JP7159061B2 - 放電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放電制御装置に関する。
直流電力と交流電力との間で電力を変換する電力変換装置は、インバータ回路を構成する半導体モジュールと電荷を蓄えるコンデンサを備えている。そして、電力変換装置の修理等により高電圧バッテリとインバータ回路とが電気的に切り離された場合はコンデンサに蓄えられた電荷を速やかに放電するための放電抵抗を備えた放電制御装置が設けられている。
特許文献1には、マイコンなどの制御回路は、スイッチを通電にして放電抵抗によりコンデンサの放電を開始した後に、測定されたコンデンサの端子電圧が、予め設定された電圧低下特性を越えた場合に、スイッチを遮断にして放電抵抗によるコンデンサの放電を停止する装置が記載されている。
特開2012-120436号公報
従来の装置では、マイコンが異常になったときに放電が不可能になったり、放電抵抗を故障させる問題があった。
本発明による放電制御装置は、インバータ回路の平滑用のコンデンサと並列に接続され、放電抵抗とスイッチ回路との直列接続よりなる放電回路と、前記コンデンサに印加される電圧を検出する電圧モニタ回路と、前記電圧モニタ回路で検出された前記電圧の負方向の時間変化量が所定値以上である場合に切替信号を出力する微分回路と、放電指令を出力する制御回路と、前記制御回路を監視して前記制御回路の異常を検知して異常信号を出力する監視回路と、前記放電指令もしくは前記異常信号に応答し、前記スイッチ回路を導通させるための放電駆動信号として、前記スイッチ回路を常に導通させる第1の信号と、前記スイッチ回路を間欠的に導通/遮断させる第2の信号とを生成する論理回路とを備え、前記論理回路は、前記微分回路から前記切替信号が出力された場合は前記第1の信号を前記スイッチ回路へ出力し、前記微分回路から前記切替信号が出力されない場合は前記第2の信号を前記スイッチ回路へ出力する。
本発明によれば、マイコンが異常になっても放電が可能であり、放電抵抗を故障させることはない。
放電制御装置の回路構成図である。 コンタクタおよびマイコンが正常な場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが正常、マイコンが異常で放電指令がロウ側に固着の場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが正常、マイコンが異常で放電指令がハイ側に固着の場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが異常でマイコンが正常な場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが異常で、マイコンが異常で放電指令がロウ側に固着の場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが異常で、マイコンが異常で放電指令がハイ側に固着の場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが異常で、その後、コンタクタが正常に復帰した場合のタイムチャートを示す図である。 コンタクタが正常で、その後、コンタクタが異常になった場合のタイムチャートを示す図である。
図1は放電制御装置100の回路構成図である。
図1に示すように、バッテリ101には、コンタクタ102を介して正極側バスバー103が設けられている。正極側バスバー103と負極側バスバー104には図示省略したインバータ回路が接続される。また、正極側バスバー103と負極側バスバー104との間には、コンデンサ105が設けられている。このコンデンサ105は、図示省略したインバータ回路の平滑用のコンデンサである。さらに、正極側バスバー103と負極側バスバー104との間には、コンデンサ105を放電するために、コンデンサ105と並列に、放電抵抗106とスイッチ回路107よりなる放電回路を備えている。また、コンデンサ105と並列に、正極側と負極側の間の電圧を検出する電圧モニタ回路108が設けられている。
電圧モニタ回路108で検出された電圧HVDCは微分回路109およびマイコン110に入力される。微分回路109は電圧の落ち込み度合いを監視する回路であり、電圧の変化量dV/dtが所定値になった場合に切替回路111およびマイコン110へ切替信号を出力する。
マイコン110は、電圧モニタ回路108からの電圧HVDCと微分回路109からの切替信号に基づいて、電圧モニタ回路108と微分回路109の動作状態を確認する。
監視回路112はマイコン110へ電源を供給するとともに、マイコン110が異常状態であるか否かを常時監視している。監視回路112はウオッチドッグタイマーを内蔵し、マイコン110から一定時間ごとに送られて来る信号でウオッチドッグタイマーをリセットする。ウオッチドッグタイマーがリセットされなかった場合に、監視回路112はマイコン110が異常状態であることを検知してマイコン異常信号をオア回路113へ出力する。
マイコン110は、例えば、図示省略した上位管理制御ユニットからの情報によりコンタクタ102がオープン(遮断)にされた後、上位管理制御ユニットからの指令に応答して放電指令を出力する。この放電指令は、オア回路113へ出力される。
