JP3101067B2 - 型枠清掃用部品 - Google Patents

型枠清掃用部品

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JP3101067B2
JP3101067B2 JP04076131A JP7613192A JP3101067B2 JP 3101067 B2 JP3101067 B2 JP 3101067B2 JP 04076131 A JP04076131 A JP 04076131A JP 7613192 A JP7613192 A JP 7613192A JP 3101067 B2 JP3101067 B2 JP 3101067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は型枠清掃用部品に関し、
特に軽量気泡コンクリート板(Autoclaved Lightweight
Concrete 以下ALC板という)の製造工程におい
て、原料スラリーを注入し、空気入りの半硬化状態のモ
ルタルブロックを得る為の成型型枠の内面に付着したモ
ルタル屑を除去する作業を行う際にマニプレーター先端
に取り付けられて使用される型枠清掃用部品に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に開示した実開昭62−1
42505号の「モルタルブロック成形用型枠の底板掃
除装置」によれば、固定フレームに装着したスクレーパ
を型枠底板の上面に圧接させた状態で、台車で型枠を走
行させて、型枠底面に付着したモルタル屑を除去するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近のALC
板の製造においては、ALC板を仕上げ工程に移動させ
る際に板端部が欠けるのを防ぐため、実開昭63−77
709号に示されるように、型枠の底板の上に敷板を敷
くようにしている。そのような場合は型枠底面を清掃す
る作業の他に型枠の底面上に設置された敷板を除去する
ことも必要になる。また、底面のみではなく、型枠の端
板の内側も清掃することが必要である。従来はかかる作
業を行うための専用の部品がなく、従って、従来の塗油
作業はほとんど人手に頼っており、そのために、多くの
労力、作業人数を必要としていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の技術的課
題を解決し、型枠の内面を清掃するための専用部品を提
供することにより、ALC板の製造工程の大幅な省力化
を実現することを目的とするものである。かかる目的達
成のため、基板に型枠の底板上に設置された敷板を吸着
するための吸着把持装置と型枠の内面に付着したモルタ
ル屑を除去するためのスクレーパを取り付けてなる型枠
清掃用部品を発明した。
【0005】
【作用】吸着把持装置により型枠の底板上から敷板を吸
着し、スクレーパで型枠の内面に付着したモルタル屑を
削り落とす。
【0006】
【実施例】ALC板の製造工程の流れの一部を図11に
示したが、ALC板を成型するための型枠1は、各箇所
に一定時間停止させながら矢印のように循環されてお
り、イの位置で型枠1の清掃が行われ、ロの位置で型枠
1の内面に離型油剤が塗油される。そして、ハの位置で
型枠1が製造する長さにあった所定の形に組み立てら
れ、二の位置で型枠1の中に補強用の鉄筋篭が所定の位
置に吊り下げられ、ホの位置で型枠1の中にALC用の
原料スラリー状のモルタルが注入される。このように型
枠1を一定時間停止させながら循環させて、モルタルを
硬化させ、所定の硬度に達した型枠1からALCブロッ
クを取り出し、ALCブロックを取り出した型枠1を前
記のイの位置に循環させて、こびりついたALCのモル
タル屑を除去している。なお、型枠1から取り出したA
LCブロックは別の工程で所定のALC板の大きさに切
り分けられ、更にオートクレーブ養生されて製品とな
る。
【0007】図12に示すように、型枠清掃装置Aと型
枠塗油装置Bが並んで設置され、これら両システムの横
に敷板清掃塗油装置Cが配設してある。型枠清掃装置A
に搬入される型枠1にはまだALCのモルタル屑がこび
りついており、また所定の位置に敷板7が設置してあ
る。また、型枠1の前後には固定端板66と移動端板6
5がある。清掃ステーションに停止した型枠1の上方に
梁2が構設してあり、この梁2に沿って型枠1の長手方
