JP3099177B2 - 車両におけるエンジン用点火系部品の取付構造 - Google Patents

車両におけるエンジン用点火系部品の取付構造

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JP3099177B2
JP3099177B2 JP07234399A JP23439995A JP3099177B2 JP 3099177 B2 JP3099177 B2 JP 3099177B2 JP 07234399 A JP07234399 A JP 07234399A JP 23439995 A JP23439995 A JP 23439995A JP 3099177 B2 JP3099177 B2 JP 3099177B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるエン
ジンのイグナイタ、イグニッションコイル、ディストリ
ビュータ等の点火系部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記イグナイタ等の点火系部品
は、エンジン側方に位置する車体や、或いは実公平5−
41239号公報に示される如くエンジン本体の側面に
取付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが車体前部にエ
ンジンルームを有する車両において、エンジン側方やエ
ンジン本体側面に点火系部品を取付けるようにした場合
には、走行風による点火系部品の冷却効果が十分には期
待できず、エンジンからの熱の影響で点火系部品の点火
性能が低下したり、十分な耐久性能が得られなくなる等
の恐れがある。
【0004】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
で、走行風による点火系部品の冷却効果が十分に得られ
るようにして上記問題を解決し得るようにした、車両に
おけるエンジン用点火系部品の取付構造を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、車体前部のエンジンルーム内に、ク
ランク軸を車体前後方向に配した縦置きエンジンを設
け、そのエンジンの前面に、該エンジンの調時伝動機構
を前方より覆うカバーを位置させるようにした車両にお
いて、前記カバーの前側にエンジンの点火系部品を配設
すると共に、その点火系部品の前面を、エンジンの前方
に配設されるラジエータファンのシュラウド開口部に対
面させたことを特徴とし、また請求項2の発明は、車体
前部のエンジンルーム内に、クランク軸を車体前後方向
に配した縦置きエンジンを設け、そのエンジンの前面
に、該エンジンの調時伝動機構を前方より覆い且つエン
ジン本体に対し着脱可能なカバーを位置させるようにし
た車両において、エンジンの点火系部品を前記カバーの
前側で支持する取付ブラケットを、該ブラケットがカバ
ーをその前方より跨ぐように断面略コ字状に形成して、
そのブラケット両端部をエンジン本体に固定したことを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の一実施例に基づいて以下に具体的に
説明する。
【0007】添付図面において、図1は、本発明の一実
施例を示す自動車の概略正面図、図2は、前記自動車の
エンジンルームにおいてエンジン・ラジエータファン・
イグナイター取付部の相互の配置関係を簡略的に示す拡
大正面図、図3は前記エンジンの要部を具体的に示す拡
大正面図、図4は図3の4矢視平面図、図5はイグナイ
ター用取付ブラケットの単体正面図(図6の5矢視
図)、図6は図5の6矢視図である。
【0008】先ず、図1〜4において、自動車Vの車体
Bo前部に形成されてボンネットBにより開閉可能なエ
ンジンルーム1には、クランク軸2を車体前後方向に配
した縦置きエンジンEと、該エンジンルーム1の前端に
位置して該エンジンEの冷却水を冷却し得るラジエータ
Rと、そのラジエータRに後部に隣接配置されたラジエ
ータファンFと、エンジンEに供給すべき空気を清浄化
するためのエアクリーナAとが、ラジエータファンFの
後方にエンジンEの前面が空間Sを存して位置し且つ該
