JPH04172464A - 画像形成装置及びこの装置に着脱自在なプロセスカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真複写機や電子写真プリンター、静電記
録装置等の画像形成装置に関し、特に転写手段として転
写回転体を有する画像形成装置に関する。更にほこの画
像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジに関する
ものである。

〔従来の技術〕

画像形成装置として電子写真装置を例にとると、装置の
メンテナンスを容易にするために、感光ドラム、現像器
、クリーナ、帯電器等を一体としてプロセスカートリッ
ジを形成し、電子写真装置本体に対し着脱自在としたも
のが提案されている。

また、上記プロセスカートリッジの感光ドラム上のトナ
ー像をシート上に転写する手段としてはコロナ放電を用
いたものに対し、バイアス電圧が印加される導電性の弾
性ローラを用いた転写ローラも提案されている。

この転写ローラはコロナ放電を用いない為オゾンの発生
がないことや、転写ローラを感光ドラムに圧接させた状
態でシートを搬送する為転写を安定して行うことが出来
る等の利点がある。

〔発明が解決しようとしている課題〕

しかしながら、長期間にわたって感光ドラムと転写ロー
ラが圧接したまま放置された場合、転写ローラの弾性層
として用いられているゴム（ＥＰＤＭ、クロロプレーン
ゴム、ウレタンゴム等）層のオイル成分がしみ出して感
光ドラム特性の劣化を生じたり、転写ローラの変形が生
じる等の問題が有る。

この問題は特に、画像形成装置製造後、プロセスカート
リッジを装置本体にセットして出荷する場合、ユーザー
の手に渡るまでの期間が相当長くなることもあり、また
物流上も環境の温度・湿度が高くなることがあるので大
きい問題となる。

本発明は上述した従来の問題点を解決すべくなされたも
のである。

〔課題を解決するための手段］ 即ち、本発明はプロセスカートリッジに、像担持体とし
ての感光ドラムと、転写回転体としての転写ローラとの
圧接を解除する手段を設けたことを特徴とするものであ
る。これにより長期間未使用の状態で画像形成装置を放
置した場合においても像担持体の劣化や転写回転体の変
形が生じるのを防止することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図から第３図に本発明の第１実施例を示す。

第３図は本発明を実施した、画像形成装置の一実施例を
示す横断面であり、ｌは像担持体としての感光ドラムで
あり、帯電器２により一様に帯電された後、短焦点小径
結像素子アレイ３により原稿台４上の原稿像が露光され
、感光ドラム上に静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像器５のトナーにより顕像化される。

一方、シートＰは給紙ローラ６により給紙トレイ７から
１枚づつ送り込まれ、往復動する原稿台４とタイミング
をとって回転するレジストローラ対８により原稿像先端
とシート先端が合うように、感光ドラム１と転写回転体
としての転写ローラ９との圧接部Ｎへ搬送される。

転写ローラ９は金属製の軸９ａ上にＥＰＤＭ、クロロプ
レーンゴム等の材質の発泡体よりなる導電性を有する弾
性層９ｂを設けたものであり、図示せぬ給電手段により
トナーと逆極性のバイアス電圧が印加され、感光ドラム
上のトナー像をシート上に転写する。トナー像が転写さ
れた後のシートＰはガイド１０により定着装置１１に案
内され、トナー像がシート上に定着された後に排紙トレ
イ１２上に排紙され、コピー動作が終了する。尚、感光
ドラム上に転写されずに残ったトナーはクリーナ１３に
より清掃され、感光ドラムは次のコピー動作に備える。

現像器５はフィルム状のシール部材１４を引抜く事によ
り、密閉されたトナー貯蔵部１５より現像スリーブ１６
上にトナーが供給される構成となっている。

また、本実施例において、感光ドラム１は帯電器２、現
像器５、クリーナ１３等のプロセス手段と共に、枠体１
７に一体的に支持され、全体としてプロセスカートリッ
ジＣとして案内部材１８ａ、　１８ｂにより本体に対し
て着脱自在に支持されている。尚、プロセスカートリッ
ジＣは本実施例のものに限らず、感光ドラムと少なくと
も１つのプロセス手段を有していればよい。

