JP3099766B2 - A/dコンバータ - Google Patents

A/dコンバータ

Info

Publication number
JP3099766B2
JP3099766B2 JP09066345A JP6634597A JP3099766B2 JP 3099766 B2 JP3099766 B2 JP 3099766B2 JP 09066345 A JP09066345 A JP 09066345A JP 6634597 A JP6634597 A JP 6634597A JP 3099766 B2 JP3099766 B2 JP 3099766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
converter
conversion
digital value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09066345A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10261962A (ja
Inventor
哲哉 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP09066345A priority Critical patent/JP3099766B2/ja
Publication of JPH10261962A publication Critical patent/JPH10261962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3099766B2 publication Critical patent/JP3099766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、A/Dコンバータ
に関し、特に、電圧のサンプリング前にホールディング
・キャパシタをプリチャージする機能を有するA/Dコ
ンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のA/DコンバータによりA/D変
換を実施する場合、サンプル・ホールド回路の中のホー
ルディング・キャパシタを、アナログ入力端子に入力さ
れた電圧で充放電させてサンプリングを行っている。そ
のため、A/D変換の精度を向上するためには、サンプ
リング期間中にホールディング・キャパシタの充放電が
十分に行なわれることが必要である。しかし、ホールデ
ィング・キャパシタは、一回前の変換時に用いた電荷が
蓄えられており、今回変換するアナログ入力との差が大
きいと、サンプリング期間中での充放電が十分に行なわ
れず、A/D変換結果に誤差が生じる場合がある。その
ため、一般的なA/Dコンバータではサンプリング時間
を十分に大きく取るようにしなければならない。
【0003】そこで、特開平2−92023号公報に
は、A/D変換基準電圧(以下VREFと称する。)の1
/2の電圧をホールド・キャパシタにプリチャージする
ことにより、サンプリング時間を短縮したA/Dコンバ
ータが記載されている。
【0004】図5は、上記従来のA/Dコンバータの構
成を示すブロック図である。
【0005】この従来のA/Dコンバータは、マルチプ
レクサ1と、サンプル・ホールド回路22と、比較回路
23と、D/Aコンバータ24と、A/D変換結果格納
レジスタ5とから構成されている。
【0006】マルチプレクサ1は、8つのアナログ入力
端子(ANI0〜ANI7)のうちの1つをA/D変換を
実行する端子として選択する。
【0007】サンプル・ホールド回路2は、サンプリン
グ開始信号101がプリチャージ期間であることを示し
ている間はVREFの1/2の電圧を内部に有するホール
ディング・キャパシタにプリチャージし、サンプリング
開始信号101がサンプリング期間を示している間は、
マルチプレクサ1が選択したアナログ入力端子の電圧を
ホールディング・キャパシタにチャージすることにより
サンプリングおよびホールドを行う。
【0008】比較回路23は、サンプル・ホールド回路
22がサンプリングした電圧とD/Aコンバータ24か
ら出力された比較電圧103とを比較し、サンプル・ホ
ールド回路22の出力と比較電圧103との差が小さく
なるように比較電圧103の電圧を制御するようなデジ
タル値を出力電圧制御信号104によりD/Aコンバー
タ24に出力するとともに、サンプル・ホールド回路2
2の出力と比較電圧103が一致すると最後にD/Aコ
ンバータ24に出力したデジタル値を変換結果105と
して出力する。また、サンプル・ホールド回路22にサ
ンプリング期間の開始を指示するためのサンプリング開
始信号101を出力する。
【0009】D/Aコンバータ24は、出力電圧制御信
号104により伝達されたデジタル値をD/A変換し比
較電圧103として出力する。
