JP3104679B2 - ハイブリッドicパッケージ - Google Patents

ハイブリッドicパッケージ

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JP3104679B2 JP15041498A JP15041498A JP3104679B2 JP 3104679 B2 JP3104679 B2 JP 3104679B2 JP 15041498 A JP15041498 A JP 15041498A JP 15041498 A JP15041498 A JP 15041498A JP 3104679 B2 JP3104679 B2 JP 3104679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック基板上
に小型の高周波ベアチップ部品を搭載したモジュール
を、パッケージ内に気密実装したハイブリッドICパッ
ケージに関し、特に、パッケージ内を仕切壁で仕切ると
ともに、インナーカバー及びアウターカバーの二つのカ
バーでパッケージを蓋することにより、仕切壁で仕切ら
れた各空間に配設したモジュールを、互いに電磁干渉を
防止しつつ気密実装して、複数のモジュールを一つのパ
ッケージ内に実装することを可能としたハイブリッドI
Cパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック基板上にトランジスタ,ダイ
オード,抵抗,コンデンサ等の小型の高周波部品を搭
載,実装することにより機能モジュールを構成したハイ
ブリッドICパッケージは、主に特定用途の集積回路と
して広く用いられている。
【0003】ここで、このようなハイブリッドICのモ
ジュールは、一般に、セラミック基板上にベアチップ部
品を搭載することにより構成されており、ベアチップ部
品を搭載したセラミック基板は、パッケージ内に気密封
止されるようになっている。
【0004】ところで、このようにパッケージ内にベア
チップ部品を気密実装するハイブリッドICでは、例え
ば多段増幅器や、異なる機能を営む複数のモジュールに
ついては、各モジュール間の電磁干渉を防止する必要か
ら、これまでは、各モジュールごとにそれぞれ独立した
パッケージ内に気密実装していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各モジュールごとに独立してパッケージングされる
従来のハイブリッドICパッケージでは、複数のモジュ
ールを接続しようとする場合、各モジュールをそれぞれ
気密実装した複数のパッケージを、さらに上位実装にお
いてパッケージ同士で接続しなければならなかった。
【0006】このため、従来のハイブリッドICでは、
各モジュールごとに気密パッケージがそれぞれ存在する
こととなり、構造上高密度実装はきわめて困難であり、
装置の小型軽量化を阻害する要因となっていた。
【0007】なお、特開平4−274397号には、高
周波増幅器から放射される高周波が電源供給配線を介し
て外部に漏洩することを防止することを目的として、ケ
ース内に壁面を設け、この壁面で間仕切りした状態で増
幅器と電源部を同一ケース内に収納して接続するように
した「高周波増幅器」が提案されている。
【0008】しかし、この公報記載の技術は、通常の増
幅器における高周波遮蔽を目的としたものであって、ケ
ースを気密封止をする必要がなく、ベアチップ部品をパ
ッケージ内に気密実装する必要のあるハイブリッドIC
パッケージに適用することは困難で、上述した従来のハ
イブリッドICパッケージの課題を解決することはでき
なかった。
【0009】すなわち、ハイブリッドICパッケージの
分野では、異なる機能を有する複数のモジュール間の電
磁干渉を有効に低減,防止しつつ、同一のパッケージ内
に異なるモジュールを実装し、しかも、パッケージの気
密性も確実に保持し得る手段については、これまで有効
な技術が提案されていなかった。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、パッケー
ジ内を仕切壁で分けるとともに、インナーカバー及びア
ウターカバーの二つのカバーでパッケージを蓋すること
