JP3102559B2 - ベッドにおける側柵の取付構造 - Google Patents

ベッドにおける側柵の取付構造

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JP3102559B2 JP11095258A JP9525899A JP3102559B2 JP 3102559 B2 JP3102559 B2 JP 3102559B2 JP 11095258 A JP11095258 A JP 11095258A JP 9525899 A JP9525899 A JP 9525899A JP 3102559 B2 JP3102559 B2 JP 3102559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、サイドフレームに
側柵を着脱可能に構成したベッドにおいても、側柵をボ
トム側に取り付けられるようにした、ベッドにおける側
柵の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベッド側面に設けられる側柵は
患者サポート用としての機能を有することは周知の通り
である。この側柵としては、差し込むだけの柵や、折り
畳み式、昇降型側柵等、種々の構造を有するものがあ
る。ところで、前記した側柵のうち、差込式側柵は、我
が国では、通常、サイドフレームに取り付けられるもの
がほとんどであり、これに対して、欧米では、ボトム自
体に取り付けられるようにした構造のものが主流となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
フレーム取り付け型であれ、ボトム取り付け型であれ、
一長一短があり、使用状況によっては、いずれかの形式
のものを選択できるようにしたものがあれば、一層、広
範な要求に対応できるのではないかと考えられる。本発
明は、以上のような背景から提案されたものであって、
既存のサイドフレーム差込型側柵を備えたベッドにおい
ても、使用状況に応じて、側柵をボトム側に取り付けら
れるようにした、ベッドにおける側柵の取付構造を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では、ベッドにおけるマットレスを支え
るボトムにおいて、ボトム幅方向端部に装着するように
した所定長さの基枠部材を有し、この基枠部材に複数の
脚部を介して側柵を保持するための取付補助具を設け、
この取付補助具を基枠部材上において移動させること
で、前記側柵を所望の位置に保持するようにし、前記取
付補助具は、側柵における脚部を装着するための取付部
材を有し、これら取付部材は、前記側柵における脚部間
の間隔に対応するように連結部材によって固定保持する
ようにし、脚部を嵌入保持するための取付穴を形成する
一方、前記基枠部材に締付固定手段により、取付部材を
固定するための把持腕を設けることとした。また本発明
では、ベッドにおけるマットレスを支えるボトムにおい
て、ボトム幅方向端部に装着するようにした所定長さの
基枠部材を有し、この基枠部材に着脱型側柵における脚
部を嵌入保持するための取付穴を、基枠部材に沿って
列設し、これら取付穴に、着脱型側柵の脚部を選択的
に差し込むことで、着脱型側柵の保持位置を基枠部材上
で調節するようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるベッドにお
ける側柵の取付構造について、一実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下説明する。図1に示すベッド1
はボトム起伏機能を備えたもので、ボトム取付型側柵2
(以下、側柵2)を有している。このベッド1は、ボト
ム3が、それぞれ背に対応する背ボトム3a、腰に対応
する腰ボトム3b、大腿部に対応する膝ボトム3c、脛
に対応する足ボトム3dに分割されており、前記背ボト
ム3aに側柵2が、保持機構4によって、着脱可能に装
着されている。前記側柵2は、通常の差込式側柵であ
り、一対の脚部2a、2aと、柵部2bとを有してい
る。なお、かかるベッド1におけるサイドフレーム5に
は、従前のベッドのごとく、部品取付用穴、すなわち、
差込式側柵の取付穴を設けるようにしてもよい。また、
前記側柵2は、足ボトム3dに着脱可能に取り付けるよ
うにしてもよい。
【0006】そこで、前記保持機構4について、以下、
詳細に説明する。すなわち、図2に示すように、保持機
構4は、背ボトム3a幅方向端部に、装着枠6aを介し
て着脱可能に装着した、所定長さの基枠部材6を有し、
この基枠部材6に一対の脚部2a、2aを介して側柵2
を保持するための取付補助具7を設け、この取付補助具
7を基枠部材6上において移動させることで、前記側柵
2を所望の位置に保持するようにしている。
【0007】次に前記取付補助具7は、側柵2における
一対の脚部2a、2aを装着するための一対の取付部材
7a、7bを有し、これら取付部材7a、7bは、前記
側柵2における一対の脚部2a、2a間の間隔に対応す
るように連結部材8に取り付けられている。すなわち、
前記取付部材7a、7bには、前記脚部2a、2aを嵌
入保持するための取付穴9が形成され、また前記基枠部
材6に上下からあてがい、適宜な締付固定手段(図示省
略)により、基枠部材6に固定するための把持腕10を
有している。
【0008】そして、前記基枠部材6を背ボトム3aに
装着した際、基枠部材6に、直交するように溶接等で一
体的に接合構成された柱状体である支持枠部材11を介
して固定するようにしている。すなわち背ボトム3a幅
方向両端部に装着枠6aを介して装着して、背ボトム3
a下面側において、前記支持枠部材11を、背ボトム3
