JP3099816B2 - アクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置

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JP3099816B2
JP3099816B2 JP22834898A JP22834898A JP3099816B2 JP 3099816 B2 JP3099816 B2 JP 3099816B2 JP 22834898 A JP22834898 A JP 22834898A JP 22834898 A JP22834898 A JP 22834898A JP 3099816 B2 JP3099816 B2 JP 3099816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶を表示媒体と
した液晶表示装置に関し、特に、横電界駆動型のアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、TN(Twisted
Nematic)モードに代表されるように、基板面に対して
垂直な方向に電界を作用させて、液晶分子のダイレクタ
(配向ベクトル)の配向方向を変化させることにより、
光の透過率を制御して、パネルに画像を表示するタイプ
(以下、縦電界駆動型という)のものが一般的であっ
た。しかしながら、この縦電界駆動型の液晶表示装置で
は、電界印加時に、ダイレクタが基板表面に対して垂直
に配向し、その結果、視角方向により屈折率が大きく変
化するために、表示画像は視野角依存性が強く、広視野
角が求められる用途には適していない。これに対して、
液晶分子のダイレクタを基板面に平行に配向し、基板面
に対して平行な方向に電界を作用させてダイレクタを基
板面に平行な面内で回転させることにより、光の透過率
を制御して画像表示を行うタイプ(以下、横電界駆動型
という)の液晶表示装置が、近年、研究し、開発されて
いる。この横電界駆動型の液晶表示装置では、視角方向
による屈折率変化が著しく小さいため、広い視野で高画
質の表示性能が得られる。本発明では、この横電界駆動
型のアクティブマトリクス液晶表示装置を対象とする。
【0003】まず従来技術の構成を説明する。図13に
表示画素の平面図を示す。表示画素は、外部駆動回路と
接続される走査線14、信号線13、共通電極15、お
よびスイッチング素子である薄膜トランジスタ22、お
よび画素電極17から構成される。図14に図12のh
−h’での断面図を示す。図14において、TFT側ガ
ラス基板11上には、共通電極15が形成され、その上
にゲート絶縁膜(第1の絶縁膜)19を介し画素電極1
7、信号線13が形成される。その際、画素電極17と
共通電極15は交互に配置される。これらの電極は絶縁
保護膜(第2の絶縁膜)20で被覆され、その上には液
晶層23の液晶を配向させるのに必要であるTFT側配
向膜29が塗布されラビング処理される。このようにし
て、TFT側の基板(第1の基板)が作成される。対向
側ガラス基板12上には遮光膜であるブラックマトリク
ス26がマトリクス状に設けられ、その上に色表示をす
るために必要な色層24が形成される。さらにその上に
対向基板上を平坦化させるに必要な平坦化膜25が設け
られ、その上に液晶23を配向させるのに必要である対
向側配向膜30が塗布されラビング処理される。ラビン
グ方向はTFT側基板に施した方向と逆方向である。こ
のようにし、対向側基板(第2の基板)が作成される。
TFT側基板(第1の基板)と対向側基板(第2の基
板)の間には、液晶、スペーサが封入される。両基板の
ギャップはスペーサの直径により決定される。最後に、
TFT側ガラス基板11の電極パターンを形成しない面
には、TFT側偏光板がラビング方向に透過軸が直交す
るよう貼りつけられ、対向側ガラス基板12の各種パタ
ーンが存在しない側には、対向側偏光板が、その透過軸
をTFT側偏光板の透過軸方向と直交するように貼りつ
けられる。以上により、液晶表示パネルが完成する。液
晶表示パネルは、バックライトの上に設置され、駆動回
路に接続される。
【0004】次に、単位素子内の電荷の流れ、及び液晶
の光スイッチングについて説明する。図14において、
共通電極15と同層に設けられた走査線14のON/O
FF信号により、薄膜トランジスタ22がスイッチング
し、薄膜トランジスタ22がONであるときは信号線1
3から電荷が画素電極17に流れ込む。共通電極15に
