JP7032455B2 - 毛髪処置システム - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄、とりわけ毛髪の洗浄の分野に関し、より詳細には、排他的にではないが、サロンにおいて実施されるシャンプー洗浄の分野に関する。
毛髪洗浄システムは、一般的に、満足できる洗浄を得るために必要とされるよりもはるかに多い量の水を使用する。
そのため、とりわけ環境への配慮のために、適正な量の水を使用するためのシステムを有することが必要である。
少量の水を送達するシステムは存在する。それらの一部は、出口オリフィスの直径を縮小することにより、8L/分から4L/分の間の流れが得られるまで、水の流れを低減する。水の量が不十分であるというユーザーの感覚を限定するために、これらの解決手段は、水流への空気入口を使用する。
水の流れを更に低減することが可能であり、その場合、2L/分以下の流量まで低下する。そのような流量では、毛髪を濡らすことは可能であるが、水滴が頭髪に浸透しないことから、シャンプーを塗布した後に毛髪をすすぐことが非常に困難になる。それらは、頭髪の表面を滑る傾向があり、頭髪の内部をすすがない。
水の流れを低減し、且つ水滴を加速することもまた可能である。これを行うために、流量を低減するが、圧力を増加させるためのシステムが使用される。その場合、水滴が頭皮にぶつかり、不快な感覚を与える可能性がある。
この感覚は、液滴のサイズを減少させる特殊なノズルを使用することにより減少させることができる。その場合、頭髪の表面に浸透する液滴を有する低流量(2L/分以下)の噴流が得られる。しかしながら、液滴の速度が、毛髪上に存在するシャンプーを泡立たせる。泡立ちをすすぎ落とすことが望まれる一方で、すすぎが泡立ちの豊富さを増加させ、それにより、この操作の所要時間がかなり長くなる。
そのため、加圧の有無にかかわらず、すすぎを実施するには、なおも非常に長い時間を要する。長さ30cmの天然毛髪を有する通常の豊富さの頭髪では、すすぎの所要時間は、30秒ではなく約3分である。
節水バランスは、確かに、なおも正であるが、差は比較的小さい。このシステムは、かなりの時間の損失をユーザーに課すことにより許容されない。
そのため、とりわけ水の節約を実現しながら毛髪を洗浄することを可能にするシステムを、効率を低下させることなく高速化するように更に改善することが必要である。
本発明は、
- 液体を循環させるためのパイプ、
- パイプに水を供給するための装置、
- 1種又は複数の界面活性剤を含む製品の少なくとも1種の供給源、
- 処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲の界面活性剤、優先的には処置溶液の総質量に対して0.6質量%~1.2質量%の範囲の含有量で1種又は複数の界面活性剤を含む処置溶液を形成するために、製品をパイプ内に注入するための装置、
- 処置溶液を0.5から5L/分の間、なおもより良好には0.8から3L/分の間の流量で頭髪に送達するための分注装置
を含む、毛髪処置システムの支援によりこの必要を満たす。
流量及び界面活性剤の量に関するそのような特徴は、毛髪を正しく且つ迅速に洗浄し、すすぐことを可能にする。
比較的少量の界面活性剤は、すすぎの間の毛髪上での泡立ちの形成を限定し、低流量で高速且つ効率的なすすぎを可能にする。
そのような装置は、塗布が典型的には1から20秒の間、とりわけ3から15秒の間の時間実施されるので、水、製品及び更に時間の節約を実現することができる。
界面活性剤は、好ましくは、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤、並びにこれらの混合物から選択される。
本発明の主題はまた、
- 液体を循環させるためのパイプ、
- パイプに水を供給するための装置、
- 1種又は複数の界面活性剤を含む製品の少なくとも1種の供給源、
- 処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲の含有量で1種又は複数の界面活性剤を含む処置溶液を形成するために、製品をパイプ内に注入するための装置、
- 処置溶液を0.5から5L/分の間、なおもより良好には0.8から3L/分の間の流量で送達するための分注装置
を含む、洗浄システムである。
アニオン性界面活性剤
用語「アニオン性界面活性剤」は、イオン性又はイオン化可能な基としてアニオン性基のみを含む界面活性剤を意味する。
本明細書では、本発明の組成物の使用条件下、例えば、媒体又はpH、及びいかなるカチオン性電荷も含まない条件下で、ある種が、少なくとも1つの永久負電荷を保有するとき、又は負に荷電した種にイオン化されうるとき、その種は「アニオン性」と呼ばれる。
アニオン性界面活性剤は、スルフェートの、スルホネートの、及び/又はカルボン酸の(又はカルボキシレートの)界面活性剤であってもよい。言うまでもなく、これらの界面活性剤の混合物を使用することができる。
本明細書では、以下のことが理解される:
- カルボキシレートのアニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのカルボン酸又はカルボキシレート官能基(-COOH又は-COO-)を含み、1つ又は複数のスルフェート及び/又はスルホネート官能基も任意選択で含んでもよいこと、
- スルホネートのアニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのスルホネート官能基(-SO3H又は-SO3 -)を含み、1つ又は複数のスルフェート官能基も任意選択で含んでもよいが、カルボキシレート官能基を全く含まないこと、及び
- スルフェートのアニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのスルフェート官能基を含むが、カルボキシレート又はスルホネート官能基を全く含まないこと。
カルボキシレートのアニオン性界面活性剤
そのため、使用することができるカルボン酸のアニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのカルボン酸又はカルボキシレート官能基(-COOH又は-COO-)を含む。
それらは、以下の化合物:アシルグリシネート、アシルラクチレート、アシルサルコシネート、アシルグルタメート;アルキル-D-ガラクトシドウロン酸、アルキルエーテルカルボン酸、アルキル(C6~30アリール)エーテルカルボン酸、アルキルアミドエーテルカルボン酸;及び更にこれらの化合物の塩から選択することができ、
これらの化合物のアルキル及び/又はアシル基は、6~30個の炭素原子、とりわけ12~28個、なおもより良好には14~24個、又は更に16~22個の炭素原子を含み、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示し、
これらの化合物は、場合によりポリオキシアルキレン化、特にポリオキシエチレン化されており、その場合、好ましくは1~50個のエチレンオキシド単位、なおもより良好には2~10個のエチレンオキシド単位を含む。
ポリグリコシド-ポリカルボン酸のC6~C24アルキルモノエステル、例えばC6~C24アルキルポリグリコシド-シトレート、C6~C24アルキルポリグリコシド-タートレート及びC6~C24アルキルポリグリコシド-スルホサクシネート、並びにその塩もまた使用することができる。
上記のカルボン酸界面活性剤の中では、ポリオキシアルキレン化アルキル(アミド)エーテルカルボン酸及びその塩、特に2~50個のアルキレンオキシド、特にエチレンオキシド基を含むもの、例えば花王株式会社によりAkypoの名称で販売されている化合物を最も特に挙げることができる。
使用することができるポリオキシアルキレン化アルキル(アミド)エーテルカルボン酸は、好ましくは、式(1):
Figure 0007032455000001
[式中、
- R1は、直鎖状又は分枝状のC6~C24アルキル又はアルケニル基、アルキル(C8~C9)フェニル基、R2CONH-CH2-CH2-基(式中、R2は、直鎖状又は分枝状のC9~C21アルキル又はアルケニル基を示す)を表し、
好ましくは、R1は、C8~C20、好ましくはC8~C18アルキル基であり、アリールは、好ましくはフェニルを示し、
- nは、2~24、好ましくは2~10の範囲の整数又は小数(平均値)であり、
- Aは、H、アンモニウム、Na、K、Li、Mg又はモノエタノールアミン若しくはトリエタノールアミン残基を示す]
のものから選択される。
式(1)の化合物の混合物、特に異なるR1基を含有する化合物の混合物を使用することもまた可能である。
特に好ましいポリオキシアルキレン化アルキル(アミド)エーテルカルボン酸は、式(1)[式中、
