JP3099141B2 - 抽出蒸溜によるブテンとブタンとの分離方法 - Google Patents

抽出蒸溜によるブテンとブタンとの分離方法

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    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抽出蒸溜によるブタン
とブテンとの分離方法に関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】蒸気クラッキングま
たは接触クラッキングから生じるC4 留分の処理におい
て、ブテン−ブタン分離は、一般に、1,3-ブタジエンの
抽出蒸溜、およびメチル第三ブチルエーテル(MTBE)の
合成装置の下流に位置する。従って1,3-ブタジエンが除
去され、かつイソブテンが非常にプアになったC4 留分
が入手できる。
【0003】ブテンは、有効利用できる物質であるの
で、ブテンとブタンとを分離することになる。実際、ブ
テンは、それ自体、1−ブテンと2−ブテンに分離され
うるか、あるいはイソブテンに異性化されうる。このイ
ソブテンは、MTBEの合成装置に再循環される。ブテンは
また、DIMERSOL(登録商標)方法によって、ガソリンに
おいて利用可能な物質にも二量化されうる。この二量化
は、均質触媒作用によって実施される方法である。この
方法では触媒は損なわれる。触媒の効率は、仕込原料中
のその濃度に比例するので、パラフィンが除去された仕
込原料によって、触媒の節約が可能になる。さらに、反
応しなかったブテンは、仕込原料から予めブタンが除去
されているならば、再循環されてもよい。
【0004】C4 留分中のブタンとブテンとを、抽出蒸
溜によって分離することは知られている。以前に記載さ
れた方法(1987年8月16〜19日、1987年Summer Nationa
l Meeting の、S. OGURA、T. ONDA "Advances in C4
Hydrocarbon ProcessingAlChE" )は、溶媒として、ジ
メチルホルムアミド(DMF) を用い、加圧下に抽出蒸溜を
実施することからなり、溶媒の回収は、大気圧下で実施
され、ブテンの精製は加圧下に実施される。抽出蒸溜塔
の底部生成物は、大気圧下の塔へ送られ、この塔におい
て、ブテンは脱着され、溶媒の一部と共に頂部から出て
行くが、一方底部物質は、ほぼ純粋なDMF からなる。つ
いで頂部ブテンは、精製されるために加圧塔へ送られ
る。この加圧塔の底部において回収される溶媒は、依然
としてブテンを含んでおり、大気圧塔へ戻る。
【0005】この方法に従って操作を行なう場合の欠点
は、仕込原料のブテンの大部分が2度蒸溜されなければ
ならないことであり、このことは、ブテン蒸気の再圧縮
が必要なことを考慮に入れると、高いエネルギー消費を
生じることになる。
【0006】1991年2月26日、フランス国内出願番号第
91/02385号(特願平第4−38909号に対応)として
同じ出願人によって出願された先行特許出願において、
下記のようなブテンとブタンとの分離方法が記載されて
いる。すなわち、分離されるブタンとブテンとを含む仕
込原料が、加圧抽出蒸溜塔に導入され、この塔では、仕
込原料が極性溶媒と接触させられ、この溶媒中ではブタ
ンの揮発性の方がブテンよりも高く、頂部から出る留出
物は主として分離されたブタンからなるものであり
として溶媒とブテンとからなる、底部で回収される残渣
は、加圧塔へ送られ、この塔では、ブテンの脱着が完了
しないように底部温度が調節され、このことによって、
塔の底部温度を制限することができ、その結果、溶媒の
熱分解を防ぐことができる。
【0007】ブテンの1フラクションを含む、底部から
出る溶媒は、大気圧付近の圧力下の精製塔へ送られる。
この塔の作動は、主としてブテンからなる頂部蒸気が、
溶媒の1フラクションをも含むように調節されており、
このことによって、これを一部凝縮して、この段階での
圧縮を避けることにより、塔の還流を確実に行なうこと
ができる。蒸気留出物は、圧縮後、加圧脱着塔へ送ら
れ、底部から出る精製溶媒は、抽出蒸溜塔の方へ再循環
される。
【0008】適切に選ばれた第二溶媒に、脱着塔の残渣
中の極性溶媒との混合下に維持されたブテンのフラクシ
ョンが果たしていた役割を行なわせることによって、こ
のようにして記載されている方法を改良すること(すな
わち溶媒の熱変質を防ぐように、この残渣の沸騰温度を
低下させること)ができることが今や見出だされた。第
二溶媒の使用によって、主としてブテンからなり、かつ
加圧脱着塔の方へ再循環されるはずだった、精製塔の蒸
