JP2013132777A - 車両用内装部品およびその成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リブ成形に伴うトリム一般部でのガス放出痕の発生を回避して、外観品質を高められる車両用内装部品およびその成形方法の提供を図る。
【解決手段】リャサイドトリム1の成形過程で成形型10のリブ対応キャビティ14からキャビティ一般部13に放出されようとするガスは、エジェクターピン15とコア型12との間のピン可動クリアランスδを通って成形型10外へ排出される。これにより、トリム一般部にガス放出痕の発生を回避できて、外観が良好なリャサイドトリム1を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のドアトリムやリャサイドトリムに代表される合成樹脂製の車両用内装部品およびその成形方法に関する。
自動車のドアトリムやリャサイドトリムには、例えば、特許文献1に示されているように物入れの開口が設けられており、この開口の周辺には裏面側に補強のため複数のリブを一体成形するようにしている。
特開2010−241266号公報
ドアトリムやリャサイドトリムは、一般にモールドプレス成形や射出成形によって成形される。
この成形過程では、成形型のゲートに供給された溶融樹脂は、流動抵抗の少ないトリム一般部を成形するキャビティ一般部に先行流動する。続いて、リブを成形する溝状のリブ対応キャビティに流入して、該リブ対応キャビティに行渡った溶融樹脂が端末側からキャビティ一般部の溶融樹脂に合流するようになる。
このとき、リブ対応キャビティ内の発生ガス(エア)がキャビティ一般部の溶融樹脂に一気に放出されることで、トリム一般部にガス放出痕が残って外観不良となってしまう。
この不具合対策として、複数のリブ同士が連結するように、複数の溝状のリブ対応キャビティを連通させることによってガスを封じ込め、端末側からのガスの放出を抑制することが行われている。
しかしながら、上述の物入れ開口の周辺に設けるリブは長尺となってしまうため、成形型のリブ対応キャビティではその分、発生ガスも多量となるため、ガスの封じ込みにも自ずと限界があって、ガス放出現象による成形不良を回避することはできなかった。
そこで、本発明は成形時にエジェクターピン周りからガス抜きできて、リブ近傍部分にガス放出痕の発生による成形不良を回避できる車両用内装部品およびその成形方法を提供するものである。
本発明の車両用内装部品は、裏面に複数のリブを一体成形した合成樹脂製の車両用内装部品であって、前記複数のリブ同士を連結して、該連結部分を略円弧状に食い込む連結形状に形成し、前記略円弧状の連結部分を、成形時にその外面に成形型のエジェクターピンの周面が接するエジェクター部位としたことを特徴としている。
また、本発明の成形方法は、上述の車両用内装部品を成形する方法であって、前記車両用内装部品はモールドプレス成形や射出成形で成形され、成形型には、前記複数のリブ同士の連結部分に食い込むようにエジェクターピンを配置して、前記エジェクターピンと成形型との間のクリアランスから溶融樹脂内の発生ガスを成形型の外部に排出することを特徴としている。
本発明の車両用内装部品およびその成形方法によれば、何れも車両用内装部品の成形過程で成形型のリブ対応キャビティからキャビティ一般部に放出されようとするガスを、エジェクターピンと成形型との間のピン可動クリアランスから成形型の外部へ排出可能となる。
この結果、一般部にガス放出痕の発生を回避できて、外観が良好な車両用内装部品を提供することができる。
本発明の対象とする車両用内装部品を裏面側から見た側面図。 図1のA範囲部の拡大図。 本発明の成形方法に用いられる成形型の要部を示す断面説明図。 図3に示した成形型の比較例を示す断面説明図。
以下、本発明の一実施形態を車両用内装部品としてリャサイドトリムを例に採って詳述する。
図1は、リャサイドトリム1を裏面側から見た側面図を示している。このリャサイドトリム1は、自動車の車室後部(ラッゲージルームを含む)の車幅方向側部に配設されるもので、適宜の合成樹脂材をもってモールドプレス成形あるいは射出成形によって一体成形されている。
リャサイドトリム1の略下半部には、一般にサイドポケットと称されている物入れの開口2を車両前後方向に所要の長さで形成してある。
物入れは、開口2の下縁から下側の部分を車室内側に向けて膨出成形することで、車幅方向に所要幅の容積を確保して構成され、開口2の下縁を上縁よりも車幅方向内側にオフセットさせることによって、物品の収納,取出しを行い易くしている。
開口2の裏面側周縁には、リブ3を突設して補強対策が採られるが、特に、開口2の下側部分は前述のように車室側に膨出していて、乗員との干渉によって外力を受け易い傾向にあることから、複数の交差したリブ構成として剛性を高めている。
図2は、図1のA範囲の部分を拡大して示しており、上述の複数の交差したリブ構成は、開口2の下縁に沿って車両前後方向に延在して上下方向に多段に形成した複数の長尺の横リブ3aと、横リブ3a同士を連結する複数の格子縦リブ3bおよび端末縦リブ3bとで構成している。
図2に示す例では、横リブ3aの端末を継ぐ端末縦リブ3bは、開口2の裏面側上縁部分に沿って突設した長尺の横リブ3cに対して、連結横リブ3dを介して連結している。