- R1は、C12~C14アルキル、ココイル、オレイル、ノニルフェニル又はオクチルフェニル基を示し、
- Aは、水素又はナトリウム原子を示し、
- nは、2~20、好ましくは2~10の範囲である]
のものである。
更により優先的には、式(1)[式中、Rは、C12アルキル基を示し、Aは、水素又はナトリウム原子を示し、nは、2~10の範囲である]の化合物が使用される。
優先的には、カルボン酸のアニオン性界面活性剤は、単独で又は混合物として、
- アシルグルタメート、特にC6~C24、又は更にC12~C20のもの、例えばステアロイルグルタメート、特にステアロイルグルタメート二ナトリウム塩、
- アシルサルコシネート、特にC6~C24、又は更にC12~C20のもの、例えばパルミトイルサルコシネート、特にパルミトイルサルコシネートナトリウム塩、
- アシルラクチレート、特にC12~C28、又は更にC14~C24のもの、例えばベヘノイルラクチレート、特にベヘノイルラクチレートナトリウム塩、
- C6~C24、とりわけC12~C20アシルグリシネート、
- (C6~C24)アルキルエーテルカルボキシレート、とりわけ(C12~C20)アルキルエーテルカルボキシレート、
- ポリオキシアルキレン化(C6~C24)アルキル(アミド)エーテルカルボン酸、特に2~50個のエチレンオキシド基を含むもの、
特にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアミノアルコール塩の形態のものから選択される。
スルホネートのアニオン性界面活性剤
使用することができるスルホネートのアニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのスルホネート官能基(-SO3H又は-SO3 -)を含む。
それらは、以下の化合物:アルキルスルホネート、アルキルアミドスルホネート、アルキルアリールスルホネート、α-オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、アルキルスルホスクシネート、アルキルエーテルスルホスクシネート、アルキルアミドスルホスクシネート、アルキルスルホアセテート、N-アシルタウレート、アシルイセチオネート;アルキルスルホラウレート;及び更にこれらの化合物の塩から選択することができ、
これらの化合物のアルキル基は、6~30個の炭素原子、特に12~28個、なおもより良好には14~24個、又は更に16~22個の炭素原子を含み、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示し、
これらの化合物は、場合によりポリオキシアルキレン化、特にポリオキシエチレン化されており、その場合、好ましくは1~50個のエチレンオキシド単位、なおもより良好には2~10個のエチレンオキシド単位を含む。
優先的には、スルホネートのアニオン性界面活性剤は、単独で又は混合物として、
- C6~C24、とりわけC12~C20アルキルスルホスクシネート、とりわけラウリルスルホスクシネート、
- C6~C24、とりわけC12~C20アルキルエーテルスルホスクシネート、
- (C6~C24)アシルイセチオネート、好ましくは(C12~C18)アシルイセチオネート、
特にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアミノアルコール塩の形態のものから選択される。
スルフェートのアニオン性界面活性剤
使用することができるスルフェートのアニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのスルフェート官能基(-OSO3H又は-OSO3 -)を含む。
それらは、以下の化合物:アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアミドエーテルスルフェート、アルキルアリールポリエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート;及びこれらの化合物の塩から選択することができ、
これらの化合物のアルキル基は、6~30個の炭素原子、特に12~28個、なおもより良好には14~24個、又は更に16~22個の炭素原子を含み、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示し、
これらの化合物は、場合によりポリオキシアルキレン化、特にポリオキシエチレン化されており、その場合、好ましくは1~50個のエチレンオキシド単位、なおもより良好には2~10個のエチレンオキシド単位を含む。
優先的には、スルフェートのアニオン性界面活性剤は、単独で又は混合物として、
- アルキルスルフェート、特にC6~C24、又は更にC12~C20のもの、
- アルキルエーテルスルフェート、特にC6~C24、又は更にC12~C20のもの、好ましくは2~20個のエチレンオキシド単位を含むもの
特にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアミノアルコール塩の形態のものから選択される。

アニオン性界面活性剤が塩の形態であるとき、前記塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム若しくはカリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、特にアミノアルコール塩、及びアルカリ土類金属塩、例えばマグネシウム塩から選択することができる。
挙げることができるアミノアルコール塩の例には、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン又はトリイソプロパノールアミン塩、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール塩、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール塩、並びにトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩が含まれる。
アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩、特にナトリウム又はマグネシウム塩が、好ましくは使用される。
優先的には、アニオン性界面活性剤は、単独で又は混合物として、
- C6~C24、とりわけC12~C20アルキルスルフェート、
- C6~C24、とりわけC12~C20アルキルエーテルスルフェート、好ましくは2~20個のエチレンオキシド単位を含むもの、
- C6~C24、とりわけC12~C20アルキルスルホスクシネート、とりわけラウリルスルホスクシネート、
- C6~C24、とりわけC12~C20アルキルエーテルスルホスクシネート、
- (C6~C24)アシルイセチオネート、好ましくは(C12~C18)アシルイセチオネート、
- C6~C24、特にC12~C20アシルサルコシネート、特にパルミトイルサルコシネート、
- (C6~C24)アルキルエーテルカルボキシレート、好ましくは(C12~C20)アルキルエーテルカルボキシレート、
- ポリオキシアルキレン化(C6~C24)アルキル(アミド)エーテルカルボン酸及びその塩、特に2~50個のアルキレンオキシド、特にエチレンオキシド基を含むもの、
- C6~C24、とりわけC12~C20アシルグルタメート、
- C6~C24、とりわけC12~C20アシルグリシネート、
特にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアミノアルコール塩の形態のものから選択される。
両性界面活性剤
本発明において使用することができる両性界面活性剤は、任意選択で四級化された第二級又は第三級脂肪族アミン誘導体であってよく、ここで、脂肪族基は、8~22個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖であり、前記アミン誘導体は、少なくとも1つのアニオン性基、例としてカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネート基を含有する。
特に、ベタイン及びスルホベタイン(又はスルタイン)、並びに更にこれらの混合物、特に、単独で又は混合物として、
- ベタイン、
- (C8~C20)アルキルベタイン、とりわけココイルベタイン、
- (C8~C20)アルキルアミド(C1~C6)アルキルベタイン、特に(C8~C20)アルキルアミドプロピルベタイン、例えばコカミドプロピルベタイン、
- (C8~C20)アルキルスルホベタイン
を挙げることができる。
