JP3099272B2 - 助手席用エアーバッグ装置 - Google Patents

助手席用エアーバッグ装置

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JP3099272B2
JP3099272B2 JP11043393A JP4339399A JP3099272B2 JP 3099272 B2 JP3099272 B2 JP 3099272B2 JP 11043393 A JP11043393 A JP 11043393A JP 4339399 A JP4339399 A JP 4339399A JP 3099272 B2 JP3099272 B2 JP 3099272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
の衝突時に助手席の乗員を衝突から保護して、安全性を
確保するための助手席用エアーバッグ装置に関し、特
に、インストルメントパネルの内側に装着された助手席
用エアーバッグ装置のエアーバッグがインストルメント
パネル外に膨張展開して乗員を衝突から保護する時、こ
のエアーバッグに対向してインストルメントパネルのカ
バーに形成されるエアーバッグ膨張展開用の破断開放部
の構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両に適用される助手席用
エアーバッグ装置は、基本的に、エアーバッグと、この
エアーバッグを折り畳んだ状態で収容するエアーバッグ
ケースと、エアーバッグを膨張展開するインフレータを
備え、インストルメントパネルの助手席と対向する内側
に装着される構成になっている。そして、インストルメ
ントパネルのカバーには、エアーバッグケースの開口部
の大きさに対応するミシン目状の破断線を入れることに
より、エアーバッグ膨張展開用の開放部が形成されてい
る。また、この開放部の内壁には補強用板材が一体に固
着されており、この補強用板材に設けたヒンジ部はイン
ストルメントパネルに連結されている。
【0003】上記のように構成された助手席用エアーバ
ッグ装置において、車両が衝突した際には、その衝突時
の衝撃力をセンサで検出し、このセンサで検出した衝撃
力が予め定めた値以上になった否かをCPU等からなる
制御装置で判定し、設定値以上と判定された時に制御装
置から出力される信号によりインフレータを動作させて
所定のガスを発生させ、このガスをエアーバッグに供給
することにより、エアーバッグを急速に膨張展開させ
る。すなわち、エアーバッグが膨張展開することによ
り、その圧力でインストルメントパネルカバーの開放部
が内側から押圧されると、開放部が破断線に沿い破断さ
れてインストルメントパネルカバーから分離さるととも
に、この分離された開放部は補強用板材のヒンジ部を支
点にしてインストルメントパネルカバーの外方へ開かれ
る。これと同時に、エアーバッグは開かれた開放部から
インストルメントパネルカバーの外方へ膨張展開され、
この膨張展開されたエアーバッグの緩衝作用で助手席の
乗員の胸部や頭部を支えることにより、乗員を車両衝突
時の衝撃力から保護するようにしている。
【0004】ところで、自動車のインストルメントパネ
ルは、一般的にポリプロピレン等の合成樹脂材により一
体成形されたインストルメントパネルコアーと、このイ
ンストルメントパネルコアーの表面を覆うポリプロピレ
ン等の合成樹脂製のインストルメントパネルカバーから
構成されている。図1及び図2は、このようなインスト
ルメントパネルカバーにエアーバッグ膨張展開用の開放
部を形成した場合の従来の説明図である。この図1及び
図2において、インストルメントパネルカバー1の外表
面は、発泡ポリプロピレン等の合成樹脂材からなるクッ
ション層2を介してポリ塩化ビニール等の合成樹脂材か
らなる装飾性・感触性及び保護機能を備える表皮層3に
より被覆されている。
【0005】このようなインストルメントパネルカバー
にエアーバッグ膨張展開用の開放部を形成する方法とし
ては、特開平7―172256号において、知られてい
ると共に、本願出願人が特願平10ー7979号にすで
に提案している。この方法は、レーザ発生手段からパル
ス状に発生するレーザをインストルメントパネルカバー
の裏面側から、その裏面に固着した補強用板材の外形縁
部に沿って相対移動しながら照射することにより、イン
ストルメントパネルカバー1、クッション層2及び表皮
層3を貫通する孔4を破線状または点線状に形成する。
これにより、エアーバッグケースの開口部に対応する大
きさのエアーバッグ膨張展開用の破断開放部5が形成さ
れる。したがって、インストルメントパネルカバーの破
