JP3100494B2 - 自動洗髪機 - Google Patents

自動洗髪機

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JP3100494B2
JP3100494B2 JP05182995A JP18299593A JP3100494B2 JP 3100494 B2 JP3100494 B2 JP 3100494B2 JP 05182995 A JP05182995 A JP 05182995A JP 18299593 A JP18299593 A JP 18299593A JP 3100494 B2 JP3100494 B2 JP 3100494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として美容院、理髪
店等で使用される業務用の自動洗髪機に関する。より詳
しくは、水槽内に被洗髪者の頭部が背面状態で挿入さ
れ、温水を被洗髪者の頭部に向かって噴射して被洗髪者
の髪を洗髪する自動洗髪機に係る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、人手を介さずに、頭部や髪に洗浄用温水を噴射して
洗髪を行う自動洗髪機が知られているが、本出願人は、
特願平4−41550号等で、この種の自動洗髪機に係
る先行技術を提案している。上記先行技術に係る自動洗
髪機には、被洗髪者の顔面周囲を覆うフードが備えられ
ている。洗髪運転前には、フードを開成して、被洗髪者
の頭部を背面状態で水槽の開口に挿入した後、フードを
閉成する。そして、洗髪スタートキーが押されると、ノ
ズルから被洗髪者の頭部に向かって温水が噴射され、被
洗髪者の髪が洗髪されるようになっている。
【0003】フードの前方部には、被洗髪者の顔面部が
露出されるように所定形状の切欠が設けらている。それ
ゆえ、水槽内に被洗髪者の頭部が挿入されず、フードが
閉成されている状態で、誤って洗髪スタートキーが押さ
れると、温水がフードの切欠から外部へ飛び出し、周囲
を濡らすといった不具合がある。また、上記自動洗髪機
は、外部から供給される水と、外部から供給される湯と
を混合し、適当な温度の温水を貯めるようにも構成され
ている。この温水は、洗髪運転時に、洗浄水としてノズ
ルに供給される。
【0004】ノズルから噴射される洗浄水は、熱すぎて
も、冷たすぎてもよくなく、洗髪時に被洗髪者に不快感
を与えない温度に設定する必要がある。ところが、被洗
髪者に快適感を与える温水の温度は、個々の被洗髪者で
異なり、全ての被洗髪者に不快感を与えないように温水
の温度を設定するのは困難となっている。本発明は、上
記技術的課題に鑑みなされたもので、本発明の第1の目
的は、水槽内に被洗髪者の頭部が挿入されない状態で、
誤って洗髪スタートキーが押されても、洗髪運転が開始
されない自動洗髪機の提供にある。また、本発明の第2
の目的は、温水の温度を自動的に個々の被洗髪者に適し
た温度に設定することができる自動洗髪機の提供にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、洗髪時に被洗髪者の頭部を背面状態で挿
入できるように、上部に開口を有する水槽と、上記水槽
の開口の前側周縁に形成され、洗髪時に被洗髪者の首部
が載せられる着首部と、上記着首部に埋設され、当該着
首部に被洗髪者の首部が着首したことを検知する着首ス
イッチと、上記水槽内に挿入された被洗髪者の頭部に向
かって温水を噴射して被洗髪者の髪を洗髪する洗髪手段
と、上記着首スイッチの着首出力があるときのみ、上記
洗髪手段の動作を可能とする洗髪運転制御手段とを備え
ているものである。
【0006】請求項2による課題解決手段は、請求項1
記載の自動洗髪機において、上記着首スイッチは、被洗
髪者の体温を検知する体温検知素子であって、上記洗髪
手段は、被洗髪者の頭部に噴射する温水を貯める貯湯手
段、及び外部から供給される水と、外部から供給される
湯とを混合し、適当な温度の温水を貯湯手段に供給する
ミキシング手段を含んでおり、さらに、上記体温検知素
子は所定温度以上を検知したとき、水槽の着首部に被洗
髪者の首部が着首したと判別する着首判別手段と、上記
着首判別手段により被洗髪者の首部の着首が判別される
と、体温検知素子により検知された被洗髪者の体温に基
づき、上記ミキシング手段で生成される温水の温度を制
