JP2007089371A - バックコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】バックコンバータに使用するスイッチング素子の破壊を防止するための保護回路を低コストな構成で実現することが可能なバックコンバータを提供することを目的とする。
【解決手段】マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1を検出し、ハーフブリッジ回路11の起動前に、コンデンサC1の電圧の検出結果に基づいて、ディスチャージコントロール部16およびSW回路17を介して、ハーフブリッジ回路11のスイッチング素子Q2をONさせて、コンデンサC1に蓄積された電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バックコンバータに関し、詳細には、バックコンバータのコンデンサに蓄積された電荷を放電するための保護回路を備えたバックコンバータに関する。
ハーフブリッジ式バックコンバータは、各種デジタルアンプシステムに利用されている。かかるハーフブリッジ式バックコンバータは、主として、ハーフブリッジコントロール部と、ハーフブリッジ回路と、コイルL・コンデンサCからなるローパスフィルタとで構成される。
図6は、ハーフブリッジ式バックコンバータを備えたデジタルアンプシステムの従来の構成例を示す図である。同図において、100はハーフブリッジコントロール部、200はハーフブリッジ回路、LPFはローパスフィルタ、300はデジタルアンプ、400はスピーカ、500はディスチャージ保護回路を示している。ハーフブリッジコントロール部100、ハーフブリッジ回路200、およびローパスフィルタLPFはバックコンバータを構成する。
同図において、ローパスフィルタLPFのコンデンサC1に電荷が蓄積されている状態のまま、ACがOFF(本体電源がOFF)されると、コンデンサC1に蓄積された電荷は放電されにくくなる。コンデンサC1に多くの電荷が残った状態からACをON(本体電源を投入)した場合、バックコンバータが起動する際に、ハーフブリッジ回路200のスイッチング素子Q2を破壊する場合がある。具体的には、通常、スイッチング素子Q2から起動を開始(スイッチング素子Q2 ON)させるため、コンデンサC1の電荷がスイッチング素子Q2を介してグランドに放電する。ここで、コンデンサC1に蓄えられている電荷が多い状態で、スイッチング素子Q2のON時間が長いと、コンデンサC1の定格電流を越える電流が流れてしまい、スイッチング素子Q2を破壊してしまうことになる。
このため、バックコンバータを起動する前にコンデンサC1の電荷を予め放電するためのディスチャージ保護回路500が設けられている。このディスチャージ保護回路500では、バックコンバータを起動する前に、電圧検出部501は、コンデンサC1の電圧を検出し、ディスチャージコントロール部502は、スイッチング素子Q3をONさせて、コンデンサC1に蓄積した電荷を、抵抗Rおよびスイッチング素子Q3を介してグランドに放電させる。
しかしながら、コンデンサC1はアンプ電源用コンデンサであり、例えば、100Wを越えるようなハイパワーアンプの場合には、コンデンサC1の電荷容量もかなり大きくなるため、ディスチャージ保護回路500に使用するスイッチング素子Q3の定格も大きいものとなり、ディスチャージ保護回路500のコストが高くなるという問題がある。なお、平滑コンデンサの放電に回生抵抗を使用するものとして、例えば、特許文献1が公知である。
特開平9−121592号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、バックコンバータに使用するスイッチング素子の破壊を防止するための保護回路を低コストな構成で実現することが可能なバックコンバータを提供することを目的の1つとする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、前記ハーフブリッジ回路と接続された、コンデンサを含むローパスフィルタと、前記コンデンサに蓄積された電荷を放電させる放電制御手段と、を備え、前記放電制御手段は、前記ハーフブリッジ回路の起動前に、前記スイッチング素子を介して前記コンデンサに蓄積された電荷を放電させることを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るバックコンバータの最良の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
