JP3106520U - 消臭性寝具 - Google Patents

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和夫 山本
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東京化セン株式会社
ゼンテック株式会社
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Abstract

【課題】立体メッシュ特有の通気性、クッション性および形状保持性を発揮すると共に、特に、就寝中、人体からの発汗等による臭気を効率よく消臭することができる消臭性寝具を提供する。
【解決手段】表地11、裏地12および該表地11と裏地12間に連結された連結糸13からなり、前記表地11、裏地12または連結糸13の少なくとも一つに消臭繊維を使用した立体メッシュ10を成形したシートを寝具に用いた。前記表地11と裏地12との間隔は2〜30mmの範囲内である。前記立体メッシュ10を二層以上積層して成形したシートを用いてもよい。前記消臭繊維は、木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維に対しメタクリル酸をグラフト共重合反応して形成した。前記立体メッシュ10により成形されているシートをパッド2、敷布団3、枕5またはクッション6に用いた。
【選択図】図5

Description

本考案は、通気性、クッション性および保形性に優れ、さらには、就寝中の発汗等により生じる臭気を効率よく消臭することができる消臭性寝具に関する。
従来、蜂の巣状に構成した立体編物地による生地の優れた特質を活かし、丸洗いが可能で内部に手持ちの布団等を収容することができる寝具がある(例えば、特許文献1参照)。
上掲特許文献1の寝具は、表地と裏地で袋状に形成された寝具本体と該寝具本体の少なくとも一側辺に沿って設けられたファスナーとからなり、内部に布団等の保温体を収容し得るように構成された立体編物地で形成されている。上記表地及び裏地のいずれか一方の生地を綿布とし、他方の生地を、平織りされたベース布の上方に蜂の巣状に編組された表面布を配置すると共に両者を腰の強い繊維で絡げて該表面布の蜂の巣構造が立体的に保持されるように構成されている。
登録実用新案第3019441号公報(第1−2頁、図1)
しかし、前記登録実用新案に係る構造体においては、蜂の巣構造特有の通気性、クッション性、および形状保持性が利用されているに過ぎず、就寝中の発汗による臭気発生を解消するまでには至らなかった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、立体メッシュが有する通気性、クッション性および形状保持性を発揮すると共に、特に、就寝中、人体からの発汗等による臭気を効率よく消臭することができる消臭性寝具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の消臭性寝具は、表地、裏地および該表地と裏地間に連結された連結糸からなり、前記表地、裏地または連結糸の少なくとも一つに消臭繊維を使用した立体メッシュを成形したシートを用いたことを特徴とするものである。前記表地と裏地との間隔が2〜30mmの範囲内であることが好ましい。また、前記立体メッシュを二層以上積層して成形したシートを用いてもよい。さらに、前記消臭繊維として、木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維に対してメタクリル酸をグラフト共重合反応して形成したものを好適に用いることができる。さらにまた、前記立体メッシュにより成形したシートをパッド、敷布団、枕またはクッションに用いたことが好ましい。
消臭繊維を使用した立体メッシュにより成形したシートを寝具の一部に用いることにより、立体メッシュ特有の通気性、クッション性および形状保持性を発揮すると共に、就寝中に人体からの発汗等による臭気を効率よく消臭でき、衛生的で快適な睡眠が得られる。また、前記表地と裏地との間隔を2〜30mmの範囲内とすることで、程良いクッション性と高い通気性が得られると共に、前記間隔内に滞留した臭気成分を含む空気を効率よく消臭することができる。さらに、前記立体メッシュを二層以上積層することで、通気性、形状保持性および消臭効果を一層高めることができる。さらにまた、前記消臭繊維を木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維に対しメタクリル酸をグラフト共重合反応して形成することで、洗濯しても消臭効果が低減することがなく、繰り返しの使用が可能となり経済的である。さらにまた、前記立体メッシュを用いた寝具をパッドに使用することにより、就寝中の通気性が得られると共に、ベッドマットに臭いや汗が付着することを防ぐことができ、敷布団に使用することにより、和風寝室等の広い範囲での利用が可能となり、枕に使用することにより頭部の通気性と消臭効果が得られ、クッションに使用することにより、着座中の通気性や本体の形状保持性が高まると同時に、消臭効果によって快適性が増す。
以下、本考案における消臭性寝具の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す本考案の消臭性寝具1は、立体メッシュ特有の通気性、クッション性および形状保持性を発揮すると共に、特に、就寝中、人体からの発汗等による臭気を効率よく消臭する。この消臭性寝具1には、図5に示すように、表地11、裏地12および表地11と裏地12間に連結された連結糸13からなる立体メッシュ10により成形したシートが一部または全面に使用されている。
立体メッシュ10は、ダブルラッセルマシーンを使用して編織した編物であり、図5および図6に示すように、多角形状を呈する表地11と、格子状の裏地12とを適度の剛性を有するモノフィラメント等の連結糸13にて連結した三層構造にて形成されている。また、立体メッシュ10は、パイル糸を活用して、センターカットせずにそのまま編織、加工して立体性を保持している。そのため、圧縮弾性に優れると共に、空隙量を高くして通気性や除湿性を持たせ、軽量化することができる。なお、立体メッシュ10の構造自体は、実用新案登録第3060894号または特許第2779869号公報等に開示される寝具用パットまたは立体構造状ネットとして公知の技術である。
本考案においては、立体メッシュ10の表地11、裏地12または連結糸13の少なくとも一つに消臭繊維が使用されている。消臭繊維としては、消臭性組成物を含有または付着した繊維を好適に利用することができる。特に、消臭繊維には、木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維に、メタクリル酸をグラフト共重合反応させたものであって、該繊維に対するメタクリル酸のグラフト化率が7〜15重量%である改質セルロース繊維を使用することが好ましい。なお、この改質セルロース繊維自体は、特許第3239146号公報に開示される改質セルロース繊維として公知の技術である。
消臭繊維を、立体メッシュ10の表地11、裏地12または連結糸13のいずれか一つに、または表地11と裏地12、表地11と連結糸13、裏地12と連結糸13に、さらには表地11、裏地12および連結糸13の全てに用いることで、人体からの発汗による臭気を効率よく消臭することができる。
立体メッシュ10の表地11と裏地12との間隔は2〜30mmの範囲内とすることが好ましい。表地11と裏地12との間隔が2mm以下であると通気性や形状保持が低下し、30mmを超えると繊維自体が太くなりクッション性が低下して寝具としての使用範囲が限定されるという欠点が生じる。そのため、好適な通気性、クッション性、形状保持および消臭効果を得るためには、表地11と裏地12との間隔を2〜30mmの範囲内とすることが好適である。それにより、図7に示すように、人体aからの発汗や熱が表地11から裏地12へ通過する間に臭気成分を含む空気が滞留し、効果的に消臭された状態で外部に放出される。また、消臭された臭気成分を含んでいた空気や外気が連結糸13間を通過するため、高い通気性が得られる。
また、図8に示すように、立体メッシュ10を二層以上積層してもよい。特には、表地11、11´を外側に、裏地12、12´を内側に組み合わせることが好ましい。二層以上積層することにより、形状保持性が要求されるクッション等に利用した場合、通気性および消臭効果をより一層高めることができる。
本考案に係る消臭性寝具の好適例として、図1に示すように、立体メッシュ10により成形したシートをパッド2に使用することが好ましい。立体メッシュ10により成形したシートをパッド2の中央部分に配設させることで、ベッドマットに臭気や汗が付着することがなく高い通気性と消臭効果が得られる。
本考案に係る消臭性寝具の他の好適例として、図2に示すように、立体メッシュ10により成形したシートを敷布団3に使用することが好ましい。例えば、敷布団3の全面に立体メッシュ10により成形したシートを配設させ、周囲にマチテープ4を設置することで保形性や周囲からの通気性が得られる。
また、本考案に係る消臭性寝具の他の好適例として、図3に示すように、立体メッシュ10により成形したシートを枕5に使用することが好ましい。枕5の表面であって、頭部が載置される部分に立体メッシュ10により成形したシートを配設させることで、頭部の通気性が高まり快適な睡眠が得られる。また、頭部からの発汗による臭気も消臭される。
さらに、本考案に係る消臭性寝具の他の好適例として、図4に示すように、立体メッシュ10により成形したシートをクッション6に使用することが好ましい。立体メッシュ10を二層以上積層することにより、クッションの形状保持性が得られると共に、通気性および消臭効果をより一層高めることができる
本考案の消臭性寝具の好適例であるパッドの全体斜視図である。 本考案の消臭性寝具の他の好適例である敷布団の全体斜視図である。 本考案の消臭性寝具の他の好適例である枕の全体斜視図である。 本考案の消臭性寝具の他の好適例であるクッションの一部を断面した全体斜視図である。 本考案の消臭性寝具に用いられる立体メッシュの部分斜視図である。 前記立体メッシュの拡大断面図である。 本考案の消臭性寝具の使用状態を示す拡大断面図である。 本考案の消臭性寝具に用いられる立体メッシュの他の好適例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 消臭性寝具
2 パッド
3 敷布団
4 マチテープ
5 枕
6 クッション
10 立体メッシュ
11、11´ 表地
12、12´ 裏地
13 連結糸
a 人体