【0010】A/D変換結果格納レジスタ25は、変換
結果105を入力し、マルチプレクサ1により選択され
た入力端子に対応したアドレスに格納する。
【0011】この従来のA/Dコンバータの動作を図5
を用いて説明する。
【0012】A/DコンバータはANI0端子からAN
7端子までを1端子毎に順番にスキャンしながらA/
D変換を行っていく。
【0013】まず、1つの入力端子の電圧のA/D変換
が終了すると、次の入力端子のA/D変換のためのプリ
チャージ期間にサンプル・ホールド回路22内のホール
ディング・キャパシタはVREFの1/2の電圧がプリチ
ャージされる。そして、マルチプレクサ1により次の入
力端子が選択されると、比較回路23からサンプリング
開始信号101が出力され、サンプル・ホールド回路2
2はホールディング・キャパシタを選択された入力端子
に接続する。そして、サンプリング期間終了後、サンプ
ル・ホールド回路22の出力と比較電圧103とが比較
回路23により比較され、その差が無くなるように比較
回路23は出力電圧制御信号104を出力する。そし
て、サンプル・ホールド回路22の出力と比較電圧10
3との差が無くなると、比較回路23は最後に出力した
デジタル値を変換結果105として出力し、A/D変換
結果格納レジスタ25のマルチプレクサ1により選択さ
れた入力端子に対応したアドレスに記憶される。
【0014】図6は、図5のA/Dコンバータにおける
ホールディング・キャパシタの電圧Vcの時間変化を示
した図である。
【0015】ここで、ANI1端子およびANI7端子
にはVREF に近い電位が、ANI0端子には0Vに近い
電位が入力されているものとする。
【0016】まず、入力端子ANI7の電圧がA/D変
換された後、プリチャージ期間tp0においてホールデ
ィング・キャパシタは1/2VREFがプリチャージされ
る。次にサンプリング期間ts0において、ホールディ
ング・キャパシタはANI0端子に接続され、その電圧
をサンプリングする。そして、ANI0端子の電圧がA
/D変換され、同じ手順によりANI1端子の電圧がA
/D変換される。
【0017】ここで、アナログ入力端子の電圧が0Vや
REFに近い場合は、サンプリング期間における電圧変
動は大きくなることがわかる。つまり、1/2VREF
辺の電圧をA/D変換する場合はこの従来のA/Dコン
バータを用いればサンプリング期間における電圧変動を
少なくすることができるが、0VやVREFに近い電圧を
A/D変換する場合はサンプリング期間における電圧変
動が大きくなり、ホールディング・キャパシタの充放電
が不十分となり変換精度が悪化する場合がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のA/D
コンバータでは、ホールディング・キャパシタを基準電
圧の1/2の電圧にプリチャージしているため、アナロ
グ入力端子の電圧が0Vや基準電圧に近い場合は、充放
電が不十分となり変換精度が悪化する場合があるという
問題点があった。
【0019】本発明の目的は、短いサンプリング時間で
もホールディング・キャパシタの充放電を確実に行うこ
とができ、変換精度の向上したA/Dコンバータを提供
することである。
【0020】
【0021】
【0022】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、 本発明のA/Dコンバータは、複数のアナログ入力
端子のうちの1つをA/D変換を実行する端子として選
択するマルチプレクサと、プリチャージ期間にはD/A
コンバータから出力されたプリチャージ電圧を内部に有
するホールディング・キャパシタにプリチャージし、サ
ンプリング期間には前記マルチプレクサが選択したアナ
ログ入力端子の電圧を前記ホールディング・キャパシタ
にチャージすることによりサンプリングおよびホールド
を行うサンプル・ホールド回路と、前記サンプル・ホー
ルド回路がサンプリングした電圧とD/Aコンバータか
ら出力された比較電圧とを比較し、前記サンプル・ホー
ルド回路の出力と前記比較電圧との差が小さくなるよう
なデジタル値を出力電圧制御信号として出力し、前記サ
ンプル・ホールド回路の出力と前記比較電圧とが一致す
ると最後に出力した前記デジタル値を変換結果として出
力するとともに、プリチャージ期間であることを前記出
力電圧制御信号により伝達する比較回路と、前記出力電
圧制御信号がプリチャージ期間であることを示している
間は、A/D変換結果レジスタから出力された前回の変
換結果がA/D変換基準電圧の1/2の電圧に相当する
デジタル値以下の場合にはA/D変換基準電圧の1/4
の電圧をプリチャージ電圧として出力し、A/D変換基
準電圧の1/2の電圧に相当するデジタル値以上の場合
にはA/D変換基準電圧の3/4の電圧をプリチャージ
電圧として出力し、出力電圧制御信号がプリチャージ以
外の期間を示している間は前記出力電圧制御信号により