気流出物の圧縮工程を省くことができる。
【0009】従って本発明の方法は、実施するのが一層
簡単になっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のブテンとブタン
との分離方法は、一般に、先行出願の方法と類似した方
法で定義される。ただし第二溶媒の使用のために、いく
つかの修正が加えられている。
【0011】すなわち、本発明は、ブタンとブテンとを
含む仕込原料からの、ブタンとブテンとの分離方法であ
って、前記仕込原料を加圧抽出蒸溜塔へ導入し、この塔
において、この仕込原料と極性の第一溶媒(S1)とを接触
させるが、この中ではブタンの揮発性の方がブテンより
高く、頂部から出る留出物が主としてブタンからなるも
のである方法において、前記方法は、主に溶媒(S1)とブ
テンとを含む、前記抽出蒸溜塔の底部で回収される残渣
を、前記第一溶媒(S1)の揮発性とブテンの揮発性との中
間の揮発性を有し、ブテンとは共沸混合物を形成せず、
かつ前記第一溶媒(S1)と混和しうる第二溶媒(S2)ととも
に、加圧脱着塔へ送り、頂部から出る留出物は、主とし
てブテンからなり、溶媒(S1)と溶媒(S2)との混合物から
なる残渣を、大気圧に近い圧力の分離塔へ送り、この塔
の頂部から出る留出物は、主として前記溶媒(S2)からな
り、これは脱着塔の方へ再循環され、底部残渣はほぼ純
粋な前記溶媒(S1)からなり、これは抽出蒸溜塔の方へ再
循環されることを特徴とする。
【0012】先行出願においてのように、処理される仕
込原料は、一般に、蒸気クラッキングまたは接触クラッ
キングのC4 留分である。この留分は、例えば抽出蒸溜
によって、1,3-ブタジエンが除去されており、かつこれ
のイソブテン含量は、例えばMTBE合成装置において減じ
られたものであってもよい。
【0013】従って該仕込原料は、一般に、主としてブ
テン(1−ブテン、シス−2−ブテンおよびトランス−
2−ブテン)、n−ブタン、イソブタン、イソブテンを
小さい割合で含んでおり、炭素原子数3〜5の炭化水素
を痕跡状態で含んでいる。
【0014】仕込原料のより特別な組成は、例えば下記
のものであってもよい。 イソブタン :15〜20重量% n−ブタン :7〜15重量% 1−ブテン :20〜25重量% イソブテン :<5重量% トランス−2−ブテン:25〜30重量% シス−2−ブテン :15〜20重量%。
【0015】本発明の方法において第一溶媒として用い
られる溶媒((S1)として示されるもの)は、先行出願の
ように、あらゆる選択される極性溶媒、すなわちこの溶
媒中ではブタンの揮発性がブテンより高い溶媒であって
もよい。非限定的な例として、モノメチルホルムアミド
(沸点=182 ℃)、ジメチルホルムアミド(沸点=153
℃)、ジエチルホルムアミド(沸点=177.5 ℃)、ジメ
チルアセトアミド(沸点=165 ℃)およびN−メチルピ
ロリドン(沸点=202 ℃)を挙げることができる。最も
多くの場合、ジメチルホルムアミドを用いる。
【0016】第二溶媒((S2)と示されているもの)とし
ては、本発明の方法において、第一溶媒の揮発性と、ブ
テンの揮発性との中間の揮発性を有し、かつブテンとは
共沸混合物を形成せず、かつ第一溶媒と混和しうる、大
気圧下で凝縮可能なあらゆる有機化合物を用いる。これ
は実際、脱着塔の底部で第一溶媒とともに形成する混合
物の沸騰温度が十分に低下されるのに十分なほど揮発性
のあるものでなければならないが、精製塔の出口での凝
縮が十分容易であるためには揮発性が高すぎるものであ
ってはならない。30〜80℃の範囲の沸騰温度は、本発明
の目的を達成するのに適切であるようである。非限定的
な例として、ヘキサン(沸点=68℃)、シクロヘキサン
(沸点=80℃)、ベンゼン(沸点=80℃)、メチル第三
ブチルエーテル(沸点=55℃)、これらの溶媒の混合
物、およびC5 またはC6 炭化水素留分(沸点=30〜70
℃)を挙げることができる。
【0017】本発明の方法は、添付図面に関連して、よ
り詳細に以下に記載される。この図面は、実施における
単純化された配列を表わしている。
【0018】例えば熱交換器(E2)を通って50〜70℃の温
度に予め再加熱された、処理される仕込原料を、管路
(1) を経て、4〜10バールの加圧(p1)下の抽出蒸溜塔(C
1)に導入する。
【0019】該圧力においてその沸騰温度より低い温度
の抽出溶媒は、管路(2) を経て、塔(C1)の上部に導入さ
れる。この溶媒の導入温度は例えば50〜90℃である。溶
媒の流量は、仕込原料の流量とは、3〜15 kg/kgの重量
比にあってもよい。
【0020】塔(C1)は、例えば底部温度90〜140 ℃で作