向に移動する走行部材3があり、この走行部材3の下面
にマニプレーター4と支柱5が取り付けてある。
【0008】支柱5の下端には、型枠1の上面に設置さ
れている敷板7を蓄えておくための敷板保持棚6が設け
てある。図示のように、敷板保持棚6は、支柱5の下端
に突設した複数本の爪6aからなっている。同様に、清
掃ステーションの側方に位置している敷板清掃塗油機C
の敷板受取部8の上端にも、複数本の爪9aからなる敷
板受取棚9が設けてある。これら敷板保持棚6の爪6a
と敷板受取棚9の爪9aとは(平面視で)互い違いとな
る位置関係になっており、爪6aが爪9aの間に嵌入し
ながら下降して敷板保持棚6の爪6aで保持していた敷
板7を敷板清掃塗油機Cの敷板受取棚9に受け渡す構成
になっている。
【0009】マニプレーター4は、図13に示すよう
に、多関節ロボットであり、走行部材3下面に固定され
た取付機台20は回転しない上部20aと、内蔵モータ
ーにより水平面内で回転可能な下部20bに分かれてお
り、その下部20bの下面にマニプレーター4の胴部2
1が取付けられ、その下に下腕部22がある。更に、下
腕部22には上腕基部23と上腕先部24が接続され、
上腕先部24に手首部25が接続してある。胴部21
は、走行部材3と平行な面内で回転可能であり、下腕部
22は胴部21に対してモーター26の駆動力で矢印で
示したように揺動可能であり、上腕基部23は胴部22
に対して軸27で枢着され、両者の背後に装着されたリ
ンク装置28の稼働で下腕部22の動きに伴って上腕基
部23の角度が所定の角度に調整可能になっている。ま
た上腕基部23に内蔵されたモーターによって上腕先部
24が所望の角度に回転できるようになっている。更
に、先端の手首部25も上腕先部24に内蔵されたモー
ターによって角度が変わり、且つ先端が所望の角度に回
転できるようになっている。このようにマニプレーター
4の各関節部が独立して変角や回転ができるように構成
されているので、手首部25を14図に実線29で囲ま
れた範囲内に移動操作できるように構成されている。
【0010】以上のように揺動、回転自在に構成された
マニプレーター4の先端に、本発明にかかる型枠清掃部
品30が装着してある。型枠清掃部品30は図13に示
すように、型枠1の内面に付着したモルタル屑を除去す
るためのスクレーパ31と、型枠1の底板上に設置され
ている敷板7を吸着するための吸着把持装置32を備え
ている。図1乃至図5により型枠清掃部品30を詳しく
説明すると、35はマニプレーター4の先端に取り付け
られる基板となる本体部であり、この本体部35の前面
に縦に設けられたレール36にLMガイド37を介して
上下移動自在にスクレーパケース38が取り付けてあ
り、このスクレーパケース38の下方にスクレーパ31
が取り付けてある。本体部35に垂設した左右のシリン
ダー42のピストンロッド43がスクレーパケース38
に延設したブラケット44にそれぞれ接続してあり、こ
れらシリンダー42を短縮稼働させてスクレーパ31を
上昇することができるが、常時は左右のシリンダー42
の伸張力によってスクレーパ31を常に下方に押し付る
ように付勢している。以上の機構において、本体部35
に対して多少のガタを吸収できるようにスクレーパ31
を接続し、型枠1の内面に対してスクレーパ31が多少
の角度を以て押し付けられたような場合でも、左右のシ
リンダー42の伸張力とガタで角度のずれを吸収してス
クレーパ31全体が型枠1や固定端板66及び移動端板
65の内面に密着するように構成することが更に好まし
い。例えば、図6に示すように型枠1に移動端板65を
取り付ける場合、型枠1の長辺方向に対して移動端板6
5が常に直角に設置されるとは限らず、4〜5゜のずれ
が生ずることがある。そのような場合にはガタによりず
れを吸収してスクレーパ31全体が移動端板65の内面
に密着するように構成すると都合がよい。ここで、以上
のようなずれを吸収できる機構の一例を説明すると、図
2及び図4に示すように左右のLMガイド36にU字型
の部材10をそれぞれ固定し、このU字型部材10とス
クレーパケース38をピン11で枢着して、スクレーパ
ケース38を揺動可能に支持した構成とする。また、図
4に示すように、ピストンロッド43の下端にフローテ
ィングジョイント12を介在せしめてブラケット44を
接続する。そして、シリンダー42への圧縮空気の供給
は図7に示すような圧縮空気供給回路によって行う。即
