の発明は、錐形状の頂角を
１５０゜以下としたことを特徴とする請求項２に記載の
キャビネットとしたもので、貫通穴とダミー穴との光の
反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
１５０゜以下としたことを特徴とする請求項２に記載の
キャビネットとしたもので、貫通穴とダミー穴との光の
反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
【００１０】請求項４に記載の発明は、スピーカ用放音
孔を形成する貫通穴と、有底のダミー穴とを前面に配設
したことを特徴とする請求項２に記載のキャビネットと
したもので、視聴者を画面に集中させデザイン的に優れ
たキャビネットを提供する。
孔を形成する貫通穴と、有底のダミー穴とを前面に配設
したことを特徴とする請求項２に記載のキャビネットと
したもので、視聴者を画面に集中させデザイン的に優れ
たキャビネットを提供する。
【００１１】請求項５に記載の発明は、スピーカ用放音
孔を形成する貫通穴の近傍に有底のダミー穴を複数個配
設し、前記ダミー穴の底面形状を角錐台凹状、または半
球形凸状、または円錐形凹状と半球形凹状の組合せの内
少なくとも一つの形状としたことを特徴とするキャビネ
ットとしたもので、ダミー穴の内壁に平行して真直ぐに
入ってきた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との光
の反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。
孔を形成する貫通穴の近傍に有底のダミー穴を複数個配
設し、前記ダミー穴の底面形状を角錐台凹状、または半
球形凸状、または円錐形凹状と半球形凹状の組合せの内
少なくとも一つの形状としたことを特徴とするキャビネ
ットとしたもので、ダミー穴の内壁に平行して真直ぐに
入ってきた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との光
の反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。
【００１２】請求項６に記載の発明は、有底のダミー穴
形状寸法を、径寸法が３ｍｍ以下の丸穴または一辺が３
ｍｍ以下の多角形穴の内いずれか一方とし、穴の深さ寸
法が０．５ｍｍ以上としたことを特徴とする請求項４に
記載のキャビネットとしたもので、ダミー穴に真直ぐに
入ってきた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との光
の反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
形状寸法を、径寸法が３ｍｍ以下の丸穴または一辺が３
ｍｍ以下の多角形穴の内いずれか一方とし、穴の深さ寸
法が０．５ｍｍ以上としたことを特徴とする請求項４に
記載のキャビネットとしたもので、ダミー穴に真直ぐに
入ってきた外光が乱反射され、貫通穴とダミー穴との光
の反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
【００１３】請求項７に記載の発明は、スピーカ用放音
孔を形成する貫通穴の近傍に有底のダミー穴を複数個配
設し、前記ダミー穴の底面形状を傾斜面としたことを特
徴とするキャビネットとしたもので、ダミー穴の内壁に
平行して真直ぐに入ってきた外光が真直ぐに反射されず
乱反射され、貫通穴とダミー穴との光の反射による見え
方の差を少なくするという作用を有する。
孔を形成する貫通穴の近傍に有底のダミー穴を複数個配
設し、前記ダミー穴の底面形状を傾斜面としたことを特
徴とするキャビネットとしたもので、ダミー穴の内壁に
平行して真直ぐに入ってきた外光が真直ぐに反射されず
乱反射され、貫通穴とダミー穴との光の反射による見え
方の差を少なくするという作用を有する。
【００１４】請求項８に記載の発明は、傾斜面の傾き角
を１５゜以上としたことを特徴とする請求項７に記載の
キャビネットとしたもので、貫通穴とダミー穴との光の
反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
を１５゜以上としたことを特徴とする請求項７に記載の
キャビネットとしたもので、貫通穴とダミー穴との光の
反射による見え方の差を少なくするという作用を有す
る。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止す
る。
【００１５】請求項９に記載の発明は、有底のダミー穴
形状寸法を、径寸法が３ｍｍ以下の丸穴または一辺が３
ｍｍ以下の多角形穴の内いずれか一方とし、穴の深さ寸
法が０．５ｍｍ以上としたことを特徴とする請求項８に
記載のキャビネットとしたもので、貫通穴とダミー穴と
の光の反射による見え方の差を少なくするという作用を
有する。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止
する。以下、本発明の実施の形態について図１から図２
を用いて説明する。
形状寸法を、径寸法が３ｍｍ以下の丸穴または一辺が３
ｍｍ以下の多角形穴の内いずれか一方とし、穴の深さ寸
法が０．５ｍｍ以上としたことを特徴とする請求項８に
記載のキャビネットとしたもので、貫通穴とダミー穴と
の光の反射による見え方の差を少なくするという作用を
有する。また、放音孔を形成する金型ピンの折損を防止
する。以下、本発明の実施の形態について図１から図２
