JP5647390B2 - マットレス - Google Patents

マットレス Download PDF

Info

Publication number
JP5647390B2
JP5647390B2 JP2008161098A JP2008161098A JP5647390B2 JP 5647390 B2 JP5647390 B2 JP 5647390B2 JP 2008161098 A JP2008161098 A JP 2008161098A JP 2008161098 A JP2008161098 A JP 2008161098A JP 5647390 B2 JP5647390 B2 JP 5647390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
core
hair
mattress
surface layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008161098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010000212A (ja
Inventor
有史 岩田
有史 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IWATA AND CO., LTD.
Original Assignee
IWATA AND CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IWATA AND CO., LTD. filed Critical IWATA AND CO., LTD.
Priority to JP2008161098A priority Critical patent/JP5647390B2/ja
Priority to PCT/JP2009/061112 priority patent/WO2009154253A1/ja
Publication of JP2010000212A publication Critical patent/JP2010000212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5647390B2 publication Critical patent/JP5647390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/12Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with fibrous inlays, e.g. made of wool, of cotton
    • A47C27/122Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with fibrous inlays, e.g. made of wool, of cotton with special fibres, such as acrylic thread, coconut, horsehair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C21/00Attachments for beds, e.g. sheet holders, bed-cover holders; Ventilating, cooling or heating means in connection with bedsteads or mattresses
    • A47C21/04Devices for ventilating, cooling or heating
    • A47C21/042Devices for ventilating, cooling or heating for ventilating or cooling
    • A47C21/046Devices for ventilating, cooling or heating for ventilating or cooling without active means, e.g. with openings or heat conductors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/14Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
    • A47C27/15Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays consisting of two or more layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/14Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
    • A47C27/20Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with springs moulded in, or situated in cavities or openings in foamed material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/22Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with both fibrous and foamed material inlays

