JP3104369B2 - トリム材の製造方法および装置 - Google Patents

トリム材の製造方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装飾用のトリム材、特に
車両用として適したトリム材の製造方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、バス、トラック、オートバイ、
電車等の車両用のトリム材として、光輝ステンレス鋼板
等の長尺の基材にゴム、合成樹脂等の樹脂部を形成した
ものがある。図6(a)〜(f)はこのようなトリム材
を示す横断面図であり、(a)はウインドシールドもし
くはバックウインドウモールディング(アッパーまたは
サイド)、(b)はサッシモールディング、(c)はド
リップモールディング、(d)はフェンダーモールディ
ングもしくはサイドプロテクタモールディング、(e)
はウエストモールディング、(f)はウインドシールド
もしくはバックウインドウモールディング(ロアー)と
して使用されるトリム材を示す。
【0003】図6において、1はトリム材で、ステンレ
ス鋼板等の異形材、あるいはアルミニウム合金の押出成
形材などからなる長尺の基材2の外表面側の一部に樹脂
部3が積層固着されている。このようなトリム材1は外
表面の一部を変化部4とし、この部分の基材2を露出さ
せて光輝部5としたもの、およびこの変化部4を樹脂部
3で覆ったものを別に製造し、デザインの多様化をはか
っている。
【0004】このような2種類のトリム材1は、形状が
ほとんど同一にも拘らず、変化部4における変化した色
を要求されるときには、別の成形型を使用して、異なる
工程で製造する必要がある。例えば射出成形により製造
する場合、基材2および樹脂部3間に固着材層を形成す
る際、固着材層を形成する領域を変化させる必要があ
り、そのための装置および射出成形型として、2種類の
ものを準備し、これらを交換して製造を行う必要があ
る。この場合、上記装置および成形型の交換に時間と手
間を要するだけでなく、交換後正常な製品が得られるま
でに時間がかかり、その間樹脂や基材を無駄にするとい
う問題点がある。
【0005】またトリム材の外表面部に、装飾フィルム
を貼着して、装飾面を形成し、押出成形することも提案
されている(特開平2−234859号)。しかしなが
ら、装飾フィルムの有無による複数種類のトリム材を射
出成形により製造することは考慮されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するため、同一の装置および射出成形型を
使用し、簡単な操作により、変化部の色が異なる複数種
類のトリム材をバリの発生を抑えながら、射出成形によ
り製造することができるトリム材の製造方法および装置
を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は次のトリム材の
製造方法および装置である。 (1) 長尺の基材の表面に樹脂部を形成した複合材か
らなり、前記基材の特定の領域を変化部として、この変
化部に着色部を形成した第1のトリム材と、変化部に着
色部を形成しない第2のトリム材の少なくとも2種類の
トリム材を製造する方法であって、少なくとも次の第1
および第2工程を任意の順序で、同じ装置および成形型
を使用して行うことを特徴とするトリム材の製造方法。 第1工程:基材の変化部に一定の厚さの着色テープを貼
着した状態で、基材を射出成形型にセットし、基材の共
通樹脂部形成部をキャビティに挿入した状態で型締め
し、キャビティに樹脂を射出して樹脂部を形成し、第1
のトリム材を製造する。 第2工程:基材の変化部に着色テープを貼着しない状態
で、基材を射出成形型にセットし、基材の共通樹脂部形
成部をキャビティに挿入した状態で型締めし、キャビテ
ィに樹脂を射出して樹脂部を形成し、第2のトリム材を
製造する。 (2) 長尺の基材の表面に樹脂部を形成した複合材か
らなり、前記基材の特定の領域を変化部として、この変
化部に着色部を形成した第1のトリム材と、変化部に着
色部を形成しない第2のトリム材の少なくとも2種類の
トリム材を製造する装置であって、長尺の基材を送り出
す装置と、第1のトリム材製造工程中に変化部に一定の
厚さの着色テープを貼着し、第2のトリム材製造工程中
には貼着しないように動作する着色テープ貼着装置と、
前記着色テープを貼着した基材または着色テープを貼着
しない基材を所定の寸法に切断する切断装置と、切断さ
れた基材をセットして、基材の共通樹脂部形成部をキャ
ビティに挿入した状態で型締めし、キャビティに樹脂を
射出して樹脂部を形成する射出成形型とを有することを
特徴とするトリム材の製造装置。
【0008】本発明において、基材は、樹脂部を形成す
るための基部となるものであり、金属、硬質樹脂等の剛
性を有する長尺材があげられるが、これらに限定されな
い。これらの基材は金属光沢を有するもの、あるいは有
しないものが使用できる。樹脂部は、基材に積層される
もので、基材の表面の色とは異色のゴム、合成樹脂など
により形成される。
【0009】着色テープは、基材に貼着できるものであ
れば、その材質は制限されないが、プラスチックあるい
は金属製の着色テープが使用できる。後工程の射出成形
型が高温で運転される場合は、耐熱性のプラスチック、
あるいはアルミニウム箔、ステンレス箔等の金属製の着
色テープが好ましい。この着色テープは0.05〜0.