a幅方向両端部から互いに対向させ、これら支持枠部材
11をボルト12a、ナット12b等の締結手段により
固定する構成とすることができる。
【0009】本発明にかかる側柵の取付構造によれば、
既存のサイドフレームに側柵を差込み保持する構造のベ
ッドに対しても、簡単に適用することができる。すなわ
ち、ボトム裏面に側柵2の保持機構4を、基枠部材6に
固定した支持枠部材11を介し、固定すればよい。すな
わちかかるベッドの、背ボトム3a幅方向両端部に、基
枠部材6を装着枠6aを介して装着せしめ、基枠部材6
と一体の支持枠部材11を、背ボトム3a幅方向両端部
から互いに対向させ、これら支持枠部材11をボルト1
2a、ナット12b等の締結手段により固定することで
保持機構4の取り付けが完了する。そして前記基枠部材
6に、取付補助具7における一対の取付部材7a、7b
を、把持腕10によって上下からあてがい、基枠部材6
上において移動させて所望の位置において締付固定手段
により固定することができる。かかる状態で前記取付部
材7a、7bにおける取付穴9、9に側柵2における一
対の脚部2a、2aを差し込むことで前記側柵2を所望
の位置で保持することができる。かかる側柵2は、ボト
ム(背ボトム3a)と共に、起伏するので、ボトムがど
の位置にあっても、使用者と側柵2との位置関係は変わ
らず、すなわち使用者が側柵2から離れたりするような
ことはなく、ボトム取付型としての機能を発揮すること
ができる。一方、使用者が寝たきりでボトムの調節が不
要の場合は、側柵2を前述のようなボトム取付型ではな
く、従来のように、サイドフレームに差し込んで使用す
る方が、強度的にも問題はなく、使い勝手がよい。この
ように既存のベッドでも、簡単に側柵2を、ボトム取付
型とすることができるので、設備更新の際に、最小限の
コストに抑えることができる。
【0010】本発明にかかる側柵の取付構造は、以下の
ように構成してもよい。すなわち、図3に示すように前
述の基枠部材6に、直接、複数の取付穴13a〜13f
を設けて、状況により、また要望により側柵2における
一対の脚部2a、2aを、選択的に差し込んで保持する
ようにしてもよい。また、前述の基枠部材6における取
付補助具7の取付部材7a、7bは、側柵2における脚
部2aの数、間隔に応じて設けたもので、取付部材7
a、7bは、これに限らず、側柵の数、間隔を考慮して
適応するようにさらに多数設けるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ボトム幅方向端部に、
着脱可能に装着する構造としたので、既存のベッドにも
簡単に適用することができる。また、使用状況によっ
て、ボトム取付型として使用するか、従来のように、サ
イドフレームに取り付けて使用するかを選択することが
できるので、使い勝手が向上する。さらに、既存のベッ
ドにも簡単に適用することができるので、設備コストを
抑制することができる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる側柵の取付構造を施したベッド
の一例を示す側面説明図である。
【図2】図1に示すベッドに適用した側柵の保持機構の
一例を示す、模式的な斜視説明図である。
【図3】もう一つの取付構造の例を示した、模式的な斜
視説明図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 側柵 2a 脚部 2b 柵部 3 ボトム 3a 背ボトム 3b 腰ボトム 3c 膝ボトム 3d 足ボトム 4 保持機構 5 サイドフレーム 6 基枠部材 7 取付補助具 7a、7b 取付部材 8 連結部材 9 取付穴 10 把持腕 11 支持枠部材 12a ボルト 12b ナット 13a〜13f 取付穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/05 A47C 21/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドにおけるマットレスを支えるボ
    トムにおいて、ボトム幅方向端部に保持機構を介して側
    柵を着脱可能に装着する構成とし、前記保持機構は、ボ
    トム幅方向端部に、装着枠を介して着脱可能に装着し
    た、所定長さの基枠部材と、この基枠部材に移動可能に
    装着して、一対の脚部を介して側柵を保持するための取
    付補助具とを有し、この取付補助具は、側柵における一
    対の脚部を装着するために、脚部間の間隔に対応するよ
    うに連結部材に取り付けると共に脚部を嵌入保持するた
    めの取付穴を設けた一対の取付部材を有し、これら取付
    部材は、前記基枠部材に上下からあてがう把持腕を有し
    て、この把持腕を介して基枠部材に締め付け固定するよ
    うにし、この取付補助具における取付部材を基枠部材上
    において移動して固定させることで、前記側柵を所望の
    位置に保持するようにしたことを特徴とするベッドにお
    ける側柵の取付構造。
  2. 【請求項2】 ベッドにおけるマットレスを支えるボ
    トムにおいて、ボトム幅方向端部に装着するようにした
    所定長さの基枠部材を有し、この基枠部材に着脱型側柵
    における脚部を嵌入保持するための取付穴を、基枠部材
    に沿って複数列設し、これら取付穴に、着脱型側柵の脚
    部を選択的に差し込むことで、着脱型側柵の保持位置を
    基枠部材上で調節するようにしたことを特徴とするベッ
    ドにおける側柵の取付構造。
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