御する温度制御手段とを備えているものである。
【0007】
【作用】上記請求項1による課題解決手段では、洗髪運
転制御手段は、着首スイッチの着首出力があるときの
み、洗髪手段の動作を可能とする。したがって、水槽の
着首部に被洗髪者の首部が着首していない状態で、誤っ
て洗髪スタートキーが押されても、温水が外部へ飛び出
すことはない。
【0008】請求項2による課題解決手段では、着首判
別手段は、体温検知素子が所定温度以上を検知したと
き、水槽の着首部に被洗髪者の首部が着首したと判別す
る。着首判別手段により被洗髪者の着首が判別される
と、温度制御手段は、体温検知手段により検知された被
洗髪者の体温に基づき、ミキシング手段で生成される温
水の温度を制御する。したがって、自動的に個々の被洗
髪者に適した温度の温水が貯められる。その結果、洗髪
時に噴射される温水は、被洗髪者に快適な温度の温水と
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図5
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例
に係る自動洗髪機の外観構成を示す斜視図である。同図
を参照して、本実施例の自動洗髪機は、キャビネット1
によってその外観形状が形成されている。このキャビネ
ット1は、上面が開放された箱形に形成されており、開
放部には、水槽2が嵌め込まれている。
【0010】水槽2には、被洗髪者の頭部及び髪が収納
される。水槽2の上部には、洗髪時に被洗髪者の頭部を
背面状態で挿入できるように(図2参照)、開口21が
形成されており、又底部には排水口22が形成されてい
る。開口21の前側には、被洗髪者の首部が背面状態で
載せられる着首部23が凹設されている。また、開口2
1の後方には、凹みが設けられており、この凹みにフー
ド3が取り付けられている。
【0011】フード3は、被洗髪者の顔面部周囲を覆う
ためのものである。このフード3は、開口21を大きく
開いた図示の開成状態と、開口21を小さくすぼめた閉
成状態とに開閉可能とされており、使用時に顔面を露出
させるための切除部31が形成されている。切除部31
の周縁には、フェイスシール4が装着されている。フェ
イスシール4は、顔面に弾力的に接触し、水槽2から飛
沫する水滴が被洗髪者の顔面にかかるのを防止するため
のものである。このフェイスシール4が切除部31の周
縁から突出する量は、フード3に設けられた3つの調整
ノブ41,42,43によって調整可能とされている。
【0012】また、開口21の左側縁には、切欠が設け
られており、この切欠にハンドシャワー5が抜き出し可
能に備えられている。このハンドシャワー5は、例えば
洗髪の仕上げ等に用いられる。ハンドシャワー5の奥側
には、シャンプーボトル61及びトリートメントボトル
62が抜き取り可能に備えられている。一方、開口21
の右側には、操作パネル7が配置されている。この操作
パネル7には、種々の操作キーや表示器が配列されてい
る。操作パネル7の奥側には、2つの給水コック81,
82が備えられている。これらの給水コック81,82
は、ハンドシャワー5を使用する際に、冷水及び温水の
流出/停止、並びに冷水及び温水の流量を調整するため
のものである。
【0013】図2は、自動洗髪機の内部構成を図解的に
示す縦断側面図である。同図を参照して、水槽2は、縦
方向に比較的長い形状をしている。具体的には、水槽2
は、頭部Hが背面状態で挿入されたときに、頭部Hから
垂れ下がる髪HAが長い、いわゆるロングヘアーであっ
ても、ロングヘアーの先端が水槽2の底に溜まらず、自
然に垂れ下がることができる程度の深さを有している。
例えば、水槽2の深さは、約50cm程度とされてい
る。
【0014】水槽2の上方位置には、上ノズルリンク1
0が設けられている。この上ノズルリンク10は、支点
20を中心に矢印A1の角度範囲内で揺動自在に支持さ
れている。上ノズルリンク10は、頭部Hに沿うように
略半円弧状に形成されており(図1参照)、複数のノズ
ル101が頭部方向へ向けて配列されている。つまり、
上ノズルリンク10は、ノズル101から噴射される洗
浄水(温水)により頭部H及び髪HAの根元部を洗うこ
とができると共に、ノズル101からの洗浄水の噴射力
により頭皮をマッサージできるようになっている。
【0015】また、水槽2における上ノズルリンク10