3mm、好ましくは0.05〜0.2mm、さらに好ま
しくは0.05〜0.1mmの厚さのものを使用する
と、同一の射出成形型を用いて樹脂部を形成しても、着
色テープの有無によりバリ、変形を生じることなく、成
形可能である。この着色テープは裏面に粘(接)着剤等
の固着材層を予め形成したものが好ましいが、基材の表
面に固着材層を形成しておいてもよい。
【0010】
【作用】本発明のトリム材の製造方法においては、第1
工程において、基材の変化部に着色テープを貼着した状
態で、基材を射出成形型にセットし、基材の共通樹脂部
形成部をキャビティに挿入した状態で型締めし、キャビ
ティに樹脂を射出して樹脂部を形成し、第1のトリム材
を製造する。そして第2工程において、基材の変化部に
着色テープを貼着しない状態で、基材を射出成形型にセ
ットし、基材の共通樹脂部形成部をキャビティに挿入し
た状態で型締めし、キャビティに樹脂を射出して樹脂部
を形成し、第2のトリム材を製造する。これらの第1お
よび第2工程は任意の順序で、同じ装置および射出成形
型を使用して行われる。この場合、実質的に装置の運転
を停止することなく、第1および第2工程の切換を行う
ことができる。
【0011】横断面の異なる基材を同じ射出成形型に供
給して射出成形すると、基材の交換により射出成形型と
基材の間に隙間が生じて、バリが発生するが、本発明で
は一定の厚さの着色テープの貼着の有無を切換えること
により、工程の切換により発生する隙間を小さくするこ
とができ、これによりバリの発生が抑制される。
【0012】本発明の製造装置によりトリム材を製造す
るには、長尺の基材を送り出しながら、着色テープ貼着
装置において、第1工程では着色テープを貼着し、第2
工程では貼着することなく素通りさせ、切断装置におい
て所定寸法に切断する。その後前記と同様に射出成形型
において基材の共通樹脂部形成部に樹脂部を形成する。
これにより、第1工程では第1のトリム材を製造し、第
2工程では第2のトリム材を製造する。
【0013】こうして製造された第1のトリム材は、変
化部に着色テープが貼着されて、所定の色を呈すのに対
し、第2のトリム材は着色テープが貼着されていないた
め、基材の表面の色が視認され、2種類の変化部が得ら
れる。また着色テープとして、多種類のものを交換して
貼着する場合は、さらに多くの色が識別され、デザイン
が多様化する。また射出成形によって成形することによ
り、長手方向に断面形状が変化する樹脂部の成形が可能
であり、また端末部に樹脂部を形成することも可能にな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1(a)は第1のトリム材を示す斜視図、(b)
は第2のトリム材を示す斜視図である。図において、1
aは第1のトリム材、1bは第2のトリム材で、鋼板製
の異形材からなる長尺の基材2の外表面側および端末部
の共通樹脂部形成部6に、接(粘)着剤等の固着材層7
を介して、樹脂部3が形成されている。変化部4には、
第1のトリム材1aでは、接(粘)着剤等の固着材層7
aを介して厚さ0.05〜0.3mmの着色テープ8が
貼着されており、第2のトリム材1bでは、基材2の表
面が露出して光輝部5となっている。
【0015】図2は実施例の製造装置を示す系統図、図
3は基材を示す図1のA−A相当断面図およびB−B相
当断面図、図4は射出成形型の断面図、図5は図4のC
−C断面図およびD−D断面図であり、それぞれ(a)
は第1工程、(b)は第2工程を示す。
【0016】図2の製造装置10は、図3(a)、
(b)に示す第1の基材2aおよび第2の基材2bを製
造するためのもので、アンコイラ11と、アンコイラ1
1から送り出されるストリップ材12の変化部4に着色
テープ8を貼着する着色テープ貼着装置14と、着色テ
ープ8または光輝部5上に保護テープ15を貼着する保
護テープ貼着装置16と、圧着ローラ17と、ストリッ
プ材12の共通樹脂部形成部6に固着材層7を形成する
固着性付与装置18と、固着材層7のベーキング装置1
9と、ストリップ材12を曲げ成形して異形材からなる
基材2を形成するロール成形機20と、固着材層7を活
性化する活性化装置21と、第1の基材2aおよび第2