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

本発明は、マットレスに関する。
従来、寝具として使用するマットレスは、快適な眠りを導くために、良い姿勢が保てる支持性(クッション性)、睡眠中の体温の変化に対応するための保温性、さらには、適度な湿度を保つ透湿性、吸湿性及び放湿性など非常に多くの性能が求められている。
例えば、特許文献1には、マットレスの芯となる芯材部と、芯材部の外周を覆う表層部とを主に有するマットレスが記載されている。当該マットレスの芯材部には、コイルスプリング等が設けられているため、クッション性を高めることができるとともに、体圧支持性を高めることができる。また、芯材部に、上下方向及び幅方向に連通する通気孔を設けることで、透湿性(通気性)を高めることができる。また、表層部は、主に綿などの繊維を用いているため、吸湿性及び肌触りを高めることができる。
特開平8−224144号公報(図1参照)
ここで、芯材部にコイルスプリング等比較的硬い材料を設ける場合は、人体にコイルスプリング等の接触感を感じさせないために、芯材部と表層部の間に比較的厚みの大きいウレタン素材を設けて保護層を形成する必要があった。しかし、ウレタン素材は、透湿性(通気性)性に劣るため、汗や湿気が外部に放出されず、マットレスの内部に汗等の水分や湿気が溜まりやすいという問題があった。このように、マットレスの内部に汗等の水分や湿気が溜まるとカビの発生原因になり、特に、高温多湿の気候においてはカビの発生を促進させるため好ましくない。また、マットレスの透湿性が低下すると、人体の背中側が蒸れやすくなるため、寝心地が悪くなり、安眠の妨げになるという問題があった。
一方、マットレスにコイルスプリングや連通孔を設けると、マットレスの構造設計及び製造工程が複雑になって製造作業が煩雑になるとともに、設計の自由度も低下するという問題があった。
そこで本発明はかかる問題を解決するために創案されたものであって、透湿性、クッション性を高めるとともに、比較的容易に製造することができるマットレスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、板状を呈する芯材部と、ヘア状の獣毛からなる繊維を含んで構成された複数の繊維層を備え前記芯材部の周囲を層状に覆う表層部と、前記表層部を包囲する外カバーと、を有するマットレスであって、前記芯材部と前記表層部との間において前記芯材部を層状に覆うとともにフエルト又はニードルパンチで形成された吸湿層を有し、前記芯材部、前記表層部及び前記外カバーを貫通する綴じ糸からなる貫通部と、前記貫通部の両端において前記外カバーの外側で綴じられる一対の房部とで構成された綴じ部を有し、前記外カバーは、前記芯材部及び前記表層部を取り替えるためのファスナーが形成されるとともに当該外カバーの目地に目つぶしが施されており、前記芯材部は、この芯材部に最も近い前記繊維層よりも硬度が高くなっており、前記各繊維層を構成する前記繊維の外径の平均値は、前記芯材部から離間するにしたがって小さくなるように形成されており、前記表層部は、前記芯材部側から離間するにつれて柔らかくなっていることを特徴とする。
かかる構成よれば、芯材部の外周近傍は外径の大きい繊維で構成された繊維層に覆われているため、比較的弾性が大きく、仮に芯材部にコイルスプリングが設けられていたとしても、人体との接触感を和らげることができる。また、外径の大きい繊維同士の間隙は比較的大きな空間となるため、湿気や汗などの水分は、外径の大きい繊維同士の間隙を抜けやすい。そのため、透湿性が高まり、マットレスの内部に水分が溜まるのを防止することができる。また、芯材部の周囲を繊維層で層状に覆うため、体圧支持性、クッション性を高めることができる。
また、各繊維層を構成する繊維の外径が芯材部から離間するにしたがって小さくなっているため、人体側は比較的柔らかい層となり、肌触り感を良好にすることができる。また、人体側が比較的柔らかい層となっているため、体圧分散性を高めることができる。また、マットレスの製造においては、芯材部の周囲を繊維層で覆うだけであるため、比較的容易に製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、かかる構成によれば、保温性、放湿性を高めることができる。また、ヘア状の獣毛は比較的硬いため、体圧支持性をより高めることができる。
また、例えばフエルト等の材料を用いて吸湿層を形成することで、湿気や汗などの水分の吸湿性を高めることができる。これにより、人体からマットレスに吸収された湿気や汗などの水分が人体側に逆流するのを防止することができる。
本発明にかかるマットレスによれば、透湿性、クッション性が高まるとともに、比較的容易に製造することができる。
次に、本発明の最良の形態について、適宜図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るマットレスを示した一部破断斜視図である。図2は、図1のX1−X1線断面図である。図3は、図2のA部分を示した拡大図である。図4は、獣毛を示した拡大図である。図5は、本実施形態に係るマットレスに人が寝た状態を示す模式断面図である。
なお、本実施形態の説明における上下左右前後は図1の矢印に従う。また、説明における「外側」とは、芯材部2に対して外カバー5側をいう。
本実施形態に係るマットレス1は、図1及び図2に示すように、敷布団の下又はベットの上に敷く厚手の敷物であって、略直方体を呈する。マットレス1は、マットレス1の中央に設けられる板状の芯材部2と、芯材部2の外周を覆う吸湿層3と、吸収層3の外周を覆う表層部10と、表層部10の外周を覆う外カバー5とを主に有する。
