JP3100047B1 - 二成分系現像剤 - Google Patents

二成分系現像剤

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Abstract

【要約】 【課題】環境変化や長期の耐刷後も帯電量の変動が小さ
く、安定した帯電性を維持することができる正帯電性ト
ナー及び該正帯電性トナーを含有した二成分系現像剤を
提供すること。 【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含有してなる樹脂微
粒子と外添剤からなる正帯電性トナーであって、前記外
添剤が側鎖に窒素原子を有するオルガノポリシロキサン
により疎水化処理されたシリカ(シリカA)と、側鎖に
窒素原子を有さないオルガノポリシロキサンにより疎水
化処理されたシリカ(シリカB)とを有し、シリカA/
シリカB(重量比)が、60/40〜90/10である
正帯電性トナー、並びに該正帯電性トナーと、フッ素樹
脂又はシリコン樹脂を含有するコート材で被覆されたキ
ャリアとからなる二成分系現像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法、静電印刷法等において形成される静電潜像の現
像に用いられる正帯電性トナー及び該正帯電性トナーを
含有した二成分系現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】トナーのブロッキングを防止し、流動性
を向上させるために、表面に外添剤として、例えばシリ
カを付着させたトナーが数多く提案されている。しか
し、一般にシリカは負に帯電するため、正帯電性トナー
の場合は、シリカの量を増やすとトナーの帯電性が阻害
されてしまい、カブリや画像ムラを生じやすくなる。特
にトナーとキャリアとからなる二成分系現像剤の場合
は、シリカの帯電量も増加し、その影響が現れやすい。
そこで、キャリアに対し負帯電するジメチルジクロロシ
ラン処理又は未処理のシリカと正帯電するシリカとを混
合して、キャリアに対してゼロチャージとしたものが特
開平6−3852号公報に開示されているが、帯電量が
安定せず、帯電量変化に関し、より優れた環境安定性及
び耐久性を有するトナーの開発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、環境変化や
長期の耐刷後も帯電量の変動が小さく、安定した帯電性
を維持することができる正帯電性トナー及び該正帯電性
トナーを含有した二成分系現像剤を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂及び
着色剤を含有してなる樹脂微粒子と外添剤からなる正帯
電性トナーであって、前記結着樹脂が15mgKOH/
g以下の酸価を有するポリエステルであり、前記外添剤
が側鎖にアミノ基を有する基を有するオルガノポリシロ
キサンにより疎水化処理されたシリカ(シリカA)と、
側鎖に窒素原子を有さないオルガノポリシロキサンによ
り疎水化処理されたシリカ(シリカB)とを有し、シリ
カA/シリカB(重量比)が、60/40〜90/10
である正帯電性トナーと、フッ素樹脂又はシリコン樹脂
を含有するコート材で被覆されたキャリアとからなる二
成分系現像剤に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のトナーに用いられる結着
樹脂としては、ポリエステル、スチレン−アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン等
が挙げられ、これらの中では、定着性及び耐久性の観点
から、ポリエステルが好ましい。
【0006】ポリエステルの原料モノマーとしては、特
に制限がなく、公知の多価アルコール成分と、カルボン
酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル等の多価カ
ルボン酸成分が用いられる。
【0007】多価アルコール成分としては、ポリオキシ
プロピレン(2.2)−2,2−ビス (4−ヒドロキシ
フェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等の
ビスフェノールAのアルキレン(炭素数2〜3)オキサ
イド(平均付加モル数1〜10)付加物、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタエ
リスリトール、トリメチロールプロパン、水素添加ビス
フェノールA、ソルビトール、又はそれらのアルキレン
(炭素数2〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜10
モル)付加物等が挙げられ、これらの1種以上を含有す
るものが好ましい。さらにはトナーの耐久性を向上させ
る点から、ビスフェノールAのアルキレン(炭素数2〜
3)オキサイド付加物がアルコール成分中に5モル%以
上、好ましくは50モル%以上使用されていることが望
ましい。
【0008】また、多価カルボン酸成分としては、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイ
ン酸等のジカルボン酸、ドデセニルコハク酸、オクチル
コハク酸等の炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数2
〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸、それらの酸の無水物及びそれ
らの酸のアルキル(炭素数1〜8)エステル等が挙げら
れ、これらの1種以上を含有するものが好ましい。
【0009】ポリエステルは、例えば、多価アルコール
成分と多価カルボン酸成分とを不活性ガス雰囲気中に
て、要すればエステル化触媒を用いて、180〜250
℃の温度で縮重合することにより製造することができ
る。
【0010】本発明において結着樹脂として用いられる
ポリエステルは、1種であっても、2種以上を混合した
ものであってもよいが、より広い定着可能領域が得られ
る点から、2種以上のポリエステルからなることが好ま
しい。
【0011】ポリエステルの酸価は、安定した正帯電性
トナーを得るために、15mgKOH/g以下が好まし
く、7mgKOH/g以下がより好ましい。なお、結着
樹脂が2種以上のポリエステルからなる場合であって
も、結着樹脂としての酸価は前記範囲であることが好ま
しい。
【0012】本発明のトナーに用いられる着色剤として
は、従来のトナー用着色剤として用いられている染料、
顔料等のすべてを使用することができ、カーボンブラッ
ク、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、
ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリ
ーンB、ローダミン−Bベース、ソルベントレッド49、
ソルベントレッド146 、ソルベントブルー35、キナクリ
ドン、カーミン6B、ジスアゾエロー等が挙げられ、こ
れらは単独で又は2種以上を混合して用いることができ
る。着色剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対し
て、1〜10重量部が好ましい。
【0013】本発明では、外添剤として、側鎖に窒素原
子を有するオルガノポリシロキサンにより疎水化処理さ
れた正帯電性のシリカであるシリカAと、側鎖に窒素原
子を有さないオルガノポリシロキサンにより疎水化処理
された負帯電性のシリカであるシリカBを含有した外添
剤が含有されている点に大きな特徴がある。従来、ヘキ
サメチルジシラザンとアミノシランとで疎水化処理され
た正帯電性シリカや、ジメチルジクロロシランやヘキサ
メチルジシラザンにより疎水化処理された負帯電性シリ
カも知られているが、これらはいずれも正帯電性あるい
は負帯電性が強く、逆極性のシリカと混合すると凝集し
やすい。これに対し、オルガノポリシロキサンにより疎
水化処理されたシリカAとシリカBはいずれも適度な弱
帯電性を有しており、良好に混ざり合うため、これら両
者のシリカが併用されることにより、非常に安定した帯
電性が得られ、環境変化や長期にわたる耐刷の影響を少
なくすることができる。即ち、本発明では弱帯電性のシ
リカ同士を併用することに特徴があり、帯電性の強いも
の同士や強いものと弱いものを併用する場合と比較し
て、安定した帯電量を維持することができるため、長期
間優れた画質を得ることができる。
【0014】側鎖に窒素原子を有さないオルガノポリシ
ロキサンとしては、シリコーンオイル、シリコーンワニ
ス、シリコーンゴム、シリコーン樹脂等が挙げられる。
側鎖に窒素原子を有さないオルガノポリシロキサンは、
通常、オルガノシラノール類の縮合により得られる。
【0015】側鎖に窒素原子を有するオルガノポリシロ
キサンは、例えば、オルガノポリシロキサンが有する側
鎖の1種以上をアミノ基を有する基に置換することによ
り得られる。アミノ基を有する基としては、−R1 −N
2 (式中、R1 はアルキレン基又はフェニレン基を示
す)、−R1 −NH−R2 −NH2 (式中、R2 はアル
キレン基又はアリーレン基を示し、R1 は前記と同
じ)、−C6 4 −NH2、−C6 4 −R1 −NH2
(式中、R1 は前記と同じ)等が挙げられる。
【0016】側鎖に窒素原子を有するオルガノポリシロ
キサンのアミノ当量は、正帯電性の付与効果を高めるた
めに、200以上、シリカのキャリアへの転移付着を防
止するために、22500以下が好ましく、より好まし
くは300〜10000である。
【0017】オルガノポリシロキサンの25℃での粘度
は、10〜10000cpsが好ましく、20〜350
0cpsがより好ましい。
【0018】オルガノポリシロキサンによるシリカの疎
水化処理の方法としては、オルガノポリシロキサンがシ
リカ表面に吸着する方法であれば特に限定されず、例え
ばシリカを混合槽で攪拌しつつ、オルガノポリシロキサ
ンを溶媒にて希釈した溶液を噴霧し、攪拌を続けながら
槽内で一定時間加熱乾燥するなどの方法が挙げられる。
【0019】本発明では、疎水化処理におけるシリカへ
のオルガノポリシロキサンの添加量は、該シリカの表面
積当たり、2〜3mg/m2 が好ましい。添加量は、カ
ブリを低減させる効果を高めるために、2mg/m2
