JP3101502B2 - 自動洗髪機 - Google Patents

自動洗髪機

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JP3101502B2
JP3101502B2 JP06237382A JP23738294A JP3101502B2 JP 3101502 B2 JP3101502 B2 JP 3101502B2 JP 06237382 A JP06237382 A JP 06237382A JP 23738294 A JP23738294 A JP 23738294A JP 3101502 B2 JP3101502 B2 JP 3101502B2
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鐵男 坂根
英昭 松永
武成 結城
勝 野呂
充 長縄
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、理髪店、美容院等で使
用される業務用の洗髪機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、業務用の自動洗髪機として、
水槽内に、被洗髪者の頭部を入れ、複数のノズルから温
水を噴射させて毛髪を洗浄するものが知られている。か
かる業務用の自動洗髪機においては、洗髪後の、濡れた
髪の水分は、手作業によりタオルで拭き取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のタオ
ルで拭き取る作業は、手間がかかり、特に被洗髪者の髪
が長い場合に作業が大変であった。そのため、髪の乾燥
まで、一貫して行える自動洗髪機が要望されていた。ま
た、洗髪前には、刈り取られた短い毛髪(「刈り毛」と
いう。)を手で払い落としているが、この作業も自動的
に行えるようにする方が望ましい。
【0004】そこで、本発明の目的は、洗髪の後処理や
前処理も、人手を煩わせることなく、洗髪作業ととも
に、一貫して行うことができる自動洗髪機を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る自動洗髪機は、被洗髪者の頭部を
面状態で収容する水槽と、収容された頭部へ向けて温水
を噴射する洗髪手段と、水槽の上部に設けられ、被洗髪
者の頭部が収容されたときに閉じられて、被洗髪者の顔
は露出した状態で、その頭部を覆うフードとを備える自
動洗髪機において、加圧された空気を頭部に吹きつける
ための空気噴射手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、請求項2に係る自動洗髪機は、請求
項1に記載の自動洗髪機において、記空気噴射手段
は、フードに設けられ、加圧された空気を、主に頭頂部
に吹きつけるためのエアー吹き出し口を含むことを特徴
とするものである。また、請求項3に係る自動洗髪機
は、請求項1又は2に記載の自動洗髪機において、前記
空気噴射手段は、前記水槽の内壁に設けられたエアー吹
き出し口を含むことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項4に係る自動洗髪機は、請求
項1乃至3の何れかに記載の自動洗髪機において、前記
洗髪手段による洗髪動作の開始によって髪が濡れる前
に、頭部に付着した刈り毛を吹き飛ばすために、および
/または洗髪動作の終了後に、洗髪により頭部に付着
した水分を吹き飛ばして除去するために、前記空気噴射
手段を作動させる制御手段を含むことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、空気
噴射手段により、水槽内の被洗髪者の頭部には、空気が
噴射される。頭部に残った刈り毛は、水槽内の空気流に
より、払い落とされる。また、洗髪時の水分は、噴射さ
れた空気により、頭部及び毛髪から吹き飛ばすことがで
き、頭部及び毛髪を乾かすことができる。上記の作業
は、洗髪動作と同じく、頭部を水槽内に収容して行われ
るので、洗髪作業と伴に、一貫して行うことができる。
【0009】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
請求項1記載の作用に加えて、次の作用を奏する。すな
わち、空気の噴射口は、水槽の上部にあるフードに、水
