JP2001225342A - 樹脂成形品の製造方法及びその装置 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法及びその装置

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JP2001225342A JP2000037927A JP2000037927A JP2001225342A JP 2001225342 A JP2001225342 A JP 2001225342A JP 2000037927 A JP2000037927 A JP 2000037927A JP 2000037927 A JP2000037927 A JP 2000037927A JP 2001225342 A JP2001225342 A JP 2001225342A
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で型内に溶融樹脂を供給し、成形圧力が
低く、欠肉の生じない、一部に複数の貫通孔を有する樹
脂成形品の製造方法及びその装置を提供する。 【解決手段】スライドブロック1aが上昇し、上型3が
下降して当接する。供給口4から樹脂が供給され、キャ
ビティに樹脂が流れ込んだ後、上型3がさらにスライド
ブロック1aを押し込みながら成形位置まで下降する。
その位置で加圧・冷却をして、樹脂が硬化してから上型
3を上昇させて成形品から離型し、それからスライドブ
ロック1aを下降させて、同時にエア抜きピン29で成
形品を突き上げてスライドブロック1aから離型させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部に複数の貫通
孔を有する樹脂成形品の製造方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の内装部品として、ドアト
リムやリアパッケージトリム等に樹脂成形品が広く用い
られている。これらには音響効果を高めるために、いろ
いろな場所にスピーカーが配置されている。このような
場合、音響効果を阻害しないために、ドアトリムやリア
パッケージトリムのスピーカー設置場所に予め開口を形
成して成形し、該開口に別途に成形した多数の貫通孔を
有するスピーカーカバーやグリルをはめ込むようになっ
ていた。
【0003】しかし、この製造方法では、工程数が多
い、スピーカーカバーやグリルの金型が別途必要になる
等の課題を有していて、これら課題を解決するために、
ドアトリムやリアパッケージトリムと、スピーカーカバ
ーやグリルを一体に成形するためのいくつかの提案がな
されてきた。
【0004】特開平9−136330号公報によると、
表皮材と本体からなる複合成形品が、熱可塑性樹脂から
なる基材で構成され、少なくとも一つの貫通孔を含む本
体の表面に、多孔性の表皮材が熱融着により一体的に成
形されると共に、前記貫通孔の対応位置に複数の平行な
リブが前記多孔性表皮材の孔を通りその表面上に前記本
体と同時に成形されて形成される方法が開示されてい
る。
【0005】また、特開平11−268046号公報に
よると、下型本体に貫通孔部分を成形するためのスライ
ドブロックを昇降自在に設け、このブロックを上下に貫
通するエア抜きピンの基端を下型本体に固定し、型開き
後にスライドブロックを後退させることによってエア抜
きピンを相対的に突出させ、このエア抜きピンをエジェ
クタピンとして利用することによって、樹脂成形品をス
ライドブロックから円滑に離型する方法が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−136330号公報記載の技術では、予め上型と下
型とが開いた状態で、下型の成形面上に溶融樹脂をノズ
ルから流し入れて覆い、それから上型を下降させて型を
閉じ、さらに加圧して型締めを行なっている。このよう
な樹脂の供給方法では、スピーカーカバーやグリルの貫
通孔の部分にも一部樹脂が残り、完全には貫通されな
い。また、貫通孔部の下型の上を溶融樹脂が覆うと、そ
こにはエアを噛んでしまい、成形品には一部樹脂が欠け
ている欠肉の状態が生じる。欠肉を生じさせないために
は、より高い成形圧力を必要とするが、表皮材を同時に
貼り合わせる場合に表皮材にダメージを与える。
【0007】また、特開平11−268046号公報記
載の技術では、溶融樹脂を下型本体の成形面に供給し
