JP2003033219A - 自動洗髪機 - Google Patents

自動洗髪機

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JP2003033219A
JP2003033219A JP2001224021A JP2001224021A JP2003033219A JP 2003033219 A JP2003033219 A JP 2003033219A JP 2001224021 A JP2001224021 A JP 2001224021A JP 2001224021 A JP2001224021 A JP 2001224021A JP 2003033219 A JP2003033219 A JP 2003033219A
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hair
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JP2001224021A
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Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Masaru Noro
勝 野呂
Takenari Yuki
武成 結城
Tatsuhiko Yoshii
達彦 吉井
Satoshi Nishimura
智 西村
Hirokazu Genno
広和 源野
Kazuya Hiyamizu
一也 冷水
Masatsugu Ito
正継 伊藤
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Takara Belmont Corp
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Takara Belmont Corp
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より快適な自動洗髪のできる自動洗髪機が望ま
れていた。 【解決手段】被洗髪者の生理量を検知するセンサ37を
設ける。生理量センサ37は、被洗髪者の発汗、皮膚温
および脈拍を検知する。マイクロコンピュータ37で
は、生理量センサ37から得られるこれらの検知出力を
総合判定して、被洗髪者の活性度/リラックス度を推定
する。そしてその推定結果に基づき、自動洗髪の内容、
たとえば温水温度、温水の噴射圧力、噴射する部位、自
動洗髪時間等を調整する。 【効果】被洗髪者の体調等に応じて自動洗髪の内容を調
整でき、より快適に自動洗髪を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温水、シャンプ
ー液が混ざった温水、トリートメント液が混ざった温水
等の洗浄液を被洗髪者の頭および髪に噴射して自動洗髪
を行う自動洗髪機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動洗髪機は、温水等を洗髪者の頭およ
び髪に噴射して自動洗髪を行うものである。かかる自動
洗髪機は、良好に洗髪が行えるものとして顧客の好評を
博している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】美容師等の人間に代わ
って洗髪を行う自動洗髪機であるが、顧客の体調や精神
状態等に応じてより快適な洗髪動作を行うように改良さ
れたものが望まれる。この発明は、係る要求に応えるこ
とのできる新規な構成を具備した自動洗髪機を提供する
ことを目的とする。すなわち、この発明は被洗髪者の体
調等に則して自動洗髪の内容を調整することのできる自
動洗髪機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、洗浄液を被洗髪者の頭および髪に噴射
して自動洗髪を行う自動洗髪機において、被洗髪者の生
理量を検知するセンサと、センサにより検知された生理
量に基づいて、自動洗髪の内容を調整する制御手段と、
を含むことを特徴とする自動洗髪機である。請求項2記
載の発明は、前記制御手段の調整する自動洗髪の内容
は、被洗髪者の頭および髪に噴射する洗浄液の温度、
洗浄液の噴射圧力、洗浄液を噴射する部位、自動
洗髪時間、のいずれかまたはその組合わせであることを