断開放部5の部分が膨張展開時のエアーバッグにより内
側から強い力で押圧されると、破線状または点線状の貫
通孔4からなる破断線に沿って破断することにより破断
開放部5が開き、エアーバッグをインストルメントパネ
ルカバー1の外方へ膨張展開させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インストル
メントパネルカバーに破断開放部5用の貫通孔4をレー
ザ加工により形成した場合、インストルメントパネルカ
バー1と表皮層3間にあるクッション層2がレーザによ
り溶融されるため、図1及び図2に示すように、貫通孔
4が形成される箇所のインストルメントパネルカバー1
と表皮層3間に空洞6が生じてしまう。その結果、車両
が炎天下に晒されるなどして、車内温度が高温になる
と、表皮層3が軟化し、この表皮層3の空洞6と対向す
る箇所に、該箇所が空洞6内に没入する、いわゆるヒケ
が発生する。このヒケにより、図2に示すように、表皮
層3の表面に破断開放部5の外形に沿って不連続で、か
つ不定形な凹部7が形成されてしまう。しかも、表皮層
3の表面には貫通孔4による不定形な微小凸部が発生す
る。その結果、インストルメントパネルカバー1の外観
が損なわれるとともに意匠的効果を低下させるという問
題がある。また、前記インストルメントパネルカバー1
が前述のようにクッション層,表皮層のない単板状カバ
ーの場合であっても、車内温度が高温になると、破断開
放部用のレーザ加工による貫通孔の近辺に不規則な凹凸
状のヒケが発生し、外観を損ない、意匠効果を低下させ
る原因となっている。さらに、前記破断線に沿って形成
される貫通孔のピッチ幅を大きくすると、エアーバッグ
の膨張展開時に破断開放部5が貫通孔4からなる破断線
に沿い破断されて開くとき、表皮層3が貫通孔4からな
る破断線から外れて破断されたり、切れにくくなった
り、状況によっては、破断線に沿って切断できなくなる
と共に、破断開放部5の開き動作にも支障をきたすおそ
れがあった。
【0007】本発明は上記のような従来の課題を解決す
るためになされたもので、本発明の目的は、インストル
メントパネルカバーの表面および表皮層の表面に破断線
に沿い溝または凹凸模様を施すことにより、インストル
メントパネル面上での破断開放部の存在位置を明確化す
るとともにインストルメントパネルカバーの意匠性を向
上させ、かつ、エアーバッグの膨張展開時に破断開放部
を破断線に沿って確実に破断できる助手席用エアーバッ
グ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、車両のインストル
メントパネルを構成するインストルメントパネルコアー
と、前記インストルメントパネルコアーの表面を覆うよ
うに固定され、かつ外表面が合成樹脂製のクッション層
を介して合成樹脂製の表皮層により被覆されたインスト
ルメントパネルカバーと、前記インストルメントパネル
コアー助手席と対向する箇所に装着され、インフレータ
からのガスにより膨張展開されるエアーバッグを折り畳
んだ状態で収容するとともに前記インストルメントパネ
ルカバーの裏面と対向する箇所に開口部を有するエアー
バッグケースと、前記エアーバッグケースの開口部と相
対向する前記インストルメントパネルカバーの裏面に固
着され、かつ前記インストルメントパネルコアーに連結
した補強用板材を有する助手席用エアーバッグ装置にお
いて、前記インストルメントパネルカバーの前記エアー
バッグケースの開口部と相対向する箇所に該開口部より
大きい面積の前記補強用板材の輪郭に沿ってレーザによ
って形成された貫通孔による破断線が設けられた破断開
放部を有し、前記破断開放部は、レーザ発生手段から発
生するパルス状のレーザを前記インストルメントパネル
カバーの裏面側から破断開放部の輪郭に沿い相対移動さ
せながら照射して前記インストルメントパネルカバーと
クッション層及び表皮層を貫通する孔を所要間隔で形成
することで生じる破断線により構成され、前記破断開放
部の破断線上に位置する表皮層には、該表皮層を断面凹
状に塑性変形した溝を破断線の全長にわたり形成したこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の助手席用エアーバッグ装置において、前記破断開放部
の表面積より大きい面積の型本体と、前記型本体に前記
破断線と一致し、かつ該破断線の全長にわたり形成した
溝成形用の湾曲面を有する凸条部と、前記凸条部を加熱
する高周波加熱手段とから前記凸条部の内側と外側に位
置する湾曲面の箇所に表皮層への溝成形時に表皮層の表
面を押える押え部材を、更には、前記凸条部の先端部分