使用することができる任意選択で四級化された第二級又は第三級脂肪族アミンの誘導体の中では、下記のそれぞれの構造(A1)及び(A2)を有する製品もまた挙げることができる:
(A1) Ra-CON(Z)CH2-(CH2)m-N+(Rb)(Rc)(CH2COO-)
[式中、
Raは、加水分解ヤシ油中に好ましくは存在する酸Ra-COOHに由来するC10~C30アルキル若しくはアルケニル基、ヘプチル基、ノニル基又はウンデシル基を表し、
Rbは、β-ヒドロキシエチル基を表し、
Rcは、カルボキシメチル基を表し、
mは、0、1又は2に等しく、
Zは、水素原子又はヒドロキシエチル若しくはカルボキシメチル基を表す]、
(A2) Ra'-CON(Z)CH2-(CH2)m'-N(B)(B')
[式中、
Bは、-CH2CH2OX'(式中、X'は、-CH2-COOH、CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'、又は水素原子を表す)を表し、
B'は、-(CH2)z-Y'(式中、z=1又は2であり、Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3H又は-CH2-CHOH-SO3Z'を表す)を表し、
m'は、0、1又は2に等しく、
Zは、水素原子、又はヒドロキシエチル若しくはカルボキシメチル基を表し、
Z'は、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、例えばナトリウム、カリウム若しくはマグネシウムに由来するイオン;アンモニウムイオン;又は有機アミン、とりわけアミノアルコール、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン若しくはトリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール並びにトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンに由来するイオンを表し、
Ra'は、加水分解ヤシ油又は加水分解アマニ油中に好ましくは存在する酸Ra'COOHのC10~C30アルキル又はアルケニル基、アルキル基、特にC17アルキル基、及びそのイソ型、又は不飽和のC17基を表す]。
式(A2)に対応する化合物が特に好ましい。
X'が水素原子を表す式(A2)の化合物の中では、ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、カプロアンホ酢酸ナトリウム及びカプリロアンホ酢酸ナトリウムという(CTFA)名称で知られている化合物を挙げることができる。
式(A2)の他の化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸及びココアンホジプロピオン酸という(CTFA)名称で知られている。
式(A2)の化合物の例として、Rhodia社によりMiranol(登録商標)C2M Concentrateという商品名で販売されているココアンホジアセテート、Miranol Ultra C 32という商品名で販売されているココアンホ酢酸ナトリウム、及びChimex社によりChimexane HAという商品名で販売されている製品を挙げることができる。
式(A3):
(A3) Ra''-NH-CH(Y'')-(CH2)n-C(O)-NH-(CH2)n'-N(Rd)(Re)
[式中、
- Ra''は、ヤシ核油又は加水分解アマニ油中に好ましくは存在する酸;Ra''-C(O)OHのC10~C30アルキル又はアルケニル基を表し、
- Y''は、-C(O)OH、-C(O)OZ''、-CH2-CH(OH)-SO3H基、又はCH2-CH(OH)-SO3-Z''基(式中、Z''は、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、例えばナトリウムから得られるカチオン、アンモニウムイオン、又は有機アミンから得られるイオンを表す)を表し、
- Rd及びReは、互いに独立して、C1~C4アルキル又はヒドロキシアルキル基を表し、
- n及びn'は、互いに独立して、1~3の範囲の整数を示す]
の化合物もまた使用することができる。
式(A3)の化合物の中では、とりわけ、CTFA辞典でジエチルアミノプロピルココアスパルタミドナトリウムという名称で分類されている化合物、とりわけChimex社によりChimexane HBという名称で販売されている化合物を挙げることができる。
好ましくは、両性界面活性剤は、ベタイン、(C8~C20)アルキルベタイン、(C8~C20)アルキルアミド(C1~C6)アルキルベタイン、(C8~C20)アルキルアンホアセテート及び(C8~C20)アルキルアンホジアセテート、並びにこれらの混合物から、特にココイルベタイン及びココアミドプロピルベタインから選択される。
非イオン性界面活性剤
本発明において使用することができる非イオン性界面活性剤は、アルコール、α-ジオール及び(C1~20)アルキルフェノールから選択することができ、これらの化合物は、ポリエトキシル化及び/又はポリプロポキシル化及び/又はポリグリセロール化されており、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド基の数は、場合により1~100個の範囲であり、グリセロール基の数は、場合により2~30個の範囲であり、或いはこれらの化合物は、8~30個の炭素原子、とりわけ16~30個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を含む。
エチレンオキシド及びプロピレンオキシドと脂肪アルコールとの縮合物;好ましくは2~30個のエチレンオキシド単位を含有するポリエトキシル化脂肪アミド、平均で1~5個、特に1.5~4個のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;好ましくは2~40個のエチレンオキシド単位を含有するソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、オキシエチレン化植物油を含む、2~150molのエチレンオキシドを含有する、ポリオキシアルキレン化、好ましくはポリオキシエチレン化脂肪酸エステル、N-(C6~24アルキル)グルカミン誘導体、(C10~14アルキル)アミンオキシド又はN-(C10~14アシル)アミノプロピルモルホリンオキシド等のアミンオキシドもまた挙げることができる。
とりわけ以下の一般式:R1O-(R2O)t-(G)v
[式中、
- R1は、6~24個の炭素原子、とりわけ8~18個の炭素原子を含む、直鎖状若しくは分枝状のアルキル若しくはアルケニル基、又は、直鎖状若しくは分枝状のアルキル基が6~24個の炭素原子、とりわけ8~18個の炭素原子を含むアルキルフェニル基を表し、
- R2は、2~4個の炭素原子を含むアルキレン基を表し、
- Gは、5~6個の炭素原子を含む糖単位を表し、
- tは、0~10、好ましくは0~4の範囲の値を示し、
- vは、1~15、好ましくは1~4の範囲の値を示す]
により表されるアルキル(ポリ)グリコシド型の非イオン性界面活性剤もまた挙げることができる。
好ましくは、アルキル(ポリ)グリコシド界面活性剤は、上記の式の化合物であり、式中、
- R1は、8~18個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和のアルキル基を示し、
- R2は、2~4個の炭素原子を含むアルキレン基を表し、
- tは、0~3の範囲の値、好ましくは0に等しい値を示し、
- Gは、グルコース、フルクトース又はガラクトース、好ましくはグルコースを示し、
- 重合度、すなわちvの値は、場合により1~15、好ましくは1~4の範囲であり、平均重合度は、より特定すると1から2の間である。
糖単位間のグルコシド結合は、一般的に、1-6型又は1-4型のものであり、好ましくは1-4型のものである。好ましくは、アルキル(ポリ)グリコシド界面活性剤は、アルキル(ポリ)グルコシド界面活性剤である。C8/C16アルキル(ポリ)グルコシド1,4、特にデシルグルコシド及びカプリリル/カプリルグルコシドが最も特に好ましい。
市販製品の中では、Cognis社によりPlantaren(登録商標)(600 CS/U、1200及び2000)又はPlantacare(登録商標)(818、1200及び2000)という名称で販売されている製品;SEPPIC社によりOramix CG 110及びOramix(登録商標)NS 10という名称で販売されている製品;BASF社によりLutensol GD 70という名称で販売されている製品;或いはChem Y社によりAG10 LKという名称で販売されている製品を挙げることができる。