特徴とする請求項1記載の自動洗髪機である。
【0005】請求項3記載の発明は、自動洗髪機には、
予め定められた複数の洗髪コースがあり、前記制御手段
は、検知された生理量に基づいて洗髪コースを選択する
ことを特徴とする、請求項1または2記載の自動洗髪機
である。請求項4記載の発明は、生理量の検知センサ
は、脈拍、発汗量、皮膚温、心電図および脳波などの少
なくとも1つを検知することのできる複合生理量センサ
であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記
載の自動洗髪機である。
【0006】請求項5記載の発明は、前記制御手段は、
前記センサの出力に基づいて被洗髪者が活性状態かリラ
ックス状態かを推定し、それによって自動洗髪の内容を
調整することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに
記載の自動洗髪機である。請求項6記載の発明は、生理
量の検知センサは、被洗髪者の指または手掌部に接する
接触面を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載の自動洗髪機である。
【0007】請求項1の構成によれば、センサにより被
洗髪者の生理量が検知される。そしてこの生理量に基づ
いて、自動洗髪の内容が調整される。生理量としては、
皮膚交感系活動(発汗神経)を反映する手掌部の精神性
発汗、皮膚交感系活動(血管収縮神経)を反映する指先
の温度変化、心臓交感系活動を反映する指先の脈波変動
等が例示できる。これら生理量を検知することにより、
被洗髪者の体調、具体的には被洗髪者の活性度およびリ
ラックス度を推定することができる。そして被洗髪者が
より快適な状態で自動洗髪が行われるように調整するこ
とができる。
【0008】生理量の検知センサは、請求項4記載のよ
うに、脈拍、発汗度、心電図および脳波などのうちの少
なくとも1つを検知することのできる複合生理量センサ
であることが好ましい。かかるセンサは、請求項6記載
のように被洗髪者の指または手掌部を接触させる接触
面、たとえば電極面を有する構成とすれば、被洗髪者は
無理なくセンサを装着することができる。
【0009】制御手段が調整する洗髪の内容は、請求項
2記載のように、噴射する洗浄液(温水)の温度、噴射
圧力、噴射する部位(被洗髪者の頭頂部を中心に噴射す
るか、襟足部を中心に噴射するか、後頭部を中心に噴射
するか等)、自動洗髪時間などを適宜調整するのが好ま
しい。また、複数の洗髪コースが予め定められている場
合、運転開始時の一定時間内に検知された生理量に基づ
いて洗髪コースを選択してもよい。
【0010】生理量を検知するセンサの出力に基づいて
自動洗髪の内容を制御することによって、被洗髪者はよ
り快適な状態で洗髪を受けることができる。また洗髪を
することによって被洗髪者が寛ぐことができ、リラクゼ
ーションシステムとしての機能も発揮できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、この
発明の実施形態について具体的に説明をする。図1は、
この発明の一実施形態に係る自動洗髪機1の斜視図であ
る。図2は、自動洗髪機1によって被洗髪者が洗髪を行
っている様子を示す図であり、図3はその図解的な縦断
面図である。図1〜3を参照して、自動洗髪機1は、キ
ャビネット3によってその外観形状が構成されている。
キャビネット3の上面中央には開閉可能なフード2が備
えられている。キャビネット3上面におけるフード2の
左側(自動洗髪機1を正面側から見た時を基準とする。
以下の説明においても同様。)には、手前から順に、ハ
ンドシャワー4、トリートメント容器5およびシャンプ
ー容器6が配置されている。ハンドシャワー4は手で持
って引き出すことができる。トリートメント容器5およ
びシャンプー容器6は、必要に応じて他の容器と交換可
能である。
【0012】キャビネット3上面におけるフード2の右
側にはコントロールプレート7が配置されている。コン
トロールプレート7はキャビネット3の上面とほぼ面一
またはやや凸状になるように取り付けられている。コン
トロールプレート7には自動洗髪機1の運転制御を行う
ための種々のスイッチが備えられている。キャビネット
3上面の、フード2の右後方側にはハンドシャワー用コ
ック8が突設されている。ハンドシャワー用コック8は