空間S及びエンジンEの側方にエアクリーナAが位置す
るように配設される。前記エンジンEは図示例では、対
をなすシリンダ列CR,CLを車体左右方向にV字状に
配置したV型縦置き多気筒エンジンであり、その左右の
シリンダ列CR,CLの間に形成されるV字状空間に
は、スロットルボディ3やこれに連なる吸気分岐装置
(図示せず)等が配設される。スロットルボディ3とエ
アクリーナA間には、前記空間Sの上方を略水平に延び
るエアフローチューブ4が接続されている。
【0009】前記ラジエータRは、自動車Vの前面グリ
ルGやバンパの空気導入口5の後方に位置しており、そ
のラジエータRの後部には、ラジエータファンFの外枠
をなすシュラウド6が、その開放前端をラジエータR後
面に臨ませるようにして固定支持されている。このシュ
ラウド6の内部には、該シュラウド6の後面に設けた左
右一対の円形開口部6aにそれぞれ対応して左右一対の
プロペラ状ファン本体7が並設されており、これらファ
ン本体7を支持し且つ回転駆動する左右一対のファンモ
ータ8が、前記開口部6aを放射状に横切るモータ支持
枠6b(図4参照)を介してシュラウド6に支持されて
いる。
【0010】前記エンジンEはそのエンジン本体9の前
部に、動弁機構をクランク軸2に連動させる巻き掛け式
の調時伝動機構Tを備える。この調時伝動機構Tは、ク
ランクプーリ20及びカムプーリ(図示せず)と、これ
らプーリ間に懸回される無端状タイミングベルト21と
を有して、ベルトカバーCoにより覆われている。その
ベルトカバーCoは図示例では、エンジン本体9の前端
面にボルトB1 を介して固定された後カバー10(図6
参照)と、その後カバー10にボルトB2 を介して固定
される前カバー11とより構成される。而して前カバー
11は、エンジン本体9の中央部分に対応してクランク
プーリを覆う中央前カバー11Mと、エンジン本体9の
左右のシリンダ列CRにそれぞれ対応して左右のカムプ
ーリ20を覆う左右一対の上部前カバー11L,11R
とに分割構成されていて、前記調時伝動機構Tを前方よ
り覆うべくエンジンEの前面に位置しており、しかも左
右の上部前カバー11L,11R及び中央前カバー11
Mは、後カバー10(従ってエンジン本体9)に対して
個別に着脱可能である。
【0011】一方の上部前カバー(図示例では右上部前
カバー11R)の前側には、エンジンEの点火系部品と
してのイグナイターIが配設される。このイグナイター
Iの前面は、その全部が前記ラジエータファンFのシュ
ラウド開口部6aに対面させてあり、即ち該イグナイタ
ーIのハウジング13全体がシュラウド6の開口部6a
の後方投影面内に収まる配置となっている。このような
配置によれば、ラジエータファンFを通してその後方側
に大量に流れる走行風を、イグナイターIに対し直接且
つ効率よく十分に当てることができるため、走行風によ
るイグナイターIの冷却効果が大幅に向上し、同イグナ
イターIの点火性能が熱により低下するのが効果的に抑
えられその耐久性も向上する。而してこの実施例では、
前記右上部前カバー11Rが本発明のカバーを構成す
る。
【0012】前記イグナイターIは、図5,6に明示し
たような板状の取付ブラケットBrを介してエンジン本
体9に着脱可能に取付けられる。その取付ブラケットB
rは、右上部前カバー11Rをその前方より跨ぐように
断面略コ字状に形成されるものであり、即ち、右上部前
カバー11Rの前面に所定の空隙14を存して対面し且
つ同カバー11Rの前面を横切る方向(即ち対応する右
シリンダ列CRのシリンダ軸線と車両前方より見て略直
交する方向)に延びる略平坦な中間部15と、その中間
部15の両端にそれぞれ連設され該中間部15より後方
に略90度屈曲して延びる一対の脚部16とより構成さ
れる。その両脚部16の後端には、該脚部16より略9
0度屈曲して延びる取付座16aがそれぞれ一体に連設
され、それら取付座16aは後カバー10の取付座10
aにボルトB3 を以て固着されている。
【0013】かくして、右上部前カバー11Rの前側に
イグナイターIを配設しても、コ字状をなす取付ブラケ
ットBrが両持ちで、しかも右上部前カバー11Rの後
カバー10(従ってエンジン本体9)に対する着脱の妨
げとならないよう該前カバー11Rを避けて後カバー1