好ましくは、特に53%水溶液としての、C8/C16-アルキル(ポリ)グリコシド1,4、例えばCognis社によりPlantacare(登録商標)818 UPの参照記号で販売されているものが使用される。
優先的には、非イオン性界面活性剤は、(C6~24アルキル)(ポリ)グリコシド、より特定すると(C8~18アルキル)(ポリ)グリコシド、ソルビタンのエトキシル化C8~C30脂肪酸エステル、ポリエトキシル化C8~C30脂肪アルコール、及びポリオキシエチレン化C8~C30脂肪酸エステル、並びにこれらの混合物から選択され、これらの化合物は、好ましくは2~150molのエチレンオキシドを含有する。
好ましくは、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤から選択される。好ましくは、処置溶液は、処置溶液の総質量に対して0.25質量%~1質量%の範囲の界面活性剤、なおもより良好には処置溶液の総質量に対して0.4質量%~1質量%、好ましくは処置溶液の総質量に対して厳密に1%未満の含有量で1種又は複数のアニオン性界面活性剤を含む。好ましくは、製品注入装置は、2.5g/分から20g/分の間の1種又は複数のアニオン性界面活性剤をパイプ内に注入する。
好ましくは、水の硬度は、45°f以下である。
製品は、実質的に純粋な又は溶媒、例えば、水で希釈された界面活性剤であってよく、1種又は複数の追加の化合物、例えば増粘剤、香料及び/又は処置化合物を任意選択で含む。
好ましくは、システムは、分注装置の入口における水の圧力をシステムの入口における水の圧力よりも増加させるための増圧器を含む。
分注装置は、処置溶液を5から40barの間、なおもより良好には10から25barの間の圧力で送達することができる。そのような圧力は、処置溶液の液滴の頭髪への浸透を容易にし、それにより、毛髪処置が改善される。
分注装置は、分注装置から出る2つの噴流を衝突させるように配置された少なくとも2つのノズルを含んでもよい。2つのノズルは、好ましくは収束性の噴流であって、その速度を低減し、この運動エネルギーを液滴のサイズの低減に移行するように衝突する噴流を発生させる;これにより、湿潤化した噴流が得られると同時に、低い水消費量を有し、且つ頭皮に不快な感覚を生じないことが可能になる。
本管からの給水に接続されていない、又は散在する本管からの給水に接続されたサロンにとっても、低い水消費量を有することが特に有利である。
パイプは、チューブ又は水が循環することができる内部チャネルを備えた任意の部材により定義することができる。したがって、この用語は、限定的に理解されるべきではない。
注入装置は、任意選択で製品をパイプ内に注入するように、開又は閉位置にすることができるバルブを含んでもよい。その場合、製品が塗布されたら、0.5から5L/分の間の流量で毛髪をすすぐために、界面活性剤を含まないすすぎ水を毛髪に送達するように、バルブを閉位置にすることが可能である。すすぎの所要時間は、1分未満、なおもより良好には40秒未満である。
システムは、有利には、頭髪に送達される各製品の量だけでなく、分注される水の量も制御するように配置される;分注される水の量を知ることは、とりわけシンク出口が閉鎖されている間に水及び製品が頭髪に分注されるときに有用となる可能性があり、これにより、シンク内に存在する溶液中の各製品の濃度をより容易に決定することが可能になるからである。
システムは、分注される水の量を制御するための部材、及び/又は好ましくは、水中に注入される製品の量を制御するための部材、及び更に適切な場合は、分注装置により送達される液体の流量を制御するための部材を含んでもよい。
頭髪は、好ましくは、シンク内で処置され、システムは、このシンクの出口を、とりわけ処置又はすすぎの要望に応じて開放又は閉鎖するように制御するように構成される。
システムは、処置の性質に応じてシンク出口の開放又は閉鎖を自動的に制御するように構成されてもよい;例えば、すすぎの間は、システムは、出口の開放を命令し、他方で、事前に定義された処置製品の分注の間は、システムは、この出口の閉鎖を命令する。
システムは、前記ユーザーが、
- 選択された設定に応じて製品含有量を変動させるための調整装置に作用するようにシステムを構成して、設定を選択すること、及び/又は
- 選択された設定で得られた処置結果に関する少なくとも1つの情報項目を入力すること
を可能にするユーザーインターフェースを含んでもよい。
用語「処置結果」は、処置溶液の使用と少なくとも部分的に関連する結果を意味するものと理解されるべきである。これは、クレンジングの程度、起泡力、起泡の速度、又はもつれほぐし、平滑化、コンディショニング若しくはケアの強度等であってもよい。
ユーザーインターフェースは、好ましくは、ユーザーが、複数の試験を実施し、それにより最良の処置及び/又はすすぎ条件を決定するように、種々の処置パラメーター、例えば注入される製品の量若しくは液体の流量、及び/又は種々のすすぎパラメーターを変更することを可能にするように生成される。
これは、シャンプー洗浄を実施する人に対し、その顧客のための最良の処置条件を決定する可能性を与え、且つユーザーが設定試験を実施すること並びにその結果に満足したら、これらの製品の使用の条件、とりわけ量及び/又は濃度を記録することを可能にする。
システムは、ユーザーインターフェースによって使用される設定の記憶を可能にするように構成されてもよい。システムは、とりわけ、少なくとも1つの設定を、人及び/又は人の識別コードと関連付けることにより記憶するための手段を含む。設定は、処置結果がシステムに入力されたときに、自動的に又はユーザーの要求により、メモリに保存することができる。
少なくとも1つの設定を記憶するための手段は、電子又はコンピューターメモリ、例えば、SSDディスク若しくはハードディスクの又は「クラウド」として一般に知られている集合型のメモリであってもよい。情報は、システム自体において、洗浄シンクの近くにある回路基板において、又はサロン内若しくはその外に存在する遠隔サーバー上で、メモリに保存することができる。システムがメモリに保存されたデータに基づいて設定を自動的に又は半自動的に生成するために使用されるときは、サロンの予約システムから処置される人の識別情報を知ることにより、これをシステムに入力する必要がなくなるように、システムにサロンの予約システムへのアクセスを許可することが有利である;半自動操作では、システムは、ユーザーインターフェースに、予約システムにアクセスすることにより決定されるその人の識別情報を、シャンプー洗浄を実施する人が処置を開始する前にこの情報を確認することを可能にするために表示するように配置されてもよい;シャンプー洗浄を実施する人が確認を入力することを可能にするように、システムが自動的に実施する準備をしている処置を呼び出すこともまた好ましい可能性がある。
システムは、ユーザーによりシステムに入力された少なくとも1つの情報項目に応じて製品の濃度の事前調整を自動的に実施するように配置されてもよい。例えば、システムは、所望の濃度を得るために、ユーザーにより選択された流量に応じて水中に注入される製品の量を調整するように構成される。
記録された情報は、その後、該当する人がサロンを再訪したときに処置を再現するために使用することが可能でありうる。
この情報はまた、処置に応じた結果の変化を少しずつ注記することにより、最適な結果に近づくように処置を微調整することを可能にしうる。そのため、システムは、一方では、以前に観察された結果及び対応する処置条件に関する記録されたデータ、並びに他方では、顧客及び/又はユーザーにより表明され、システムに入力された要求に応じて、新たな設定を提案するように配置されてもよい。
システムは、ユーザーが処置される頭髪に関する情報、例えば、長さ、硬さ、色、染色、縮毛矯正又はパーマの履歴、スタイリング習慣、加熱システムの定期的使用、毛髪の状態等をそれに入力し、且つなされる設定提案においてこれらの指示を考慮することを可能にするように配置されてもよい。システムは更に、所与の顧客について、サロンへの以前の訪問からのその頭髪の変化を考慮するために、入力された情報を使用して、メモリに保存された設定を変更することができる;例えば、システムは、サロンへの以前の訪問からの毛髪の長さの変化に応じて毛髪に運ばれる水及び/又は製品の量を変更するように配置される。例えば、最後の洗浄操作後に実施された散髪により毛髪が短くなった場合、システムは、使用される水及び製品の量を低減することができる。システムは、シャンプー洗浄を実施する人が頭髪の長さ、例えば、そのcm単位の長さに関する情報項目を入力することを可能にするように配置されてもよい。一変形例として、システムは、例えば、シンクに取り付けられた1つ又は複数のセンサーによって、それを自動的に測定するように配置される。