キャビネット3の上面に形成された窪み9内に設けられ
ている。
【0013】図1に示すようにフード2を開けた状態で
は、被洗髪者の頭部を挿入するための入口10が現れ
る。入口10の手前側には被洗髪者の首を乗せるための
ネック台15が形成されている。入口10は下方の水槽
11に連なっている。水槽11内には、水槽11の左壁
に片持ち支持された上ノズルリンク12および下ノズル
リンク13が備えられている。また、水槽11の内壁に
は、複数個の固定ノズル14が配置されている。なお、
上下ノズルリンク12,13に代えて、水槽11の内壁
に多数のノズルが配置され、各ノズルからの噴射水によ
って洗髪を行う構成としてもよい。
【0014】自動洗髪は、図2,3に示すように、被洗
髪者の頭部を仰向けに、被洗髪者の首がネック台15に
乗るように頭部を水槽11内に収容し、フード2を被せ
て、被洗髪者の顔面が露出した状態で行われる。自動洗
髪では、上ノズルリンク12が洗浄水を吹き出しながら
上下に移動し、下ノズルリンク13が回転しながら洗浄
水を吹き出し、かつ固定ノズル14が洗浄水を吹き出
す。自動洗髪中は、図2に示すように、被洗髪者は椅子
35のたとえば手摺り36に備えられた生理量センサ3
7に手掌部を接触させた状態にする。これにより、被洗
髪者の手掌部の発汗、温度変化、脈波変動等がセンサ3
7により検知される。そしてセンサ37の検知量は後述
する自動洗髪の調整にフィードバックされる。なお、運
転開始時の一定時間だけ被洗髪者が生理量センサ37に
触れればよく、その時に検知される生理量に基づいて洗
髪内容やコースが決定されるようにしてもよい。
【0015】生理量センサ37は、図2に示すように、
手摺り36に備えられたもの以外に、椅子35とは分離
された、被洗髪者の手にはめたり手で持つことのできる
小型のセンサであってもよい。たとえば被洗髪者の指を
挿入できるリング部を備え、このリング部にセンサ電極
が配置されたようなセンサでもよい。かかるセンサにす
れば、被洗髪者が装着しやすい。図2ではセンサ37は
自動洗髪機1とワイヤで接続された例が示されている
が、ワイヤのない構成でもよい。すなわちセンサ37の
検知出力が赤外線、その他のワイヤレス信号によって自
動洗髪機1に与えられるような構成でもよい。
【0016】図4は、自動洗髪機1の水路図である。こ
の自動洗髪機1では、洗髪用の温水は貯湯タンク45に
溜められる。そして貯湯タンク45に溜められた温水が
ポンプ59で汲み出され、水槽11内に配置された複数
のノズル24,26,14,28,29,30から噴射
されて洗髪が行われる。貯湯タンク45への温水の供給
は、ミキシングバルブ41によって行われる。ミキシン
グバルブ41には、外部の水道設備から水供給部40を
経て水が与えられるとともに、外部の給湯設備から湯供
給部42を経て湯が与えられる。水供給部40は、手動
弁、フィルタ、逆止弁、アキュムレータ、安全弁等をユ
ニット化したものである。同様に、湯供給部42は、手
動弁、フィルタ、逆止弁等をユニット化したものであ
る。
【0017】ミキシングバルブ41は、与えられる水と
湯とを混合し、温水にして出力する。この実施形態で
は、ミキシングバルブ41は、モータ39により駆動さ
れる。より具体的には、ミキシングバルブ41には、調
整機構として、水と湯との混合割合を可変するための弁
(サーモ弁)(図示せず)が備えられており、この弁が
モータ39により駆動される。そして弁によって水と湯
との混合割合が調整されることにより、所望の温度の温
水が作られ、出力される。モータ39は、後述するよう
に、マイクロコンピュータによりその動作が制御され
る。それゆえ前述した生理量センサ37の出力に基づ
き、モータ39を制御して、温水温度を調整することが
可能である。
【0018】ミキシングバルブ41で作られた温水は、
貯湯バルブ43が開かれると、供給管44を介して貯湯
タンク45へ供給される。供給管44には、ミキシング
バルブ41から供給される温水の温度を検知するための
サーミスタ46が備えられている。貯湯タンク45の内
部には、貯湯タンク45に溜められている温水の水量を
検出するための下位水量センサ50および上位水量セン
サ51が備えられている。下位水量センサ50および上
位水量センサ51の出力は、マイクロコンピュータにお
いて、貯湯バルブ43の開閉制御に利用される。これに