の表面に、前記表皮層の表面に形成されているシボと同
様なシボを形成する凹凸が形成されていることを特徴と
する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の助手席用エアーバック装置において、前記レーザ発生
手段は、所定周波数で発生するパルス状のレーザを一定
の周期で間欠的に発生し、かつ前記開口部の表皮層側に
レーザを感知するセンサを配設した構成となっているこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、車両のインスト
ルメントパネルを構成するインストルメントパネルコア
ーと、前記インストルメントパネルコアーの表面を覆う
ように固定されたインストルメントパネルカバーと、前
記インストルメントパネルコアー助手席と対向する箇所
に装着され、インフレータからのガスにより膨張展開さ
れるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容するとともに
前記インストルメントパネルカバーの裏面と対向する箇
所に開口部を有するエアーバッグケースと、前記エアー
バッグケースの開口部と相対向する前記インストルメン
トパネルカバーの裏面に固着され、かつ前記インストル
メントパネルコアーに連結した補強用板材を有する助手
席用エアーバッグ装置において、前記インストルメント
パネルカバーの前記エアーバッグケースの開口部と相対
向する箇所に該開口部より大きい面積の前記補強用板材
の輪郭に沿ってレーザによって形成された貫通孔による
破断線が設けられた破断開放部を有し、前記破断開放部
は、レーザ発生手段から発生するパルス状のレーザを前
記破断開放部の輪郭に沿い相対移動させながら照射して
前記インストルメントパネルカバーを貫通する孔を所要
間隔で形成することで生じる破断線により構成され、前
記破断開放部の破断線上に位置する前記インストルメン
トパネルカバーの表面には前記インストルメントパネル
カバーの成形時に一体成形による型構成によって溝が形
成されるようになっていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図3は本発明にかかる助
手席用エアーバッグ装置が装着されるインストルメント
パネルの分解斜視図、図4は本発明の実施の形態におけ
る助手席用エアーバッグ装置の縦断側面図、図5は本発
明の実施の形態における助手席用エアーバッグ装置の破
断開放部補強用板材および支持部材を拡大して示す斜視
図、図6は図3のA−A線に沿う一部の拡大断面図、図
7は図3のB−B線に沿う一部の拡大断面図、図8はレ
ーザ発生手段から発生するパルス状のレーザをインスト
ルメントパネルカバーに照射して破断開放部用の破断線
を形成した過程を示す説明用の拡大断面図、図9はイン
ストルメントパネルカバーの表皮層に破断線に沿い溝を
加工するための押し型の一部を切り欠いて示す斜視図、
図10は図9のC−C線に沿う一部の拡大断面図であ
る。
【0013】図3及び図4において、インストルメント
パネル10は、インストルメントパネルコアー101
と、このインストルメントパネルコアー101の表面を
覆うインストルメントパネルカバー102を備え、これ
らはポリプロピレン等の合成樹脂材により一体成形され
た樹脂成形品から構成されている。インストルメントパ
ネルカバー102はタッピングねじ等の適宜の手段によ
りインストルメントパネルコアー101に固定される。
また、インストルメントパネルカバー102の外表面
は、図6ないし図8に示すように、発泡ポリプロピレン
等の合成樹脂材からなるクッション層11を介してポリ
塩化ビニール等の合成樹脂材からなる装飾性・感触性及
び保護機能を備えた表皮層12により被覆されている。
【0014】さらに、前記インストルメントパネルカバ
ー102の右側部分の助手席と対向する箇所には、図3
及び図4に示すように、金属製のエアーバッグケース2
0が収容される収容部13が隔壁部材14により形成さ
れている。この隔壁部材14は、エアーバッグケース2
0等のインストルメントパネルカバー102への組み付
けを容易にするために複数のタッピングねじ15により
インストルメントパネルカバー102に着脱可能に固定
される構成になっている。また、前記収容部13と相対
向するインストルメントパネルカバー102の箇所に
は、エアーバッグの膨張展開時に開放される破断開放部
30が形成されている。この破断開放部30は、エアー
バッグケース20の開口部201とほぼ同一面積で長方
形状をなしている。
【0015】前記エアーバッグケース20を収容部13
内に装着する手法としては、図4に示すように、エアー