システムは、頭髪の乾燥及び/又はスタイリング後に得られた結果に関するデータの入力を可能にし、且つこれらのデータに応じて頭髪の次回の処置時に設定を任意選択で変更することを自動的に提案するように配置されてもよい。
システムは、すすぎパラメーターに関する情報を、後にそれらを再利用することを可能にするために、自動的に又は非自動的に入力させることができる。特に、システムは、使用されるすすぎ溶液の量を決定し、且つこのパラメーターをメモリに保存するように配置されてもよい。その場合、シャンプー洗浄を実施する人は、毛髪が製品を全く含まないこと又はなおもいくらかの微量の製品を保持し、それにより、ケア、つや等の効果を得ることのいずれを希望するかによって、最適なすすぎを見出すことができる。
そのため、特に、すすぎの間に、その人は、毛髪の質及びすすぎの速度に関する情報をシステムに入力することができる。その場合、システムは、設定、例えば、すすぎ液の流量を変更するために、又は新たな設定を試験すること、例えば、異なる流量ですすぎを実施することを提案するために、それを考慮することができる。
システムは、後に使用されるものと異なるすすぎ液の流量で頭髪に対して試験を実施することを可能にするように配置されてもよい。
本発明によるシステムは、シャンプー洗浄を実施する人が製品の性質、塗布される量及び更にすすぎ水の量を最適化することを可能にする。これにより、試験及び最適な設定を記録することが可能になる。そのため、ユーザーは、自身の評価スキルにより可能であったと思われる成果よりも成果を改善することができる。
本発明は、ユーザーが設定を再利用し、改善し、且つ頭髪の変化に適合させることを可能にしうる。これはまた、時間及び製品の節約を可能にする。更に、ユーザーは、顧客の後の訪問の間に設定を再現する必要がないことから、後に顧客を満足させるのに非常に短い時間しか要さない。
本発明はまた、最適なすすぎに関する情報が保持され、再利用されるようにシステムが作成された場合、水の損失を低減することを可能にする。
本発明の例示的な一実施形態では、ユーザーは、他のサロンに情報提供するために、この情報を特にデジタル接続によって共有する。
そのため、本発明の別の主題は、異なるサロンに存在し、とりわけ所与のタイプの頭髪に最適と考えられる設定及び/又は順序に関して互いに情報を共有するように構成された、本発明によるシステムのセットである。システムは、とりわけ、遠隔で問い合わせ、情報を入力することができる共有データベースによって通信することができる。
システムは、所与の美容師が、比較により、システムから設定及び/又は処置順序の提案を受けるために、例えば、顧客の名称、電子メールアドレス、仮名、顧客番号等による顧客の識別によって、頭髪の説明、例えば、ボリューム、長さ、民族等によって、又は履歴の説明、例えば、染色操作の回数、ブランドYの染料の使用等によってデータベースを検索することができるように配置されてもよい。
本発明はまた、サロン又はシャンプー洗浄を実施する人が、提供する混合物及び連続物により認識される専門的独自性を構築するのに役立ちうる。
本発明によるシステムはまた、下記に列挙する特徴の少なくとも1つ、又はこれらの任意の組合せを有してもよい:
方法
本発明の主題はまた、水及び1種又は複数の界面活性剤を含む処置溶液を0.5から5L/分の間、なおもより良好には0.8から3L/分の間の流量で頭髪にスプレーすることで構成される処置工程を含み、処置溶液が、処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲の含有量で、好ましくは処置溶液の総質量に対して0.6質量%~1.2質量%の範囲の含有量で1種又は複数の界面活性剤を含む、毛髪処置方法である。
好ましくは、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤から選択される。好ましくは、処置溶液は、処置溶液の総質量に対して0.25質量%~1質量%の範囲、なおもより良好には処置溶液の総質量に対して0.4質量%~1質量%の範囲、好ましくは処置溶液の総質量に対して厳密に1質量%未満の含有量で1種又は複数のアニオン性界面活性剤を含む。好ましくは、アニオン性界面活性剤の流量は、2.5g/分から20g/分の間である。
方法は、先に記載されたシステムを使用して実施することができる。
処置溶液は、1種又は複数の追加の化合物、とりわけ増粘剤、香料又は処置化合物、例えばシリコーンを含んでもよい。
追加の化合物及び界面活性剤は、処置溶液を形成するために水と混合される単一の製品に含有されてもよい。
一変形例として、追加の化合物及び界面活性剤は、処置溶液を形成するために一緒に又は順次水と混合される複数の製品中に存在する。
好ましくは、処置工程は、1から30秒の間、なおもより良好には3から15秒の間持続する。
方法は、好ましくは、処置工程の後に、頭髪をすすぎ溶液ですすぐ工程を含む。
すすぎ工程の所要時間は、好ましくは、1分未満、なおもより良好には40秒未満である。すすぎ工程は、好ましくは、泡立ちを生じることなく行われる。
すすぎ工程は、優先的には、0.5から5L/分の間のすすぎ溶液流量で実施される。
好ましくは、すすぎ溶液は、水であり、界面活性剤を除く他の化合物を任意選択で含有する。
方法は、所与の処置に適切な界面活性剤の量を調整する工程を含んでもよい。
方法は、設定、とりわけ界面活性剤濃度、塗布流量、塗布時間及び/又はすすぎ時間を記憶する工程を含んでもよい。メモリに保存される設定は、人及び/又は人の識別コードに割り当てることができる。記憶は、遠隔サーバー上で及び/又は取り外し可能なメモリ媒体上で行われてもよい。これにより、後の処置を同じ設定で実施することが可能になる。
方法は、好ましくはデータベースにおける、事前に記録された設定、特に人及び/又は人の識別コードに割り当てられた設定を選択する工程を含んでもよい。
方法は、毛髪に送達される界面活性剤の量を制御する工程、並びに/又は毛髪に送達される水の量を制御する工程、並びに/又は処置工程及び/若しくはすすぎ工程の流量を制御する工程を含んでもよい。
好ましくは、方法は、行われる操作、とりわけ処置又はすすぎ操作の性質に応じて処置シンクの出口の開放又は閉鎖を制御する1つ又は複数の工程を含む。
本発明の他の特徴及び利点は、その非限定的な例示的実施形態についての以下の詳細な説明を読み、添付の図面を検討することで明らかとなろう。
本発明による処置システムの例の部分略図である。 本発明による方法の例の種々の工程を示す図である。
システム
図1は、冷水入口C及び好ましくは更に、図示されているように、温水入口Hに接続される、本発明によるシステム1を表す。
このシステム1は、美容サロンにおいて、頭髪を処置するために使用される水及び製品を収集するのに役立つ洗浄シンク10の上に頭部を載せた顧客の頭髪Bを処置するために使用されることを意図したものである。このシンクは、それ自体知られているように、廃水の排出システムに接続される。システム1は、水を分注装置11に運ぶための一定の数のコネクター及びパイプ、例えば可撓性ホース12に接続された小型シャワーを含む。
本発明によれば、システム1は、タンク21に含有される、頭髪を処置するための製品、例えば、当該例では製品P1の1種又は複数の供給源を含む。
収集装置は、製品P1を、分注装置11によって分注するために、投与される様式で収集することを可能にする。製品P1は、当該例では、図1に概略的に表されているユーザーインターフェース40、並びに更に顧客データ、とりわけ、顧客及び/又は顧客の識別コードと関連付けられた処置設定データを含有する1つ又は複数のデータベースDB1と通信することを可能にするコンピューター手段が設けられた電子ユニットを含む、調整装置30の制御下で投与される。
図示された例では、システム1は、分注装置11により水を所望の温度で分注するために、パイプ28内で温水を冷水と混合するための、調整装置30により制御される温度制御手段、例えばミキサー24を含む。
システム1はまた、分注装置11に送達される液体の流量に関して及び積分により、分注される液体の量に関して調整装置30に情報を与える流量計25を含んでもよい。
システム1はまた、適切な場合は、分注装置11に送達される製品及び/又は水の量及び/又は流量に関して調整装置30に情報を与える1つ又は複数の他のセンサー(図示せず)を含んでもよい。
図示された例では、製品P1は、調整装置30により制御される、例えば、蠕動型の又は電動のピストンを有する計量ポンプ26によって収集される。逆流防止バルブ27は、ポンプ26の下流に存在してもよく、これらのバルブ27は、ポンプ26の分注圧力下で開放される。
液体は、低流量で毛髪に送達され、分注装置11に与えられる圧力は、増圧器50によって増加させる。装置から流出する液体の圧力は、0.8から3L/分の間である。