オア回路113は、マイコン異常信号もしくは放電指令を受けて、スイッチ回路107を常に導通させるパターンAの信号を出力する。パターンAの信号はタイマー回路114および切替回路111へ出力される。タイマー回路114は、オア回路113から受けたパターンAの信号を間欠パターン(スイッチ回路107を間欠的に導通/遮断させる信号)に変換したパターンBの信号を出力する。切替回路111は、微分回路109からの切替信号に応じて、パターンAの信号もしくはパターンBの信号を放電駆動信号としてスイッチ回路107へ出力する。
スイッチ回路107は、放電駆動信号を受けて導通し、放電抵抗106を介してコンデンサ105の電荷を放電する。
オア回路113、タイマー回路114、切替回路111は、PLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)にて構成される論理回路120である。
論理回路120は、微分回路109による電圧の落ち込みの有無を検出して、電圧の落ち込みが検出された場合には、スイッチ回路107を常に導通させるパターンAの信号(第1の信号)を、微分回路109で電圧の落ち込みが検出されなかった場合には、スイッチ回路107を間欠的に導通/遮断させるパターンBの信号(第2の信号)を生成する。
以下に、コンタクタ102が正常な場合、コンタクタ102が異常な場合、またマイコン110が正常な場合、マイコン110が異常な場合、それぞれの放電の動作についてタイムチャートを参照して説明する。
(1-1・・コンタクタ102およびマイコン110が正常な場合)
図2は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図2(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図2(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図2(C)は、マイコン110より出力される放電指令を、図2(D)は、監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図2(E)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図2(F)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図2(G)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102は正常であるので、図示省略した上位管理制御ユニットからの情報によりコンタクタ102はオープン(遮断)にされる。マイコン110は、インバータ回路の異常など上位管理制御ユニットからの情報により図2(C)に示す放電指令を出力する。この放電指令は図2(E)に示すパターンAの信号を切替回路111へ出力する。タイマー回路114は、入力された放電指令を図2(F)に示すパターンBの信号に変換して出力する。切替回路111は、パターンAとパターンBを入力され、微分回路109からの切替信号の有無によってどちらのパターンを出力するか切替える。
放電開始時は微分回路109からの図2(B)に示す切替信号が無いのでパターンBを出力する。スイッチ回路107は、切替回路111から出力される放電駆動信号に応じて放電抵抗106とバッテリ101の負極側との接続を導通する。電圧モニタ回路108は、バッテリの正極側と負極側の電位差を監視し、マイコン110と微分回路109に電圧情報を入力する。微分回路109は、電圧情報をもとに高電圧が落ち込むか否かをdV/dt(変化量)によって判定し、変化量を検出するとマイコン110と切替回路111に切替信号を出力する。
切替回路111は、微分回路109からの切替信号を入力すると、放電駆動信号をパターンBから図2(E)に示すパターンAに切替える。この切替えによって、急速放電が可能となる。ここで、dV/dtの検知速度t1とパターンBのオン時間t2を比較したときに、(dV/dtの検知速度t1)<(パターンBのオン時間t2)という関係が成立する時間をパターンBのオン時間とする。また、電圧が小さくなるほど微分回路のdV/dtは小さくなるので、放電目標電圧に到達するまでdV/dtを検出可能となるように微分回路の抵抗、コンデンサの定数を選定する。
これにより、コンタクタ102およびマイコン110が正常な場合に放電する局面では、マイコン110からの放電指令をもとにスイッチ回路107を駆動させることで正常に急速放電を行うことが可能である。
(1-2・・コンタクタ102が正常、マイコン110が異常で放電指令がロウ側に固着の場合)
図3は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図3(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図3(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図3(C)は、マイコン110より出力される放電指令を、図3(D)は、監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図3(E)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図3(F)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図3(G)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102は正常であるので、図示省略した上位管理制御ユニットからの情報によりコンタクタ102はオープン(遮断)にされる。