は、常時一定の直流電圧が印加されている。薄膜トラン
ジスタ22がOFFした後の電荷は保持される。この保
持された電荷により生ずる画素電極17と共通電極15
の電位差により、ガラス基板に平行な横電界が生じ、液
晶層23の液晶のリターデーションが変化し、ブラック
マトリクス26、画素電極17、共通電極15、走査線
14、薄膜トランジスタ22が設置されていない部位
で、液晶パネルの下に配置されたバックライトから出射
された光のパネル透過量が変化する。共通電極15と画
素電極17の電位差とパネル透過率の関係を図15に示
す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
横電界駆動型のアクティブマトリクス液晶表示装置に
は、以下に説明するような問題点があった。第1の問題
点として、省電力化のために必要な液晶セルの低電圧駆
動化ができないことである。これは、共通電極・画素電
極間の電位差とパネル透過率のカーブのしきい値が高い
からであり、これを下げる方法としては、次に示すよう
に3つの方法が挙げられる。(1)櫛形電極幅を広げ
る。(2)櫛形電極間隔を小さくする。(3)TFTと
CF両基板のギャップを広げる。しかし、これらには以
下の欠点がある。まず、上述の(1)、(2)の方法で
は限られた画素サイズ内では電極を入れられる数に制限
ができるため、開口率の低下が明らかであり、そのため
パネル透過率が下がってしまうことになる。また、
(3)の方法では液晶のパネル立ち下がりの応答速度が
低下する。これを式を用いて説明する。横電界駆動型の
アクティブマトリクス液晶表示装置での応答速度は一般
に次式で表される。 τd=(γ×d2)/(π2×K2) ここで、τdは立ち下がりの応答速度、γは液晶の回転
粘性係数、dはギャップ、K2はツイスト弾性係数であ
る。この式で分かるようにτdはギャップの2乗に比例
することからギャップを大きくすることは応答速度にお
いてかなり不利になることが分かる。
【0006】第2の問題点としては、従来方式では共通
電極、または画素電極は単層で作られており、断線の冗
長性が無いということが挙げられる。これについては膜
厚を厚くする等の解決策があるが、製造上、例えばスル
ープット等の不利な点が多いため実際には行っていな
い。
【0007】第3の問題点としては、横電界駆動型のア
クティブマトリクス液晶表示装置には表示画面を斜め横
から覗き込んだ時に図16に示したように黒表示画面に
白色のウインドウ表示を行った際、ウインドウ上下の黒
表示領域が他の黒表示領域と比較し僅かに白くなる、縦
クロストークという現象が表示画面に生じやすいという
ことが挙げられる。以下に縦クロストークの発生メカニ
ズムについて図を使って説明する。図17では縦クロス
トーク発生のメカニズムについて示している。信号線の
横脇の領域、すなわち信号線と共通電極との間の領域
(図17のaで示す領域、以下a領域と示す)は、電界
の方向がガラス基板に平行ではなく垂直に近くなり光透
過率を所望通り制御できない、すなわち輝度を制御でき
ない領域であるため、通常はブラックマトリクスにて遮
光される。このa領域の輝度は、(a)信号線の共通電
極に対する電位の変動、(b)信号線と共通電極との間
の距離の変動、により変化する。図16に示した縦クロ
ストークの不具合は、その原因が(a)信号線の共通電
極に対する電位の変動によるものである。画像表示して
いる画素の信号線は、画像表示していない画素の信号線
と比較して、1フレーム期間内の信号電位の実行値は、
ウインドウ表示のない信号線の信号電位の実行値より信
号電位が高電位であるから、この影響によりウインドウ
の上下が斜めから見ると輝度が変動する。このため人が
表示画面を正面から見たときには図17から判るように
a領域は、ちょうどブラックマトリクスの背後に位置し
て見えないので、縦クロストークは表示画面に生じな
い。一方、人が表示画面を斜めから覗き込んだ時には図
17に示すようにa領域が見えるため、縦クロストーク
が表示画面に生じることになる。縦クロストークを解決
するために従来考えられていた手法としては、(i)表
示画面を斜めから覗き込んでもa領域が見えないように
ブラックマトリクスの寸法を大きくするやり方と、(i
i)a領域が存在しないように、共通電極と信号線をオ
ーバーラップさせるやり方と2つが考えられるが、これ
らには以下のような問題点があった。まず上述の(i)
のやり方では、図18(a)に示すようにTFT基板側