芯材部2は、マットレス1の中央に配設される芯材であって、主としてクッション性及び体圧支持性を備える。また、芯材部2を備えることで、いわゆる底付き感を低減することができる。芯材部2は、本実施形態では、比較的通気性の高いポリエステルからなり板状を呈する。本実施形態では、芯材部2の厚みを約150mm、幅を約900mm、長さを約1900mmに形成しているが、芯材部2の寸法はマットレス1の設計にしたがって、適宜設定すればよい。
なお、芯材部2は、本実施形態では、ポリエステル単体から構成したが、これに限定されるものではなく、スプリングを配設してもよいし、ラテックス、ウレタン又は樹脂発泡体等の材料を用いてもよい。また、これらの材料を組み合わせて構成してもよい。また、芯材部2の硬度は、適宜設定すればよい。
吸湿層3は、芯材部2の外周を層状に覆い、湿気や人体の汗等の水分を吸収して吸湿性を高める役割を果たす。吸湿層3は、本実施形態では、麻からなり約7mmの厚みで積層されている。吸湿層3の素材は、麻に限定されるものではなく、例えば、フエルトやニードルパンチ等吸湿効果の高い素材を用いることが好ましい。また、吸湿層3の厚みは、5mm〜10mm程度の厚みで適宜設定すればよい。なお、吸湿層3は、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて適宜形成すればよい。
表層部10は、図1乃至図3に示すように、複数の繊維から構成されており、吸湿層3の外周を層状に覆う部分である。表層部10の繊維は、本実施形態では、獣毛を採用している。表層部10は、本実施形態では、芯材部2側から外側に第一層11、第二層12及び第三層13と積層させており、第一層11から第三層13に向かうにしたがって、各層を構成する獣毛の毛径(毛の外径)が小さくなるように形成したことを特徴とする。
なお、本実施形態では、表層部10を構成する繊維として獣毛を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、麻や綿などの他の天然素材又は化学繊維などの人工素材の糸状物質を採用してもよい。
第一層11は、図3に示すように、本実施形態では、馬の毛を絡み合わせて層状に形成した繊維層であって、吸湿層3の外周を覆っている。第一層11を構成する馬の毛には、毛径が約75〜280μmのものを用いており、第一層11の毛径の平均が約140μmとなっている。馬の毛の長さは、150mm〜200mmと比較的長いものを用いている。このように、後記する第二層及び第三層よりも比較的毛径が大きく、長い毛を用いることで、主に支持性、透湿性を高めることができる。
また、第一層11で用いる馬の毛には、ヘアのみを用いている。ここで、図4に示すように、獣毛の種類によっては、外側に向けて鱗状に突出するスケールを有するものがある。本実施形態では、獣毛のうちスケールを備えていないものを「ヘア」、スケールを備えているものを「ウール」という。
ヘアは、スケールがないため、毛同士が絡まりにくく、ヘタリにくいという性質を有する。即ち、第一層11では、ヘアのみを用いているため、毛同士が絡まりにくく、毛玉になりにくいため、ヘタリを抑制することができる。
一方、ウールは、スケールがあるため、他の毛と絡みやすく、ヘタリやすいが、柔軟性及び保温性に富むという性質を有する。
第二層12は、本実施形態では、ヤクの毛を絡み合わせて層状に形成した繊維層であって、第一層11の外周を覆っている。第二層12では、ヤクの毛のヘアとウールとを略同じ割合で混ぜ合わせて形成している。第二層12を構成するヤクの毛には、毛径が15〜230μmのものを用いており、第二層12の毛径の平均が約111μmとなっている。ヤクの毛の長さは、80mm〜150mmのものを用いている。
第三層13は、本実施形態では、らくだの毛のヘアとヤギ(カシミア)のウールを同じ割合で絡み合わせて層状に形成した繊維層であって、第二層12の外周を覆っている。第三層13を構成するらくだの毛及びヤギの毛には、毛径が12〜120μmのものを用いており、第三層13の毛径の平均値が約75μmとなっている。らくだの毛及びヤギの毛の長さは、60mm〜80mmのものを用いている。
なお、第一層11乃至第三層13に用いる獣毛は、前記したものに限定されるものではなく、他の種類の獣毛を設けてもよい。また、第二層12及び第三層13には、ヘアとウールを混在させたが、ヘアのみで各層を構成してもよい。また、第二層12及び第三層13には、80mm〜150mmの長繊維と縮毛を混在させたもので構成してもよい。
外カバー5は、表層部10の外周を覆って芯材部2、吸湿層3及び表層部10を包み込む部材である。外カバー5の素材は特に限定するものではないが、例えば綿製の布地(以下、綿布という)を用いる。外カバー5は、表層部10を構成する獣毛が、外カバー5を貫通しないことが好ましい。したがって、綿布の目(綿布を形成する糸と糸の隙間)に対して目をつぶしてあることが好ましい。
また、マットレス1には、図1及び図2に示すように、外カバー5の表面と裏面を綴じる綴じ部8,8,・・・が形成されている。綴じ部8は、綴じ糸で形成されており、外カバー5の表面から裏面に亘って貫通する貫通部8cと、貫通部8cの両端に形成された房部8a,8bとを有する。綴じ部8は、外カバー5の表面から裏面に亘って綴じ糸を貫通させた後、余剰部分の綴じ糸を所定の張力をかけつつ房部8a,8bで綴じて形成される。綴じ部8によれば、外カバー5内で芯材部2及び表層部10が動かないようにすることができる。
また、図1に示すように、マットレス1の側面には、ファスナー9が形成されている。ファスナー9は、マットレス1の側面1a、側面1b及び側面1cに亘って高さ方向の中央に形成されている。即ち、マットレス1の側面1dにはファスナ−9が設けられていないため、ファスナー9を全開状態にすると側面1dを基点にして、外カバー5が開くように形成されている。なお、マットレス1の側面全周に亘って、ファスナー9が設けられていてもよい。
