JP3102877U - プール床の滑り止め構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】
床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に、粒体形状の滑り止め材を介設することにより、上塗り塗膜層の上面に微細な凹凸部を形成し、水中歩行時または水中運動時に適切な摩擦抵抗を確保して、滑り止め効果が得られ、また上塗り塗膜層により滑り止め材が離脱するのを防止することができるプール床の滑り止め構造を目的とする。
【解決手段】
少なくとも床部1が金属で構成された水泳プールにおいて、上記床部1上面の下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層6,7との間には、粒体形状の滑り止め材5が介設されたことを特徴とする。
【選択図】 図2
床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に、粒体形状の滑り止め材を介設することにより、上塗り塗膜層の上面に微細な凹凸部を形成し、水中歩行時または水中運動時に適切な摩擦抵抗を確保して、滑り止め効果が得られ、また上塗り塗膜層により滑り止め材が離脱するのを防止することができるプール床の滑り止め構造を目的とする。
【解決手段】
少なくとも床部1が金属で構成された水泳プールにおいて、上記床部1上面の下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層6,7との間には、粒体形状の滑り止め材5が介設されたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
この考案は、屋外または屋内に設けられた水泳プールのプール床の滑り止め構造に関する。
従来、上述例の水泳プールは大別して2種類のプールがある。すなわち、FRPプールと、ステンレスまたはアルミニウムの金属によって形成された金属製水泳プールとの2種類である。
上述の樹脂製水泳プールFRPなどの樹脂により成形したのみで、滑り止め加工は施されていない。
また、上述の金属製水泳プールは少なくとも側壁部と床部とがステンレスまたはアルミニウムの金属で構成されたプール本体に対して塗装が施されている。
すなわち、従来の金属製水泳プールにおける床部の拡大断面を図8に示すように、金属下地としてのプール床部81の上面にプライマー(primer、塗装の下塗り塗料)による下塗り塗膜層82を形成し、この下塗り塗膜層82の上面に中塗り塗膜層83を介して複数の上塗り塗膜層84,85が形成されている。
しかし、図8で示す従来の金属製水泳プールにおいては次のような問題点があった。
つまり、アクア・エクササイズ、アクア・ビクスのように水中において運動または歩行すると健康によいが、水中では身体に浮力が作用するうえ、図8のプール床部81は単に塗装が施されたのみであるから、素足(裸足)では滑りやすい。このため、滑り止め用の専用の靴が必要となる問題点があった。
また、金属製の水泳プールの所定部にエポキシ樹脂塗装が施されたものが知られているが(特許文献1参照)、図8で示した従来構造のものと同様に滑り止め加工が施されていないので、素足での歩行時には滑りやすくなる問題点があった。
この考案は、床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に、粒体形状の滑り止め材を介設することにより、上塗り塗膜層の上面に微細な凹凸部を形成し、水中歩行時または水中運動時に適切な摩擦抵抗を確保して、滑り止め効果が得られる。また上塗り塗膜層により滑り止め材が離脱するのを防止することができるプール床の滑り止め構造の提供を目的とする。
この考案によるプール床の滑り止め構造は、少なくとも床部が金属で構成された水泳プールにおいて、上記床部面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間には、粒体形状の滑り止め材が介設されたものである。
上述の金属は、ステンレスまたはアルミニウムに設定してもよく、また滑り止め材は硅砂に設定してもよい。
上記構成によれば、プール床部の上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に滑り止め材が介設されているので、上塗り塗膜層の上面には微細な凹凸部が形成され、水中歩行時または水中運動時に適切な摩擦抵抗を確保することができて、滑り止め効果が得られる。このため素足で歩行しても、滑ることがない。
また、水中歩行時には歩行者の体重が各塗膜層および滑り止め材を介して床部に付勢される。また上塗り塗装膜により滑り止め材が離脱するのを防止することができ、かつ滑り止め材の色が外方に露呈するのを防止して、外観品質の向上を図ることができる。
