JP3102351B2 - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JP3102351B2
JP3102351B2 JP14414096A JP14414096A JP3102351B2 JP 3102351 B2 JP3102351 B2 JP 3102351B2 JP 14414096 A JP14414096 A JP 14414096A JP 14414096 A JP14414096 A JP 14414096A JP 3102351 B2 JP3102351 B2 JP 3102351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレード部材に可
撓性のシール材を密着させて物質の漏れを防止するシー
ル構造に関し、さらに詳細には、シール材の変形により
ブレード部材との間に隙間が生じて物質が漏れるのを防
止したシール構造に関するものである。例えば、印刷装
置における現像剤の漏れの防止に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタのような現像剤(トナ
ー)を用いる印刷装置においては、現像剤を取り扱う箇
所から他の箇所に現像剤が漏れて汚染されるのを防止す
るためにシール材を使用している。
【0003】図4に示すのは、レーザプリンタのプロセ
スユニットにおける現像ローラまわりの従来一般的なシ
ール構造である。この現像ローラ19は、供給ローラ2
0からトナーの供給を受けて外周面にトナー層を担持す
るとともに、あらかじめレーザビームにより静電潜像が
形成されている感光体ドラム12にトナーを付与してト
ナー画像を形成させるものである。また、現像ローラ1
9上のトナー層の厚さを規制するためのブレード24が
備えられている。
【0004】ここにおいて、供給ローラ20から現像ロ
ーラ19へのトナーの供給およびブレード24によるト
ナー層の厚さ規制が行われる箇所からのトナー漏れを防
止するため、スポンジのような可撓体で形成されたシー
ル材90が取り付けられている。シール材90には、ブ
レード24に返り部24aが設けられているのに合わせ
て切り欠き90aが形成されている。また、シール材9
0は若干圧縮されて取り付けられており、ブレード24
や現像ローラ19等に密着してトナーの漏れを防ぐよう
になっている。なおシール材90は、現像ローラ19の
幅方向(図4では紙面の厚み方向)の両側に各1個ずつ
取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のシール構造には、次のような問題点があった。
【0006】すなわちシール材90は、ブレード24や
現像ローラ19等に密着することによりトナーの漏れを
防ぐのであるから、隙間が生じたのでは漏れを防止でき
ない。ここで、シール材90における切り欠き90aの
形成位置と、ブレード24の返り部24aの位置とが正
確に符合していれば問題ないが、実際には加工上の寸法
公差があるので、両者の位置にずれがある場合がある。
そのため、図5または図6に示すように、返り部24a
の上または下の一方に隙間が生じてここからトナーが漏
れてしまう場合がある。特に、現像ローラ19が回転物
であることから、シール材90に摩擦応力が加わって長
期間使用する間に変形し、図5または図6のような状態
に至ることもある。シール材90の材質をより柔らかい
ものに変更すればなじみ性はよくなり図5または図6の
ような隙間は生じにくくなるが、圧縮圧力も減少するの
で一見密着している箇所からも漏れが生じるおそれがあ
る。
【0007】本発明は、前記従来のシール構造が有する
問題点を解決しようとするものであり、各部の寸法公差
を考慮してもなお、ブレード部材等との間に隙間が生じ
ないシール構造を提供し、現像剤等の物質の漏れを防止
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1の発明は、折曲部を有するブレード部材と、前
記ブレード部材に密着させられた可撓性の第1シール材
とを有し、前記ブレード部材の折曲部の頂部および前記
第1シール材が円柱形状の対象物に接するシール構造で
あって、前記ブレード部材の折曲部の内側および前記第
1シール材に密着させられた第2シール材を備えること
を特徴として特定されるものである。
【0009】このシール構造によれば、ブレード部材の
折曲部の外側では、第1シール材が対象物およびブレー
ド部材に接して物質の漏れを防ぐとともに、ブレード部
材の折曲部の内側では、第2シール材がブレード部材お
よび第1シール材に密着して物質の漏れを防ぐことが可
能となる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
