JP6631090B2 - グリル及び音響機器 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカやマイクを備える音響機器や空調家具の前面等に配置されるグリル及び、そのグリルを用いた音響機器に関する。
一般的なスピーカやマイクを備える音響機器においては、スピーカの振動板等を保護するとともに、粉塵等の侵入を防ぐために、スピーカやマイクの前面等を覆うグリルが装着される。そして、グリルには、音を通過させるために、複数個の貫通孔が設けられる。この場合、貫通孔形成領域の周囲を貫通孔のない平滑面に形成しておくと、貫通孔形成領域が周囲の領域から浮いたように見える。このため、機器の外観意匠を損ねることがないように、貫通孔形成領域の周囲に、貫通孔と同径の有底の非貫通孔を設けることが行われている。
例えば、特許文献1に開示されるスピーカグリルにおいては、意匠面に、孔部(貫通孔)と同径の有底凹部(非貫通孔)が複数設けられている。そして、特許文献1には、有底凹部を、スピーカグリルの裏面において補強リブが形成される位置に形成することにより、グリルの強度低下を防ぐことができるとともに、あたかも複数の孔部が連続して配置されるようにすることができ、意匠面の見栄えを維持できることが記載されている。
特開2009‐248640号公報
ところが、貫通孔は外光を反射させずに透過させるが、非貫通孔は底部で外光を反射させることから、貫通孔と非貫通孔とでは明度差が生じ、貫通孔を形成した領域と非貫通孔を形成した領域との間で境界が認知されやすい。
この点、貫通孔の孔径を非貫通孔の孔径よりも小さくすることで、各形成領域間の境界を認知されにくくすることも行われているが、貫通孔の孔径を小さくすることで、スピーカの効率低下や特性劣化の要因となることが懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、音響効率を損ねることがなく、優れた外観意匠を備えるグリル及び音響機器を提供することを目的とする。
本発明は、複数の貫通孔を形成した貫通孔形成領域に隣接して、複数の有底の非貫通孔を形成した非貫通孔形成領域を備え、これら貫通孔と非貫通孔とにより外観面に複数の開口部が連続して設けられるグリルであって、前記非貫通孔形成領域において、前記貫通孔形成領域側に配置される非貫通孔の深さが、前記貫通孔形成領域から離隔した側の非貫通孔の深さよりも深く形成されており、前記非貫通孔形成領域の前記非貫通孔は、前記貫通孔形成領域に隣接する側から離隔する側にかけて複数列設けられており、各列の非貫通孔の深さが、前記隣接する側から前記離隔する側にかけて段階的に小さく設けられており、前記非貫通孔の反対側の下面から内部に向けた厚さは、前記隣接する側から前記離間する側にかけて段階的に大きく設けられている
非貫通孔は、深さが増すほど外光が内部に入射しづらくなることから、非貫通孔の深さを深くすることにより、底部から反射する外光の強度を低くして、明度を暗くすることができる。そこで、本発明では、貫通孔形成領域に近い非貫通孔の深さを深く形成し、貫通孔形成領域から離隔した側の非貫通孔の深さを浅く形成して、異なる深さの非貫通孔を設けることにより、貫通孔形成領域に近い位置の非貫通孔の明度を、貫通孔形成領域から離れた位置の非貫通孔の明度よりも暗く設定している。これにより、グリルの外観面において視認される貫通孔と非貫通孔の明度差を小さくして、貫通孔形成領域と非貫通孔形成領域との間の境界をぼかすことができるので、優れた外観意匠を形成することができる。
また、貫通孔形成領域に隣接して、有底の非貫通孔を形成した非貫通孔形成領域を設けることにより、全領域を貫通孔で形成する場合と比較して、グリルの強度の向上を図ることができる。
さらに、非貫通孔の深さが増すにしたがって、非貫通孔の底部からの外光の反射強度が低くなり、明度が徐々に暗くなる。このため、貫通孔形成領域に接続される非貫通孔形成領域の貫通孔形成領域に隣接する側から離隔する側にかけて、非貫通孔の深さを小さくして段階的に変化させることにより、貫通孔形成領域から離れるにつれて明度を徐々に暗く変化させたグラデーションを形成することができる。したがって、貫通孔形成領域と非貫通孔形成領域との間のぼかし効果を高めて、外観意匠の意匠性を向上させることができる。