て、そこから貫通孔を形成するスライドブロックに流れ
ていくため、下型本体に比べて突起を多数有して複雑な
形状のスライドブロックの成形面には樹脂が十分には流
れ込みにくく、欠肉が生じやすい。
【0008】そこで本発明は、低い成形圧力で成形し
て、欠肉の生じない、一部に複数の貫通孔を有する樹脂
成形品の製造方法及びその装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、この出願の発明の
一つは、一部に複数の貫通孔を有する樹脂成形品の製造
方法であって、樹脂成形品を成形するためのキャビティ
を形成する上型及び下型と、上記貫通孔を成形するため
に上記上型の成形面の一部に形成された複数の突起と、
上記下型の本体に上記上型へ向かって進退するように設
けられていて、上記貫通孔を成形するために上記上型の
複数の突起に接触させるスライドブロックと、上記スラ
イドブロックをその進退方向に貫通し、該スライドブロ
ックの上記貫通孔を成形する部位の近傍に開口する複数
のピン孔と、上記各ピン孔に挿入され、上記スライドブ
ロックをその成形面が下型本体の成形面に連なる成形位
置に位置づけたときに、先端が該スライドブロックの上
記貫通孔成形部位まわりの成形面に露出するように形成
され、当該ピン孔内周面との間の隙間からキャビティの
エアを抜くためのエア抜きピンと、上記スライドブロッ
クの成形面に開口していて、該スライドブロックの成形
面に溶融樹脂を供給する供給口とを備え、型開き状態に
おいて上記スライドブロックを上記成形位置よりも上型
側へ前進させた状態にし、溶融樹脂を上記スライドブロ
ックの成形面と下型本体の成形面に供給する前にまたは
その供給を行いながら、上記上型の突起とスライドブロ
ックとを当接させ、上記溶融樹脂の供給を行いながら、
上記上型とスライドブロックとを、この両者が当接した
状態を保ったまま上記下型本体に対して相対的に移動さ
せることによって、型閉じを行うと共に上記スライドブ
ロックを上記成形位置に後退させて位置づけ、上記溶融
樹脂が硬化した後に当該硬化によって得られた樹脂成形
品を上記上型から離脱し、上記スライドブロックを上記
成形位置よりさらに後退させることによって、上記エア
抜きピンの先端を当該スライドブロックより上記上型側
へ相対的に突出させて該スライドブロックから樹脂成形
品を離型させることを特徴とする樹脂成形品の製造方法
である。
【0010】この方法では、スライドブロックの成形面
に開口していて、該スライドブロックの成形面に溶融樹
脂を供給する供給口を備えているので、溶融樹脂が回り
込みにくいスライドブロックの成形面に短時間で必要量
の溶融樹脂を供給することができる。そして、下型本体
の成形面にも少なくとも一つの溶融樹脂を供給する供給
口を備えていれば、さらに短時間で樹脂の供給を行うこ
とができて好ましい。
【0011】また、この方法において、型閉じ前に上型
の突起とスライドブロックとを当接させるのは、溶融樹
脂を供給したときにそれが当該突起とスライドブロック
との間に侵入して、目的とする貫通孔ができなくなるこ
とを避けるためである。その後の型閉じの際に、キャビ
ティのエアはエア抜きピンとそのピン孔内周面との隙間
から抜ける。当該溶融樹脂の硬化によって得られる樹脂
成形品の取り出しに際しては、上型からの離型を先に行
うから、樹脂成形品と下型との密着力、特にスライドブ
ロックとの密着力を上型との密着力よりも大きくしてお
けば、その離型は円滑に行われることになる。
【0012】一方、上記密着力の設定によってスライド
ブロックと樹脂成形品との離型性が相対的に低下する
が、上記スライドブロックを上記成形位置よりさらに後
退させて、上記エア抜きピンの先端を当該スライドブロ
ックより上型側へ相対的に突出させることにより、この
エア抜きピンが、樹脂成形品を型から取り出すエジェク
タピンの役割も兼ね備えて果たして、スライドブロック
を樹脂成形品から円滑に離型させることができる。
【0013】さらに、表皮材を上型の成形面側に同時に
成形をすれば、外観が良い成形品が得られ好ましい。
【0014】この出願の他の発明は、上記方法を実施す
るための樹脂成形品の製造装置に関するものであり、そ
れは、樹脂成形品を成形するためのキャビティを形成す
る上型及び下型と、上記貫通孔を成形するために上記上
型の成形面の一部に形成された複数の突起と、上記下型