監視回路112は、マイコン110の監視機能を持ち、マイコン110が異常であることを検知すると図3(D)に示すようにマイコン異常信号をオア回路113へ出力する。一方、マイコン110はロウ側に固着の故障となっているので、図3(C)に示すようにマイコン110から放電指令は出力されていない。このため、切替回路111とタイマー回路114にはパターンAが入力される。以下のシーケンスはマイコン正常時かつコンタクタ正常時と同じである。すなわち、マイコン正常時かつコンタクタ正常時の放電指令に替えて、マイコン異常信号が入力される。
これにより、コンタクタ正常時かつマイコンロウ側に固着の異常時には、監視回路112からのマイコン異常信号をもとにスイッチ回路107を駆動させることで急速放電を正常に行うことを可能になる。
(1-3・・コンタクタ102が正常、マイコン110が異常で放電指令がハイ側に固着の場合)
図4は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図4(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図4(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図4(C)は、マイコン110より出力される放電指令を、図4(D)は、監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図4(E)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図4(F)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図4(G)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102は正常であるので、図示省略した上位管理制御ユニットからの情報によりコンタクタ102はオープン(遮断)にされる。監視回路112は、マイコン110の監視機能を持ち、マイコン110の異常を検知すると図4(D)に示すようにマイコン異常信号を出力する。一方、マイコン110は放電指令がハイ側に固着した故障となっているので、マイコン110からも図4(C)に示すように放電指令が出力される。以下のシーケンスはマイコン正常時かつコンタクタ正常時と同じである。すなわち、マイコン正常時かつコンタクタ正常時の放電指令とともに、マイコン異常信号も入力される。
これにより、コンタクタ102が正常、マイコン110が異常で放電指令がハイ側に固着の場合は、マイコン110からの放電指令及び監視回路112からのマイコン異常信号をもとにスイッチ回路107を駆動させることで急速放電を正常に行うことが可能である。
(2-1・・コンタクタ102が異常でマイコン110が正常な場合)
図5は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図5(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図5(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図5(C)は、マイコン110より出力される放電指令を、図5(D)は、監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図5(E)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図5(F)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図5(G)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102は異常であり、上位管理制御ユニットからの情報に係わらずコンタクタ102はクローズ(導通)にされる。マイコン110は、インバータ回路の異常などの上位管理制御ユニットからの情報により図5(C)に示すように放電指令を出力する。この放電指令は図5(E)に示すパターンAの信号を切替回路111へ出力する。タイマー回路114は、入力された放電指令を図5(F)に示すパターンBの信号に変換して出力する。切替回路111には、パターンAとパターンBを入力され、微分回路109からの切替信号の有無によってどちらのパターンを出力するか切替える。
放電開始時は微分回路109からの図2(B)に示す切替信号が無いのでパターンBを出力する。パターンBの信号により、スイッチ回路107が駆動され、放電が開始される。しかし、微分回路109は、コンタクタ102の異常により変化量dV/dtを検出しないため、切替信号を出力しない。切替回路111は、切替信号が入力されないので切替をせずにパターンBの信号を続けて出力する。パターンBの信号を出力することにより、放電抵抗106が故障しない放電が可能となる。
これにより、コンタクタ102が異常でマイコン110が正常な場合は、マイコン110からの放電指令をもとに放電を開始するが、コンタクタ102が異常であるので、安全な放電に移行する。