の共通電極15の外縁間の距離より対向基板側のブラッ
クマトリクス26の寸法を大きくして、または同じ寸法
にして、表示画面を斜めから覗き込んでもa領域が見え
ないようにしている。しかし、ブラックマトリクスが共
通電極からはみ出る場合、図18(a)に示すように、
開口部の面積が減少して、開口率が低下する。また、ブ
ラックマトリクス26の外縁と共通電極15の外縁とを
整合させる構成を採用しても、プロセス条件の変動や揺
らぎにより、TFT基板と対向基板の重ね位置ずれ、従
ってブラックマトリクス26と共通電極15との間で位
置ずれが生じて、図18(b)に示すように、開口部の
面積が減少して開口率が低下する。また、a領域が存在
しないように、共通電極15と信号線13とをオーバー
ラップさせる上述の(ii)のやり方では、共通電極1
5と信号線13がオーバーラップすることにより、図1
9に示すように寄生容量31が共通電極15と信号線1
3との間に生じ、その容量効果のために信号遅延が生じ
る。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、開口率を下げず、且つ応答速度を犠牲にするこ
となくしきい値を下げることで省電力化を実現し、また
縦クロストークによる表示劣化がない、しかも、製造に
際し製品歩留まりの高い横電界駆動型のアクティブマト
リクス型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、以下の構成を採用した。請求項1に記載の
アクティブマトリクス型液晶表示装置は、マトリクス状
に配置された複数の画素の各々に、基板上に延在する共
通電極と、該共通電極上に設けられた第1の絶縁膜と、
該第1の絶縁膜上に設けられ、前記共通電極を平行かつ
互いに離間して配置された画素電極と、該画素電極上に
設けられ第2の絶縁膜とを有する第1の基板と、該第1
の基板に対向配置された第2の基板と、これらの基板間
に封入された液晶層とを有する横電界駆動型のアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置において、前記第1の絶縁
膜上、または第2の絶縁膜上に、前記共通電極と重なる
ように補助共通電極を形成し、該補助共通電極と前記共
通電極とが電気的に接続されていることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載のアクティブマトリクス型
液晶表示装置は、マトリクス状に配置された複数の画素
の各々に、基板上に延在する共通電極と、該共通電極上
に設けられた第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に設け
られ、前記共通電極を平行かつ互いに離間して配置され
た画素電極と、該画素電極上に設けられ第2の絶縁膜と
を有する第1の基板と、該第1の基板に対向配置された
第2の基板と、これらの基板間に封入された液晶層とを
有する横電界駆動型のアクティブマトリクス型液晶表示
装置において、前記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁
膜上に、前記画素電極と重なるように補助画素電極を形
成し、該補助画素電極と前記画素電極とが電気的に接続
されていることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のアクティブマトリクス型
液晶表示装置は、マトリクス状に配置された複数の画素
の各々に、基板上に延在する共通電極と、該共通電極上
に設けられた第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に設け
られ、前記共通電極を平行かつ互いに離間して配置され
た画素電極と、該画素電極上に設けられ第2の絶縁膜と
を有する第1の基板と、該第1の基板に対向配置された
第2の基板と、これらの基板間に封入された液晶層とを
有する横電界駆動型のアクティブマトリクス型液晶表示
装置において、前記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁
膜上に、前記共通電極と重なるように補助共通電極を形
成し、該補助共通電極と前記共通電極とが電気的に接続
され、かつ、前記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁膜
上に、前記画素電極と重なるように補助画素電極を形成
