JP4092187B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置には、高画質化が求められており、その流れは画像のカラー化によりますます顕著となっている。また、画像形成装置としては、像担持体上の潜像を、像担持体と間隙を持って対向するよう配置された現像剤担持体上の現像剤よりトナーを供給してトナー像化するものが広く用いられている。この画像形成装置では、高画質化のために像担持体としての感光体と現像剤担持体としての現像ローラとの間隙を狭くすることが有効であり、具体的には、0.3mm程度の狭い間隙に設定している。通常、この間隙は、現像ローラの軸端部に設けたコロや面板により軸位置を規制することでその間隙を保っており、この方法により狭い間隙も精度良く保つことが可能となっている。このような画像形成装置では、画像形成装置本体内に感光体と現像装置とを装着した状態で出荷するものがある。この場合は、感光体と現像ローラとは間隙を持って対向するよう配置された状態で出荷され、輸送されることになる。
【0003】
この輸送時に、画像形成装置が振動や落下による衝撃を受けて、現像ローラが撓んでしまうことがある。現像ローラは、上述のように軸端部で軸位置を規制することで感光体との間隙を保つように構成されているので、現像ローラが撓んでも端部は比較的感光体と接触しにくい。しかし、現像ローラ中央部は感光体と接触してしまいやすく、この接触により感光体表面を傷つけて、着荷時に黒点などの異常画像を発生させてしまう。このような異常画像は、現像ローラと感光体との間隙が狭い程現像ローラが感光体と接触しやすいので起こりやすい。
【0004】
また、上記画像形成装置で、帯電装置、現像装置またはクリーニング装置のうち少なくとも一つと感光体とを一体に構成し、これを画像形成装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジ方式を採用するものが知られている。このプロセスカートリッジ方式では、装置のメンテナンスをサービスマンによらず、ユーザー自身で行うことができるので、格段にメンテナンス性を向上させることができる。プロセスカートリッジ方式を採用する画像形成装置では、画像形成装置本体を出荷する際にプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した状態で出荷するものがある。ここで、感光体と少なくとも現像装置とを一体化したプロセスカートリッジを用いる場合は、感光体と現像ローラとが間隙を持って対向するよう配置された状態のプロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着され、出荷、輸送されることになる。この場合においても、上記と同様の理由で感光体表面が傷ついてしまい、着荷時に黒点などの異常画像が発生することがあった。
【0005】
また、プロセスカートリッジ方式では、交換用のプロセスカートリッジも同様に、感光体と現像ローラとが間隙を持って対向するよう配置された状態で出荷される。この場合もユーザーの所へ着荷するまでに加わる振動や落下による衝撃により、感光体表面が傷つく虞がある。そこで、感光体と、感光体と圧接するスペーサコロを両端部に有する現像ローラと、感光体と現像ローラのほぼ全長にわたる長さを持ち、スペーサコロと感光体との間に挟持されたシート状の保護部材を有するするプロセスカートリッジが提案されている(特許文献1)。
【0006】
また、プロセスカートリッジを採用するものでは、プロセスカートリッジを本体に装着する際に感光体の露出面に手が触れて感光体を傷を付けてしまうことがある。このような交換時の感光体の傷を防止するために、感光体の露出面を覆うシート部材を設け、感光体の露出面を保護するプロセスカートリッジが知られている。このプロセスカートリッジでは、画像形成装置本体にプロセスカートリッジ装着後、画像形成動作開始前に、ユーザーがシート部材を引き抜くことで、感光体が露出して画像形成をおこなえるよう構成されている。このため、ユーザーがシート部材を引き抜くという手間を要する。また、ユーザーがうっかりしてシート部材を取り忘れたまま、画像形成を開始してしまう場合もある。そこで、シート部材を取り忘れた場合にも装置本体内の各部に問題がないようにシート部材の構成を改良したものも提案されている(特許文献2)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−19800号公報
【特許文献2】
特開平8−272281号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1のプロセスカートリッジでも、感光体と現像ローラとの間に挟持されたシート状の保護部材はユーザーが手作業でシート状の保護部材を取り除くものとされている。このため、画像形成を開始する前にユーザーが手間を要してしまう。また、ユーザーがうっかりしてシート状の保護部材を取り忘れたまま装着して画像形成を開始してしまい、装置本体内の各部に問題を引き起こす虞がある。