このような画像形成装置において、本発明の圧接解除手
段について説明する。

第１図は感光ドラム周辺の縦断面を示す概略図で、１９
は装置本体の筐体であり、転写ローラ９はその両端を軸
受２０ａ、２０ｂにより回転自在に支持されると共に、
バネ２１．２２により感光ドラム１に所定圧で圧接する
よう付勢されている。第１図においては、カートリッジ
枠体１７に固定された圧接解除部材２３の一部２３ａが
軸受２０ａと当接しており、ノくネ２２の付勢力に抗し
て軸受２０ａを押し下げることにより転写ローラ９を感
光ドラムｌより離間させている状態を示している。

第２図は圧接解除部材２３がない場合の転写ローラ９が
感光ドラム１に圧接した状態を実線で、離間した状態を
一点鎖線で重ねて示している。

一方、第４図、第５図はカートリッジの正面図及び斜視
図を示しており、図示のように、圧接解除部材２３はそ
の一端２３ｂの部分においてシール部材１４の端部と接
着等の手段により、一体化されている。そして、圧接解
除部材２３がシール部材１４の把手となっている。

本実施例においては第１図、第４図に示した状態でプロ
セスカートリッジが本体に挿入された状態で出荷される
為、実際に使用される迄の間、転写ローラ９は感光ドラ
ム１と離間した状態が保持され、感光ドラムの劣化や転
写ローラの永久変形が生じることを防止出来る。

更に、プロセスカートリッジに圧接解除部材を設けるこ
とにより、感光ドラムとのギャップの寸法精度が出し易
く、また、圧接解除部材を取除く際もプロセスカートリ
ッジを本体装置より取出した状態で取除くことになり、
狭い本体内ではなく広いスペースで作業出来るので操作
性も良（１゜また、本実施例においては圧接解除部材が
シール部材と一体化しているので、プロセスカートリッ
ジの使用時にトナー供給を行うと同時に圧接解除部材の
除去も行うことが出来るので、圧接解除部材の取り忘れ
を防止することが出来、更に、一つの動作でトナーの供
給と圧接解除部材の除去を行うことが出来る。また、従
来より存在するシール部材の把手を圧接解除部材として
利用する事で部品数を増やすことなく、コストも上げる
ことなく感光ドラムと転写ローラとの圧接解除が可能と
なる。

次に、第６図に他の実施例を示す。２４は圧接解除部材
であり、カートリッジ筺体１７に爪２４ａにより固定さ
れる。２４ｂは圧接解除部であり、第１の実施例と同様
に転写ローラ９の軸受２０ａを押下げることにより、転
写ローラ９を感光ドラムｌより離間させる。また２５は
シール部材の端部にある把持部であり、この部分を引張
ることによりシール部材が開封されトナーが供給される
様になっている。

しかしながら圧接解除部材２４がカートリッジにとりつ
けられた状態ではシール部材の把持部２５が圧接解除部
材２４により覆われて隠されているため、使用する場合
には必ず圧接解除部材２４を外す事になり、従って圧接
解除部材２４の外し忘れを防止することが可能となる。

次に第７図、第８図に更に他の実施例を示す。本実施例
においてはプロセスカートリッジとしてドラム１、クリ
ーナ１３及び帯電手段としての帯電ローラ２６を一体と
してプロセスカートリッジ２７とした例である。

２８は取り外し可能なドラム保護カバーで、ドラムの傷
等の保護及び遮光カバーを兼ねている保護カバーの両端
には転写ローラ９の圧接解除部２８ａが有り、ドラム保
護カバー２８が取付いた状態では転写ローラ９を感光ド
ラム１より離間させている。本実施例では保護カバーの
一部を解除部材として利用している為部品数を増やすこ
とな（、転写ローラの解除を行うことが出来、保護カバ
ーを取る際に同時に転写ローラの加圧も可能となるので
操作性の向上が可能となると共に、保護カバーの外し芯
れも防止することが出来る。

ところで、前述した実施例では圧接解除部材が作用して
いるときには感光ドラムと転写ローラとが離間している
場合を示したが、感光ドラムの特性劣化や転写ローラの
変形等が防止できるのであれば、感光ドラムと転写ロー
ラとが軽く接触していても構わない。但し、このときの
接触圧は転写時に感光ドラムと転写ローラとが圧接して
いる圧接力よりも軽減されていることは勿論である。