よりも下方位置には、下ノズルリンク30が設けられて
いる。この下ノズルリンク30は、支点40を中心に矢
印A2の角度範囲内で回動自在に支持されている。下ノ
ズルリンク30は、略直線状に延びる棒状に形成されて
おり、複数のノズル301が配列されている。つまり、
下ノズルリンク30は、ノズル301から噴射される洗
浄水により髪HAの根元部及び襟足部を洗うことができ
ると共に、ノズル301からの洗浄水の噴射力により襟
足部分をマッサージできるようになっている。
【0016】さらに、水槽2の相対的に下方位置には、
複数(例えば3つ)の固定ノズル50(図には2つのみ
現れている。)が設けられている。固定ノズル50は、
主として髪HAが長い時にその先方部(以下、「ロング
毛髪部」という。)を洗浄するためのもであって、水槽
2の前後の内壁に対向して配置されている。つまり、固
定ノズル50を水槽2の前後の内壁に対向して設けるこ
とにより、あたかもロング毛髪部を櫛でときながら洗髪
できるようになっている。
【0017】上記構成において、上ノズルリンク10は
頭部Hに沿って揺動し、上ノズルリンク10に配列され
た複数のノズル101から噴射される洗浄水は、頭部H
付近の髪を洗浄すると共に、頭皮にマッサージ効果を加
える。また、下ノズルリンク30が回動すると、下ノズ
ルリンク30に配列された複数のノズル301から噴射
された洗浄水は、上ノズルリンク10では届かない襟足
部分を洗浄すると共に、頭皮にマッサージ効果を加え
る。さらに、固定ノズル50から噴射された洗浄水は、
マッサージ効果の必要ないロング毛髪部を集中的に洗浄
する。
【0018】このように、洗浄時に必要な箇所を複数の
ブロックに区分けし、各ブロック毎に専用のノズル10
1,301又は50を設け、各ノズル101,301又
は50から洗浄水を噴射して洗浄するように構成されて
いるので、洗浄むらのない良好な洗髪が行える。図3
は、着首部の拡大断面図である。同図を参照して、着首
部23の着首面には、嵌合孔231が開けられており、
この嵌合孔231に着首スイッチSWが嵌め込まれてい
る。この着首スイッチSWは、着首部23に被洗髪者の
首部が着首したことを検知するものである。着首スイッ
チSWは、着首部23の嵌合孔231の周縁に係合保持
されると共に、嵌合孔231を覆う、例えばゴム等の弾
性材からなる防水カバー601と、防水カバー601の
下端に接着された下カバー602とで、その外観形状が
形成されている。この防水カバー601と下カバー60
2とで形成される収容空間内には、一対の電極E1,E
2が備えられている。第1の電極E1は、下カバー60
2上に取り付けられており、第2の電極E2は、第1の
電極E1に所定間隔をあけて対向して配置されている。
この第1の電極E1と第2の電極E2との間には、第2
の電極E2を防水カバー601(上方)に向かって常時
付勢する、絶縁性のコイルばね603が設けられてい
る。第1の電極E1には、一方のリード線604aが接
続され、第2の電極E2には、他方のリード線604b
が接続されている。
【0019】つまり、着首部23に被洗髪者の首部が着
首していない状態では、第2の電極E2がコイルばね6
03の付勢力により防水カバー601の裏面に接触して
おり、第1の電極E1と第2の電極E2とが非接触状態
にある。それゆえ、着首スイッチSWは、着首出力を出
力しない。一方、着首部23に被洗髪者の首部が着首さ
れると、首部の着首に伴う押圧力により、第2の電極E
2がコイルばね603の付勢力に抗して下方に移動し、
第1の電極E1に接触する。これにより、着首スイッチ
SWは、着首出力を出力する。
【0020】図4は、自動洗髪機の配管系統及び電気的
構成を示す図である。同図を参照して、まず自動洗髪機
の配管系統について説明する。外部の給水管から供給さ
れる水、及び外部の給湯管から供給される湯は、電子式
ミキシングサーモ70に与えられる。そして、ミキシン
グサーモ70において、水と湯とが混合され適当な温度
の温水にされる。この電子式ミキシングサーモ70に
は、例えば外部からの水の供給量をコントロールする、
ストップバルブ、ストレーナ及び逆止弁と、外部からの
湯の供給量をコントロールする、ストップバルブ、スト
レーナ及び逆止弁とが備えられている。
【0021】ミキシングサーモ70で生成された温水
は、貯湯バルブV1が開かれると、ミキシングサーモ7