【0009】
本発明は上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、像担持体と現像剤担持体とを間隙を持って対向するよう配置した状態で出荷する画像形成装置において、出荷時から着荷時までに像担持体が傷つき難く、かつ、操作性よく画像形成が開始できる画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体と間隙を持って対向するよう配置された現像剤担持体上に担持した現像剤より該像担持体の潜像にトナーを供給してトナー像化する現像装置とを備え、該像担持体と該現像剤担持体とが間隙をもって対向するよう配置された状態で出荷する画像形成装置において、弾性を有し、挟む前の厚さが上記像担持体と上記現像剤担持体との間隙よりも厚いシート部材を、上記出荷時に上記像担持体と上記現像剤担持体との間に挟み、かつ、電源投入後の画像形成開始前に該像担持体を回転させる立ち上げ動作を行い、該立ち上げ動作時に該シート部材を搬送して機外に排出することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体と間隙を持って対向するよう配置された現像剤担持体上に担持した現像剤より該像担持体の潜像にトナーを供給してトナー像化する現像装置とを備え、該像担持体と該現像剤担持体とが間隙をもって対向するよう配置された状態で出荷する画像形成装置において、像担持体保護のためのシートが自動的に排出されたものである旨の注意書きが記載されているシート部材を、上記出荷時に上記像担持体と上記現像剤担持体との間に挟み、かつ、電源投入後の画像形成開始前に該像担持体を回転させる立ち上げ動作を行い、該立ち上げ動作時に該シート部材を搬送して機外に排出することを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記潜像形成手段として上記像担持体に接触して該像担持体を帯電する帯電部材を備え、上記出荷時に上記シート部材を該像担持体と該帯電部材との間に挟むことを特徴とするものである
求項の発明は、請求項1、2又は3の画像形成装置において、上記シート部材の排出方向先端を、シート部材を排出する際にシートにかかる力よりも弱い力で保持する保持機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、上記像担持体と上記現像装置とを一体に構成し、該画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとし、該プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着後にも上記立ち上げ動作を行い、該立ち上げ動作時に上記シート部材を搬送して機外に排出することを特徴とするものである。
上記画像形成装置では、出荷時に像担持体と現像剤担持体との間にシート部材を挟むことで、出荷後に衝撃にうけても像担持体と現像剤担持体とが直接接触することがないので、像担持体が傷つき難くなる。さらに、画像形成開始前の立ち上げ動作時にシート部材を機外に搬送排出することで、画像形成動作開始時のユーザーによるシート部材の取り外し作業の手間を無くすと共に、確実に取り外すことができるようにする。よって、操作性よく画像形成を開始することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を電子写真式の画像形成装置であるレーザプリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した実施形態について説明する。
まず、図1を用いて本実施形態に係るプリンタの概略について説明する。このプリンタは像担持体としてのドラム状の感光体1の周辺に、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等が順に配設されている。帯電装置は感光体1に接触する帯電ローラ2を備えている。露光装置は画像情報に基づきレーザー光線を照射する光書き込みユニット3を備えている。現像装置は、感光体と適当な間隙(以下、現像ギャップという)を保って対向するよう配置された現像剤担持体としての現像ローラ4と、現像剤を収容する現像剤収容部とを備えている。転写装置は感光体1に接触する転写ローラ5を備えている。また、クリーニング装置は感光体1に接触するクリーニングブレード6を備えている。また、転写体としての転写紙を収容する給紙トレイ7と、給紙トレイ7より転写紙を給紙する給紙搬送装置としての給紙ローラ8、レジストローラ対9とを備えている。また、トナー像を転写された転写紙が感光体1から分離した後、搬送方向に案内する搬送ガイド11と、トナーを転写紙に定着する定着装置13とを備えている。
【0012】