伝達されたデジタル値をD/A変換し前記比較電圧とし
て出力するD/Aコンバータと、前記マルチプレクサが
選択している端子に対応したアドレスに格納されている
変換結果を前記前回の変換結果として出力するととも
に、新たな変換結果が入力されると前記マルチプレクサ
が選択した入力端子に対応したアドレスに格納するA/
D変換結果格納レジスタとを有する。
【0023】本発明は、A/D変換結果レジスタに格納
された前回の変換結果が1/2VRE F に相当するデジタ
ル値以下の場合にはVREF の1/4の電圧をプリチャー
ジ電圧とし、1/2VREF に相当するデジタル値以上の
場合にはVREF の3/4の電圧をプリチャージ電圧とし
てホールディング・キャパシタをプリチャージするよう
にしたものである。したがって、サンプリング期間にお
けるホールディング・キャパシタの電圧変動を抑えるこ
とができ、A/D変換の精度を上げることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態のA/Dコンバータのブロック図、図2は図1
のA/Dコンバータにおけるホールディング・キャパシ
タの電圧Vcの時間変化を示した図である。図5中と同
番号は同じ構成要素を示す。
【0026】本発明のA/Dコンバータは、マルチプレ
クサ1と、サンプル・ホールド回路2と、比較回路3
と、D/Aコンバータ4と、A/D変換結果格納レジス
タ5とから構成されている。
【0027】サンプル・ホールド回路2は、サンプリン
グ開始信号101がプリチャージ期間であることを示し
ている間はD/Aコンバータ4から出力されたプリチャ
ージ電圧102を内部に有するホールディング・キャパ
シタにプリチャージし、サンプリング開始信号101が
サンプリング期間を示している間は、マルチプレクサ1
が選択したアナログ入力端子の電圧をホールディング・
キャパシタにチャージすることによりサンプリングおよ
びホールドを行う。
【0028】比較回路3は、サンプル・ホールド回路2
がサンプリングした電圧とD/Aコンバータ4から出力
された比較電圧103とを比較し、サンプル・ホールド
回路2の出力と比較電圧103の差が小さくなるように
比較電圧103の電圧を制御するようなデジタル値を出
力電圧制御信号104によりD/Aコンバータ4に出力
するとともに、サンプル・ホールド回路2の出力と比較
電圧103とが一致すると最後にD/Aコンバータ4に
出力したデジタル値を変換結果105として出力する。
また、サンプル・ホールド回路2にサンプリング期間の
開始を指示するためのサンプリング開始信号101を出
力するとともに、D/Aコンバータ4に出力電圧制御信
号104によりプリチャージ期間であることを伝達す
る。
【0029】D/Aコンバータ4は、出力電圧制御信号
104がプリチャージ期間であることを示している間
は、前回の変換結果106をD/A変換しプリチャージ
電圧102として出力し、出力電圧制御信号104がプ
リチャージ以外の期間を示している間は出力電圧制御信
号104により伝達されたデジタル値をD/A変換し比
較電圧103として出力する。
【0030】A/D変換結果格納レジスタ5は、マルチ
プレクサ1が選択している端子に対応したアドレスに格
納されている変換結果を前回の変換結果106として出
力するとともに新たな変換結果105が入力されると、
マルチプレクサ1が選択した入力端子に対応したアドレ
スに格納する。
【0031】次に、本実施形態の動作について図1を参
照して説明する。
【0032】まず、1つの入力端子の電圧のA/D変換
後、次の入力端子のA/D変換のプリチャージ期間にお
いて、比較回路3は出力電圧制御信号104によりD/
Aコンバータ4にプリチャージ期間である旨を伝達す
る。また、A/D変換結果格納レジスタ5は、マルチプ
レクサ1が選択した入力端子に対応したアドレスに格納
された前回の変換結果のデジタル値を前回の変換結果1
06として出力する。そのため、D/Aコンバータ4は
前回の変換結果106をD/A変換し、プリチャージ電
圧102として出力する。
【0033】サンプル・ホールド回路2では、プリチャ
ージ電圧102によりホールディング・キャパシタをプ
リチャージする。そして、比較回路3からのサンプリン
グ開始信号101を入力すると、サンプル・ホールド回
路2では、ホールディング・キャパシタをマルチプレク
サ1により選択された入力端子に接続し、その電圧によ
りホールディング・キャパシタをチャージする。
【0034】ここで既に比較回路3は、D/Aコンバー
タ4に出力電圧制御信号104によりプリチャージ期間
終了を示しているので、D/Aコンバータ4は出力電圧
制御信号104により伝達されたデジタル値をD/A変
換し比較電圧103として出力している。
【0035】次に、比較回路3により比較電圧103と
サンプル・ホールド回路2の出力が比較され、その差が
無くなるように比較回路3は出力電圧制御信号104を