0に接続された貯湯管80を介して貯湯タンクTへ供給
される。また、ミキシングサーモ70の温水は、シャワ
ーバルブV2が開かれると、ハンドシャワー5から噴射
される。貯湯タンクTは、例えば容量40リットルのタ
ンクである。貯湯タンクT内には、水位センサSが備え
られている。この水位センサSの出力信号に基づいて、
タンクT内が満水になったか否かの検出が可能とされて
いる。また、貯湯タンクTの下方位置には、タンクT内
の水温を検知する水温検知サーミスタTh2が備えられ
ている。この水温検知サーミスタTh2により、タンク
T内に貯められた温水の温度が検知可能とされている。
【0022】貯湯タンクTの下方位置には、流出管90
を介してポンプPの吸込側に接続されている。ポンプP
には、その仕事量が可変可能なインバータ式のものが使
用されている。ポンプPが駆動されると、貯湯タンクT
に貯められた温水は流出管90を通ってポンプPに吸い
込まれる。ポンプPの吐出側には、上ノズルリンク10
に洗浄水を供給する第1の供給管100が接続されてい
る。この第1の供給管100から分岐して、下ノズルリ
ンク30に洗浄水を供給する第2の供給管110、及び
固定ノズル50に洗浄水を供給する第3の供給管120
が接続されている。そして、第1の供給管100の途中
部には、上ノズルバルブV3が設けられ、第2の供給管
110の途中部には、下ノズルバルブV4が設けられ、
第3の供給管120の途中部には、固定ノズルバルブV
5が設けられている。さらに、第1の供給管100にお
いて、第2の供給管110及び第3の供給管120の分
岐部より下流側(ポンプP側)には、排水管130が枝
分かれして接続されている。この排水管130の途中部
には、排水バルブV6が設けられている。
【0023】固定ノズルバルブV5及び排水バルブV6
が閉じられ、上ノズルバルブV3及び下ノズルバルブV
4が開いている場合には、ポンプPにより汲み出された
洗浄水はノズルバルブV3,V4を介して上ノズルリン
ク10及び下ノズルリンク30にそれぞれ与えられ、各
ノズルリンク10,30に配列された複数のノズル10
1,301から勢いよく噴射される。一方、上ノズルバ
ルブV3、下ノズルバルブV4及び排水バルブV6が閉
じられ、固定ノズルバルブV5が開いている場合には、
ポンプPにより汲み出された洗浄水は固定ノズル50か
ら勢いよく噴射される。
【0024】また、上ノズルバルブV3、固定ノズルバ
ルブV5及び排水バルブV6が閉じられ、下ノズルバル
ブV4が開いている場合には、ポンプPにより汲み出さ
れた洗浄水はノズルバルブV3を介して下ノズルリンク
30のノズル301から噴射されるから、襟足部のみ洗
浄することができる。さらに、排水バルブV6が閉じら
れ、上ノズルバルブV3、下ノズルバルブV4及び固定
ノズルバルブV5が開いている場合には、上ノズルリン
ク10のノズル101、及び下ノズルリンク30のノズ
ル301、並びに固定ノズル50の3種類のノズルから
洗浄水が噴射される。
【0025】また、貯湯タンクT内の温水を排水する場
合には、上ノズルバルブV3、下ノズルバルブV4及び
固定ノズルバルブV5を閉じ、排水バルブV6を開く
と、貯湯タンクT内の温水は排水管130から外部に排
水される。上記3種類のノズル101,301及び50
から噴射された洗浄水は、水槽2内に受け止められ、排
水口を経て排水管130に排水される。
【0026】なお、上記バルブV1〜V6には、電気的
に開閉可能な電磁弁が使用されている。つづいて、自動
洗髪機の電気的構成について説明する。図4を参照し
て、自動洗髪機には、制御中枢としてのマイクロコンピ
ュータ140が備えられている。このマイクロコンピュ
ータ140は、CPU、データRAM、プログラムRO
M及びタイマ等を含み、予めROMに記憶されているプ
ログラムに従って制御を行う。
【0027】具体的には、マイクロコンピュータ140
には、操作パネル7に備えられた給湯キー71及び洗髪
スタートキー72から操作信号が入力される。さらに、
着首スイッチSWの着首出力、水温検知サーミスタTh
2の検知温度、及び水位センサSの検知出力が入力され
る。そして、マイクロコンピュータ140は、上述の各
入力信号に基づいて、電子式ミキシングサーモ70、バ
ルブV1〜V6及び上ノズルリンク10及び下ノズルリ
ンク30を駆動するリンクモータLMへ制御信号を出力
し、これらミキシングサーモ70、バルブV1〜V6、