バッグケース20の開口部201側の上端部を、一端が
タッピングねじ15により隔壁部材14に固定され、か
つ他端が前記インストルメントパネルカバー102の裏
面に固定される補強用板材31の連接支持部材312の
水平折曲部にボルト・ナット23により固定した連結部
材24を介してねじ25により固定し、さらに、エアー
バッグケース20の開口部201側の下端部を、該下端
部に溶接した連結部材26を介してボルト・ナット23
Aにより隔壁部材14に固定することで行われる。ま
た、エアーバッグケース20内には、エアーバッグ27
が折り畳んだ状態で収納されており、このエアーバッグ
27には、隔壁部材14の外側に配設される図示省略の
インフレータ(ガス発生器)にガス吹き込みパイプ29
を通して接続されている。そして、エアーバッグケース
20の開口部201は化学繊維製の薄布からなるエアー
バッグ保護カバー28により閉塞されている。このエア
ーバッグ保護カバー28は、エアーバッグ27の不使用
時におけるエアーバッグケース20からの不用意なはみ
出しを防止するためのものであり、インフレータからの
ガス供給によるエアーバッグ27の膨張展開時には容易
に破れる性質のものである。
【0016】前記破断開放部30の内壁面には、図4に
示す金属製の補強用板材31が固着されている。この補
強用板材31は、図5に示すように、破断開放部30の
内壁面と一致する形状に湾曲されているとともに、破断
開放部30の面積より僅か小さい略長方形に形成されて
いる。そして、この補強用板材31の短尺方向の上端に
はヒンジ部311が長尺方向に延在して形成され、この
ヒンジ部311には、補強用板材31の裏面側へ折り曲
げることにより形成される連接支持部312が設けられ
ている。この連接支持部312の折曲部312aおよび
312bがボルト・ナット23,15によって前記連結
部材24および前記隔壁部材14に固定されている。ま
た、補強用板材31には、その短尺方向に延在する補強
用の凹部313が補強用板材31の長尺方向に間隔をお
いて複数形成されている。さらに、補強用板材31には
短尺方向に長い複数の結合孔314が互いに近接して縦
・横に並べて形成され、この複数の結合孔314を1ブ
ロックとし、このブロックを補強用板材31の全域にわ
たり所定の間隔で縦・横に配列して設けられている。
【0017】前記破断開放部30の内壁面には、図4に
示すように、前記各ブロックの各結合孔314と同一の
配列にした数の凸条301が各ブロックの配列に対応し
て形成されており、この凸条301を結合孔314に係
合し、その突出端を加熱溶融してかしめることにより、
補強用板材31を破断開放部30の内壁面に一体に固定
できる構成になっている。
【0018】次に、前記収容部13と相対向するインス
トルメントパネルカバー102に破断開放部30を形成
する場合について、図6ないし図8を参照して説明す
る。エアーバッグ27の膨張展開時に破断する破断開放
部30をインストルメントパネルカバー102に形成す
るに際しては、図示省略した周知のレーザ発生手段から
所定の周波数、例えば7kHzのパルス状のレーザ(出
力=3〜5kW)を一定の周期で間欠的に発生し、かつ
前記開口部の表皮層12側にレーザを感知するセンサを
配設した構成とし、このレーザをインストルメントパネ
ルカバー102の裏面側から、その裏面に固着した補強
用板材31の外形縁部に沿って所定の速度で相対移動し
ながら照射する。これにより、インストルメントパネル
カバー102、クッション層11及び表皮層12には、
これらを積層方向に貫通する貫通孔15(この時の貫通
孔15の径は、0.5mm程度である)が、相対移動速度
とレーザ発生手段からのレーザ発生パターンに応じて形
成される。
【0019】例えば、図8に示すように、一定の間隔d
1(10mm)において、小間隔の径d2(0.5mm)の貫
通孔15を複数連続して形成した後、大間隔d3(1.5
mm)を残した状態とし、これを繰り返し形成するパター
ンとする。そして、前記貫通孔15の形成に使用するレ
ーザの出力は、インストルメントパネルカバー102の
裏面側の貫通孔15の径d2を0.5mmとした場合、表
皮層12に形成される貫通孔15の径d4では0.02m
mとなり、インストルメントパネルカバー102の裏面
側の貫通孔15の径d2(0.5mm)より小さくなる。
従って、表皮層12に形成される貫通孔15は、破断線
状態に形成される。そして、前記インストルメントパネ
ルカバー102の小間隔の径d2(0.5mm)の連続し
た貫通孔15は、大間隔d3(1.5mm)を残した(d
1=10mm)―(d3=1.5mm)部分が一連の長孔状
態となる。