動する。頂部温度は、30〜70℃の値に定められる。
【0021】管路(3) を経て頂部から出る留出物は、主
としてイソブタンとn−ブタンとを含み、場合によって
はこの塔の調節によって、少量の1−ブテンとイソブテ
ンとを含む。留出物の1フラクションは、凝縮後、液体
還流物として、管路(4) を経て塔(C1)の方へ再送され
る。流出物の残部を、管路(5) を経て回収する。これ
は、例えばC4 プールに再送されてもよい。
【0022】実質的にブタンを含まない、塔(C1)の底部
から出る残渣は、管路(6) を経て圧力(p1)に近い圧力(p
2)で作動する脱着塔(C2)に送られる。同様に管路(7) を
経て、第二溶媒(S2)流を次のような量で塔(C2)に導入す
る。すなわち溶媒(S1)が有意に変質し始める温度より低
い、例えば150 〜170 ℃の底部温度を維持しつつ、温度
40〜60℃、圧力(p2)で塔(C2)の頂部においてブテンを回
収できるような量である。溶媒(S2)の量は、例えば(S1)
の量の15〜50重量%である。
【0023】溶媒(S2)は、場合によっては(8) におい
て、塔(C1)の残渣と混合されてもよい。その際混合物は
管路(9) を経て塔(C2)に導入される。
【0024】例えば少なくとも97重量%の純度で分離さ
れたブテンからなる、管路(10)を経て出る留出物は凝縮
され、管路(11)を経て、還流物として塔(C2)に一部再送
される。残部を管路(12)を経て回収する。
【0025】主として溶媒(S1)と(S2)との混合物からな
る、管路(13)を経て出る塔(C2)の残渣は、精製塔(C3)に
送られる。この塔は、約1バール、例えば1〜3バール
の圧力(p3)で、底部温度140 〜170 ℃〜頂部温度40〜60
℃で作動する。
【0026】管路(14)を経て塔(C3)の頂部から出る留出
物は、主として溶媒(S2)からなり、これは小さい割合の
溶媒(S1)を含んでいてもよい。これは凝縮され、一部、
還流物として、管路(15)を経て塔(C3)の方へ再送され
る。別の一部は、場合によって(16)に供給された後、管
路(7) を経て塔(C2)の補給物として送られるか、あるい
は(8) において、抽出蒸溜塔(C1)の底部のものと再混合
され、管路(9) を経て、脱着塔(C2)に補給される混合物
を構成する。
【0027】管路(17)を経て出る塔(C3)の底部残渣は、
ほぼ純粋な溶媒(S1)である。これは抽出蒸溜塔(C1)の方
へ再循環される。一般に150 〜170 ℃の温度で、この溶
媒(S1)流によって運ばれる熱エネルギーは、一部は熱交
換器(E1)を介して塔(C1)の底部を加熱するため、一部は
熱交換器(E2)を介して仕込原料をその泡立ち点まで再加
熱するために用いることができる。溶媒(S1)流は、熱交
換器(E3)を通ってさらに冷却され、その後ポンプ(P) お
よび管路(18)を経て塔(C1)に送られてもよい。溶媒の補
給は、管路(19)を経て実施されてもよい。
【0028】本発明の方法によって、主として用いられ
る溶媒(S1)の割合、および抽出蒸溜塔の効率(棚段の
数)に従って、例えば約97重量%、あるいは必要であれ
ばそれ以上の純度で、ブテンを得ることができる。
【0029】本明細書において、示されている圧力は絶
対圧力である。1バールは0.1 MPaであることを確認す
る。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の方法の実践的な実施例を示
す。
【0031】[実施例]処理される仕込原料は、表1の
第二欄に示された組成を有する炭化水素混合物である。
用いられる溶媒(S1)はジメチルホルムアミド(DMF) であ
る。溶媒(S2)はヘキサンである。用いられる塔は、下記
特徴を有する。抽出蒸溜塔(C1)は直径50 mm の鋼製の塔
であり、これは、排出口を備えた100段の穿孔棚段を備
えている。脱着塔(C2)は直径50 mm の鋼製の塔であり、
これは、排出口を備えた65段の穿孔棚段を備えている。
精製塔(C3)は、直径50 mm のガラス製の塔であり、これ
は、20段の棚段を備えている。
【0032】これらの塔の各々は、鋼製の塔については
熱補償(compensation thermique)によって、およびガラ
ス製の塔については熱遮断によって断熱されている。
【0033】塔(C1)には、流量435 g/h の仕込原料が、
52℃の温度で、62段目の棚段のレベル(棚段は上から下
へ数えられる)に供給される。
【0034】この塔には、10段目の棚段のレベルに、溶
媒のジメチルホルムアミドが、温度65℃、流量2770 g/h
で供給される。
【0035】圧力は5.6 バールに定められ、還流比は7.
