JP3100495B2 - 自動洗髪機 - Google Patents

自動洗髪機

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JP3100495B2
JP3100495B2 JP05185225A JP18522593A JP3100495B2 JP 3100495 B2 JP3100495 B2 JP 3100495B2 JP 05185225 A JP05185225 A JP 05185225A JP 18522593 A JP18522593 A JP 18522593A JP 3100495 B2 JP3100495 B2 JP 3100495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として美容院、理髪
店等で使用される業務用の自動洗髪機に関する。より詳
しくは、ポンプにより温水を汲み出す際に洗浄液を温水
に混入させ、温水と洗浄液とを混合した洗浄水をノズル
から噴射して洗髪を行う自動洗髪機に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、人手を介さずに、頭部や髪に
洗浄水を噴射して洗髪を行う自動洗髪機が知られている
が、本出願人は、特願平4−41550号等で、この種
の自動洗髪機に係る先行技術を提案している。上記先行
技術に係る自動洗髪機では、貯湯バルブを開いて貯湯タ
ンク内に温水が貯められる。この貯湯タンク内の温水
は、ポンプにより汲み出される。ポンプの動作中に、シ
ャンプーバルブ又はトリートメントバルブが開かれる
と、シャンプーボトル内のシャンプー液又はトリートメ
ントボトル内のトリートメント液が、貯湯タンクから取
り出された温水に混入される。そして、上ノズルバル
ブ、下ノズルバルブ及び固定ノズルを開くと、シャンプ
ー液又はトリートメント液が混入された温水(以下、
「洗浄水」という。)が上ノズル、下ノズル及び固定ノ
ズルにそれぞれ供給され、各ノズルから温水が勢いよく
噴射される。
【0003】なお、以下の説明において、シャンプーボ
トル及びトリートメントボトルを総称するときは「洗浄
液ボトル」といい、シャンプー液及びトリートメント液
を総称するときは「洗浄液」という。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記自動洗髪機におい
て、洗浄液ボトルは、洗髪機本体に抜き取り可能に備え
られている。そのため、洗髪運転を重ね、洗浄液ボトル
内の洗浄液がある程度まで減ったときには、洗浄液ボト
ルを抜き取って洗浄液の残量を確認しなければなず、そ
の確認作業は煩雑なものとなっている。また、ときには
洗浄液ボトル内の洗浄液の残量の確認を忘れ、洗浄液が
無い状態で洗髪運転が続行されることがあり、被洗髪者
の髪を充分に洗浄できないこともある。そこで、洗浄液
ボトル内の洗浄液の有り無しを自動的に検知できる自動
洗髪機が望まれている。
【0005】上記に対処するため、本出願人は、洗浄液
ボトル内の洗浄液が無くなった状態でポンプを作動させ
ると、ポンプがエアーを吸い込み、ポンプの吐出圧が低
下することに着目し、このポンプの吐出圧の低下を検知
すれば、自動的に洗浄液の有り無しが分かるのではない
かと考えた。本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、洗浄液ボトル内の洗浄液の有り無しを自動的に
検知できる自動洗髪機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、温水を汲み出すポンプ、上記ポンプにより汲み出
された温水を噴射して髪の洗浄を行うノズル、温水の汲
み出し経路に関連して設けられ、上記ポンプにより温水
が汲み出されるときに、ポンプの吸引力により洗浄液を
温水内に流出させる洗浄液貯留部、上記ポンプの吐出側
に設けられ、ポンプの吐出圧の変化を検知する圧力セン
サ、及び上記圧力センサによりポンプの吐出圧の低下が
検知されたときに、洗浄液貯留部内の洗浄液が無くなっ
たことを表示する表示手段を含むものである。