の本体に上記上型へ向かって進退するように設けられて
いて、上記貫通孔を成形するために上記上型の複数の突
起に接触させるスライドブロックと、上記スライドブロ
ックの成形面に開口していて、該スライドブロックの成
形面に溶融樹脂を供給する供給口と、上記下型本体の成
形面に開口している溶融樹脂の供給口と、上記上型と下
型とが開いた状態で溶融樹脂を上記下型本体の成形面の
上と上記スライドブロックの成形面の上とに別々に上記
供給口から供給する樹脂の供給手段と、上記樹脂供給後
の上型と下型との型閉じと樹脂硬化後の型開きとを行う
型駆動手段と、上記スライドブロックをその進退方向に
貫通し、該スライドブロックの上記貫通孔を成形する部
位の近傍に開口する複数のピン孔と、上記各ピン孔に挿
入され、上記スライドブロックをその成形面が下型本体
の成形面に連なる成形位置に位置づけたときに、先端が
該スライドブロックの上記貫通孔成形部位まわりの成形
面に露出するように形成され、当該ピン孔内周面との間
の隙間からキャビティのエアを抜くためのエア抜きピン
と、上記スライドブロックを上記樹脂供給前に上記上型
の突起に当接するように前進させ、上記型閉じの際に当
該当接状態を保ったまま該スライドブロックを上記成形
位置まで後退させるスライドブロック駆動手段とを備え
ていることを特徴とする樹脂成形品の製造装置である。
【0015】本装置では、樹脂供給手段による溶融樹脂
の供給前に、スライドブロック駆動手段によってスライ
ドブロックを前進させると共に、型駆動手段によって型
閉じを開始して、当該溶融樹脂の供給前にまたはその供
給を行いながら、上型の突起をスライドブロックとを当
接させ、上記溶融樹脂の供給を行いながら、上記型駆動
手段による型閉じを完了し、上記溶融樹脂が硬化した後
に上型を上昇させてからスライドブロックを後退させれ
ば、エア抜きピンがスライドブロックよりも相対的に突
出することになり、該スライドブロックを樹脂成形品か
ら離型することができる。
【0016】スライドブロックの成形面への溶融樹脂供
給手段は、スライドブロックと共に上下に移動するの
で、この移動に際して樹脂が漏れない構造が好ましい。
このような構造としては、スライドブロック下方の固定
された溶融樹脂通路と、該樹脂通路と上記溶融樹脂供給
手段とが上下方向の長穴で接続されて、溶融樹脂供給手
段がスライドブロックと共に上下に移動しても樹脂の通
り道が確保され、かつ樹脂の漏れがない構造を例として
挙げることができる。
【0017】また、スライドブロックの成形面に開口し
た樹脂供給口は、上記溶融樹脂供給手段内部にあって、
上下に移動することで供給口を開閉する開閉ピンにより
開閉されることが好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライド
ブロックの成形面に開口していて、該スライドブロック
の成形面に溶融樹脂を供給する供給口を備えているの
で、樹脂が回り込みにくいスライドブロックの成形面に
樹脂を供給することが容易になり、短時間で型内に溶融
樹脂を満たすことができて、欠肉が生じないようにな
る。それにより、成形時間が短縮され、成形の圧力も低
くでき、生産性の向上と製品品質の向上とが図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】−樹脂成形品と樹脂成形品製造装置の全体
構成−図1に本発明に係る樹脂成形品製造装置を示す。
図2は本装置により製造されたリアパッケージトリムを
示す。リアパッケージトリムは自動車の後部座席の後ろ
側にある内装部品で、エアコンの空気が出るエキストラ
クターグリル12とスピーカーが内蔵されているスピー
カーグリル13とを有していて、どちらも複数の貫通孔
を有している。図3及び図4に貫通孔部分の断面図を示
す。図4は表皮材15を有する樹脂成形品である。図5
に裏面より貫通孔のある部分を見た図を示す。樹脂成形
品は、複数の貫通孔16と補強のための裏リブ33とを
有している。
【0021】樹脂成形品製造装置は、上型3と下型2と
から成り、下型2の本体にはエキストラクターグリルス
ライドブロック1bとスピーカーグリルスライドブロッ
ク1aとが設けられている。該二つのスライドブロック
の上面には、それぞれエキストラクターグリル形成用下
型凸部5bとスピーカーグリル形成用下型凸部5aとが
形成されている。それぞれに対応する上型の面にも、エ
