JP3103626U - 寝具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 優れた吸湿性と高い消臭特性を発揮することにより、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を吸着し、効率よく消臭することができる寝具を提供する。
【解決手段】 消臭性を有する不織布10が側生地3内面に配設されている。前記不織布10が側生地3に縫着されている。前記不織布10がキルティング加工にて縫着されている。前記不織布10が超音波キルト加工にて接着されている。前記不織布10を身体が接触される側生地3内面に配設した。前記不織布10が木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維にメタクリル酸をグラフト共重合反応させて得られた消臭繊維にて形成されている。掛け布団11、敷き布団12、枕13である。
【選択図】 図1
【解決手段】 消臭性を有する不織布10が側生地3内面に配設されている。前記不織布10が側生地3に縫着されている。前記不織布10がキルティング加工にて縫着されている。前記不織布10が超音波キルト加工にて接着されている。前記不織布10を身体が接触される側生地3内面に配設した。前記不織布10が木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維にメタクリル酸をグラフト共重合反応させて得られた消臭繊維にて形成されている。掛け布団11、敷き布団12、枕13である。
【選択図】 図1
Description
本考案は、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を吸着すると共に、吸着した臭いを効率よく消臭することができる寝具に関する。
従来、消臭機能を有するミシン糸を用いたベッドパットがある(例えば、特許文献1参照)。
上掲特許文献1のベッドパットは、過酸化水素と二価鉄塩を含む水溶液中において、セルロース繊維にメタクリル酸をグラフト共重合させるという製造方法によって得られた消臭セルロース繊維を紡糸してミシン糸とし、該ミシン糸を用いて消臭加工をしていない普通の加工わたを布で被覆してキルティング加工して消臭ベッドパットとすることを特徴とする。
特開2000−51039号公報(第1−2頁、図1)
上掲特許文献1のベッドパットは、過酸化水素と二価鉄塩を含む水溶液中において、セルロース繊維にメタクリル酸をグラフト共重合させるという製造方法によって得られた消臭セルロース繊維を紡糸してミシン糸とし、該ミシン糸を用いて消臭加工をしていない普通の加工わたを布で被覆してキルティング加工して消臭ベッドパットとすることを特徴とする。
しかしながら、かかる消臭セルロース繊維は洗濯を繰り返すうちに消臭機能が低下するという欠点があった。また、消臭機能を有する個所がミシン糸部分に限定されるため、高い消臭性は得られなかった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、優れた吸湿性と高い消臭特性を発揮させることで、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を吸着し、効率よく消臭することができる寝具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の寝具は、消臭性を有する不織布が側生地内面に配設されていることを特徴とする。また、前記不織布は側生地に縫着されていてもよい。さらに、前記不織布はキルティング加工にて縫着されていてもよい。さらにまた、前記不織布は超音波キルト加工にて接着されていてもよい。さらにまた、前記不織布を身体が接触される側生地面に配設してもよい。さらにまた、前記不織布は木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維にメタクリル酸をグラフト共重合反応させて得られた消臭繊維にて形成されていてもよい。さらにまた、これらの寝具は掛け布団、敷き布団、枕であってもよい。
消臭性を有する不織布が側生地内面に配設されていることにより、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を吸着すると共に、吸着した臭いを効率よく消臭することができる。
また、前記不織布が側生地に縫着されていることにより、使用中における不織布のズレや皺の発生を防ぐことができる。さらに、前記不織布がキルティング加工にて縫着されていることにより、側生地と不織布の縫着状態が高まると共に、図柄やデザインが演出でき外観的見栄えも向上する。さらにまた、前記不織布が超音波キルト加工にて接着されていることにより、素材同士が点状接着となり素材自体の通気性を維持でき、長期使用中においても糸切れやほつれの発生を防ぐことができる。さらにまた、前記不織布を身体が接触される側生地面に配設したことにより、効率よい消臭特性が発揮される。さらにまた、前記不織布が木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維にメタクリル酸をグラフト共重合反応させて得られた消臭繊維にて形成されていることにより、洗濯においても消臭効果が低減することがなく、消臭機能が回復して繰り返しの使用が可能で経済的である。
また、前記不織布が側生地に縫着されていることにより、使用中における不織布のズレや皺の発生を防ぐことができる。さらに、前記不織布がキルティング加工にて縫着されていることにより、側生地と不織布の縫着状態が高まると共に、図柄やデザインが演出でき外観的見栄えも向上する。さらにまた、前記不織布が超音波キルト加工にて接着されていることにより、素材同士が点状接着となり素材自体の通気性を維持でき、長期使用中においても糸切れやほつれの発生を防ぐことができる。さらにまた、前記不織布を身体が接触される側生地面に配設したことにより、効率よい消臭特性が発揮される。さらにまた、前記不織布が木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維にメタクリル酸をグラフト共重合反応させて得られた消臭繊維にて形成されていることにより、洗濯においても消臭効果が低減することがなく、消臭機能が回復して繰り返しの使用が可能で経済的である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図示する寝具1は、特に優れた吸湿性と高い消臭特性を有することにより、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を吸着し、効率よく消臭することができることを特徴とするものである。
図示する寝具1は、特に優れた吸湿性と高い消臭特性を有することにより、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を吸着し、効率よく消臭することができることを特徴とするものである。