ち、圧縮空気が供給されるラインLを一次減圧弁A0を
介してラインL1〜L4に分岐し、減圧弁A1及び電磁弁
B1を設けたラインL1と減圧弁A2を設けたラインL2を
電磁弁B2に接続すると共に、減圧弁A3及び電磁弁B3
を設けたラインL3とラインL4を電磁弁B4に接続す
る。そして、電磁弁B2からのラインL5と電磁弁B4か
らのラインL6を左右のシリンダー42の上室13と下
室14にそれぞれ接続する(図8参照)。以上の圧縮空
気供給回路において、型枠1の底板を塗油するときの上
室13の圧力をP1、下室14の圧力をP3、型枠1の端
板65、66を塗油するときの上室13の圧力をP2、
下室14の圧力をP3、及び、スクレーパ31を上昇さ
せたときの上室13の圧力を大気圧、下室14の圧力を
P0とし、各圧力の関係がP0>P2>P1>P3となるよ
うに設定する。これにより、端板65、66を塗油する
ときにスクレーパ31が横向きとなっても、スクレーパ
31の自重相当の押付力が端板65、66にかかるよう
になる。なお、以上のような各圧力の設定は図14に示
される上位コンピューター83と制御盤84によって圧
縮空気供給回路の各弁を制御して行われる。
【0011】また、図1に見られるように、基板本体部
35には、ほぼ中央と左右に全部で3つの吸着把持装置
32を有している。この吸着把持装置32は板状の敷板
7を吸着保持できるものであればどのような装置でも良
く、真空吸着パッドのようなものでも良いが、更に好ま
しい実施態様はマグネットホルダーであり、実施例では
吸着把持装置としてマグネットホルダー32を用いてい
る。マグネットホルダー32は敷板7を磁力で吸着すべ
く、例えば電磁石などで構成することができる。図2に
示すように本体部35の左右からピストンロッド50と
ガイドロッド51が突出しており、これらピストンロッ
ド50とガイドロッド51の先端にはブラケット52が
取り付けてある。そして、本体部35の内部に装置され
たシリンダー53の短縮稼働によりブラケット52がス
クレーパケース38よりも内側に引っ込む構成になって
いる。図3において、一点鎖線で示したブラケット5
2’は、このようにしてスクレーパケース38の内側に
引っ込んだ状態を示している。また、図5に示すように
ブラケット52の前面にLMガイド55を介して取り付
けられた昇降部材56の下部にマグネットホルダー32
を配設し、昇降部材56の上端にブラケット52に支持
されたシリンダー57のピストンロッド58を接続して
ある。こうして、シリンダー57の稼働により昇降部材
56と共にマグネットホルダー32が上下に移動する構
成になっている。図示のものは、シリンダー57が短縮
稼働にすることによりマグネットホルダー32が上昇し
た状態を示しており、このように上昇した状態において
は、マグネットホルダー32がスクレーパ31よりも高
い位置にくるようになっている。そして、図1、2に示
されるように、本体部35のほぼ中央に設けられたマグ
ネットホルダー32もシリンダー59の伸縮によって上
下動する構成になっており、同様に、シリンダー59が
短縮稼働するとこの中央のマグネットホルダー32もス
クレーパ31より高い位置にくるようになっており、ス
クレーパ31による清掃時に支障の無いようになってい
る。
【0012】しかして、以上のような型枠清掃部品30
を上述したマニプレーター4の先端部に装着し、走行部
材3を走行させることにより、図9に示すようにマニプ
レーター4をイ、ロ、ハ、ニの位置に順次移動させて、
型枠上に設置された敷板7を順次回収していくと共に、
型枠1の内面をスクレーパ31で前後左右に擦って型枠
1や端板65、66の内面に付着したモルタル屑を除去
するものであり、マニプレーター4がイ位置にある時に
マニプレーター4を稼働して、図10に示すように先
ず、スクレーパ31をk位置に設置し、上下に移動させ
て可動端板65の内面に付着したモルタル屑を除去す
る。その後、マニプレーター4を稼働させてスクレーパ
31をa、b、c位置に順次設置し、各位置で、その領
域内に敷板7が存在すれば敷板7を棚6に回収すると共
に、スクレーパ31を左右に移動させて、型枠1の床面
に付着していたモルタル屑を順次除去していく。次い
で、マニプレーター4をロ位置に移動してスクレーパ3
1をd、e、f位置に順次設置して各位置で、その領域
内に敷板7が存在すれば敷板7を棚6に回収すると共
に、スクレーパ31を左右に移動させて床面に付着して