本発明のグリルにおいて、前記非貫通孔形成領域は、前記貫通孔形成領域を取り囲むように形成されているとよい。
グリルの貫通孔形成領域と非貫通孔形成領域との間の境界をぼかすことで、見かけ上のスピーカ又はマイクのユニットの口径を大きく見せることができる。
本発明のグリルにおいて、前記非貫通孔の底部は、乱反射面とされているとよい。
非貫通孔の底部を乱反射面とすることにより、非貫通孔の底部から反射して外部に漏れる外光の強度をさらに低くできる。このため、グリルの厚みが小さく、非貫通孔の深さが浅く形成される場合でも、底部に乱反射面を設けることにより、貫通孔と非貫通孔との明度差を小さくすることができる。また、非貫通孔の深さのパラメータと合わせて、非貫通孔の底部の形状を変更することにより、各非貫通孔の明度をさらに細かく調整でき、意匠性をさらに向上させることができる。なお、乱反射面としては、例えば、シボ加工面、微小なR面やすり鉢状等の形状を採用することができる。
本発明のグリルにおいて、前記外観面には、前記非貫通孔形成領域に隣接して、外観デザイン領域が設けられ、前記外観デザイン領域には、前記非貫通孔形成領域の前記外観デザイン領域側に配置される非貫通孔の深さと同じ深さの非貫通孔が複数形成されていると、全体が統一されたデザインとなり、より意匠性に優れたものとなる。
非貫通孔形成領域に隣接して非貫通孔を複数形成した外観デザイン領域を設けて、貫通孔形成領域と外観デザイン領域との間を非貫通孔形成領域により接続することにより、外観面の全体に開口部が形成され、開口部により統一された外観意匠を形成することができる。また、貫通孔形成領域と外観デザイン領域との間の明度差を非貫通孔形成領域により接続してぼかすことができるので、貫通孔形成領域から外観デザイン領域にかけて、連続的に明度が変化する統一感のある外観意匠を形成することができる。
本発明のグリルにおいて、前記貫通孔は、前記グリルの外観面から内部に向けて縮径するとともに、その反対側の下面から内部に向けて縮径して設けられているとよい。
本発明のグリルにおいて、前記貫通孔形成領域の範囲は、スピーカ又はマイクのユニットの口径に合わせられているとよい。
本発明の音響機器は、前記グリルを備えることを特徴とする。
本発明によれば、所望の領域に貫通孔を形成したグリルを形成することができる。また、このグリルを音響機器等に適用することにより、音響効率を損ねることがなく、貫通孔形成領域と非貫通孔形成領域との間の境界をぼかして優れた外観意匠を備えた音響機器を構成することができる。また、本発明に係るグリルは、貫通孔を通して空気も移動できるため、給排気用機器のグリルとしても適用可能である。
本発明の一実施形態のグリルを用いた音響機器の斜視図である。 図1の音響機器の(a)が正面図、(b)が側面図である。 図2のA‐A線に沿う矢視断面図である。 図1におけるグリルの中央部の要部図である。 図3におけるグリルの中央部の要部断面図である。
以下、本発明を音響機器に適用した実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態の音響機器100であり、具体的にはスピーカとマイクとを備えるマイクスピーカとして構成されるものである。この音響機器100は、図示は省略するが、卓面上等に設置して据え置きされ、例えば遠隔会議システム等の音声入出力端末として使用される。
音響機器100は、1個のスピーカ61と3個のマイク62とを備えており、これらスピーカ61とマイク62とは、図2(a)に示すように、平面視が全体として正三角形の頂部を円弧状に丸めた形状に形成された筐体10の内部に収容されている。筐体10は、卓面上等に載置されるベース20と、このベース20の上に被せられるように取り付けられるグリル30とを備えている。そして、ベース20の中央部にスピーカ61が配置され、各マイク62は、このスピーカ61を取り囲むようにして、ベース20の各コーナ部に1個ずつ配置されており、各マイク62により、120°間隔をあけて異なる三方向の収音が行えるようになっている。また、グリル30の外観面30fは、中央部からコーナ部にかけて下り勾配のなだらかな凸曲面に形成されている。