分注装置11は、収束した噴流を互いに破壊させて、不快な感覚を与えることなく毛髪に対する湿潤化効果を増強するように、収束した噴流を互いに対して方向付けるノズルを含む。
システム1により使用される製品P1は、例えば、毛髪をシャンプーするとき、より一般的にはサロンにおけるシンクでの接客時間の間に使用される頭髪を処置するための製品である。
製品P1は、とりわけ、任意選択でスルフェート系の、及びとりわけカルボン酸のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、例えばベタイン界面活性剤、並びに/又は非イオン性界面活性剤から選択される1種又は複数の界面活性剤を含む。製品P1はまた、追加の化合物、例えば増粘剤、脂肪物質、例えば油及び/又はワックス、並びに水を含んでもよい。
製品P1は、好ましくは、システム1に容易に接続される容器に含有される。例えば、システム1は、空の容器の容易な交換を可能にするクイックコネクターを含む。
製品P1は、容器のより良好な保存のために、前記容器が空気を取り込むことなく空になることを可能にするように、空になるにつれて変形する可撓性パウチに含有されてもよい。
対応する容器中の処置製品の初期量は、例えば、10mlから1リットルの間である。
検討中の例では、製品P1は、処置溶液を形成するために注入装置29によって水を含有するパイプ28内に注入され、処置溶液はその後、分注装置11に運ばれる。調整装置30は、ポンプ26の操作の持続時間及び更にその流量を制御して、頭髪Bに送達される製品P1の量及び製品P1が注入される流量を制御することができる。
水中に注入される製品P1の量は、処置溶液中の界面活性剤含有量が処置溶液の総質量に対して0.35質量%から1.5質量%の間、優先的には処置溶液の総質量に対して0.6質量%から1.2質量%の間となるようなものである。好ましくは、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤から選択される。好ましくは、処置溶液は、処置溶液の総質量に対して0.25質量%~1質量%の範囲、なおもより良好には0.4%~1%の範囲、好ましくは処置溶液の総質量に対して厳密に1%未満の含有量で1種又は複数のアニオン性界面活性剤を含む。好ましくは、製品注入装置は、2.5g/分から20g/分の間のアニオン性界面活性剤をパイプ内に注入する。
システム1は、ユーザーインターフェース40によって、頭髪に送達される製品P1の量、及び更に適切な場合は、分注装置11により分注される水中のこの製品の濃度を変動させることを可能にしうる。そのため、特にすすぎ工程の間に、製品P1を水中に送達しないことが可能である。
特に、システムは、製品P1が水中に注入される開位置及び製品P1を水中に注入することができない閉位置にすることができるバルブ31を含んでもよい。バルブ31は、とりわけ、毛髪をすすぐ工程の間に閉位置に移動する。
一変形例として、複数の製品を複数の容器に含有させることが可能である。製品は、その組成又はその1種若しくは複数の化合物の濃度の点で異なりうる。調整装置30は、水中で運ばれる製品のそれぞれの量を制御することを可能にする。
別の実施変形例では、システム1は、製品を希釈することによりその濃度を変更するように、製品を水と予備混合し、その後、この混合の結果物が特定のチューブによって分注装置11に運ばれるように配置される。これにより、製品を過度に多量の水で希釈することを回避することが可能になり、且つ/又は例として油系製品の場合に、製品の水での希釈を改善する。
更なる変形例として、システム1は、複数の製品を互いに所定の比で予備混合して、処置溶液を生成するために水中に注入される混合物を生成するように配置される。
システム1は、シャンプー洗浄を実施する人に対し、ユーザーインターフェース40によって、頭髪に既に分注された製品の量及び/又は対応する容器中に残存する製品の量を示すように配置されてもよい。
システム1はまた、分注されずに残存する及び/又は処置の間に分注される製品の量を、好ましくはリアルタイムに示すように配置されてもよい。
システムは、分注される水の量、及び/又は水流量、及び更に適切な場合は、その温度を示すように配置されてもよい。
これらの情報項目はすべて、例えば、ユーザーインターフェース40の画面41に表示される。
ユーザーインターフェース40は、種々の方式で実施することができる。好ましくは、ユーザーインターフェース40は、シャンプー洗浄を実施する人が処置パラメーターを変更すること、とりわけ頭髪に送達される水中の製品の量及び/又は含有量を選択することを可能にするように、シンク10の近くにある。調整は、例えば、量又は濃度の選択パラメーターを増加又は減少させるためのキー42によってなされる。
適切な場合は、ユーザーインターフェース40はまた、水の温度を設定するためのボタンを有し、ミキサー24は、例えば、電動である。一変形例として、システム1は、公称温度に適合するように、温度プローブ並びに温水及び冷水の流量を調整するためのソレノイドバルブを含む。
ユーザーインターフェース40はまた、画面41に表示されるメニューにおけるアクション及び/又はパラメーターを選択するための1つ又は複数のボタン44を含んでもよい。変形例では、画面41は、タッチ画面である。
ユーザーインターフェース40は、音声認識を更に含み、且つ/又は調整装置30と通信するタブレット若しくはスマートフォン型の端末により構成されてもよい。
ユーザーインターフェース40は、例えば、サロンのコンピューター、タブレット又は携帯電話から遠隔で送信された情報を受信することができる。
一変形例では、ユーザーインターフェース40の少なくとも一部は、分注装置11上に存在する。
好ましくは、ユーザーインターフェース40は、水はねから保護され、濡れた指で調整をすること及び/又は情報を入力することを可能にする。
ユーザーインターフェース40は、記載された例では、シャンプー洗浄を実施する人が実施された処置に関する1つ又は複数の情報項目を入力することを可能にするように構成される。例えば、シャンプー洗浄を実施する人は、製品の使用に関係する異なるパラメーターを所定の値の尺度で評定することができる;例えば、ユーザーインターフェース40は、シャンプー洗浄を実施する人が起泡の速度、泡のボリューム、すすぎの速度、もつれほぐしの容易さ及び/又はクレンジング効率に関する情報を入力することを可能にするように構成される。この情報は、例えば、スコア、例えば、数字若しくは文字、又は例えば顔文字型の記号である。
ユーザーインターフェース40は、ユーザーが、とりわけデータベースDB1から、事前に記録され、事前に特徴付けられた配合物を選択することを可能にするように構成されてもよい。この場合、システム1は、選択された配合物に対応する調整を実施する。
調整装置30は、マイクロプロセッサーを含有する又はマイクロコントローラー及び電力インターフェースを含有することにより、選択された処置構成に対応する用量を生成するように、ソレノイドバルブ及び/又はポンプ及び/又は他のモーターを制御することを可能にする回路を含んでもよい。
調整装置30は、例えば、アナログ及びデジタルインターフェースによって、例えば、温度、圧力及び/又は流量の種々のセンサーからの信号並びに更に適切な場合は、頭髪を処置するために使用される製品を含有する容器の充填レベルに関する情報を与える信号を受信することができる。
調整装置30のアセンブリは、洗浄シンク10の近くに、例えば、水はねに対する封止がされたケーシング内にあってもよい;一変形例として、調整装置30は、シンク10の近くの少なくとも1つの電子回路及び離れたところにあり、シンク10の近くに存在する電子回路と有線又は無線接続によって通信する少なくとも1つの電子回路を含む。
システム1は、頭髪をクレンジングする前の頭髪の少なくとも1つの特徴を測定するための1つ又は複数のセンサー、例えば、毛髪に通す櫛であって、マイクロフォン又は毛髪の状態を感知することができる他の任意のセンサーを設けることにより、毛髪を処置する前の毛髪の状態を表す信号を伝達することを可能にするものを含んでもよい。この場合、調整装置30は、この目的の参照データの支援を受けて、なされた評価に応じて設定を推奨するように配置されてもよい。センサーは更に、システム1によって頭髪を処置した結果を評価するために使用されてもよい。
一変形例では、システム1は、ユーザーインターフェース40の画面41に、シャンプー洗浄を実施する人が記入する質問票を表示し、この質問票の結果に応じて、設定又は前記設定の変更の提案をするように配置される。
好ましくは、ユーザーインターフェース40及び/又は調整装置30は、シャンプー洗浄を実施する人に、過去の処置設定、観察された結果及び更に実施される処置のための推奨設定を想起させるように、毛髪を処置しようとする顧客に関するデータをデータベースDB1からダウンロードすることができる。