を用いて説明する。
【００１６】（実施の形態） 図１は本発明の一実施の形態における電子機器たとえば
テレビジョン受信機の正面図、図２は図１を切断線Ｓ〜
Ｓで切断したキャビネットの要部断面図を示す。図２
（Ａ），（Ｂ），（Ｃ），（Ｄ），（Ｅ），（Ｆ），
（Ｇ）はダミー穴の底面形状をそれぞれ７種類表わすも
ので、図２（Ａ）は先端の底面が錐形凹状、図２（Ｂ）
は先端の底面が半球形凹状、図２（Ｃ）は錐形状と半球
形状を組合せた凹形状、図２（Ｄ）は角錐台をなす凹形
状、図２（Ｅ）は傾斜角度θが１５度以上の傾斜底面、
図２（Ｆ）は球面をした凸形状、図２（Ｇ）は角錐をマ
トリクス状に整列させた凹凸形状である。
テレビジョン受信機の正面図、図２は図１を切断線Ｓ〜
Ｓで切断したキャビネットの要部断面図を示す。図２
（Ａ），（Ｂ），（Ｃ），（Ｄ），（Ｅ），（Ｆ），
（Ｇ）はダミー穴の底面形状をそれぞれ７種類表わすも
ので、図２（Ａ）は先端の底面が錐形凹状、図２（Ｂ）
は先端の底面が半球形凹状、図２（Ｃ）は錐形状と半球
形状を組合せた凹形状、図２（Ｄ）は角錐台をなす凹形
状、図２（Ｅ）は傾斜角度θが１５度以上の傾斜底面、
図２（Ｆ）は球面をした凸形状、図２（Ｇ）は角錐をマ
トリクス状に整列させた凹凸形状である。
【００１７】ダミー穴の内壁と平行に真直ぐに入ってき
た外光（直進光）の挙動を図２（Ａ）の錐形凹状を例に
説明する。すなわち、図２（Ａ）の左側に示すよう、ダ
ミー穴（非貫通穴２１）に真直ぐに入ってきた外光３は
先端の錐面２３に当たると錐形状の頂角Ｃによって決ま
る角度で反射した後、ダミー穴の深さ方向の内壁面２２
で乱反射をおこし、最終的に穴の外に出てくる反射光が
分散され弱まる。その結果、外観上はダミー穴の奥が黒
っぽく見え、貫通穴１１（図１）との外観差が少なくな
る。
た外光（直進光）の挙動を図２（Ａ）の錐形凹状を例に
説明する。すなわち、図２（Ａ）の左側に示すよう、ダ
ミー穴（非貫通穴２１）に真直ぐに入ってきた外光３は
先端の錐面２３に当たると錐形状の頂角Ｃによって決ま
る角度で反射した後、ダミー穴の深さ方向の内壁面２２
で乱反射をおこし、最終的に穴の外に出てくる反射光が
分散され弱まる。その結果、外観上はダミー穴の奥が黒
っぽく見え、貫通穴１１（図１）との外観差が少なくな
る。
【００１８】本発明の実施の形態における非貫通のダミ
ー穴寸法は、たとえば図２（Ａ）で表わす例の場合、穴
径ａは３ｍｍ以下、深さｂは０．５ｍｍ以上、錐形状の
頂角ｃは１５０゜以下としている。符号５０Ａはキャビ
ネットの前面（視聴者側）を示す。穴径ａが大きい場合
は金型としてのピン径が太くなるため深さｂも深くでき
る。また、頂角ｃが１５０゜より大きい場合は平面に近
づくため乱反射が少なくなる。
ー穴寸法は、たとえば図２（Ａ）で表わす例の場合、穴
径ａは３ｍｍ以下、深さｂは０．５ｍｍ以上、錐形状の
頂角ｃは１５０゜以下としている。符号５０Ａはキャビ
ネットの前面（視聴者側）を示す。穴径ａが大きい場合
は金型としてのピン径が太くなるため深さｂも深くでき
る。また、頂角ｃが１５０゜より大きい場合は平面に近
づくため乱反射が少なくなる。
【００１９】なお、上記説明では、ダミー穴先端形状を
図２（Ａ）の錐形状で説明したが、別段他の形状として
よいことは言うまでもない。例えば、図２（Ｂ）に示す
半球形状、図２（Ｃ）に示す錐形状と半球形状の組合せ
形状、など乱反射を起こさせる任意の形状としてよい。
符号２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃ，２１Ｄ，２１Ｅ２１，Ｆ
は非貫通穴を、５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０
Ｆ，５０Ｇはキャビネットの前面（視聴者側）を示す。
図２（Ａ）の錐形状で説明したが、別段他の形状として
よいことは言うまでもない。例えば、図２（Ｂ）に示す
半球形状、図２（Ｃ）に示す錐形状と半球形状の組合せ
形状、など乱反射を起こさせる任意の形状としてよい。
符号２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃ，２１Ｄ，２１Ｅ２１，Ｆ
は非貫通穴を、５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０
Ｆ，５０Ｇはキャビネットの前面（視聴者側）を示す。
【００２０】なお、ダミー穴の底面形状は凹状または凸
状または凹凸状または傾斜面など、直進光が乱反射を起
こす任意の形状としてよいことは言うまでもない。ま
た、ダミー穴の形状についても円形の他に、三角形また
は矩形などの多角形、楕円形、長円など任意に実施して
よいことも同様である。
状または凹凸状または傾斜面など、直進光が乱反射を起
こす任意の形状としてよいことは言うまでもない。ま
た、ダミー穴の形状についても円形の他に、三角形また
は矩形などの多角形、楕円形、長円など任意に実施して
よいことも同様である。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、穴径が３
ｍｍ以下の小さなダミー穴径のものでも、金型のピン径
を深くすることなく、貫通穴とダミー穴との外観差を少
なくすることができ、デザイン性に富んだスピーカ用放
音孔が得られる。
ｍｍ以下の小さなダミー穴径のものでも、金型のピン径
を深くすることなく、貫通穴とダミー穴との外観差を少
なくすることができ、デザイン性に富んだスピーカ用放
音孔が得られる。
【図１】本発明の一実施の形態におけるテレビジョン受