次に、マットレス1の製造方法について説明する。
まず、ポリエステルを用いて所定の寸法で芯材部2を形成する。そして、層状にした麻で芯材部2の周囲を覆って吸湿層3を形成する。
ここで、表層部10を構成する第一層11、第二層12及び第三層13は、それぞれに使用する馬の毛、ヤクの毛、らくだの毛・ヤギの毛を十分に解きほぐし、例えば掻上げ羽根を備える混綿機に気送して、それぞれ予め層状に形成しておく。
そして、吸湿層3の周囲に、馬の毛からなる繊維層を重ねて第一層11を形成する。次に、第一層11の周囲に、ヤクの毛からなる繊維層を重ねて第二層12を形成する。次に、第二層12の周囲に、らくだの毛・ヤギの毛からなる繊維層を重ねて第三層13を形成する。
次に、予め目つぶしを施した外カバー5で第三層13を覆いファスナー9を閉める。最後に、適所に綴り部8,8・・・を形成してマットレス1が完成する。なお、マットレス1の製造工程は、前記した工程に限定されるものではない。
以上説明した本実施形態に係るマットレス1によれば、芯材部2の外周近傍は、外径の大きい繊維(獣毛)で形成された第一層11で覆われているため、比較的弾性が大きくかつ硬度の高い芯材部2と人体との接触感を和らげることができる。また、外径の大きい獣毛同士の間隙は比較的大きな空間となるため、湿気や汗などの水分は、第一層11を透過しやすい。よって、マットレス1の内部に湿気(水分)が溜まるのを防止することができる。
また、芯材部2を設けるとともに、芯材部2の外周近傍は、外径の大きい繊維(獣毛)で形成された第一層11で覆われているため、クッション性、体圧支持性を高めることができる。また、表層部10の獣毛の毛径が芯材部2から離間するにしたがって小さくなっているため、芯材部2側が比較的固く、外側が比較的柔らかくなり、体圧分散性を高めることができる。
また、表層部10の獣毛の毛径が芯材部2から離間するにしたがって小さくなっているため、外側は比較的柔らかい層となり、肌触り感を良好にすることができる。また、第二層12及び第三層13には、ウールを混在させることで、獣毛同士が絡みやすくなり、柔軟性及び保温性を高めることができる。
また、表層部10に獣毛を用いることで、放湿性を高めるとともに、保温性をより高めることができる。また、獣毛は比較的硬いため、体圧支持性をより高めることができる。これにより、マットレス1のうち、例えば臀部に当たる箇所が局所的にヘタることを防止することができる。
ここで、獣毛は、放湿性、透湿性には優れるが、吸湿性に劣るという性質を有する。したがって、獣毛のみでマットレス1を構成すると、一旦表層部10に浸透した湿気が人体側に逆流して人に不快感を与える可能性がある。しかし、本実施形態では吸湿層3を設けることで、吸湿層3が湿気を吸収するため、一旦表層部10に浸透した湿気が人体側に逆流するのを防ぐことができる。
即ち、図5に示すように、人体Hから発生した汗等の水分や湿気(図5の矢印参照)は、上側の表層部10を通り抜けて吸湿効果の高い吸湿層3に吸収される。そして、汗等の水分や湿気は、重力により徐々に降下して、下側の表層部10’を介して外側左右方向に放出される。本実施形態では、表層部10(10’)には、放湿性の高い獣毛を用いているため、吸湿層3で吸収し、降下した湿気が下側の表層部10’で結露することなく、マットレス1の外部に徐々に放出することができる。これにより、人体の背中が蒸れることを防止して安眠を導くことができる。
また、マットレス1は、芯材部2の周囲を吸湿層3及び所定の太さから構成された繊維層で覆うだけであるため、比較的容易に製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。また、マットレス1は、芯材部2の周囲を層状に覆うだけであるため、複雑な構造計算等が不要であり、設計の自由度を高めることができる。
また、本実施形態では、綴じ部8を外し、ファスナー9を開けることで外カバー5の中味を容易に取り出すことができる。これにより、例えば、芯材部2が経年劣化した場合には、芯材部2を容易に取り替えることができる。従来は、仮に芯材部2が径年劣化すると、仕立て直しが困難であったため、マットレス1が廃棄処分されてしまうことが多かった。しかし、本実施形態のマットレス1では仕立て直しを容易に行うことができるため、廃棄コストを低減することができる。
以上本発明の最良の形態について説明したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更を行うことができる。例えば、本実施形態では、獣毛を用いて表層部10を構成したが、これに限定されるものではなくポリエステルやナイロン等の化学繊維を用いて表層部を構成してもよい。また、本実施形態に係るマットレス1の構造を、座布団、椅子類のクッションシート、枕等に適用してもよい。
また、本実施形態では表層部10を三層構造としたが、二層構造又は四層構造以上の形態であってもよい。この場合であっても、各層を構成する繊維の外径の平均値が外側に向かうほど小さく(細く)なるように形成する。また、本実施形態では、第一層11をヘアのみで構成したが、ウールを混在させてもよい。
本実施形態に係るマットレスを示した一部破断斜視図である。 図1のX1−X1線断面図である。 図2のA部分を示した拡大断面図である。 獣毛を示した拡大図である。 本実施形態に係るマットレスに人が寝た状態を示す模式断面図である
符号の説明
1 マットレス
2 芯材部
3 吸湿層
5 外カバー
10 表層部
11 第一層
12 第二層
13 第三層

