JPH082549B2 - 自動車用モ−ルの製造方法 - Google Patents

自動車用モ−ルの製造方法

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JPH082549B2
JPH082549B2 JP19854687A JP19854687A JPH082549B2 JP H082549 B2 JPH082549 B2 JP H082549B2 JP 19854687 A JP19854687 A JP 19854687A JP 19854687 A JP19854687 A JP 19854687A JP H082549 B2 JPH082549 B2 JP H082549B2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の車体側面等に車体保護および装
飾用として使用されるプラスチックモールの成形方法に
関し、特には押出成形品からなるモール主体の両端末に
端末キャップを一体成形する方法に関する。
(従来技術) 従来自動車の車体側面には第7図に示すように車体保
護と装飾を兼ねて種々のモールMが取付けられている。
中でも軟質塩化ビニル等の弾性プラスチックを主体とす
る押出成形品のモールが多用されている。押出成形品は
ドア幅等所定の長さに切断されて使用に供されるもので
あるが、その切断端部が鋭い角部となりやすく、また押
出成形品が発泡樹脂で構成されている場合は切断端面に
発泡構造がそのまま現れることとなる等安全性、外観等
において劣る欠点を有している。
そこで通常押出成形品の切断端部には別途成形した端
末キャップが被着されたり、その押出成形品の端末に射
出成形により端末キャップが一体に成形被着されてい
る。
前者はさておき後者の射出成形により端末キャップを
一体成形する方法とは、特開昭54−3156の如く成形型に
押出成形品端部を挿入するキャビティを設けると共に該
キャビティに続いて端末キャップ用キャビティを設けて
おき、押出成形品端部を所定位置に装置後端末キャップ
用キャビティに溶融樹脂を射出圧入することにより端末
キャップを成形すると同時に押出成形品端部に被着する
方法である。
ところで、この端末キャップ一体成形に供される押出
成形品は前述の如くドア或いは前後部のフェンダー等の
取付部位に応じて予め所定長に切断されるものであり、
長短種々の長さを有する。一方端末キャップはモール主
体である押出成形品に比して通常小さなものであるが、
例えば前後部フェンダーに取付けられるモールにあって
は該フェンダーがタイヤハウス等の突出した曲面を有す
るため、それに使用される押出成形品も比較的短いもの
が使用される。そこでこれら比較的短い押出成形品にあ
っては、第9図に示すように一つの成形型21、22に押出
成形品10の収納用キャビティとその両端に所望の端末キ
ャップ用キャビティ24、25を設け、その両端末キャップ
用キャビティをランナー溝R、スプルー孔Sでもって一
つの樹脂圧入孔を接続した構成とし、一回の射出成形に
より押出成形品両端部に端末キャップを同時に成形被着
したり、或いは押出成形品の下面に溝を設けておき、そ
の溝にスプルーからの開口(ゲート)を臨ませ、溶融樹
脂を前記溝を通して両端の端末用キャビティに圧入し、
端末キャップを成形することが提案されている。(特開
昭59−78833) (発明が解決しようとする問題点) ところがフェンダー部においては前述の如くタイヤハ
ウスが膨出しているため、モールの一端をタイヤハウス
の円形状に沿った形状とし、更にはモールー端の取付面
をタイヤハウスの膨出曲面に合致させることが行われ
る。すなわち押出成形品の一端をその長手方向に対して
斜めに切断し、該切断面に被着する端末キャップの取付
面を膨出形状に沿う曲面とすることが行われる。従って
そのタイヤハウス側の端末キャップ31と他端側の端末キ
ャップ32とはその形状、大きさが異る場合が殆どであ
る。云い換えれば成形型の押出成形品収納用キャビティ
に続く夫々の端末キャップ用キャビティの容積が異る場
合が殆どである。
このような場合において、夫々の端末キャップ用キャ
ビティ24、25に一の樹脂注入孔からスプルー孔、ランナ
ー溝を介して異る容量の溶融樹脂を圧入するには、夫々
の端末キャップ用キャビティに連なるランナー溝の径、
ゲート孔の大きさ等を変化させて両キャビティに流入す
る樹脂量を調整する必要がある。なんとなれば大なる容