し、該補助画素電極と前記画素電極とが電気的に接続さ
れていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の実施形態について、図面を参
照して説明する。
【0013】第1の実施形態について図1から図4を用
いて説明する。単位素子の平面図を図1に、a−a’で
の断面図を図2に,b−b‘での断面図を図3に示す。
図2に示しているように、本実施形態では、絶縁保護膜
(第2の絶縁膜)20上に導電膜、たとえばCrやAl
やITO等を形成し最下層にパターニングされている共
通電極15と重なるようにパターンをエッチング等のプ
ロセスにより形成する(以下補助共通電極16と示
す)。その際、その形状は最下層の共通電極15よりや
や内側もしくは外側にパターニングしても良い。本実施
形態では、やや内側にパターニングした例を示した。さ
らに、図3に示したように補助共通電極16と最下層の
共通電極15をコンタクト孔21にて層間接続すること
で両電極を同電位とする。その他の製造工程、および構
成は従来技術と同様である。以上により、第1の基板が
完成する。
【0014】上記の構成において説明したように、補助
共通電極16は最下層の共通電極15と同電位となる。
この構造の液晶層23の光スイッチングへの影響につい
て以下に考察する。図4(a)は、共通電極15と画素
電極17の間(以下、コラムという。)に発生する電界
強度において、最も透過率に影響すると思われる、コラ
ムの中央部分をTFT膜面からCF膜面までの間でどの
様に変化するかをシミュレーションにて計算した結果を
示したものである。図1に示すように、信号線13に近
いコラムをコラムA27、遠い側のコラムをコラムB2
8とする。図4(b)から、図13及び図14に示す従
来例に比べ、本実施形態の方が、液晶層23内に印加さ
れる電界強度が大きいことがわかる。これは、共通電極
15と補助共通電極16が多層で重なることで合わせた
共通電極面積が2倍程度となるため、液晶層内に形成さ
れる電界強度が増すためである。また、図4(b)によ
ると、特にコラムA27では、従来例ではTFT膜面に
近い領域から中央部にかけての電界強度変化が、本実施
形態に比べてかなり大きい。この理由は、信号線13の
横に補助共通電極16を配置することにより、信号線1
3からの漏れ電界をシールドされ、コラムA27部分へ
の電界の影響が大きく低減されたためである。
【0015】共通電極15と画素電極17間の電圧と液
晶表示装置の透過率の関係を示した前述の図15から、
本実施形態におけるしきい値は、従来例に比べて、低電
圧側に存在することがわかる。これは、櫛形電極間の液
晶に形成された電界強度が増したことで説明できる。ま
た、本発明では補助共通電極16を共通電極15と同一
もしくはやや内側に形成することで開口率が損なわれる
ことはない。さらに、多層構造を持つことで断線に対す
る冗長性もある。このことから本発明技術を使うことに
よって、開口率を損なわず且つ断線に強いことが期待で
き、さらに低電圧で光スイッチングすることができるこ
とで、省電力化が実現できる。また、信号線13からの
漏れ電界をシールドすることでコラム内の液晶の乱れが
無くなり、縦クロストークが防止できる。以上をまとめ
ると、第1の実施形態を採用することで高歩留まりが期
待でき、省電力であり、またクロストークのない表示均
一性に優れるアクティブマトリクス型液晶表示装置が提
供できる。
【0016】図5に第2の実施形態の平面図を、図6に
図5のc−c’の断面図を、図7にd−d‘での断面図
を示す。尚、上記第1の実施形態において既に説明した
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、絶縁保護膜20上に導電膜、たとえば
CrやAlやITO等を形成しゲート絶縁膜19上にパ
ターニングされている画素電極17と重なるようにパタ
ーンをエッチング等のプロセスにより形成する(以下補
助画素電極18と示す)。その際、その形状は画素電極
17よりやや内側もしくは外側にパターニングしても良
い。本実施例ではやや内側にパターニングした例を示し
た。さらに、図7に示したように、補助画素電極18と
画素電極17をコンタクト孔21にて層間接続すること
で両電極を同電位とする。以上よりTFT基板が完成す
る。その他の製造工程、および構成は従来技術と同様で
ある。
【0017】前項の構成により説明したように、補助画
素電極18は画素電極17と同電位となる。このことか