及びモータLMを制御する。さらに、マイクロコンピュ
ータ140は、ポンプPをインバータ制御して所定の仕
事量で駆動させる。
【0028】図5は、自動洗髪機の制御動作の流れを示
すフローチャートである。同図を参照して、まずステッ
プS1〜S5において、洗髪運転前に給湯が行われる。
即ち、ステップS1で、給湯キー71がONされたか否
か判別される。給湯キー71がONされると、ステップ
S2で、貯湯バルブV1が開かれ、ミキシングサーモ7
0の温水が貯湯タンクTに供給される。ステップS3で
は、水位センサSの出力信号に基づいて、貯湯タンクT
内が水位Hに到達(満水)したか否か判別される。貯湯
タンクTの満水状態が判別されると、ステップS4で貯
湯バルブV1が閉じられ、ステップS5で給湯が終了す
る。
【0029】上記貯湯タンクTへの給湯が終了すると、
ステップS6〜S10において洗髪運転が行われる。即
ち、ステップS6で、洗髪スタートキー72がONされ
たか否か判別される。洗髪スタートキー72がONされ
ると、ステップS7で、着首スイッチSWがONされた
か否か判別される。即ち、水槽2の着首部23に被洗髪
者の首部が着首したか否か判別される。着首スイッチS
WがONされ、着首出力があると、ステップS8で、所
望の洗髪コースに則した洗髪運転が行われる。例えばロ
ングヘアーコースを選択して洗髪運転が開始されると、
上ノズルリンク10が被洗髪者の頭頂部に沿って揺動
し、上ノズルリンク10のノズル101から洗浄水が被
洗髪者の頭部に向かって噴射される。これと並行して、
下ノズルリンク30も回動し、下ノズルリンク30のノ
ズル301から洗浄水が被洗髪者の襟足部分に向かって
噴射される。さらに、固定ノズル50から洗浄水が被洗
髪者のロング毛髪部に向かって噴射される。そして、ス
テップS9で、所定の洗髪時間が経過したか否か判別さ
れる。所定の洗髪時間が経過したと判別されると、ステ
ップS10で、洗髪運転が終了する。
【0030】このように、着首スイッチSWの着首出力
があるときのみ、洗髪運転が可能であるので、水槽2の
着首部23に被洗髪者の首部が着首していない状態で、
誤って洗髪スタートキー72が押されても、洗浄水がフ
ード3の切除部31から外部へ飛び出すこともなく、周
囲を濡らさないで済む。なお、上記着首スイッチSWの
変更例として、図6に示すように、水槽2の着首部23
の相対向する壁面に、LED等の発光素子200、及び
発光素子200の照射光を受光するフォトダイオード等
の受光素子201をそれぞれ埋設してもよい。この場
合、着首時時に被洗髪者の首部が発光素子200及び受
光素子201で形成される光路を遮ることによって、首
部が着首部23に着首されたことが検知される。
【0031】次に、本発明の第2実施例を図7及び図8
に基づき説明する。図7は、本発明の第2実施例に係る
自動洗髪機を示す図である。同図を参照して、本実施例
の自動洗髪機の特徴は、水槽2の着首部23に、着首ス
イッチSWとしてサーミスタ等の体温検知素子Th1を
埋め込んだ点にある。図8は、自動洗髪機の制御動作の
流れを示すフローチャートである。同図を参照して、ま
ずステップS1で、給湯キー71がONされると、ステ
ップS2で、体温検知素子Tah1が所定温度以上を検
知してONされたか否か判別される。即ち、水槽2の着
首部23に被洗髪者の首部が着首したか否か判別され
る。体温検知素子Th1のON出力があると、ステップ
S3で、体温検知素子Th1による体温検知が開始され
る。
【0032】ステップS4では、体温検知素子Th1に
より検知された被洗髪者の体温に基づき、電子式ミキシ
ングサーモ70で生成すべき温水の温度が設定される。
即ち、ミキシングサーモ70において、外部からの水の
供給量、及び外部からの湯の供給量をコントロールし
て、水と湯との混合割合を調整することにより、体温検
知素子Th1により検知された体温に対応させた温度の
温水が生成される。
【0033】ミキシングサーモ70内の温水が、水槽2
の着首部23に着首した被洗髪者の体温に対応した温度
に設定されると、ステップS5で、貯湯バルブV1が開
かれ、ミキシングサーモ70の温水が貯湯タンクTに供
給される、その後ステップS6で、貯湯タンクTの満水
状態が判別されると、ステップS7で貯湯バルブV1が
閉じられ、ステップS8で給湯が終了する。
【0034】上記貯湯タンクTへの給湯が終了すると、