するシール構造であって、前記第2シール材が、前記第
1シール材より柔らかい材質で形成されていることを特
徴として特定される。
【0011】このシール構造によれば、第2シール材が
第1シール材より柔らかい材質で形成されているので、
第1シール材の寸法に公差の範囲内でのばらつきがあっ
ても、第2シール材が柔軟に追従するので良好なシール
性が維持される。
【0012】また、請求項の発明は、請求項1または
請求項2に記載するシール構造であって、前記第1シー
ル材に、前記ブレード部材の折曲部および前記第2シー
ル材を収容する凹部が設けられ、前記第2シール材が、
前記ブレード部材の折曲部および前記凹部に密着してい
ることを特徴として特定される。
【0013】このシール構造によれば、ブレード部材の
折曲部の内側では、第2シール材がブレード部材と第1
シール材に設けられた凹部に密着して物質の漏れを防い
でいる。ここで、第2シール材が第1シール材の凹部に
収容されつつ密着しているので、追従性がよくシール性
に優れている。
【0014】また、請求項の発明は、請求項に記載
するシール構造であって、前記第1シール材の凹部は自
由状態では前記ブレード部材の折曲部および前記第2シ
ール材より小さく、前記ブレード部材の折曲部により押
し広げられるとともに前記第2シール材を圧縮しつつ組
み付けられていることを特徴として特定される。
【0015】このシール構造によれば、自由状態ではブ
レード部材の折曲部および第2シール材より小さい凹部
を有する第1シール材が、その凹部を押し広げられつつ
組み付けられているので、その凹部により第2シール材
が圧縮された状態となっている。この圧縮のため第2シ
ール材は、ブレード部材および第1シール材に確実に密
着して物質の漏れを防いでいる。特に、第1シール材の
凹部が公差の範囲内でのばらつきにより標準の大きさよ
り大きくても、シール性が維持される。
【0016】また、請求項の発明は、請求項1ないし
請求項のいずれかに記載するシール構造であって、前
記円柱形状の対象物が印刷装置における現像剤を取り扱
うローラであり、前記第1シール材および前記第2シー
ル材は、現像剤の漏れを防止するものであることを特徴
として特定される。
【0017】このシール構造によれば、第1シール材お
よび第2シール材により、ローラおよびブレード部材か
らの現像剤の漏れが防止され、他の部分が漏れた現像剤
により汚染されることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態
は、本発明のシール構造をレーザプリンタのプロセスユ
ニットにおけるトナー漏れ防止のためのシール構造とし
て具体化したものである。
【0019】本実施の形態に係るレーザプリンタPの内
部の概略構成を、図1に基づいて説明する。図1に示す
レーザプリンタPは概略、図中左上部の給紙ユニット
5、中央のプロセスユニット3、その下方のスキャナユ
ニット2、プロセスユニット3の右方の定着ユニット4
により構成されている。給紙ユニット5は、内部に積層
状態で収納した用紙50を1枚ずつ分離してプロセスユ
ニット3に供給するものである。プロセスユニット3
は、感光体ドラム12を備えており、その表面にトナー
画像を形成して用紙50に転写するためのユニットであ
る。スキャナユニット2は、公知のレーザ光学系を備え
ており、所定の画像データに基づきレーザ光学系のスキ
ャニングにより感光体ドラム12の表面に静電潜像を形
成するためのユニットである。定着ユニット4は、プロ
セスユニット3にて用紙50に転写されたトナー画像の
定着を行うユニットである。
【0020】まず給紙ユニット5について説明する。給
紙ユニット5におけるフィーダーケース5a内には、積
層状態の用紙50を載置する支持板10と、用紙50を
1枚ずつ搬送するための給紙ローラ11とを備えてお
り、支持板10は付勢ばね10aにより給紙ローラ11
に向かって押圧されている。また給紙ローラ11の下部
には、積層状態の用紙50を1枚ずつ分離する用紙捌き
部材62が設けられており、その下流側には分離された
用紙50をプロセスユニット3に導く上下一対のレジス
トローラ13、14が設けられている。
【0021】次にプロセスユニット3について説明す
る。プロセスユニット3は、前記した感光体ドラム12
を中心に、その上面に位置する転写ローラ17、感光体
ドラム12の下方のトコロトロン型等の帯電器18、感
光体ドラム12よりも給紙方向上流側に配置された現像
ローラ19および供給ローラ20、さらにそれらの上流
側のトナー供給部である着脱可能なトナーカートリッジ
21、感光体ドラム12よりも給紙方向下流側に配置さ
れたクリーニングローラ22等から構成されている。