そして、ベース20上に取り付けられたスピーカ61及びマイク62の前面等を覆うようにして、グリル30がベース20に装着されることにより、スピーカ61及びマイク62がベース20とグリル30との間の筐体10の内部に収容されている。以降の説明では、図1において上側に配置されるグリル30側を上又は前、卓面上等に設置されるベース20側を下又は後とするように上下方向又は前後方向を設定して説明を行う。
グリル30には、スピーカ61とマイク62とが配置される位置、すなわちスピーカ61とマイク62との前面に、グリル30の厚み方向に貫通する放音又は収音を行うための複数の貫通孔41を形成した貫通孔形成領域E1が設けられ、これらの貫通孔41を介して筐体10内部のスピーカ61による外部への放音、及びマイク62による外部からの収音が行われるようになっている。また、スピーカ61の前面に配置される貫通孔形成領域E1の周囲には、図4及び図5に示すように、貫通孔形成領域E1に隣接して、貫通孔41と同径の開口部を有する有底の非貫通孔51〜53を複数形成した非貫通孔形成領域E2が設けられる。さらに、この非貫通孔形成領域E2の周囲にも、この非貫通孔形成領域E2に隣接して、貫通孔41と同径の開口部を有する有底の非貫通孔53を複数形成した外観デザイン領域E3が設けられている。これにより、グリル30の外観面30fには、操作部31を除くほぼ全面に、貫通孔41及び非貫通孔51〜53により複数の開口部が連続して設けられる。
また、貫通孔41及び非貫通孔51〜53の各開口部は、1個の開口部の周囲に6個の開口部が配置され、それぞれの開口部が等間隔に配置されている。そして、非貫通孔形成領域E2に形成される非貫通孔51〜53は、図4及び図5に示すように、貫通孔形成領域E1側に配置される内側の非貫通孔51の深さh1が、貫通孔形成領域E1から離隔した外側の非貫通孔53の深さh3よりも深く形成されている。また、非貫通孔51〜53は、貫通孔形成領域E1に隣接する側から離隔する側にかけて、すなわち、非貫通孔形成領域E2の内側から外側にかけて複数列、この場合は三列設けられており、各非貫通孔51〜53の深さh1〜h3が、図5に示すように、内側から外側にかけて段階的に小さく設けられている。すなわち、貫通孔41と隣接する最も内側の一列目の非貫通孔51の深さh1に比べて、その一列目の非貫通孔51に隣接する二列目の非貫通孔52の深さh2は小さく(浅く)設けられている。また同様に、二列目の非貫通孔52の深さh2に比べて、その二列目の非貫通孔52に隣接する三列目の非貫通孔53の深さh3は小さく設けられ、貫通孔形成領域E1から離れるにつれて、徐々に非貫通孔51〜53の深さh1〜h3が浅く設定されている。
そして、非貫通孔形成領域E2に隣接する外観デザイン領域E3には、この非貫通孔形成領域E2の最も外側の外観デザイン領域E3側に配置される非貫通孔53、すなわち三列目の非貫通孔53の深さh3と同じ深さh3の非貫通孔53が形成されている。
なお、グリル30の外観面30fは、中央部の貫通孔形成領域E1からコーナ部の外観デザイン領域E3にかけて下り勾配の凸曲面に形成されているが、各非貫通孔51〜53の深さh1〜h3は、グリル30の厚み方向において、外観面30fから各非貫通孔51〜53の底部までの最も大きい寸法を基準とする。図5に示すグリル30においては、例えば一列目の非貫通孔51の深さh1が1.5mm、二列目の非貫通孔52の深さh2が1.2mm、三列目以降の非貫通孔53の深さh3が1.0mmとされる。
なお、このように構成されるグリル30は、例えばポリカーボネート樹脂、ABS樹脂等の合成樹脂等の剛性の高い材料を用いて射出成形により形成される。そして、本実施形態のグリル30においては、貫通孔41は、図5に示すように、グリル30の外観面30fから内部に向けて縮径するとともに、その反対側の下面30bから内部に向けて縮径して設けられ、貫通孔41の途中にくびれを有した形状とされるが、これは、成形時の離型性を考慮して、抜きテーパを設けるとともに、貫通孔41の内部に金型の上型と下型との合わせ目を設けたことによる。なお、貫通孔41や非貫通孔51〜53の形状は、デザインや加工条件によって種々変更されるものであり、本実施形態の形状に限定されるものではない。また同様に、各貫通孔41及び非貫通孔51〜53の開口部の形状も円形に限定されるものではなく、デザインに合わせて変更されるものである。
なお、貫通孔41及び非貫通孔51〜53は、ドリル加工によって形成することもできる。