本実施の形態に係るバックコンバータは、コンデンサに蓄積された電荷でスイッチング素子の破壊を防止するために使用するコンデンサの放電回路を低コストな構成で実現するために、新たに放電用のスイッチング素子を設けることなく、搭載されている部品を代用することにより、すなわち、他の用途でも使用されるスイッチング素子を使用して、コンデンサの電荷を放電させるものである。具体的には、(1)バックコンバータのハーフブリッジ回路のスイッチング素子を使用してコンデンサの電荷をグランドに放電させる、(2)バックコンバータの後段に設けられたハーフブリッジ回路のスイッチング素子を使用してコンデンサの電荷を放電させる。この場合、放電時に放電に使用するスイッチング素子の破壊を防止するために、スイッチング素子をON/OFFさせるタイミングをコンデンサの電圧に応じて変更し、コンデンサの電圧が高い場合は、そのON幅を小さくし、コンデンサの電圧が低くなるのに伴って、ON幅を大きくする。これにより、スイッチング素子を破壊することなく、コンデンサの電荷を短時間に放電させることが可能となる。
図1は、実施例1に係るバックコンバータを搭載したデジタルアンプシステムの構成例を示す図である。図1に示すデジタルアンプシステムは、ハーフブリッジコントロール部10と、ハーフブリッジ回路11と、ローパスフィルタLPFと、アンプ12と、スピーカ13と、マイコン14と、ディスチャージ切替部15と、ディスチャージコントロール部16と、SW回路17とを備えている。ハーフブリッジコントロール部10、ハーフブリッジ回路11、およびローパスフィルタLPFはバックコンバータを構成する。
ハーフブリッジコントロール部10は、マイコン14の制御に従って、ハーフブリッジ回路11のスイッチング素子Q1,Q2のスイッチングを行う。ハーフブリッジ回路11は、定電圧源VDDとグランド間に、パワーMOS FET等のスイッチング素子Q1,Q2が直列接続されて構成されている。ハーフブリッジ回路11には、本体電源が投入(ACがON)された場合に定電圧VDDが印加される。ハーフブリッジ回路11は、ハーフブリッジコントロール部10でスイッチング素子Q1,Q2がスイッチングされてスイッチング信号を出力する。
ローパスフィルタLPFは、スイッチング素子Q1とQ2の接続点とアンプ12間に接続されたコイルL1と、コイルL1とアンプ12の接続点とグランド間に接続されたコンデンサC1とからなり、ハーフブリッジ回路11から入力するスイッチング信号の交流成分を除去する。コンデンサC1に蓄積された電荷の放電方法は後述する。アンプ12は、例えば、クラスDアンプからなり、不図示のオーディオ回路から入力されるオーディオ信号を増幅してスピーカ13に出力する。
SW回路17は、その出力側がハーフブリッジ回路11のスイッチング素子Q2のゲートに接続されており、ディスチャージ切替部15からの切替信号に応じて、ハーフブリッジコントロール部10とディスチャージコントロール部16との入力の切り替えを行う。
ディスチャージ切替部15は、マイコン14から入力されるコントロール信号に応じて、ハーフブリッジコントロール部10とディスチャージコントロール部16との入力の切替を指示する切替信号をSW回路17に出力する。ディスチャージコントロール部16は、例えば、PWMパルス発生回路からなり、マイコン14から入力されるコントロール信号に応じたパルス幅のディスチャージコントロール信号を、SW回路17を介してハーフブリッジ回路11のスイッチング素子Q2に出力する。
マイコン14は、デジタルアンプシステムの動作全体を制御するものであり、コンデンサC1の電圧VC1を検出したり、ハーフブリッジコントロール部10、ディスチャージ切替部15、およびディスチャージコントロール部16を制御して、ハーフブリッジ回路11の起動やコンデンサC1の電荷放電の制御等を行う。
図2は、マイコン14の制御動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、ディスチャージコントロール信号のON幅(パルス幅)を一定とした場合について説明する。
図2において、本体電源が投入(ACがON)されると、電源供給ラインからハーフブリッジ回路11に定電圧VDDが印加されるとともに、マイコン14が起動する。まず、マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1を検出し、コンデンサC1の電圧VC1≦V0であるか否かを判断する(ステップS1)。
マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦V0でない場合(ステップS1の「No」)、すなわち、コンデンサC1の電圧がV0を越えている場合には、ディスチャージ切替部15を介して、SW回路17の接続をディスチャージコントロール部16側に切り替える。ディスチャージコントロール部16は、マイコン14から入力されるコントロール信号に従って、ON幅(パルス幅)一定のディスチャージコントロール信号をスイッチング素子Q2に出力し、コンデンサC1に蓄積した電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させる(ステップS2)。この場合、ディスチャージコントロール信号は、スイッチング素子Q2の定格電流を越えないようなパルス幅とする。
他方、マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦V0である場合には(ステップS1の「Yes」)、ディスチャージ切替部17を介して、SW回路17の接続をハーフブリッジコントロール部10側に切替え、ハーフブリッジコントロール部10にハーフブリッジ回路11のスイッチングを行わせて、ハーフブリッジ回路11を起動する(ステップS3)。