25であり、塔は129 g/h の留出物を与えるように調節さ
れる。生成された留出物の組成は、表1の第三欄に示さ
れている。
【0036】塔(C2)には、塔(C1)の残渣3076 g/hと、塔
(C3)の凝縮留出物947 g/h との混合物が供給される。こ
れの組成は、表1の第五欄に示されている。
【0037】圧力は5バールに定められ、還流比は1.1
であり、塔は307 g/h の留出物を与えるように調節され
る。
【0038】精製ブテンからなる、生成された留出物の
組成は、表1の第四欄に示されている。
【0039】塔(C3)には、8段目の棚段のレベルに、塔
(C2)の残渣が3716 g/hの割合で供給される。
【0040】この塔は、大気圧下、還流比1で作動す
る。留出物は、947 g/h の流量で抜出され、前記のよう
に塔(C2)に再循環される。ほぼ純粋なDMF からなる残渣
は、塔(C1)に再循環される。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明のブタンとブテンとの分離方法に
よると、約97重量%以上の純度で、ブテンを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を示す工程図である。
【符号の説明】
(C1)…抽出蒸溜塔 (C2)…脱着塔 (C3)…精製塔 (E1)(E2)(E3)…熱交換器 (P) …ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−65227(JP,A) 特開 昭58−65228(JP,A) 仏国特許出願公開2520356(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 7/04 - 7/08 C07C 7/10 C07C 11/08 WPIDS(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブタンとブテンとを含む仕込原料から
    の、ブタンとブテンとの分離方法であって、前記仕込原
    料を加圧抽出蒸溜塔へ導入し、この塔において、この仕
    込原料と極性の第一溶媒(S1)とを接触させるが、この中
    ではブタンの揮発性の方がブテンより高く、頂部から出
    る留出物が主としてブタンからなるものである方法にお
    いて、前記方法は、主に溶媒(S1)とブテンとを含む、前
    記抽出蒸溜塔の底部で回収される残渣を、前記第一溶媒
    (S1)の揮発性とブテンの揮発性との中間の揮発性を有
    し、ブテンとは共沸混合物を形成せず、かつ前記第一溶
    媒(S1)と混和しうる第二溶媒(S2)とともに、加圧脱着塔
    へ送り、頂部から出る留出物は、主としてブテンからな
    り、溶媒(S1)と溶媒(S2)との混合物からなる残渣を、大
    気圧に近い圧力の分離塔へ送り、この塔の頂部から出る
    留出物は、主として前記溶媒(S2)からなり、これは脱着
    塔の方へ再循環され、底部残渣はほぼ純粋な前記溶媒(S
    1)からなり、これは抽出蒸溜塔の方へ再循環されること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第一極性溶媒(S1)が、モノメチルホ
    ルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムア
    ミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリド
    ンから選ばれることを特徴とする、請求項1による方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第二溶媒(S2)の沸騰温度が30〜80℃
    であることを特徴とする、請求項1または2による方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第二溶媒(S2)が、ヘキサン、シクロ
    ヘキサン、ベンゼン、メチル第三ブチルエーテル、およ
    びC5 またはC6 炭化水素留分から選ばれることを特徴
    とする、請求項1〜3のうちの1つによる方法。
  5. 【請求項5】 抽出蒸溜塔が、4〜10バールの圧力で作
    動し、溶媒(S1)が、前記抽出蒸溜塔の上部へ、前記仕込
    原料の流量との重量比が3〜15である流量で導入され、
    塔の底部温度が90〜140 ℃であり、頂部温度が30〜70℃
    であることを特徴とする、請求項1〜4のうちの1つに
    よる方法。
  6. 【請求項6】 溶媒(S2)が、溶媒(S1)の流量に対して、
    15〜50%の流量で脱着塔へ導入され、前記脱着塔の圧力
    が4〜10バールであり、底部温度が150 〜170 ℃であ
    り、頂部温度が40〜60℃であることを特徴とする、請求
    項1〜5のうちの1つによる方法。
  7. 【請求項7】 精製塔の圧力が約1バールであり、底部
    温度が140 〜170 ℃であり、頂部温度が30〜100 ℃であ
    ることを特徴とする、請求項1〜6のうちの1つによる
    方法。
  8. 【請求項8】 純度が少なくとも97重量%のブテン混合
    物が得られることを特徴とする、請求項1〜7のうちの
    1つによる方法。
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