積のキャビティには大なる樹脂量を必要とするからであ
る。ところがランナー等の調整は試行錯誤による他はな
く、その調整には多大な時間を要する問題点を有すると
共に成形毎にスプルー、ランナーの製品外部分の副生が
避け得ない問題点を有している。
他方、特開昭59−78833の如く押出成形の際押出成形
品下面に設けた凹溝にスプルー部から直接ゲートを臨ま
せる方法にあっては、ランナーが不要となる分経済的と
いえるが、凹溝が長手方向に一定のため凹溝に圧入され
た溶融樹脂は略二分されて両端のキャビティを満たすこ
ととなる。
従って前述の如く両端のキャビティに容積の違いがあ
るときは、ゲート部にて二分される凹溝内の容積と夫々
のキャビティの容積とを加えた容積が相等しい位置にゲ
ート部を設ける必要がある。ところが前述の如く端末キ
ャップの形状が複雑な場合にあっては前述同様試行錯誤
による他ないという問題点を有している。しかも同公報
の如くスプルー部から直接ゲート部を設ける方法にあっ
てはそのゲート部の位置変更はスプルー部の位置までも
変更することとなり、調整が大工事となる等極めて難し
い問題点を有している。
よって本発明は、このように両端末のキャップ形状が
異るモールであっても、前述の如き樹脂量のバランスを
殆ど考慮する必要のない新規なモールの製造方法を提供
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、押出成形品を所定の成
形型に装置し、その端末に射出成形により端末キャップ
を一体に成形被着するモールの製造方法において、押出
成形品に両端末間を貫通する孔または溝を設けておき、
該押出成形品を所望の両端末キャップ用キャビティを有
する型内に装置し、一方の端末キャップ用キャビティに
溶融樹脂を圧入することにより、一方のキャビティを充
満すると共に該溶融樹脂を前記貫通孔または溝を通して
他方の端末キャップ用キャビティに導入充満し、両端末
のキャップを同時に一体成形するモールの製造方法にあ
る。
(作用) 一方の端末キャップ用キャビティに圧入された溶融樹
脂はその一方のキャビティから押出成形品を貫通する孔
または溝を通って他方の端末キャップ用キャビティにも
圧入され、両端末キャビティを充満することとなる。す
なわち一点からの圧入によってしかも樹脂の流れ方向を
殆ど変えることなく両キャビティを充満するものである
から、従来の如く両端末キャップのキャビティ容積の相
違によるバランスを考慮する必要がなく、型構造を極め
て単純化しうるものである。しかも圧入樹脂量等を射出
成形機側で調整することが可能となるため成形における
微調整も容易となる。
(実施例) 本発明を図に基いて説明するに、第1図は第1実施例
に係るモールの製造方法を示す成形型の要部断面図であ
り、第2図は他の実施例における第1図と同様の要部断
面図である。以下第1実施例および第2実施例において
共通する部分は同一符号を用いて説明する。
押出成形品10は軟質塩化ビニル樹脂を主体とするプラ
スチックから所定の形状に押出成形されたものであり、
第3図および第4図の断面図を示すようにその底面長手
方向に凹溝11を設けたもの、或いは押出成形品10長手方
向に貫通する孔12を設けたものからなる。なお同図に示
す如く押出成形品10の可視部表面には所望によりアルミ
箔、ステンレススチール等の金属箔若しくはそれらの金
属蒸着フィルム等の装飾帯13が貼着されていてもよい。
そしてこの押出成形品10は、ドア幅、フェンダー部等の
使用部位に応じて所定の寸法に切断される。このとき第
5図平面図に示す如くフェンダー部に使用されるもの
は、タイヤハウス等の曲面に合わせるため一端が押出成
形品の長手方向に対して斜めに切断される。
次いで、この切断された押出成形品10はその切断端面
に接着剤が塗布された後第1図または第2図に示す成形
型20の所定中間位置に装置される。成形型20は分割型21
および22からなり、一方の分割型22の型面には押出成形
品10の底面14と略一な面221とそれに続く端末キャップ
の底面を構成する所定の平面または曲面222、223を有し
ている。なお押出成形品がその底面に凹溝11を有する場
合には、凹溝11を挟む両側の底面14を結ぶ面としておく
ものである。また押出成形品10が装置される位置の少く
とも長手方向両側には複数のピン23が立設され、押出成
形品10を所定の位置に保持可能とされている。他方の分
割型21には前記分割型22と対応して押出成形品を挟着す