キストラクターグリル形成用上型凸部3bとスピーカー
グリル形成用上型凸部3aとが形成されていて、各凸部
は複数の突起を有している。エキストラクターグリルス
ライドブロック1bとスピーカーグリルスライドブロッ
ク1aは、それぞれスライドブロック駆動手段であるエ
キストラクターグリルスライドブロック昇降用油圧シリ
ンダ8とスピーカーグリルスライドブロック昇降用油圧
シリンダ6とで駆動されて、上型に向かって上昇した
り、下降する。上型3は、型駆動手段である上型昇降用
油圧シリンダ14によって上昇下降する。
【0022】また、下型2には樹脂通路10が形成さ
れ、下型本体2aの成形面及びスライドブロック1aの
成形面に樹脂供給口4が設けられている。スピーカーグ
リルスライドブロック1aの樹脂供給口4は図5に示す
裏リブ33の交点の部分に位置する。
【0023】樹脂通路10を通ってきた溶融樹脂は、樹
脂供給口4から下型2の本体およびスピーカーグリルス
ライドブロック1aの成形面上に供給される。ここでエ
キストラクターグリル12の貫通孔はかなり大きくでき
るため、エキストラクターグリルスライドブロック1b
に樹脂供給口4を設けなくても樹脂の流れが円滑な場合
があり、この場合はエキストラクターグリルスライドブ
ロック1bに樹脂供給口4を設ける必要はない。また、
樹脂の流れに支障があればエキストラクターグリルスラ
イドブロック1bに樹脂供給口4を設けても良い。下型
本体2aの成形面の周囲に設けられた表皮材用クランプ
枠セットピン9は、表皮材を同時に成形するときに用い
られる。
【0024】−スライドブロック部分の構成− 図6にスピーカーグリルスライドブロック部分の構成を
示す。スライドブロック1aは、プレート18に支持ロ
ッド17で支持されて、このプレート18にはスライド
ブロック昇降用油圧シリンダ6のピストンロッド19が
結合されている。中央にスライドブロック用溶融樹脂供
給手段20が設置され、スライドブロック1aと共に上
下に移動する。スライドブロック用溶融樹脂供給手段2
0は、樹脂通路10を有する固定の樹脂通路部材24を
貫通している。図6〜10では樹脂通路10は、樹脂通
路部材24の部分を紙面の前面側から後面側に貫通して
いるので図に示していない。スライドブロック1aの下
には間隙34を介してピンプレート28が設置されてい
る。この間隙34は、ピンプレート28の下面が下型当
たり面31に当接してさらにスライドブロック1aが下
降したときに、減少していき、ついにはピンプレート2
8とスライドブロック1aとが当接して間隙34は消滅
する(図10参照)。そのためにピンプレート28は、
スライドブロック1aにピンプレート支持ボルト30に
よって昇降自在に、且つピンプレート28とスライドブ
ロック1aの両者の間に設けられたバネ32によって間
隙34が大になるように付勢され支持されている。ピン
プレート28にはエア抜きピン29が固定されている。
このエア抜きピン29は、スライドブロック1aの裏リ
ブ33の成形位置を貫通するエア抜きピン孔35に通さ
れており、該ピン孔とピンとの隙間からキャビティのエ
アが抜けていき、また、エジェクタとしても用いられ
る。
【0025】スライドブロック用溶融樹脂供給手段20
内部には樹脂通路22を有している。樹脂通路22は上
から順に、上端小径部22a、大径部22b、下端部2
2cという構成である。大径部22bの下方はスライド
ブロック用溶融樹脂供給手段20の下部を横方向に貫通
する長穴26と連通している。長穴26はスライドブロ
ック1aが昇降しても、樹脂通路10と連通している。
下端部22cは閉じられている。樹脂供給口4は樹脂供
給口開閉ピン23により開閉される。すなわち、この開
閉ピン23は、プレート18に取り付けられた油圧シリ
ンダ7により上下に駆動され、開閉ピン23の上端が樹
脂通路22の大径部22bまで下がったときに開にな
り、上端小径部22aに挿入されて閉になる。樹脂通路
10を通って樹脂が流れてきて、長穴26からスライド
ブロック用溶融樹脂供給手段20内部の樹脂通路22に
流れ込む。ヒーター21による熱膨張の吸収のために、
ガイドブッシュ25とスリーブ27とが設けられてい
る。
【0026】−樹脂成形品の製造− 図6はスライドブロック1aが上昇し、上型3が下降し
始めたところである。スライドブロック1aは成形位置
より上型側に前進している。この後、上型3の突起にス
ライドブロック1aの突起とを当接させる。スライドブ