上が好ましく、シリカの凝集を防止して、シリカを樹脂
微粒子の表面に均一に付着させるために、3mg/m 2
以下が好ましい。このような添加量は、BET比表面積
が50m2 /gのシリカの場合、シリカ100重量部当
たり、10〜15重量部に相当する。
【0020】疎水化処理されたシリカの一次粒子の平均
粒子径は、5〜100nmが好ましく、10〜70nm
がより好ましい。
【0021】シリカAの市販品としては、「HVK−2
150」、「HDK H3050VP」(以上、ワッカ
ーケミカル社製)等が挙げられ、シリカBの市販品とし
ては、「TS−720」(キャボット社製)、「RY2
00」(以上、日本アエロジル社製)等が挙げられる。
【0022】シリカA/シリカB(重量比)は、60/
40〜90/10であり、好ましくは、70/30〜8
0/20である。
【0023】なお、本発明では、外添剤として、以上説
明したシリカの他、流動性向上剤、クリーニング性向上
剤等の公知の添加剤が適宜含有されていてもよい。
【0024】外添剤の含有量は、トナーの帯電性、流動
性及び定着性の観点から、樹脂微粒子100重量部に対
して0.1〜3重量部が好ましい。
【0025】本発明の正帯電性トナーは、特に限定され
ず、粉砕トナー、重合トナー、カプセルトナー等が挙げ
られる。従って、本発明のトナーは、例えば、混練粉砕
法、スプレイドライ法、重合法等の公知の方法により得
られた樹脂微粒子に、外添剤を添加して製造できる。一
般的な方法しては、例えば、結着樹脂、着色剤等をボー
ルミル等の混合機で均一に混合した後、密閉式ニーダー
又は1軸もしくは2軸の押出機等で溶融混練し、冷却、
粉砕、分級して樹脂微粒子を得る。その後、得られた樹
脂微粒子と外添剤とをスーパーミキサー、ヘンシェルミ
キサー等の高速攪拌機等で攪拌混合することにより、外
添剤を樹脂微粒子の表面に付着させて、本発明のトナー
が得られる。本発明のトナーの重量平均粒子径は、3〜
10μmであることが好ましい。
【0026】なお、本発明のトナーには、荷電制御剤、
離型剤、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の補強
充填剤、酸化防止剤、老化防止剤等の添加剤が、適宜添
加されていてもよい。
【0027】本発明の正帯電性トナーは、磁性体微粉末
を含有するときは単独で現像剤として、また磁性体微粉
末を含有しないときは非磁性一成分系現像剤として、も
しくはキャリアと混合して二成分系現像剤として使用さ
れるが、本発明のトナーは、帯電量の過度な変化が抑制
されるため、帯電量変化の起きやすい、二成分系現像剤
として用いるのが好ましい。
【0028】従って、本発明ではさらに、本発明の正帯
電性トナーと、フッ素樹脂又はシリコン樹脂を含有する
コート材で被覆されたキャリアとからなる二成分系現像
剤をも提供する。キャリアのコート材としては、フッ素
樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられるが、
本発明の正帯電性トナーと組み合わされるキャリアとし
ては、負に帯電し易いフッ素樹脂又はシリコン樹脂を含
有するコート材で被覆されたキャリアが好ましい。キャ
リアの平均粒子径は15〜500μm程度が好ましく、
トナーとキャリアの配合比率は、キャリア100重量部
に対して1〜10重量部程度が好ましい。
【0029】
【実施例】〔軟化点〕高化式フローテスター「CFT−
500D」(島津製作所製)を用い、樹脂又はトナーの
半分が流出する温度を軟化点とする(試料:1g、昇温
速度:6℃/分、荷重:1.96MPa、ノズル:1m
mφ×1mm)。
【0030】〔ガラス転移点〕示差走査熱量計「DSC
210」(セイコー電子工業(株)製)を用いて昇温速
度10℃/分で測定する。
【0031】〔酸価及び水酸基価〕JIS K0070
の方法により測定する。
【0032】樹脂製造例1 ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン714g、ポリオキシエチレ
ン(2.2)−2,2−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン663g、イソフタル酸466g、イソオクテニ
ルコハク酸63g、トリメリット酸72g及びジブチル
錫オキシド2gを窒素雰囲気下、230℃、真空下で攪
拌しつつ、ASTM E28−51Tにより測定した軟
化点が136℃に達するまで反応させて、樹脂Aを得
た。樹脂Aは淡黄色の固体であり、ガラス転移点は63
℃、酸価は3.1mgKOH/g、水酸基価は30.4
mgKOH/gであった。
【0033】樹脂製造例2 トリメリット酸の使用量を77gに変更した以外は、樹
脂製造例1と同様にして樹脂Bを得た。樹脂Bは淡黄色
の固体であり、ガラス転移点は63℃、酸価は7.2m
gKOH/g、水酸基価は22.6mgKOH/gであ
った。
【0034】樹脂製造例3 ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン714g、ポリオキシエチレ