の基材2bを所定の長さ寸法に切断する切断装置22と
からなる。
【0017】着色テープ貼着装置14は、予め片面に固
着材層7aを形成した着色テープ8をロール31から送
り出し、第1工程においては、圧着ローラ32により圧
着して、ストリップ材12の変化部4に固着させ、第2
工程においては、切断機33により切断して保持ローラ
34により保持するようになっている。
【0018】保護テープ貼着装置16は、後で保護の必
要がなくなったときに剥離可能な程度の弱い接(粘)着
力の保護テープ15をロール36から送り出し、圧着ロ
ーラ37により圧着して、着色テープ8または光輝部5
上に貼着するようになっている。
【0019】固着性付与装置18は、貯槽41内の固着
材(実施例では接〔粘〕着剤)42に浸った塗布ローラ
43と圧着ローラ44間にストリップ材12を通過させ
て、共通樹脂部形成部6に固着材層7を形成するように
なっている。固着性付与装置18は着色テープ貼着装置
14の前に配置して、共通樹脂部形成部6および変化部
4に固着材層7、7aを形成してもよい。
【0020】図4および図5に示す射出成形型50は、
キャビティ型51、コア型52、およびコア型凸部53
間にキャビティ54を有する。そして第1および第2の
基材2a、2bをコア型52のコア型凸部53に装着
し、キャビティ型51を閉じて型締めすることにより、
基材2a、2bの変化部4がキャビティ型51の押切部
55とコア型凸部53間に挟持され、共通樹脂部形成部
6がキャビティ54内に挿入されるようになっている。
そして、この状態で、ランナ56からスプル57および
ゲート58を介して、キャビティ54に樹脂59を射出
することにより、樹脂部3が形成されるようになってい
る。60は成形品を突出すための突出しピンである。
【0021】上記の製造装置10および射出成形型50
によりトリム材1を製造するには、第1工程で第1のト
リム材1aを製造し、第2工程で第2のトリム材1bを
製造する。
【0022】第1工程で第1のトリム材1aを製造する
には、まずアンコイラ11からストリップ材12を送り
出す。そして、着色テープ貼着装置14において、片面
に固着材層7aを形成した着色テープ8をロール31か
ら送り出して、圧着ローラ32により圧着し、図3
(a)に示すように、ストリップ材12の変化部4に貼
着する。
【0023】その後、保護テープ貼着装置16におい
て、ロール36から保護テープ15を送り出し、圧着ロ
ーラ37により圧着して、図3(a)に示すように、着
色テープ8上に貼着する。その後圧着ローラ17により
圧着して、固着性を高める。なお、保護テープ15の幅
は着色テープ8の幅よりはやや小さく、実際上は幅方向
の端末で0.5mm〜2.0mm程度小さくなるよう設
定するのが好ましい。
【0024】続いて、ストリップ材12を固着性付与装
置18の塗布ローラ43および圧着ローラ44間を通過
させて、図3(a)に示すように、共通樹脂部形成部6
に固着材層7を形成し、固着性を付与する。そしてベー
キング装置19において焼付を行った後、ロール成形機
20において曲げ成形を行い、異形断面の基材2を形成
する。その後活性化装置21で固着材層7を活性化した
後、切断装置22で所定の長さ寸法に切断して、図3
(a)に示す第1の基材2aを得る。
【0025】次に、上記により得られた第1の基材2a
を図4(a)および図5(a)に示すように、射出成形
型50にセットし、射出成形を行って、樹脂部3を形成
する。
【0026】この場合、第1の基材2aをコア型52の
コア型凸部53に装着し、キャビティ型51を閉じて型
締めする。これにより、基材2の変化部4、着色テープ
8および保護テープ15をキャビティ型51の押切部5
5とコア型凸部53間に挟持し、共通樹脂部形成部6を
キャビティ54に挿入する。この状態でランナ56から
スプル57およびゲート58を通してキャビティ54に
樹脂59を射出することにより、共通樹脂部形成部6に
樹脂部3を形成し、第1のトリム材1aを製造する。
【0027】その後、キャビティ型51を開き、突出し
ピン60を前進させることにより、第1のトリム材1a
