JP2812684B2 - 装飾用モールおよびその製造方法 - Google Patents

装飾用モールおよびその製造方法

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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動車の側面に車体保護と装飾を兼ねて取
り付けるサイドモール等の装飾用モールおよびその製造
方法に関する。
(従来技術) 自動車のサイドモールは車体の保護機能に加え車体形
状を流線形等に見せる装飾機能があることから、通常車
体前部のフェンダーから後部のフェンダーにわたって略
直線状に取付けられる。そのためモール基材は長尺なも
のが好ましく、通常プラスチックの押出成形品がモール
基材として多用されている。しかし自動車の車体側面に
はドアが設けられており、その開閉部または屈曲するヒ
ンジ部においてサイドモールは断続した構成となる。こ
の場合、モール基材である押出成形品はドア幅等の所定
長に切断された後その切断端末に端末を装飾する端末キ
ャップが被着されたり、或いは所望のキャビティを有す
る型内に前記切断端末が装置され射出成形等により端末
キャップの成形と同時に切断端末に被着することが行わ
れる。
ところでこのサイドモールは車体の外面に取り付けら
れることから、耐候性(耐光性)が要求される。そのた
め通常モール基材である押出成形品は最も耐候性に優れ
るカーボンブラックにより着色されたプラスチック、例
えば軟質塩化ビニル樹脂から形成される。しかしサイド
モールが黒色の単色では装飾性に乏しく、そのためより
装飾性をサイドモールに付するため、モール基材である
押出成形品の表面長手方向に金属条片または金属蒸着フ
ィルム等を積層貼着することが行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前述の如くドア等に取り付けられる個々
のサイドモール端末にはキャップが装着されることか
ら、モール基材(押出成形品)表面長手方向に貼着され
た金属条片等のラインがキャップによって途切れ、装飾
性がそこなわれる結果となっている。
(課題を解決するための手段) よって本発明は上記の問題点を解決する新規な装飾用
モールおよびその製造方法を提供しようとするもので、
その要旨とするところは、装飾用金属条片を表面長手方
向に有する装飾用モールにおいて、前記金属条片の端部
がモールの端末形状に沿って取付面に至る如く延設され
た構造のモール、および該モールを製造するに、先ず装
飾用金属条片を表面に有するモール基材を押出成形後、
該モール基材を前記金属条片が端末から突出する如く切
断するとともに該突出金属条片下の基材構成樹脂を削除
し、次いで該突出金属条片をその端部が取付面に至る所
定の形状に付形し、その付形された金属条片を含む基材
端末を所定の型内に装置し、前記付形された金属条片の
裏面にモール基材を構成する樹脂と同一または同種の合
成樹脂を射出成形することにより、合成樹脂で裏打する
とともに基材端末を所定の形状に付形するところにあ
る。
(作用) 先ず装飾用モールにおいては、その表面長手方向に積
層貼着された金属条片がモールの端末形状に沿ってモー
ルの端縁まで延設されている。そこで一連のサイドモー
ルが車体側面に取付けられた場合、ドアの開閉部等にお
いては断続したものとなるも、個々のモールの金属条片
はモール端縁に至っている。そのためドア開閉部等にお
ける断続部においても隣接するモールの金属条片は近接
した構成となり、恰も一の長尺なモールによって車体側
面が装飾されているかの観を与え、モールの装飾効果を
より発揮せしめることができるものである。またこのモ
ールを製造するに、モール基材端部から突出する金属条
片は、その下面の基材構成樹脂が殆ど削除された状態で
付形されるため、金属条片の塑性変形により金属条片端
部が取付面に至る形状となる。しかもその付形された金
属条片の裏面には、基材構成樹脂を薄く有している。従
って付形された金属条片の裏面に基材構成樹脂と同一ま
たは同種の合成樹脂を射出成形することにより、前記金
属条片はその形状を保持した状態で射出成形樹脂によっ
て裏打され、更には同時に基材端部に所定のキャビティ