システム1は、好ましくは、少なくとも1つの設定をメモリに保存するための手段を含む。
設定は、シャンプー洗浄を実施する人の要求により、例えば、ユーザーインターフェース40上のこの目的のボタンを押すことにより、メモリに保存することができる。一変形例として、設定は、処置結果が入力されるとすぐに、自動的にメモリに保存される。設定は、調整装置30に挿入された取り外し可能なメモリ媒体上で、及び/又はシステム1が通信している遠隔データベース、とりわけデータベースDB1において、メモリに保存することができる。
システム1は、シンク10の出口を、とりわけ処置又はすすぎの要望に応じて開放又は閉鎖するために、例えば、ソレノイドバルブ55に作用することにより制御するように構成されてもよい。例えば、分注装置11が製品を分注するときは、製品が水と同様に既知の量であり、ユーザーが分注される水及び製品の量で毛髪を処置することを可能にするように、出口は閉鎖される;毛髪が処置されたら、出口は開放されて、例えば、すすぎに進む。
方法
短縮された時間で毛髪の効率的な洗浄を得ると同時に、低い水消費量を有するための毛髪処置方法の例をこれから説明する。
最初に、工程100において、シャンプー洗浄を実施する人は、システム1のユーザーインターフェース40によって製品の量及び/又は製品の濃度及び/又は液体の流量を調整し、また、複数の製品の場合は、使用を希望する製品の選択及び/又はそのそれぞれの濃度を示すことができる。
調整情報は、評価質問票及び/又は毛髪を処置しようとする顧客の頭髪に対して行われた測定に従って、上述のように入力することができる。
設定を選択する工程は、自動とし、且つ毛髪を処置しようとする顧客に固有のデータであって、そのデータは、例えば、この顧客により提供されたUSBスティック等のメモリ媒体上にあるものをダウンロードすることにより生じることも更に可能である。データは更に、その携帯電話に記録されたファイル中に存在するか又は美容サロンの内部データベース若しくはその外部、とりわけデータベースDB1からダウンロードされてもよい。
顧客が受けた以前の処置に関するデータをダウンロードすることにより、シャンプー洗浄を実施する人又はシステム1が、以前の処置の間に観察された処置結果が完全には満足できるものでないときに設定案を提案することが可能になりうる。
他方で、例えば、使用される製品、頭髪に送達される量及び更に適切な場合は、異なる製品の使用の時間順序に関して、正しい設定が以前の処置から見出されている場合、システム1は、シャンプー洗浄を実施する人に対し、シャンプー洗浄を実施する人がシステムによりなされた提案を確認するだけでよいように、システム1が使用を提案する設定パラメーターが以前の処置の間に満足できると考えられたものであることを単に知らせることができる。正しい設定及び/又は正しい処置順序を見出すために、ユーザーは、上記の既存の試験プログラムによって、システム1の助けにより連続的試験を実施していてもよい。
濃度及び/又は量は、種々の方式で調整することができ、例えば、シャンプー洗浄を実施する人は、製品の所望の強度レベルを単に示すことができる。
例えば、シャンプー洗浄を実施する人は、ユーザーインターフェース40により、複数の程度、例えば「より低濃度」、「通常濃度」、「より高濃度」の中から選択することができ、システム1は、対応する用量を生成する。
流出する液体の流量は、0.5から5L/分の間、なおもより良好には0.8から3L/分の間である。
選択された製品の量は、処置溶液中の界面活性剤含有量が処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲、優先的には処置溶液の総質量に対して0.6質量%~1.2質量%の範囲となるようなものである。
好ましくは、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤から選択される。好ましくは、処置溶液は、処置溶液の総質量に対して0.25%~1%の範囲、なおもより良好には処置溶液の総質量に対して0.4質量%~1質量%の範囲、好ましくは処置溶液の総質量に対して厳密に1質量%未満の含有量で1種又は複数のアニオン性界面活性剤を含む。好ましくは、製品注入装置は、2.5g/分から20g/分の間のアニオン性界面活性剤をパイプ内に注入する。
次に、工程101において、システム1は、選択された製品を含有する処置溶液を選択された濃度及び/若しくは量で並びに/又は選択された流量で頭髪に送達する。
工程101の所要時間は、1から20秒の間であってもよい。
工程102において、界面活性剤を含有する製品の水中への注入をオフに切り替えることにより、毛髪に塗布された液体をすすぎ落とす。液体の流量は、変化しないままであってよく、又は前回の塗布に対して変化してもよい。
工程102の所要時間は、1分未満、なおもより良好には40秒未満である。
システム1は、当該例では、工程103において、顧客が処置されるときに生成される一定の数のデータ項目を記録する又はメモリへの保存を提案するように構成される。
これらのデータは、後に、例えば、顧客の頭髪を再度処置するときに回復することが可能であるように、顧客IDと組み合わせることができる。
(実施例A)
本実施例では、システム1のタンクの1つに以下の製品P1を充填する:
- 製品P1:下記の表に示す成分を含む組成を有するシャンプー。量は、組成物の総質量に対する未改変形態の出発材料の質量百分率として示す:
Figure 0007032455000002
毛髪の洗浄時に、毛髪を洗浄する人は、以下のものを送達するように本発明によるシステムを設定する:
・試験例1:1L/分の流量で水中4%の製品P1。そのため、水中の界面活性剤の質量割合は0.6%であり、アニオン性界面活性剤の質量割合は0.4%である。パイプ内の界面活性剤の流量は6g/分であり、アニオン性界面活性剤の流量は4g/分である。
・試験例2:1L/分の流量で水中2.5%の製品P1。そのため、水中の界面活性剤の質量割合は0.375%であり、アニオン性界面活性剤の質量割合は0.25%である。パイプ内の界面活性剤の流量は3.75g/分であり、アニオン性界面活性剤の流量は2.5g/分である。
・試験例3:1L/分の流量で水中1%の製品P1。そのため、水中の界面活性剤の質量割合は0.15%であり、アニオン性界面活性剤の質量割合は0.1%である。パイプ内の界面活性剤の流量は1.5g/分であり、アニオン性界面活性剤の流量は1g/分である。
・試験例4:1L/分の流量で水中8%の製品P1。そのため、水中の界面活性剤の質量割合は1.2%であり、アニオン性界面活性剤の質量割合は0.8%である。パイプ内の界面活性剤の流量は12g/分であり、アニオン性界面活性剤の流量は8g/分である。
試験例1及び2は本発明によるものであり、試験例3及び4は本発明の範囲外である。
これらの試験例を、長さ約30cmの天然の乾燥した毛髪に12秒間送達する。
試験例1、2及び4では、豊富な泡が得られる。試験例3では、豊富な泡が得られるが、頭皮をマッサージすると再吸収される。
その後、毛髪を1L/分の水流量の清水ですすぐ。シャンプー洗浄を実施する人は、頭髪が完全にすすがれたらすすぎを停止する。
試験例1及び2では、すすぎの所要時間は、それぞれ35及び25秒である。試験例3では、すすぎの所要時間は、1分である。試験例4では、すすぎの所要時間は、1分30秒である。
そのため、低流量の液体で、本発明による試験例1及び2は、製品の良好な塗布及び迅速なすすぎを可能にすると結論付けられる。本発明を下回る界面活性剤割合を有する試験例3は、マッサージ時の泡の消失により、製品が塗布された場所の特定が妨げられ、それにより、製品を頭髪に均一に塗布することが困難になることから、製品の良好な塗布を可能にせず、且つ頭髪の迅速なすすぎを可能にしない。本発明を上回る界面活性剤の質量割合を有する試験例4は、頭髪の迅速なすすぎを可能にしない。
(実施例B)
試験例5及び6を、それぞれ試験例1及び2と同じ量の製品P1を手で塗布することにより実施する。その後、毛髪をこする。
その後、毛髪を1L/分の水流量の清水ですすぐ。シャンプー洗浄を実施する人は、頭髪が完全にすすがれたらすすぎを停止する。
試験例5では、すすぎの所要時間は、3分5秒である。試験例6では、すすぎの所要時間は、2分45秒である。
試験例5及び6のすすぎ操作の所要時間は、試験例1及び2のすすぎ操作の所要時間よりもはるかに長い。
(実施例C)
試験例7を、試験例2と同じ量の製品P1を手で塗布し、続いて、12L/分の清水の流量ですすぐことにより実施する。シャンプー洗浄を実施する人は、頭髪が完全にすすがれたらすすぎを停止する。
試験例7では、すすぎの所要時間は、21秒である。