【0022】帯電器18は、感光体ドラム12の外周面
に帯電層を形成するものである。そして、ここで帯電層
が形成された感光体ドラム12の外周面は、その直後に
スキャナユニット2からレーザービームLの走査を受け
るようになっている。レーザービームLが照射された箇
所は帯電層が破壊されるので、照射されなかった箇所よ
り表面電位が数100V程度低くなり、これにより静電
潜像が形成されるものである。
【0023】現像ローラ19は、供給ローラ20を介し
てトナーカートリッジ21から供給されたトナーをその
外周面に担持し、感光体ドラム12の静電潜像に付与し
て顕像化、すなわち現像するものである。このため現像
ローラ19は、感光体ドラム12の静電潜像部分よりも
高い電位に維持されるようになっている。この現像ロー
ラ19には、担持トナー層の厚さを規制するブレード2
4が備えられている。また、トナーカートリッジ21内
のトナーは、攪拌体23により攪拌されて放出され、供
給ローラ20により現像ローラ19の外周面に担持させ
られるようになっている。
【0024】転写ローラ17は、感光体ドラム12との
間に用紙50を通しつつ、感光体ドラム12上のトナー
画像に電界をかけて用紙50に向けて吸引し転写させる
ものである。クリーニングローラ22は、用紙50への
転写後に感光体ドラム12上に残留しているトナーを電
界により回収するものである。このため転写ローラ17
およびクリーニングローラ22は、感光体ドラム12の
静電潜像部分よりも低い電位に維持されるようになって
いる。
【0025】このように構成されるプロセスユニット3
は、合成樹脂製のケース25に組み込むことによりカー
トリッジ化されており、このカートリッジ化したプロセ
スユニット3はレーザプリンタPに対して着脱可能に装
着されている。
【0026】次に、スキャナユニット2について説明す
る。スキャナユニット2は、スキャナカバー26の内部
に、レーザ発光部28、ポリゴンミラー29、レンズ3
0、反射鏡31等を備えている。レーザ発光部28が画
像データに従ってレーザビームLを発生するとそのレー
ザビームLが、ポリゴンミラー29の回転により走査さ
れ、レンズ30、反射鏡31によりスキャナカバー26
の窓32を通して感光体ドラム12に照射されるように
構成したものである。
【0027】次に、定着ユニット4について説明する。
定着ユニット4は、上下一対の加熱ローラ15および押
圧ローラ16を備えている。これらの間に用紙50を通
しつつ、プロセスユニット3にて用紙50上に転写され
たトナー画像の熱定着を行い、レーザプリンタPの右端
の排紙トレイ8上に排紙してスタックさせるものであ
る。なお図1では、給紙ユニット5から排紙トレイ8ま
での用紙50の軌跡Rが二点鎖線にて示されている。
【0028】プロセスユニット3についてさらに詳細に
説明する。プロセスユニット3の現像ローラ19および
ブレード24に対しては、その幅方向両側に図2に示す
シール構造が備えられている。現像ローラ19およびブ
レード24がトナーを取り扱うものであるため、ここか
らトナーが漏れて飛散し他の部分(特にスキャナユニッ
ト2)が汚染されるのを防ぐためである。なお、ブレー
ド24の下端は折り曲げられて折曲部24aとされてお
り、その頂部24bが現像ローラ19に接するようにな
っている。
【0029】図2のシール構造では、現像ローラ19の
図中左側(供給ローラ20のある側、感光体ドラム12
の反対側)に、サイドシール7が備え付けられている。
サイドシール7は、スポンジ等の可撓性の材料で形成さ
れており、現像ローラ19のうちブレード24の折曲部
24aより下方の部分に接触するローラシール面7a
と、その上方の凹面7bとが設けられている。この凹面
7bに折曲部24aが接するとともにサブシール9が収
容され、折曲部24aは凹面7bとサブシール9とに挟
まれる形となっている。サブシール9の素材は、スポン
ジ等の可撓性の材料である点ではサイドシール7の素材
と同様であるが、より柔軟な材質のものが選択されてい
る。このサブシール9は、ブレード24(折曲部24a
を含む)の内側およびサイドシール7の凹面7bに密着
している。
【0030】サイドシール7の凹面7bは、図3に示す
ようにシール構造に組み付ける前の自由状態では、そは
折曲部24aやサブシール9を収容するのに十分な大き
さではない。すなわち、そのままサイドシール7とブレ
ード24とを当接させると、折曲部24aが凹面7bの
外のローラシール面7aに当たるようになっている。ま
た、そのままサイドシール7の凹面7bにサブシール9
を合わせると、サブシール9が大きすぎてはみ出るよう
になっている。
【0031】このため、シール構造に組み付けた状態
(図2)では、サイドシール7の凹面7bが剛性のある