この考案の一実施態様においては、上記下塗り塗膜層の上面に塗装される中塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂が介設されたものである。
上記構成によれば、中塗り塗膜層により下塗り塗膜層表面の凹凸をならすことができるのは勿論、滑り止め材として硅砂を用いたので、この硅砂は適度な角部を有しており、上塗り塗膜層の上面に形成される凹凸部の最適化を図って、水中歩行時における摩擦抵抗の確保と滑り止めの効果とをより一層向上させることができる。
この考案の一実施態様においては、上記下塗り塗膜層の上面に中塗り塗膜層を介して塗装される複数の上塗り塗膜層を設け、これら複数の上塗り塗膜層間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂が介設されたものである。
上記構成によれば、滑り止め材として硅砂を用いたので、この硅砂は適度な角部を有しており、上塗り塗膜層の上面に形成される凹凸部の最適化を図って、摩擦抵抗の確保と滑り止め効果とをより一層向上させることができ、また複数の上塗り塗膜層には同一塗料が用いられるので、多数の硅砂の保持性能向上を図ることができる。
この考案の一実施態様においては、上記硅砂が上載配置される側の塗膜層の乾燥前において当該塗膜層上部に多数の硅砂が略均一で、面状かつ一様となるよう散布配置されたものである。
上記構成によれば、塗膜層の乾燥前に硅砂を散布配置するので、塗膜層に対する硅砂の接着力向上を図ることができると共に、多数の硅砂はほぼ均一に、面状かつ一様となるように散布配置したので、硅砂介設部の全体(硅砂が介設された領域全体)として適切かつ均一な凹凸部を形成することができる。
この考案の一実施態様においては、上記床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂と塗料との混合層が形成されたものである。
上記構成によれば、下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に形成された混合層には、その塗料中に硅砂が存在(混在)し、この硅砂は適度な角部を有しているので、上塗り塗膜層の上面に形成される凹凸部の最適化を図って、摩擦抵抗の確保と滑り止め効果とをより一層向上させることができる。
この考案の一実施態様においては、上記多数の硅砂は床部全面または所定コース部位に対応して介設されたものである。
上記構成によれば、プール床部の全面または必要とする所定コース部位のみに上記滑り止め構造を施して、摩擦抵抗の確保と滑り止め効果とを得ることができる。
この考案によれば、床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に、粒体形状の滑り止め材を介設したので、上塗り塗膜層の上面に微細な凹凸部が形成でき、水中歩行時に適切な摩擦抵抗を確保して、滑り止め効果が得られる。また上塗り塗膜層により滑り止め材が離脱するのを防止することができ、かつ滑り止め材の色が外方に露呈するのを防止して、外観品質の向上を図ることができる効果がある。
上塗り塗膜層の上面に微細な凹凸部を形成し、水中歩行時または水中運動時に適切な摩擦抵抗を確保して、滑り止め効果を得るという目的を、床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間に、粒体形状の多数の硅砂などの滑り止め材を介設するという構成にて実現した。
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はプール床の滑り止め構造を示すが、まず、図1を参照して金属製水泳プールの構成について説明する。
この金属製水泳プールは図1(但し、図1では図示の便宜上、塗装および滑り止め構造を省略した状態で図示している)に示すようにプール床部1と四辺の側壁部2・・・とがステンレス、またはアルミニウムの金属板により構成されている。ここで、上述のプール床部1と側壁部2とは一体であってもよく、または別体のものをシール部材を介して接合してもよい。
図2は図1で示したプール床部1の全面または必要とする所定のコース部位(水泳コースの1つのコースまたは複数のコース)にのみ滑り止め構造を施した状態の部分拡大断面図であって、プール床部1の上面にはエポキシ樹脂塗料などのプライマー(primer、塗装の下塗り塗料)にて厚さ約30μmの下塗り塗膜層3が形成されている。
この下塗り塗膜層3は金属下地としてのプール床部1の錆の発生を防止すると共に、後述する中塗り塗料との付着性向上を図るものであって、この下塗り塗膜層3の上面にはエポキシ樹脂などから成る厚さ約30μmの中塗り塗膜層4が形成されている。