ロック1aの上昇時あるいは上型3と当接してから、樹
脂供給口4より樹脂36を供給開始する(図7)。この
時開閉ピン23が油圧シリンダ7によって下げられて、
スライドブロック1aの樹脂供給口4が開いて、樹脂3
6が供給される。
【0027】図8では、この後上型3がスライドブロッ
ク1aを上から押さえつけながら、成形位置まで下がっ
たところを示している。この時点ではキャビティ37の
中は樹脂36で満たされていて、スライドブロック1a
の成形面上に流れ込んだ樹脂36で押し出されたエア
は、エア抜きピン29とエア抜きピン孔35の内周面と
の間を通って抜けていく。成形位置まで下がった状態で
は、ピンプレート28の底面は下型当たり面31に当接
していて、一方スライドブロック1aとピンプレート2
8との間隙34は図7と同じ状態である。また、スライ
ドブロック用溶融樹脂供給手段20と固定の樹脂通路2
2との相対的な位置は図7と比べると変化しているが、
樹脂の通る部分が長穴26であるため、位置が変化して
も樹脂の流量には変わりはなく、樹脂漏れもない。この
成形位置で圧力がかかって、成形が行われる。
【0028】加圧して成形し、樹脂供給口開閉ピン23
を上昇させて樹脂供給口4を閉じて、それから冷却して
樹脂硬化させた後、上型3を上昇させて上型3と成形品
を離型させる(図9)。ここで裏リブ33があることか
ら、下型のスライドブロック1a側が最も単位面積あた
りの樹脂との接触面積が大きくて離型しにくく、それに
比べて上型3は、上昇させるだけで離型できる。
【0029】次に、スライドブロック1aを下降させ
て、スライドブロック1aを成形品の裏面から離型させ
る(図10)。スライドブロック1aの下降量は、図9
における間隙34の量である。この時、ピンプレート支
持ボルト30のヘッド部分は、ボルト逃がし穴38内に
下降をして、エア抜きピン29は底部がすでに図9の状
態で下型当たり面31に当接しているため、先端が成形
品を押し上げる。こうして、エア抜きピン29がエジェ
クタピンの役割を兼用して成形品を離型させる。スライ
ドブロック1aの成形面が単位面積あたりの樹脂との接
触面積が大きいので、スライドブロック1aの成形面側
からこのようにエジェクタピンのような手段を用いて離
型させず、上型側から成形品を離型させようとすると、
成形品が変形する恐れがある。
【0030】こうして、成形品をスライドブロック1a
からも離型させた後に下型本体2aから離型させて、成
形品を型の外に取り出す。
【0031】−表皮材を同時成形する場合− 表皮材15を同時に成形する場合は、図11に示す下型
本体2aの成形面の周囲に設けられた表皮材用クランプ
枠セットピン9を用いる。図12のクランプ枠40に図
13のグリル部を開口45、46にした表皮材15を基
準セットピン43で固定して、下型2の表皮材用クラン
プ枠セットピン9をクランプ枠40のクランプセット穴
41に嵌合する。クランプ枠セットピン9の先端は、上
型3の上型セットピン穴48に入る(図14)。
【0032】一方、表皮材15のスピーカーグリル部の
開口部46は、表皮材開口部の下型位置決めブロック4
9が表皮材15のセット穴47に嵌合して位置決めが行
われる(図15)。以降スピーカーグリルスライドブロ
ック1a内の樹脂供給口は省略し、図には示さない。上
型3が下降、スライドブロック1aが上昇し当接して、
樹脂36が流れ込み始めた状態が図16である。ここで
表皮材開口部の下型位置決めブロック49の頭部先端
は、下型側に当接する突起が存在しない上型側の突起部
であるダミー突起部3cの突起と当接し固定する。図1
7にはキャビティ全体に樹脂36が行き渡って、上型3
がさらに下降して成形位置になった状態を示している。
この時表皮材開口部の下型位置決めブロック49は、樹
脂36の圧力によりバネ50が縮むことによって下降し
て、表皮材15の開口端部の下面側には樹脂36が入り
込む。
【0033】スピーカーグリル部の上型3にダミー突起
部3cが無い場合を図18、19に示す。この時は、表
皮材15にセット穴47が無く、表皮材開口部の下型位
置決めブロック49は表皮材15の下面に当接して、上
型3の最外端突起52に押しつけて表皮材15を固定・
位置決めする。ここで、上型3の最外端突起52の隣接
凹部を半円形凹部51としておき、スライドブロック1
a側からの樹脂36の流れによって表皮材の端部53を