より、貯湯タンク45内に常に適量の温水が満たされ得
るようにされている。
【0019】なお、貯湯タンク45の下方位置には、貯
湯タンク45に溜められた温水の温度を検出するための
サーミスタ52が備えられている。貯湯タンク45の上
方位置には、上位水量センサ51で検出される水量以上
に温水が貯湯タンク45内に溜まった場合、その余分な
温水を貯湯タンク45の外部へ溢れ出させるための溢水
口53が形成されている。溢水口53の下方にはドレン
パン55が備えられている。溢水口53から溢れ出した
温水はドレンパン55で受け止められ、ドレンパン55
から機外に延びている排水管56を通って機外に排水さ
れる。
【0020】なお、ドレンパン55には、水位センサ5
4が設けられている。これは、排水管56に一旦排水さ
れた温水が逆流等して、ドレンパン55内に温水が満ち
た異常状態を検出するためのものである。ミキシングバ
ルブ41で作られた温水は、また、ハンドシャワー用コ
ック8が開かれると、供給ホース49を介してハンドシ
ャワー4に導かれる。その結果、ハンドシャワー4から
温水を噴射させることができる。
【0021】貯湯タンク45の下方には流出管57が接
続されている。流出管57の他端は、ポンプ59の吸い
込み口に接続されている。ポンプ59はインバータ58
から交流電流が供給されることによって駆動される。ポ
ンプ59が駆動されると、貯湯タンク45に溜められて
いる温水は、流出管57を通って汲み出され、ポンプ5
9内に吸い込まれる。流出管57の途中部には、シャン
プー供給管61およびトリートメント供給管62が合流
している。シャンプー供給管61は、シャンプー容器6
からシャンプー用ポンプ65を介して流出管57に接続
されている。また、トリートメント供給管62は、トリ
ートメント容器5からトリートメント用ポンプ66を介
して流出管57に接続されている。
【0022】シャンプー用ポンプ65およびトリートメ
ント用ポンプ66は、管61,62を扱くことによって
シャンプー容器6やトリートメント容器5に収容されて
いるシャンプー液やトリートメント液をそれぞれ汲み出
し、各管61,62を介して送り出すためのものであ
る。この構成において、ポンプ59がインバータ58に
よって駆動される間に、シャンプー用ポンプ65が駆動
されると、シャンプー容器6に収容されているシャンプ
ー液がシャンプー供給管61を介して流出管57に供給
される。その結果、温水にシャンプー液が混入されて、
シャンプー用温水が作られる。
【0023】同様に、ポンプ59が駆動される間に、ト
リートメント用ポンプ66が駆動されると、トリートメ
ント容器5に収容されているトリートメント液がトリー
トメント供給管62を介して流出管57に供給される。
その結果、温水にトリートメント液が混入され、トリー
トメント用温水が作られる。ポンプ59内に吸い込まれ
た温水、シャンプー用温水またはトリートメント用温水
は、ポンプ59の出力側から吐き出される。ポンプ59
の出力側には、複数、たとえば、8つの分路に分かれる
分岐管75が接続されている。
【0024】分岐管75には、フィルタ74が設けら
れ、その下流側の各分路先端には、8つのバルブ、すな
わち、上ノズルバルブ76、下ノズルバルブ77、固定
ノズルバルブ78〜81、排水バルブ82および予備バ
ルブ83が接続されている。予備バルブ83は省略して
もよい。予備バルブ83を除いた残りの各バルブを介し
て、管84〜90がそれぞれ接続されている。管84の
先端は、上ノズルリンク12に接続されている。管85
の先端は下ノズルリンク13に接続されている。管86
の先端部は水槽11の側壁外方に配置されており、管8
6の先方部には、複数の固定ノズル14が所定間隔で配
列されている。管87〜89の先端は、水槽11の側壁
に配置された固定ノズル28,29,31にそれぞれ接
続されている。管90の先端は、水槽11の底面下方に
連設された排水トラップ92、排水管93を介して排水
管56に接続されている。
【0025】この構成によれば、インバータ58によっ
てポンプ59を駆動し、かつ各バルブ76〜81を必要
に応じて選択的に開くことにより、水槽11内の所望の
ノズルから温水、シャンプー用温水またはトリートメン
ト用温水を噴射させ、被洗髪者の髪を自動的に洗髪する
ことができる。また、上ノズルリンク12および下ノズ
ルリンク13は、洗髪時には、駆動機構31によってそ