【0007】
【作用】上記課題解決手段において、洗髪運転時にポン
プにより温水が汲み出される際、洗浄液貯留部内の洗浄
液が温水に混入され、温水と洗浄液とを混合した洗浄水
がノズルから噴射される。洗髪運転中には、圧力センサ
により、ポンプの吐出圧の変化が検知される。
【0008】このとき、洗浄液貯留部が空状態である
と、ポンプがエアーを吸い込み、ポンプの吐出圧が低下
する。このポンプの吐出圧の変化を圧力センサが検知す
ると、表示手段により、洗浄液貯留部内の洗浄液が無く
なったことが表示される。したがって、従来の自動洗髪
機で必要であった洗浄液ボトルを抜き取って洗浄液の残
量を確認するといった確認作業が不要となり、また洗浄
液ボトルが空の状態での洗髪運転が続行されるのを防止
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る自動
洗髪機の外観構成を示す斜視図である。同図を参照し
て、本実施例の自動洗髪機は、キャビネット1によって
その外観形状が形成されている。このキャビネット1
は、上面が開放された箱形に形成されており、開放部に
は、水槽2が嵌め込まれている。
【0010】水槽2には、被洗髪者の頭部及び髪が収納
される。水槽2の上部には、開口21が形成されてお
り、又底部には排水口22が形成されている。開口21
の前側には、洗髪時に被洗髪者の頭部を背面状態で挿入
できるように、着首部23が凹設されている。また、開
口21の後方には、凹みが設けられており、この凹みに
フード3が取り付けられている。
【0011】フード3は、被洗髪者の顔面部周囲を覆う
ためのものである。このフード3は、開口21を大きく
開いた図示の開成状態と、開口21を小さくすぼめた閉
成状態とに開閉可能とされており、使用時に顔面を露出
させるための切除部31が形成されている。切除部31
の周縁には、フェイスシール4が装着されている。フェ
イスシール4は、顔面に弾力的に接触し、水槽2から飛
沫する水滴が被洗髪者の顔面にかかるのを防止するため
のものである。このフェイスシール4が切除部31の周
縁から突出する量は、フード3に設けられた3つの調整
ノブ41,42,43によって調整可能とされている。
【0012】また、開口21の左側縁には、切欠が設け
られており、この切欠にハンドシャワー5が抜き出し可
能に備えられている。このハンドシャワー5は、例えば
洗髪の仕上げ等に用いられる。ハンドシャワー5の奥側
には、シャンプーボトル61及びトリートメントボトル
62が抜き取り可能に備えられている。これらボトル6
1,62内に充填されたシャンプー液及び/又はトリー
トメント液は、後述するように、自動的に温水に混入さ
れる。
【0013】一方、開口21の右側には、操作パネル7
が配置されている。この操作パネル7には、種々の操作
キーや表示器が配列されている。操作パネル7の奥側に
は、2つの給水コック81,82が備えられている。こ
れらの給水コック81,82は、ハンドシャワー5を使
用する際に、冷水及び温水の流出/停止、並びに冷水及
び温水の流量を調整するためのものである。
【0014】図2は、自動洗髪機の内部構成を示す正面
図である。同図を参照して、キャビネット1には、上述
の水槽2の他、温水を貯める貯湯タンク9、及び貯湯タ
ンク9内の温水を汲み出すポンプ10が内装されてい
る。水槽2は、縦方向に比較的長い形状をしている。具
体的には、水槽2は、頭部が背面状態で挿入されたとき
に、頭部から垂れ下がる長い髪、いわゆるロングヘアー
であっても、ロングヘアーの先端が水槽2の底に溜まら
ず、自然に垂れ下がることができる程度の深さを有して
いる。例えば、水槽2の深さは、約50cm程度とされ
ている。
【0015】水槽2の上方位置には、上ノズルリンク2
0が設けられている。この上ノズルリンク20は、支持
部材30を介して所定の角度範囲内で揺動自在に水槽2
の側壁に支持されている。上ノズルリンク20は、頭部
に沿うように略半円弧状に形成されており(図1参
照)、複数のノズル21が頭部方向へ向けて配列されて
いる。支持部材30の根元部は、水槽2の側壁を貫通し