このように構成されたプリンタでは、回転する感光体1の表面は帯電ローラ2により一様に帯電された後、画像情報に基づき光書き込みユニット3のレーザー光線を照射され、感光体1上に潜像形成を形成する。次いで、感光体1上に形成された静電潜像に現像ローラ4より帯電したトナーを付着させることでトナー像を形成する。一方、転写紙は給紙トレイ7より給紙ローラ8、レジストローラ対9を経て感光体1と転写ローラ5とが対向する転写部に搬送される。そして転写ローラ5により、転写紙に感光体1上のトナー像とは逆極性の電荷を付与することで、感光体1上に形成されたトナー像を転写紙へ転写する。次いで、転写紙は、感光体1から分離され、搬送ガイド11により定着装置13に送られてトナー像を転写紙に定着された後、機外に排出される。なお、転写されなかった感光体1上の残留トナーは、クリーニングブレード6により感光体ドラム1から除去される。このようなプリンタでは、高画質化のために現像ギャップは狭くすることが有効であり、具体的には、0.3mm程度の狭い現像ギャップに精度良く保たれている。
【0013】
また、本実施形態に係るプリンタでは、上記感光体1と、帯電装置と、現像装置と、クリーニング装置とを一体構造としたプロセスカートリッジ14とし、プロセスカートリッジ14がプリンタ本体に対して脱着可能な構成としている。図2は、本体に対してプロセスカートリッジ14が脱着可能なことをしめす説明図である。メンテナンス時には、ユーザーが本体のカバー15を開け、機内のプロセスカートリッジ14を脱着後、新しいプロセスカートリッジ14を装着してカバー15を閉じることにより動作可能な状態になる。このように、プロセスカートリッジ14を用いるものでは、装置のメンテナンスをサービスマンによらず、ユーザー自身で行うことができるので、格段にメンテナンス性を向上させることができる。
【0014】
また、このプリンタは、現像ギャップを上記規定の値に保つようにセットしたプロセスカートリッジ14を装置本体に装着した状態で出荷される。プリンタがユーザーの所へ着荷するまでの輸送時には、振動や落下による衝撃がプリンタに加わり、これにより現像ローラ4が撓んで感光体1と接触してしまうことがある。このため、感光体1表面が傷つき、着荷直後に黒点などの異常画像を発生させる虞がある。そこで、出荷時に、感光体1と現像ローラ4との間に感光体1を保護するための保護部材を挟む。そこで、プリンタが輸送時に受ける衝撃により現像ローラ4が撓んでも、感光体1と現像ローラ4とが保護部材により直接接触しないようになっているので、感光体1表面が傷つき難くなる。よって、着荷時に、感光体1表面の傷により異常画像が発生することを抑制できる。
【0015】
図3は、プロセスカートリッジ14をプリンタ本体に装着してプリンタを出荷する際のプリンタの断面図である。感光体1と現像ローラ4との間に感光体1を保護するための保護部材としてのシート部材16を挟む。このシート部材16は感光体1と転写ローラ5にも挟まれるようになっており、かつ、シート部材16の先端は搬送ガイド10上に載っている。また、このプリンタは電源を投入すると、少なくとも感光体1と転写ローラ5とが回転する立ち上げ動作(以下、インチングという)をおこなう。そこで、プリンタ着荷後のインチング時に、感光体1と転写ローラ5との回転と搬送ガイド10とにより、シート部材16を機外に排出させる。この後、通常の画像形成が可能となる。このようにすることで、画像形成前に、シート部材16の除去という面倒な作業をユーザーがする必要がなくなる。また、シート部材16を確実に取り除いた後に画像形成を開始することができる。なお、シート部材16を搬送する手段は上述ものに限らず、図4に示すように、シート部材16を搬送する搬送コロ12を設けても良い。
【0016】
また、本実施形態のように帯電装置として帯電ローラ2を用いた場合、シート部材16を感光体1と現像ローラ4との間に加え、感光体1と帯電ローラ2との間にも挟んだ状態で出荷する。図5に、シート部材16を感光体1と帯電ローラ2との間にも挟んだものの概略構成図を示す。このようにすることで、感光体1の傷を防ぐだけでなく、帯電ローラ1からの添加剤等の染み出しによる感光体汚染を防ぐこともでき、汚染物質による異常画像の発生を防止する。
【0017】
また、シート部材16は弾性を有し、かつ、挟む前の通常時の厚さが感光体1と現像ローラ4との現像ギャップよりも厚いものを用いるとよい。図6にシート部材16の厚みtと現像ギャップGapとの関係を示す。このようなシート部材16を用いると、その弾性力により強い衝撃が加わった場合でも、感光体1を傷つけないようにすることができる。
【0018】
また、図7に示すように、シート部材16に注意書きを記載するとよい。これにより、インチング時にシートが突然排出されてもその注意書きがあることで、ユーザーが正常な動作だと認識し、安心感を与えることができる。
【0019】