(2-2・・コンタクタ102が異常で、マイコン110が異常で放電指令がロウ側に固着の場合)
図6は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図6(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図6(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図6(C)は、マイコン110より出力される放電指令を、図6(D)は、監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図6(E)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図6(F)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図6(G)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102は異常であり、上位管理制御ユニットからの情報に係わらずコンタクタ102はクローズ(導通)にされる。監視回路112は、マイコン110の監視機能を持ち、マイコン110の異常を検知するとマイコン異常信号を出力する。一方、マイコン110は放電指令がロウ側に固着の故障になっているので、マイコン110から放電指令を出力することはできない。図6(D)に示すマイコン異常信号はパターンAの信号を切替回路111へ出力する。タイマー回路114は、入力されたマイコン異常信号を図6(F)に示すパターンBの信号に変換して出力する。切替回路111には、パターンAとパターンBを入力され、微分回路109からの切替信号の有無によってどちらのパターンを出力するか切替える。
放電開始時は微分回路109からの図6(B)に示す切替信号が無いのでパターンBを出力する。パターンBの信号により、スイッチ回路107が駆動され、放電が開始される。しかし、微分回路109は、コンタクタ102の異常により変化量dV/dtを検出しないため、切替信号を出力しない。切替回路111は、切替信号が入力されないので切替をせずにパターンBの信号を続けて出力する。パターンBの信号を出力することにより、放電抵抗106が故障しない放電が可能となる。
これにより、コンタクタ102が異常で、マイコン110が異常で放電指令がロウ側に固着の場合は、監視回路112からのマイコン異常信号をもとに放電を開始するが、コンタクタ102が異常であるので、安全な放電に移行する。
(2-3・・コンタクタ102が異常で、マイコン110が異常で放電指令がハイ側に固着の場合)
図7は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図7(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図7(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図7(C)は、マイコン110より出力される放電指令を、図7(D)は、監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図7(E)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図7(F)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図7(G)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102は異常であり、上位管理制御ユニットからの情報に係わらずコンタクタ102はクローズ(導通)にされる。監視回路112は、マイコン110の監視機能を持ち、マイコン110の異常を検知すると図7(D)に示すようにマイコン異常信号を出力する。一方、マイコン110は放電指令がハイ側に固着する故障となっているので、マイコン110からも放電指令が出力される。以下のシーケンスはコンタクタ102が異常でマイコン110が正常な場合と同様である。
コンタクタ102が異常で、マイコン110が異常で放電指令がハイ側に固着の場合では、マイコン110からの放電指令及び監視回路112からのマイコン異常信号をもとに放電指令をもとに放電を開始するが、コンタクタ102が異常であるので、安全な放電に移行する。
(3-1・・コンタクタ102が異常で、その後、コンタクタ102が正常に復帰した場合)
図8は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図8(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図8(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図8(C)は、マイコン110より出力される放電指令、または監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図8(D)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図8(E)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図8(F)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102が異常でコンタクタ102は異常であり、上位管理制御ユニットからの情報に係わらずコンタクタ102はクローズ(導通)にされる。図8(C)に示すように、マイコン110より放電指令が、または監視回路112よりマイコン異常信号が出力され、微分回路109より切替信号は出力されないので、図8(F)に示すように、切替回路111はパターンBの放電駆動指令を出力する。その後、コンタクタ102が正常に復帰して、コンタクタ102はオープン(遮断)にされる。この時、微分回路109より切替信号が出力され、図8(F)に示すように、切替回路111はパターンAの放電駆動信号を出力する。