このように構成されるグリル30において、有底の非貫通孔51〜53は、深さが増すほど外光が内部に入射しづらくなることから、非貫通孔51〜53の深さを深くすることにより、底部から反射する外光の強度を低くして、明度を暗くすることができる。グリル30では、複数設けられる非貫通孔51〜53のうち、貫通孔形成領域E1に隣接する非貫通孔51(一列目の非貫通孔51)の深さh1を最も深く形成しており、貫通孔形成領域E1から離れるにつれて段階的に深さを浅くした非貫通孔52、非貫通孔53を設けていることから、貫通孔形成領域E1に近い位置の非貫通孔51の明度を、貫通孔形成領域E1から離れた位置の非貫通孔53の明度よりも暗くできる。このように、貫通孔形成領域E1に接続される非貫通孔形成領域E2の貫通孔形成領域E1に隣接する側から離隔する側にかけて非貫通孔51〜53の深さh1〜h3を小さくして段階的に変化させることにより、グリル30の外観面30fに、貫通孔形成領域E1から離れるにつれて明度を徐々に明るく変化させたグラデーションを形成することができる。
また、非貫通孔形成領域E2に隣接して非貫通孔53を複数形成した外観デザイン領域E3を設けて、貫通孔形成領域E1と外観デザイン領域E3との間を非貫通孔形成領域E2により接続することとしているので、グリル30の外観面30fの全体に貫通孔41及び非貫通孔51〜53の開口部が形成され、これら開口部により統一された外観意匠を形成することができる。そして、グリル30の外観面30fにおいて視認される貫通孔41と非貫通孔51〜53の境界部分の明度差を小さくして、貫通孔形成領域E1と非貫通孔形成領域E2との間の境界をぼかすことができるので、貫通孔形成領域E1から外観デザイン領域E3にかけて、連続的に明度が変化する統一感のある優れた外観意匠を形成することができる。
なお、深さを変更した非貫通孔51〜53は、貫通孔形成領域E1の周縁部から一様に、規則的に配置することや、一列ごとに深さを変更することに限定されるものではなく、二列ごとに深さを変更する等の調整が可能である。また、非貫通孔形成領域を形成する面積も自由に変更可能であり、本実施形態のように、非貫通孔形成領域E2を三列で構成することに限定されるものではない。
また、非貫通孔の底部から反射する外光の強度を抑制するという観点においては、非貫通孔の底部にシボ加工を施したり、微小なR面を形成したり、すり鉢状に形成したりする等して、乱反射面に形成するとよい。例えば、本実施形態では、非貫通孔形成領域E2の一列目の非貫通孔51の底部をR面51aで形成しており、平坦面で形成する場合と比較して、非貫通孔の底部から反射して外部に漏れる外光の強度をさらに低くできる。このため、グリルの厚みが小さく、非貫通孔の深さが浅く形成される場合でも、底部に乱反射面を設けることにより、貫通孔と非貫通孔との明度差を小さくすることができる。また、非貫通孔の深さのパラメータと合わせて、非貫通孔の底部の形状を変更することにより、各非貫通孔の明度をさらに細かく調整でき、意匠性をさらに向上させることができる。したがって、優れた外観意匠を備える音響機器100を形成することができる。
また、本実施形態のグリル30のように、貫通孔形成領域E1に隣接して、有底の非貫通孔51〜53を形成した非貫通孔形成領域E2を設けることにより、グリル30の外観面30fの全領域を貫通孔41で形成する場合と比較して、グリル30の強度の向上を図ることができる。
さらに、グリル30においては、貫通孔形成領域E1はスピーカ又はマイクのユニットの口径に合わせて正確に形成されているにもかかわらず、貫通孔形成領域E1と非貫通孔形成領域E2との間の境界をぼかしているので、見かけ上のスピーカ又はマイクのユニットの口径を大きく見せることができる。
なお、この実施形態のような非貫通孔形成領域を有しない従来のグリル、例えば特許文献1に開示のスピーカグリルにおいては、見かけ上のスピーカのユニットの口径を大きく見せるために、貫通孔形成領域をユニットの口径よりも大きく形成した場合には、ユニットの口径よりも外側の貫通孔から逆相音が回り込みやすくなるため、効率低下を招きやすくなる。また、貫通孔形成領域が広がることにより、筐体内部へ粉塵等が侵入しやすくなることや、グリルの強度低下を招くことが懸念される。