ステップS9で、洗髪スタートキー72がONされる
と、ステップS10で、再び体温検知素子Th1がON
したか否か、即ち水槽2の着首部23に被洗髪者の首部
が着首しているか否か判別される。体温検知素子Th1
のON出力があると、ステップS11で、所望の洗髪コ
ースに則した洗髪運転が行われ、ステップS12で、所
定の洗髪時間が経過したと判別されると、ステップS1
3で、洗髪運転が終了する。
【0035】このように、給湯時には、電子式ミキシン
グサーモ70により温水の温度を個々の被洗髪者の快適
温度に設定され、この快適温度に設定された温水が貯湯
タンクTに貯められる。つまり、自動的に個々の被洗髪
者に適した温度の温水が貯められる結果、上ノズルリン
ク10のノズル101、下ノズルリンク30のノズル3
01、及び固定ノズル50から噴射される洗浄水(温
水)が、被洗髪者に最も快適な温度に制御される。
【0036】また、図9に示すフローチャートのよう
に、ミキシングサーモ70の温水温度を設定してから給
湯を行うのではなく、給湯を行いながらミキシングサー
モ70の温水温度を設定するようにしてもよい。具体的
には、図9を参照して、まずステップS1でスタートキ
ーがONされた後、ステップS2で体温検知素子Th1
からのON出力があると、ステップS3〜S5で、貯湯
バルブV1が開かれると共に、体温検知素子Th1によ
り検知された被洗髪者の体温に基づき、電子式ミキシン
グサーモ70で生成する温水温度が、水槽2の着首部2
3に着首した被洗髪者の体温に対応した温度に設定され
る。この温度設定されたミキシングサーモ70内の温水
は貯湯タンクTに供給される。その後、ステップS6で
貯湯タンクTが満水状態になると、ステップS7で貯湯
バルブV1が閉じられる。つづいて、ステップS8で、
所望の洗髪コースに則した洗髪運転が開始され、ステッ
プS9で所定の洗髪時間が経過すると、ステップS10
で洗髪運転が終了する。
【0037】このように、給湯と、体温検知による温水
温度の設定とをパラレルに行うことによって、給湯時間
を短縮することができる。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正
及び変更を加え得ることは勿論である。ところで、電子
式ミキシングサーモ70には、上述したように、配管通
路で水及び湯に含まれる異物を除去するための、給水及
び給湯ストレーナがそれぞれ備えられている。それゆ
え、給水及び給湯ストレーナは、それぞれ異物を吸着す
るフィルターを有している。このフィルターが目詰りを
起こすと、外部からの水及び湯がミキシングサーモ70
内に流れにくくなる。そのため、フィルターの目詰りを
検査する必要がある。しかしながら、フィルターの目詰
りを検査する際には、ミキシングサーモ70を分解して
検査を行わなければならず、その作業は非常に煩わしい
ものとなっている。よって、ミキシングサーモ70を分
解することなく、フィルターの目詰りを検査できるよう
にすることが望まれる。そこで、本出願人は、シャワー
バルブV2を開くと、ミキシングサーモ70の温水がハ
ンドシャワー5から噴射されることに着眼し、ハンドシ
ャワー5に工夫を凝らして、ハンドシャワー5を目視す
ることによって給水及び給湯フィルターの目詰りを検査
できるようにすれば、上記の問題に対処できるのではな
いかと考えた。
【0038】図10は、ハンドシャワーの構成を示す図
である。同図(a)を参照して、ハンドシャワー5に
は、多数の微小形状の噴射孔が設けられたハンドシャワ
ーヘッド51と、このシャワーヘッド51の根元部に螺
合され、ホース(図示せず。)に接続されたパイプ52
とが備えられている。パイプ52内には、浮き輪521
及びコイルばね522が内蔵されている。浮き輪521
は、パイプ52の入口52aの周縁部に離着座自在に受
け止められている。コイルばね522は、浮き輪521
を常時着座方向に付勢するものであって、一端は浮き輪
521の上面に、他端はパイプ52の出口52bの周縁
部に取り付けられている。
【0039】ハンドシャワーヘッド51とパイプ52と
の間には、図10(b)に示すように、パッキン53が
嵌め込まれている。また、パイプ52の周面の所定位置
には、浮き輪521の浮遊状態を目視するための透明窓
523が形成されており、この透明窓523には、浮き
輪521の浮き具合を示す目盛りが表示されている。上