いたモルタル屑を順次除去していく。同様に、マニプレ
ーター4をハ位置に移動させてスクレーパ31をg、
h、i位置に順次設置してそれぞれの位置で、その領域
内に敷板7が存在すれば敷板7を棚6に回収すると共
に、床面に付着していたモルタル屑を順次除去し、最後
に、マニプレーター4をニ位置に移動させて、その領域
に敷板7が存在すれば敷板7を棚6に回収すると共に、
j位置にスクレーパ31を設置して左右に移動させて床
面に対するモルタル屑の除去を終了する。そして、マニ
プレーター4を稼働してスクレーパ31をm位置に設置
し、スクレーパ31を上下に移動させて端板66の内面
に付着していたモルタル屑を除去する。なお、以上の工
程においてモルタル屑の除去もれができないように、例
えばa位置とb位置のように相隣合ってスクレーパ31
が設置される位置は少しづつオーバーラップするように
配置してある。そして、最後にニの位置で型枠清掃装置
Aの敷板保持棚6に回収された敷板7を、後述するよう
に敷板清掃機Cの敷板受取棚9に受け渡す。
【0013】その他、型枠塗油装置Bを簡単に説明する
と、図12に示すように、塗油ステーションに停止して
いる型枠1の上方にも、清掃ステーションと同様に、梁
70が構設してあり、この梁70に沿って型枠1の長手
方向に移動する走行部材71があり、この走行部材71
の下面にマニプレーター72と支柱73が取り付けてあ
る。支柱73の下端には、敷板清掃機Cの敷板排出棚7
4から敷板7を取り出してストックしておくための敷板
取り出し棚75が設けてある。また、マニプレーター7
2の先端には、型枠1の内面に離型用の油剤を塗りつけ
るローラー76と、上記敷板取り出し棚75にストック
されている敷板7を磁力で吸着する吸着把持装置77を
備えた型枠塗油部品78が装着してある。
【0014】また、敷板清掃機Cは、型枠清掃装置Aの
側方に位置する敷板受取部8と、型枠塗油装置Bの側方
に位置する敷板排出部80と、これら敷板受取部8及び
敷板排出部80の中間に位置する敷板清掃塗油部81と
で構成されている。上述したように敷板受取部8には敷
板保持棚6から敷板7を受け取るための敷板受取棚9が
あり、同様に、敷板排出部80にも敷板清掃塗油部81
で清掃、塗油された敷板7をストックするための敷板排
出棚74がある。その他、図14に示されるように、型
枠1の下方には走行車輪82が設けてあり、この走行車
輪82により、図11で説明したように型枠1をイ〜ホ
位置に搬送して、ALC板を製造する。また、図14に
おいて、83、84は上位コンピュータと制御盤をそれ
ぞれ示しており、以上に説明した型枠清掃装置A、型枠
塗油装置B、及び敷板清掃機Cにおける各装置等の動き
は、全てこの上位コンピュータ84から制御盤83を介
して送られた信号によって制御される。
【0015】しかして、以上のように構成されたものに
おいて、型枠1が清掃ステーションに搬入されると、型
枠清掃装置Aにおいて、先ず、走行部材3が走行して、
マニプレーター4を図9のイ位置に移動させる。そし
て、マニプレーター4の稼働によりスクレーパ31を型
枠1の可動端板65の内面に接するように、k位置に設
置し、スクレーパ31を上下に動かして可動端板65の
内面に付着していたモルタル屑を削り落とす。その後、
マニプレーター4を稼働させてスクレーパ31をa、
b、c位置に順次設置し、各位置でマニプレーター4に
よりスクレーパ31を左右に動かし、床面に付着してい
たモルタル屑を順次削り落とす。このとき、敷板7が存
在する領域ではマニプレーター4の稼働により、先ずマ
グネットホルダー32で床面上から敷板7を吸着して敷
板7を支柱5の下端の敷板保持棚6に回収し、こうして
敷板7を回収した後、スクレーパ31を左右に動かして
その領域のモルタル屑を削り落とす。なお、図5で説明
したように、このようにモルタル屑の清掃を行うときは
シリンダー57の短縮稼働によってマグネットホルダー
32がスクレーパ31よりも高い位置に上昇し、また、
図3で説明したようにシリンダー53の短縮稼働により
ブラケット52がスクレーパケース38の内側に引っ込
む(52’)ことにより、マグネットホルダー32が清
掃作業を妨げないようになっている。こうして、図9の
イ位置における清掃作業を終了したら、走行部材3が再
び走行してマニプレーター4をロ位置に移動させる。以
下、イ位置と同様の工程により、マニプレーター4を稼
働してスクレーパ31をd、e、f位置に順次設置し、