これに対して、本実施形態のグリル30では、貫通孔形成領域E1の範囲はスピーカ又はマイクのユニットの口径に合わせたうえで、非貫通孔形成領域E2を設けることによって、見かけ上のスピーカ61のユニットの口径を大きく見せることができ、かつ、逆相音の回り込みや、筐体10内部への粉塵等の侵入を防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、グリル30の外観デザイン領域E3に複数の非貫通孔53を設けることにより、外観面30fを、貫通孔形成領域E1から外観デザイン領域E3にかけて開口部が連続して形成されたデザインとしていたが、外観デザイン領域E3に非貫通孔を設けることなく、他の形状を施すデザインとすることも可能である。
また、上記実施形態では、貫通孔形成領域E1と非貫通孔形成領域E2が隣接するとともに、貫通孔形成領域E1を非貫通孔形成領域E2が取り囲むデザインとしたが、非貫通孔形成領域E2が貫通孔形成領域E1を取り囲むデザインとせずに、貫通孔形成領域E1と非貫通孔形成領域E2が隣接する態様としてもよい。この場合、非貫通孔形成領域E2に設けられた非貫通孔の深さは、貫通孔形成領域E1に最も近接するところが最も深く、貫通孔形成領域E1から離隔するにつれて浅くなるように形成される。
また、上記実施形態では、本発明のグリルが音エネルギーを扱う音響機器のグリルを構成する例を示したが、本発明のグリルは貫通孔を介して空気も移動できることから、音響機器以外の各種用途の電子機器、例えばパソコンや、空調等の熱エネルギーを扱う機器、家具等の通気孔(貫通孔)を形成する際の給排気用のグリルとしても適用することができる。
10…筐体、20…ベース、30…グリル、30f…外観面、41…貫通孔、51〜53…非貫通孔、61…スピーカ、62…マイク、100…音響機器、E1…貫通孔形成領域、E2…非貫通孔形成領域、E3…外観デザイン領域

Claims (7)

  1. 複数の貫通孔を形成した貫通孔形成領域に隣接して、複数の有底の非貫通孔を形成した非貫通孔形成領域を備え、これら貫通孔と非貫通孔とにより外観面に複数の開口部が連続して設けられるグリルであって、
    前記非貫通孔形成領域において、前記貫通孔形成領域側に配置される非貫通孔の深さが、前記貫通孔形成領域から離隔した側の非貫通孔の深さよりも深く形成されており、
    前記非貫通孔形成領域の前記非貫通孔は、前記貫通孔形成領域に隣接する側から離隔する側にかけて複数列設けられており、各列の非貫通孔の深さが、前記隣接する側から前記離隔する側にかけて段階的に小さく設けられており、
    前記非貫通孔の反対側の下面から内部に向けた厚さは、前記隣接する側から前記離間する側にかけて段階的に大きく設けられていることを特徴とするグリル。
  2. 前記非貫通孔形成領域は、前記貫通孔形成領域を取り囲むように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグリル。
  3. 前記非貫通孔の底部は、乱反射面とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリル。
  4. 前記外観面には、前記非貫通孔形成領域に隣接して、外観デザイン領域が設けられており、前記外観デザイン領域には、前記非貫通孔形成領域の前記外観デザイン領域側に配置される非貫通孔の深さと同じ深さの非貫通孔が複数形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のグリル。
  5. 前記貫通孔は、前記グリルの外観面から内部に向けて縮径するとともに、その反対側の下面から内部に向けて縮径して設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のグリル。
  6. 前記貫通孔形成領域の範囲は、スピーカ又はマイクのユニットの口径に合わせられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のグリル。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のグリルを備えることを特徴とする音響機器。
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