この中塗り塗膜層4は下塗り塗膜層3表面の凹凸をならし、上塗り塗装の仕上げ性を良好ならしめるためのもので、この中塗り塗膜層4を形成する中塗り塗料が乾燥する前段階(望ましくは中塗り塗料の塗装後、直ちに)において、該中塗り塗膜層4の上部には滑り止め材としての多数の硅砂5・・・が略均一に、面状かつ一様となるように散布配置されている。
上述の硅砂5は適度な角部を有するもので、望ましくは6号硅砂(平均粒径が約0.6mm程度の硅砂)を0.2〜0.5kg/m2程度散布し、中塗り塗膜層4の乾燥後において余分な硅砂を除去する。
上述の硅砂5の上部には、アクリル系樹脂等の上塗り塗料にて多数の硅砂5をくるむように上塗り塗膜層6が形成されている。この上塗り塗膜層6は硅砂5を保持すると共に、外部から硅砂5の色が見えるのを防止して、プールの外観品質向上を図るものである。
この上塗り塗膜層6のさらに上部にはアクリル系樹脂などの上塗り塗料にて、最上層となる上塗り塗膜層7が形成されている。
つまり、図2に示す実施例においては下側の上塗り塗膜層6と、上側の上塗り塗膜層7とで、上塗り塗膜層が複数層構造に形成されている。ここで、上述の各上塗り塗膜層6,7の塗料としては同一のものが用いられる。
しかも、下塗り塗膜層3の上面に塗装される中塗り塗膜層4と、上下2層6,7のうちの下側の上塗り塗膜層6との間に、適度な角部を有する粒子形状の多数の硅砂5・・・を介設したことにより、上側の上塗り塗膜層7の上部には硅砂5の形状およびその配置構造に対応する微細な凹凸部8が形成されている。
このように図2で示した実施例のプール床の滑り止め構造は、少なくとも床部1が金属で構成された水泳プールにおいて、上記床部1上面の下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層6,7との間には、粒体形状の滑り止め材(硅砂5参照)が介設されたものである。
この構成によれば、プール床部1の上面の下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層6,7との間に滑り止め材(硅砂5参照)が介設されているので、上塗り塗膜層7の上面には微細な凹凸部8が形成され、水中歩行時または水中運動時に適切な摩擦抵抗を確保することができて、滑り止め効果が得られる。このため素足で歩行しても、滑ることがない。
また、水中歩行時には歩行者の体重が各塗膜層7,6,4,3および滑り止め材(硅砂5参照)を介して床部1に付勢されるが、滑り止め材(硅砂5参照)と床部1上面との間には下塗り塗膜層3が存在するので上塗り塗装膜6,7により滑り止め材(硅砂5参照)が離脱するのを防止することができ、かつ滑り止め材として用いる硅砂5の色が外方に露呈するのを防止して、外観品質の向上を図ることができる。
また、上記下塗り塗膜層3の上面に塗装される中塗り塗膜層4と上塗り塗膜層6,7との間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂5・・・が介設されたものである。
この構成によれば、中塗り塗膜層4により下塗り塗膜層3表面の凹凸をならすことができるのは勿論、滑り止め材として硅砂5・・・を用いたので、この硅砂5は適度な角部を有しており、上塗り塗膜層6,7の上面に形成される凹凸部8の最適化を図って、摩擦抵抗の確保と滑り止めの効果とをより一層向上させることができる。
さらに、上記硅砂5が上載配置される側の塗膜層4の乾燥前において当該塗膜層4上部に多数の硅砂5が略均一で、面状かつ一様となるよう散布配置されたものである。
この構成によれば、塗膜層4の乾燥前に硅砂5を散布配置するので、塗膜層4に対する硅砂5の接着力向上を図ることができると共に、多数の硅砂5はほぼ均一に、面状かつ一様となるように散布配置したので、硅砂5の介設部の全体として適切かつ均一な凹凸部8を形成することができる。
加えて、上記多数の硅砂5はプール床部1全面または所定コース部位に対応して介設されたものであるから、プール床部1の全面または必要とする所定コース部位のみに上記滑り止め構造を施して、摩擦抵抗の確保と滑り止め効果とを得ることができる。
図3はプール床の滑り止め構造の他の実施例を示し、図3に示すこの実施例では図2の実施例に対して上側の上塗り塗膜層7を省略して、1層のみの上塗り塗膜層6と成したものである。
このように、上塗り塗膜層6を1層構造と成すと、工期の短縮を図ることができると共に、凹凸部8の顕著化を達成することができる。なお、図3に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については図2で示した実施例とほぼ同様であるから、図3において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図4はプール床の滑り止め構造のさらに他の実施例を示し、図4に示すこの実施例では図2の実施例に対して多数の硅砂5・・・の介設密度を粗に設定したものである。