により、仕切壁で仕切られた各モジュール間の電磁干渉
を防止しつつパッケージ内の気密封止を実現し、多段増
幅器を構成する複数のモジュールや、異なる特性を有す
る複数のモジュールを一つのパッケージへ実装可能とし
たハイブリッドICパッケージの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のハイブリッドICパッケージ
は、一側に開口したパッケージ筐体内に高周波部品を搭
載したモジュールを実装するとともに、前記開口を閉じ
ることによってパッケージ筐体内を気密封止してなるハ
イブリッドICパッケージであって、前記パッケージ筐
体内に、内部空間を仕切る一又は二以上の仕切壁を設け
るとともに、この仕切壁に当接し、前記パッケージ筐体
の開口を覆うインナーカバーと、このインナーカバーに
より覆われた前記開口を外側から覆うアウターカバーを
備え、前記仕切壁によって仕切られた各内部空間に、そ
れぞれ高周波部品を搭載したモジュールを実装すること
により、前記仕切壁及びインナーカバーによって各モジ
ュール間の電磁干渉を防止するとともに、前記アウター
カバーによってパッケージ筐体内を気密封止する構成と
してある。
【0012】このような構成からなる本発明のハイブリ
ッドICパッケージによれば、パッケージ筐体内を仕切
壁で仕切るとともに、この仕切壁の上面に当接,固着さ
れるインナーカバーによってパッケージの開口を蓋して
あるので、仕切壁によって形成された空間に複数のモジ
ュールを配設,実装することで、各モジュール間の電磁
干渉を仕切壁とインナーカバーによって有効に防止する
ことができる。また、インナーカバーの外側から、さら
にアウターカバーによってパッケージ開口を蓋すること
によって、パッケージ内を確実に気密封止することがで
きる。
【0013】これによって、複数のモジュールを一つの
パッケージ筐体内に同時に実装することができるので、
電磁干渉の影響を受けずに増幅器を多段に実装したり、
異なる特性のモジュールを一つのパッケージに実装する
ことが可能となり、パッケージの小型,軽量化を図るこ
とによって高密度実装が実現できる。
【0014】そして、請求項2では、前記アウターカバ
ーを前記パッケージ筐体の開口周縁に固着した構成とし
てある。
【0015】このように、パッケージ開口を覆うアウタ
ーカバーを溶接等によって固着することで、パッケージ
を容易かつ確実に気密封止することができ、パッケージ
の品質及び信頼性を確保することができる。
【0016】一方、請求項3では、前記インナーカバー
を前記パッケージ筐体の開口内側及び仕切壁に固着した
構成としてあり、特に、請求項4では、前記インナーカ
バーに、前記仕切壁に沿って貫通するスリットを形成し
た構成としてある。
【0017】このように、仕切壁と当接してパッケージ
開口を覆うインナーカバーを溶接等の手段によって固着
することで、仕切壁とインナーカバーとの隙間を容易か
つ確実に塞ぐことができ、各モジュール間の電磁干渉を
さらに確実に防止してパッケージの信頼性を向上させる
ことができる。
【0018】特に、インナーカバーにスリットを設ける
ことで、スリットを介してインナーカバーと仕切壁の当
接部分を溶接等によって固着することができ、仕切壁と
インナーカバーとの隙間をさらに容易かつ確実に塞ぐこ
とができる。
【0019】また、請求項5記載のハイブリッドICパ
ッケージでは、前記仕切壁とパッケージ筐体内壁の間に
隙間を設けるとともに、この隙間に前記各モジュールを
接続する接続手段を配設した構成としてある。
【0020】このような構成からなる本発明のハイブリ
ッドICパッケージによれば、パッケージ内壁と仕切壁
の間の隙間に接続用基板等の接続手段を配設することが
でき、例えば、多段増幅器等の基板接続が必要となる高
周波モジュールについても、電磁干渉を確実に防止しつ
つ電気的な接続を図ることができる。
【0021】一方、請求項6記載のハイブリッドICパ
ッケージでは、前記仕切壁に、前記各モジュールを接続
する接続手段を挿通状態で配設した構成としてある。
【0022】このような構成からなる本発明のハイブリ
ッドICパッケージによれば、例えばRF系モジュール
とデジタル系モジュール等の接続のように、端子を介し