下向きに押さえるようにすることで、 図19のように
成型時の表皮材端部53が成形品内部に埋め込まれて、
外観が良好となる。このことは、スライドブロック1a
に設置する樹脂供給口の数を増やしたり、スライドブロ
ック1aへの樹脂供給量を増やしたりして実現できる。
【0034】スライドブロック1bに樹脂供給口4がな
い場合(エキストラクターグリル部)を図20、21に
示す。ここでも表皮材の端部53が、外から見えないよ
うにして外観を良好にしている。その方法は、表皮材1
5の開口部の端部の位置を規制して、成形品の開口端部
縦壁57の部分に表皮材の端部53位置するようにする
方法である。こうすれば表皮材の端部53が、外から見
えにくくなり外観が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の断面図
【図2】リアパッケージトリムの斜視図
【図3】リアパッケージトリム(表皮材なし)の貫通孔
部断面図
【図4】リアパッケージトリム(表皮材あり)の貫通孔
部断面図
【図5】スピーカーグリル部裏面図
【図6】始動時のスライドブロック近傍断面図
【図7】樹脂供給開始時のスライドブロック近傍断面図
【図8】成形位置のスライドブロック近傍断面図
【図9】上型離型時のスライドブロック近傍断面図
【図10】スライドブロック離型時のスライドブロック
近傍断面図
【図11】下型斜視図
【図12】クランプ枠平面図
【図13】表皮材平面図
【図14】表皮材セット方法の断面図
【図15】型開き時のスピーカーグリル部表皮材開口部
位置決めの断面図
【図16】樹脂流入時のスピーカーグリル部表皮材開口
部位置決めの断面図
【図17】成形位置でのスピーカーグリル部表皮材開口
部位置決めの断面図
【図18】ダミー突起部無い場合の型開き時の表皮材開
口部位置決めの断面図
【図19】ダミー突起部無い場合の成形位置での表皮材
開口部位置決めの断面図
【図20】スライドブロックに樹脂供給口がない場合の
型開き時の表皮材開口部位置決めの断面図
【図21】スライドブロックに樹脂供給口がない場合の
表皮材開口部位置の断面図
【符号の説明】
1a スピーカーグリルスライドブロック 1b エキストラクターグリルスライドブロック 2 下型 2a 下型本体 3 上型 3a スピーカーグリル形成用上型凸部 3b エキストラクターグリル形成用上型凸部 3c ダミー突起部 4 樹脂供給口 5a スピーカーグリル形成用下型凸部 5b エキストラクターグリル形成用下型凸部 6 スピーカーグリルスライドブロック昇降用油圧シ
リンダ 7 樹脂供給口開閉用油圧シリンダ 8 エキストラクターグリルスライドブロック昇降用
油圧シリンダ 9 表皮材用クランプ枠セットピン 10 樹脂通路 11 リアパッケージトリム 12 エキストラクターグリル 13 スピーカーグリル 14 上型昇降用油圧シリンダ 15 表皮材 16 貫通孔 17 支持ロッド 18 プレート 19 ピストンロッド 20 スライドブロック用溶融樹脂供給手段 21 ヒーター 22 樹脂通路 22a上端小径部 22b大径部 22c下端部 23 樹脂供給口開閉ピン 24 樹脂通路部材 25 ガイドブッシュ 26 長穴 27 スリーブ 28 ピンプレート 29 エア抜きピン 30 ピンプレート支持ボルト 31 下型当たり面 32 バネ 33 裏リブ 34 間隙 35 エア抜きピン孔 36 樹脂 37 キャビティ 38 ボルト逃がし穴 40 クランプ枠 41 クランプセット穴 42 表皮材セットピン 43 基準セットピン 44 基準セット穴(クランプ枠とのセット) 45 開口部(エキストラクターグリル部) 46 開口部(スピーカーグリル部) 47 セット穴(下型位置決めブロックとのセット) 48 上型セットピン 49 表皮材開口部の下型位置決めブロック 50 バネ 51 半円形凹部 52 最外端突起 53 成型時の表皮材端部 54 下型開口端部 55 上型開口端部 56 表皮材を有するエキストラクターグリル断面 57 開口端部縦壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29C 43/34 B29C 43/34 43/50 43/50 Fターム(参考) 4F202 AD16 AG28 AH23 CA09 CB01 CB12 CK18 CK52 CK74 CM02 CP01 CQ05 4F204 AD16 AG28 AH23 FA01 FB01 FB12 FN11 FN12 FQ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に複数の貫通孔を有する樹脂成形品