れぞれ揺動および回動される。その結果、上ノズル24
および下ノズル26から噴射される温水の噴射方向が変
化して、これにより被洗髪者の髪を満遍なく、かつ良好
に洗髪できる。
【0026】この上ノズル24および下ノズル26から
噴射される温水の噴射方向は、後述するように生理量セ
ンサ37の検知出力に基づいて調整可能である。図5
は、自動洗髪機1の制御回路の構成を示すブロック図で
ある。図5では、この実施形態の特徴となる制御要素の
みが示されている。自動洗髪機1の制御は、マイクロコ
ンピュータ17によって行われる。マイクロコンピュー
タ17のメモリ、たとえばROM34内には予め複数の
洗髪コースが設定されている。そしてマイクロコンピュ
ータ17は、コントロールプレート7(図1参照)から
の指令により洗髪コースを選択することができ、また、
後述するように生理量センサ37の出力に基づいて洗髪
コースを切り換えることができる。
【0027】生理量センサ37の出力はマイクロコンピ
ュータ17へ与えられる。生理量センサ37には、GS
R(Galvanic Skin Reflex(皮膚電気反射))を測定す
るセンサ電極37aが備えられている。このセンサ電極
37aは、皮膚交感系活動(発汗神経)を反映する手掌
部の精神性発汗を検知するためのものである。生理量セ
ンサ37には、また、皮膚温検知用サーミスタ37bが
備えられている。このサーミスタ37bは、皮膚交感系
活動(血管収縮神経)を反映する指先の温度変化を検知
するためのものである。
【0028】生理量センサ37には、さらに、脈拍セン
サ37cが備えられている。このセンサは心臓交感系活
動を反映する指先の脈波変動を検知するためのものであ
る。マイクロコンピュータ37では、これら3つのセン
サの出力を総合判定し、被洗髪者が活性状態かリラック
ス状態かの割合を推定する。通常、上記3つのセンサの
出力と活性/リラックス度との間には、図6に示す関係
があると言われている。マイクロコンピュータ17で
は、生理量センサ37から得られる各種の生理量(複合
生理量)の上昇/下降変化から、被洗髪者の活性度とリ
ラックス度とを求め、それに応じて自動洗髪の内容を調
整する。
【0029】すなわち、図5に示すように、マイクロコ
ンピュータ37は、モータ39を駆動制御し、ミキシン
グバルブ41を調整し、貯湯タンク45へ溜められる温
水温度を調整する(温水温度を変化させる。)。また、
インバータ58を制御し、ポンプ59の吐出圧力を変化
させることにより、ノズルから噴射される温水の圧力
(噴射強さ)を調整する。また、マイクロコンピュータ
37は駆動機構37を制御して、上ノズルリンク12お
よび下ノズルリンク13の変動範囲や変動幅を調整す
る。
【0030】さらに、バルブ76〜81の開閉を制御し
て、被洗髪者の頭や髪に噴射される温水の噴射位置、噴
射間隔その他を調整する。生理量センサの検知出力か
ら、上述の活性/リラックス度を検知するのに限らず、
被洗髪者が感じる「痛み」「眠り」「リラックス度」な
どの心理状態を判断して、それをフィードバック制御に
利用してもよい。図7は、図5に示す制御回路、すなわ
ちマイクロコンピュータ17の制御動作を表わすフロー
チャートである。以下、図7の流れに従って、自動洗髪
機1における自動洗髪の調整の仕方について説明をす
る。
【0031】自動洗髪機1の電源が投入されて動作が始
まると、まず、生理量センサ37によって被洗髪者の脈
拍、発汗量、皮膚温等が測定される(ステップS1)。
そしてその測定された結果は、マイクロコンピュータ1
7へ与えられ、前述したようにマイクロコンピュータ1
7によって各種生理量の上昇/下降変化から、被洗髪者
の活性度とリラックス度とが求められる(ステップS
2)。そして求められた結果から、被洗髪者のリラック
ス度の割合が大きくなるように、自動洗髪の内容が調整
される。
【0032】たとえば、脈拍が上昇し、発汗量が上昇し
ていれば、ノズルから噴射される水圧を1段以上落とし
た状態での自動洗髪に切り換えられる。また、ノズルか
ら噴射される特定の部位で脈拍が上昇し、発汗が多くな
るという症状が出る場合には、その特定箇所での水圧を
下げるように調整される。また、運転内容を変更するこ
とによって脈拍が安定し、発汗も抑えられるのであれ
ば、自動洗髪時間を延長して、被洗髪者にリラックス状
態を長く味わってもらえるようにする。
【0033】さらに、洗髪コースを変更する(たとえば