【0020】このようなパターンの貫通孔15をインス
トルメントパネルカバー102に補強用板材31の外形
縁部の全周囲に沿って形成することにより、破断線16
が形成される。この破断線16で囲まれた領域がエアー
バッグ27の膨張展開時に破断線16に沿い破断されて
開口する破断開放部30となる。
【0021】また、前記破断開放部30をインストルメ
ントパネルカバー102から分離するための前記破断線
16と一致する表皮層12の表面箇所には、断面凹状の
溝17が、図3,図6及び図7に示すように、破断線1
6の全長に亘り形成されている。この溝17は破断開放
部30の輪郭を表皮層12に表示する。
【0022】ところで、インストルメントパネルカバー
102に破断開放部分離用の貫通孔15をレーザ加工に
より形成した場合、インストルメントパネルカバー10
2と表皮層12間にあるクッション層11がレーザによ
り溶融されるため、図8に示すように、貫通孔15が形
成される箇所のインストルメントパネルカバー102と
表皮層12間に空洞18が形成される。しかるに、本発
明の実施の形態では、この空洞18は、これと一致する
箇所の表皮層12を内方へ断面凹状に塑性変形させて溝
17を形成することにより、図6に示すように消去でき
る。前記溝17は、図9に示すような高周波加熱される
押し型40をインストルメントパネルカバー102の表
皮層12に所定の圧力で押し付けることにより形成でき
る。
【0023】前記押し型40は、図9及び図10に示す
ように、全体が真鍮などにより形成されたもので、破断
開放部30の表面積より大きい長方形状の上型本体40
1を有し、この上型本体401の表皮層12と対向する
凸条部403面は、インストルメントパネルカバー10
2への破断開放部30の形成箇所の湾曲面と一致する湾
曲面402に形成されている。そして、前記凸条部40
3は、前記破断線16と一致する箇所に溝17を成形す
るように、破断線16の全長に沿いエンドレス状に設け
られている。また、前記上型本体401の内部には、図
示していないが、前記溝成形用の凸条部403を加熱す
る高周波加熱手段が装着されている。さらに、前記凸条
部403の内側と外側に位置する湾曲面402の箇所に
は、表皮層12への溝成形時に表皮層12の表面を押え
るポリアセタール樹脂製の押え部材405,406が設
けられている。また、図示省略したが、前記凸条部40
3の先端部分の表面には、表皮層12の表面に形成され
ているシボ(梨地などの凹凸模様)と同様なシボを形成
するための凹凸が必要に応じて形成される。なお、40
4は下型である。
【0024】上記構成の助手席用エアーバッグ装置にお
いて、表皮層12に溝17を形成する場合について説明
する。表皮層12への溝成形に際しては、まず、図示省
略した周知のレーザ発生手段から発生するレーザをイン
ストルメントパネルカバー102の裏面側から、その裏
面に固着した補強用板材31の外形縁部に沿って所定の
速度で相対移動しながら照射することにより、インスト
ルメントパネルカバー102、クッション層11及び表
皮層12を貫通する貫通孔15を図8に示すパターン
で、補強用板材31の外形縁部の全周囲に沿って形成す
る。これにより、エアーバッグ27の膨張展開時に破断
されて開口する破断開放部30用の破断線16を形成す
る。
【0025】次に、高周波加熱される押し型40の凸条
部403の湾曲面402をインストルメントパネルカバ
ー102の表皮層12に対向させた後、図10に示すよ
うに、70〜110℃程度に加熱された凸条部403の
先端を破断線16に一致させて表皮層12に当接させ、
100kg等所定の圧力で押し付る。これと同時に破断
線16に沿う左右両側の周辺部分の表皮層12を押え部
材405、406により押え込む。この状態を所定の時
間維持すると、破断線16に沿う表皮層12の箇所は、
凸条部403により加熱されて軟化されるとともに凹状
に塑性変形され、凸条部403の先端形状に一致する溝
17が図6及び図7に示すように形成される。
【0026】この時、図8に示す空洞18は凹状に塑性
変形される表皮層12Aによって消去される。そして、
溝17を形成する表皮層12Aの肉厚は図6に示すよう
に他の表皮層12の肉厚より薄くなり、エアーバッグ2
7の膨張展開時における表皮層12Aの破断線16に沿
う破断を容易にする。また、破断線16に沿う左右両側
の周辺部分における表皮層12を押え部材405,40
6により押え込むことにより、溝17に沿う両側の表皮
層12の盛り上がりを防止できる。
【0027】一方、上記構成の助手席用エアーバッグ装
置が装着された自動車などの車両が衝突した際には、そ