ブレード24の折曲部24aにより押し広げられた状態
となっており、サイドシール7のうち折曲部24aより
下方に位置する部分は圧縮されている。また、より柔軟
なサブシール9は、ブレード24およびサイドシール7
により圧縮された状態となっている。従って図2の状態
では、ブレード24の折曲部24aの下面側にはサイド
シール7が圧着しており、またブレード24の内面側
(折曲部24aの上面側および折曲部24a以外の部分
の現像ローラ19から見て裏面側)にはサブシール9が
圧着している。これらはいずれも圧縮状態なので、ブレ
ード24に圧縮圧力で密着している。また、サイドシー
ル7の凹面7bとサブシール9とも、圧縮圧力で互いに
密着している。そしてこのことは、サイドシール7等の
寸法に公差の範囲内でのばらつきがあっても同様であ
る。
【0032】続いて、レーザプリンタPの動作を説明す
る。
【0033】用紙50に印刷するときは、図1の給紙ユ
ニット5において支持板10に積層状態で載置された用
紙50が用紙捌き部材62により1枚ずつ分離され、給
紙ローラ11によりレジストローラ13、14に給紙さ
れる。この給紙された用紙50は、二点鎖線Rに沿って
搬送される。そしてプロセスユニット3で、現像ローラ
19を感光体ドラム12に対し高電位に維持する一方転
写ローラ17およびクリーニングローラ22を感光体ド
ラム12に対し低電位に維持しつつ、搬送される用紙5
0に対し次のようにして印刷が行われる。
【0034】プロセスユニット3の感光体ドラム12
は、搬送される用紙50と周速が一致するように回転し
ている。その外周面は、帯電器18で帯電層の形成が行
われ、スキャナユニット2からのレーザビームLにより
静電潜像が形成される。そして現像ローラ19では、供
給ローラ20から供給されたトナーを静電潜像に付与し
て顕像化する現像が行われる。すなわち、供給ローラ2
0から現像ローラ19に供給されたトナーは、ブレード
24によりその層の厚さが規制されて感光体ドラム12
に対面する。すると、感光体ドラム12の静電潜像の低
電位にトナーが吸引されて付着し、トナー画像が形成さ
れる。かくして静電潜像の顕像化がなされる。
【0035】このとき、供給ローラ20から現像ローラ
19に供給されたトナーは、両側のサイドシール7およ
びサブシール9のシール構造により漏れが防止されてい
る。そして前記のように、サイドシール7およびサブシ
ール9の各部分が圧縮圧力により密着しているので、ト
ナーの漏れ防止が確実である。従って、サイドシール7
およびサブシール9とそれらの接触箇所との間に隙間が
生じてトナーが他の部分に漏れて汚染の原因となること
はない。このことは、サイドシール7などの寸法に公差
の範囲内でのばらつきがあっても同じであり、また、現
像ローラ19の回転によりサイドシール7にストレスが
かかって少し変形するようなことがあってもその密着性
は維持され、良好な漏れ防止状態が保たれる。
【0036】一方、感光体ドラム12の回転によりトナ
ー画像が用紙50および転写ローラ17に対面する位置
に達すると、転写ローラ17の低電位にトナー画像が吸
引され、この結果用紙50にトナー画像が転写される。
この転写後も感光体ドラム12上にトナーが少し残る場
合があるが、感光体ドラム12の回転によりクリーニン
グローラ22に対面する位置に達すると、その低電位に
残留トナーが吸引されて除去される。また、転写ローラ
17によりトナー画像の転写を受けた用紙50は、定着
ユニット4の加熱ローラ15および押圧ローラ16によ
りトナー画像の熱定着を受け、そして排紙トレイ8上に
排紙されスタックされる。
【0037】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係るレーザプリンタPでは、プロセスユニット3のシ
ール構造において、サイドシール7に凹面7bを設けて
ここにブレード24の折曲部24aとサブシール9とを
収容するようにするとともに、組付状態では凹面7bが
折曲部24aに押し広げられ、また、より柔軟なサブシ
ール9が圧縮されるようにしたので、サイドシール7お
よびサブシール9がブレード24の各部に、また相互に
圧着し隙間なく密着している。従って、トナーが漏れて
他の部分に飛散して汚染原因となることがない。
【0038】また、サイドシール7などの寸法に公差の
範囲内でばらつきがあっても、圧着状態であることには
変わりなく、良好なシール性が維持される。現像ローラ
19の回転等のストレスによりサイドシール7が少し変
形しても同様である。かくして、シール性が良好でプロ
セスユニットからのトナーの漏れがない優れたレーザプ
リンタが実現されている。
【0039】なお、本発明のシール構造は前記実施の形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんで
ある。例えば、サイドシール7やサブシール9、ブレー
ド24等の形状は単なる例示である。また、レーザプリ
ンタ以外の機器に適用してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
の発明によれば、第1シール材および第2シール材が、
ブレード部材等に密着させられ、ブレード部材等との間
に隙間が生じないシール構造が提供されている。
【0041】また、請求項2の発明によれば、第2シー
ル材が第1シール材より柔らかく追従性がよいので、各
部の寸法公差を考慮してもなおブレード部材等との間に
隙間が生じないシール構造が提供されている。
【0042】また、請求項の発明によれば、第2シー
ル材が第1シール部材の凹部とブレード部材の折曲部と
に密着して物質の漏れを確実に防止するシール構造が提
供されている。
【0043】また、請求項の発明によれば、第1シー
ル部材や第2シール部材が圧縮状態で組み付けられてい
るので、圧縮圧力によりシール性が高く、物質の漏れが
確実に防止されるシール構造が提供されている。
【0044】また、請求項の発明によれば、現像剤を
取り扱うローラからの現像剤の漏れがシール構造により
防止され、汚染の生じにくい印刷装置が提供されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るレーザプリンタの断面図であ
る。
【図2】レーザプリンタにおけるシール構造を組付状態
で示す図である。
【図3】シール構造の各部を自由状態で示す図である。
【図4】従来のシール構造を説明する図である。
【図5】ブレードの返り部の上側の位置で漏れが生じた
状態を示す図である。
【図6】ブレードの返り部の下側の位置で漏れが生じた
状態を示す図である。
【符号の説明】
7 サイドシール(第1シール材) 7b 凹部 9 サブシール(第2シール材) 19 現像ローラ(対象物) 24 ブレード 24a 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−337583(JP,A) 特開 平6−11958(JP,A) 特開 平6−83181(JP,A) 特開 平2−244172(JP,A) 特開 平4−249273(JP,A) 特開 平5−27574(JP,A) 特開 昭63−179745(JP,A) 実開 昭64−49950(JP,U) 実開 昭58−121059(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/10 B41F 31/00 - 35/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲部を有するブレード部材と、前記ブ
    レード部材に密着させられた可撓性の第1シール材とを
    有し、前記ブレード部材の折曲部の頂部および前記第1
    シール材が円柱形状の対象物に接するシール構造におい
    て、 前記ブレード部材の折曲部の内側および前記第1シール
    材に密着させられた第2シール材を備えることを特徴と
    するシール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するシール構造におい
    て、前記第2シール材が、前記第1シール材より柔らか
    い材質で形成されていることを特徴とするシール構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するシー
    ル構造において、 前記第1シール材に、前記ブレード部材の折曲部および
    前記第2シール材を収容する凹部が設けられ、 前記第2シール材が、前記ブレード部材の折曲部および
    前記凹部に密着していることを特徴とするシール構造。
  4. 【請求項4】 請求項に記載するシール構造におい
    て、 前記第1シール材の凹部は自由状態では前記ブレード部
    材の折曲部および前記第2シール材より小さく、 前記ブレード部材の折曲部により押し広げられるととも
    に前記第2シール材を圧縮しつつ組み付けられているこ
    とを特徴とするシール構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項のいずれかに記
    載するシール構造において、 前記円柱形状の対象物が印刷装置における現像剤を取り
    扱うローラであり、 前記第1シール材および前記第2シール材は、現像剤の
    漏れを防止するものであることを特徴とするシール構
    造。
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