0(従ってエンジン本体9)に固定支持されているた
め、イグナイターIを正規のセット状態に置いたまま右
上部前カバー11Rの着脱作業を難無く行うことが可能
であると共に、イグナイターIに対する支持剛性が高め
られる。また特に取付ブラケットBr(従ってイグナイ
ターIの背面側)と右上部前カバー11R前面との間に
所定の空隙14が確保されているため、その空隙14に
走行風が流通してイグナイターIの冷却性が向上するば
かりか、右上部前カバー11Rの着脱の際に該カバー1
1Rが取付ブラケットBrと干渉しにくくなってその着
脱作業を容易且つ的確に行い得るようになる。尚、右上
部前カバー11Rの取り外し作業は、ボルトB2 を外し
て右上部前カバー11Rを、対応するシリンダ列CRの
シリンダ軸線に略沿うよう(即ち取付ブラケットBrの
中間部を横切るよう)に斜め上方に引き上げることによ
り行われる。
【0014】また取付ブラケットBrの前記中間部15
の前面には、該ブラケットBrにイグナイターIのハウ
ジング13を固定するための複数の取付座15aが互い
に間隔をおいて一体に隆起形成されており、それら取付
座15aには、イグナイターIのハウジング13より延
出する複数の取付腕部13aがボルトB4 を以て固着さ
れる。また前記中間部15には、イグナイターIのハウ
ジング13背面に対応する位置や、その周辺位置にそれ
ぞれ貫通孔15h1 ,15h2 が穿設されており、前者
の貫通孔15h1 の特設によれば、該孔15h1 を通し
て取付ブラケットBrの裏側空間(即ち前記中間部15
と右上部前カバー11R前面との間の空隙14)にイグ
ナイターIの背面を直接露出させることができてその放
熱性が向上し、また後者の貫通穴15h2 の特設によれ
ば、走行風が該孔15h2 を通して前記空隙14に効率
よく流れてイグナイターIの放熱性が一層向上する。し
かも上記貫通孔15h1 ,15h2 の形成により、それ
だけ取付ブラケットBr自体の軽量化が図られる。
【0015】更に取付ブラケットBrには、右上部前カ
バー11Rの前側に各々取り回されるエンジン用各種ハ
ーネスH、冷却水パイプPW 、エアパイプPA をそれぞ
れ所定位置に周知のクランプ手段を以てクランプするの
に利用される複数の係止部18H ,18W ,18A がイ
グナイターIの周辺において設けられる。従ってこれら
ハーネスHやパイプ類PW ,PA をイグナイターIの取
付ブラケットBrを利用して、イグナイターI周辺の所
定位置に纏めて固定できるので、スペース上有利である
と共に、走行風によるハーネスHやパイプ類PW ,PA
に対する十分な冷却効果も期待できる。
【0016】他方の上部前カバー(左上部前カバー11
L)の内方には、クランク角センサSeが固定的に配設
されており、このクランク角センサSeは、周知のよう
に該カバー11L内のカムプーリ20の側面に固設した
シグナル突起と協働するものであり、即ちそのシグナル
突起が該センサSeを横切るたび毎(即ち該突起の通過
により該センサSeのピックアップコイル内の磁束が変
化するたび毎)にパルス信号をエンジン制御回路に出力
する機能を果たす。而してこのクランク角センサSeを
配設した側の左上部前カバー11Lは、該センサSeの
メンテナンスの為に該カバー11Lの着脱機会が比較的
多くなるが、該カバー11Lとは反対側の右上部前カバ
ー11Rの前側に点火系部品としてのイグナイターIを
配設した関係で、該センサSeのメンテナンス作業をイ
グナイターIやその取付ブラケットBrに邪魔されずに
容易に行うことができる。また特に点火系部品として図
示例のイグナイターIに代えて特にイグニッションコイ
ルを右上部前カバー11Rの前側に配置したような場合
には、該コイルがクランク角センサSeに及ぼす磁界の
影響を皆無とすることもできる。
【0017】エンジン本体9の、各シリンダ列CR,C
Lに対応したシリンダヘッドCHには、各燃焼室毎に点
火プラグPがそれぞれ配設されており、またそのシリン
ダヘッドCH上に重合結着されるヘッドカバーHCに
は、各点火プラグPに出力端部を接続し得るイグニッシ
ョンコイルICが配設される。従ってそれら点火プラグ
PやイグニッションコイルICと、右上部前カバー11
Rの前側に位置するイグナイターIとの間の距離を極力