の衝突時の衝撃力をセンサで検出し、このセンサで検出
した衝撃力が予め定めた値以上になった否かをCPU等
からなる制御装置で判定し、設定値以上と判定された時
に制御装置から出力される信号によりインフレータを動
作させて所定のガスを発生させ、このガスをエアーバッ
グ27に供給することにより、エアーバッグ27を急速
に膨張展開させる。そして、エアーバッグ27が膨張展
開することにより、その圧力でインストルメントパネル
カバー102の破断開放部30が内側から押圧される
と、破断開放部30が破断線16に沿い破断されてイン
ストルメントパネルカバー102から分離さるととも
に、この分離された破断開放部30は補強用板材31の
ヒンジ部311を支点にしてインストルメントパネルカ
バー102の外方へ開かれる。これと同時に、エアーバ
ッグ27は開かれた破断開放部30からインストルメン
トパネルカバー102の外方へ膨張展開され、この膨張
展開されたエアーバッグ27の緩衝作用で助手席の乗員
の胸部や頭部を支えることにより、乗員を車両衝突時の
衝撃力から保護して、その安全性を確保することができ
る。
【0028】したがって、上記のように構成された助手
席用エアーバッグ装置によれば、インストルメントパネ
ルカバー102の表皮層12の表面に破断線16に沿い
凹状に塑性変形される溝加工を施すことにより、インス
トルメントパネル上での破断開放部30の存在位置を明
確にできるとともに、レーザによる破断線16の加工時
にクッション層11が溶融されることで、表皮層12と
インストルメントパネルカバー102間に生じた空洞を
溝加工により完全に消去できるため、車内高温になって
も表皮層12にヒケが生じたり、溝17が変形したりす
ることがなく、インストルメントパネルカバーの意匠性
を向上でき、かつ、エアーバッグ27の膨張展開時に表
皮層12を含む破断開放部30を破断線16に沿って確
実に破断させることができる。
【0029】また、凸条部403の先端部分の表面に表
皮層12の表面に形成されているシボ(梨地などの凹凸
模様)と同様なシボを形成する凹凸を形成しておくこと
により、溝17を形成する表皮層12Aの表面にも表皮
層12と同様なシボを形成することが可能になり、イン
ストルメントパネルカバー102及び溝17の意匠性を
向上させることができる。
【0030】上述した実施の形態では、インストルメン
トパネルカバー102の表面を覆う表皮層12,クッシ
ョン層11およびインストルメントパネル10に形成す
る貫通孔15を、破断線に沿った遡性変形溝17を形成
する前に加工形成する場合について説明したが、これに
限定されることなく、まず、インストルメントパネルカ
バー102の表面を覆う表皮層12に、破断線に沿った
遡性変形溝17を形成した後に、レーザ発生手段から発
生するレーザをインストルメントパネルカバー50の裏
面側から照射して貫通孔15を形成してもよい。
【0031】また、上述した実施の形態では、インスト
ルメントパネルカバー102の表面を覆う表皮層12に
破断線16に沿い溝17を形成する場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されない。例えば、表皮層を
有しない単板状のインストルメントパネルカバーの表面
に破断線に沿い前記インストルメントパネルカバーの成
形時に型成形によって、破断線16に沿った溝17を直
接形成するようにしてもよい。
【0032】図11は、この場合の実施の形態を示す要
部の断面図である。この図11において、インストルメ
ントパネルカバー50に、上記実施の形態で述べた場合
と同様な方式で、レーザ発生手段から発生するレーザを
インストルメントパネルカバー50の裏面側から、その
裏面に固着した補強用板材53の外形縁部に沿って所定
の速度で相対移動しながら照射することにより、インス
トルメントパネルカバー50を貫通する貫通孔51を、
図8に示すようなパターンにより形成し、エアーバッグ
の膨張展開時に破断されて開口する破断開放部52用の
破断線54を形成する。
【0033】このような図11に示す実施の形態におい
ても、インストルメントパネル面上での破断開放部の存
在位置を明確化するとともにインストルメントパネルカ
バーの意匠性を向上でき、かつ、エアーバッグの膨張展
開時に破断開放部を破断線に沿って確実に破断させるこ
とができる。
【0034】さらにまた、前記実施形態では、インスト
ルメントパネル10表面上での破断開放部の存在位置を
明確化し、且つヒケ発生防止のめに溝を形成するように
して意匠効果を向上するようにしたが、変形手段とし
て、例えばインストルメントパネル表面上の破断開放部
に形成した長方形状のレーザ貫通孔の位置に、帯状にシ