槽に臨んで設けられているので、被洗髪者の頭部に、空
気が噴射される。よって、頭部に付着した刈り毛及び水
分は吹き飛ばされて、効果的に除去される。上記請求項
3に係る発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の
作用に加えて、次の作用を奏する。すなわち、空気の噴
射口は、水槽の内壁に設けられているので、被洗髪者の
頭部及び毛髪全体に空気が噴射される。よって、効果的
に頭部及び毛髪を乾かすことができる。
【0010】上記請求項4に係る発明の構成によれば、
請求項1から3の何れかに記載の作用に加えて、次の作
用を奏する。すなわち、刈り毛は濡れると、頭皮にへば
り付き、除去しにくくなる。しかし、洗髪手段による洗
髪動作の開始前に、空気噴射手段を作動させることによ
り、被洗髪者の頭部に付着した刈り毛を、洗髪により濡
れる前に、吹き飛ばすことができ、容易に除去できる。
また、洗髪動作の終了後に、空気噴射手段を作動させる
ことにより、洗髪時に頭部に付着した水分を、吹き飛ば
して、頭部を乾かすことができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、この発明の一実施例に係る自動洗髪機
の外観構成を示す正面図である。自動洗髪機は、キャビ
ネット1によってその外観形状が形成されており、キャ
ビネット1の上面中央には、被洗髪者の頭部を背面状態
で挿入するための入口2が形成されている。入口2の内
部には、頭部及び髪を収納する水槽51が配置されてい
る。
【0012】入口2の周囲には、開閉可能なフード3が
取り付けられ、入口2を大きく開き、又は小さく閉じる
ことができる。フード3には、使用時に顔面を露出させ
つつ、顔面に弾力的に接するフェイスシール5が配置さ
れている。キャビネット1の上面の例えば右手前には、
種々の操作ボタン73や表示器72が配列された操作パ
ネル7が配置されている。また、キャビネット1の上面
の左奥には、シャンプー収納箱11及びトリートメント
収納箱12が、備えられており、これらの収納箱11、
12内のシャンプー液及び/又はトリートメント液は、
後述するように、自動的に温水に混入される。さらに、
キャビネット1の上面には、ハンドシャワー8及びその
操作のためのノブ9、10が備えられている。
【0013】水槽51は、頭部が挿入されたときに、頭
部から垂れ下がる髪が、自然に垂れ下がることができる
程度の深さ、例えば約50cmにされている。水槽51
の内部には、温水の通過を許容する管を、頭部に沿うよ
うに略半円弧状に形成された頭頂部用ノズルリンク55
(図4参照)が、揺動自在に、設けられている。このノ
ズルリンク55には、複数個のノズル57(図4参照)
が頭部方向へ向けて配列されている。そして使用時に
は、ノズル57から噴射される温水により、頭部および
髪の根元部分を洗うことができる。
【0014】水槽51には、また、襟足用ノズルリンク
58(図4参照)が揺動自在に設けられている。襟足用
ノズルリンク58は、温水の通過を許容する管であり、
その表面には複数個のノズル59(図4参照)が配列さ
れている。ノズル59から噴射される温水により、髪の
根元部および襟足部を洗浄できる。水槽51の相対的に
下方位置の前後の内壁には複数個のノズル60(図4参
照)が配列されている。ノズル60は、固定式のノズル
で、主として長い髪の先端部分を洗浄するためのもので
ある。
【0015】頭頂部用ノズルリンク55及び襟足用ノズ
ルリンク58は、リンクモータ71(図5参照)の回転
により駆動され、所定角度範囲内を揺動する。水槽51
の下方位置の後面及び側面の内壁には複数のエアー吹き
出し口61が配列されている。エアー吹き出し口61
は、後述するように空気圧縮機200(図4参照)によ
り供給された、加圧された空気を頭部及び毛髪部に吹き
つけるためのものである。
【0016】また、フード3の内側の後面には、エアー
吹き出し口62が設けられている。エアー吹き出し口6
2は、加圧された空気を、主に頭頂部に吹きつけるため
のものである。次に、エアー吹き出し口61、62から
噴出する空気の流れを説明する。図2及び図3に、エア
ー吹き出し口61、62の配置と、そこからの空気流を
示す。図2は、この自動洗髪機の縦断面の断面図であ
り、図3は、自動洗髪機の上面図である。まず、図2に