て電気的に接続可能な機能モジュール同士を、電磁干渉
が生じることなく接続することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のハイブリッドIC
パッケージの実施形態について、図面を参照して説明す
る。 [第一実施形態]まず、本発明のハイブリッドICパッ
ケージの第一実施形態について図1〜図3を参照して説
明する。図1〜図3は、それぞれ本発明の第一実施形態
に係るハイブリッドICパッケージを示す(a)は斜視
図、(b)は要部断面正面図であり、図1はインナーカ
バーを取り付ける前の状態を、図2はインナーカバーを
取り付けた状態を、さらに図3はアウターカバーを取り
付けた状態を示している。
【0024】これらの図に示す本実施形態は、それぞれ
増幅器を構成する三つのモジュール1,2,3をパッケ
ージ筐体10内に気密実装することにより多段増幅器を
構成するハイブリッドICの例である。パッケージ筐体
10は、モジュール1,2,3が実装できる上面側に開
口10aを有する筐体であり、この筐体内の内部空間が
二つの仕切壁11,12によって仕切られている。
【0025】これによって、パッケージ筐体10の内部
は三つの空間が形成され、三つのモジュール1,2,3
がそれぞれの空間に実装できるようになっている。そし
て、このモジュール1,2,3を実装したパッケージ筐
体10の上面開口10aがインナーカバー20及びアウ
ターカバー30の二つのカバーによって蓋されるように
なっている。
【0026】仕切壁11,12は、各モジュール1,
2,3の電磁干渉を確実に防止する観点から、本実施形
態ではパッケージ筐体10の内壁と一体的に形成してあ
る。ただし、仕切壁11,12をパッケージ筐体10と
別体に形成し、溶接等の手段によって筐体内に固着する
ことも可能である。
【0027】そして、この二つの仕切壁11,12は、
本実施形態では、それぞれ異なる一側においてパッケー
ジ内壁との間に隙間を設けてあり、各モジュール1,
2,3を接続する接続用基板4,4の実装できるスペー
スが設けてある。本実施形態のモジュール1,2,3は
多段増幅器を構成しており、端子による接続は行えず、
基板接続が必要となる高周波モジュールとなっている。
そこで、仕切壁11,12とパッケージ内壁の間に基板
実装用のスペースとして隙間を形成するようにしたもの
である。
【0028】これにより、増幅器を構成する各モジュー
ル1,2,3は、パッケージ筐体10の仕切壁11,1
2によって区切られた三つの空間にそれぞれ実装される
とともに、接続用基板4及び金属ワイヤ4aを介して電
気的に接続されるようになっている。なお、この仕切壁
11,12と内壁との隙間は、各モジュール1,2,3
の電磁干渉を最小限に抑えるために、仕切壁11と仕切
壁12とで隙間を設ける側を異ならせてあり、かつ、接
続用基板4が実装できるだけの最小幅の隙間としてあ
る。
【0029】さらに、この仕切壁11,12及び仕切壁
11,12と一体となったパッケージ筐体10の内壁
は、図1及び図2に示すように、上面にインナーカバー
20が当接して搭載できるようになっており、パッケー
ジ筐体10の内壁は、開口10aの内側において、筐体
の内部空間側に突出して形成してある。
【0030】インナーカバー20は、パッケージの開口
10aを覆う大きさの板状部材からなり、パッケージ上
方から配設されて仕切壁11,12の上面及びパッケー
ジの開口10aの内側の内壁に当接して搭載されるよう
に、開口10aより一回り小さい大きさに形成してあ
る。そして、このインナーカバー20は、仕切壁11,
12の上面及びパッケージ内壁の当接部分が溶接によっ
て固着されるようになっている(図2に示す溶接部20
a)。
【0031】ここで、インナーカバー20には、仕切壁
11,12に沿って貫通する二本のスリット21,22
が形成してある。このようにインナーカバー20にスリ
ット21,22を設けることで、このスリット21,2
2を介してインナーカバー20と仕切壁11,12の当
接部分を溶接等によって固着することができる。
【0032】これによって、仕切壁11,12とインナ
ーカバー20との隙間をより確実かつ容易に塞ぐことが
できる。そして、このようにインナーカバー20を溶接