このように構成すると、下側の上塗り塗膜層6が中塗り塗膜層4と接合される面積が広くなるので、この上塗り塗膜層6による硅砂5の保持性能がさらに向上すると共に、上側の上塗り塗膜層7上面に形成される凹凸部8を図2の実施例のものに対して大きく形成することができ、摩擦抵抗および滑り止め効果の拡大を図ることができる。なお、図4に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については図2で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図4において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、図2、図4の実施例から明らかなように塗膜層4,6間に介設する硅砂5の配設密度(分布密度)を調整することで、上塗り塗膜層6,7上面に形成される凹凸部8の大きさをコントロールすることができ、これにより、摩擦抵抗および滑り止め効果を任意に設定することができる。
図5はプール床の滑り止め構造のさらに他の実施例を示し、図2、図3、図4で示した各実施例においては中塗り塗膜層4と上塗り塗膜層6との間に多数の硅砂5を介設保持させたが、図5に示すこの実施例においては上塗り塗膜層が複数層形成される場合に、下側の上塗り塗膜層6と上側の上塗り塗膜層7との間に多数の硅砂5を介設保持させたものである。
この場合においても、下側の上塗り塗膜層6を形成するところの上塗り塗料が乾燥する前段階(望ましくは、この塗膜層6を形成する上塗り塗料の塗装後、直ちに)において該上塗り塗膜層6の上部に、多数の硅砂5・・・を略均一に、面状かつ一様となるように散布配置し、上塗り塗膜層6の乾燥後に余分な硅砂を除去し、その後、上側の上塗り塗膜層7を形成するものである。
このように図5で示した実施例のプール床の滑り止め構造は、上記下塗り塗膜層3の上面に中塗り塗膜層4を介して塗装される複数の上塗り塗膜層6,7を設け、これら複数の上塗り塗膜層6,7間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂5が介設されたものである。
この構成によれば、滑り止め材として硅砂5を用いたので、この硅砂5は適度な各部を有しており、上塗り塗膜層7の上面に形成される凹凸部8の最適化を図って、摩擦抵抗の確保と滑り止め効果とをより一層向上させることができ、また複数の上塗り塗膜層6,7には同一塗料が用いられるので、多数の硅砂5・・・の保持性能向上を図ることができる。
また、上記硅砂5が上載配置される側の塗膜層6の乾燥前(望ましくは塗装後、直ちに)において当該塗膜層6上部に多数の硅砂5・・・が略均一で、面状かつ一様となるよう散布配置されたものである。
この構成によれば、塗膜層6の乾燥前に硅砂5を散布配置するので、塗膜層6に対する硅砂5の接着力向上を図ることができると共に、多数の硅砂5・・・はほぼ均一に、面状かつ一様となるように散布配置したので、硅砂5の介設部の全体として適切かつ均一な凹凸部8を形成することができる。
なお、図5で示したこの実施例においても、その他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図5において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図6はプール床の滑り止め構造のさらに他の実施例を示し、プール床部1の上面に下塗り塗膜層3および中塗り塗膜層4を形成し、この中塗り塗膜層4と上塗り塗膜層7との間に多数の硅砂5・・・を介設させる場合、予め塗料9と適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂5とが混合された混合塗料を準備し、中塗り塗膜層4の上面に、この混合塗料を塗装して、中塗り塗膜層4と上塗り塗膜層7との間に、混合層10を形成したものである。
ここで、上述の塗料9としては上塗り塗膜層7を形成するアクリル系樹脂などの上塗り塗料と同一のものを用いてもよい。
このように図6で示した実施例のプール床の滑り止め構造は、上記床部1上面の下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層7との間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂5・・・と塗料9との混合層10が形成されたものである。