ン(2.2)−2,2−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン663g、イソフタル酸518g、イソオクテニ
ルコハク酸70g、トリメリット酸80g及びジブチル
錫オキシド2gを窒素雰囲気下、230℃、真空下で攪
拌しつつ、酸価が23.0mgKOH/gに達するまで
反応させて、樹脂Cを得た。樹脂Cは淡黄色の固体であ
り、ガラス転移点は64℃、軟化点は145℃、酸価は
23.0mgKOH/g、水酸基価は35.4mgKO
H/gであった。
【0035】実施例1〜3及び比較例1〜6 表1に示す結着樹脂、着色剤としてカーボンブラック
「R330R」(キャボット社製)5重量部、荷電制御
剤として「ボントロン N−01」(オリエント化学工
業社製)2重量部及び離型剤として「NP−055」
(三井化学社製)2重量部をヘンシェルミキサーで十分
に混合した後、バレル温度冷却装置を備えた2軸押出機
で溶融混練し、冷却し、粗粉砕した後、ジェットミルに
より更に粉砕し、風力分級機による分級工程を経て、重
量平均粒子径が10μmの樹脂微粒子を得た。
【0036】得られた樹脂微粒子100重量部と、表1
に示す外添剤とをヘンシェルミキサーにより混合して、
トナーを得た。
【0037】トナー3重量部と、フッ素コートした平均
粒子径100μmのフェライトキャリア97重量部とを
混合して、二成分系現像剤を得た。
【0038】
【表1】
【0039】なお、「RA200HS」はヘキサメチル
ジシラザンとアミノシランにより疎水化処理した、日本
アエロジル社製のシリカであり、「R972」はジメチ
ルジクロロシランにより疎水化処理した、日本アエロジ
ル社製のシリカであり、「H2000」はヘキサメチル
ジシラザンにより疎水化処理した、ワッカーケミカル社
製のシリカである。
【0040】試験例1 二成分系現像剤各々20gをポリ容器に入れて密栓し、
高温高湿(35℃、85%RH)及び低温低湿(10
℃、15%RH)下で、それぞれ24時間放置した後の
トナーの帯電量をブローオフ法により、「q/mメータ
ー」(Epping社製)を用いて測定した。結果を表
2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】試験例2 二成分系現像剤を、正帯電性の正電荷像を形成するセレ
ン感光体を具備したプリンターに実装し、通常環境(2
0℃、60%RH)下で、500,000枚の画像出し
を行った。その際、20枚複写後(印刷初期)と50
0,000枚複写後(耐刷後)に少量の現像剤をサンプ
リングし、ブローオフ法により、「q/mメーター」
(Epping社製)を用いて帯電量を、イースパート
アナライザー(ホソカワミクロン社製)にて現像剤中の
逆帯電したトナーの割合(逆帯電率)を測定した。さら
に、得られた画像の画像濃度を反射濃度計「RD−91
4」(マクベス社製)を用いて光学反射濃度として測定
し、また画質を、カブリ、細線、ベタ画像のムラ及び文
字の飛び散りを目視にて判断し、評価した。結果を表3
に示す。
【0043】
【表3】
【0044】以上の結果から、比較例1〜6のトナーと
対比して、実施例1〜3のトナーは、環境変化による帯
電量の変動が小さく、かつ長期の耐刷後も安定した帯電
性を有し、優れた画像が得られることが分かる。
【0045】
【発明の効果】本発明により、環境変化や長期の耐刷後
も帯電量の変動が小さく、安定した帯電性を維持するこ
とができる正帯電性トナー及び該正帯電性トナーを含有
した二成分系現像剤を提供することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−171155(JP,A) 特開 平4−204662(JP,A) 特開 平9−160297(JP,A) 特開 平1−219760(JP,A) 特開 平10−48888(JP,A) 特開 平8−123073(JP,A) 特開 平10−104874(JP,A) 特開 平9−166884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 - 9/087 G03G 9/113

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂及び着色剤を含有してなる樹脂
    微粒子と外添剤からなる正帯電性トナーであって、前記
    結着樹脂が15mgKOH/g以下の酸価を有するポリ
    エステルであり、前記外添剤が側鎖にアミノ基を有する
    基を有するオルガノポリシロキサンにより疎水化処理さ
    れたシリカ(シリカA)と、側鎖に窒素原子を有さない
    オルガノポリシロキサンにより疎水化処理されたシリカ
    (シリカB)とを有し、シリカA/シリカB(重量比)
    が、60/40〜90/10である正帯電性トナーと、
    フッ素樹脂又はシリコン樹脂を含有するコート材で被覆
    されたキャリアとからなる二成分系現像剤
  2. 【請求項2】 外添剤の含有量が、樹脂微粒子100重
    量部に対して0.1〜3重量部である請求項1記載の
    成分系現像剤
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