るための所定の凹状型面211とそれに続いて端末キャッ
プ用キャビティ24、25を構成するための型面212、213が
設けられており、分割型21、22が閉合されることによ
り、挟着される押出成形品10の両側に所定形状の端末キ
ャップ用キャビティ24、25が形成される。またその端末
キャップ用キャビティ25の一方にはスプルー孔またはラ
ンナー溝RからのゲートGが開口しており、溶融樹脂の
圧入孔となっている。なおゲートGは通常モールMにお
いて取付面となる側に、また好ましくは端末キャップの
端部に近い位置に設けられるものである。
このような分割型21、22の所定位置に押出成形品10が
装置された後、射出成形機(図示せず)からスプルー
孔、ランナー溝を通して一方の端末キャップ用キャビテ
ィ25に溶融樹脂が圧入される。すると溶融樹脂はその一
方のキャビティ25を満たすように流動するが、押出成形
品10の切断端面には他方の端末キャップ用キャビティ24
に連通する凹溝11または孔12が開口しているため、該凹
溝11または孔12を通って他方の端末キャップ用キャビテ
ィ24に流入し、両方の端末キャビティ24、25を充満す
る。そして切断端面に塗布された接着剤を活性化し被着
する。すなわち押出成形品10の両端に端末キャップが同
時に成形被着されることとなる。次いで溶融樹脂が冷却
後分割型21、22を開いて押出成形品10を取り出し不要の
スプルーまたはランナーを除去すれば所望のモールMを
得ることとなる。
なお前述は、両端の端末キャップ用キャビティ24、25
の容積が異る例について説明したが、両キャビティが同
容積の場合でもよいことは勿論のことである。また実施
例は一つのモールを得る例であるが第6図の如く一方の
分割型、通常は押出成形品の底面が載置される分割型22
にスプルー孔から続くランナー溝Rを圧力バランスが同
一となる様に配し、同時に複数個のモールを製造するこ
ともできる。なお同図において26はモールMの外形線で
あり、27は押出成形品10の両端が位置する線である。
(効果) 本発明は以上の如く押出成形品の両端に端末キャップ
を成形被着するに、両方の端末キャップ用キャビティを
連通させ、一方のキャビティに溶融樹脂を圧入すること
により両方の端末キャップを同時に成形被着するもので
あるから、従来の如く夫々のキャビティに対する樹脂量
調節のための型調整は不要となったものである。しかも
圧入された樹脂圧力は両方のキャビティにおいて殆ど同
一であるため、成形される両端の端末キャップは外観等
において同一となる利点を有し、その調整等も成形機側
で制御可能である等成形作業性に優れるものである。ま
た複数個のモールを同時に製造するに際してもランナー
が少くてよいため圧力バランスも極めて取り易く、型構
造が単純化しうると共に量産性に優れるものである。更
にはランナー溝を従来に比して1/2以下とすることがで
きることから不要なランナーの副生も少くなる等原料効
率も良となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明実施例のモール製造方法を
示す要部断面図、第3図および第4図は本発明実施例に
供した押出成形品の断面図、第5図は第3図の押出成形
品を所定の寸法に切断した平面図、第6図は本発明にお
いて複数のモールを製造するための一方の分割型の平面
図、第7図はモールが使用されている自動車の側面図、
第8図はモールの一例を示す拡大斜視図、第9図は従来
のモール製造方法を示す要部断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の寸法に切断された押出成形品を端末
    キャップ用キャビティを有する型内に装置し、前記キャ
    ビティに溶融樹脂を圧入することにより所定の端末キャ
    ップを成形すると同時に該キャップを押出成形品の両端
    末に被着する自動車用モールの製造方法において、一方
    の端末キャップ用キャビティに圧入した溶融樹脂を押出
    成形品に設けた樹脂流路を通して他方の端末キャップ用
    キャビティに圧入し、両端末キャップを一体に成形する
    ことを特徴とする自動車用モールの製造方法。
  2. 【請求項2】樹脂流路が押出成形品に設けられた貫通孔
    または凹溝である特許請求の範囲第1項記載の自動車用
    モールの製造方法。
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