おいて、水槽51の上部には、洗髪時に被洗髪者の頭部
Hが背面状態で挿入されている。そして、フード3及び
フェイスシール5が被洗髪者の顔面に当接することによ
り、水槽51内は、密閉状態となる。その状態で空気は
噴射される。フード3に設けられたエアー吹き出し口6
2から噴射された空気は、頭頂部に斜め上方より吹きつ
け、頭頂部に当たった後、左右に分岐して流れる(空気
流A)。また、水槽51内部に設けられたエアー吹き出
し口61から噴射された空気は、毛髪部を、前後左右か
ら吹きつける(空気流B)。
【0017】図4は、この自動洗髪機の水路及び空気路
を示す配管図である。図4を参照して説明すると、外部
の給水管(図示せず)から供給される水はストップバル
ブ81C、ストレーナ82Cおよび逆止弁83Cを経て
ミキシングバルブ84へ与えられる。また、外部の給湯
管(図示せず)から供給される湯は、ストップバルブ8
1H、ストレーナ82Hおよび逆止弁83Hを経てミキ
シングバルブ84へ与えられる。そしてミキシングバル
ブ84において水と湯が混合され、適当な温度の温水に
される。この温水は、貯湯バルブ85が開かれると、タ
ンク87へ供給される。また、ミキシングバルブ84の
温水は、シャワーバルブ88が開かれると、ハンドシャ
ワー8から噴射される。
【0018】タンク87は、この実施例ではたとえば容
量40リットルのタンクである。タンク87内には、水
位センサ89が備えられていて、タンク87内の水量を
検出できる。また、タンク87の上方位置には、オーバ
フロー管92が備えられており、タンク87に貯留限界
以上の温水が供給されると、オーバフロー管92によっ
て過供給された温水は排水される。
【0019】タンク87には流出管93を経由してポン
プ94が接続されている。ポンプ94が駆動されると、
タンク87に貯留された温水は流出管93を通ってポン
プ94に吸い込まれる。ポンプ94の出力側には、リン
ク上用バルブ951を介して頭頂部用ノズルリンク5
5、リンク下用バルブ952を介して襟足用ノズルリン
ク58及び、ロング用バルブ96を介してノズル60が
連結されている。また、排水バルブ97を介して排水管
98が接続されている。
【0020】それゆえ、排水バルブ97が閉じ、リンク
上用バルブ951、リンク下用バルブ952及びロング
用バルブ96(以下ではまとめて「噴射用バルブ」とい
う。)が開いている場合には、ポンプ94に吸い込まれ
た温水は各噴射用バルブを介して、頭頂部用ノズルリン
ク55および襟足用ノズルリンク58へ与えられ、各ノ
ズルリンクに配列された複数個のノズル57およびノズ
ル59並びにノズル60(以下ではまとめて「噴射ノズ
ル」という。)から勢い良く噴射される。一方、排水バ
ルブ97が開いている場合には、ポンプ94に吸い込ま
れた温水は、排水管98を経て排水される。
【0021】なお、各噴射ノズルから噴射された温水
は、水槽51内に受け止められ、水槽51の底面下方に
接続された排水トラップ99を経て排水管98へ排水さ
れる。なお、排水トラップ99は、周知のように、水槽
51内の悪臭の発生を防止するとともに、水槽51内に
落下した髪が排水管98へ流れ出るのを阻止するための
ものである。
【0022】流出管93には、枝管100が形成されて
いて、枝管100にはシャンプーバルブ101およびシ
ャンプー圧送ポンプ102を介してシャンプー収納箱1
1が接続されている。また、流出管93には枝管103
が形成されていて、枝管103にはトリートメントバル
ブ104およびトリートメント圧送ポンプ105を介し
てトリートメント収納箱12が接続されている。それゆ
え、シャンプー収納箱11に収納されたシャンプー液
は、シャンプー圧送ポンプ102が作動すると、枝管1
00に圧送される。ポンプ94の作動中に、シャンプー
バルブ101が開かれると、枝管100から流出管93
内へ流れ込み、タンク87から取り出される温水にシャ
ンプー液が混入される。同様に、トリートメント収納箱
12に収納されたトリートメント液は、トリートメント
圧送ポンプ105により、枝管100に圧送される。ポ
ンプ94の作動中にトリートメントバルブ104が開か
れると、トリートメント収納箱12に収納されたトリー
トメント液が流出管93を流れる温水中に混入される。
【0023】したがって、シャンプーバルブ101また
はトリートメントバルブ104を操作し、かつ、シャン