を押出して製品とする。その後は同様の操作を繰返え
す。
【0028】こうして第1のトリム材1aを所定数製造
した後、第2工程に切換え、第2のトリム材1bを製造
する。第2工程では切断機33により着色テープ8を切
断して保持ローラ34により保持し、ストリップ材12
は光輝部5のまま送り出す。そして保護テープ貼着装置
16において、図3(b)に示すように、光輝部5上に
保護テープ15を貼着する。
【0029】その後第1工程と同様に、固着性付与装置
18で固着材層7を形成し、ロール成形機20で曲げ成
形を行い、切断装置22で切断を行って、図3(b)に
示す第2の基材2bを得る。
【0030】次に上記により得られた第2の基材2bを
図4(b)および図5(b)に示すように、射出成形型
50にセットし、第1工程と同様に射出成形を行って、
樹脂部3を形成する。この場合、基材2の変化部4およ
び保護テープ15がキャビティ型51の押切部55とコ
ア型凸部53間に挟持される点が相違するほかは、第1
工程と同様に射出成形が行われ、第2のトリム材1bが
製造される。
【0031】上記の第1工程では、キャビティ型51の
押切部55が着色テープ8を挟持するが、第2のトリム
材1bの場合は着色テープ8が存在しないため、保護テ
ープ15と押切部55との間に隙間が生じる。しかしこ
の隙間は着色テープ8の厚さと同じ0.05〜0.3m
mであるから、樹脂の侵入はなく、バリは形成されな
い。保護テープ15はロール成形機20を出た後、任意
の時点で剥離することができるが、トリム材1a、1b
とした後も貼着した状態で保管、運搬することも可能で
ある。
【0032】上記の第1工程と第2工程の順序は任意で
あり、どちらが先に行われてもよい。この場合、両工程
は同一の製造装置および射出成形型を使用して行われ、
着色テープ8の貼着の有無を切換えるだけで、実質的に
装置の運転を停止することなく行われる。もちろん製造
装置10による第1および第2の基材2a、2bの製造
と、射出成形型50による樹脂部3の形成は切離して行
ってもよい。また着色テープ8は1種類でもよいが、異
なる種類のものを準備し、切換えて貼着し、複数種類の
トリム材1aを製造することができる。
【0033】上記実施例では、固着材層7の形成により
固着性を付与したが、プラズマ処理の1つであるコロナ
放電その他の手段によって固着性を付与してもよい。そ
してこれらの固着性付与手段に応じて、固着性付与装置
18の構成を選択することができる。また予め固着材層
7、7aを形成した基材2を使用することもでき、この
場合、固着性付与装置18を省略することができる。ま
た基材2が金属材料であり、樹脂部がアイオノマー樹脂
のように基材に対して固着性の大きい樹脂を使用してト
リム材1を製造する場合は、基材2はすでに固着性を有
するため固着性付与装置18は必要でない。
【0034】以上の説明において、トリム材としては、
図1のものに限らず、図6(a)〜(f)のトリム材、
その他のトリム材も同様にして製造することができる。
また本発明は車両用に限らず、他の用途のトリム材の製
造にも適用することができる。また本発明は色、模様、
幅、材質が異なる着色テープ8を用いることにより、第
3、第4・・・・のトリム材を製造することもできる。基材
として予め所定の長さに切断されたアルミニウム合金の
異形押出材などを使用することもでき、この場合には図
2におけるロール成形機20および切断装置22は省略
される。
【0035】
【発明の効果】本発明のトリム材の製造方法によれば、
同一の装置および射出成形型を使用し、簡単な操作によ
り、変化部の色が異なる複数種類のトリム材をバリの発
生を抑えながら射出成形によって製造することができ
る。また製造工程の切換は簡単な操作により、実質的に
運転を停止することなく、短時間に行うことができ、切
換操作に伴う樹脂および基材の無駄が著しく減少する。
さらに長手方向に断面形状が変化する樹脂部を形成でき
るとともに、端末部に樹脂部を形成することができる。
【0036】本発明のトリム材の製造装置によれば、簡
単な切換操作により、着色テープの貼着の有無を切換
え、前記のような変化部の色が異なる複数種類のトリム