形状の端末部が成形被着される。すなわちモール基材は
その端部が所定の形状に仕上げられると共にその表面長
手方向に貼着された金属条片が所定の曲率等でもって端
末部の取付面に至る形状となる。
(実施例) 以下本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る装飾用モールの端部斜視図第2
図はそのA−A断面図、第3図はモールの表面に積層貼
着された金属条片を通るB−B線断面図である。
モール10は、金属条片11が表面長手方向に積層貼着さ
れた第2図に示すような所望の断面形状からなるプラス
チックの押出成形品をモール基材12としている。金属条
片11はステンレススチールの箔またはシートからなり、
モール基材12の押出成形時に一体に積層貼着されてい
る。なおステンレススチールに代えてアルミニウム等の
箔或いはクロム等をメッキした鉄箔、またはステンレス
スチール箔とアルミ箔等二種類以上の金属箔またはシー
トを組み合わせたクラッド材を使用することもできる。
モール基材12を構成する基材構成樹脂は軟質塩化ビニル
樹脂からなり、所望の色に着色されている。これも軟質
塩化ビニル樹脂に代え、ABS樹脂、アイオノマー樹脂等
その他のエラストマーを使用することもできる。
そしてモール10は、基材構成樹脂の端末に射出成形さ
れたモール端末部15の可視部表面および金属条片11が所
定の曲率でもって取付面となるモール裏面13端部に至る
ようにして滑らかな略流線形の端末を形成している。す
なわち金属条片11は所定の形状に付形されたモール端末
部15の表面を覆い、その端部にまで延設されている。従
ってドア等の開閉部において一連のモールが断続する場
合であっても、開閉部を挟んで隣接して取付けられるモ
ール表面の金属条片端部が近接して配され、恰も金属条
片、換言すればモール10が連続している観を呈すること
となる。
次にこのモール10の製造方法について説明する。先ず
第2図に示すように表面に所定の金属条片を積層貼着し
た所望断面形状のモール基材12を押出成形する。その基
材構成樹脂は前述の如く軟質塩化ビニル樹脂等からな
る。次いで第4図に示すようにモール基材12をその表面
に貼着された金属条片11が基材端末から突出する如く切
断するとともに該突出金属条片11′下の基材構成樹脂を
削除する。このモール基材12の切断および削除は、モー
ル基材の表面に積層貼着された金属条片11をその端末か
ら突出した状態にするものであるから、例えばモール基
材12を所定長に切断後、端末の金属条片11′に隣接する
基材構成樹脂および該端末の金属条片下の基材構成樹脂
を所定量切除または削除してもよい。このとき突出する
金属条片11′下には僅かに基材構成樹脂を残しておくの
がよい。そして該突出金属条片11′をその端部が取付面
であるモール基材裏面の延長上に至るようプレス等によ
って所定の形状に付形する(一点鎖線で示す。)突出し
た金属条片11′はプレス等によって容易に塑性変形する
と共にその形状を保持することとなる。しかる後その付
形された突出金属条片11′を有するモール基材端末14
を、第5図に示すように所定の端末キャップのキャビテ
ィ23を有する分割型21、22内に装置し、付形された金属
条片11裏面にモール基材12を構成するプラスチックと同
一または同種のプラスチックを射出成形する。このとき
型20内へ溶融プラスチックを射出するゲート24は図示の
如くキャビティ23内に突出して設けると共にそのゲート
24がキャビティ内に装置される、付形された突出金属条
片11′の裏面に対するように設けるのが好ましい。なお
キャビティ23内に装置される、付形された金属条片11′
は前記ゲート24と相対する側の型キャビティ面25にその
可視部となる表面が密着されるようにして装置されるこ
とはいうまでもない。またそのとき金属条片11′がその
幅方向に付形されているときは第6図に示すように型キ
ャビティ面が金属条片の表面形状に沿う形状とされる。
その場合金属条片両側が僅かにキャビティ内に突出する
ようにするのがよい。さすればゲート24からキャビティ
内へ射出される溶融プラスチックは常に金属条片裏面に
突き当るようにして充填されるため、金属条片11′は更