等により仕切壁11,12と固着することで、仕切壁1
1,12とインナーカバー20との隙間を容易かつ確実
に塞ぐことができ、各モジュール間の電磁干渉を確実に
防止してパッケージの信頼性を向上させることができ
る。
【0033】アウターカバー30は、インナーカバー2
0によって覆われた開口10aをさらに外側から覆う大
きさの板状部材からなっており、パッケージ上方から配
設されてパッケージの開口10aの周縁に当接して搭載
されるように、開口10aより一回り大きい大きさに形
成してある。
【0034】そして、このアウターカバー30は、パッ
ケージの開口10a周縁の当接部分が、開口10aの全
周にわたって溶接によって固着されるようになっている
(図3に示す溶接部30a)。このように、パッケージ
の開口10aを覆うアウターカバー30を溶接によって
固着することで、パッケージを確実かつ容易に気密封止
することができ、パッケージの品質及び信頼性を確保す
ることができる。
【0035】次に、このような構成からなる本実施形態
のハイブリッドICパッケージの実装,組立方法につい
て説明する。まず、増幅器を構成する各モジュール1,
2,3は、それぞれセラミック基板にベアチップ部品を
実装して機能モジュールとして形成する。そして、これ
らモジュール1,2,3をパッケージ筐体の仕切壁1
1,12で仕切られた各空間に配設するとともに、接続
用基板4,4を配設し、パッケージ側にろう材又は接着
剤等を使用し実装し、その後、金属ワイヤ4aをボンデ
ィングして配線を行う。
【0036】次に、インナーカバー20をパッケージ上
方から配設して開口10aの内側において仕切壁11,
12及びパッケージ内壁の上面に搭載し、カバー周縁及
びスリット部を溶接によって開口10a及び仕切壁1
1,12に固着する。これにより、インナーカバー20
とパッケージ筐体10を同電位にすることで電磁的閉鎖
空間を形成し、各モジュール間の電磁干渉を防止するこ
とができる。最後に、気密封止用のアウターカバー30
をパッケージ上方から搭載し、インナーカバー20の外
側から開口10aを蓋して、カバー周縁を溶接によって
パッケージ筐体10の上面側に固着する。これによっ
て、パッケージ全体が気密封止される。
【0037】このように、本実施形態のハイブリッドI
Cパッケージによれば、パッケージ筐体10内を仕切壁
11,12で仕切ってあり、かつ、この仕切壁の上面に
当接,固着されるインナーカバー20によってパッケー
ジの開口10aを蓋してあるので、仕切壁11,12に
よって形成された空間にそれぞれモジュール1,2,3
を配設,実装することによって、各モジュール1,2,
3間の電磁干渉を仕切壁11,12及びインナーカバー
20によって有効に防止することができる。また、イン
ナーカバー20の外側から、さらにアウターカバー30
によってパッケージ開口10aを蓋することによって、
パッケージ内を確実に気密封止することができる。
【0038】これによって、本実施形態のハイブリッド
ICパッケージによれば、複数のモジュール1,2,3
を一つのパッケージ筐体10内に同時に実装することが
できるので、各モジュール間が互いに電磁干渉の影響を
受けることなく、増幅器を多段に実装したり、異なる特
性のモジュールを一つのパッケージに実装することが可
能となる。従って、パッケージの小型,軽量化が図れ
ら、パッケージの高密度実装が実現できる。
【0039】[第二実施形態]次に、本発明のハイブリ
ッドICパッケージの第二実施形態について図4〜図6
を参照して説明する。図4〜図6は、それぞれ本発明の
第二実施形態に係るハイブリッドICパッケージを示す
(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図であり、図4
はインナーカバーを取り付ける前の状態を、図5はイン
ナーカバーを取り付けた状態を、さらに図6はアウター
カバーを取り付けた状態を示している。
【0040】これらの図に示すように、本実施形態のハ
イブリッドICパッケージは、第一実施形態の変更実施
形態であり、第一実施形態で設けていた二つの仕切壁1
1,12に替えて、パッケージ内部をほぼ中央で二つの
空間に仕切る一つの仕切壁13を設けたもので、他の構