各位置でスクレーパ31を左右に移動させてそれぞれの
位置で床面に付着していたモルタル屑を順次削り落とし
ていく。このとき、敷板7が存在する領域ではマニプレ
ーター4の稼働により、先ずマグネットホルダー32で
床面上から敷板7を吸着して敷板7を支柱5の下端の敷
板保持棚6に蓄え、こうして敷板7を回収した後、スク
レーパ31を左右に動かしてその領域のモルタル屑を削
り落とす。同様に、マニプレーター4をハ位置に移動さ
せ、敷板7が存在する領域では先ずマグネットホルダー
32で敷板7を回収して、g、h、i位置に付着してい
るモルタル屑を順次削り落としていく。 最後に、マニ
プレーター4をニ位置に移動させてスクレーパ31をj
位置に設置し、スクレーパ31を左右に移動させて床面
の清掃を終了させる。その後、マニプレーター4を稼働
してスクレーパ31をm位置に設置し、スクレーパ31
を上下に移動させて端板66の内面に付着していたモル
タル屑を削り落とす。こうして、型枠1の全ての箇所で
の清掃が終了したら、走行部材3が敷板清掃機Cに近付
くように移動し、型枠清掃装置Aの敷板保持棚6で保持
していた敷板7を敷板清掃塗油装置Cの敷板受取棚9に
受け渡す。かくして、以上の工程により型枠1の清掃が
終了すると、型枠下方に設けた走行車輪82(図14参
照)が転動して、型枠1は型枠塗油装置Bの下方(塗油
ステーション)に搬送される。また、清掃ステーション
において敷板保持棚6から敷板受取部8の敷板受取棚9
に受け渡された敷板7は、一枚ずつ敷板清掃塗油部81
に送られて清掃、塗油され、このように清掃、塗油され
た敷板7が敷板排出部80の敷板排出棚74に搬出され
てストックされる。そして、型枠塗油装置Bにおいて、
先ず、走行部材71が敷板清掃機Cに近付くように移動
し、敷板清掃機Cの敷板排出棚74から敷板取り出し棚
75に敷板7を受け取る。次いで、走行部材71の走行
によってマニプレーター72が順次移動して、ローラー
76で型枠1の内面に離型用の油剤を塗り付けると共
に、マグネットホルダー77で敷板7を所定の位置に設
置する。なお、以上に説明した各走行部材3、4の走行
制御やマニプレーター4、72、各シリンダー等の稼働
制御は図14に示した上位コンピュータ83及び制御盤
84によって行われる。
【0016】
【発明の効果】本発明の型枠清掃部品により、敷板の除
去、型枠内面の清掃作業を自動的にでき、従来の作業の
ように多くの労力、作業人数を必要とせず、ALC板の
製造工程の大幅な省力化を実現できる。また、型枠の端
板の内側も清掃できて、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠清掃部品の斜視図
【図2】型枠清掃部品の正面図
【図3】型枠清掃部品の平面図
【図4】スクレーパを説明するための型枠清掃部品の側
面図
【図5】マグネットホルダーを説明するための型枠清掃
部品の側面図
【図6】移動端板の設置ずれを説明するための型枠の平
面図
【図7】圧縮空気供給回路図
【図8】シリンダーの拡大断面図
【図9】マニプレーターの移動状態図
【図10】マニプレーターの各位置における清掃位置の
説明図
【図11】ALC板の製造工程を説明するためのフロー
【図12】型枠清掃装置と型枠塗油装置の斜視図
【図13】マニプレーターの正面図
【図14】型枠清掃装置の概略側面図
【符号の説明】
1 型枠 7 敷板 30 型枠清掃用部品 31 スクレーパ 32 敷板の吸着把持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−134742(JP,A) 特開 平6−106518(JP,A) 特開 平6−106519(JP,A) 実開 昭62−142505(JP,U) 実開 昭58−137492(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 17/00 - 17/04 B28B 1/50 B28B 7/00 - 7/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に型枠の底板上に設置された敷板を
    吸着するための吸着把持装置と型枠の内面に付着したモ
    ルタル屑を除去するためのスクレーパを取り付けてなる
    型枠清掃用部品。
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