にキャビティ面に押圧密着され、キャビティ内に突出す
る両側を除いてその可視部である金属条片中央の表面に
射出されたプラスチックが廻り込むことも殆ど生じな
い。またこの射出成形によって前記付形された金属条片
がプラスチックによって裏打ちされると共にその金属条
片の側部に第1図に示すような所定の形状の端末キャッ
プ状のモール端末部15がモール基材12端末に続いて成形
されることとなる。なお射出される溶融プラスチックは
モール基材12を構成するプラスチックと同一または同種
の相溶性のあるプラスチック、例えばモール基材構成樹
脂が軟質塩化ビニル樹脂であるときは同じく軟質塩化ビ
ニル樹脂または塩化ビニル樹脂を主成分とするプラスチ
ックとされる。そのため成形される端末キャップ状のモ
ール端末部15は金属条片裏面およびモール基材12端末に
溶着するようにして固着されることとなる。その状態の
断面図を第3図に示す。
前述においてはモール基材12表面に貼着された金属条
片11端部が取付面となるモール裏面13の先端に丁度達す
る構成について説明したが、第7図に示す請求項2の例
にように、金属条片11の端部(突出金属条片11′の端
部)がモール端末部15の端部で取付面側に折り返されて
屈曲延設されるように構成されてもよい。
(効果) 本発明は以上の如く装飾用金属条片を表面長手方向に
有するモールにおいて、金属条片端部がモールの端末形
状に沿ってモール端末の取付面に至る如く延設されてい
るため、車体側面等開閉部によって断続した構成となる
サイドモールにおいても隣接するモールの金属条片が近
接することとなるため、サイドモールが恰も一の如く看
取され、車体の外観を一段と引立てるものである。また
その製造に際しても金属条片の塑性変形を利用するため
所望のモール端末形状を容易に得ることが可能なもので
ある。またその際付形された金属条片を常にキャビティ
面に押圧する如く裏打ちするものであるから金属条片の
可視部に射出された樹脂が廻りこむことは殆どなく、後
仕上工程を簡略化しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例に係るモール端部の斜視図、第2
図は第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断
面図、第4図はモール基材の端末を示す斜視図、第5図
は型内にモール基材端部を装置した状態の要部断面図、
第6図は第5図のC−C断面図、第7図は他の実施例に
係るモールの第3図面と同様の断面図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/04 B29C 45/00 - 45/24 B29D 1/00 - 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装飾用金属条片を表面長手方向に有する装
    飾用モールにおいて、基材構成樹脂の表面長手方向に沿
    って装飾用金属条片の設けられた押出成形品からなるモ
    ール基材と、前記基材構成樹脂の端末に射出成形された
    モール端末部とよりなり、前記金属片の端部が基材構成
    樹脂の端末から突出し、前記モール端末部の形状に沿っ
    て取付面に至る如く延設されていることを特徴とする装
    飾用モール。
  2. 【請求項2】金属条片の端部がモール端末部の端部で取
    付面側へ屈曲延設されている請求項1記載の装飾用モー
    ル。
  3. 【請求項3】装飾用金属条片を表面に有するモール基材
    を押出成形後、該モール基材を前記金属条片が端末から
    突出する如く切断するとともに該突出金属条片下の基材
    構成樹脂を削除し、次いで該突出金属条片をその端部が
    取付面に至る所定の形状に付形し、その付形された金属
    条片を含む基材端末を所定の型に装置し、前記付形され
    た金属条片の裏面にモール基材を構成する樹脂と同一ま
    たは同種の合成樹脂を射出成形することにより裏打する
    とともに基材端末を所定の形状に形成することを特徴と
    する装飾用モールの製造方法。
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