これにより、コンタクタ102が放電途中で正常に復帰した場合でも、放電パターンを切替えて適切な放電を行うことが可能である。
(3-2・・コンタクタ102が正常で、その後、コンタクタ102が異常になった場合)
図9は、この場合の信号のタイムチャートを示す図である。図9(A)は電圧モニタ回路108より出力される電圧HVDCを、図9(B)は、微分回路109より出力される切替信号を、図9(C)は、マイコン110より出力される放電指令、または監視回路112より出力されるマイコン異常信号を、図9(D)はオア回路113より出力されるパターンAの信号を、図9(E)は、タイマー回路114より出力されるパターンBの信号を、図9(F)は、切替回路111より出力される放電駆動信号を示す。
コンタクタ102が正常の場合は、コンタクタ102はオープン(遮断)にされる。図9(C)に示すように、マイコン110より放電指令が、または監視回路112よりマイコン異常信号が出力される。そして、微分回路109より切替信号が出力され、図9(F)に示すように、切替回路111はパターンAの放電駆動信号を出力する。
その後、コンタクタ102が異常になった場合は、コンタクタ102はクローズ(導通)にされる。図9(B)に示すように、微分回路109は切替信号を出力しなくなるので、図9(F)に示すように、切替回路111はパターンBの放電駆動信号を出力する。なお、ノイズにより微分回路109がdV/dt(変化量)を誤検知して切替信号を出力しなくなった場合も同様である。
これにより、コンタクタ102が放電途中で異常になった場合でも、放電パターンを切替えて適切な放電を行うことが可能である。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)放電制御装置100は、インバータ回路の平滑用のコンデンサ105と並列に接続され、放電抵抗106とスイッチ回路107との直列接続よりなる放電回路と、コンデンサ105に印加される電圧を検出する電圧モニタ回路108と、電圧モニタ回路108で検出された電圧の落ち込み度合いを検出する微分回路109と、放電指令を出力するマイコン110と、マイコン110を監視してマイコン110の異常を検知して異常信号を出力する監視回路112と、放電指令もしくは異常信号に応答し、スイッチ回路107を導通させるための放電駆動信号を生成する論理回路120とを備え、論理回路120は、微分回路109で検出された電圧の落ち込み度合いに応じて、異なる放電駆動信号を生成する。これにより、マイコン110が異常になっても放電が可能であり、放電抵抗を故障させることはない。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
100 放電制御装置
101 バッテリ
102 コンタクタ
103 正極側バスバー
104 負極側バスバー
105 コンデンサ
106 放電抵抗
107 スイッチ回路
108 電圧モニタ回路
109 微分回路
110 マイコン
111 切替回路
112 監視回路
113 オア回路
120 論理回路

Claims (2)

  1. インバータ回路の平滑用のコンデンサと並列に接続され、放電抵抗とスイッチ回路との直列接続よりなる放電回路と、
    前記コンデンサに印加される電圧を検出する電圧モニタ回路と、
    前記電圧モニタ回路で検出された前記電圧の負方向の時間変化量が所定値以上である場合に切替信号を出力する微分回路と、
    放電指令を出力する制御回路と、
    前記制御回路を監視して前記制御回路の異常を検知して異常信号を出力する監視回路と、
    前記放電指令もしくは前記異常信号に応答し、前記スイッチ回路を導通させるための放電駆動信号として、前記スイッチ回路を常に導通させる第1の信号と、前記スイッチ回路を間欠的に導通/遮断させる第2の信号とを生成する論理回路とを備え、
    前記論理回路は、前記微分回路から前記切替信号が出力された場合は前記第1の信号を前記スイッチ回路へ出力し、前記微分回路から前記切替信号が出力されない場合は前記第2の信号を前記スイッチ回路へ出力する放電制御装置。
  2. 請求項1に記載の放電制御装置において、
    前記論理回路は、前記放電指令または前記異常信号が入力されると前記第1の信号を出力するオア回路と、前記オア回路からの前記第1の信号を基に前記第2の信号を生成するタイマー回路と、前記微分回路から前記切替信号が出力された場合は前記第1の信号を出力し、前記微分回路から前記切替信号が出力されない場合は前記第2の信号を出力する切替回路とを備える放電制御装置。
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