JP3105139B2 - 塵芥収集車の汚水逆流防止装置 - Google Patents
塵芥収集車の汚水逆流防止装置Info
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- JP3105139B2 JP3105139B2 JP06208997A JP20899794A JP3105139B2 JP 3105139 B2 JP3105139 B2 JP 3105139B2 JP 06208997 A JP06208997 A JP 06208997A JP 20899794 A JP20899794 A JP 20899794A JP 3105139 B2 JP3105139 B2 JP 3105139B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、塵芥収集車の汚水タン
クに貯留された汚水の逆流を防止する塵芥収集車の汚水
逆流防止装置に関するものである。
クに貯留された汚水の逆流を防止する塵芥収集車の汚水
逆流防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】塵芥収集車においては、塵芥内に水分が
介在するとともに、塵芥投入箱に投入された塵芥を押込
装置で塵芥収容箱内に圧縮して押し込むため、収容され
た塵芥から汚水が発生する。この汚水が塵芥収容箱の後
部開口と塵芥投入箱の前部開口との接合部から外部に流
出して路上に撒き散らされると、周囲を汚損させて環境
衛生を著しく阻害することになる。
介在するとともに、塵芥投入箱に投入された塵芥を押込
装置で塵芥収容箱内に圧縮して押し込むため、収容され
た塵芥から汚水が発生する。この汚水が塵芥収容箱の後
部開口と塵芥投入箱の前部開口との接合部から外部に流
出して路上に撒き散らされると、周囲を汚損させて環境
衛生を著しく阻害することになる。
【０００３】そこで、図４乃至図６に示すように、塵芥
収容箱（１）と塵芥投入箱（２）との接合部の下部に沿
って汚水受樋（３）を設け、この汚水受樋（３）の両側
底部に汚水パイプ（４）を設け、この汚水パイプ（４）
に汚水ホース（５）の一端を接続し、この汚水ホース
（５）の他端を塵芥投入箱（２）の底部に設けた汚水タ
ンク（６）に汚水パイプ（７）を介して接続し、塵芥収
容箱（１）と塵芥投入箱（２）との接合部から流出する
汚水を汚水受樋（３）に流入させ、この汚水を汚水パイ
プ（４）、汚水ホース（５）および汚水パイプ（７）を
流通させて汚水タンク（６）内に導き、この汚水タンク
（６）内に汚水を貯留するようにしている。
収容箱（１）と塵芥投入箱（２）との接合部の下部に沿
って汚水受樋（３）を設け、この汚水受樋（３）の両側
底部に汚水パイプ（４）を設け、この汚水パイプ（４）
に汚水ホース（５）の一端を接続し、この汚水ホース
（５）の他端を塵芥投入箱（２）の底部に設けた汚水タ
ンク（６）に汚水パイプ（７）を介して接続し、塵芥収
容箱（１）と塵芥投入箱（２）との接合部から流出する
汚水を汚水受樋（３）に流入させ、この汚水を汚水パイ
プ（４）、汚水ホース（５）および汚水パイプ（７）を
流通させて汚水タンク（６）内に導き、この汚水タンク
（６）内に汚水を貯留するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、塵芥収容箱
（１）と塵芥投入箱（２）との接合部から流出して汚水
受樋（３）に流入した汚水を、汚水パイプ（４）、汚水
ホース（５）および汚水パイプ（７）を流通させて汚水
タンク（６）内に貯留するようにしているが、汚水タン
ク（６）内に汚水がある程度貯留されると、走行時にカ
ーブ等を旋回する場合に、汚水タンク（６）内に貯留さ
れた汚水が、遠心力により旋回方向と反対側の汚水タン
ク（６）の側壁側に押しやられるため、その圧力で汚水
が汚水パイプ（７）、汚水ホース（５）および汚水パイ
プ（４）を流通して汚水受樋（３）に逆流し、この汚水
が汚水受樋（３）と塵芥収容箱（１）との間の隙間から
飛散して環境衛生を阻害するという問題があった。
（１）と塵芥投入箱（２）との接合部から流出して汚水
受樋（３）に流入した汚水を、汚水パイプ（４）、汚水