プー圧送ポンプ102またはトリートメント圧送ポンプ
105の運転を調整することにより、各噴射ノズルから
噴射される温水中に所望量のシャンプー液またはトリー
トメント液を混入できる。また、機外から空気取入口
(図示せず)より取り込まれた空気は、エアーフィルタ
ー(図示せず)等を介して、空気圧縮機200に供給さ
れる。空気圧縮機200によって、加圧された空気は、
空気配管201によって、水槽51の周囲に配置された
エアー吹き出し口61及び62に導かれ、水槽51内に
噴射される。(空気噴射手段として機能する。)このと
きの空気の噴射圧は、頭部に噴射されて、不快にならな
い程度に高く、略一定値に設定されているが、その値
は、限定しない。また、その値は変化してもよい。
【0024】なお、図4において、ポンプ94はインバ
ータ106にて駆動されるようにされており、ポンプ9
4の仕事率はインバータ106により所望の大きさに調
整可能である。図5は、この自動洗髪機の電気的な制御
回路の構成を示すブロック図である。制御回路には、制
御中枢としてのマイクロコンピュータ110が備えられ
ている。マイクロコンピュータ110には、予め設定さ
れた実行手順及び条件が、プログラムやデータテーブル
として記憶されているROM(図示せず)、プログラム
で使用される変数及び各種センサの出力が記憶され、必
要に応じて読み出されるRAM(図示せず)及び、一定
時間毎にパルス信号を出力するタイマ(図示せず)が内
蔵されている。そして、マイクロコンピュータ110
は、上記のプログラムに基づいて、制御を実行してゆ
く。
【0025】また、このマイクロコンピュータ110に
は、各種スイッチやセンサの信号が与えられ、その信号
に基づいてマイクロコンピュータ110から種々の素子
や装置へ制御信号が出力される。具体的には、操作パネ
ル7に備えられた操作ボタン73から信号がマイクロコ
ンピュータ110へ与えられる。また、水位センサ8
9、フード3の閉成状態検出スイッチ112、リンクモ
ータ71の回転位置検出センサ113等の検出出力がマ
イクロコンピュータ110へ与えられる。
【0026】また、マイクロコンピュータ110では、
上述の各入力信号やプログラムに基づいて、操作パネル
7に備えられた表示器72、図4に示す貯湯バルブ8
5、リンク上用バルブ951、リンク下用バルブ95
2、ロング用バルブ96、シャンプーバルブ101、シ
ャンプー圧送ポンプ102、トリートメントバルブ10
4、トリートメント圧送ポンプ105、空気圧縮機20
0、排水バルブ97およびノズルリンク用のモータ71
へ制御信号を与え、これらの各機器を制御する。
【0027】さらに、マイクロコンピュータ110は、
インバータ106を制御して、ポンプ94を所定の仕事
率で駆動させる。図6は、この自動洗髪機におけるマイ
クロコンピュータ110の制御内容を表わすフローチャ
ートである。図6を参照しながら、この自動洗髪機にお
ける運転の内容について説明をする。以下の説明中で
は、バルブが開状態になることを「オン(ON)」、閉
状態になることを「オフ(OFF)」という。また、ポ
ンプ、モータ等の機器が動作状態になることを「オン
(ON)」、停止状態になることを「オフ(OFF)」
という。
【0028】まず、被洗髪者の頭部が水槽51内に収容
された後、操作ボタン73による洗髪工程スタートの信
号が到来すると(ステップS1)、エアーブロー工程が
行われる。この工程では、空気圧縮機200が運転さ
れ、加圧された空気がエアー吹き出し口61、62を通
じて、頭部に噴射される。そして、刈り毛が頭皮から吹
き飛ばされる。このときは、まだ、ポンプ94及び各噴
射用バルブはオフであり、頭部に温水は噴射されていな
い(ステップS2)。そして、所定時間T1の間、上記
のようにして、空気が頭部に噴射され続ける。(ステッ
プS3)。ここで、所定時間T1は、空気の噴射によ
り、刈り毛の頭皮からの除去が確実にできる時間とする
のが好ましい。
【0029】次に、洗髪工程が行われる。洗髪工程は初
期排水工程、予洗工程、本洗工程、すすぎ工程、トリー
トメント工程、再すすぎ工程が順に行われてゆく。ま
ず、初期排水工程では、タンク87及び各配管内に最初
に溜まっている水(この水は、タンク87内の温水とは
異なり、通常は冷めた冷水である)を、被洗髪者の頭部
に掛からないようにして、排水する。そして、予洗工程