そのため、試験例2は、試験例7に従って標準的な塗布を実施したときとほぼ同程度に迅速に実施されるが、水を実質的に節約し、試験例2はすすぎに0.4Lの水を必要とする一方で、試験例7はすすぎに4Lの清水を必要とする。
(実施例D)
試験例8を、試験例2による製品を塗布することにより、ただし、12L/分の水流量の清水ですすぐことにより実施する。
試験例8では、すすぎの所要時間は、14秒である。
そのため、試験例8は、試験例7に対して水の相当な節約を可能にし、試験例8はすすぎに2.8Lの水を必要とする一方で、試験例7はすすぎに4Lの清水を必要とする。
(清浄な毛髪に対して実施された実施例A、B、C及びD)
Figure 0007032455000003
(実施例E)
試験例2を、0.8gのオレイン酸を頭髪に塗布することにより予め汚された毛髪に対して再度実施する。試験例9及び10もまた、同じく0.8gのオレイン酸を頭髪に塗布することにより予め汚された毛髪に対して、試験例2と同じ量の製品を12L/分の流量で塗布することにより実施する。試験例9では、すすぎを1L/分の流量で実施し、試験例10では、すすぎを12L/分の流量で実施する。シャンプー洗浄を実施する人は、頭髪が完全にすすがれたらすすぎを停止する。
試験例9では、すすぎの所要時間は、18秒であり、試験例10では、すすぎの所要時間は、12秒である。しかしながら、毛髪は脂っぽい外観であり、これは不十分なすすぎを示す。これは試験例2には当てはまらない。
Figure 0007032455000004
(実施例F)
試験例1及び2を、使用される配合物を変更して実施する。以下の配合物を使用する:
- 製品P2:水中に約15%の質量割合の両性界面活性剤を含有する配合物、製品P2は、以下のものの混合物である:
・水溶液中38質量%のココイルアミドプロピルベタインから構成されるコカミドプロピルベタイン(BASF社):39.5質量%、すなわち約15質量%の活性材料、及び
・水:100%までの適量
- 製品P3:水中に約15%の非イオン性界面活性剤を含有する配合物、製品P3は、以下のものの混合物である:
・水溶液中53質量%の(C8/C16)アルキルポリグルコシド(1.4)から構成されるPlantacare 118 UP(BASF社):29質量%、すなわち約15質量%の活性材料、及び
・水:100%までの適量
- 製品P4:非スルフェートの硫黄系界面活性剤を含有する配合物、製品P4は、以下のものから構成される混合物である:
・水中25質量%のラウリルスルホ酢酸ナトリウム及びラウリルエーテルスルホコハク酸二ナトリウムの50/50の質量比の混合物から構成されるStepan Mild LSB:40.5質量%
・ココイルイセチオン酸ナトリウム:9質量%
・水:100%までの適量
結果を、下記の表に示す。
Figure 0007032455000005
使用される配合物によって、得られる泡の豊富さは変動するが、すすぎ操作はすべて、水に関する節約及びとりわけ1分未満の、短縮された時間をもたらす。
1 システム、洗浄システム
11 分注装置
21 タンク、供給源
24 ミキサー、装置
28 パイプ
29 注入装置、装置、製品注入装置
30 調整装置、部材
40 ユーザーインターフェース
50 増圧器
B 毛髪
DB1 データベース、手段
P1 製品

Claims (16)

  1. 頭髪を処置するためのシステム(1)であって、
    - 液体を循環させるためのパイプ(28)、
    - 前記パイプ(28)に水を供給するための装置(24)、
    - 製品の少なくとも1種の供給源(21)であって、前記製品(P1)が1種又は複数の界面活性剤を含む、供給源(21)、
    - 処置溶液であって、前記処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲の界面活性剤の含有量で1種又は複数の界面活性剤を含む、処置溶液を形成する、製品を前記パイプ(28)内に注入するための装置(29)、
    - 前記処置溶液を0.5から5L/分の間の流量で前記頭髪(B)に送達するための分注装置(11)
    を含み、
    前記分注装置が、可撓性ホースに接続されたシャワーヘッドであり、
    前記分注装置(11)が、前記分注装置から出る2つの噴流を衝突させるように配置されたノズルを含む、システム(1)。
  2. 前記界面活性剤が、前記処置溶液の総質量に対して0.6質量%~1.2質量%の範囲の量で前記処置溶液中に存在する、請求項1に記載の毛髪処置システム。
  3. 前記水の硬度が、45°f以下である、請求項1又は2に記載の毛髪処置システム。
  4. 前記界面活性剤が、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物から、好ましくはアニオン性界面活性剤から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記処置溶液が、前記処置溶液の総質量に対して0.25質量%~1質量%の範囲の含有量で1種又は複数のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記製品注入装置(29)が、2.5g/分から20g/分の間でアニオン性界面活性剤を前記パイプ内に注入する、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記分注装置(11)に入る前記水の圧力を前記システムに入る前記水の圧力を超えて増加させるための増圧器(50)を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 分注される水の量、及び/又は前記水中に注入される製品の量、及び/又は前記分注装置により送達される液体の流量を制御するための部材(30)を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記システムが、選択された設定に応じて製品の含有量を変動させるための調整装置(30)に作用するように、及び/又は選択された設定で得られた処置結果に関する少なくとも1つの情報項目を入力するように構成される、設定を選択するためのユーザーインターフェース(40)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 少なくとも1つの設定を、人及び/又は人の識別コードとそれを関連付けることにより記憶するための手段(DB1)を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. - 液体を循環させるためのパイプ(28)、
    - 前記パイプ(28)に水を供給するための装置(24)、
    - 製品の少なくとも1種の供給源(21)であって、前記製品(P1)が1種又は複数の界面活性剤を含む、供給源(21)、
    - 処置溶液であって、前記処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲の含有量で1種又は複数の界面活性剤を含む、処置溶液を形成する、製品を前記パイプ(28)内に注入するための装置(29)、
    - 前記処置溶液を0.5から5L/分の間の流量で送達するための分注装置(11)
    を含む、洗浄システム(1)であって、
    前記分注装置が、可撓性ホースに接続されたシャワーヘッドであり、
    前記分注装置(11)が、前記分注装置から出る2つの噴流を衝突させるように配置されたノズルを含む、システム(1)。
  12. 水及び1種又は複数の界面活性剤を含む処置溶液を0.5から5L/分の間の流量で頭髪(B)にスプレーすることからなる処置工程を含み、前記処置溶液が、前記処置溶液の総質量に対して0.35質量%~1.5質量%の範囲の界面活性剤の含有量で1種又は複数の界面活性剤を含む、洗浄方法であって、
    前記方法が、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム(1)を使用して実施される、方法。
  13. 前記処置工程が、1から30秒の間行われる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記処置工程の後に、前記頭髪をすすぎ溶液ですすぐ工程を含む、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記すすぎ溶液が、水であり、界面活性剤以外の他の化合物を任意選択で含有する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記すすぎ工程が、1分未満で行われる、請求項14又は15に記載の方法。
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