ホース（５）および汚水パイプ（７）を流通させて汚水
タンク（６）内に貯留するようにしているが、汚水タン
ク（６）内に汚水がある程度貯留されると、走行時にカ
ーブ等を旋回する場合に、汚水タンク（６）内に貯留さ
れた汚水が、遠心力により旋回方向と反対側の汚水タン
ク（６）の側壁側に押しやられるため、その圧力で汚水
が汚水パイプ（７）、汚水ホース（５）および汚水パイ
プ（４）を流通して汚水受樋（３）に逆流し、この汚水
が汚水受樋（３）と塵芥収容箱（１）との間の隙間から
飛散して環境衛生を阻害するという問題があった。
【０００５】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、旋回時に汚水タンク内の汚水が逆流しないようにし
た塵芥収集車の汚水逆流防止装置を提供することを目的
とするものである。
で、旋回時に汚水タンク内の汚水が逆流しないようにし
た塵芥収集車の汚水逆流防止装置を提供することを目的
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、塵芥収容箱と塵芥投入箱との接合部の下部に
沿って汚水受樋を設け、この汚水受樋の両側底部に汚水
パイプを設け、この汚水パイプに汚水ホースの一端を接
続し、この汚水ホースの他端を塵芥投入箱の底部に設け
た汚水タンクに汚水パイプを介して接続した塵芥収集車
において、上記汚水タンク側の汚水パイプの一端開口
を、汚水タンクの内部に若干突出するように汚水タンク
の前壁に貫通して取付け、かつ、汚水タンクの前壁内面
に、汚水パイプの一端開口から側方にずれた状態で、汚
水パイプの一端開口を適時塞ぐ逆流防止板を揺動自在に
設置したものである。
するため、塵芥収容箱と塵芥投入箱との接合部の下部に
沿って汚水受樋を設け、この汚水受樋の両側底部に汚水
パイプを設け、この汚水パイプに汚水ホースの一端を接
続し、この汚水ホースの他端を塵芥投入箱の底部に設け
た汚水タンクに汚水パイプを介して接続した塵芥収集車
において、上記汚水タンク側の汚水パイプの一端開口
を、汚水タンクの内部に若干突出するように汚水タンク
の前壁に貫通して取付け、かつ、汚水タンクの前壁内面
に、汚水パイプの一端開口から側方にずれた状態で、汚
水パイプの一端開口を適時塞ぐ逆流防止板を揺動自在に
設置したものである。
【０００７】
【作用】本発明によれば、走行時にカーブ等を旋回する
場合に、汚水タンク内に貯留された汚水が、遠心力によ
り旋回方向と反対側の汚水タンクの側壁側に押しやられ
るから、その汚水の圧力および遠心力により逆流防止板
が揺動して汚水パイプの一端開口を塞ぎ、汚水タンク内
に貯留される汚水の逆流を防止する。
場合に、汚水タンク内に貯留された汚水が、遠心力によ
り旋回方向と反対側の汚水タンクの側壁側に押しやられ
るから、その汚水の圧力および遠心力により逆流防止板
が揺動して汚水パイプの一端開口を塞ぎ、汚水タンク内
に貯留される汚水の逆流を防止する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【０００９】図１は本発明に係る塵芥収集車の汚水逆流
防止装置の斜視図であり、図２および図３は本発明装置
の正面図および側面図である。尚、図１乃至図３は汚水
タンク（６）の左側を示したもので、汚水タンク（６）
の右側も対称に同一構成されている。
防止装置の斜視図であり、図２および図３は本発明装置
の正面図および側面図である。尚、図１乃至図３は汚水
タンク（６）の左側を示したもので、汚水タンク（６）
の右側も対称に同一構成されている。
【００１０】本発明は、図１乃至図３に示すように、汚
水パイプ（７）の一端開口を、汚水タンク（６）の内部
に若干突出するように汚水タンク（６）の前壁に貫通し
て取付け、かつ、汚水タンク（６）の前壁内面に、汚水
パイプ（７）の一端開口を適時塞ぐ逆流防止板（８）を
設置している。逆流防止板（８）は汚水タンク（６）の
前壁内面に固設された枢軸（９）に揺動自在に枢支さ
れ、枢軸（９）を中心に左右に揺動して汚水パイプ
（７）の一端開口を開閉する。この逆流防止板（８）は
汚水パイプ（７）の一端開口から側方にずれた状態で設