また、図8に示すように、シート部材16の排出方向先端を保持する保持機構として、プロセスカートリッジ14のケースに弾性樹脂からなる爪部17を設けてもよい。この爪部17は、シート部材16の排出方向先端をシート部材16の搬送力よりも弱い力で軽く保持するものである。このような状態で出荷されたプリンタでは、電源投入時のインチング時にシート部材16を機外に排出しようとする搬送力が加わると、図9に示すようにシート部材16が撓み、そのこしの強さにより先端が弾性の爪部17から外れる。シート部材16の先端は搬送ガイド10上に載るようになり、搬送ガイド10および搬送コロ11により機外に排出される。このようにすることで、シート部材16の先端が、プロセスカートリッジ14のセット時等にプリンタ内部にシート部材16が引っかかりシート部材16が正常に排出されないことを防ぐ。
【0020】
また、プリンタ本体の出荷時だけでなく、交換用のプロセスカートリッジ14の出荷時にも本発明を適用することで、交換用のプロセスカートリッジ14輸送時の傷を防ぐと共に、交換作業を簡単に行うことができる。すなわち、交換用のプロセスカートリッジ14の出荷時に、感光体1と現像ローラ4との間にシート部材16を挟む。そして、プロセスカートリッジ14を本体に装着後の初期画像形成前に感光体1と転写ローラ5とが回転するインチングをおこなう。このインチング時の感光体1と転写ローラ5との回転と搬送ガイド10とにより、シート部材16を機外に排出させる。このため、交換用プロセスカートリッジ14が輸送時に衝撃をうけても、感光体1表面が傷つき難くなる。よって、交換用プロセスカートリッジ14の装着時に傷による異常画像が発生することを抑制できる。また、プロセスカートリッジ14の交換作業時にシート部材16の除去という面倒な作業をユーザーがする必要がない。また、シート部材14を確実に取り除いた後に画像形成を開始することができる。
また、上述のシート部材16の排出方向先端を保持する爪部17を設けた交換用プロセスカートリッジ14を用いることで、プロセスカートリッジ14の交換時にプリンタ内部にシート部材16が引っかかりインチング時に正常に排出されないことを防ぐ。
【0021】
なお、本発明は、上述のようなプロセスカートリッジを採用するプリンタに限らず、装置本体内に感光体1と現像装置とを装着し、現像ギャップを保つようにセットした状態で出荷されるプリンタにも適応できる。すなわち、プリンタ本体に感光体1と現像装置の現像ローラ4とを規定の現像ギャップを保った状態とし、現像ギャップにシート部材16を挟んだ状態で本体を出荷する。そして、プリンタが着荷して電源投入後の画像形成開始前のインチング時にシート部材16を搬送して機外に排出する。これにより、上記と同様の効果が得られる。
【0022】
なお、上述の実施形態では、感光体1と現像ローラ4とが画像形成時の現像ギャップを保った状態で出荷するもので説明したが、感光体1と現像ローラ4とが間隙をもって対向するよう配置された状態で出荷するものであれば適応できる。例えば、現像ローラ4の両端の軸を側板に支持させる軸受けのガタで、現像ローラ4の最初の駆動時に間隔が変化するもの、特別の機構で間隔を搬送時と画像形成動作時とで切り換えるもの等にも適応でき、同様の効果が得られる。
【0023】
以上述べたように、本実施形態のプリンタによれば、感光体1と現像ローラ4とが間隙をもって対向するよう配置された状態でプリンタを出荷する際、感光体1と現像ローラ4との間にシート部材16を挟む。これにより、輸送時に衝撃をうけても、感光体1が傷つき難くなる。さらに、画像形成開始前の立ち上げ動作時にシート部材を機外に搬送排出することで、ユーザーによるシートを取り外し作業の手間を無くして、操作性よく画像形成を開始できる。
また、シート部材16を感光体1と現像ローラ4との間に加え、感光体1と帯電ローラ2との間にも挟んだ状態で出荷する。このようにすることで、感光体1が傷つき難くなるだけでなく、帯電ローラ1からの添加剤等の染み出しによる感光体汚染を防ぐこともでき、汚染物質による異常画像の発生を防止する。
また、シート部材16は弾性を有し、かつ、挟む前の通常時の厚さが感光体1と現像ローラ4との現像ギャップよりも厚いものを用いる。このようなシート部材16を用いると、その弾性力により強い衝撃が加わった場合でも、より感光体1を傷つけ難くすることができる。
また、シート部材16に注意書きを記載するとよい。これにより、インチング時にシートが突然排出されてもその注意書きがあることで、ユーザーが正常な動作だと認識し、安心感を与えることができる。
また、シート部材16の排出方向先端を保持する保持機構として、プロセスカートリッジ14のケースに弾性樹脂からなる爪部17を設ける。この爪部17で、シート部材16の排出方向先端をシート部材16の搬送力よりも弱い力で軽く保持する。そして、シート部材16を機外に排出しようとする搬送力が加わると、シート部材16は爪部17から外れ機外に排出される。このようにすることで、シート部材16の先端が、プロセスカートリッジ14のセット時等にプリンタ内部にシート部材16が引っかかりシート部材16が正常に排出されないことを防ぐ。