記構成によると、ハンドシャワー5のコックを全開する
と、これに伴って流入する温水の水圧により、浮き輪5
21がコイルばね522の付勢力に抗してパイプ52の
出口52b側に押されて浮き上がる。このときの浮き輪
521の浮き具合を透明窓523から目視するとによっ
て、給水及び給湯フィルターの目詰りを判別することが
できる。よって、上記フィルターの目詰りを検査する際
に、ミキシングサーモ70を分解する必要がなくなる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1では、着首スイッチの着首出力があるときのみ、
洗髪運転が可能であるので、水槽の着首部に被洗髪者の
首部が着首していない状態で、誤って洗髪スタートキー
が押されても、温水が外部へ飛び出すこともなく、周囲
を濡らさないで済む。
【0041】請求項2によると、自動的に個々の被洗髪
者に適した温度の温水が貯められる。その結果、洗髪時
に噴射される温水は、被洗髪者に快適な温度の温水とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動洗髪機の外観構
成を示す斜視図である。
【図2】自動洗髪機の内部構成を図解的に示す縦断側面
図である。
【図3】着首部の拡大断面図である。
【図4】自動洗髪機の配管系統及び電気的構成を示す図
である。
【図5】自動洗髪機の制御動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】第1実施例に係る着首スイッチの変更例を示す
図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る自動洗髪機を示す図
である。
【図8】自動洗髪機の制御動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図9】第2実施例に係る自動洗髪機の他の制御動作の
流れを示すフローチャートである。
【図10】ハンドシャワーの構成を示す図である。
【符号の説明】
2 水槽 21 開口 23 着首部 70 電子式ミキシングサーモ 10 上ノズルリンク 101 ノズル 30 下ノズルリンク 301 ノズル 50 固定ノズル SW 着首スイッチ Th1 体温検知素子 T 貯湯タンク P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 武成 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 19/08 A45D 19/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗髪時に被洗髪者の頭部を背面状態で挿入
    できるように、上部に開口を有する水槽と、 上記水槽の開口の前側周縁に形成され、洗髪時に被洗髪
    者の首部が載せられる着首部と、 上記着首部に埋設され、当該着首部に被洗髪者の首部が
    着首したことを検知する着首スイッチと、 上記水槽内に挿入された被洗髪者の頭部に向かって温水
    を噴射して被洗髪者の髪を洗髪する洗髪手段と、 上記着首スイッチの着首出力があるときのみ、上記洗髪
    手段の動作を可能とする洗髪運転制御手段とを備えてい
    ることを特徴とする自動洗髪機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動洗髪機において、 上記着首スイッチは、被洗髪者の体温を検知する体温検
    知素子であって、 上記洗髪手段は、被洗髪者の頭部に噴射する温水を貯め
    る貯湯手段、及び外部から供給される水と、外部から供
    給される湯とを混合し、適当な温度の温水を貯湯手段に
    供給するミキシング手段を含んでおり、 さらに、上記体温検知素子は所定温度以上を検知したと
    き、水槽の着首部に被洗髪者の首部が着首したと判別す
    る着首判別手段と、 上記着首判別手段により被洗髪者の首部の着首が判別さ
    れると、体温検知素子により検知された被洗髪者の体温
    に基づき、上記ミキシング手段で生成される温水の温度
    を制御する温度制御手段とを備えていることを特徴とす
    る自動洗髪機。
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