強圧力の洗髪コースを中圧力の洗髪コースに変える等)
により調整する。そしてこの調整は、被洗髪者が常に生
理量センサ37に接触していることにより、被洗髪者の
活性度/リラックス度の割合を判定することができるか
ら、自動洗髪運転中、被洗髪者の生理量が変化すれば、
それに合わせて自動洗髪の内容を調整する。
【0034】そして洗髪行程時間が経過すれば(ステッ
プS4でY)、運転を終了する。この発明は、以上説明
した各種の実施形態に限定されるものではなく、請求項
記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る自動洗髪機の斜視
図である。
【図2】自動洗髪機によって被洗髪者が洗髪を行ってい
る様子を示す図である。
【図3】自動洗髪機によって被洗髪者が洗髪を行ってい
る様子を示す図解的な縦断面図である。
【図4】自動洗髪機の水路図である。
【図5】自動洗髪機の制御回路の構成を示すブロック図
である。
【図6】生理量センサの出力と活性状態およびリラック
ス状態との関係を示す表である。
【図7】始動洗髪機の制御動作を表わすフローチャート
である。
【符号の説明】
1 自動洗髪機 17 マイクロコンピュータ 31 駆動機構 37 生理量センサ 39 モータ 41 ミキシングバルブ 58 インバータ 59 ポンプ 76〜81 バルブ 34 洗髪コース設定ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 結城 武成 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 吉井 達彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西村 智 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 源野 広和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 冷水 一也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 正継 大阪市中央区東心斎橋2丁目1番1号 タ カラベルモント株式会社内 Fターム(参考) 3B040 AC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄液を被洗髪者の頭および髪に噴射して
    自動洗髪を行う自動洗髪機において、 被洗髪者の生理量を検知するセンサと、 センサにより検知された生理量に基づいて、自動洗髪の
    内容を調整する制御手段と、を含むことを特徴とする自
    動洗髪機。
  2. 【請求項2】前記制御手段の調整する自動洗髪の内容
    は、 被洗髪者の頭および髪に噴射する洗浄液の温度、 洗浄液の噴射圧力、 洗浄液を噴射する部位、 自動洗髪時間、のいずれかまたはその組合わせである
    ことを特徴とする請求項1記載の自動洗髪機。
  3. 【請求項3】自動洗髪機には、予め定められた複数の洗
    髪コースがあり、前記制御手段は、検知された生理量に
    基づいて洗髪コースを選択することを特徴とする、請求
    項1または2記載の自動洗髪機。
  4. 【請求項4】生理量の検知センサは、脈拍、発汗量、皮
    膚温、心電図および脳波などの少なくとも1つを検知す
    ることのできる複合生理量センサであることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の自動洗髪機。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記センサの出力に基づ
    いて被洗髪者が活性状態かリラックス状態かを推定し、
    それによって自動洗髪の内容を調整することを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれかに記載の自動洗髪機。
  6. 【請求項6】生理量の検知センサは、被洗髪者の指また
    は手掌部に接する接触面を有することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の自動洗髪機。
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