これにより、ハーフブリッジ回路11では、スイッチング素子Q1,Q2がスイッチングされて、そのスイッチング信号が出力される。ハーフブリッジ回路11の出力は、コイルL1でノイズが除去された後、コンデンサC1に電荷がチャージされることにより、リップルが除去されて安定化した電圧がアンプ12に供給される。
図3は、マイコン14の制御動作の他の例を説明するためのフローチャートである。ここでは、ディスチャージコントロール信号のON幅をコンデンサC1の電圧VC1に基づいて変更する場合について説明する。図3において、Tm<Tm-1<Tm-2<T0、Vm>Vm-1>Vm-2>V0である。図4は、タイミングチャートの一例を示す図である。図4では、マイコン14の電源電圧Vcc、ハーフブリッジコントロール部10の電源電圧Vc、スイッチング素子Q1のコントロール電圧V01、スイッチング素子Q2のコントロール電圧V02を示している。
図3において、本体電源が投入(ACがON)されると、電源供給ラインからハーフブリッジ回路11に定電圧VDDが印加されるとともに、マイコン14が起動する。マイコン14は、コンデンサC1の両端間の電圧VC1を検出し、コンデンサC1の電圧VC1≦Vmであるか否かを判断する(ステップS11)。マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦Vmでない場合には(ステップS11の「No」)、ディスチャージ切替部15を介して、SW回路17の接続をディスチャージコントロール部16側に切替える。そして、マイコン14はON幅をTmとするコントロール信号をディスチャージコントロール部16に出力し、これに応じて、ディスチャージコントロール部16は、ON幅Tmのディスチャージコントロール信号をスイッチング素子Q2に出力し、コンデンサC1に蓄積した電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させる(ステップS12)。
マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦Vmである場合には(ステップS11の「Yes」)、コンデンサC1の電圧VC1≦Vm-1であるか否かを判断する(ステップS13)。コンデンサC1の電圧VC1≦Vm-1でない場合には(ステップS13の「No」)、ディスチャージ切替部15を介して、SW回路17の接続をディスチャージコントロール部16側に切替える。そして、マイコン14はON幅をTm-1とするコントロール信号をディスチャージコントロール部16に出力し、これに応じて、ディスチャージコントロール部16は、ON幅Tm-1のディスチャージコントロール信号をスイッチング素子Q2に出力し、コンデンサC1に蓄積した電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させる(ステップS14)。
マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦Vm-1である場合には(ステップS13の「Yes」)、コンデンサC1の電圧VC1≦Vm-2であるか否かを判断する(ステップS15)。コンデンサC1の電圧VC1≦Vm-2でない場合には(ステップS15の「No」)、ディスチャージ切替部15を介して、SW回路17の接続をディスチャージコントロール部16側に切替える。そして、マイコン14はON幅をTm-2とするコントロール信号をディスチャージコントロール部16に出力し、これに応じて、ディスチャージコントロール部16は、ON幅Tm-2のディスチャージコントロール信号をスイッチング素子Q2に出力し、コンデンサC1に蓄積した電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させる(ステップS16)。
マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦Vm-2である場合には(ステップS15の「YES」)、コンデンサC1の電圧VC1≦V0であるか否かを判断する(ステップS17)。マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦V0でない場合には(ステップS17の「No」)、ディスチャージ切替部15を介して、SW回路17の接続をディスチャージコントロール部16側に切替える。そして、マイコン14はON幅をT0とするコントロール信号をディスチャージコントロール部16に出力し、これに応じて、ディスチャージコントロール部16は、ON幅T0のディスチャージコントロール信号をスイッチング素子Q2に出力し、コンデンサC1に蓄積した電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させる(ステップS18)。
マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1≦V0である場合には(ステップS17の「Yes」)、ディスチャージ切替部15を介して、SW回路17の接続をハーフブリッジコントロール部10側に切替え、ハーフブリッジコントロール部10にハーフブリッジ回路11のスイッチングを行わせて、ハーフブリッジ回路11を起動する(ステップS19)。
以上説明したように、実施例1によれば、マイコン14は、コンデンサC1の電圧VC1を検出し、ハーフブリッジ回路11の起動前に、コンデンサC1の電圧の検出結果に基づいて、ディスチャージコントロール部16およびSW回路17を介して、スイッチング素子Q2をONさせて、コンデンサC1に蓄積された電荷を、スイッチング素子Q2を介してグランドに放電させることとしたので、新たに放電用のスイッチング素子を設けることなく、バックコンバータに搭載されているスイッチング素子を使用してコンデンサの電荷を放電させることができ、バックコンバータで使用するスイッチング素子の破壊を防止するための保護回路を低コストな構成で実現することが可能となる。
また、マイコン14は、コンデンサC1の電荷を放電する際に、コンデンサC1の電圧VC1に応じてスイッチング素子Q2をONさせるディスチャージコントロール信号のON幅(パルス幅)を変更することとしたので、スイッチング素子Q2を破壊することなく短時間でコンデンサC1の電荷を放電させることが可能となる。なお、図4では、コンデンサC1の検出電圧VC1の所定範囲毎に、パルス幅を一定とした場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、パルス幅を一定にしなくてもよい。
図5は、実施例2に係るバックコンバータを搭載したデジタルアンプシステムの構成例を示す図である。実施例1に係るバックコンバータでは、コンデンサC1の電荷をハーフブリッジ回路11のスイッチング部Q2を介してグランドに放電する構成とした。これに対して、実施例2に係るバックコンバータでは、アンプ22の出力段に設けられたハーフブリッジ回路のスイッチング素子QA1,QA2からコンデンサC1に蓄積された電荷を放電する構成である。実施例1と共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すデジタルアンプシステムは、ハーフブリッジコントロール部20と、ハーフブリッジ回路21と、ローパスフィルタLPFと、アンプ22と、マイコン23と、ハーフブリッジコントロール部24と、ディスチャージ切替部25と、ディスチャージコントロール部26と、SW回路27,28と、スピーカ29とを備えている。ハーフブリッジコントロール部20、ハーフブリッジ回路21、およびローパスフィルタLPFはバックコンバータを構成する。
アンプ22は、ローパスフィルタLPFとグランド間に、パワーMOS FET等のスイッチング素子QA1,QA2が直列接続されて構成されるハーフブリッジ回路を備えている。ハーフブリッジコントロール部24は、マイコン23の制御に従って、アンプ22のスイッチング素子QA1,QA2のスイッチングを行う。
SW回路27,28は、その出力側がアンプ22のハーフブリッジ回路のスイッチング素子QA1,QA2のゲートにそれぞれ接続されており、ディスチャージ切替部25からの切替信号に応じて、ハーフブリッジコントロール部24とディスチャージコントロール部26との入力の切り替えを行う。
ディスチャージ切替部25は、マイコン23から入力されるコントロール信号に応じて、ハーフブリッジコントロール部24とディスチャージコントロール部26との入力の切替を指示する切替信号をSW回路27,28に出力する。ディスチャージコントロール部26は、例えば、PWMパルス発生回路からなり、マイコン23から入力されるコントロール信号に応じたパルス幅のディスチャージコントロール信号を、SW回路27,28を介して、スイッチング素子QA1,QA2に出力する。
マイコン23は、デジタルアンプシステムの動作全体を制御するものであり、コンデンサC1の電圧を検出したり、ハーフブリッジコントロール部20、24、ディスチャージ切替部25、およびディスチャージコントロール部26を制御して、ハーフブリッジ回路21の起動やコンデンサC1の電荷放電の制御等を行う。
つぎに、マイコン23の制御動作を簡単に説明する。まず、本体電源が投入(ACがON)されると、電源供給ラインからハーフブリッジ回路21に定電圧VDDが印加されるとともに、マイコン23が起動する。マイコン23は、コンデンサC1の電圧VC1を検出し、コンデンサC1の電圧VC1≦V0であるか否かを判断する。マイコン23は、コンデンサC1の電圧VC1≦V0でない場合、すなわち、コンデンサC1の電圧がV0を越えている場合には、ディスチャージ切替部25を介して、SW回路27,28の接続をディスチャージコントロール部26側に切り替える。ディスチャージコントロール部26は、マイコン23から入力されるコントロール信号に従って、ON幅(パルス幅)一定のディスチャージコントロール信号をアンプ22のスイッチング素子QA1,QA2に出力し、コンデンサC1に蓄積した電荷を、スイッチング素子QA1,QA2を介してグランドに放電させる。この場合、ディスチャージコントロール信号は、スイッチング素子QA1,QA2の定格電流を越えないようなパルス幅とする。なお、上記図3および図4で説明したように、ディスチャージコントロール信号のON幅(パルス幅)をコンデンサC1の電圧VC1に基づいて変更することにしてもよい。