出力する。そして、サンプル・ホールド回路2の出力と
比較電圧103の差が無くなると、比較回路3は最後に
出力したデジタル値を変換結果105として出力し、A
/D変換結果格納レジスタ5のマルチプレクサ1により
選択された入力端子に対応したアドレスに記憶される。
【0036】次に、本実施形態のA/Dコンバータにお
けるホールディング・キャパシタの電圧Vcの時間変化
を図2に示す。
【0037】本実施形態において、A/Dコンバータは
ANI0端子からANI7端子までを1端子毎に順番に
スキャンしながら変換を行っていく。またANI1端子
およびANI7端子には基準電圧(VREF )に近い電位
が、ANI0端子には0Vに近い電位が入力されている
ものとする。
【0038】ANI0端子のA/D変換を行う場合は、
一回前つまりANI7端子の変換動作中に、ANI0端子
の前回の変換結果をA/D変換結果格納レジスタ5から
D/Aコンバータ4へ転送し、D/Aコンバータがこの
値を保持する。ANI7端子のA/D変換が終了する
と、D/Aコンバータはこの値に応じたプリチャージ電
圧を出力し、サンプル・ホールド回路2中のホールディ
ング・キャパシタをプリチャージ期間中(tp0)にプ
リチャージする。プリチャージ終了後、マルチプレクサ
1で選択されたANI0端子をホールディング・キャパ
シタに接続し、サンプリング期間(ts0)中にANI0
端子の入力に応じた電荷が蓄積され、サンプリング終了
後、比較回路3によりサンプル・ホールド回路の出力と
D/Aコンバータの出力が一致する電圧を検出し、変換
結果のディジタル値がADCR0へ格納される。
【0039】図2を参照すると、プリチャージ期間(t
0)にはホールディング・キャパシタは前回の変換結
果である0V近辺にプリチャージされ、プリチャージ期
間(tp1)にはホールディング・キャパシタは前回の
変換結果であるVREF近辺にプリチャージされているの
で、同じ電圧をA/D変換した図6の従来のA/Dコン
バータによる波形と比較してサンプリング期間(t
0、ts1)における電圧変動が少なくなっていること
がわかる。
【0040】A/Dコンバータは連続したアナログ量の
変化をデータとして取り込むのに用いられることが多い
が、このアナログ量の変化速度はA/Dコンバータの処
理速度に比べる遅いため前回の値と今回の値は近い値と
なる確率が高い。そのため、前回の値にホールディング
・キャパシタをプリチャージしてからサンプリングする
ことによりサンプリング期間の電圧変動は最小限に抑え
られるため、充放電が十分に行なわれる。
【0041】この場合、プリチャージ期間(tp0)で
は大きな電位変化が発生する場合もあるが、D/Aコン
バータの出力インピーダンスを十分低くすることにより
所定のプリチャージ期間で充放電を十分に行うことが可
能である。
【0042】また、この後のサンプリング期間(t
0)は外部回路の高いインピーダンスで充放電される
事があるが、電圧変動は最小限に抑えられているため、
充放電は十分に行なわれる。
【0043】上記のような動作により、サンプリング終
了時のホールディング・キャパシタに蓄えられる電荷量
の精度が向上し、A/D変換精度を向上することができ
る。
【0044】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態のA/Dコンバータのブロック図、図4は図3
のA/Dコンバータにおけるホールディング・キャパシ
タの電圧Vcの時間変化を示した図である。図1中と同
番号は同じ構成要素を示す。
【0045】本実施形態は図1の第1の実施形態に対し
て、プリチャージ電圧を前回の電圧値とするのでなく予
め決められた一定の値の中から前回の電圧値に近い値を
選びプリチャージ電圧とするようにしたものである。
【0046】D/Aコンバータ14は、出力電圧制御信
号104がプリチャージ期間であることを示している間
は、A/D変換結果レジスタ5から出力された前回の変
換結果106が1/2VREFに相当するデジタル値以下
の場合にはVREFの1/4の電圧をプリチャージ電圧1
02として出力し、1/2VREFに相当するデジタル値
以上の場合にはVREFの3/4の電圧をプリチャージ電
圧102として出力し、出力電圧制御信号104がプリ
チャージ以外の期間を示している間は出力電圧制御信号
104により伝達されたデジタル値をD/A変換し比較
電圧103として出力する。
【0047】図4を参照すると、プリチャージ期間(t
0)にはホールディング・キャパシタは1/4VREF
プリチャージされ、プリチャージ期間(tp1)にはホ
ールディング・キャパシタは3/4VREFにプリチャー
ジされているので、同じ電圧をA/D変換した図6の従
来のA/Dコンバータによる波形と比較してサンプリン
グ期間(ts0、ts1)における電圧変動が少なくなっ
ていることがわかる。
【0048】本実施形態では、格納されている前回のデ