材を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1のトリム材の斜視図、(b)は第
2のトリム材の斜視図である。
【図2】実施例の製造装置の系統図である。
【図3】(a)は第1の基材を示す図1のA−A相当断
面図、(b)は第2の基材を示す図1のB−B相当断面
図である。
【図4】(a)は第1工程における射出成形型の断面
図、(b)は第2工程における射出成形型の断面図であ
る。
【図5】(a)は図4(a)のC−C断面図、(b)は
図4(b)のD−D断面図である。
【図6】(a)〜(f)はトリム材の断面図である。
【符号の説明】
1 トリム材 1a 第1のトリム材 1b 第2のトリム材 2 基材 2a 第1の基材 2b 第2の基材 3 樹脂部 4 変化部 5 光輝部 6 共通樹脂部形成部 7、7a 固着材層 8 着色テープ 10 製造装置 11 アンコイラ 12 ストリップ材 14 着色テープ貼着装置 15 保護テープ 16 保護テープ貼着装置 17、32、37、44 圧着ローラ 18 固着性付与装置 19 ベーキング装置 20 ロール成形機 21 活性化装置 22 切断装置 31、36 ロール 33 切断機 34 保持ローラ 41 貯槽 42 固着材 43 塗布ローラ 50 射出成形型 51 キャビティ型 52 コア型 53 コア型凸部 54 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−195009(JP,A) 特開 昭62−128718(JP,A) 特開 平2−72915(JP,A) 特開 昭58−147328(JP,A) 特開 昭63−154420(JP,A) 特開 平3−224842(JP,A) 特開 平3−166915(JP,A) 特開 昭62−104718(JP,A) 特開 昭59−57730(JP,A) 実開 平4−15518(JP,U) 実開 平2−7119(JP,U) 実開 平2−7118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の基材の表面に樹脂部を形成した複
    合材からなり、前記基材の特定の領域を変化部として、
    この変化部に着色部を形成した第1のトリム材と、変化
    部に着色部を形成しない第2のトリム材の少なくとも2
    種類のトリム材を製造する方法であって、少なくとも次
    の第1および第2工程を任意の順序で、同じ装置および
    成形型を使用して行うことを特徴とするトリム材の製造
    方法。 第1工程:基材の変化部に一定の厚さの着色テープを貼
    着した状態で、基材を射出成形型にセットし、基材の共
    通樹脂部形成部をキャビティに挿入した状態で型締め
    し、キャビティに樹脂を射出して樹脂部を形成し、第1
    のトリム材を製造する。 第2工程:基材の変化部に着色テープを貼着しない状態
    で、基材を射出成形型にセットし、基材の共通樹脂部形
    成部をキャビティに挿入した状態で型締めし、キャビテ
    ィに樹脂を射出して樹脂部を形成し、第2のトリム材を
    製造する。
  2. 【請求項2】 長尺の基材の表面に樹脂部を形成した複
    合材からなり、前記基材の特定の領域を変化部として、
    この変化部に着色部を形成した第1のトリム材と、変化
    部に着色部を形成しない第2のトリム材の少なくとも2
    種類のトリム材を製造する装置であって、 長尺の基材を送り出す装置と、 第1のトリム材製造工程中に変化部に一定の厚さの着色
    テープを貼着し、第2のトリム材製造工程中には貼着し
    ないように動作する着色テープ貼着装置と、 前記着色テープを貼着した基材または着色テープを貼着
    しない基材を所定の寸法に切断する切断装置と、 切断された基材をセットして、基材の共通樹脂部形成部
    をキャビティに挿入した状態で型締めし、キャビティに
    樹脂を射出して樹脂部を形成する射出成形型とを有する
    ことを特徴とするトリム材の製造装置。
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