ルク印刷,ホットスタンプなどによって、水玉,格子,
島模様等からなる凹凸模様を印刷することによっても、
破断開放部用のレーザ加工による貫通孔の近辺に現れる
不規則な凹凸状のヒケ発生部分を極力目立たせないよう
にすることができ、意匠効果を向上させることができ
る。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の助手席用エアーバ
ッグ装置によれば、インストルメントパネルカバーの表
皮層の表面に破断線に沿い凹状に塑性変形される溝加工
を施すことにより、インストルメントパネル面上での破
断開放部の存在位置を明確化できるとともに、レーザに
よる破断線の加工時にクッション層が溶融されることで
生じる表皮層とインストルメントパネルカバー間の空洞
を消去するから、車内が高温になっても表皮層にヒケが
生じたりするのを防止できる。これにより、インストル
メントパネルカバーの意匠性を向上でき、かつ、エアー
バッグの膨張展開時に表皮層を含む破断開放部を破断線
に沿って確実に破断できるという効果を有する。
【0036】また、本発明によれば、高周波加熱される
押し型を用いて溝を形成するから、表皮層表面への溝加
工、または単板状のインストルメントパネルカバー表面
への溝加工を簡便に行うことができる。また、本発明に
よれば、押し型が押え部材を備えることにより、表皮層
またはインストルメントパネルカバー表面に破断線に沿
い溝を形成すると時の溝に沿う両側の表皮層またはイン
ストルメントパネルカバーの盛り上がりを防止できる。
さらに、本発明によれば、押し型の溝成形用凸条部の先
端表面に表皮層またはインストルメントパネルカバーの
表面に形成されているシボと同様なシボを形成する凹凸
を形成しておくことにより、溝内の表面にも表皮層また
はインストルメントパネルカバーと同様なシボを形成す
ることができる。さらにまた、本発明によれば、特にイ
ンストルメントパネルカバーが単板状のものであって
も、表面の破断線に沿った部分に、印刷により凹凸模様
を施すようにしたので、破断開放部用のレーザ加工によ
る貫通孔の近辺に現れる不規則な凹凸状のヒケ発生部分
を極力目立たせないようにすることができ、意匠効果を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来におけるインストルメントパネルカバーに
エアーバッグ膨張展開用の開放部を形成した場合の説明
図。
【図2】従来におけるインストルメントパネルカバーの
説明図。
【図3】本発明にかかる助手席用エアーバッグ装置が装
着されるインストルメントパネルの分解斜視図。
【図4】本発明の実施の形態における助手席用エアーバ
ッグ装置の縦断側面図。
【図5】本発明の実施の形態における助手席用エアーバ
ッグ装置の破断開放部補強用板材および支持部材を拡大
して示す斜視図。
【図6】図3のA−A線に沿う一部の拡大断面図。
【図7】図3のB−B線に沿う一部の拡大断面図。
【図8】本発明の実施の形態におけるレーザ発生手段か
ら発生するパルス状のレーザをインストルメントパネル
カバーに照射して破断開放部用の破断線を形成した過程
を示す説明用の拡大断面図。
【図9】本発明の実施の形態におけるインストルメント
パネルカバーの表皮層に破断線に沿い溝を加工するため
の押し型の一部を切り欠いて示す斜視図。
【図10】図9のC−C線に沿う一部の拡大断面図。
【図11】本発明の他の実施の形態における助手席用エ
アーバッグ装置のインストルメントパネルカバーを示す
要部の断面図。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 101 インストルメントパネルコアー 102, 50 インストルメントパネルカバー 11 クッション層 12 表皮層 15, 51 貫通孔 16, 54 破断線 17, 55 溝 18 空洞 20 エアーバッグケース 201 開口部 27 エアーバッグ 30, 52 破断開放部 31 補強用板材 40 押し型 401 上型本体 402 湾曲面 403 凸条部 405, 406 押え部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−43003(JP,A) 特開 平10−58966(JP,A) 特開 平6−227355(JP,A) 特開 平2−248238(JP,A) 特開 昭63−184548(JP,A) 特開 平9−323611(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネルを構成す
    るインストルメントパネルコアーと、前記インストルメ