ジタル値をD/A変換することなくプリチャージ電圧を
作成し、第1の実施形態と同様にサンプリング期間中の
電圧変動を小さくしA/D変換の制度を向上することが
できる。そのため、第1の実施形態よりも回路構成が簡
単になる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、サンプ
リング時の電圧変動が小さくなるためホールディング・
キャパシタの充放電が確実に行なわれ、A/D変換精度
が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のA/Dコンバータの
ブロック図である。
【図2】図1のA/Dコンバータにおけるホールディン
グ・キャパシタの電圧Vcの時間変化を示した図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態のA/Dコンバータの
ブロック図である。
【図4】図3のA/Dコンバータにおけるホールディン
グ・キャパシタの電圧Vcの時間変化を示した図であ
る。
【図5】従来のA/Dコンバータのブロック図である。
【図6】図5のA/Dコンバータにおけるホールディン
グ・キャパシタの電圧Vcの時間変化を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチプレクサ 2 サンプル・ホールド回路 3 比較回路 4 D/Aコンバータ 5 A/D変換結果格納レジスタ 14 D/Aコンバータ 22 サンプル・ホールド回路 23 比較回路 24 D/Aコンバータ 25 A/D変換結果格納レジスタ 101 サンプリング開始信号 102 プリチャージ電圧 103 比較電圧 104 出力電圧制御信号 105 変換結果 106 前回の変換結果

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ入力端子のうちの1つを
    A/D変換を実行する端子として選択するマルチプレク
    サと、 プリチャージ期間にはD/Aコンバータから出力された
    プリチャージ電圧を内部に有するホールディング・キャ
    パシタにプリチャージし、サンプリング期間には前記マ
    ルチプレクサが選択したアナログ入力端子の電圧を前記
    ホールディング・キャパシタにチャージすることにより
    サンプリングおよびホールドを行うサンプル・ホールド
    回路と、 前記サンプル・ホールド回路がサンプリングした電圧と
    D/Aコンバータから出力された比較電圧とを比較し、
    前記サンプル・ホールド回路の出力と前記比較電圧との
    差が小さくなるようなデジタル値を出力電圧制御信号と
    して出力し、前記サンプル・ホールド回路の出力と前記
    比較電圧とが一致すると最後に出力した前記デジタル値
    を変換結果として出力するとともに、プリチャージ期間
    であることを前記出力電圧制御信号により伝達する比較
    回路と、前記出力電圧制御信号がプリチャージ期間であることを
    示している間は、A/D変換結果レジスタから出力され
    た前回の変換結果がA/D変換基準電圧の1/2の電圧
    に相当するデジタル値以下の場合にはA/D変換基準電
    圧の1/4の電圧をプリチャージ電圧として出力し、A
    /D変換基準電圧の1/2の電圧に相当するデジタル値
    以上の場合にはA/D変換基準電圧の3/4の電圧をプ
    リチャージ電圧として出力し、出力電圧制御信号がプリ
    チャージ以外の期間を示している間は前記出力電圧制御
    信号により伝達されたデジタル値をD/A変換し前記比
    較電圧として出力するD/Aコンバータと、 前記マルチプレクサが選択している端子に対応したアド
    レスに格納されている変換結果を前記前回の変換結果と
    して出力するとともに、新たな変換結果が入力されると
    前記マルチプレクサが選択した入力端子に対応したアド
    レスに格納するA/D変換結果格納レジスタとを有する
    A/Dコンバータ。
JP09066345A 1997-03-19 1997-03-19 A/dコンバータ Expired - Fee Related JP3099766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09066345A JP3099766B2 (ja) 1997-03-19 1997-03-19 A/dコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09066345A JP3099766B2 (ja) 1997-03-19 1997-03-19 A/dコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10261962A JPH10261962A (ja) 1998-09-29