短くすることができるから、その間を接続すべきハーネ
スHの長さの短縮化が図られる。
【0018】次に前記実施例の作用について説明する。
自動車Vの走行時において、ラジエータファンFを通過
してそのシュラウド6の開口部6aより後方側に大量の
走行風が流れ、その後方に位置するエンジンEの前面に
当たる。この場合、調時伝動機構Tの前カバー11(図
示例では右上部前カバー11R)の前側には、エンジン
の点火系部品としてのイグナイターIが配設され、この
イグナイターIの前面は、その全部をラジエータファン
Fのシュラウド開口部6aに対面させているから、前記
大量に流れる走行風をイグナイターIに対し直接且つ効
率よく十分に当てることができ、走行風によるイグナイ
ターIの冷却効果が大幅に向上する。また仮にイグナイ
ターIがシュラウド6の開口部6aの後方投影面外に配
置されていたとしても、該イグナイターIは、右上部前
カバー11Rを前方より跨ぐように略コ字状に形成され
た取付ブラケットBrを以てエンジンE(右上部前カバ
ー11R)の前側に配置固定されるので、前面グリルG
やバンパの空気導入口5を通してエンジンルーム1内に
進入する走行風をイグナイターIに効率よく当てること
ができて、走行風によるイグナイターIの冷却効果の向
上が期待できる。
【0019】また取付ブラケットBr(従ってイグナイ
ターIの背面側)と右上部前カバー11Rの前面との間
に所定の通風空隙14が確保されている上、取付ブラケ
ットBrの、イグナイターI背面に対応する位置や、そ
の周辺位置に貫通孔15h1,15h2 が形成されてい
るため、前記空隙14を流れる走行風によりイグナイタ
ーIを一層効率よく冷却することができる。
【0020】ところでエンジンルーム1内においてイグ
ナイターIやラジエータファンFのシュラウド6の側方
にはエアクリーナAが配設されていて、該シュラウド6
とエンジンEの前面(調時伝動機構Tの前カバー11)
との間の空間Sの一側方にエアクリーナAの側面が臨ん
でいるので、そのエアクリーナAを、走行風をイグナイ
ターI側に誘導するガイド部材に兼用でき、それだけ構
造の簡素化が図られると共にイグナイターIの冷却性が
一層向上する。
【0021】更にイグナイターIの上方にはエアクリー
ナAから延びるエアフローチューブ4が配設されてい
て、前記空間Sの上方に上記エアフローチューブ4の下
面が臨んでいるので、そのエアフローチューブ4もま
た、走行風をイグナイターI側に誘導するガイド部材に
兼用でき、従って構造の簡素化とイグナイターIの更な
る冷却性向上が図られる。しかもエアフローチューブ4
自体の冷却性も向上し、そこを流れる吸気の充填効率も
高められる。
【0022】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施
例では点火系部品としてイグナイターIを例示したが、
その他の点火系部品、例えばイグニッションコイルやデ
ィストリビュータをラジエータファンFのシュラウド開
口部6aに対面させたり或いはエンジンE(カバー11
R)の前側で前記取付ブラケットBrに支持させるよう
にしてもよい。また前記実施例では点火系部品(イグナ
イターI)の前面の全部をラジエータファンFのシュラ
ウド開口部6aに対面させたものを示したが、請求項1
の発明では点火系部品(イグナイター)の前面の一部だ
けをシュラウド開口部6aに対面させるようにしてもよ
く、また請求項2の発明では点火系部品(イグナイタ
ー)をシュラウド開口部6aの後方投影面外に配置して
もよい。更に前記実施例では、点火系部品(イグナイタ
ーI)の取付ブラケットBrの両端部を、エンジン本体
9に固定の後カバー10を介してエンジン本体9に固定
するようにしたものを示したが、後カバー10への取付
けが困難な場合(例えば後カバーを省略して前カバー1
1をエンジン本体9に直接固定するような場合)には、
取付ブラケットBrの両端部をエンジン本体9に直接固
定するようにしてもよい。また前記取付ブラケットBr
が直接又は後カバー10を介して固定されるエンジン本
体9は、シリンダヘッドCH、ヘッドカバーHC、シリ
ンダブロック等の、エンジン本体を構成する何れの部品
であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
縦置きエンジンの前面に位置して調時伝動機構を前方よ
り覆うカバーの前側にエンジンの点火系部品を配設する
と共に、その点火系部品の前面を、エンジンの前方に配
設されるラジエータファンのシュラウド開口部に対面さ
せたので、ラジエータファンを通してその後方側に大量
に流れる走行風を、点火系部品に対し直接且つ効率よく
十分に当てることができ、従って走行風による点火系部
品の冷却効果を大幅に向上させることができるから、同
部品の点火性能が熱により低下するのが効果的に抑えら
れると共にその耐久性も向上する。
【0024】また請求項2の発明によれば、エンジンの
点火系部品を調時伝動機構のカバー前側で支持する取付
ブラケットを、該ブラケットがカバーをその前方より跨
ぐように断面略コ字状に形成して、そのブラケット両端
部をエンジン本体に固定したので、車両前方よりエンジ
ンルーム内に進入する走行風を点火系部品に効率よく当
てることができて、走行風による点火系部品の冷却効果
を向上させることができ、またこのようにカバー前側に
点火系部品を配設しても該部品の取付ブラケットを、両
持ちで、しかもカバーのエンジン本体に対する着脱の妨
げとならないようエンジン本体に支持することができる
から、点火系部品を正規の取付状態に置いたままカバー
の着脱作業を行うことが可能であると共に、点火系部品
に対する支持剛性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動車の概略正面図
【図2】前記自動車のエンジンルームにおいてエンジン
・ラジエータファン・イグナイター取付部の相互の配置
関係を簡略的に示す拡大正面図
【図3】前記エンジンの要部を具体的に示す拡大正面図
【図4】図3の4矢視平面図
【図5】イグナイター用取付ブラケットの単体正面図
(図6の5矢視図)
【図6】図5の6矢視図
【符号の説明】
Br 取付ブラケット Bo 車体 E エンジン F ラジエータファン I 点火系部品としてのイグナイター T 調時伝動機構 1 エンジンルーム 2 クランク軸 6 シュラウド 6a 開口部 9 エンジン本体 11R カバーとしての右上部前カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 5/06 503 B60K 5/02 F02B 67/06 F02P 15/00 303 F01P 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(Bo)前部のエンジンルーム
    (1)内に、クランク軸(2)を車体前後方向に配した
    縦置きエンジン(E)を設け、そのエンジン(E)の前
    面に、該エンジン(E)の調時伝動機構(T)を前方よ
    り覆うカバー(11R)を位置させるようにした車両に
    おいて、 前記カバー(11R)の前側にエンジン(E)の点火系
    部品(I)を配設すると共に、その点火系部品(I)の
    前面を、エンジン(E)の前方に配設されるラジエータ
    ファン(F)のシュラウド開口部(6a)に対面させた
    ことを特徴とする、車両におけるエンジン用点火系部品
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 車体(F)前部のエンジンルーム内に、
    クランク軸を車体前後方向に配した縦置きエンジン
    (E)を設け、そのエンジン(E)の前面に、該エンジ
    ン(E)の調時伝動機構(T)を前方より覆い且つエン
    ジン本体(9)に対し着脱可能なカバー(11R)を位
    置させるようにした車両において、 エンジン(E)の点火系部品(I)を前記カバー(11
    R)の前側で支持する取付ブラケット(Br)を、該ブ
    ラケット(Br)がカバー(11R)をその前方より跨
    ぐように断面略コ字状に形成して、そのブラケット(B
    r)両端部をエンジン本体(9)に固定したことを特徴
    とする、車両におけるエンジン用点火系部品の取付構
    造。
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