成部分については、第一実施形態とほぼ同様となってい
る。従って、第一実施形態と同様の部分については、同
一符号を付して詳細な説明は、省略する。
【0041】図4〜図6に示すように、本実施形態で
は、ハイブリッドICとして、RF系モジュール5とデ
ジタル系モジュール6の機能の異なる二つのモジュール
を実装したハイブリッドICとなっている。そして、こ
の二つの機能モジュールを実装する本実施形態のパッケ
ージ筐体10は、ほぼ中央においてパッケージ内を二つ
の空間に仕切る仕切壁13が形成してある。
【0042】ここで、仕切壁13は、パッケージ筐体1
0と一体的に形成するとともに、第一実施形態の場合と
異なり、パッケージ内壁との間には隙間を設けておら
ず、代わりに、仕切壁13にはモジュール接続手段とし
て接続用端子7を挿通するようにしてある。
【0043】一般に、RF系モジュール5とデジタル系
モジュール6の接続は、増幅器の接続と異なり、端子を
介して電気的に接続することが可能である。そこで、本
実施形態では、仕切壁13は、パッケージ内壁に接続基
板実装用のスペースを設ける必要がなく、接続用端子7
を仕切壁13に挿通状態で配設することにより、この接
続用端子7及び金属ワイヤ7aを介して仕切壁13の両
側に実装されたRF系モジュール5とデジタル系モジュ
ール6を電気的に接続してある。
【0044】なお、本実施形態では、仕切壁13はパッ
ケージのほぼ中央に一つだけ設けてあるので、図5に示
すように、インナーカバー20の固定用のスリット23
も、仕切壁13に対応してカバーほぼ中央に一つだけ形
成するようにしてある。その他、本パッケージの実装,
組立手順については、第一実施形態の場合と同様であ
る。
【0045】このような構成からなる本実施形態のハイ
ブリッドICパッケージによれば、機能の異なる複数の
モジュール5,6を同一のパッケージ内に気密実装する
ことができ、上述した第一実施形態の場合と同様、パッ
ケージの小型軽量化による高密度実装が可能となる。
【0046】なお、本発明のハイブリッドICパッケー
ジは、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発
明の要旨の範囲内において種々の変更実施が可能であ
る。例えば、上述した実施形態では、ハイブリットIC
は、多段増幅器を構成する場合やデジタル系及びRF系
モジュールを実装した場合であったが、特にこれらに限
定されるものではなく、複数のモジュールをパッケージ
内に気密実装するものであれば、どのようなICパッケ
ージにも適用することができる。
【0047】すなわち、本発明は、仕切壁によって仕切
られたパッケージ内の二以上の空間に、それぞれ高周波
部品を実装することによって、各高周波部品間の電磁干
渉を防止し、かつ、筐体内を気密封止する必要のあるパ
ッケージであれば、あらゆるICパッケージに適用でき
るものである。
【0048】また、インナーカバーの固着手段として
は、溶接ではなく導電性接着剤を用いることもでき、仕
切壁との隙間を埋めることにより電磁干渉を防止できる
ように固着できるものであれば、どのような固着手段を
用いてもよい。
【0049】さらに、パッケージ筐体の内部空間を仕切
る仕切壁は、上記第一実施形態では二つの仕切壁を設け
てパッケージ内に三つの空間を形成してあったが、第二
実施形態で示したように、少なくとも一つの仕切壁を設
けて複数の空間を形成するものであればよく、パッケー
ジ内に実装しようとするモジュールの数や大きさ,形状
に応じて、仕切壁を適宜増減することができる。また、
仕切壁同士が交差する状態でパッケージ内を仕切るよう
にしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハイブリッ
ドICパッケージによれば、パッケージ内を仕切壁で分
けるとともに、インナーカバー及びアウターカバーの二
つのカバーでパッケージを蓋することにより、仕切壁で
仕切られた各モジュール間の電磁干渉を防止しつつパッ
ケージ内の気密封止を実現し、多段増幅器を構成する複
数のモジュールや異なる特性を有する複数のモジュール
を一つのパッケージに実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るハイブリッドIC