図1に示す例では、リャサイドトリム1の成形型における溶融樹脂の射出ゲートGは、複数の横リブ3aと端末縦リブ3bおよび連結横リブ3dが集合する部分の下側近傍位置に設定されていて、溶融樹脂が各リブの隅々にまで適正に行渡り易いようにしている。
そこで、このような射出ゲートGの設定によって、前記縦,横リブ同士の連結部分において、成形時の射出ゲートGから供給される溶融樹脂の流動方向に対して最下流側となる端末縦リブ3bと、連結横リブ3dとの連結部分C・Pを、略円弧状に食い込む連結形状、例えば、内側に向けて凸となる略1/4円の円弧状に形成してある。この連結部分C・Pは、後述する成形型10におけるエジェクターピン15の設定位置に対応していて、該エジェクターピン15の周面が外接するエジェクター部位となっている。
図3は、上述のリャサイドトリム1の成形型10の要部、具体的には前記端末縦リブ3bにおける前記連結部分C・Pの成形部分を拡大して示している。
成形型10は、キャビティ型11とコア型12とを備えている。キャビティ型11とコア型12との型面間には、リャサイドトリム1の一般部を成形するキャビティ一般部13が形成されている。一方、コア型12の型面には、前述のリブ3a〜3dを成形する溝状のリブ対応キャビティ14を形成してある。
コア型12には、成形品を離型(型抜き)する複数のエジェクターピン15が型面に貫通して設けられるが、その1つは、前述の端末縦リブ3bと連結横リブ3dとの連結部分C・Pに対応した部分に設定してある。
前述の射出ゲートG(図1参照)から型内に溶融樹脂Pを射出すると、該溶融樹脂Pは流動抵抗の少ないトリム一般部を成形するキャビティ一般部13に図3の矢印Aに示すように先行流動する。
続いて、リブ3a〜3dを成形する溝状のリブ対応キャビティ14に流入し、該リブ対応キャビティ14に行渡った溶融樹脂Pが端末側から図3の矢印Aに示すようにキャビティ一般部13の溶融樹脂Pに合流するようになる。
このとき、上述の溶融樹脂Pが合流する過程で、リブ対応キャビティ14では、流動する溶融樹脂Pによって、該リブ対応キャビティ14内の発生ガス(エア)が端末側に押し込まれる。
このリブ対応キャビティ14の端末にはエジェクターピン15が存在し、該エジェクターピン15の周面とコア型12との間には、エジェクターピン15の可動クリアランスδが設定されている。上述の連結部分C・Pは、エジェクターピン15の掘り込み加工した部分で形成している。
このため、リブ対応キャビティ14の端末側に押し込まれる発生ガスは、図3の矢印Bに示すようエジェクターピン15の可動クリアランスδを通って型外に排出される。
これにより、リブ対応キャビティ14の端末側から発生ガスがキャビティ一般部13内の溶融樹脂Pに放出されるのを回避でき、この放出圧によるトリム一般部のガス放出痕の発生を防止することができる。
一方、図4に示す比較例のように、リブ対応キャビティ14の端末にエジェクターピン15が存在しない場合、リブ対応キャビティ14内の溶融樹脂Pが端末側からキャビティ一般部13内の溶融樹脂Pに合流する際に、同図の矢印Bに示すようにキャビティ一般部13側への発生ガスの放出が一気に行われる。
このため、トリム一般部にガス放出痕が残って外観不良となってしまう。
従って、本実施形態のリャサイドトリム1およびその成形方法によれば、リャサイドトリム1の成形過程で、成形型10のリブ対応キャビティ14からキャビティ一般部13に放出されようとするガスを、エジェクターピン15とコア型12との間のピン可動クリアランスδを通して成形型10外へ排出可能となる。
この結果、トリム一般部にガス放出痕の発生を回避できて、外観が良好なリャサイドトリム1を提供することができる。また、連結部分C・Pをエジェクターピン15の掘り込み加工部分部により成形しているため、製品脱型時にエジェクターピン15を上昇させると連結部分C・Pを直接押し上げるので脱型性が良い。
なお、前記実施形態では、リャサイドトリムを例に採って説明したが、これに限定されるものでないことは勿論である。
1…リャサイドトリム(車両用内装部品)
2…開口
3a〜3d…リブ
C・P…円弧状のリブ連結部分
10…成形型
11…キャビティ型
12…コア型
13…キャビティ一般部
14…リブ対応キャビティ
15…エジェクターピン
G…射出ゲート
P…溶融樹脂
δ…ピン可動クリアランス

Claims (2)

  1. 裏面に複数のリブを一体成形した合成樹脂製の車両用内装部品であって、
    前記複数のリブ同士を連結して、該連結部分を略円弧状に食い込む連結形状に形成し、
    前記略円弧状の連結部分を、成形時にその外面に成形型のエジェクターピンの周面が接するエジェクター部位としたことを特徴とする車両用内装部品。
  2. 請求項1に記載の車両用内装部品を成形する方法であって、前記車両用内装部品はモールドプレス成形や射出成形で成形され、
    成形型には、前記複数のリブ同士の連結部分に食い込むようにエジェクターピンを配置して、
    前記エジェクターピンと成形型との間のクリアランスから溶融樹脂内の発生ガスを成形型の外部に排出することを特徴とする車両用内装部品の成形方法。
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