この構成によれば、下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層7との間に形成された混合層10には、その塗料9中に硅砂5が存在し、この硅砂5は適度な角部を有しているので、上塗り塗膜層7の上面に形成される凹凸部8の最適化を図って、摩擦抵抗の確保と滑り止め効果とをより一層向上させることができる。
なお、図6で示したこの実施例においても、その他の実施例については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図6において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図7はプール床の滑り止め構造のさらに他の実施例を示し、プール床部1の上面に下塗り塗膜層3を形成し、この下塗り塗膜層3と上下2層構造の上塗り塗膜層6,7との間に多数の硅砂5・・・を介設させる場合、予め塗料11と適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂5とが混合された混合塗料を準備し、下塗り塗膜層3の上面に、この混合塗料を塗装して、下塗り塗膜層3と上塗り塗膜層6との間に、混合層12を形成したものである。
ここで、上述の塗料11としては中塗り塗膜層4(前図参照)を形成するエポキシ樹脂などの中塗り塗料と同一のものを用いている。
このように構成すると、塗料11の付着性(中塗り塗料の付着性が上塗り塗料の付着性よりも大きい)により、硅砂5の保持性能のさらなる向上を図ることができる。
図7の実施例においてもその他の点については図6で示した先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図7において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、
この考案の滑り止め材は、実施例の硅砂5(望ましくは6号硅砂)に対応するも、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この考案の滑り止め材は、実施例の硅砂5(望ましくは6号硅砂)に対応するも、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
1・・・床部
3・・・下塗り塗膜層
4・・・中塗り塗膜層
5・・・硅砂
6,7・・・上塗り塗膜層
9,11・・・塗料
10,12・・・混合層
3・・・下塗り塗膜層
4・・・中塗り塗膜層
5・・・硅砂
6,7・・・上塗り塗膜層
9,11・・・塗料
10,12・・・混合層
Claims (6)
- 少なくとも床部が金属で構成された水泳プールにおいて、
上記床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間には、粒体形状の滑り止め材が介設された
プール床の滑り止め構造。 - 上記下塗り塗膜層の上面に塗装される中塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂が介設された
請求項1記載のプール床の滑り止め構造。 - 上記下塗り塗膜層の上面に中塗り塗膜層を介して塗装される複数の上塗り塗膜層を設け、これら複数の上塗り塗膜層間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂が介設された
請求項1記載のプール床の滑り止め構造。 - 上記硅砂が上載配置される側の塗膜層の乾燥前において当該塗膜層上部に多数の硅砂が略均一で、面状かつ一様となるよう散布配置された
請求項2または3記載のプール床の滑り止め構造。 - 上記床部上面の下塗り塗膜層と上塗り塗膜層との間には、適度な角部を有する粒体形状の多数の硅砂と塗料との混合層が形成された
請求項1記載のプール床の滑り止め構造。 - 上記多数の硅砂は床部全面または所定コース部位に対応して介設された請求項2〜5の何れか1に記載のプール床の滑り止め構造。
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JP5852204B1 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-02-03 | 王恵利 | 浴室用のクッションの製造方法 |
JP2018091355A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | トリックス株式会社 | 締結構造及び締結面の製造方法 |
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2004
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