Claims (1)

  1. 板状を呈する芯材部と、
    ヘア状の獣毛からなる繊維を含んで構成された複数の繊維層を備え前記芯材部の周囲を層状に覆う表層部と、
    前記表層部を包囲する外カバーと、を有するマットレスであって、
    前記芯材部と前記表層部との間において前記芯材部を層状に覆うとともにフエルト又はニードルパンチで形成された吸湿層を有し、
    前記芯材部、前記表層部及び前記外カバーを貫通する綴じ糸からなる貫通部と、前記貫
    通部の両端において前記外カバーの外側で綴じられる一対の房部とで構成された綴じ部を
    有し、
    前記外カバーは、前記芯材部及び前記表層部を取り替えるためのファスナーが形成されるとともに当該外カバーの目地に目つぶしが施されており、
    前記芯材部は、この芯材部に最も近い前記繊維層よりも硬度が高くなっており、
    前記各繊維層を構成する前記繊維の外径の平均値は、前記芯材部から離間するにしたが
    って小さくなるように形成されており、
    前記表層部は、前記芯材部側から離間するにつれて柔らかくなっていることを特徴とす
    るマットレス。
JP2008161098A 2008-06-20 2008-06-20 マットレス Active JP5647390B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008161098A JP5647390B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 マットレス
PCT/JP2009/061112 WO2009154253A1 (ja) 2008-06-20 2009-06-18 マットレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008161098A JP5647390B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 マットレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010000212A JP2010000212A (ja) 2010-01-07
JP5647390B2 true JP5647390B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=41434168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008161098A Active JP5647390B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 マットレス

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5647390B2 (ja)
WO (1) WO2009154253A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202019105606U1 (de) * 2019-10-11 2019-10-30 Dormiente Gmbh Matratzenbezug sowie Matratze mit Matratzenbezug

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654825Y2 (ja) * 1978-02-13 1981-12-21
JPS6012095A (ja) * 1983-06-30 1985-01-22 株式会社高木化学研究所 クツシヨン部材
JPS63103460U (ja) * 1986-12-26 1988-07-05
JPH0723835A (ja) * 1993-07-14 1995-01-27 Tadao Isshiki 寝具等用芯材
JP3133064U (ja) * 2007-04-17 2007-06-28 株式会社イワタ 敷き布団

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009154253A1 (ja) 2009-12-23
JP2010000212A (ja) 2010-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5015921B2 (ja) 改良された枕、マットレス等
US7574762B2 (en) Multilayered mattress component
US20100170042A1 (en) Memory Foam Mattress and Method of Construction
US20130104311A1 (en) Mattresses with heat dissipation
US7434281B1 (en) Pillow having anti-wrinkling properties
US20110047708A1 (en) Mattresses with heat dissipation
ES2753363T3 (es) Revestimiento para mueble acolchado
JP5647390B2 (ja) マットレス
JP3133064U (ja) 敷き布団
JPH0622283Y2 (ja) パツド
JP3168319U (ja) 清涼感を得られる敷きパッド
JP3237879U (ja) 敷き布団
JP3207999U (ja) リバーシブルマットレス。
JP3130809U (ja)
JP3106520U (ja) 消臭性寝具
WO2010090199A1 (ja) マットレス
JP3122662U (ja) 布団用中芯
KR200391386Y1 (ko) 야자수 섬유 쿠션패드
KR102322549B1 (ko) 3중 적층구조를 갖는 매트리스
JP5602934B1 (ja) 寝具用マットレス
JP6688844B2 (ja) 敷き布団の製造方法
JP7038418B2 (ja) コイルスプリング用緩衝材およびクッション体
US20240099474A1 (en) Improved cushioning material
JP2006296737A (ja) 座布団
JP2022036811A (ja) 弾性掛け布団

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140214

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140306

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5647390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250