    の製造方法であって、樹脂成形品を成形するためのキャ
    ビティを形成する上型及び下型と、上記貫通孔を成形す
    るために上記上型の成形面の一部に形成された複数の突
    起と、上記下型の本体に上記上型へ向かって進退するよ
    うに設けられていて、上記貫通孔を成形するために上記
    上型の複数の突起に接触させるスライドブロックと、上
    記スライドブロックをその進退方向に貫通し、該スライ
    ドブロックの上記貫通孔を成形する部位の近傍に開口す
    る複数のピン孔と、上記各ピン孔に挿入され、上記スラ
    イドブロックをその成形面が下型本体の成形面に連なる
    成形位置に位置づけたときに、先端が該スライドブロッ
    クの上記貫通孔成形部位まわりの成形面に露出するよう
    に形成され、当該ピン孔内周面との間の隙間からキャビ
    ティのエアを抜くためのエア抜きピンと、上記スライド
    ブロックの成形面に開口していて、該スライドブロック
    の成形面に溶融樹脂を供給する供給口とを備え、型開き
    状態において上記スライドブロックを上記成形位置より
    も上型側へ前進させた状態にし、溶融樹脂を上記スライ
    ドブロックの成形面と下型本体の成形面に供給する前に
    またはその供給を行いながら、上記上型の突起とスライ
    ドブロックとを当接させ、上記溶融樹脂の供給を行いな
    がら、上記上型とスライドブロックとを、この両者が当
    接した状態を保ったまま上記下型本体に対して相対的に
    移動させることによって、型閉じを行うと共に上記スラ
    イドブロックを上記成形位置に後退させて位置づけ、上
    記溶融樹脂が硬化した後に当該硬化によって得られた樹
    脂成形品を上記上型から離脱し、上記スライドブロック
    を上記成形位置よりさらに後退させることによって、上
    記エア抜きピンの先端を当該スライドブロックより上記
    上型側へ相対的に突出させて該スライドブロックから樹
    脂成形品を離型させることを特徴とする樹脂成形品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 一部に複数の貫通孔を有する樹脂成形品
    の製造装置であって、樹脂成形品を成形するためのキャ
    ビティを形成する上型及び下型と、上記貫通孔を成形す
    るために上記上型の成形面の一部に形成された複数の突
    起と、上記下型の本体に上記上型へ向かって進退するよ
    うに設けられていて、上記貫通孔を成形するために上記
    上型の複数の突起に接触させるスライドブロックと、上
    記スライドブロックの成形面に開口していて、該スライ
    ドブロックの成形面に溶融樹脂を供給する供給口と、上
    記下型本体の成形面に開口している溶融樹脂の供給口
    と、上記上型と下型とが開いた状態で溶融樹脂を上記下
    型本体の成形面の上と上記スライドブロックの成形面の
    上とに別々に上記供給口から供給する樹脂の供給手段
    と、上記樹脂供給後の上型と下型との型閉じと樹脂硬化
    後の型開きとを行う型駆動手段と、上記スライドブロッ
    クをその進退方向に貫通し、該スライドブロックの上記
    貫通孔を成形する部位の近傍に開口する複数のピン孔
    と、上記各ピン孔に挿入され、上記スライドブロックを
    その成形面が下型本体の成形面に連なる成形位置に位置
    づけたときに、先端が該スライドブロックの上記貫通孔
    成形部位まわりの成形面に露出するように形成され、当
    該ピン孔内周面との間の隙間からキャビティのエアを抜
    くためのエア抜きピンと、上記スライドブロックを上記
    樹脂供給前に上記上型の突起に当接するように前進さ
    せ、上記型閉じの際に当該当接状態を保ったまま該スラ
    イドブロックを上記成形位置まで後退させるスライドブ
    ロック駆動手段とを備えていることを特徴とする樹脂成
    形品の製造装置。
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