信機の正面図
信機の正面図
【図２】（Ａ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビ
ネットの要部断面図 （Ｂ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｃ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｄ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｅ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｆ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｇ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図
ネットの要部断面図 （Ｂ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｃ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｄ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｅ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｆ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図 （Ｇ） 図１を切断線Ｓ〜Ｓで切断したキャビネットの
要部断面図
【図３】従来のダミー穴形状を示すキャビネットの要部
断面図
断面図
【図４】図３の要部拡大断面図
３ 外光 ５ ブラウン管面 １１ 貫通穴 ２１，２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃ，２１Ｄ，２１Ｅ，２１
Ｆ 非貫通穴 ２２ 内壁面 ２３ 錐面 ２４ 傾斜面 ２５ 凸面 ２６ 凹凸面 ５０ キャビネット ５０Ａ，５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０Ｆ，５
０Ｇ キャビネットの前面（視聴者側） １００ テレビジョン受信機 ａ 穴径 ｂ 深さ ｃ 頂角
Ｆ 非貫通穴 ２２ 内壁面 ２３ 錐面 ２４ 傾斜面 ２５ 凸面 ２６ 凹凸面 ５０ キャビネット ５０Ａ，５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０Ｆ，５
０Ｇ キャビネットの前面（視聴者側） １００ テレビジョン受信機 ａ 穴径 ｂ 深さ ｃ 頂角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−166584（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−176891（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04R 1/02 H04N 5/64
Claims (9)
- 【請求項１】 スピーカ用放音孔を形成する貫通穴の近
傍に，所定深さの真っ直ぐな穴部と該真っ直ぐな穴部の
一端側を閉塞する底部とからなる有底のダミー穴を複数
個配設し、前記ダミー穴の底面形状を直進光が乱反射を
起こす円錐形凹状、または角錐形凹状の内いずれか一方
としたことを特徴とするキャビネット。 - 【請求項２】 有底のダミー穴形状寸法を、径寸法が３
ｍｍ以下の丸穴または一辺が３ｍｍ以下の多角形穴の内
いずれか一方とし、穴の深さ寸法が０．５ｍｍ以上とし
たことを特徴とする請求項１に記載のキャビネット。 - 【請求項３】 錐形状の頂角を１５０゜以下としたこと
を特徴とする請求項２に記載のキャビネット。 - 【請求項４】 スピーカ用放音孔を形成する貫通穴と、
有底のダミー穴とを前面に配設したことを特徴とする請
求項２に記載のキャビネット。 - 【請求項５】 スピーカ用放音孔を形成する貫通穴の近
傍に，所定深さの真っ直ぐな穴部と該真っ直ぐな穴部の
一端側を閉塞する底部とからなる有底のダミー穴を複数
個配設し、前記ダミー穴の底面形状を角錐台凹状、また
は半球形凸状、または円錐形凹状と半球形凹状の組合せ
の内少なくとも一つの形状としたことを特徴とするキャ
ビネット。 - 【請求項６】 有底のダミー穴形状寸法を、径寸法が３
ｍｍ以下の丸穴または一辺が３ｍｍ以下の多角形穴の内
いずれか一方とし、穴の深さ寸法が０．５ｍｍ以上とし
たことを特徴とする請求項４に記載のキャビネット。 - 【請求項７】 スピーカ用放音孔を形成する貫通穴の近
傍に，所定深さの真っ直ぐな穴部と該真っ直ぐな穴部の
一端側を閉塞する底部とからなる有底のダミー穴を複数
個配設し、前記ダミー穴の底面形状を傾斜面としたこと
を特徴とするキャビネット。 - 【請求項８】 傾斜面の傾き角を１５゜以上としたこと
を特徴とする請求項７に記載のキャビネット。 - 【請求項９】 有底のダミー穴形状寸法を、径寸法が３
ｍｍ以下の丸穴または一辺が３ｍｍ以下の多角形穴の内
いずれか一方とし、穴の深さ寸法が０．５ｍｍ以上とし
たことを特徴とする請求項８に記載のキャビネット。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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