パッケージのインナーカバーを取り付ける前の状態を示
す、(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係るハイブリッドIC
パッケージのインナーカバーを取り付けた状態を示す、
(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係るハイブリッドIC
パッケージのアウターカバーを取り付けた状態を示す、
(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係るハイブリッドIC
パッケージのインナーカバーを取り付ける前の状態を示
す、(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図である。
【図5】本発明の第二実施形態に係るハイブリッドIC
パッケージのインナーカバーを取り付けた状態を示す、
(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図である。
【図6】本発明の第二実施形態に係るハイブリッドIC
パッケージのアウターカバーを取り付けた状態を示す、
(a)は斜視図、(b)は要部断面正面図である。
【符号の説明】
1 モジュール 2 モジュール 3 モジュール 4 接続用基板 5 モジュール 6 モジュール 7 接続用端子 10 パッケージ筐体 11 仕切壁 12 仕切壁 13 仕切壁 20 インナーカバー 21 スリット 22 スリット 23 スリット 30 アウターカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−181266(JP,A) 実開 平1−121939(JP,U) 実開 平3−61344(JP,U) 実開 昭52−33265(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/02 H01L 25/04 H01L 25/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に開口したパッケージ筐体内に高周
    波部品を搭載したモジュールを実装するとともに、前記
    開口を閉じることによってパッケージ筐体内を気密封止
    してなるハイブリッドICパッケージであって、 前記パッケージ筐体内に、内部空間を仕切る一又は二以
    上の仕切壁を設けるとともに、 この仕切壁に当接し、前記パッケージ筐体の開口を覆う
    インナーカバーと、 このインナーカバーにより覆われた前記開口を外側から
    覆うアウターカバーを備え、 前記仕切壁によって仕切られた各内部空間に、それぞれ
    高周波部品を搭載したモジュールを実装することによ
    り、前記仕切壁及びインナーカバーによって各モジュー
    ル間の電磁干渉を防止するとともに、前記アウターカバ
    ーによってパッケージ筐体内を気密封止することを特徴
    としたハイブリッドICパッケージ。
  2. 【請求項2】 前記アウターカバーを前記パッケージ筐
    体の開口周縁に固着した請求項1記載のハイブリッドI
    Cパッケージ。
  3. 【請求項3】 前記インナーカバーを前記パッケージ筐
    体の開口内側及び仕切壁に固着した請求項1又は2のい
    ずれか一項記載のハイブリッドICパッケージ。
  4. 【請求項4】 前記インナーカバーに、前記仕切壁に沿
    って貫通するスリットを形成した請求項1,2又は3の
    いずれか一項記載のハイブリッドICパッケージ。
  5. 【請求項5】 前記仕切壁とパッケージ筐体内壁の間に
    隙間を設けるとともに、 この隙間に前記各モジュールを接続する接続手段を配設
    した請求項1,2,3又は4のいずれか一項記載のハイ
    ブリッドICパッケージ。
  6. 【請求項6】 前記仕切壁に、前記各モジュールを接続
    する接続手段を挿通状態で配設した請求項1,2,3,
    4又は5のいずれか一項記載のハイブリッドICパッケ
    ージ。
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