JP3099766B2 true JP3099766B2 (ja) 2000-10-16

Family

ID=13313185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09066345A Expired - Fee Related JP3099766B2 (ja) 1997-03-19 1997-03-19 A/dコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3099766B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102202423B1 (ko) * 2018-12-12 2021-01-12 주식회사 한화 자력에 의한 풀림 방지 구조를 가지는 볼트 구조체 및 이를 이용한 볼트 체결 장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530767B2 (ja) * 2004-08-31 2010-08-25 三洋電機株式会社 サンプリング回路
WO2018047457A1 (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 アナログデジタル変換器、電子装置、および、アナログデジタル変換器の制御方法
JP7276207B2 (ja) * 2020-03-10 2023-05-18 株式会社デンソー 温度検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102202423B1 (ko) * 2018-12-12 2021-01-12 주식회사 한화 자력에 의한 풀림 방지 구조를 가지는 볼트 구조체 및 이를 이용한 볼트 체결 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10261962A (ja) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7049993B2 (en) Analog-to-digital converter and microcomputer in which the same is installed
JP2804269B2 (ja) 再分配形a/d変換器とアナログ信号をディジタル信号に変換する方法
US10742228B2 (en) Successive approximation register (SAR) analog to digital converter (ADC) with overlapping reference voltage ranges
WO2007103966A2 (en) Multiple sampling sample and hold architectures
US6583745B2 (en) A/D converter
KR100297087B1 (ko) 아날로그/디지털 변환기의 제어 방법 및 장치
JP3099766B2 (ja) A/dコンバータ
JP2003258639A (ja) アナログ−ディジタル変換器
US8004442B2 (en) Analog to digital converter (ADC) with comparator function for analog signals
US6965258B2 (en) Sample-and-hold with no-delay reset
JP4089984B2 (ja) サンプルホールド回路
US8077070B2 (en) Charge-domain pipelined charge-redistribution analog-to-digital converter
JPH06232751A (ja) アナログ・デジタル変換回路
EP0346988B1 (fr) Circuit semiconducteur intégré comprenant un circuit comparateur synchronisé
JP2623298B2 (ja) アナログ/デジタル変換器の制御方法
JP2009188736A (ja) Ad変換器
JP2705415B2 (ja) A/dコンバータ
JP2798746B2 (ja) 固体撮像素子出力回路
JPH0292023A (ja) A/dコンバータ
JP2626124B2 (ja) オーバーサンプリング型a/d変換回路
JPH04305166A (ja) ピークホールド回路
JP2002176358A (ja) A/dコンバータ
JPS6089132A (ja) アナログ−デイジタル変換器
JPS61242420A (ja) A/d変換回路
JPH07107391A (ja) Cds回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees