JP7276207B2 - 温度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、温度センサの出力電圧に基づいて温度検出対象の温度を検出する温度検出装置に関するものである。
この種の装置としては、特許文献1に記載されているように、マルチプレクサと、RCフィルタ回路とを備えるものが知られている。マルチプレクサは、複数の温度センサごとに個別に割り当てられる入力部と、各入力部に共通の出力部とを有し、各入力部の中から出力部に接続する入力部を順次切り替える。RCフィルタ回路は、出力部に接続され、コンデンサを有している。温度検出装置は、RCフィルタ回路の出力電圧に基づいて、温度センサの温度検出対象の温度を検出する。
特開2005-224071号公報
特許文献1に記載の構成では、マルチプレクサの出力部に、RCフィルタ回路を構成するコンデンサが接続されている。このため、各入力部のうち出力部に接続される入力部が他の入力部に切り替えられると、切り替え前後の温度センサの出力電圧が異なることに起因して、コンデンサの電圧が切り替え後の温度センサの出力電圧と等しくなるまでの待ち時間が必要となる。その結果、温度検出対象の温度検出周期が長くなる懸念がある。特に、ノイズ除去効果を大きくするためにコンデンサの容量が大きくされる場合、待ち時間が顕著に長くなり、温度検出周期が過度に長くなる懸念がある。
なお、RCフィルタ回路を備える温度検出装置に限らず、コンデンサを有するフィルタ回路を備える温度検出装置であれば、上述した課題は同様に生じ得る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、温度検出周期を短縮できる温度検出装置を提供することにある。
本発明は、複数の温度センサごとに個別に割り当てられる入力部と、前記各入力部に共通の出力部とを有し、前記各入力部の中から前記出力部に接続する入力部を順次切り替えるマルチプレクサと、
前記出力部に接続され、コンデンサを有するフィルタ回路と、
前記フィルタ回路の出力電圧に基づいて、前記温度センサの温度検出対象の温度を検出する検出部と、
前記各入力部のうち前記出力部に接続される入力部を他の入力部に切り替える際に、前記コンデンサの充放電を行う充放電部と、を備える。
本発明は、各入力部の中から出力部に接続する入力部を他の入力部に切り替える際に、コンデンサの充放電を行う充放電部を備えている。このため、切り替え前後で各入力部に入力される温度センサの出力電圧が異なっていたとしても、コンデンサの電圧を、切り替え後に入力部に入力される温度センサの出力電圧に近づけることができる。これにより、コンデンサの電圧が切り替え後の温度センサの出力電圧と等しくなるまでの待ち時間を短縮することができ、ひいては温度検出対象の温度検出周期を短縮することができる。
第1実施形態に係る温度検出装置の構成図。 温度検出処理のフローチャート。 温度検出処理の一例を示すタイムチャート。 比較例に係る温度検出処理を示すタイムチャート。 第2実施形態に係る温度検出装置の構成図。 パルス発生器が発生するパルスの一例を示すタイムチャート。 その他の実施形態に係る温度検出装置の構成図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る温度検出装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る温度検出装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載される。
図1に示すように、温度検出装置20は、車両に搭載された組電池10の温度を検出する。組電池10は、複数の電池モジュール11の直列接続体で構成され、各電池モジュール11は、複数の単電池12の直列接続体で構成されている。なお、本実施形態において、温度検出装置20は、組電池10の状態を監視する電池監視装置を構成する。
組電池10は、複数(n個)の温度センサ15を備えている。本実施形態において、各温度センサ15は、各電池モジュール11に対応して個別に設けられ、各電池モジュール11の温度を検出する。本実施形態では、温度センサ15として、サーミスタが用いられている。なお、図1には、各電池モジュール11に対応して1つの温度センサ15が設けられる構成を示したがこれに限らない。例えば、各電池モジュール11に対応して2つ以上の温度センサが設けられる構成であってもよい。
温度検出装置20は、定電圧電源30と、抵抗体31とを備えている。定電圧電源30には、抵抗体31の第1端が接続され、抵抗体31の第2端には、温度センサ15の第1端が接続されている。温度センサ15の第2端には、グランドが接続されている。なお、本実施形態では、定電圧電源30が各温度センサ15で共通化されている。
温度検出装置20は、マルチプレクサ40を備えている。マルチプレクサ40は、各温度センサ15に対応して個別に割り当てられる第j入力部CHj(j=1,2,…,n)と、各入力部CH1~CHnに共通の出力部OUTとを有している。マルチプレクサ40は、各入力部CH1~CHnの中から出力部OUTに接続する入力部を所定の周期で順次切り替える。各入力部CH1~CHnは、温度センサ15の第1端及び抵抗体31の第2端に接続されている。これにより、温度センサ15及び抵抗体31で分圧された定電圧電源30の電圧が各入力部CH1~CHnに入力される。
温度検出装置20は、フィルタ回路50を備えている。本実施形態において、フィルタ回路50は、コンデンサ51及びフィルタ抵抗体52を備えるRCローパスフィルタ回路である。詳しくは、フィルタ抵抗体52の第1端には、マルチプレクサ40の出力部OUTが接続され、フィルタ抵抗体52の第2端には、コンデンサ51の第1端が接続されている。コンデンサ51の第2端には、グランドが接続されている。フィルタ回路50は、出力部OUTの出力電圧からノイズを除去する。
温度検出装置20は、A/D変換部60、マイコン61及び記憶部62を備えている。A/D変換部60は、入力側がフィルタ回路50に接続され、出力側がマイコン61に接続されている。A/D変換部60は、フィルタ回路50から出力されたアナログ信号をデジタル変換してマイコン61に出力する。つまり、マイコン61は、A/D変換部の出力信号に基づいて、フィルタ回路50の出力電圧を検出する。
マイコン61は、各サイクルにおいて、各入力部CH1~CHnの中から出力部OUTに接続する入力部を所定の周期で順次切り替えるべく、マルチプレクサ40を操作する。詳しくは、マイコン61は、1つのサイクルにおいて、出力部OUTに接続する入力部を第1入力部CH1から第n入力部CHnまで順に切り替え、次のサイクルにおいて、再度、出力部OUTに接続する入力部を第1入力部CH1から第n入力部CHnまで順に切り替える。
ここで、出力部OUTから第i入力部CHi(i=1,2,…,5)が切り離されてから出力部OUTに第i+1入力部CHi+1が接続されるまでの期間は、出力部OUTに第1~第n入力部CH1~CHnのいずれも接続されないオープン状態の期間とされる。また、出力部OUTから第6入力部CH6が切り離されてから出力部OUTに第1入力部CH1が接続されるまでの期間もオープン状態の期間とされる。なお、オープン状態は、例えば、マルチプレクサ40の第n+1入力部CHn+1に温度センサ15が割り当てられていない場合において、出力部OUTが第n+1入力部CHn+1に接続される状態である。また、本実施形態において、マイコン61が「検出部」及び「操作部」に相当する。
マイコン61は、マルチプレクサ40を操作し、第1~第n入力部CH1~CHnが出力部OUTに接続された場合のフィルタ回路50の第1~第n出力電圧V1~Vnを検出し、検出した第1~第n出力電圧V1~Vnに基づいて、各温度センサ15の温度検出対象となる電池モジュール11の温度を検出する。また、マイコン61は、検出した第1~第n出力電圧V1~Vnを第1~第n入力部CH1~CHnと対応付けて記憶部62に記憶させる。記憶部62は、ROM以外の非遷移的実体的記録媒体(例えば、ROM以外の不揮発性メモリ)である。
温度検出装置20は、「充放電部」に相当するD/Aコンバータ70と、接続部としてのスイッチ71とを備えている。スイッチ71は、D/Aコンバータ70とコンデンサ51の第1端とを接続する電気経路に設けられ、マイコン61によりオン又はオフされる。スイッチ71がオンされると、D/Aコンバータ70とコンデンサ51とが電気的に接続される。一方、スイッチ71がオフされると、D/Aコンバータ70とコンデンサ51とが電気的に遮断される。
マイコン61は、D/Aコンバータ70の目標電圧Vtを設定し、設定した目標電圧VtにD/Aコンバータ70の出力電圧を制御する。
本実施形態では、マイコン61による各電池モジュール11の温度検出周期を短縮できる構成が採用されている。温度検出周期を短縮する構成は、例えば以下に説明する理由で採用される。つまり、組電池10として、車両用の専用品ではなく、18650の蓄電池等、汎用性のある蓄電池で構成された組電池が用いられることがある。この場合、組電池10が専用品でないことから、安全性を高めるために組電池10の温度検出箇所を増やすことが望まれる。この場合、マルチプレクサ40を用いた温度検出のための1サイクルにおいて、温度検出周期を短縮することが要求される。
図2を用いて、マイコン61により実行される温度検出処理について説明する。
ステップS10では、前回のサイクルの第j出力電圧Vj(j=1,2,…,n)が記憶部62に記憶されているか否かを判定する。なお、ステップS10で否定判定される状況は、例えば、マイコン61が起動されてから温度検出処理が最初に実施される状況である。
ステップS10において前回のサイクルの第j出力電圧Vjが記憶されていないと判定した場合には、ステップS11に進み、マルチプレクサ40を操作することにより第j入力部と出力部OUTとを接続する。
ステップS12では、第j入力部CHjが出力部OUTに接続されてから第1規定期間T1経過するまで待機する。第1規定期間T1は、コンデンサ51の電圧Vcが第j入力部CHjの入力電圧又はその電圧近傍になるまでの安定待ちの期間である。
ステップS12において第1規定期間T1経過したと判定した場合には、ステップS13に進み、今回のサイクルにおいて第j出力電圧Vjを検出する。そして、検出した第j出力電圧Vjを第j入力部CHjと対応付けて記憶部62に記憶する。
ステップS14では、マルチプレクサ40をオープン状態に切り替える。
ステップS15では、変数jがnであるか否かを判定する。この処理は、温度検出の1サイクルが終了したか否かを判定するためのものである。ステップS15において否定判定した場合には、1サイクルが終了していないと判定し、ステップS16に進む。ステップS16では変数jを1インクリメントし、その後ステップS10に進む。一方、ステップS15において変数jがnであると判定した場合には、1サイクルが終了したと判定し、ステップS10に進み、次回のサイクルに移行する。
ステップS10において前回のサイクルの第j出力電圧Vj(「対象出力電圧」に相当)が記憶されていると判定した場合には、ステップS18に進み、前回のサイクルの第j出力電圧Vjを記憶部62から取得する。
ステップS19では、スイッチ71をオンに切り替える。これにより、D/Aコンバータ70とコンデンサ51とが電気的に接続される。
ステップS20では、D/Aコンバータ70の出力電圧を目標電圧Vtに制御すべく、D/Aコンバータ70を操作する。本実施形態では、目標電圧Vtを、ステップS18で取得した前回のサイクルの第j出力電圧Vjと同一の電圧に設定する。コンデンサ51の電圧Vcが目標電圧Vtよりも低い場合、D/Aコンバータ70の出力電圧の制御によりコンデンサ51が充電され、コンデンサ51の電圧Vcが目標電圧Vtに向かって上昇する。一方、コンデンサ51の電圧Vcが目標電圧Vtよりも高い場合、D/Aコンバータ70の出力電圧の制御によりコンデンサ51から放電され、コンデンサ51の電圧Vcが目標電圧Vtに向かって低下する。
ステップS21では、目標電圧VtへのD/Aコンバータ70の出力電圧の制御を開始してから第2規定期間T2が経過するまで待機する。ステップS21の処理は、コンデンサ51の電圧Vcが目標電圧Vtになったか否かを判定するための処理である。第2規定期間T2は、第1規定期間T1よりも短い期間に設定されている。
ステップS21において第2規定期間T2経過したと判定した場合には、ステップS22に進み、スイッチ71をオフに切り替える。
ステップS23では、マルチプレクサ40を操作することにより第j入力部CHj(「対象入力部」に相当)と出力部OUTとを接続する。
ステップS24では、第j入力部CHjと出力部OUTとが接続されてから第3規定期間T3が経過するまで待機する。ステップS24の処理は、コンデンサ51の電圧Vcが第j入力部CHjの入力電圧になったか否かを判定するための処理である。第3規定期間T3は、第1規定期間T1よりも短い期間に設定されている。特に本実施形態では、第2規定期間T2及び第3規定期間T3の加算値が、第1規定期間T1よりも短い期間に設定されている。
ステップS24において第3規定期間T3経過したと判定した場合には、ステップS13に進み、今回のサイクルにおいて第j出力電圧Vjを検出する。そして、検出した第j出力電圧Vjを第j入力部CHjと対応付けて記憶部62に記憶する。
図3のタイムチャートを用いて、温度検出処理について説明する。図3(a)はマルチプレクサ40の操作状態の推移を示し、図3(b)はスイッチ71の操作状態の推移を示す。図3(c)はD/Aコンバータ70の操作状態の推移を示し、図3(d)はコンデンサ51の電圧Vcの推移を示す。図3に示す例は、出力部OUTへの接続対象が第1入力部CH1から第2入力部CH2に切り替えられる場合のものである。
時刻t1において、出力部OUTから第1入力部CH1が切り離され、マルチプレクサ40がオープン状態とされる。
時刻t2においてスイッチ71がオンに切り替えられ、時刻t3において、コンデンサ51の電圧Vcを目標電圧Vtまで低下させるべく、D/Aコンバータ70が操作される。この目標電圧Vtは、前回のサイクルにおける第2出力電圧V2に設定されている。
時刻t2から第2規定期間T2経過した時刻t4において、D/Aコンバータ70の出力電圧の制御が停止され、時刻t5においてスイッチ71がオフに切り替えられる。
その後時刻t6において、第2入力部CH2が出力部OUTに接続される。そして、時刻t6から第3規定期間T3経過した時刻t7において、コンデンサ51の電圧Vcが今回のサイクルにおける第2出力電圧V2として検出される。
時刻t6において、コンデンサ51の電圧Vcが前回のサイクルにおける第2出力電圧V2にされている。このため、時刻t6におけるコンデンサ51の電圧Vcと、今回のサイクルにおける第2入力部CH2の入力電圧との差を小さくすることができる。その結果、安定待ちのための第3規定期間T3を短い期間に設定することができ、ひいては温度検出周期を短縮することができる。
これに対し、図4に示す比較例では、温度検出周期が長くなってしまう。比較例は、図1に示す構成から、D/Aコンバータ70及びスイッチ71を除いた構成である。図4(a),(b)は、先の図3(a),(d)に対応している。なお、図4(b)の破線は、図3(d)に示した本実施形態に係るコンデンサ51の電圧Vcの推移を示す。
比較例では、時刻t1において、出力部OUTから第1入力部CH1が切り離され、マルチプレクサ40がオープン状態とされる。その後、時刻t2において、出力部OUTに第2入力部CH2が接続され、時刻t2から、第1規定期間T1経過した時刻t3において、コンデンサ51の電圧Vcが今回のサイクルにおける第2出力電圧V2として検出される。比較例では、コンデンサ51の電圧Vcの安定待ちのために第1規定期間T1を長く設定する必要があるため、温度検出周期が長くなってしまう。
以上説明したように、本実施形態によれば、出力部OUTに接続される入力部の切り替え前後で各入力部に入力される温度センサ15の出力電圧が異なっていたとしても、コンデンサ51の電圧Vcを、切り替え後に入力部に入力される温度センサ15の出力電圧に近づけることができる。これにより、コンデンサ51の電圧Vcが切り替え後の温度センサ15の出力電圧と等しくなるまでの待ち時間を短縮することができ、ひいては電池モジュール11の温度検出周期を短縮することができる。
特に本実施形態では、目標電圧Vtが前回のサイクルの第j出力電圧Vjと同一の電圧に設定されるため、温度検出周期の短縮効果を高めることができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、温度検出装置20は、図5に示すように、D/Aコンバータ70に代えて、パルス発生器72を備えている。なお、図5において、先の図1に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
マイコン61は、図2のステップS20の処理に代えて、コンデンサ51の電圧Vcを、前回サイクルの第j出力電圧Vjと同一の電圧に設定した目標電圧Vtに制御すべく、パルス発生器72が発生するパルス幅Tonを操作する処理を行う。パルス幅Tonは、図6に示すように、パルス発生周期Tpにおける所定電圧の出力期間として定義されている。例えば、パルス幅Tonが基準幅Ts(<Tp)よりも大きい場合、パルス幅Tonが大きいほどコンデンサ51の電圧Vcの上昇度合いが大きくなり、パルス幅Tonが基準幅Tsよりも小さい場合、パルス幅Tonが小さいほどコンデンサ51の電圧Vcの低下度合いが大きくなる。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・図7に示すように、温度センサ15の第1端とマルチプレクサ40の各入力部CHjとの間に、静電気対策用のコンデンサ32が接続されていてもよい。なお、図7において、先の図1に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図7に示す構成とは異なり、マルチプレクサ40の各入力部CHjと温度センサ15の第1端との間にフィルタ回路50が接続された構成の場合、そのフィルタ回路50を構成するコンデンサ51が、静電気対策用のコンデンサの役割を兼ねることとなる。その結果、静電気対策を重点に置いたコンデンサの容量の設定に制約が課される懸念がある。これに対し、フィルタ回路50がマルチプレクサ40の出力部OUTに接続された図7に示す構成によれば、静電気対策を重点に置いたコンデンサ32の容量を自由に設定できる。なお、第2実施形態の図5に示した構成にも、静電気対策用のコンデンサ32が設けられていてもよい。
・目標電圧Vtは、前回のサイクルの第j出力電圧Vjと同一の電圧に限らず、例えば、2回前のサイクルの第j出力電圧Vj等、数回前のサイクルの第j出力電圧Vjと同一の電圧に設定されてもよい。
・目標電圧Vtは、前回のサイクルの第j出力電圧Vjと同一の電圧に限らず、今回のサイクルにおいて第j入力部CHjの直前に選択された第j-1入力部CHj-1が出力部OUTに接続された場合のフィルタ回路50の出力電圧と、前回のサイクルの第j出力電圧Vjとの間の電圧に設定されてもよい。この場合であっても、温度検出周期の短縮効果を得ることはできる。
・フィルタ回路としては、RCローパスフィルタ回路に代えて、例えば、LCローパスフィルタ回路であってもよい。この場合、LCローパスフィルタ回路を構成するコンデンサの第1端が出力部OUTに接続されるとともに、コンデンサの第2端がグランドに接続される。また、LCローパスフィルタ回路を構成するインダクタの第1端がコンデンサの第1端に接続されるとともに、インダクタの第2端がA/D変換部60に接続される。
また、フィルタ回路としては、ローパスフィルタ回路に限らず、例えばバンドパスフィルタ回路であってもよい。この回路としては、例えば、一対のコンデンサと、一対のインダクタとを備えるバンドパスフィルタ回路が挙げられる。
・組電池10は、複数の電池モジュール11の並列接続体で構成されていてもよいし、複数の電池モジュール11の直列接続体が並列接続されて構成されていてもよい。
・温度センサとしては、サーミスタに限らず、例えば感温ダイオードであってもよい。
・温度検出装置は、車両に搭載されるものに限らない。
・本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
15…温度センサ、20…温度検出装置、40…マルチプレクサ、50…フィルタ回路、61…マイコン、70…D/Aコンバータ。

Claims (9)

  1. 複数の温度センサ(15)ごとに個別に割り当てられる入力部(CHj)と、前記各入力部に共通の出力部(OUT)とを有し、前記各入力部の中から前記出力部に接続する入力部を順次切り替えるマルチプレクサ(40)と、
    前記出力部に接続され、コンデンサ(51)を有するフィルタ回路(50)と、
    前記フィルタ回路の出力電圧に基づいて、前記温度センサの温度検出対象の温度を検出する検出部(61)と、
    前記各入力部のうち前記出力部に接続される入力部を他の入力部に切り替える際に、前記コンデンサの充放電を行う充放電部(70,72)と、を備え
    前記マルチプレクサは、前記充放電部による前記コンデンサの充放電中において、前記各入力部のいずれも前記出力部に接続しない温度検出装置。
  2. 前記出力部に接続される前記入力部と対応付けて、前記検出部により検出された前記フィルタ回路の出力電圧を記憶する記憶部(62)と、
    前記記憶部に記憶された出力電圧に基づいて目標電圧を設定し、設定した前記目標電圧に前記コンデンサの電圧を制御すべく、前記充放電部を操作する操作部(61)と、を備える請求項1に記載の温度検出装置。
  3. 前記マルチプレクサは、各サイクルにおいて、前記各入力部の中から前記出力部に接続する入力部を順次切り替え、
    前記記憶部には、前回のサイクルにおいて前記各入力部の中から順次選択される対象入力部が前記出力部に接続される場合に、検出された前記フィルタ回路の出力電圧が前記対象入力部と対応付けられて記憶され、
    前記操作部は、
    前記記憶部に記憶された前回のサイクルの前記対象入力部に対応する出力電圧である対象出力電圧に基づいて、今回のサイクルの前記対象入力部に対応する前記目標電圧を設定し、
    今回のサイクルのうち、前記各入力部の中から前記対象入力部の直前に選択される入力部が前記出力部から切り離されてから、前記対象入力部が前記出力部に接続されるまでの期間において、前記対象入力部に対応する前記目標電圧に前記コンデンサの電圧を制御すべく前記充放電部を操作する請求項2に記載の温度検出装置。
  4. 前記操作部は、今回のサイクルの前記対象入力部に対応する前記目標電圧を、今回のサイクルにおいて前記対象入力部の直前に選択された前記入力部が前記出力部に接続された場合の前記フィルタ回路の出力電圧と、前記対象出力電圧との間の電圧に設定する請求項3に記載の温度検出装置。
  5. 前記操作部は、今回のサイクルの前記対象入力部に対応する前記目標電圧を、前回のサイクルにおいて前記記憶部に記憶された前記対象入力部に対応する出力電圧と同一の電圧に設定する請求項3に記載の温度検出装置。
  6. 前記充放電部は、パルス発生器(72)である請求項1~5のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  7. 前記充放電部は、D/Aコンバータ(70)である請求項1~5のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  8. 前記温度センサの温度検出対象が、組電池(10)を構成する電池モジュール(11)である請求項1~7のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  9. 前記フィルタ回路は、RCローパスフィルタ回路である請求項1~8のいずれか1項に記載の温度検出装置。
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