他方、マイコン23は、コンデンサC1の電圧VC1≦V0である場合には、ディスチャージ切替部25を介して、SW回路27,28の接続をハーフブリッジコントロール部24側に切替える。そして、マイコン23は、ハーフブリッジコントロール部20にハーフブリッジ回路21のスイッチング素子Q1,Q2のスイッチングを行わせて、ハーフブリッジ回路21を起動するとともに、ハーフブリッジコントロール部24にアンプ22のQA1,QA2のスイッチングを行わせて、アンプ22を起動する。
これにより、ハーフブリッジ回路21では、スイッチング素子Q1,Q2がスイッチングされて、スイッチング信号が出力される。ハーフブリッジ回路21の出力は、コイルL1でノイズが除去された後、コンデンサC1に電荷がチャージされることにより、リップルが除去されて安定化した電圧がアンプ22に供給される。
以上説明したように、実施例2によれば、マイコン23は、コンデンサC1の電圧VC1を検出し、ハーフブリッジ回路21の起動前に、コンデンサC1の電圧の検出結果に基づいて、ディスチャージコントロール部26およびSW回路27,28を介して、アンプ22のスイッチング素子QA1,QA2をONさせて、コンデンサC1に蓄積された電荷をスイッチング素子QA1,QA2を介してグランドに放電させることとしたので、新たに放電用のスイッチング素子を設けることなく、アンプに搭載されているスイッチング素子を使用して、コンデンサの電荷を放電させることができ、バックコンバータで使用するスイッチング素子の破壊を防止するための保護回路を低コストな構成で実現することが可能となる。
また、マイコン23は、コンデンサC1の電荷を放電する際に、コンデンサC1の電圧VC1に応じてスイッチング素子QA1,QA2をONさせるディスチャージコントロール信号のON幅(パルス幅)を変更することとしたので、スイッチング素子QA1,QA2を破壊することなく短時間でコンデンサC1の電荷を放電させることが可能となる。
本発明に係るバックコンバータは、オーディオ装置に限らず各種電源装置に広く適用可能である。
実施例1に係るバックコンバータを搭載したデジタルアンプシステムの構成例を示す図である。 マイコンの制御動作を説明するためのフローチャートである。 マイコンの制御動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 デジタルアンプシステムのタイミングチャートの一例を示す図である。 実施例2に係るバックコンバータを搭載したデジタルアンプシステムの構成例を示す図である。 ハーフブリッジ式バックコンバータを備えたデジタルアンプシステムの従来の構成例を示す図である。
符号の説明
10 ハーフブリッジコントロール部
11 ハーフブリッジ回路
12 アンプ
13 スピーカ
14 マイコン
15 ディスチャージ切替部
16 ディスチャージコントロール部
17 SW回路
20 ハーフブリッジコントロール部
21 ハーフブリッジ回路
22 アンプ
23 マイコン
24 ハーフブリッジコントロール部
25 ディスチャージ切替部
26 ディスチャージコントロール部
27,28 SW回路
29 スピーカ
100 ハーフブリッジコントロール部
200 ハーフブリッジ回路
300 デジタルアンプ
400 スピーカ
500 ディスチャージ保護回路
501 電圧検出部
502 ディスチャージコントロール部

Claims (3)

  1. ハーフブリッジ回路内に設けられたスイッチング素子と、
    前記ハーフブリッジ回路と接続された、コンデンサを含むローパスフィルタと、
    前記コンデンサに蓄積された電荷を放電させる放電制御手段と、
    を備え、
    前記放電制御手段は、前記ハーフブリッジ回路の起動前に、前記スイッチング素子を介して前記コンデンサに蓄積された電荷を放電させることを特徴とするバックコンバータ。
  2. 前記放電制御手段は、前記スイッチング素子のONとOFFを連続的に切り替えながら、前記コンデンサに蓄積された電荷を前記スイッチング素子を介して放電させることを特徴とする請求項1に記載のバックコンバータ。
  3. 前記放電制御手段は、前記コンデンサの電圧を検出し、前記コンデンサの電圧の検出結果に基づいて前記スイッチング素子のONとOFFを切り替えるタイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載のバックコンバータ。











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