寝具1は、図1および図2に示すように、緩衝性を有する中材2と、中材2を被覆する側生地3とからなる。寝具1は側生地3の内面に消臭性を有する不織布10を配設することにより形成される。消臭性を有する不織布10を配設する箇所は側生地3の内面であれば特に限定されるものではなく、上面と下面とに配設してもよい(図示せず)。
不織布10は、消臭性組成物を含有、または付着した繊維を利用して形成する他、既存の不織布に消臭性組成物を付着することにより形成される。不織布10には、木綿繊維、麻繊維又はレーヨン繊維に、メタクリル酸をグラフト共重合反応させたものであって、該繊維に対するメタクリル酸のグラフト化率が7〜15重量%であることを特徴とする改質セルロース繊維を使用することが好ましい。なお、この改質セルロース繊維は、特許第3239146号公報に開示される改質セルロース繊維として公知の技術である。
本考案の寝具の他の好適例として、図3及び図4に示すように、不織布10を寝具1の側生地3内面に縫着することが好ましい。縫着する際には、不織布10と側生地3を重ね合わせ、通常の方法で不織布10の周囲を、または全面を縫着することが好ましい。不織布10を側生地3に縫着することにより、使用中における不織布10のズレや皺の発生を防ぐことができる。消臭性を有する不織布10を配設する箇所は側生地3の内面であれば特に限定されるものではなく、上面と下面とに配設してもよい(図示せず)。
また、本考案の寝具の他の好適例として、不織布10を側生地3にキルティング加工にて縫着することが好ましい。これにより、側生地3と不織布10の縫着状態が高まると共に、図柄やデザインが得られ外観的見栄えも向上させることができる。消臭性を有する不織布10を配設する箇所は側生地3の内面であれば特に限定されるものではなく、上面と下面とに配設してもよい(図示せず)。
さらに、本考案の寝具の他の好適例として、図5および図6に示すように、不織布10と側生地3とを超音波キルト加工にて接着することが好ましい。超音波キルト加工を用いることで、不織布10と側生地3とが溶着部4による点状接着となり、素材自体の通気性を維持でき、さらに長期使用中においても糸切れやほつれの発生を防ぐことができる。消臭性を有する不織布10を配設する箇所は側生地3の内面であれば特に限定されるものではなく、上面と下面とに配設してもよい(図示せず)。
超音波キルト加工は、素材自体を超音波振動による摩擦熱で複数層の素材を接着する加工技術であり、従来から周知の技術とされている。上述の超音波キルト加工を用いることで、不織布10と側生地3とが超音波振動による摩擦熱で溶着されるため、素材自体の通気性や通水性を損なうことがない。また、通常の多針キルティング縫着とは異なり、素材間に針による貫通穴がなく、糸を使用しないため糸切れや糸のほつれもない。さらに、長期使用においても不織布10と側生地3との接着状態を確実に保持することができる。なお、超音波キルト加工により接着された不織布10と側生地3との全面には、図5に示すように、接着部4によりデザイン柄を形成することができる。
さらにまた、本考案の寝具の他の好適例として、図9に示すように、不織布10を身体が接触される側生地面に配設することが好ましい。これにより、就寝中の発汗等により生じる湿気や体臭を効率よく吸着すると共に、吸着した臭いの消臭力を一層高めることができる。
さらにまた、本考案の寝具の他の好適例として、不織布10を図9に示す掛け布団11に設置することが好ましい。この際、掛け布団11の身体接触側の側生地3内側に不織布10を配設する。不織布10は通常の縫着、キルティング加工、超音波キルト加工等で接着してもよい。また、不織布10は図7に示す敷き布団12に設置してもよい。この際、不織布10を身体接触側の側生地3の内側に配設することが好ましい。さらに、不織布10は図8に示す枕13に設置してもよい。この際、不織布10を頭部接触側の側生地3の内側に設置することで、頭部から発せられる汗や臭いを効率よく吸湿、消臭させることが可能となる。
1 寝具
2 中材
3 側生地
4 接着部
10 不織布
11 掛け布団
12 敷き布団
13 枕
2 中材
3 側生地
4 接着部
10 不織布
11 掛け布団
12 敷き布団
13 枕
Claims (7)
- 消臭性を有する不織布が側生地内面に配設されていることを特徴とする寝具。
- 前記不織布が側生地に縫着されている請求項1記載の寝具。
- 前記不織布がキルティング加工にて縫着されている請求項1記載の寝具。
- 前記不織布が超音波キルト加工にて接着されている請求項1記載の寝具。
- 前記不織布を身体が接触される側生地内面に配設した請求項1〜4のうちいずれか一項記載の寝具。
- 前記不織布が、木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維にメタクリル酸をグラフト共重合反応させて得られた消臭繊維にて形成されている請求項1〜5のうちいずれか一項記載の寝具。
- 掛け布団、敷き布団、枕である請求項1〜6のうちいずれか一項記載の寝具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000874U JP3103626U (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 寝具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000874U JP3103626U (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 寝具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3103626U true JP3103626U (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=43257082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000874U Expired - Lifetime JP3103626U (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 寝具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103626U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11304536B2 (en) * | 2016-07-28 | 2022-04-19 | Airweave Inc. | Bedding and bedding cover sheet |
-
2004
- 2004-02-26 JP JP2004000874U patent/JP3103626U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11304536B2 (en) * | 2016-07-28 | 2022-04-19 | Airweave Inc. | Bedding and bedding cover sheet |
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