て突出しており、支持部材30の根元部先端には、ロー
タリジョイント301が連結されている。このロータリ
ジョイント301には、供給チューブ41が接続されて
おり、上ノズルバルブV2を開くと上ノズルリンク20
へポンプ10により汲み出された洗浄水が供給される。
つまり、上ノズルリンク20は、ノズル21から噴射さ
れる洗浄水により頭部及び髪の根元部を洗うことができ
ると共に、ノズル21からの洗浄水の噴射力により頭皮
をマッサージできるようになっている。
【0016】また、水槽2における上ノズルリンク20
よりも下方位置には、下ノズルリンク50が設けられて
いる。この下ノズルリンク50は、支持部材60を介し
て所定の角度範囲内で回動自在に水槽2の側壁に支持さ
れている。下ノズルリンク50は、略直線状に延びる棒
状に形成されており、複数のノズル51が配列されてい
る。支持部材60の根元部は、水槽2の側壁を貫通して
突出しており、支持部材60の根元部先端には、ロータ
リジョイント601が連結されている。このロータリジ
ョイント601には、供給チューブ42が接続されてお
り、下ノズルバルブV3を開くと下ノズルリンク50へ
ポンプ10により汲み出された洗浄水が供給される。つ
まり、下ノズルリンク50は、ノズル51から噴射され
る洗浄水により髪の根元部及び襟足部を洗うことができ
ると共に、ノズル51からの洗浄水の噴射力により襟足
部分をマッサージできるようになっている。
【0017】さらに、水槽2の相対的に下方位置には、
3つの固定ノズル71,72,73が設けられている。
これらの固定ノズル71〜73は、主として髪が長い時
にその先方部(以下、「ロング毛髪部」という。)を洗
浄するためのもである。各固定ノズル71〜73は、水
槽2の前後の内壁に対向して配置されており、特殊継手
80を介して水槽2に固定されている。この特殊継手8
0には、水槽2の前側から後側にかけて引き回された供
給チューブ43が接続されており、固定ノズルバルブV
4を開くと各固定ノズル71〜73へポンプ10により
汲み出された洗浄水が供給される。つまり、固定ノズル
71〜73を水槽2の前後の内壁に対向して設けること
により、あたかもロング毛髪部を櫛でときながら洗髪で
きるようになっている。
【0018】水槽2の排水口22には、排水トラップ9
0が配置されており、この排水トラップ90に排水ホー
ス100が接続されている。この排水トラップ90は、
水槽2内での悪臭の発生を防止すると共に、水槽2内に
落下した髪が排水ホース100へ流れ出るのを防止す
る。貯湯タンク9は、水槽2の後側に配置されており、
貯湯タンク9には、例えば容量40リットルのタンクが
使用されている。この貯湯タンク9の前面の下方位置に
は、温水を流出させる流出口91(図3参照)が開けら
れており、流出口91は、流出管110を介してポンプ
10の吸込側に接続されている。この流出管110の途
中部には、シャンプーボトル61及びトリートメントボ
トル62からそれぞれシャンプー液及びトリートメント
液を供給する洗浄液供給ホース121,122が接続さ
れている。洗浄液供給ホース121,122には、シャ
ンプーバルブV6及びトリートメントバルブV7がそれ
ぞれ備えられている。一方、貯湯タンク9の前面の上方
位置には、過剰に貯められた温水を溢水させる溢水口9
2が開けられており、この溢水口92より下方に、ドレ
ンパン130を臨ませてある。ドレンパン130は、溢
水ホース140を介して排水ホース100の途中部に接
続されている。
【0019】ポンプ10は、貯湯タンク9の前側で、か
つその流出口より下方に配置されており、キャビネット
1の底面に固定されている。ポンプ10の吐出側は、ク
ロス150を中心に3方向に延ばされた供給管161,
162,163に接続されている。図において、左側に
延びる供給管161は、特殊継手171を介して上ノズ
ルリンク用の供給チューブ41に接続されている。この
供給管161には、上ノズルバルブV2が備えられてい
る。上方に延びる供給管162は、特殊継手172を介
して下ノズルリンク用の供給チューブ42に接続されて
いる。この供給管162には、下ノズルバルブV3が備
えられている。右側に延びる供給管163は、特殊継手
173を介して固定ノズル用の供給チューブ43に接続
されている。この供給管163には、固定ノズルバルブ
V4が備えられている。また、上ノズルリンク用の供給
管161において、上ノズルバルブV2より下流側から
は、排水トラップ90に接続する排水管180が分岐し
ている。この排水管180に排水バルブV5が備えられ
ている。
【0020】なお、図中LMは上ノズルリンク20及び
下ノズルリンク50の駆動源であるリンクモータであ
る。上記構成において、上ノズルリンク20は頭部に沿
って揺動し、上ノズルリンク20に配列された複数のノ
ズル21から噴射される洗浄水は、頭部付近の髪を洗浄
すると共に、頭皮にマッサージ効果を加える。また、下
ノズルリンク50が回動すると、下ノズルリンク50に
配列された複数のノズル51から噴射された洗浄水は、
上ノズルリンク20では届かない襟足部分を洗浄すると
共に、頭皮にマッサージ効果を加える。さらに、固定ノ
ズル71〜73から噴射された洗浄水は、マッサージ効
果の必要ないロング毛髪部を集中的に洗浄する。
【0021】このように、洗浄時に必要な箇所を複数の
ブロックに区分けし、各ブロック毎に専用のノズル2
1,51又は71〜73を設け、各ノズル21,51又
は71〜73から洗浄水を噴射して洗浄するように構成
されているので、洗浄むらのない良好な洗髪が行える。
さらに、流出管110で貯湯タンク9内の温水をポンプ
10に供する流出路R2を構成している。また、上ノズ
ルリンク用の、供給管161及び供給チューブ41でポ
ンプ10から汲み出された洗浄水を上ノズルリンク20
のノズル21に供給する第1の洗浄水供給路R31を、
下ノズルリンク用の、供給管162及び供給チューブ4
2でポンプ10から汲み出された洗浄水を下ノズルリン
ク50のノズル51に供給する第2の洗浄水供給路R3
2を、固定ノズル用の、供給管163及び供給チューブ
43でポンプ10から汲み出された洗浄水を固定ノズル
71〜73に供給する第3の洗浄水供給路R33をそれ
ぞれ構成している。さらに、排水ホース100及び排水
管180で排水路R4を、溢水ホース140で溢水路R
5をそれぞれ構成している。さらにまた、洗浄液供給ホ
ース121でシャンプーボトル61内のシャンプー液を
流出路R2に導くシャンプー液供給路R61を、洗浄液
供給ホース122でトリートメントボトル62内のトリ
ートメント液を流出路R2に導くトリートメント液供給
路R62をそれぞれ構成している。
【0022】図3は、自動洗髪機の水路図である。同図
を参照して、外部の給水管から供給される水は、ストッ
プバルブSV1、ストレーナS1及び逆止弁BV1を経
てミキシングバルブMVに与えられる。また、外部の給
湯管から供給される湯は、ストップバルブSV2、スト
レーナS2及び逆止弁BV2を経てミキシングバルブM
Vに与えられる。そして、ミキシングバルブMVにおい
て、水と湯とが混合され適当な温度の温水にされる。こ
の温水は、貯湯バルブV1が開かれると、ミキシングバ
ルブMVに接続された給湯路R1を介して貯湯タンク9
へ供給される。また、ミキシングバルブMVの温水は、
シャワーバルブV8が開かれると、ハンドシャワー5か
ら噴射される。
【0023】貯湯タンク9内には、下限水位センサLS
及び上限水位センサHSが備えられている。この2つの
水位センサLS,HSの出力信号に基づいて、タンク9
内の水量がほとんどなくなったか、又は一杯になったか
の検出が可能とされている。また、貯湯タンク9の下方
位置には、タンク9内の水温を検知する水温検知サーミ
スタThが備えられている。この水温検知サーミスタT
hにより、タンク9内に貯められた温水の温度が検知可
能とされている。
【0024】貯湯タンク9の流出口91は、流出路R2
を介してポンプ10の吸込側に接続されている。このポ
ンプ10は、インバータ101によりその仕事量が可変
される。ポンプ10が駆動されると、貯湯タンク9に貯
められた温水は流出路R2を通ってポンプ10に吸い込
まれる。ポンプ10の吐出側には、上ノズルリンク20
に洗浄水を供給する第1の供給路R31が接続されてい
る。この第1の供給路R31から分岐して、下ノズルリ
ンク50に洗浄水を供給する第2の供給路R32、及び
固定ノズル71〜73に洗浄水を供給する第3の供給路
R33が接続されている。そして、第1の供給路R31
の途中部には、上ノズルバルブV2が設けられ、第2の
供給路R32の途中部には、下ノズルバルブV3が設け
られ、第3の供給路R33の途中部には、固定ノズルバ
ルブV4が設けられている。さらに、第1の供給路R3
1において、第2の供給路R32及び第3の供給路R3
3の分岐部より下流側(ポンプ10側)には、排水路R
4が枝分かれして接続されている。この排水路R4の途
中部には、排水バルブV5が設けられている。
【0025】また、ポンプ10の吐出側で、かつ排水路
R4との分岐点より下流側には、ポンプ10の吐出圧の
変化を検知する圧力センサPSが設けられている。この
圧力センサPSには、例えば半導体圧力センサ、歪みゲ
ージ等、従来公知のものが使用されており、ポンプ10
の吐出圧が低下したときにON信号を出力するようにな
っている。
【0026】固定ノズルバルブV4及び排水バルブV5
が閉じられ、上ノズルバルブV2及び下ノズルバルブV
3が開いている場合には、ポンプ10により汲み出され
た洗浄水はノズルバルブV2,V3を介して上ノズルリ
ンク20及び下ノズルリンク50にそれぞれ与えられ、
各ノズルリンク20,50に配列された複数のノズル2
1,51から勢いよく噴射される。一方、上ノズルバル
ブV2、下ノズルバルブV3及び排水バルブV5が閉じ
られ、固定ノズルバルブV4が開いている場合には、ポ
ンプ10により汲み出された洗浄水は固定ノズル71〜
73から勢いよく噴射される。
【0027】また、上ノズルバルブV2、固定ノズルバ
ルブV4及び排水バルブV5が閉じられ、下ノズルバル
ブV3が開いている場合には、ポンプ10により汲み出
された洗浄水はノズルバルブV3を介して下ノズルリン
ク50のノズル51から噴射されるから、襟足部のみ洗
浄することができる。さらに、排水バルブV5が閉じら
れ、上ノズルバルブV2、下ノズルバルブV3及び固定
ノズルバルブV4が開いている場合には、上ノズルリン
ク20のノズル21、及び下ノズルリンク50のノズル
51、並びに固定ノズル71〜73の3種類のノズルか
ら洗浄水が噴射される。
【0028】また、貯湯タンク9内の温水を排水する場
合には、上ノズルバルブV2、下ノズルバルブV3及び
固定ノズルバルブV4を閉じ、排水バルブV5を開く
と、貯湯タンク9内の温水は排水路R4から外部に排水
される。上記3種類のノズル21,51及び71〜73
から噴射された洗浄水は、水槽2内に受け止められ、排
水口22の排水トラップ90を経て排水路R4に排水さ
れる。
【0029】流出路R2には、シャンプーボトル61か
らシャンプー液を供給するシャンプー液供給路R61、
及びトリートメントボトル62からトリートメント液を
供給するトリートメント液供給路R62が接続されてい
る。そして、シャンプー液供給路R61の途中部には、
シャンプーバルブV61及び量調整用バルブV62が備
えられている。一方、トリートメント液供給路R62の
途中部には、トリートメントバルブV71及び量調整用
バルブV72が備えられている。
【0030】ポンプ10の作動中に、シャンプーバルブ
V61が開かれると、シャンプー液供給路R61は負圧
となり、シャンプーボトル61のシャンプー液が供給路
R61から流出路R2内へ流れ込み、貯湯タンク9から
取り出された温水にシャンプー液が混入される。同様
に、ポンプ10の作動中に、トリートメントバルブV7
1が開かれると、トリートメント液供給路R61は負圧
となり、トリートメントボトル62のトリートメント液
が供給路R62から流出路R2内へ流れ込み、貯湯タン
ク9から取り出された温水にトリートメント液が混入さ
れる。
【0031】したがって、シャンプーバルブV61又は
トリートメントバルブV71を操作し、かつ量調整用バ
ルブV62又はV72を調整することにより、3種類の
ノズル21,51及び71〜73からは、シャンプー液
又はトリートメント液が混入された温水が噴射される。
貯湯タンク9の溢水口91には、ドレンパン130が臨
ませてあり、ドレンパン130は、溢水路R5を介して
排水路R4に接続されている。つまり、貯湯タンク9か
ら溢水した温水は、溢水路R5を通じて排水路R4に排
水される。
【0032】なお、上記バルブV1〜V5、及びバルブ
V61,71には、電気的に開閉可能な電磁弁が使用さ
れている。図4は、自動洗髪機の電気的構成を示すブロ
ック図である。同図を参照して、自動洗髪機には、制御
中枢としてのマイクロコンピュータ200が備えられて
いる。このマイクロコンピュータ200は、CPU、デ
ータRAM、プログラムROM及びタイマ等を含み、予
めROMに記憶されているプログラムに従って制御を行
う。
【0033】具体的には、マイクロコンピュータ200
には、操作パネル7に備えられた各種キーに対応するキ
ースイッチ71から設定値等の信号が入力される。さら
に、水温検知サーミスタThの検知温度、及び水位セン
サLS,HSの検知出力、並びに圧力センサPSの検知
出力が入力される。そして、マイクロコンピュータ20
0は、上述の各入力信号に基づいて、操作パネル7に備
えられたタンク温度表示器72及び残り時間表示器73
へセグメント信号を出力する。同時に、表示器72,7
3、並びに行程及び状態表示LED74へコントロール
信号を出力する。さらに、LED74へは、LED出力
を出力する。
【0034】また、マイクロコンピュータ200は、貯
湯バルブV1、上ノズルバルブV2、下ノズルバルブV
3、固定ノズルバルブV4、排水バルブV5、及びシャ
ンプーバルブV61、トリートメントバルブV71、並
びに上ノズルリンク20及び下ノズルリンク50を駆動
するリンクモータLMへ制御信号を出力し、これらのバ
ルブV1〜V4、及びバルブV61,V71、並びにモ
ータLMを制御する。
【0035】さらに、マイクロコンピュータ200は、
インバータ101を制御して、ポンプ10を所定の仕事
量で駆動させる。図5は、自動洗髪機の洗髪行程におけ
る動作の流れを示すフローチャートである。同図を参照
して、電源投入して自動洗髪機を起動させた後、ステッ
プS1で洗髪スタートキーがONされると、ステップS
2で洗髪行程がスタートされる。
【0036】洗髪運転が開始されると、ポンプ10が作
動し、貯湯タンク9内の温水が汲み出される。また、シ
ャンプーバルブV61又はトリートメントバルブV71
も開かれる。そうすると、シャンプーボトル61内のシ
ャンプー液又はトリートメントボトル62内のトリート
メント液が、貯湯タンク9から取り出された温水に混入
される。そして、例えばロングヘアーコースが選択され
ている場合には、上ノズルバルブV2、下ノズルバルブ
V3及び固定ノズルバルブV4が開かれ、ポンプ10に
より汲み出された洗浄水が上ノズルリンク20のノズル
21、下ノズルリンク50のノズル51及び固定ノズル
71〜73に供給される。上ノズルリンク20は、被洗
髪者の頭頂部に沿って揺動し、上ノズルリンク20のノ
ズル21から洗浄水が被洗髪者の頭部に向かって噴射さ
れる。これと並行して、下ノズルリンク50も回動し、
下ノズルリンク50のノズル51から洗浄水が被洗髪者
の襟足部分に向かって噴射される。さらに、固定ノズル
71〜73から洗浄水が被洗髪者のロング毛髪部に向か
って噴射される。
【0037】ステップS3では、所定の洗髪時間が経過
したか否か判別される。ここで、所定の洗髪時間に達す
るまでは、ステップS4において、圧力センサPSから
の検知信号に基づいてポンプ10の吐出圧に変化がある
か否か判別される。つまり、シャンプーボトル61又は
トリートメントボトル62が空状態であれば、ポンプ1
0がエアーを吸い込み、ポンプ10の吐出圧が低下す
る。ポンプ10の吐出圧が低下すると、この変化を圧力
センサPSが検知し、ON信号を出力する。圧力センサ
PSからON信号が出力されると、ステップS5では、
このON出力に基づき、シャンプーボトル61又はトリ
ートメントボトル62内にシャンプー液又はトリートメ
ント液が無いことをオペレーターに知らせるべく、警告
表示がなされる。そして、ステップS3で、所定の洗髪
時間が経過したと判別されると、洗髪運転が終了する。
【0038】つまり、上記自動洗髪機においては、洗髪
運転中にポンプ10の吐出圧の変化を圧力センサPSで
検知し、シャンプーボトル61又はトリートメントボト
ル62の空状態に起因する、ポンプ10の吐出圧の低下
をとらまえることによって、自動的にシャンプ液又はト
リートメント液が無いことを検知すると共に、これを表
示するようになっている。そのため、従来の自動洗髪機
で必要であった、シャンプーボトル61又はトリートメ
ントボトル62を抜き取ってシャンプー液又はトリート
メント液の残量を確認するといった確認作業が不要とな
り、またシャンプーボトル61又はトリートメントボト
ル62が空の状態での洗髪運転が続行されるのを防止で
きる。
【0039】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正及び変更を加
え得ることは勿論である。例えば、上記実施例において
は、本発明をロング毛髪部用の固定ノズルを備えた、深
さが深い水槽を使用した自動洗髪機に適用して例につい
て記載したが、固定ノズルのない、深さが比較的浅い水
槽を使用した自動洗髪機に適用してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、洗髪運転中に、圧力センサによって、洗浄液貯
留部の空状態に起因するポンプの吐出圧の低下をとらま
え、自動的に洗浄液が無いことを検知すると共に、これ
を表示することができる。そのため、従来の自動洗髪機
で必要であった洗浄液ボトルを抜き取って洗浄液の残量
を確認するといった確認作業が不要となり、また洗浄液
ボトルが空の状態での洗髪運転が続行されるのを防止で
きるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動洗髪機の外観構成
を示す斜視図である。
【図2】自動洗髪機の内部構成を示す正面図である。
【図3】自動洗髪機の水路図である。
【図4】自動洗髪機の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】自動洗髪機の洗髪行程における動作の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
61 シャンプーボトル 62 トリートメントボトル 9 貯湯タンク 10 ポンプ 21 上ノズル 51 下ノズル 71〜73 固定ノズル R2 流出路 R31〜R33 洗浄水供給路 R61 シャンプー液供給路 R62 トリートメント液供給路 PS 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 武成 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 19/08 A45D 19/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水を汲み出すポンプ、 上記ポンプにより汲み出された温水を噴射して髪の洗浄
    を行うノズル、 温水の汲み出し経路に関連して設けられ、上記ポンプに
    より温水が汲み出されるときに、ポンプの吸引力により
    洗浄液を温水内に流出させる洗浄液貯留部、 上記ポンプの吐出側に設けられ、ポンプの吐出圧の変化
    を検知する圧力センサ、及び上記圧力センサによりポン
    プの吐出圧の低下が検知されたときに、洗浄液貯留部内
    の洗浄液が無くなったことを表示する表示手段を含むこ
    とを特徴とする自動洗髪機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212251A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sanyo Electric Co Ltd 自動洗髪機

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