また、圧接解除部材も前述実施例のものに限定されるも
のではない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、プロセスカート
リッジ１′こ、像担持体と転写回転体との圧接を解除す
る手段を設けることにより、画像形成装置本体にプロセ
スカートリッジをセットして出荷する場合でも、未使用
の期間中に像担持体が変質したり、転写回転体が変形し
たりしてしまうのを防止できる。

更にプロセスカートリッジに解除手段を設けたことによ
り、使用時の取外しが容易になると共に確実に転写回転
体を像担持体に対して加圧することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明を実施した第１実施例の感光ド
ラム部分及び転写ローラ部分を示す概略縦断面図、 第３図は本発明を実施した画像形成装置の断面図、第４
図は第１図のカートリッジの正面図、第５図は第４図の
カートリッジの斜視図、第６図は本発明の他の実施例の
カートリッジ及び転写ローラの概略縦断面図、 第７図は本発明の更に他の実施例のカートリッジの横断
面、 第８図は第７図のカートリッジと転写ローラとの関係を
示す概略縦断面図である。 １・・・感光ドラム（像担持体） ９・・・感転写ローラ（転写回転体） ２１．２２・・・感バネ（圧接手段） ２３．２４．２８ａ・・・慮圧接解除手段を夫々示す牢
１０ ７　（。 １′７ 宇２−ロ モリロ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）像担持体と、この像担持体に作用するプロセス手
   段とを有するプロセスカートリッジと、前記プロセスカ
   ートリッジを着脱自在に支持する手段と、 前記像担持体に形成された像をシート上に転写する転写
   回転体と、 前記像担持体と前記転写回転体とを圧接させる手段と、 前記圧接を解除する手段と、 を有し、前記圧接解除手段を前記プロセスカートリッジ
   に設けたことを特徴とする画像形成装置。
2. （２）前記プロセスカートリッジはプロセス手段として
   現像手段を有し、この現像手段の現像剤貯蔵部を密閉し
   ている取り外し可能なシール部材と一体に前記圧接解除
   手段が設けられていることを特徴とする請求項１に記載
   の画像形成装置。
3. （３）前記プロセスカートリッジはプロセス手段として
   現像手段を有し、この現像手段の現像剤貯蔵部を密閉し
   ている取り外し可能なシール部材の把持部を覆うように
   、前記圧接解除手段はプロセスカートリッジに対し取り
   外し可能に設けられていることを特徴とする請求項１に
   記載の画像形成装置。
4. （４）前記プロセスカートリッジは像担持体を保護する
   取り外し可能なカバーを有し、このカバーと一体に前記
   圧接解除手段が設けられていることを特徴とする請求項
   １に記載の画像形成装置。
5. （５）前記圧接解除手段によって前記像担持体と前記転
   写回転体との圧接が解除されているとき、前記像担持体
   と前記転写回転体とは互いに離間していることを特徴と
   する請求項１乃至請求項４に記載の画像形成装置。
6. （６）像担持体に形成された像をシート上に転写するた
   め、像担持体に圧接して回転する転写回転体を有する面
   像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジであって
   、 像担持体と、 前記像担持体に作用するプロセス手段と、 前記像担持体と前記転写回転体との圧接を解除する手段
   と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
7. （７）前記プロセスカートリッジはプロセス手段として
   現像手段を有し、この現像手段の現像剤貯蔵部を密閉し
   ている取り外し可能なシール部材と一体に前記圧接解除
   手段が設けられていることを特徴とする請求項６に記載
   のプロセスカートリッジ。
8. （８）前記プロセスカートリッジはプロセス手段として
   現像手段を有し、この現像手段の現像剤貯蔵部を密閉し
   ている取り外し可能なシール部材の把持部を覆うように
   、前記圧接解除手段はプロセスカートリッジに対し取り
   外し可能に設けられていることを特徴とする請求項６に
   記載のプロセスカートリッジ。
9. （９）前記プロセスカートリッジは像担持体を保護する
   取り外し可能なカバーを有し、このカバーと一体に前記
   圧接解除手段が設けられていることを特徴とする請求項
   ６に記載のプロセスカートリッジ。
10. （１０）前記プロセスカートリッジが画像形成装置に装
    着されて、前記圧接解除手段によって前記像担持体と前
    記転写回転体との圧接が解除されているとき、前記像担
    持体と前記転写回転体とは互いに離間していることを特
    徴とする請求項６乃至請求項９に記載のプロセスカート
    リッジ。