から再すすぎ工程の各工程においては、リンクモータ7
1が駆動され、頭頂部用ノズルリンク55および襟足用
ノズルリンク58が揺動し、各噴射用バルブ及びポンプ
94はオンされ、各噴射ノズルから所定時間の間、温水
が噴射される。また、本洗工程では、各噴射ノズルから
の温水の噴射と同時にシャンプーバルブ101がオンさ
れ、シャンプー収納箱11に収納されたシャンプー液が
温水中に混入される。また、トリートメント工程では、
各噴射ノズルからの温水の噴射と同時にトリートメント
バルブ104がオンされ、トリートメント収納箱12に
収納されたトリートメント液が温水中に混入される。
【0030】このようにして、各工程において、シャン
プー液又はトリートメント液の混じった温水、若しくは
それらの混じらない温水にて洗髪が行われる(ステップ
S4)。そして、所定の工程が終了するまで行われ、洗
髪工程が終了する(ステップS5)。(ステップS4〜
5は、洗髪手段として機能する。) 次に、水切り工程が行われる。洗髪工程の終了に伴い、
ポンプ94及び各噴射用バルブはオフ状態にある。ここ
で空気圧縮機200が運転され、加圧された空気がエア
ー吹き出し口61、62を通じて、頭部に噴射される。
そして、頭部及び毛髪に付着した水分を吹き飛ばす(ス
テップS6)。そして、所定時間T2の間、空気が頭部
に噴射され続ける(ステップS7)。ここで、所定時間
T2は、空気の噴射により、頭部及び毛髪に付着した水
分の除去が確実にできる時間に設定されればより好まし
い。
【0031】最後に、空気圧縮機200がオフされ、一
連の運転が終了する(ステップS8)。本実施例によれ
ば、ステップS2〜3のエアーブロー工程において、空
気圧縮機200により加圧した空気をエアー吹き出し口
61、62より噴射することにより、被洗髪者の頭部に
付着した刈り毛を、洗髪により濡れる前に、吹き飛ばし
て、容易に除去できる。また、ステップS6〜7の水切
り工程において、同様にして空気を噴射することによ
り、洗髪により頭部に付着した水分を、吹き飛ばして除
去し、頭部を乾かすことができる。よって、頭部の乾燥
まで一貫して実施できる自動洗髪機を提供できる。
【0032】また、所定時間の間、被洗髪者の頭部に空
気を噴射するという簡単な制御で、効果的に頭部に付着
した刈り毛及び水分を除去できる。また、エアー吹き出
し口61、62が、頭頂部近傍及び頭髪部近傍に設けら
れることにより、被洗髪者の頭部及び毛髪全体に空気を
噴射でき、効果的に頭部を乾かすことができる。
【0033】また、エアー吹き出し口61、62からの
空気の噴射は、密閉した水槽51内で行われるので、空
気の噴射により、除去された刈り毛や水分が飛散して
も、被洗髪者の顔面にかからず、不快感を与えることが
ない。また、噴射される空気は、内蔵した空気圧縮機2
00により加圧されて供給される。よって、外部に、空
気の加圧供給源が不要で、手軽に利用できる。
【0034】また、ステップS2〜3のエアーブロー工
程及び、ステップS6〜7の水切り工程は、何れか一方
のみを、選択して行ってもよい。例えば、ステップS1
において、操作ボタン73により、所望の工程を選択で
きるようにしてもよいし、予め設定されていてもよい。
このように、所望の工程を選択することで、不要な工程
を省略して、所要時間を短縮でき、使用状況に適合した
使用ができる。
【0035】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。例えば、本発明の実施例では、エアー吹
き出し口61及び62は、水槽51及びフード3に固定
されていたが、温水用のノズルリンクのように、可動式
の吹き出し口としてもよい。このようにすれば、固定式
では、空気の噴射の届かないような部分にも、空気を噴
射できてより効果的である。また、エアー吹き出し口6
1、62は、可動式と固定式の両方であってももちろん
構わないし、その配置位置も様々に考えられる。
【0036】また本発明の実施例では、エアー吹き出し
口61、62は、空気圧縮機200に直結していたが、
これらを結ぶ配管の途中にマイクロコンピュータ110
により制御可能なバルブを設けて、エアー吹き出し口6
1と62での、空気の噴射を選択的に行えるようにして
もよい。この様にすることで、例えば、エアーブロー工
程において、刈り毛落としに有効な頭頂部への噴射をす