また、感光体1と、少なくとも現像装置とを一体構造としたプロセスカートリッジ14とし、プロセスカートリッジ14がプリンタ本体に対して脱着可能な構成としている。プロセスカートリッジ14を用いるものでは、装置のメンテナンスをサービスマンによらず、ユーザー自身で行うことができるので、格段にメンテナンス性を向上させることができる。また、プリンタ本体の出荷時だけでなく、交換用のプロセスカートリッジ14の出荷時にも本発明を適用できる。これにより、交換用プロセスカートリッジ14の輸送時に感光体が傷つき難くなると共に、交換作業を簡単に行うことができる。
【0024】
【発明の効果】
請求項1乃至の発明によれば、像担持体と現像剤担持体とを間隙を持って対向するよう配置した状態で出荷する画像形成装置において、出荷時から着荷時までに像担持体が傷つき難く、かつ、操作性よく画像形成が開始できるという優れた効果がある。
しかも、請求項1の発明によれば、シート部材は弾性を有し、かつ、挟む前の通常時の厚さが像担持体と現像剤担持体との現像ギャップよりも厚いものを用いるので、その弾性力により強い衝撃が加わった場合でも、より像担持体を傷つけ難くすることができる。
また、請求項2の発明によれば、シート部材に注意書きを記載するので、立ち上げ動作時にシートが突然排出されてもその注意書きで、ユーザーが正常な動作だと認識し、安心感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】同プリンタに対してプロセスカートリッジを脱着する様子をしめす説明図。
【図3】同プリンタを出荷する際のプリンタの概略構成図。
【図4】同プリンタの他の例に係るシート部材搬送部手段の概略構成図。
【図5】同プリンタで感光体と帯電ローラとの間にシート部材を挟んだものの概略構成図。
【図6】同プリンタに挟むシート部材の厚みと現像ギャップとの関係を示す説明図。
【図7】同プリンタに挟むシート部材の注意書きの説明図。
【図8】シート部材の排出方向先端を保持する爪部を有するプリンタの概略構成図。
【図9】爪部に保持されたシート部材を排出する力が加わった場合の説明図。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電ローラ
3 光書き込みユニット
4 現像ローラ
5 転写ローラ
6 クリーニングブレード
7 給紙トレイ
8 給紙ローラ
9 レジストローラ対
11 搬送ガイド
12 搬送コロ
13 定着装置
14 プロセスカートリッジ
15 カバー
16 シート部材
17 爪部

Claims (5)

  1. 像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体と間隙を持って対向するよう配置された現像剤担持体上に担持した現像剤より該像担持体の潜像にトナーを供給してトナー像化する現像装置とを備え、該像担持体と該現像剤担持体とが間隙をもって対向するよう配置された状態で出荷する画像形成装置において、
    弾性を有し、挟む前の厚さが上記像担持体と上記現像剤担持体との間隙よりも厚いシート部材を、上記出荷時に上記像担持体と上記現像剤担持体との間に挟み、かつ、電源投入後の画像形成開始前に該像担持体を回転させる立ち上げ動作を行い、該立ち上げ動作時に該シート部材を搬送して機外に排出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体と間隙を持って対向するよう配置された現像剤担持体上に担持した現像剤より該像担持体の潜像にトナーを供給してトナー像化する現像装置とを備え、該像担持体と該現像剤担持体とが間隙をもって対向するよう配置された状態で出荷する画像形成装置において、
    像担持体保護のためのシートが自動的に排出されたものである旨の注意書きが記載されているシート部材を、上記出荷時に上記像担持体と上記現像剤担持体との間に挟み、かつ、電源投入後の画像形成開始前に該像担持体を回転させる立ち上げ動作を行い、該立ち上げ動作時に該シート部材を搬送して機外に排出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、上記潜像形成手段として上記像担持体に接触して該像担持体を帯電する帯電部材を備え、上記出荷時に上記シート部材を該像担持体と該帯電部材との間に挟むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2又は3の画像形成装置において、上記シート部材の排出方向先端を、シート部材を排出する際にシートにかかる力よりも弱い力で保持する保持機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、上記像担持体と上記現像装置とを一体に構成し、該画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとし、該プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着後にも上記立ち上げ動作を行い、該立ち上げ動作時に上記シート部材を搬送して機外に排出することを特徴とする画像形成装置。
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