けられており、通常は図２実線に示すように、汚水パイ
プ（７）の一端開口を塞いでいないが、図２想像線に示
すように、枢軸（９）を中心に揺動すると、汚水パイプ
（７）の一端開口を塞ぐ。図２想像線に示すように、逆
流防止板（８）が汚水パイプ（７）の一端開口を塞ぐ位
置で、それ以上逆流防止板（８）が揺動しないように汚
水タンク（６）の前壁内面に固設したストッパー（10）
を備える。
水パイプ（７）の一端開口を、汚水タンク（６）の内部
に若干突出するように汚水タンク（６）の前壁に貫通し
て取付け、かつ、汚水タンク（６）の前壁内面に、汚水
パイプ（７）の一端開口を適時塞ぐ逆流防止板（８）を
設置している。逆流防止板（８）は汚水タンク（６）の
前壁内面に固設された枢軸（９）に揺動自在に枢支さ
れ、枢軸（９）を中心に左右に揺動して汚水パイプ
（７）の一端開口を開閉する。この逆流防止板（８）は
汚水パイプ（７）の一端開口から側方にずれた状態で設
けられており、通常は図２実線に示すように、汚水パイ
プ（７）の一端開口を塞いでいないが、図２想像線に示
すように、枢軸（９）を中心に揺動すると、汚水パイプ
（７）の一端開口を塞ぐ。図２想像線に示すように、逆
流防止板（８）が汚水パイプ（７）の一端開口を塞ぐ位
置で、それ以上逆流防止板（８）が揺動しないように汚
水タンク（６）の前壁内面に固設したストッパー（10）
を備える。
【００１１】本発明の塵芥収集車の逆流防止装置は上記
構成よりなり、次にその動作要領について説明する。
構成よりなり、次にその動作要領について説明する。
【００１２】走行時にカーブ等を旋回する場合に、汚水
タンク（６）内に貯留された汚水が、遠心力により旋回
方向と反対側の汚水タンク（６）の側壁側に押しやられ
ると、その汚水の圧力および遠心力により逆流防止板
（８）が枢軸（９）を中心に揺動し、図２想像線に示す
ように、汚水パイプ（７）の一端開口を塞ぐ。これによ
り、汚水パイプ（７）に汚水が流入できなくなり、汚水
タンク（６）内に貯留される汚水の逆流を防止すること
ができる。
タンク（６）内に貯留された汚水が、遠心力により旋回
方向と反対側の汚水タンク（６）の側壁側に押しやられ
ると、その汚水の圧力および遠心力により逆流防止板
（８）が枢軸（９）を中心に揺動し、図２想像線に示す
ように、汚水パイプ（７）の一端開口を塞ぐ。これによ
り、汚水パイプ（７）に汚水が流入できなくなり、汚水
タンク（６）内に貯留される汚水の逆流を防止すること
ができる。
【００１３】また、本発明装置は、逆流防止板（８）を
汚水パイプ（７）の一端開口から側方にずれた状態で設
け、走行時にカーブ等を旋回する場合以外は図２実線に
示すように、逆流防止板（８）が汚水パイプ（７）の一
端開口を塞がないから、塵芥処理場のピットに塵芥を排
出する場合に、塵芥投入箱（２）をダンプすると、汚水
タンク（６）内に貯留される汚水が汚水パイプ（７）、
汚水ホース（５）および汚水パイプ（４）を流通して汚
水受樋（３）からピット内に排出されることになる。
汚水パイプ（７）の一端開口から側方にずれた状態で設
け、走行時にカーブ等を旋回する場合以外は図２実線に
示すように、逆流防止板（８）が汚水パイプ（７）の一
端開口を塞がないから、塵芥処理場のピットに塵芥を排
出する場合に、塵芥投入箱（２）をダンプすると、汚水
タンク（６）内に貯留される汚水が汚水パイプ（７）、
汚水ホース（５）および汚水パイプ（４）を流通して汚
水受樋（３）からピット内に排出されることになる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、カーブ等を旋回する際
の汚水の圧力および遠心力を利用して逆流防止板を揺動
することにより汚水パイプの一端開口を塞ぐから、その
汚水パイプの一端開口から汚水タンク内に貯留される汚
水が逆流するのを防止することができる。従って、走行
時にカーブ等を旋回する場合に、汚水が汚水受樋から飛
散することを防止でき、環境衛生の阻害を回避できる。
の汚水の圧力および遠心力を利用して逆流防止板を揺動
することにより汚水パイプの一端開口を塞ぐから、その
汚水パイプの一端開口から汚水タンク内に貯留される汚