Claims (5)

  1. 表地、裏地および該表地と裏地間に連結された連結糸からなり、前記表地、裏地または連結糸の少なくとも一つに消臭繊維を使用した立体メッシュを成形したシートを用いたことを特徴とする消臭性寝具。
  2. 前記表地と裏地との間隔が2〜30mmの範囲内である請求項1記載の消臭性寝具。
  3. 前記立体メッシュを二層以上積層して成形したシートを用いた請求項1または2記載の消臭性寝具。
  4. 前記消臭繊維が、木綿繊維、麻繊維またはレーヨン繊維に対しメタクリル酸をグラフト共重合反応して形成されている請求項1〜3のうちいずれか一項記載の消臭性寝具。
  5. 前記立体メッシュにより成形したシートをパッド、敷布団、枕またはクッションに用いた請求項1〜4のいずれか一項記載の消臭性寝具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555312U (ja) * 1991-12-24 1993-07-23 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 分離型光学ヘッド
WO2007055152A1 (ja) * 2005-11-08 2007-05-18 Delta Tooling Co., Ltd.
JP2012136816A (ja) * 2010-12-10 2012-07-19 Tokyo Yoshioka Co Ltd 三層一体編テープ
ITMI20130176A1 (it) * 2013-02-08 2014-08-09 Graziano Palin Sostegno igienico drenante.

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