るエアー吹き出し口62へのみ空気を供給し、その噴射
を強めてより効果をあげることができる。
【0037】また本発明の実施例では、空気圧縮機20
0は、自動洗髪機に内蔵されていたが、別置きのものと
してもよい。その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、次の効果
を奏する。すなわち、空気噴射手段により、頭部に残っ
た刈り毛を除去することと、洗髪時に濡れた頭部及び毛
髪を乾かすことが、洗髪作業と伴に、一貫して行うこと
ができる。請求項2に係る発明によれば、請求項1に係
る発明の効果に加えて、頭部に付着した刈り毛及び水分
を効果的に除去できる。
【0039】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は2に係る発明の効果に加えて、頭部及び毛髪全体を、
効果的に乾かすことができる。請求項4に係る発明によ
れば、請求項1乃至3に係る発明の効果に加えて、洗髪
により濡れる前に、頭部に付着した刈り毛を、容易に除
去できる。また、洗髪動作の終了後に、洗髪時に濡れた
頭部を乾かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる自動洗髪機の外観
構成を示す正面図である。
【図2】図1の自動洗髪機の一部断面の側面図である。
【図3】図1の自動洗髪機の平面図である。
【図4】この発明の一実施例にかかる自動洗髪機の水路
及び空気路を示す配管図である。
【図5】この発明の一実施例にかかる自動洗髪機の電気
的な制御回路の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の一実施例にかかる自動洗髪機におけ
る洗髪運転の制御内容の概要を表わすフローチャートで
ある。
【符号の説明】
3 … フード 51 … 水槽 61、62 … エアー吹き出し口(噴射口) 110 … マイクロコンピュータ(制御手段) 200 … 空気圧縮機 201 … 空気配管 61、62、200、201 … 空気噴射手段 ステップS2〜3 … エアーブロー工程 ステップS4〜5 … 洗髪工程(洗髪手段) ステップS6〜7 … 水切り工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−6462(JP,A) 特開 昭55−8722(JP,A) 特公 昭56−20003(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 19/06 - 19/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗髪者の頭部を背面状態で収容する水槽
    と、収容された頭部へ向けて温水を噴射する洗髪手段
    、水槽の上部に設けられ、被洗髪者の頭部が収容され
    たときに閉じられて、被洗髪者の顔は露出した状態で、
    その頭部を覆うフードとを備える自動洗髪機において、加圧された 空気を頭部に吹きつけるための空気噴射手段
    を備えたことを特徴とする自動洗髪機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動洗髪機において、 記空気噴射手段は、フードに設けられ、加圧された空
    気を、主に頭頂部に吹きつけるためのエアー吹き出し口
    を含むことを特徴とする自動洗髪機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の自動洗髪機におい
    て、 前記空気噴射手段は、前記水槽の内壁に設けられたエア
    ー吹き出し口を含むことを特徴とする自動洗髪機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の自動洗髪
    機において、 前記洗髪手段による洗髪動作の開始によって髪が濡れる
    前に、頭部に付着した刈り毛を吹き飛ばすために、およ
    び/または洗髪動作の終了後に、洗髪により頭部に付
    着した水分を吹き飛ばして除去するために、前記空気噴
    射手段を作動させる制御手段を含むことを特徴とする自
    動洗髪機。
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