水が逆流するのを防止することができる。従って、走行
時にカーブ等を旋回する場合に、汚水が汚水受樋から飛
散することを防止でき、環境衛生の阻害を回避できる。
【図１】本発明に係る塵芥収集車の逆流防止装置を示す
汚水タンクの斜視図である。
汚水タンクの斜視図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図１の側面図である。
【図４】塵芥収集車の汚水処理装置を示す側面図であ
る。
る。
【図５】図４の正面図である。
【図６】図４の塵芥収集車の汚水処理装置における汚水
タンクの斜視図である。
タンクの斜視図である。
【符号の説明】 １ 塵芥収容箱 ２ 塵芥投入箱 ３ 汚水受樋 ４ 汚水パイプ ５ 汚水ホース ６ 汚水タンク ７ 汚水パイプ ８ 逆流防止板 ９ 枢軸 10 ストッパー
Claims (1)
- 【請求項１】 塵芥収容箱と塵芥投入箱との接合部の下
部に沿って汚水受樋を設け、この汚水受樋の両側底部に
汚水パイプを設け、この汚水パイプに汚水ホースの一端
を接続し、この汚水ホースの他端を塵芥投入箱の底部に
設けた汚水タンクに汚水パイプを介して接続した塵芥収
集車において、 上記汚水タンク側の汚水パイプの一端開口を、汚水タン
クの内部に若干突出するように汚水タンクの前壁に貫通
して取付け、かつ、汚水タンクの前壁内面に、汚水パイ
プの一端開口から側方にずれた状態で、汚水パイプの一
端開口を適時塞ぐ逆流防止板を揺動自在に設置したこと
を特徴とする塵芥収集車の汚水逆流防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06208997A JP3105139B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 塵芥収集車の汚水逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06208997A JP3105139B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 塵芥収集車の汚水逆流防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0873004A JPH0873004A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3105139B2 true JP3105139B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=16565608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06208997A Expired - Fee Related JP3105139B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 塵芥収集車の汚水逆流防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3105139B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101920831A (zh) * | 2010-09-26 | 2010-12-22 | 都江堰巨龙车辆有限公司 | 环保电动清运车 |
| CN105600245B (zh) * | 2015-12-25 | 2018-04-20 | 长沙湖大环保科技有限公司 | 垃圾压缩车及其污水箱泥沙清理装置 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP06208997A patent/JP3105139B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0873004A (ja) | 1996-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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