    ントパネルコアーの表面を覆うように固定され、かつ外
    表面が合成樹脂製のクッション層を介して合成樹脂製の
    表皮層により被覆されたインストルメントパネルカバー
    と、前記インストルメントパネルコアー助手席と対向す
    る箇所に装着され、インフレータからのガスにより膨張
    展開されるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると
    ともに前記インストルメントパネルカバーの裏面と対向
    する箇所に開口部を有するエアーバッグケースと、前記
    エアーバッグケースの開口部と相対向する前記インスト
    ルメントパネルカバーの裏面に固着され、かつ前記イン
    ストルメントパネルコアーに連結した補強用板材を有す
    る助手席用エアーバッグ装置において、 前記インストルメントパネルカバーの前記エアーバッグ
    ケースの開口部と相対向する箇所に該開口部より大きい
    面積の前記補強用板材の輪郭に沿ってレーザによって形
    成された貫通孔による破断線が設けられた破断開放部を
    有し、前記破断開放部は、レーザ発生手段から発生する
    パルス状のレーザを前記インストルメントパネルカバー
    の裏面側から破断開放部の輪郭に沿い相対移動させなが
    ら照射して前記インストルメントパネルカバーとクッシ
    ョン層及び表皮層を貫通する孔を所要間隔で形成するこ
    とで生じる破断線により構成され、前記破断開放部の破
    断線上に位置する表皮層には、該表皮層を断面凹状に塑
    性変形した溝を破断線の全長にわたり形成したことを特
    徴とする助手席用エアーバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記破断開放部の表面積より大きい面積
    の型本体と、前記型本体に前記破断線と一致し、かつ該
    破断線の全長にわたり形成した溝成形用の湾曲面を有す
    る凸条部と、前記凸条部を加熱する高周波加熱手段とか
    ら前記凸条部の内側と外側に位置する湾曲面の箇所に表
    皮層への溝成形時に表皮層の表面を押える押え部材を、
    更には、前記凸条部の先端部分の表面に、前記表皮層の
    表面に形成されているシボと同様なシボを形成する凹凸
    が形成されいることを特徴とする請求項1記載の助手席
    用エアーバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ発生手段は、所定周波数で発
    生するパルス状のレーザを一定の周期で間欠的に発生
    し、かつ前記開口部の表皮層側にレーザを感知するセン
    サを配設した構成となっていることを特徴とする請求項
    1記載の助手席用エアーバッグ装置。
  4. 【請求項4】 車両のインストルメントパネルを構成す
    るインストルメントパネルコアーと、前記インストルメ
    ントパネルコアーの表面を覆うように固定されたインス
    トルメントパネルカバーと、前記インストルメントパネ
    ルコアー助手席と対向する箇所に装着され、インフレー
    タからのガスにより膨張展開されるエアーバッグを折り
    畳んだ状態で収容するとともに前記インストルメントパ
    ネルカバーの裏面と対向する箇所に開口部を有するエア
    ーバッグケースと、前記エアーバッグケースの開口部と
    相対向する前記インストルメントパネルカバーの裏面に
    固着され、かつ前記インストルメントパネルコアーに連
    結した補強用板材を有する助手席用エアーバッグ装置に
    おいて、 前記インストルメントパネルカバーの前記エアーバッグ
    ケースの開口部と相対向する箇所に該開口部より大きい
    面積の前記補強用板材の輪郭に沿ってレーザによって形
    成された貫通孔による破断線が設けられた破断開放部を
    有し、前記破断開放部は、レーザ発生手段から発生する
    パルス状のレーザを前記破断開放部の輪郭に沿い相対移
    動させながら照射して前記インストルメントパネルカバ
    ーを貫通する孔を所要間隔で形成することで生じる破断
    線により構成され、前記破断開放部の破断線上に位置す
    る前記インストルメントパネルカバーの表面には前記イ
    ンストルメントパネルカバーの成形時に一体成形によ
    型構成によって溝が形成されるようにしたことを特徴と
    する助手席用エアーバッグ装置。
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