ら、実施例1と同様に画素電極17と補助画素電極18
が多層で重なることで、画素電極面積が2倍となるた
め、液晶内に印加される電界強度が大きくなる。また画
素電極17の断線の冗長性も期待できる。
【0018】本発明形態を使うことによって、高歩留ま
りで、開口率を損なうことなく低電圧で光スイッチング
することができ、省電力化が実現できる。
【0019】第3の実施形態では、第1の実施形態と第
2の実施形態の組み合わせた形態を示す。図8に本発明
実施例3の平面図を、図9に図7のe−e’での断面図
を示す。本発明形態では、共通電極15上に補助共通電
極16を形成し、同時に画素電極17上に補助画素電極
18を形成する。さらに、補助共通電極16と共通電極
15をコンタクト孔21にて層間接続し、同時に補助画
素電極18と画素電極17をコンタクト孔21にて層間
接続する。以上よりTFT基板が完成する。その他の製
造工程、および構成は従来技術と同様である。
【0020】第1の実施形態及び第2の実施形態におい
て説明したように、共通電極15と画素電極17の電極
面積が2倍となることで液晶内に印加される横電界強度
が大きくなり、且つ共通電極15及び画素電極17の断
線の冗長性も期待できる。さらにこの構造は実施例1と
同じように、信号線13からの漏れ電界をシールドする
ことで縦クロストークの抑制が期待できる。
【0021】本実施形態を使うことによって、高歩留ま
りで、省電力であり、さらにクロストークのない表示均
一性に優れるアクティブマトリクス型液晶表示装置が提
供できる。
【0022】第4の実施形態では、第1の実施形態と第
2の実施形態の組み合わせの異なる形態を示す。図10
に本実施形態の平面図を、図11に図10のf−f’で
の断面図を、図12にg−g‘での断面図を示す。本実
施形態では、共通電極15上に補助共通電極16を形成
し、同時に画素電極17の下にゲート絶縁膜19を介し
て補助画素電極18を形成しておく。さらに、補助共通
電極16と共通電極15をコンタクト孔21にて層間接
続し、同時に補助画素電極18と画素電極17をコンタ
クト孔21にて層間接続する。以上よりTFT基板が完
成する。その他の製造工程、および構成は従来技術と同
一である。
【0023】本実施形態では、共通電極15と画素電極
17の電極面積が2倍となることで液晶内に印加される
横電界強度が大きくなり、且つ共通電極15及び画素電
極17の断線の冗長性も期待できる。さらにこの構造は
第1の実施形態及び第3の実施形態と同じように、信号
線13からの漏れ電界をシールドすることで縦クロスト
ークの抑制が期待できる。
【0024】本実施形態を使うことによって、高歩留ま
りで、省電力であり、さらにクロストークのない表示均
一性に優れるアクティブマトリクス型液晶表示装置が提
供できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るアクティブマトリクス型液晶表示装置によれば、開口
率を下げず、且つ応答速度を犠牲にすることなくしきい
値を下げることで省電力化を実現し、また縦クロストー
クによる表示劣化がない、しかも、製造に際し製品歩留
まりの高い横電界駆動型のアクティブマトリクス型液晶
表示装置を提供することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアクティブマトリクス型液晶表
示装置の第1の実施形態における単位画素の平面図であ
る。
【図2】 図1におけるa−a‘線の断面図である。
【図3】 図1におけるb−b‘線の断面図である。
【図4】 (a)図1に示すコラム内に印加される電界
強度のシミュレーションを行った位置を示した図であ
る。(b)シミュレーションの結果を示す図である。
【図5】 本発明に係るアクティブマトリクス型液晶表
示装置の第2の実施形態における単位画素の平面図であ
る。
【図6】 図5におけるc−c‘線の断面図である。
【図7】 図5におけるd−d‘線の断面図である。
【図8】 本発明に係るアクティブマトリクス型液晶表
示装置の第3の実施形態における単位画素の平面図であ
る。
【図9】 図8におけるe−e‘線の断面図である。
【図10】 本発明に係るアクティブマトリクス型液晶
表示装置の第4の実施形態における単位画素の平面図で
ある。
【図11】 図10におけるf−f‘線の断面図であ
る。
【図12】 図10におけるg−g‘線の断面図であ
る。
【図13】 従来のアクティブマトリクス型液晶表示装
置における単位画素の平面図である。
【図14】 図13におけるh−h‘線の断面図であ
る。
【図15】 従来例と第1の実施形態の共通電極と画素
電極間の電圧とパネル透過率の関係を示す図である。
【図16】 縦クロストークを説明するための図であ
る。
【図17】 縦クロストークの発生のメカニズムを説明
するため図である。
【図18】 横電界駆動方式のアクティブマトリクス型
液晶表示装置の開口部(光透過部分)を示す図である。
【図19】 信号線と共通電極をオーバーラップさせた
例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の基板 15 共通電極 16 補助共通電極 17 画素電極 18 補助画素電極 19 ゲート絶縁膜(第1の絶縁膜) 20 絶縁保護膜(第2の絶縁膜) 23 液晶層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/1368

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の画素の
    各々に、基板上に延在する共通電極と、該共通電極上に
    設けられた第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に設けら
    れ、前記共通電極を平行かつ互いに離間して配置された
    画素電極と、該画素電極上に設けられ第2の絶縁膜とを
    有する第1の基板と、該第1の基板に対向配置された第
    2の基板と、これらの基板間に封入された液晶層とを有
    する横電界駆動型のアクティブマトリクス型液晶表示装
    置において、 前記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁膜上に、前記共
    通電極と重なるように補助共通電極を形成し、該補助共
    通電極と前記共通電極とが電気的に接続されていること
    を特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 マトリクス状に配置された複数の画素の
    各々に、基板上に延在する共通電極と、該共通電極上に
    設けられた第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に設けら
    れ、前記共通電極を平行かつ互いに離間して配置された
    画素電極と、該画素電極上に設けられ第2の絶縁膜とを
    有する第1の基板と、該第1の基板に対向配置された第
    2の基板と、これらの基板間に封入された液晶層とを有
    する横電界駆動型のアクティブマトリクス型液晶表示装
    置において、 前記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁膜上に、前記画
    素電極と重なるように補助画素電極を形成し、該補助画
    素電極と前記画素電極とが電気的に接続されていること
    を特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に配置された複数の画素の
    各々に、基板上に延在する共通電極と、該共通電極上に
    設けられた第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に設けら
    れ、前記共通電極を平行かつ互いに離間して配置された
    画素電極と、該画素電極上に設けられ第2の絶縁膜とを
    有する第1の基板と、該第1の基板に対向配置された第
    2の基板と、これらの基板間に封入された液晶層とを有
    する横電界駆動型のアクティブマトリクス型液晶表示装
    置において、 前記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁膜上に、前記共
    通電極と重なるように補助共通電極を形成し、該補助共
    通電極と前記共通電極とが電気的に接続され、かつ、前
    記第1の絶縁膜上、または第2の絶縁膜上に、前記画素
    電極と重なるように補助画素電極を形成し、該補助画素
    電極と前記画素電極とが電気的に接続されていることを
    特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示装置。
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